JPH10105131A - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置の駆動方法

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JPH10105131A
JPH10105131A JP26321496A JP26321496A JPH10105131A JP H10105131 A JPH10105131 A JP H10105131A JP 26321496 A JP26321496 A JP 26321496A JP 26321496 A JP26321496 A JP 26321496A JP H10105131 A JPH10105131 A JP H10105131A
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data
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electrode driver
driving
data electrode
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JP26321496A
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Susumu Ueda
進 植田
Shigeo Tatsugami
重夫 龍神
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産原価および生産工程を増加させることな
く、大画面および高精細の表示を行うことができる液晶
表示装置の駆動方法を提供する。 【解決手段】 データ電極Sを駆動するデータ電極ドラ
イバ63には、2本のデータバス66a,66bを介し
てビデオコントローラ65から表示データD1,D2が
供給される。表示データD1,D2が並列にデータ電極
ドライバ63に供給されるので、データ電極ドライバ6
3に1水平ライン分の表示データを供給するのに要する
時間を短くすることができ、大画面および高精細の表示
を良好に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示データをサン
プリングして、液晶表示パネルの画面に表示する液晶表
示装置の駆動方法に関し、特に高速なサンプリング処理
を必要とする大画面、高精細の表示を行う液晶表示装置
の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置などの発展に伴って、表示
装置の大画面化および高精細化が進んでおり、マトリク
ス型の表示装置においても大画面化および高精細化が進
められている。一般的に表示装置は、人間の目の残像効
果を利用して表示が行われており、毎秒60フレームの
書換えが必要とされる。したがって、大画面化および高
精細化を進める場合、1ピクセルあたりのデータ転送速
度を高速にしなければならないという問題がある。
【0003】この問題を解決するために、表示パネルを
複数のブロックに分割し、各ブロックをそれぞれ対応す
るドライバで駆動する方法が行われている。図10は、
表示パネル分割方式における表示パネルの構成例を示
す。
【0004】(1)では表示パネル1を上下方向に2分
割している。このようにパネルを2分割して表示パネル
を駆動する表示装置についての先行技術は、特開平5−
210359号公報に開示されている。表示パネル1
は、分割画面2,3としてパネルの上下に分割されてい
る。表示パネル1の分割画面2は、データ電極ドライバ
4および走査電極ドライバ5によって駆動される。分割
画面3は、データ電極ドライバ6および走査電極ドライ
バ7によって駆動される。分割画面2,3のそれぞれに
電極ドライバ4,5;6,7が設けられており、分割画
面2,3はそれぞれ独立かつ並列に駆動される。
【0005】(2)では表示パネル11を上下左右に4
分割している。4分割された各分割画面12〜15に対
して、データ電極ドライバ16,18,20,22およ
び走査電極ドライバ17,19,21,23が設けられ
ている。各電極ドライバ16〜23によって、分割画面
12〜15がそれぞれ独立かつ並列に駆動される。さら
に表示パネルを分割した例として、(3)では表示パネ
ル31を8分割している。8分割された分割画面32〜
39に対しても、分割画面2,3などと同様に各画面に
データ電極ドライバおよび走査電極ドライバが対応付け
てそれぞれ設けられ、独立かつ並列に駆動される。
【0006】表示パネルを複数のブロック毎に独立して
駆動することによって、表示パネル全体としては大画
面、高精細であるけれども、分割した画面それぞれは小
画面、低精細の画面として扱うことができる。したがっ
て、大画面、高精細化を進めた場合であっても、1ピク
セルあたりのデータ転送速度を高速化する必要がなくな
る。
【0007】またデューティ駆動方式を採用した液晶表
示装置では、表示すべきデータをデータ電極ドライバ内
のシフトレジスタに蓄え、1水平ライン分の表示データ
が蓄えられた後に、蓄えた表示データを一斉に出力して
いる。したがって、シフトレジスタに1水平ライン分の
表示データを蓄えるために必要な時間を短くすると、液
晶表示装置全体の動作速度を向上させることができる。
【0008】図11は、表示データを供給するデータバ
スの幅が異なるデータ電極ドライバ41,43の構成を
示す。(1)は、一体的に形成されているデータ電極ド
ライバ41を示す。データ電極ドライバ41は、データ
電極ドライバ部分42a〜42hを含んで構成される。
データバス43に付されている沿え字の「4」は、デー
タバス43のバスの幅を示す。データ電極ドライバ41
には、4ビットのバス幅を有するデータバス43を介し
て表示データが転送されている。(2)は、一体的に形
成されているデータ電極ドライバ46を示す。データ電
極ドライバ46は、データ電極ドライバ部分47a〜4
7hを含んで構成される。データバス48に付されてい
る沿え字の「8」は、データバス48のバスの幅を示
す。データ電極ドライバ46には、8ビットのバス幅を
有するデータバス48を介して表示データが転送されて
いる。データバスのバス幅が4ビットから8ビットにす
ることで、データの転送能力を2倍にすることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図10(1),(2)
に示すように表示パネルを分割して駆動する方法では、
分割画面毎に一対のデータ電極ドライバおよび走査電極
ドライバが必要となる。結果としてこの方法は、生産原
価および生産工程の増加につながり、液晶表示装置の製
造コストが増加する。また、さらに画面を細かく図10
(3)に示すように分割した場合、実際には分割画面3
4,35,36,37に対するデータ電極ドライバの接
続は困難を極める。したがって、現実的には4分割が現
在の技術の限界といえる。
【0010】また、図11に示すようなデータバスのバ
ス幅を、たとえば4ビットから8ビットへと変更する方
法では、データが供給されるデータ電極ドライバ部分4
7a〜47hにおけるデータバスの幅も4ビットから8
ビットに変更する必要があり、データ電極ドライバを新
規に開発しなければならなくなる。また、高精細の表示
パネル用のドライバと、低精細の表示パネル用のドライ
バとでは、データの転送能力に差ができ、異なる種類の
表示パネルに対してドライバを共通に用いることができ
なくなる。
【0011】本発明の目的は、生産原価および生産工程
を増加させることなく、大画面および高精細の表示を行
うことができる液晶表示装置の駆動方法を提供すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のデータ
電極と複数の走査電極との交点に画素が形成され、走査
電極を走査周期毎に順次選択しながら選択された走査電
極上の各画素で表示すべき表示データを各データ電極に
与える液晶表示装置の駆動方法において、各データ電極
を個別的に駆動する駆動手段を複数のグループに分割
し、各走査周期内で、分割された各グループの駆動手段
が駆動するデータ電極上の画素で表示すべき表示データ
を全グループに対して並列に供給し、各グループ内の駆
動手段は、供給された表示データを順次記憶し、各走査
周期内の所定の時点に全グループの駆動手段が一斉にデ
ータ電極を駆動することを特徴とする液晶表示装置の駆
動方法である。本発明に従えば、データ電極を駆動する
駆動手段は複数のグループに分割されており、全てのグ
ループに対して並列に表示データが供給される。駆動手
段は、供給された表示データを順次記憶し、各走査周期
内の所定の時点で一斉にデータ電極を駆動する。したが
って、各グループに表示データを並列に供給することに
よって、駆動手段に表示データを与えるのに必要とされ
る時間を短縮することができる。表示画面を分割して駆
動する方法に比べて、各画面に対して個別にドライバを
設ける必要がなく、生産原価および生産工程を増加させ
ることなく、大画面、高精細の表示を行うことができ
る。また、画面を分割して表示する方法に比べても表示
品位が低下することがなく、良好な表示を行うことがで
きる。さらに、表示画面の構成や大きさに関係なく駆動
手段を共通に用いることができる。
【0013】本発明における前記各駆動手段は、データ
電極を駆動する期間に表示データを保持するラッチレジ
スタを備えることを特徴とする。本発明に従えば、各グ
ループにおけるそれぞれの駆動手段に与えられる表示デ
ータはラッチレジスタに与えられて、ラッチレジスタで
保持されるので、複数の表示データを並列に供給しても
1つずつデータを供給する場合と同様に表示を行うこと
ができる。複数の表示データを並列に供給することがで
きるので、表示データを速く、容易に転送することがで
きる。
【0014】本発明における前記表示データは、各グル
ープ内の複数の駆動手段に対して並列に供給することを
特徴とする。本発明に従えば、複数の駆動手段をグルー
プ化し、各グループ内のさらに複数の駆動手段に対して
並列に表示データを供給しているので、全体の駆動手段
に表示データを高速に与えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1形態
である液晶表示装置61を示す。液晶表示装置61は、
表示パネル62と、データ電極ドライバ63と、走査電
極ドライバ64と、ビデオコントローラ65と、データ
バス66a,66bとを含んで構成される。液晶表示装
置61は、デューティ駆動を行う表示装置である。表示
パネル62には、一対のデータ電極ドライバ63および
走査電極ドライバ64が設けられている。
【0016】表示パネル62には、データ電極S1,S
2,S3,…,Sm−1,Sm(総称するときには参照
符Sを用いる)と、走査電極C1,C2,…,Cn(総
称するときには参照符Cを用いる)とが、各電極S,C
が互いに交差するように設けられている。データ電極S
はデータ電極ドライバ63に接続され、走査電極Cは走
査電極ドライバ64に接続される。データ電極Sと走査
電極Cとが交差する位置が画素となり、データ電極Sと
走査電極Cとの間に介挿される液晶に印加される電圧に
よって表示パネル62上に画像が表示される。表示パネ
ル62は、一画面構成であって、たとえば横640ドッ
ト、縦480ドットのカラー表示が可能な表示パネルで
ある。カラー表示を行う際には、データ電極Sはドット
数の3倍の電極が必要であるので、各電極S,Cの本数
は、m=1920、n=480となる。
【0017】データ電極ドライバ63は、2つのグルー
プに分割されており、各グループにデータバス66a,
66bを介して、ビデオコントローラ65から表示デー
タD1,D2が供給される。データ電極ドライバ63
は、コントローラ65から供給される表示データD1,
D2を制御信号に基づいて取込み、表示データD1,D
2に相当する電圧をデータ電極Sに印加する。走査電極
ドライバ64は、ビデオコントローラ65から供給され
る走査信号に基づいて走査電極Cに順次的に所定の電圧
を印加する。
【0018】図2は、一画面構成における表示パネル6
2周辺の構成を示す。従来の構成を示す(1)では、表
示パネル62を駆動するドライバとして、データ電極ド
ライバ69と走査電極ドライバ70とが設けられてい
る。データ電極ドライバ69には、データバス71を介
して1水平ラインの画素に表示すべき表示データが所定
の単位ずつ順番に供給される。表示パネル62に対し
て、データ電極ドライバ69と走査電極ドライバ70と
がそれぞれ1つずつ設けられている。
【0019】本発明の構成を示す(2)では、表示パネ
ル62を駆動するドライバとして、データ電極ドライバ
63と走査電極ドライバ64とが設けられている。デー
タ電極ドライバ63には、データバス66aを介して表
示データD1が与えられ、データバス66bを介して表
示データD2が与えられる。(2)では、(1)と同様
に、表示パネル62に対してデータ電極ドライバ63と
走査電極ドライバ64とがそれぞれ1つずつ設けられて
いるけれども、データ電極ドライバ63には2本のデー
タバス66a,66bを介して表示データが与えられる
ので、(1)に示す従来の構成よりも2倍の速度でデー
タを受取ることができる。
【0020】図3は、一画面構成における表示パネル6
2周辺の構成を示す。(1)は従来の構成を示し、
(2)は本発明の構成を示す。(1)に示すデータ電極
ドライバ69は、実際には複数のドライバ部分によって
構成されており、たとえばデータ電極ドライバ部分72
a〜72h(総称するときには参照符72を用いる)に
よって構成されている。データ電極ドライバ部分72に
は、それぞれ4ビットのバス幅を有するデータバス71
が接続されており、所定のタイミングでデータバス71
を介して与えられる表示データを、データ電極ドライバ
部分72aから順番に取込む。また、走査電極ドライバ
70は、実際には走査電極ドライバ部分73a〜73f
によって構成されている。
【0021】(2)では、表示パネル62を駆動するド
ライバとして、データ電極ドライバ63と走査電極ドラ
イバ64とが設けられている。データ電極ドライバ63
は、データ電極ドライバ部分74a〜74h(総称する
ときには参照符74を用いる)によって構成されてい
る。データ電極ドライバ部分74a〜74dは第1グル
ープ78を構成し、それぞれに4ビットのバス幅を有す
るデータバス66aが接続されている。第1グループ7
8に含まれるデータ電極ドライバ部分74a〜74dで
は、所定のタイミングで表示データD1をデータ電極ド
ライバ部分74aから順番に取込む。データ電極ドライ
バ部分74e〜74hは第2グループ79を構成し、そ
れぞれにデータバス66bが接続されている。第2グル
ープ79に含まれるデータ電極ドライバ部分74e〜7
4hでは、所定のタイミングで表示データD2をデータ
電極ドライバ部分74eから順番に取込む。
【0022】図4は、データ電極ドライバ63の構成を
示す。データ電極ドライバ部分74a〜74dを含む第
1グループ78と、データ電極ドライバ部分74e〜7
4hを含む第2グループ79とに表示データD1,D2
をそれぞれ供給するデータバス66a,66bは、それ
ぞれ4ビットのバス幅であるので、データ電極ドライバ
部分74a〜74h内部のデータのバス幅は4ビットで
よい。したがって、データ電極ドライバ部分74a〜7
4hは、内部のデータのバス幅は4ビットである従来の
データ電極ドライバ部分と同一の構成でよく、それぞれ
のドライバ部分の構成を変化させることなく、データの
転送速度の高速化を実現している。
【0023】図5は、データ電極ドライバ63,69の
構成を示す。(1)は従来のデータ電極ドライバ69の
構成を示し、(2)は本発明のデータ電極ドライバ63
の構成を示す。
【0024】(1)では、データ電極ドライバ69をド
ライバ部分毎に分けずに一体的に示す。表示データはデ
ータバス71を介してデータ電極ドライバ69に与えら
れる。データ電極ドライバ69に与えられた表示データ
は、まずシフトレジスタ81に与えられる。表示データ
は、データ転送クロックに従って、シフトレジスタ81
のRGB1から順番に蓄えられる。表示データが、RG
B640まで蓄えられた後に、出力回路82にラッチパ
ルスが与えられると、シフトレジスタ81に蓄えられて
いる表示データが出力回路82にラッチされる。表示デ
ータは、出力回路82にラッチされた後、表示パネル6
2のデータ電極に与えられる。
【0025】(2)に示す本発明の構成では、データ電
極ドライバ63を第1および第2グループ78,79に
分割して示す。第1グループ78にはシフトレジスタ8
3aおよび出力回路84aが設けられ、第2グループ7
9にはシフトレジスタ83bおよび出力回路84bが設
けられる。
【0026】表示データはD1およびD2として、2つ
に分割して与えられる。表示データD1は、データバス
66aを介して第1グループ78に与えられ、データ転
送クロックに従ってシフトレジスタ81のRGB1から
順番に蓄えられる。表示データD2は、データバス66
bを介して第2グループ79に与えられ、データ転送ク
ロックに従ってシフトレジスタ81のRGB321から
順番に蓄えられる。
【0027】データ転送クロックは、第1および第2グ
ループ78,79にそれぞれ供給される。したがって、
第1および第2グループ78,79には同一のタイミン
グで表示データD1,D2が蓄えられて行く。表示デー
タD1,D2が、シフトレジスタ81のRGB320お
よびRGB640まで蓄えられた後に、出力回路84
a,84bに共通にラッチパルスが与えられると、シフ
トレジスタ83a,83bに蓄えられている表示データ
D1,D2が出力回路84a,84bにラッチされる。
表示データD1,D2は、出力回路84a,84bにラ
ッチされた後、表示パネル62のデータ電極に与えられ
る。
【0028】図6は、従来技術および本発明におけるデ
ータ電極ドライバの動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。(1)は、たとえば図5(1)に示すデ
ータ電極ドライバ69の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。また(2)は、たとえば図5(2)
に示す本発明のデータ電極ドライバ63の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【0029】(1)では、表示データはデータ転送クロ
ックの立上がりに応答して、4ビットずつ転送されてい
る。たとえば、データ転送クロックが最初に立上がった
ときには、(R1,G1,B1,R2)で示される表示
データがデータ電極ドライバ69に与えられる。(R
1,G1,B1,R2)は、1ドット目の赤緑青と、2
ドット目の赤とについての各色についてのデータを示
し、図1に示す表示パネル62のデータ電極S1〜S4
に与えられる。データ電極ドライバ69では、4ビット
のバス幅を有するデータバス71を用いてデータを転送
するので、たとえば図1に示す表示パネル62に表示を
行う場合には、480回データ転送クロックが与えられ
ることによって、1水平ライン分の表示データが転送さ
れる。1水平ライン分の表示データが転送された後に、
ラッチパルスの立上がりに応答して、表示データに対応
する出力が出力回路82からデータ電極に与えられる。
【0030】(2)では、図5(2)に示すように、表
示データD1,D2が2本のデータバス66a,66b
を介してデータ電極ドライバ63に与えられているの
で、たとえばデータ転送クロックが最初に立上がったと
きには、(R1,G1,B1,R2)で示される表示デ
ータと、(R321,G321,B321,R322)
で示される表示データとがデータ電極ドライバ63に与
えられることとなる。したがって、データ電極ドライバ
63にはデータ転送クロックに応答して表示データが8
ビットずつ転送されることとなる。
【0031】(2)のタイミングチャートでは、1水平
ライン分の表示データを転送するのに要するデータ転送
クロックのクロック数は240であり、(1)の場合の
クロック数480に対して半分となっている。したがっ
て、従来のデータ電極ドライバに対して、データの転送
速度が2倍になっている。
【0032】図7は、ビデオコントローラ65の構成を
示す。図7において、第1グループ78のデータ電極ド
ライバ部分74a〜74dによって駆動される表示パネ
ル62上の領域を表示領域R1とし、第2グループ79
のデータ電極ドライバ部分74e〜74hによって駆動
される表示パネル62上の領域を表示領域R2とする。
【0033】ビデオコントローラ65は、ビデオメモリ
86と、クロック作成回路87とを含んで構成される。
ビデオメモリ86は、たとえば表示パネル62と同一の
マトリクス構造を有しているとする。ビデオメモリ86
は、水平方向に1から640ドットまでのデータを垂直
方向に480ライン分格納している。ビデオメモリ86
は、連続した1つのメモリ空間であるけれども、説明を
容易にするために便宜上、概念的にメモリ領域88,8
9に分割して示す。クロック作成回路87は、各電極ド
ライバ63,64の動作を制御するための制御信号を作
成して出力する。クロック作成回路87は、たとえばデ
ータ電極ドライバ63にデータ転送クロックを供給す
る。
【0034】メモリ領域88には、表示領域R1に表示
する表示データD1が格納されており、メモリ領域89
には表示領域R2に表示する表示データD2が格納され
ている。各メモリ領域88,89に格納されている表示
データD1,D2は、データ転送クロックに同期してデ
ータ電極ドライバ63へと出力される。メモリ領域88
に格納されている表示データD1は、データバス66a
を介して第1グループ78のデータ電極ドライバ部分7
4a〜74dに与えられ、メモリ領域89に格納されて
いる表示データD2は、データバス66bを介して第2
グループ79のデータ電極ドライバ部分74e〜74h
に与えられる。
【0035】以上のように本実施の形態によれば、デー
タ電極ドライバ63を第1および第2グループ78,7
9に分割し、第1グループ78にはデータバス66aを
介して表示データD1を供給し、第2グループ79には
データバス66bを介して表示データD2を供給してい
るので、データ電極ドライバ63に表示パネル62の1
水平ライン分の表示データを与えるのに要する時間を短
くすることができ、大画面、高精細の表示を行うことが
できる。
【0036】なお、本実施の形態ではデータ電極ドライ
バ63は、データ電極ドライバ部分74a〜74hを含
む構成としたけれども、データ電極ドライバ部分はいく
つ設けられていてもよい。また、データ電極ドライバ6
3を第1および第2グループ78,79に分割したけれ
ども、分割した数と同数のデータバスが設けられる構成
であれば3以上に分割されていてもよい。さらに、1つ
のグループに4つのデータ電極ドライバ部分を含む構成
としたけれども、いくつ含んでもよい。
【0037】図8は、データ電極ドライバ63の分割例
を示す。(1)ではデータ電極ドライバ63を、データ
電極ドライバ部分74a〜74dを含む第1グループ7
8と、データ電極ドライバ部分74e〜74fを含む第
2グループ79とに分割している。表示データD1はデ
ータバス66aを介して第1グループ78に供給され、
表示データD2はデータバス66bを介して第2グルー
プ79に供給される。
【0038】(2)では、8つのデータ電極ドライバ部
分74a〜74hを順番に2つずつグループ化して4分
割している。データ電極ドライバ部分74a,74bは
第3グループ122を形成し、データ電極ドライバ部分
74c,74dは第4グループ123を形成する。デー
タ電極ドライバ部分74e,74fは第5グループ12
4を形成し、データ電極ドライバ部分74g,74hは
第6グループ125を形成する。第3グループ122と
第5グループ124とには、4ビットのバス幅を有する
データバス126を介して表示データD21が与えられ
る。また、第4グループ123と第6グループ125と
には、4ビットのデータバス幅を有するデータバス12
7を介して表示データD22が与えられる。
【0039】図7のビデオメモリ86を参照して表示デ
ータD21,D22を説明する。表示データD21は、
水平方向に1〜160ドットまでの表示データと、水平
方向に321〜480ドットまでの表示データとによっ
て構成される。また、表示データD22は、水平方向に
161〜320ドットまでの表示データと、水平方向に
481〜640ドットまでの表示データとによって構成
される。結果的には、(1)に示すように第1および第
2グループ78,79に2分割した場合と同様である。
【0040】(3)では、データ電極ドライバ部分74
a,74c,74e,74gには、4ビットのデータバ
ス幅を有するデータバス131を介して表示データD3
1が供給され、データ電極ドライバ部分74b,74
d,74f,74hには、4ビットのデータバス幅を有
するデータバス132を介して表示データD31が供給
される。
【0041】図7のビデオメモリ86を参照して表示デ
ータD31,D32を説明する。表示データD31は、
水平方向に1〜80,161〜240,321〜40
0,481〜560ドットの表示データによって構成さ
れる。また、表示データD32は、水平方向に81〜1
60,241〜320,401〜480,561〜64
0ドットの表示データによって構成される。
【0042】なお、各データバス126,127;13
1,132に接続されるデータ電極ドライバ部分63a
〜63hの数が同数であれば、いずれの組合わせであっ
てもよい。
【0043】図9は、本発明の実施の第2の形態に含ま
れる表示パネル102を駆動する構成を示す。表示パネ
ル102は、表示領域が4つに分割されて分割画面10
3〜106となっている。分割画面103〜106に
は、それぞれデータ電極ドライバおよび走査電極ドライ
バが設けられていて、各分割画面は独立して制御され
る。画面の分割方法としては、図11(2)に示す従来
技術と同様であるけれども、本実施の形態では、各分割
画面を駆動する方法として第1実施形態の駆動方法を用
いる。
【0044】たとえば、分割画面103はデータ電極ド
ライバ107および走査電極ドライバ108によって駆
動される。図7に示すビデオコントローラ65から表示
データが供給されるとすると、分割画面103を駆動す
るデータ電極ドライバ107には水平方向に1から32
0ドットまでのデータが供給される。1〜160ドット
までが表示データD41となり、161〜320ドット
までが表示データD42となる。データ電極ドライバ1
07における第1グループ107aには、データバス1
09aを介して表示データD41が供給される。また、
第2グループ107bには、データバス109bを介し
て表示データD42が供給される。他の分割画面を駆動
するデータ電極ドライバにもそれぞれ2本のデータバス
が接続されている。
【0045】以上のように本実施の形態によれば、表示
パネル102を分割した分割画面103〜106を駆動
する際に、1つの分割画面、たとえば分割画面103に
対応付けて設けられるデータ電極ドライバ107を分割
して、第1および第2グループ107a,107bに分
け、各グループ107a,107bにそれぞれデータバ
ス109a,109bを介して表示データD41,D4
2を供給しているので、データを高速に転送することが
でき、単に画面を分割して表示を行う場合に比べて表示
パネルを高速に駆動することができ、表示品位を向上さ
せることができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、データ電
極を駆動する駆動手段は複数のグループに分割されてお
り、全てのグループに表示データを並列に供給している
ので、駆動手段の構成を変化させることなく表示データ
を与える速度を向上させることができ、大画面、高精細
の表示を行うことができる。本発明の駆動方法によれ
ば、表示画面を分割して駆動する方法に比べて、個別に
ドライバを設ける必要がなく、生産原価および生産工程
を増加させることなく、大画面、高精細の表示を行うこ
とができる。また、画面を分割して表示する方法に比べ
て、表示品位が低下することがなく、良好な表示を行う
ことができる。さらに、表示画面の構成や大きさに関係
なく駆動手段を共通に用いることができる。
【0047】また本発明によれば、駆動手段はラッチレ
ジスタを含んで構成されており、駆動手段がデータ電極
を駆動している期間に表示データを並列に供給すること
ができるので、表示品位を低下させることなく駆動手段
に表示データを高速に与えることができる。
【0048】さらに本発明によれば、グループ化した複
数の駆動手段のそれぞれに対して並列に表示データが供
給されるので、駆動手段に表示データを高速に与えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態である液晶表示装置6
1を示す図である。
【図2】一画面構成における表示パネル62の周辺の構
成を示す図である。
【図3】一画面構成における表示パネル62の周辺の構
成を示す図である。
【図4】データ電極ドライバ63の構成を示す図であ
る。
【図5】データ電極ドライバを説明するための図であ
る。
【図6】データ電極ドライバの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】ビデオコントローラ65の構成を示す図であ
る。
【図8】データ電極ドライバ63の分割例を示す図であ
る。
【図9】本発明の実施の第2の形態における表示パネル
102の周辺の構成を示す図である。
【図10】表示パネル分割方式における表示パネルの構
成例を示す図である。
【図11】表示データを供給するデータバスの幅が異な
るデータ電極ドライバ41,43の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
61 液晶表示装置 62,102 表示パネル 63,107 データ電極ドライバ 64,108 走査電極ドライバ 65 ビデオコントローラ 66a,66b,109a,109b データバス 74a〜74h データ電極ドライバ部分 75a〜75h 走査電極ドライバ部分 78 第1グループ 79 第2グループ 83a,83b シフトレジスタ 84a,84b 出力回路 86 ビデオメモリ 87 クロック作成回路 103〜106 分割画面 C 走査電極 S データ電極 D1,D2,D11,D12 表示データ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ電極と複数の走査電極との
    交点に画素が形成され、走査電極を走査周期毎に順次選
    択しながら選択された走査電極上の各画素で表示すべき
    表示データを各データ電極に与える液晶表示装置の駆動
    方法において、各データ電極を個別的に駆動する駆動手
    段を複数のグループに分割し、 各走査周期内で、分割された各グループの駆動手段が駆
    動するデータ電極上の画素で表示すべき表示データを全
    グループに対して並列に供給し、 各グループ内の駆動手段は、供給された表示データを順
    次記憶し、 各走査周期内の所定の時点に全グループの駆動手段が一
    斉にデータ電極を駆動することを特徴とする液晶表示装
    置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記各駆動手段は、データ電極を駆動す
    る期間に表示データを保持するラッチレジスタを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置の駆動方
    法。
  3. 【請求項3】 前記表示データは、各グループ内の複数
    の駆動手段に対して並列に供給することを特徴とする請
    求項1または2記載の液晶表示装置の駆動方法。
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