JP4111925B2 - ディスプレイ - Google Patents

ディスプレイ Download PDF

Info

Publication number
JP4111925B2
JP4111925B2 JP2004060472A JP2004060472A JP4111925B2 JP 4111925 B2 JP4111925 B2 JP 4111925B2 JP 2004060472 A JP2004060472 A JP 2004060472A JP 2004060472 A JP2004060472 A JP 2004060472A JP 4111925 B2 JP4111925 B2 JP 4111925B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
pixel
display
pixels
gate line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004060472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005250108A (ja
Inventor
直 江藤
一義 今江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004060472A priority Critical patent/JP4111925B2/ja
Priority to US11/068,391 priority patent/US20050195150A1/en
Publication of JP2005250108A publication Critical patent/JP2005250108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4111925B2 publication Critical patent/JP4111925B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、情報表示手段であるディスプレイに関するものであり、特に、異なる方向から見た場合に異なる映像が現れるデュアル・ビュー・ディスプレイに関する。
従来より、単一のディスプレイを複数の視聴者で共有すべく、ディスプレイの回転角度に応じて表示する映像信号を切り換える技術(特許文献1を参照)や、車載用ディスプレイを自動車フロントガラスの中央付近に天井から吊り下げることでいずれの座席からも高い視認性を確保する技術(特許文献2を参照)が種々開示・提案されている。
しかしながら、上記文献に記載されているディスプレイでは、複数視聴者の要求する情報が各自に異なる場合、各々に対して同時に情報提供を行うことができなかった。
そこで、従来より、カーナビゲーションシステム等に用いられる車載用ディスプレイ等においては、運転席側の視聴者と助手席側の視聴者が1つのディスプレイを異なる方向から見ることに鑑み、第1視覚方向用の映像光を出力する第1画素と第2視覚方向用の映像光を出力する第2画素とから成る表示パネルと、該表示パネルの前面に配置されて第1、第2画素から出力される映像光を各々第1、第2視覚方向に対応して分離する光学分離部と、を有して成り、複数視聴者に対して各々異なる映像を同時表示することが可能なデュアル・ビュー・ディスプレイが開示・提案されている(例えば、特許文献3を参照)。
なお、上記に関連する従来技術としては、左眼用と右眼用の映像光を交互に出力する映像表示手段と、各映像光を左右の眼に対応して分離する光学分離手段と、を有して成る立体映像表示装置が種々開示・提案されている(例えば、特許文献4を参照)。
特開平2−144242号公報 登録実用新案第3045443号 特開2003−76289号公報 特開2003−295113号公報
確かに、上記構成から成るデュアル・ビュー・ディスプレイであれば、複数視聴者に対して各々異なる映像を同時表示することができるので、単一ディスプレイの共有性を高めることが可能である。
しかしながら、従来のデュアル・ビュー・ディスプレイは、表示パネルの駆動制御に際して、複数方向に映像を出力する必要があるか否かを考慮することなく、常に、第1視覚方向用の映像光を出力する第1画素と第2視覚方向用の映像光を出力する第2画素とを駆動する構成とされていた。そのため、当該ディスプレイを一方向からしか見ない場合には電力が浪費される、という課題があった。
また、従来のデュアル・ビュー・ディスプレイにおいて、一般的に用いられるアクティブマトリクス型の表示パネルは、図6に示す通り、n個(n≧2)の第1画素から成る第1画素列(a11〜a1n、…、am1〜amn)と、n個の第2画素から成る第2画素列(b11〜b1n、…、bm1〜bmn)と、を交互にm列(m≧2)ずつ有して成り、第1、第2画素が各々連続して並ぶ列方向(紙面縦方向)について、各列毎共通にソース線(映像信号線)が接続され、第1、第2画素が交互に並ぶ行方向(紙面横方向)について、各行毎共通にゲート線(走査信号線)が接続されて成る構成とされていた。
このように、従来のデュアル・ビュー・ディスプレイは、同一行に配列された第1、第2画素を共通して走査する構成であるため、第1、第2視覚方向に各々出力すべき画像の表示周波数(表示品位を維持するために必要となる映像信号の入力頻度)が異なる場合でも、第1、第2画素の走査周波数(各アクティブ素子をオン状態とする頻度)を個別に設定することはできず、両画素の走査周波数は、より表示周波数の高い映像信号が供給される画素の必要走査周波数に合わせて一律とされていた。
例えば、第1視覚方向に対して動画表示を行い、第2視覚方向に対して静止画表示を行う場合、第2画素については、複数フレーム期間に1回の映像信号供給でも十分に静止画表示の品位を維持可能であるにも拘わらず、そのアクティブ素子は、動画表示の品位を維持すべく第1画素のアクティブ素子が毎フレーム期間にオン状態とされるのに合わせて、毎フレーム期間にオン状態とされていた。
そのため、従来のデュアル・ビュー・ディスプレイでは、より表示周波数の低い画素に対する映像信号供給がオーバースペックとなり、ソース線駆動回路20での電力浪費が招かれる、という課題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、電力の浪費を抑えつつ、複数視聴者に対して各々異なる映像を同時表示することが可能なディスプレイを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係るディスプレイは、複数のソース線と、該ソース線と交差する複数のゲート線と、第1視覚方向用の映像光を出力する第1画素と、第2視覚方向用の映像光を出力する第2画素と、を有して成り、第1、第2画素はいずれも、ソースが前記ソース線に接続され、ゲートが前記ゲート線に接続され、ドレインが絵素電極に接続されたアクティブ素子を有して成るアクティブマトリクス型の表示パネルと;前記ソース線に映像信号を供給するソース線駆動回路と;前記ゲート線に走査信号を供給するゲート線駆動回路と;前記表示パネルの前面に配置されて第1、第2画素から出力される映像光を各々第1、第2視覚方向に対応して分離する光学分離部と;を有して成るディスプレイにおいて、前記表示パネルは、複数の第1画素から成る第1画素列と、複数の第2画素から成る第2画素列と、を複数列ずつ有して成り、第1、第2画素が各々連続して並ぶ列方向について、各列毎共通に前記ゲート線が接続され、第1、第2画素が並ぶ行方向について、各行毎共通に前記ソース線が接続されて成るものであり、前記ゲート線駆動回路は、第1、第2画素列に対する前記走査信号の供給を個別に停止する機能部を具備して成るものである構成としている。
このような構成とすることにより、ゲート線駆動回路では、第1、第2画素の走査周波数を個別に設定することが可能となる。従って、ディスプレイを一方向からしか見ない場合、いずれの方向からも見ない場合、或いは第1、第2視覚方向に各々出力すべき画像の表示周波数が異なる場合には、表示内容の更新を要しない画素に対する映像信号の生成を停止させることが可能となるので、ソース線駆動回路における電力の浪費を抑えつつ、複数視聴者に対して各々異なる映像を同時表示することが可能となる。
なお、上記構成から成るディスプレイにて、前記ゲート線駆動回路は、スタートパルスをクロック信号でシフトさせて第1、第2走査信号を生成するシフトレジスタと、第1、第2走査信号と各2値の第1、第2切換信号との論理積演算を行うことで第1、第2論理積信号を生成する論理ゲート回路と、を有して成り、前記走査信号として、第1画素列には第1論理積信号を供給し、第2画素列には第2論理積信号を供給する構成にするとよい。
このような構成とすることにより、ゲート線駆動回路3の規模を不要に増大することなく、簡易な構成で、第1、第2画素に対する走査信号の供給を個別に停止することが可能となる。
または、前記ゲート線駆動回路は、第1スタートパルスを第1クロック信号でシフトさせて第1走査信号を生成する第1シフトレジスタと、第2スタートパルスを第2クロック信号でシフトさせて第2走査信号を生成する第2シフトレジスタと、を有するほか、第1切換信号に応じて第1シフトレジスタに対する第1クロック信号若しくは第1スタートパルスの入力可否を制御する第1スイッチと、第2切換信号に応じて第2シフトレジスタに対する第2クロック信号若しくは第2スタートパルスの入力可否を制御する第2スイッチと、を有して成り、前記走査信号として、第1画素列には第1走査信号を供給し、第2画素列には第2走査信号を供給する構成にするとよい。
このような構成とすることにより、第1、第2画素に対する走査信号の供給停止に際して、第1、第2シフトレジスタの動作自体を停止させることができるので、ゲート線駆動回路3における電力の浪費を抑えることも可能となる。
また、上記構成から成るディスプレイにおいて、第1、第2画素は、各々複数の絵素に分割されており、前記ソース線駆動回路は、分割された複数の絵素に対応して複数の映像信号を第1、第2画素に送出する構成にするとよい。このような構成とすることにより、表示パネルの精細度を向上し、ディスプレイ画面の表現力を高めることが可能となる。
上記したように、本発明に係るディスプレイであれば、電力の浪費を抑えつつ、複数視聴者に対して各々異なる映像を同時表示することが可能となる。
図1は本発明に係るデュアル・ビュー・ディスプレイの概略構成図である。本図に示す通り、本発明に係るディスプレイは、第1視覚方向用の映像光(視聴者V1用の映像光)を出力する第1画素aと第2視覚方向用の映像光(視聴者V2用の映像光)を出力する第2画素bとから成る表示パネル1と、第1、第2画素a、bに映像信号を供給するソース線駆動回路2と、同じく第1、第2画素a、bに走査信号を供給するゲート線駆動回路3と、表示パネル1の前面に配置されて第1、第2画素a、bから出力される映像光を各々第1、第2視覚方向に対応して分離する光学分離部4(本実施形態ではスリット)と、を有して成る。
上記構成から成るディスプレイにおいて、第1視覚方向(視聴者V1の存在する方向)には、第1画素aから出力された映像光のみが透過され、第2画素bから出力された映像光は遮断される。一方、第2視覚方向(視聴者V2が存在する方向)には、第2画素bから出力された映像光のみが透過され、第1画素aから出力された映像光は遮断される。従って、視聴者V1、V2は、各々異なる映像を同時に見ることが可能となる。
ここで、上記構成から成るディスプレイは、表示パネル1及びゲート線駆動回路3の内部構成に特徴部分(従来構成との差違点)を有して成る。そこで、以下では、図2〜図5を参照しながら、上記特徴部分についての詳細な説明を行うことにする。
まず、本発明に係るディスプレイの第1実施形態について、図2を参照しながら、詳細に説明する。
本図に示す通り、本実施形態のディスプレイでは、表示パネル1として、アクティブマトリクス型パネル(例えばTFT[Thin Film Transistor]液晶パネル)を用いている。
具体的に述べると、表示パネル1は、ゲート線駆動回路3からの走査信号が供給される各m本(m≧2)の第1、第2ゲート線Xa1〜Xam、Xb1〜Xbmと、ソース線駆動回路2からの映像信号が供給されるn本のソース線Y1〜Ymと、を有して成る。第1ゲート線Xa1〜Xamとソース線Y1〜Ynの各交点近傍には、(m×n)個の第1画素a11〜amnが形成されており、第2ゲート線Xb1〜Xbmとソース線Y1〜Ynの各交点近傍には、(m×n)個の第2画素b11〜bmnが形成されている。第1画素a11〜amnは、ゲートが第1ゲート線Xa1〜Xamに接続され、ソースがソース線Y1〜Ynに接続され、ドレインが絵素電極に接続されたアクティブ素子を各々有して成る。また、第2画素b11〜bmnは、ゲートが第2ゲート線Xb1〜Xbmに接続され、ソースがソース線Y1〜Ynに接続され、ドレインが絵素電極に接続されたアクティブ素子を各々有して成る。
このように、表示パネル1としてアクティブマトリクス型パネルを用いることにより、単純マトリクス型を用いた場合に比べて、個々の画素を確実に点灯させることができ、クリアで応答速度の高いディスプレイ画面を実現することが可能となる。
また、上記から分かる通り、本実施形態の表示パネル1は、n個(n≧2)の第1画素から成る第1画素列(a11〜a1n、…、am1〜amn)と、n個の第2画素から成る第2画素列(b11〜b1n、…、bm1〜bmn)と、を交互にm列(m≧2)ずつ有して成り、第1、第2画素が各々連続して並ぶ列方向(紙面縦方向)について、各列毎共通に第1、第2ゲート線Xa1〜Xam、Xb1〜Xbmが接続され、第1、第2画素が交互に並ぶ行方向(紙面横方向)について、各行毎共通にソース線Y1〜Ynが接続されて成る。
すなわち、本実施形態の表示パネル1は、第1、第2画素が各々連続して並ぶ列方向について、各列毎共通に接続されるのがソース線(映像信号線)ではなくゲート線(走査信号線)であり、第1、第2画素が交互に並ぶ行方向について、各行毎共通に接続されるのがゲート線ではなくソース線である点において、従来構成と異なるものであり、その点に特徴部分を有して成る。
このような構成とすることにより、ゲート線駆動回路3では、第1、第2画素に対する走査信号の供給を個別に停止することが可能となる。言い換えれば、ゲート線駆動回路3では、第1、第2画素の走査周波数を個別に設定することが可能となる。
従って、ディスプレイを一方向からしか見ない場合、いずれの方向からも見ない場合、或いは第1、第2視覚方向に各々出力すべき画像の表示周波数が異なる場合には、表示内容の更新を要しない画素(非表示画素、或いは、より表示周波数の低い画素)に対する走査信号の供給を停止し、当該画素について、新たな映像信号を供給することなく、前回書き込まれた映像信号を維持させることが可能となる。
これにより、ソース線駆動回路2における不要な映像信号の生成(表示内容の更新を要しない画素に対する映像信号の生成)を停止させることができるので、電力の浪費を抑えつつ、複数視聴者に対して各々異なる映像を同時表示することが可能となる。
なお、上記のソース線駆動回路2については、既存の構成により実現すればよいため、その内部構成及び動作に関する詳細な説明は割愛する。ただし、前述したように、本実施形態のディスプレイでは、第1、第2画素に対するソース線とゲート線の接続形態が従来構成とは逆転されているため、上記構成から成る表示パネル1で正常な表示結果を得るためには、第1、第2画素に供給される映像信号の順序を事前に配列し直しておく必要がある。そこで、ソース線駆動回路2は、このような映像信号の再配列を実現すべく、入力された映像信号を一旦記憶するメモリを有し、その格納内容を再配列してから送出する構成とすればよい。
一方、本実施形態のゲート線駆動回路3は、スタートパルスXSPをクロック信号XSCでシフトさせて第1、第2走査信号Pa1〜Pam、Pb1〜Pbmを生成するシフトレジスタ31と、上記した第1、第2走査信号Pa1〜Pam、Pb1〜Pbmと各2値(ハイ/ロー)の第1、第2切換信号SLTa、SLTbとの論理積演算を行うことで第1、第2論理積信号Qa1〜Qam、Qb1〜Qbmを生成する論理ゲート回路32と、を有して成り、表示パネル1への走査信号として、第1画素列(a11〜a1n、…、am1〜amn)には第1論理積信号Qa1〜Qamを供給し、第2画素列(b11〜b1n、…、bm1〜bmn)には第2論理積信号Qb1〜Qbmを供給する構成としている。
なお、論理ゲート回路32は、一入力端に第1走査信号Pa1〜Pamが供給され、他入力端に第1切換信号SLTaが供給されるm個の第1論理積回路Aa1〜Aamと、一入力端に第2走査信号Pb1〜Pbmが供給され、他入力端に第2切換信号SLTbが供給されるm個の第2論理積回路Ab1〜Abmと、から構成されている。また、本図には示していないが、第1、第2論理積回路Aa1〜Aam、Ab1〜Abmの出力段には、アンプや波形整形回路等を設けても構わない。
このような構成から成るゲート線駆動回路3であれば、回路規模を不要に増大することなく、簡易な構成で、第1、第2画素に対する走査信号の供給を個別に停止することが可能となる。
上記構成から成るゲート線駆動回路3の動作について、まず、第1画素a11〜amnの表示内容のみを更新し、第2画素b11〜bmnの表示内容については更新を行わない場合について詳細に説明する。
この場合、第1切換信号SLTaの信号レベルはハイレベルに変遷され、第2切換信号SLTbの信号レベルはローレベルに変遷される。これにより、第1論理積回路Aa1〜Aamで得られる第1論理積信号Qa1〜Qamは、シフトレジスタ31で得られた第1走査信号Pa1〜Pamそのものとなる。一方、第2論理積回路Ab1〜Abmで得られる第2論理積信号Qb1〜Qbmは、シフトレジスタ31で得られた第2走査信号Pb1〜Pbmに依らず、常にローレベルとなる。
従って、第1ゲート線Xa1〜Xanには、第1画素a11〜amnに入力される映像信号の水平同期信号に同期した第1論理積信号Qa1〜Qam(すなわち、第1走査信号Pa1〜Pam)が供給され、同一ゲート線に接続される第1画素列(a11〜a1n、…、am1〜amn)が線単位で導通状態とされる一方、表示内容の更新を要しない第2画素列(b11〜b1n、…、bm1〜bmn)については、第2ゲート線Xb1〜Xbmに供給されるローレベルの第2論理積信号Qb1〜Qbmにより、非駆動状態とされることになる。
一方、ソース線駆動回路2では、第1画素a11〜amnに入力すべき映像信号の生成のみが行われ、当該映像信号がソース線Y1〜Ynに供給される。
上記の動作により、表示パネル1では、第1画素a11〜amnの表示内容のみが更新され、第2画素b11〜bmnについては、新たな映像信号の供給を要することなく、前回の表示内容が維持されることになる。
次に、第2画素b11〜bmnの表示内容のみを更新し、第1画素a11〜amnの表示内容については更新を行わない場合について詳細に説明する。
この場合、第1切換信号SLTaの信号レベルはローレベルに変遷され、第2切換信号SLTbの信号レベルはハイレベルに変遷される。これにより、第2論理積回路Ab1〜Abmで得られる第2論理積信号Qb1〜Qbmは、シフトレジスタ31で得られた第2走査信号Pb1〜Pbmそのものとなる。一方、第1論理積回路Aa1〜Aamで得られる第1論理積信号Qa1〜Qamは、シフトレジスタ31で得られた第1走査信号Pa1〜Pamに依らず、常にローレベルとなる。
従って、第2ゲート線Xb1〜Xbnには、第2画素b11〜bmnに入力される映像信号の水平同期信号に同期した第2論理積信号Qb1〜Qbm(すなわち、第2走査信号Pb1〜Pbm)が供給され、同一ゲート線に接続される第2画素列(b11〜b1n、…、bm1〜bmn)が線単位で導通状態とされる一方、表示内容の更新を要しない第1画素列(a11〜a1n、…、am1〜amn)については、第1ゲート線Xa1〜Xamに供給されるローレベルの第1論理積信号Qa1〜Qamにより、非駆動状態とされることになる。
一方、ソース線駆動回路2では、第2画素b11〜bmnに入力すべき映像信号の生成のみが行われ、当該映像信号がソース線Y1〜Ynに供給される。
上記の動作により、表示パネル1では、第2画素b11〜bmnの表示内容のみが更新され、第1画素a11〜amnについては、新たな映像信号の供給を要することなく、前回の表示内容が維持されることになる。
続いて、本発明に係るディスプレイの第2実施形態について、図3を参照しながら、詳細に説明する。本実施形態のディスプレイは、上記した第1実施形態のディスプレイとほぼ同様の構成から成り、ゲート線駆動回路3の内部構成に特徴部分を有するものである。そこで、第1実施形態と同様の部分については、図2と同一符号を付すことで説明を省略し、以下では、ゲート線駆動回路3の内部構成について重点的な説明を行うことにする。
本図に示すように、本実施形態のゲート線駆動回路3は、第1スタートパルスXSPaを第1クロック信号XSCaでシフトさせて第1走査信号Pa1〜Pamを生成する第1シフトレジスタ31aと、第2スタートパルスXSPbを第2クロック信号XSCbでシフトさせて第2走査信号Pb1〜Pbmを生成する第2シフトレジスタ31bと、第1切換信号SLTaに応じて第1シフトレジスタ31aに対する第1クロック信号XSCaの入力可否を制御する第1スイッチ33aと、第2切換信号SLTbに応じて第2シフトレジスタ31bに対する第2クロック信号XSCbの入力可否を制御する第2スイッチ33bと、を有して成り、走査信号として、第1画素列(a11〜a1n、…、am1〜amn)には第1走査信号Pa1〜Pamを供給し、第2画素列(b11〜b1n、…、bm1〜bmn)には第2走査信号Pb1〜Pbmを供給する構成とされている。なお、本図には示していないが、第1、第2シフトレジスタ31a、31bの出力段にアンプや昇圧回路、波形整形回路等を設けても構わない。
このような構成から成るゲート線駆動回路3であれば、第1、第2画素に対する走査信号の供給停止に際して、第1、第2シフトレジスタ31a、31bの動作自体を停止させることができるので、ゲート線駆動回路3における電力浪費を抑えることも可能となる。
上記構成から成るゲート線駆動回路3の動作について、まず、第1画素a11〜amnの表示内容のみを更新し、第2画素b11〜bmnの表示内容については更新を行わない場合について詳細に説明する。
この場合、第1スイッチ33aは、第1切換信号SLTaに応じて閉結され、第1シフトレジスタ31aに対する第1クロック信号XSCaの入力が許可される。一方、第2スイッチ33bは、第2切換信号SLTbに応じて開放され、第2シフトレジスタ31bに対する第2クロック信号XSCbの入力が非許可とされる。
従って、第1ゲート線Xa1〜Xanには、第1画素a11〜amnに入力される映像信号の水平同期信号に同期した第1走査信号Pa1〜Pamが供給されて、同一ゲート線に接続される第1画素列(a11〜a1n、…、am1〜amn)が線単位で導通状態とされる一方、表示内容の更新を必要としない第2画素列(b11〜b1n、…、bm1〜bmn)については、第2ゲート線Xb1〜Xbmに供給されるローレベルの第2走査信号Pb1〜Pbmにより、非駆動状態とされることになる。
一方、ソース線駆動回路2では、第1画素a11〜amnに入力すべき映像信号の生成のみが行われ、当該映像信号がソース線Y1〜Ynに供給される。
上記の動作により、表示パネル1では、第1画素a11〜amnの表示内容のみが更新され、第2画素b11〜bmnについては、新たな映像信号の供給を要することなく、前回の表示内容が維持されることになる。
次に、第2画素b11〜bmnの表示内容のみを更新し、第1画素a11〜amnの表示内容については更新を行わない場合について詳細に説明する。
この場合、第1スイッチ33aは、第1切換信号SLTaに応じて開放され、第1シフトレジスタ31aに対する第1クロック信号XSCaの入力が非許可とされる。一方、第2スイッチ33bは、第2切換信号SLTbに応じて閉結され、第2シフトレジスタ31bに対する第2クロック信号XSCbの入力が許可される。
従って、第2ゲート線Xb1〜Xbnには、第2画素b11〜bmnに入力される映像信号の水平同期信号に同期した第2走査信号Pb1〜Pbmが供給されて、同一ゲート線に接続される第2画素列(b11〜b1n、…、bm1〜bmn)が線単位で導通状態とされる一方、表示内容の更新を必要としない第1画素列(a11〜a1n、…、am1〜amn)については、第1ゲート線Xa1〜Xamに供給されるローレベルの第1走査信号Pa1〜Pamにより、非駆動状態とされることになる。
一方、ソース線駆動回路2では、第2画素b11〜bmnに入力すべき映像信号の生成のみが行われ、当該映像信号がソース線Y1〜Ynに供給される。
上記の動作により、表示パネル1では、第2画素b11〜bmnの表示内容のみが更新され、第1画素a11〜amnについては、新たな映像信号の供給を要することなく、前回の表示内容が維持されることになる。
なお、上記した第2実施形態では、第1、第2切換信号SLTa、SLTbに応じて第1、第2シフトレジスタ31a、31bに対する第1、第2クロック信号XSCa、XSCbの入力可否を制御する第1、第2スイッチ33a、33bを設けた構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、図4に示すように、第1、第2切換信号SLTa、SLTbに応じて第1、第2シフトレジスタ31a、31bに対する第1、第2スタートパルスXSPa、XSPbの入力可否を制御する第1、第2スイッチ34a、34bを設けた構成としても、同様の効果を奏することが可能である。
また、上記の各実施形態では、第1、第2画素a11〜amn、b11〜bmnが各々1絵素で構成されている場合を例示して説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、図5に示すように、第1、第2画素a11〜amn、b11〜bmnは、各々複数の絵素に分割(例えば、絵素a11-1〜a11-3、絵素b11-1〜b11-3といった具合に3分割)されており、ソース線駆動回路2は、分割された複数の絵素に対応して複数の映像信号を第1、第2画素a11〜amn、b11〜bmnに送出する構成としてもよい。このような構成とすることにより、表示パネル1の精細度を向上し、ディスプレイ画面の表現力を高めることが可能となる。もちろん、第1、第2画素a11〜amn、b11〜bmnの分割数は任意であり、2絵素や4絵素以上に分割しても構わない。
また、上記の各実施形態では、第1画素列(a11〜a1n、…、am1〜amn)と第2画素列(b11〜b1n、…、bm1〜bmn)が1列毎に交互に並ぶ場合を例示して説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、表示パネルのある部分または全ての部分は、第1画素列または第2画素列が複数列連続して並んでいる構成としてもよい。
本発明は、1つのディスプレイを異なる方向から見ると異なる映像が現れるデュアル・ビュー・ディスプレイ等に好適に用いることができる。
は、本発明に係るデュアル・ビュー・ディスプレイの概略構成図である。 は、本発明に係るディスプレイの第1実施形態を示す回路図である。 は、本発明に係るディスプレイの第2実施形態を示す回路図である。 は、本発明に係るディスプレイの第3実施形態を示す回路図である。 は、本発明に係るディスプレイの第4実施形態を示す回路図である。 は、従来における第1、第2画素の配列パターンを示す模式図である。
符号の説明
1 表示パネル
2 ソース線駆動回路
3 ゲート線駆動回路
4 光学分離部(スリット)
V1、V2 視聴者
31(31a、31b) (第1、第2)シフトレジスタ
32 論理ゲート回路
33a、34a 第1スイッチ
33b、34b 第2スイッチ
Aa1〜Aam、Ab1〜Abm 第1、第2論理積回路
11〜amn 第1画素(第1視覚方向用)
11〜bmn 第2画素(第2視覚方向用)
Xa1〜Xam 第1ゲート線(第1視覚方向用)
Xb1〜Xbm 第2ゲート線(第2視覚方向用)
Y1〜Yn ソース線
XSC(XSCa、XSCb) (第1、第2)クロック信号
XSP(XSPa、XSPb) (第1、第2)スタートパルス
Pa1〜Pam、Pb1〜Pbm 第1、第2走査信号
Qa1〜Qam、Qb1〜Qbm 第1、第2論理積信号
SLTa、SLTb 第1、第2切換信号

Claims (5)

  1. 複数のソース線と、該ソース線と交差する複数のゲート線と、第1視覚方向用の映像光を出力する第1画素と、第2視覚方向用の映像光を出力する第2画素と、を有して成り、第1、第2画素はいずれも、ソースが前記ソース線に接続され、ゲートが前記ゲート線に接続され、ドレインが絵素電極に接続されたアクティブ素子を有して成るアクティブマトリクス型の表示パネルと;前記ソース線に映像信号を供給するソース線駆動回路と;前記ゲート線に走査信号を供給するゲート線駆動回路と;前記表示パネルの前面に配置されて第1、第2画素から出力される映像光を各々第1、第2視覚方向に対応して分離する光学分離部と;を有して成るディスプレイにおいて、
    前記表示パネルは、複数の第1画素から成る第1画素列と、複数の第2画素から成る第2画素列と、を複数列ずつ有して成り、第1、第2画素が各々連続して並ぶ列方向について、各列毎共通に前記ゲート線が接続され、第1、第2画素が並ぶ行方向について、各行毎共通に前記ソース線が接続されて成るものであり、
    前記ゲート線駆動回路は、第1、第2画素列に対する前記走査信号の供給を個別に停止する機能部を具備して成るものであることを特徴とするディスプレイ。
  2. 前記ゲート線駆動回路は、スタートパルスをクロック信号でシフトさせて第1、第2走査信号を生成するシフトレジスタと、第1、第2走査信号と各2値の第1、第2切換信号との論理積演算を行うことで第1、第2論理積信号を生成する論理ゲート回路と、を有して成り、前記走査信号として、第1画素列には第1論理積信号を供給し、第2画素列には第2論理積信号を供給することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ。
  3. 前記ゲート線駆動回路は、第1スタートパルスを第1クロック信号でシフトさせて第1走査信号を生成する第1シフトレジスタと、第2スタートパルスを第2クロック信号でシフトさせて第2走査信号を生成する第2シフトレジスタと、第1切換信号に応じて第1シフトレジスタに対する第1クロック信号の入力可否を制御する第1スイッチと、第2切換信号に応じて第2シフトレジスタに対する第2クロック信号の入力可否を制御する第2スイッチと、を有して成り、前記走査信号として、第1画素列には第1走査信号を供給し、第2画素列には第2走査信号を供給することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ。
  4. 前記ゲート線駆動回路は、第1スタートパルスを第1クロック信号でシフトさせて第1走査信号を生成する第1シフトレジスタと、第2スタートパルスを第2クロック信号でシフトさせて第2走査信号を生成する第2シフトレジスタと、第1切換信号に応じて第1シフトレジスタに対する第1スタートパルスの入力可否を制御する第1スイッチと、第2切換信号に応じて第2シフトレジスタに対する第2スタートパルスの入力可否を制御する第2スイッチと、を有して成り、前記走査信号として、第1画素列には第1走査信号を供給し、第2画素列には第2走査信号を供給することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ。
  5. 第1、第2画素は、各々複数の絵素に分割されており、前記ソース線駆動回路は、分割された複数の絵素に対応して複数の映像信号を第1、第2画素に送出することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のディスプレイ。
JP2004060472A 2004-03-03 2004-03-04 ディスプレイ Expired - Fee Related JP4111925B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004060472A JP4111925B2 (ja) 2004-03-04 2004-03-04 ディスプレイ
US11/068,391 US20050195150A1 (en) 2004-03-03 2005-03-01 Display panel and display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004060472A JP4111925B2 (ja) 2004-03-04 2004-03-04 ディスプレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005250108A JP2005250108A (ja) 2005-09-15
JP4111925B2 true JP4111925B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=35030644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004060472A Expired - Fee Related JP4111925B2 (ja) 2004-03-03 2004-03-04 ディスプレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4111925B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006095473A1 (ja) * 2005-03-11 2006-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶表示装置
KR101374109B1 (ko) 2007-10-30 2014-03-14 엘지디스플레이 주식회사 듀얼 뷰 액정 표시 장치
KR101064430B1 (ko) 2010-04-13 2011-09-14 삼성모바일디스플레이주식회사 유기전계발광 표시장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005250108A (ja) 2005-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8154495B2 (en) Multi-switch half source driving display device and method for liquid crystal display panel
KR100782394B1 (ko) 동화상 표시에 적절한 액정 표시 장치
JP5175977B2 (ja) 立体表示装置
KR101017544B1 (ko) 멀티 도메인 디스플레이 디바이스
US8040310B2 (en) Method of driving display apparatus and display apparatus
US20090102777A1 (en) Method for driving liquid crystal display panel with triple gate arrangement
TWI514843B (zh) 光電裝置及電子機器
JP2009217142A (ja) 液晶表示装置
US20050195150A1 (en) Display panel and display device
US8179356B2 (en) Method for driving liquid crystal display with inserting gray image
GB2535933A (en) Liquid crystal panel, driving method therefor, and liquid crystal display
KR20160096776A (ko) 표시 장치 및 이의 구동방법
JP4111925B2 (ja) ディスプレイ
JP3056631B2 (ja) 液晶表示装置
KR19990044809A (ko) 액정표시장치의 구동방법 및 그 구동회로
US10466555B2 (en) LCD device
JP2009151016A (ja) 液晶表示装置
JP6591741B2 (ja) マルチディスプレイ装置、ディスプレイ及び画像表示方法
JP3995660B2 (ja) ディスプレイ
US10891909B2 (en) Display device and method for driving same
JP4864392B2 (ja) 表示制御回路、表示制御方法、および液晶表示装置
JP6805603B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の制御方法および電子機器
JP2013205462A (ja) 液晶表示装置
KR101332033B1 (ko) 액정표시장치 및 구동방법
KR20080058760A (ko) 액정표시장치 및 이의 구동방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees