JP2003132752A - スイッチ接点構造 - Google Patents

スイッチ接点構造

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JP2003132752A
JP2003132752A JP2001323934A JP2001323934A JP2003132752A JP 2003132752 A JP2003132752 A JP 2003132752A JP 2001323934 A JP2001323934 A JP 2001323934A JP 2001323934 A JP2001323934 A JP 2001323934A JP 2003132752 A JP2003132752 A JP 2003132752A
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movable
switch
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Toshiya Otani
敏也 大谷
Takeshi Shibata
毅 柴田
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Niles Parts Co Ltd
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Niles Parts Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
    • B60Q1/14Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights having dimming means
    • B60Q1/1446Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights having dimming means controlled by mechanically actuated switches
    • B60Q1/1453Hand actuated switches
    • B60Q1/1461Multifunction switches for dimming headlights and controlling additional devices, e.g. for controlling direction indicating lights
    • B60Q1/1469Multifunction switches for dimming headlights and controlling additional devices, e.g. for controlling direction indicating lights controlled by or attached to a single lever, e.g. steering column stalk switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/12Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
    • H01H1/36Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by sliding
    • H01H1/40Contact mounted so that its contact-making surface is flush with adjoining insulation
    • H01H1/403Contacts forming part of a printed circuit
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01H15/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for actuation in opposite directions, e.g. slide switch
    • H01H15/02Details
    • H01H15/06Movable parts; Contacts mounted thereon
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H11/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
    • H01H11/04Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches of switch contacts
    • H01H11/06Fixing of contacts to carrier ; Fixing of contacts to insulating carrier
    • H01H2011/065Fixing of contacts to carrier ; Fixing of contacts to insulating carrier by plating metal or conductive rubber on insulating substrate, e.g. Molded Interconnect Devices [MID]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を少なくして組み付け、部品管理を
容易とし、且つ可動子のがたつきを確実に抑制すること
を可能とする。 【解決手段】 基板63及び基板63に沿って移動可能
に配置された可動子67と、基板63に取り付けられた
固定接点89及び可動子67に取り付けられた可動接点
を備え、可動子67が基板63に沿って移動することに
より、可動接点が固定接点89に対し接離するスイッチ
接点構造において、可動子67に、樹脂で一体に形成さ
れて可動子67を基板63へ向けて付勢する樹脂ばね部
107を設けると共に、基板63に対向する面に可動接
点をメッキ又は印刷したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ接点構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスイッチ接点構造として
は、例えば図9,図10に示すものや、特開平11−2
50772号公報に示された図11に示すようなものが
ある。まず、図9のように基板201に複数の固定接点
202が設けられ、該基板201に沿って可動子203
が矢印G,H方向へ移動可能に配置されている。
【0003】前記可動子203には、前記固定接点20
3に対応して複数の可動接点205が設けられている。
この可動接点205は、前記可動子203に支持された
弾性アーム207の先端に湾曲状の接点部209を備え
たものである。
【0004】前記可動子203には、係合部211が設
けられ、仕切壁213の長孔215から上方に突設され
ている。この係合部211に操作杆が係合して、操作杆
の作動に可動子203が連動し、基板201上を矢印
G、H方向に直線移動することができる。この可動子2
03の直線移動によって、前記可動接点205の接点部
209が基板201側の固定接点202に対し所定の状
態で接離し、導通、非導通の状態を作り出すことができ
る。
【0005】そして、導電性金属板ばね材で成る前記弾
性アーム207の弾性により前記接点部209を前記固
定接点202に対し弾接させることができ、接点圧を良
好に保つことが可能となっている。さらに前記弾性アー
ム207によって、前記可動子203を仕切壁213側
へ押し付けることになり、可動子203のがたつきを抑
制することができる。
【0006】また図11に示すものでは、可動子203
の凹部217内に可動接点219が接点ばね221を介
して収納された構成となっている。従って、図11の場
合でも接点ばね221の弾撥力によって可動接点219
を前記固定接点202に弾接させることができると共
に、可動子203を仕切壁213側へ押し付け、可動子
203のガタツキを抑制することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
9,図10あるいは図11のいずれの場合においても、
樹脂製の可動子203に対し別体の可動接点205ある
いは可動接点219、接点ばね221を備えているた
め、部品点数が多くなり組み付け、部品管理が極めて煩
雑なものとなっていた。
【0008】また図10のような可動接点205の場合
には、弾性アーム207が可動子203に対し斜めに配
置されているため、可動子203に対する弾撥力が偏っ
たものとなり、可動子203のがたつきを十分に抑制す
るには問題があった。
【0009】さらに図11に示すものでは、両側の接点
ばね221によってバランスのとれた弾撥力を可動子2
03に付与することはできるが、接点ばね221等の個
数が著しく多くなり、組み付け、部品管理が極めて煩雑
であるという問題がある。その上、可動接点205を可
動子203に組み付けるときに、可動接点205が可動
子203から脱落し易かった。
【0010】また、図10のものでは別体の可動接点2
05を可動子203に取り付け、図11のものでは別体
の可動接点219及び接点ばね221を可動子203に
取り付けているため、組み付け時には、可動接点219
及び接点ばね211が脱落し易く、また作動時には、可
動子203ががたつきを起こし易くなるという問題があ
る。
【0011】本発明は、部品点数を少なくして、組み付
け、部品管理を容易とし、且つ可動子のがたつきを確実
に抑制することのできるスイッチ接点構造の提供を課題
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
及び該基板に沿って移動可能に配置された可動子と、前
記基板に取り付けられた固定接点及び前記可動子に取り
付けられた可動接点を備え、前記可動子が前記基板に沿
って移動することにより、前記可動接点が前記固定接点
に対し接離するスイッチ接点構造において、前記可動子
に、樹脂で一体に形成されて前記可動接点を前記基板へ
向けて付勢する樹脂ばね部を設けると共に、前記基板に
対向する面に前記可動接点をメッキ又は印刷したことを
特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、基板及び該基板に沿っ
て移動可能に配置された可動子と、前記基板に取り付け
られた固定接点及び前記可動子に取り付けられた可動接
点を備え、前記可動子が前記基板に沿って移動すること
により、前記可動接点が前記固定接点に対し接離するス
イッチ接点構造において、前記可動子に、樹脂で一体に
形成されて前記可動接点を前記基板へ向けて付勢する樹
脂ばね部を設けると共に、該樹脂ばね部の前記基板に対
向する面に前記可動接点をメッキ又は印刷したことを特
徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項2記載のスイッ
チ接点構造であって、前記可動子は連動用の係合部を有
する基部と、該基部に一体成形された断面略菱形の樹脂
ばね部とを備え、該樹脂ばね部の断面略菱形の頂部に前
記可動接点をメッキ又は印刷したことを特徴とする。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明では、基板及び該基板に
沿って移動可能に配置された可動盤と、前記基板に取り
付けられた固定接点及び前記可動盤に取り付けられた可
動接点とを備え、前記可動盤が前記基板に沿って移動す
ることにより、前記可動接点を前記固定接点に対し接離
させることができる。
【0016】そして、前記可動子に、樹脂で一体に形成
されて該可動子を前記基板へ向けて付勢する樹脂ばね部
を設けると共に、前記基板に対向する面に前記可動接点
をメッキ又は印刷したため、固定接点に可動接点を弾接
させるための別部材の接点ばねが不要となり、部品点数
を少なくして組み付け、部品管理を容易に行うことがで
き、コスト低減を図ることができる。
【0017】また、可動接点を固定接点に確実に弾接さ
せることができ、確実な接触により接点不良を確実に抑
制することができる。さらに、前記可動子に樹脂ばね部
を一体に設けたため、組み付け時にばね部材が脱落する
ことを防止することができると共に、該可動子のがたつ
き発生を確実に抑制することができる。
【0018】請求項2の発明では、基板及び該基板に沿
って移動可能に配置された可動盤と、前記基板に取り付
けられた固定接点及び前記可動盤に取り付けられた可動
接点とを備え、前記可動盤が前記基板に沿って移動する
ことにより、前記可動接点を前記固定接点に対し接離さ
せることができる。
【0019】そして、前記可動子に、樹脂で一体に形成
されて該可動子を前記基板へ向けて付勢する樹脂ばね部
を設けると共に、該樹脂ばね部の前記基板に対向する面
に前記可動接点をメッキ又は印刷したため、固定接点に
可動接点を弾接させるための別部材の接点ばねが不要と
なり、部品点数を少なくし、組み付け、部品管理を容易
に行うことができ、コスト低減を図ることができる。
【0020】また、樹脂ばね部の前記基板に対向する面
に前記可動接点をメッキ又は印刷したため、可動接点を
固定接点に確実に弾接させることができ、確実な接触に
より接点不良を確実に抑制することができる。さらに、
可動子に樹脂ばね部を一体に設けたため、可動子のがた
つき発生を確実に抑制することができる。
【0021】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、前記可動子は連動用の係合部を有する基部
と、該基部に一体成形された断面略菱形の樹脂ばね部と
を備え、該樹脂ばね部の断面略菱形の頂部に前記可動接
点をメッキ又は印刷したため、断面略菱形の樹脂ばね部
によるバランスのとれた弾性力により、可動接点を固定
接点により確実に弾接させることができ、確実な接点圧
により接点不良をより確実に抑制することができる。さ
らに、樹脂ばね部はバランスのとれた弾性力を発生させ
ることができるため、可動子のがたつきをより確実に抑
制することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明のスイッチ接点構造
を適用した自動車用コンビネーションスイッチの分解斜
視図を示し、図2は第1のレバースイッチの断面図を示
している。
【0023】まず、図1のように自動車用コンビネーシ
ョンスイッチ1は、ボディ3と、第1,第2のレバース
イッチ5,7とを備えている。前記ボディ3は、ステア
リングコラム9のブラケット11に係止され、止めねじ
13でねじ止めされている。前記ボディ3は、キャンセ
ルピンP及びステアリングホイールの下面に係合する突
起15を有しステアリングシャフト16と共に回転する
円筒管17を回転自在に軸支している。このボディ3に
対し、右側に前記第1のレバースイッチ5が差し込み装
着され、左側に前記第2のレバースイッチ7が差し込み
装着されている。
【0024】前記第1のレバースイッチ5は、例えばタ
ーンシグナルスイッチ、パッシングスイッチ、メイン・
ディマ切換スイッチ及び前照灯スイッチの機能を備えて
いる。この第1のレバースイッチ5は、スイッチ部19
と、操作レバー部21とからなっている。前記スイッチ
部19は、前記ボディ3に前記のように差し込み装着さ
れている。前記操作レバー部21は、図1において先端
に第1回転ノブ23を備え、矢印A,Bの前後方向,同
C,Dの上下方向へ揺動自在となっている。
【0025】この第1のレバースイッチ5は、前記操作
レバー部21を矢印A又はBの前後方向に操作すると、
方向指示灯が点滅するターンシグナルスイッチの機能を
有する。また、前記操作レバー部21を矢印Cの上限ま
で操作すると、前照灯が一時的に点灯するパッシングス
イッチの機能を有する。前記操作レバー部21を矢印C
又はDの上下方向に通常操作すると、前照灯のメイン・
ディマの切り換えを行うメイン・ディマスイッチの機能
を有する。前記操作レバー部21は、前記第1回転ノブ
23を矢印E,F方向に回転操作することで前照灯とス
モールランプを点灯、消灯させる前照灯スイッチの機能
を有する。
【0026】前記第2のレバースイッチ7は、スイッチ
部25と操作レバー部27とを備えている。前記スイッ
チ部25は前記ボディ3に対し前記のように差し込み装
着されている。前記操作レバー部27は、ワイパー、ウ
オッシャスイッチの機能を有し、前記操作レバー部21
と同様に前後上下に操作でき、先端部に回転ノブ29を
備え、ワイパーボリュームの調整機能を備えている。
【0027】図2のように、前記第1回転ノブ23は、
前記操作レバー部21内を貫通する中空の第1レバーシ
ャフト31に回動自在に挿入された第2レバーシャフト
35の一端に取り付けられ、該第2レバーシャフト35
の他端側に第1操作杆33を嵌着している。前記第1レ
バーシャフト31には、前記操作レバー部21と一体的
な第1固定ノブ24aと第2固定ノブ24bとが装着さ
れ、第2回転ノブ22が回動可能に設けられている。前
記第2固定ノブ24bの第2回転ノブ22との対向面に
は、該第2回転ノブ22に設けられた可動接点が接触す
る固定接点を有した基板が嵌着されている。該基板に
は、フォグランプ等の車体側に設置した電気回路に接続
するためのハーネス26が半田付けされている。この第
1レバーシャフト31には、前記第1操作杆33を挿入
する貫通孔37が穿設され、該貫通孔37が直交する方
向の左右側面に軸59が突設されている。
【0028】前記第1レバーシャフト31の他端側に
は、節度体支持筒39が設けられ、節度ばね41及び節
度体43が収容されている。前記節度体支持筒39の左
右側面には、L字型のリンク材で成る第2操作杆45の
一端が回動自在に連結されている。該第2操作杆45
は、中央部が可動体53の内側天井面から垂下した軸支
片53aに回動自在に軸支され、他端には第2可動子6
9が連結されている。該第2操作杆45は、操作レバー
部21を矢印C,D方向に揺動操作すると、中央の軸部
を中心に回動し、他端に連結した第2可動子69がレバ
ー比により拡大されて大きく直線移動する。
【0029】前記スイッチ部19は、ケース47と該ケ
ース47の上側開口端に嵌着される蓋部材49とを備え
ている。前記ケース47内には、底部側に仕切壁51が
設けられ、該仕切壁51の上部側に可動体53が配置さ
れている。この可動体53は、上端の軸55が前記蓋部
材49に回転自在に軸支され、V字状のカム面で構成さ
れた節度溝57が形成されている。この可動体53に対
し、前記操作レバー部21が軸59によって回転自在に
支持され、前記節度溝57に前記節度体43が弾接して
いる。前記可動体53には、第3操作杆61が設けられ
ている。該可動体53のステアリングシャフト16側の
面の左右には、操作レバー21を左右の方向指示位置に
支持する節度部材が設けられている。
【0030】前記仕切壁51の下側には、基板63が配
置されている。前記基板63の上面側には、複数の後述
する固定接点が設けられている。前記基板63の下面側
にはダイオードが実装され、この基板63の端部にはコ
ネクタ端子65が設けられている。このコネクタ端子6
5は、前記基板51に取り付けられたフード66内に突
設されている。前記基板51の下側には、該基板51を
覆って保護し、且つブーツ47bを一体形成したカバー
47aを設けている。
【0031】前記仕切壁51の下側において、前記基板
63上には第1可動子67、第2可動子69、第3可動
子71が配置されている。第1,第3可動子67,71
は図2において紙面直交方向に直線移動可能に配置さ
れ、前記第2可動子69は図2において左右方向に直線
移動可能に配置されている。
【0032】前記第1可動子67の直線移動によって前
照灯が点灯、消灯され、第2可動子69の直線移動によ
ってメイン、ディマの切り換え及びパッシングが行わ
れ、前記第3可動子71の直線移動によって方向指示灯
を点滅させる構成となっている。
【0033】この第1,第2,第3可動子67,69,
71を前記直線移動させるために、第1,第3可動子6
7,71には係合部73,75が設けられ、第2可動子
69には穴部77が設けられている。前記係合部73に
は前記第1操作杆33が、前記係合部75には前記第3
操作杆61が、前記穴部77には前記第2操作杆45が
それぞれ係合している。
【0034】前記ケース47と蓋部材49との間には、
キャンセルカム79が配置され、該キャンセルカム79
の上下の軸81が前記蓋部材49及び可動体53に遊嵌
して回転可能に支持されている。このキャンセルカム7
9は、前記蓋部材49に両端が保持された板ばね83に
よって、図2の左方向に付勢されている。前記キャンセ
ルカム79の後方側(図2の右側)には、前記可動体5
3上に載置されたカムガイド85が配置されている。こ
のカムガイド85は、前記可動体53との間に配置され
たコイルスプリング87によって、前記キャンセルカム
79側に付勢されている。
【0035】これらキャンセルカム79、板ばね83、
カムガイド85、コイルスプリング87及び図1のキャ
ンセルピンPの協働によって、操作レバー部21を図1
の矢印A,B方向へ操作してターンシグナルの動作指示
を行った後、ステアリングホイールを戻すと操作レバー
部21は自動的に中立位置へ復帰され、またステアリン
グホイールの操作に拘わらず操作レバー部21を運転者
の強制的な操作によってターンシグナルの動作指示の状
態に維持することができる。
【0036】そして、前記操作レバー部21を図1の例
えば矢印A又はB方向へ操作すると、図2において前記
操作レバー部21は、軸55を中心にして可動体53と
共に紙面直交方向へ回動する。この回動によって、第3
操作杆61、係合部75を介して、第3可動子71が紙
面直交方向へ直線移動し、第3可動子71の可動接点が
基板63側の固定接点に接触して左折又は右折の方向指
示灯を点滅させることができる。
【0037】前記操作レバー部21を図1の矢印C又は
D方向に操作すると、図2において前記操作レバー部2
1が軸59を中心に上下方向に回動し、第2操作杆45
を介し第2可動子69を左右方向へ直線移動させること
ができる。この第2可動子69の直線移動によって、第
2可動子69の可動接点が基板63側の固定接点に接触
し、メイン、ディマの切り換え及びパッシングを行わせ
ることができる。
【0038】前記第1回転ノブ23を図1の矢印E,F
方向に回転操作すると、図2において前記第1レバーシ
ャフト31を介し、第1操作杆33が紙面直交方向に回
動し、係合部73を介して第1可動子67を紙面直交方
向へ直線移動させることができる。これによって、第1
可動子67の可動接点が基板63側の固定接点に対し所
定の状態で接触、離反し、前照灯及び車幅灯を点灯、消
灯させることができる。
【0039】ここで、前記第1可動子67の構造を図
3,図4をも用いて更に説明する。図3は前記基板63
と前記第1可動子67との関係を分解して示す斜視図、
図4は第1可動子67の一部破断側面図である。
【0040】図3、図4のように、前記基板63上には
固定接点89が複数設けられている。この固定接点89
は、前記第1可動子67が接離する固定接点89aと、
前記第2可動子69が接離する固定接点89bと、前記
第3可動子71が接離する固定接点89cとから成って
いる。
【0041】前記第1可動子67は、前記固定接点89
に対し図3、図4の矢印G,H方向に直線移動するよう
に配置されている。この第1可動子67は、全体が樹脂
によって形成され、ベース91の上面両縁に摺接用の突
条部92a,92bが設けられている。前記係合部73
は、前記ベース91上に上方へ突設した係合壁93a,
93b間にU字状の係合溝95を設けて構成している。
この係合部73は、前記仕切壁51に貫通形成された長
孔97(図2)から仕切壁51上に突出している。第1
可動子67は、突条部92a、92bを前記長孔97に
挿入したことで、該長孔97に案内されて矢印G,H方
向にのみ直線移動する。
【0042】前記ベース91の中間部には、スライド部
99が設けられている。このスライド部99の両端10
1a,101bは、第1可動子67のがた付きを少なく
するためにベース91から矢印G,Hの移動方向に突出
して両者間の距離を長くし、且つ摺動摩擦を低減するた
めに円形状断面に肥大して形成されている。前記スライ
ド部99は、前記仕切壁53に前記G,H方向に長く形
成されたガイド溝103に嵌合し、その両端101a,
101bがガイド溝103にガイドされている。すなわ
ち、スライド部99は、前記肥大した両端101a,1
01bによって、前記ガイド溝103にがたつきなく円
滑にスライドガイドされる構造となっている。第1可動
子67は、前記突条部92a,92bと長孔97との係
合、及びスライド部99とガイド溝103との係合の2
カ所でガイドされる。前記第1可動子67のスライド方
向に直交する両端には、規制突部105a,105bが
基板63の盤面に向けて突出して設けられている。
【0043】前記規制突部105a,105b間におい
て、前記ベース91の下面には、樹脂ばね部107が前
記第1可動子67と共に樹脂によって一体に形成されて
いる。各樹脂ばね部107は、第1可動子67の矢印
G,Hの移動方向に沿って形成したそれぞれ上下の薄板
状のアーム109a,109bと、該アーム109a,
109b間を連結する連結部111によって断面略菱形
の対称形状に形成された6つの弾性部を下端に設けた接
点指示部113で連結することにより、各樹脂ばね部1
07が一体となって上下方向にのみ弾性変形し易い構造
になっている。
【0044】前記樹脂ばね部107の下端である頂部に
は、第1可動子67の矢印G,Hの移動方向に直交する
方向に形成した接点支持部113が設けられている。こ
の接点支持部113は、各樹脂ばね部107の頂部を連
結するように前記ベース91の長さと同等に長く形成さ
れた略棒状のもので、下側の基板67との接触面を曲面
状に形成して摺動性を向上させている。各樹脂ばね部1
07を接点支持部113で連結したことで各樹脂ばね部
107が第1可動子67の矢印G,Hの移動方向に直交
する方向に弾性変形することを抑制して、可動接点11
5が所定外の固定接点89aに接触して接点不良を起こ
すことを防止する。
【0045】前記接点支持部113には、前記樹脂ばね
部107の基板63に対向する面、すなわち樹脂ばね部
107の断面略菱形の頂部の接点支持部113の下面に
渡って固定接点89aの対応部位に可動接点115が設
けられている。この可動接点115は、メッキ又は印刷
によって形成されている。メッキの場合には、例えば3
次元設計回路MID(Molded Intercon
nect Device)と同様な方法、あるいはメッ
キ等が用いられている。
【0046】この第1可動子67が図2のように組み付
けられると、ベース91が仕切壁51の下面に当接して
規制され、樹脂ばね部107が撓んで弾撥力を発揮し、
接点支持部113の可動接点115が前記基板63上に
弾接する状態となる。このとき対称形状の断面略菱形で
成る複数の樹脂ばね部107によって接点支持部113
の各々の前記可動接点115を基板63上に対しバラン
スのとれた接点圧で接触させることができる。また、前
記ベース91の突条部92a,92bを、前記仕切壁5
1の下面側にバランスよく摺接させることができる。
【0047】従って、可動接点115の固定接点89a
に対する接触を確実に行わせることができ、接点不良を
確実に抑制することができる。また、ベース部91に対
するバランスのとれた弾撥力付与によって、可動子67
のがたつきを確実に抑制することができる。さらに、前
記可動接点115をメッキ又は印刷したため、固定接点
89aに可動接点115を弾接させるための別部材の接
点及び接点ばねが不要となり、部品点数を少なくして組
み付け、部品管理を極めて容易に行うことができ、コス
ト低減を図ることができる。
【0048】また、前記のように、バランスのとれた弾
撥力を発生させる場合でも、可動子67と一体の樹脂ば
ね部107で発生させることができるため、従来のよう
にバランス方向に接点ばねを複数配置する必要が無くな
り、部品点数の増加を確実に抑制することができる。
【0049】さらに、樹脂ばね部107を前記のように
各固定接点89aに対応して複数箇所に設ける場合で
も、部品点数の増加はなく、かかる点においても組み付
け、部品管理が極めて容易となる。 (第2実施形態)図5は本発明の第2実施形態に係り、
第1可動子67Aの断面図である。この図5のように、
本実施形態では、第1可動子67Aのベース部91Aの
下面に一体に設けられた樹脂ばね部107Aを、矢印
G、Hの移動方向前後に拡がる弾性脚117a,117
bで構成したものである。該弾性脚117a,117b
は、第1可動子67Aの下面に、該第1可動子67Aの
中心線を中心として左右対称に湾曲状に形成されると共
に、該弾性脚117a,117bの弾力を同一にして第
1可動子67Aが傾かないように形成している。該弾性
脚117a,117bは、第1可動子67Aが移動する
矢印G及びH方向に向けて略ハ字状に開き、且つ円弧状
に形成した板状のもので成っている。これにより、弾性
脚117a,117bは、上下方向に弾性を有し、接点
圧用の接点ばねの機能を有している。左右の各弾性脚1
17a、117bは、1つずつまたは複数ずつで成り、
下側の摺動面に所望数の固定接点89aが設けられてい
る。この弾性脚117a,117bは、第1実施形態と
同様に各固定接点89aに対応して、例えば、紙面直交
方向に6箇所に可動接点119が設けられている。この
弾性脚117a,117bの基板63に対向する面であ
る下面に、可動接点119が前記同様メッキ又は印刷に
よって形成されている。
【0050】従って、本実施形態においても、第1実施
形態とほぼ同様な作用効果を奏することができる。また
本実施形態においては、樹脂ばね部107Aが一対の弾
性脚117a,117bで形成されているため、接点圧
用のばね部材や該ばね部材を保持するためのものが不要
で構造がより簡単となり、製造が容易で安価に製造する
ことができる。 (第3実施形態)図6は本発明の第3実施形態に係り、
第1可動子67Bの断面図を示している。この図6のよ
うに、本実施形態では、第1可動子67Bのベース部9
1Bの上面側に、樹脂ばね部107Bを一体に設けたも
のである。この樹脂ばね部107Bは、第1可動子67
Bが移動する矢印G,H方向に湾曲した一対の対称な弾
性アーム121a,121bで構成されている。この弾
性アーム121a,121bは、先端に球状部分を一体
形成し、該球状部分が前記仕切壁51の下面に弾接され
ている。各左右の弾性アーム121a,121bは、1
つずつでも複数ずつでも良く、その本数は特に限定しな
い。また、前記ベース部91Bの前記基板63に対向す
る面には、所望数の可動接点123が前記同様メッキ又
は印刷によって形成されている。この可動接点123
は、第1可動子67の下面に形成した基板63摺動用の
凸部の表面に付設した箇所が固定接点との接触部分にな
る。
【0051】前記樹脂ばね部117Bの弾性アーム12
1a,121bは、可動接点123が基板63上の固定
接点89aに接触する部分において、その直上にそれぞ
れ設けられており、弾性アーム121a,121bの弾
撥力によって可動接点123を固定接点89aに確実に
弾接させることができる。但し、樹脂ばね部107B
は、前記のように固定接点89aの並設数に応じて備え
る必要はなく、ベース部91Bの紙面直交方向両端部に
それぞれ備える構成にすることも可能である。
【0052】従って、本実施形態においても、上記実施
形態とほぼ同様な作用効果を奏することができる。また
本実施形態では、弾性アーム121a,121bの数を
減らすことも可能であり、構造をより簡単にすることが
できる。 (第4実施形態)図7,図8は本発明の第4実施形態に
係り、図7は可動子の断面図、図8は同側面図である。
本実施形態では、第1可動子67Cに、樹脂ばね部10
7Cが例えば4箇所に樹脂で一体に形成されている。こ
の樹脂ばね部107Cは、前記ベース部91Cの矢印
G、H方向の両側において、上下のアーム123a,1
23bとを突出形状に連結し、かつアーム123b間を
底辺部123cで連結し、該底辺部123cとアーム1
23bとの間に、それぞれ円弧形状の突部123dを設
けたものである。そして、前記基板63に対向する面で
ある突部123dの下面を含めて、可動接点125が形
成され、凸部123dにメッキした可動接点125のみ
が基板63の盤面及び固定接点に摺接する。
【0053】従って、本実施形態においても上記実施形
態とほぼ同様な作用効果を奏することができる。また、
本実施形態では、樹脂ばね部107cの各アーム123
a,123bにおいて、各アーム123a、123bを
外側に向けてく字状に突出させて形成したことにより、
第1可動子67Cが上側から押圧されると各アーム12
3a,123bが折り畳むように変形し、各突部123
dにバランスの良い弾撥力を付与することができ、突部
123dの部分において可動接点125を基板63上に
確実に接触させることができる。しかも、両側のアーム
123a、123bのそれぞれにおいて、ベース部91
Cにバランスのよい弾撥力を付与することができ、ベー
ス部91Cのがたつきをより確実に抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用した自動車用コンビ
ネーションスイッチの全体分解斜視図である。
【図2】一実施形態に係り、第1のレバースイッチの断
面図である。
【図3】一実施形態に係り、第1可動子と基板との関係
の分解斜視図である。
【図4】第1実施形態に係り、第1可動子の断面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態に係り、第1可動子の断
面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係り、第1可動子の断
面図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係り、第1可動子の断
面図である。
【図8】第4実施形態に係り、第1可動子の側面図であ
る。
【図9】従来例に係り、可動子と基板との関係の分解斜
視図である。
【図10】従来例に係り、可動子周辺の断面図である。
【図11】他の従来例に係り、可動子周辺の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 自動車用コンビネーションスイッチ 5 第1のレバースイッチ 63 基板 67,67A,67B,67C 第1可動子(可動子) 89 固定接点 115,119,123,125 可動接点 107,107A,107B,107C 樹脂ばね部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板及び該基板に沿って移動可能に配置
    された可動子と、 前記基板に取り付けられた固定接点及び前記可動子に取
    り付けられた可動接点を備え、 前記可動子が前記基板に沿って移動することにより、前
    記可動接点が前記固定接点に対し接離するスイッチ接点
    構造において、 前記可動子に、樹脂で一体に形成されて前記可動接点を
    前記基板へ向けて付勢する樹脂ばね部を設けると共に、
    前記基板に対向する面に前記可動接点をメッキ又は印刷
    したことを特徴とするスイッチ接点構造。
  2. 【請求項2】 基板及び該基板に沿って移動可能に配置
    された可動子と、 前記基板に取り付けられた固定接点及び前記可動子に取
    り付けられた可動接点を備え、 前記可動子が前記基板に沿って移動することにより、前
    記可動接点が前記固定接点に対し接離するスイッチ接点
    構造において、 前記可動子に、樹脂で一体に形成されて前記可動接点を
    前記基板へ向けて付勢する樹脂ばね部を設けると共に、
    該樹脂ばね部の前記基板に対向する面に前記可動接点を
    メッキ又は印刷したことを特徴とするスイッチ接点構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のスイッチ接点構造であっ
    て、 前記可動子は連動用の係合部を有する基部と、該基部に
    一体成形された断面略菱形の樹脂ばね部とを備え、該樹
    脂ばね部の断面略菱形の頂部に前記可動接点をメッキ又
    は印刷したことを特徴とするスイッチ接点構造。
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