JP4864392B2 - 表示制御回路、表示制御方法、および液晶表示装置 - Google Patents

表示制御回路、表示制御方法、および液晶表示装置 Download PDF

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本発明は、例えばOCB(Optically Compensated Birefringence)モードの液晶表示パネルを用いた動画表示に適する表示制御回路、表示制御方法、および液晶表示装置に関する。
液晶表示装置に代表される平面表示装置は、コンピュータ、カーナビゲーションシステム、あるいはテレビ受信機等の表示装置として広く利用されている。
液晶表示装置は、一般に複数の液晶画素のマトリクスアレイを含む液晶表示パネル、この液晶表示パネルを照明するバックライト、並びにこれら表示パネルおよびバックライトを制御する表示制御回路を有する。液晶表示パネルはアレイ基板および対向基板間に液晶層を挟持した構造である。
アレイ基板は略マトリクス状に配置される複数の画素電極、複数の画素電極の行に沿って配置される複数のゲート線、複数の画素電極の列に沿って配置される複数のソース線、複数のゲート線および複数のソース線の交差位置近傍に配置される複数のスイッチング素子を有する。各スイッチング素子は例えば薄膜トランジスタ(TFT)からなり、1ゲート線が駆動されたときに導通して1ソース線の電位を1画素電極に印加する。対向基板には、アレイ基板に配置された複数の画素電極に対向するように共通電極が設けられる。一対の画素電極および共通電極はこれら電極間に位置する液晶層の一部である画素領域と共に画素を構成し、画素領域において液晶分子配列を画素電極および共通電極間の電界によって制御する。表示制御回路は複数のゲート線を駆動するゲートドライバ、複数のソース線を駆動するソースドライバ、並びにこれらゲートドライバ、ソースドライバ、およびバックライトを制御するコントローラ回路等を含む。
液晶表示装置が主に動画を表示するテレビ受信機用である場合、液晶分子が良好な応答性を示すOCBモードの液晶表示パネルを用いることが検討されている(特許文献1を参照)。この液晶表示パネルでは、液晶が画素電極および共通電極上で互いに平行にラビングされた配向膜によって電源投入前においてほとんど寝ているスプレー配向になる。液晶表示パネルは、電源投入に伴う初期化処理で印加する比較的強い電界によりこれら液晶をスプレー配向からベンド配向に転移させてから表示動作を行う。
液晶が電源投入前にスプレー配向となる理由は、スプレー配向が液晶駆動電圧の無印加状態でエネルギー的にベンド配向よりも安定であるためである。このような液晶は一旦ベンド配向に転移しても、スプレー配向のエネルギーとベンド配向のエネルギーとが拮抗するレベル以下の電圧印加状態や電圧無印加状態が長期間続く場合に再びスプレー配向に逆転移してしまうという性質を有する。スプレー配向では、視野角特性がベンド配向に対して大きく異なることから表示異常となる。
従来、ベンド配向からスプレー配向への逆転移を防止するため、例えば1フレームの画像を表示するフレーム期間の一部で大きな電圧を液晶に印加する駆動方式がとられている。ノーマリホワイトの液晶表示パネルでは、この電圧が黒表示となる画素電圧に相当するため、黒挿入駆動と呼ばれる。
特開2002−202491号公報
ところで、液晶表示パネルは画像データの更新まで表示状態を保持するホールド型表示デバイスであることから、動画表示において観察者の視覚に生じる網膜残像の影響から物体の動きを滑らかに見せることが難しい。上述の黒挿入駆動は画素輝度を擬似的に離散的な疑似インパルス応答の波形にして網膜残像をクリアすることになるため、観察者の視覚によって低下する動画視認性の改善に有効である。しかし、黒挿入駆動によって得られる黒表示状態は、バックライトを消灯させたときに得られるような完全な黒ではない。このため、バックライトを点滅させるブリンキング駆動を利用してより良好な動画視認性を得ることが検討されている。
通常、バックライトは単一の冷陰極管をバックライト光源として構成される。このようなバックライトに対してブリンキング駆動を行うと、OCBモードの液晶表示パネルにおいてコントラストの低下および不適切な色づきが発生してしまうという問題があった。
本発明の目的は、バックライトのブリンキング駆動において生じるコントラストの低下および不適切な色づきを軽減できる表示制御回路、表示制御方法、および液晶表示装置を提供することにある。
本発明の第1観点によれば、複数の液晶画素が略マトリクス状に配置されるOCBモードの表示パネルの表示制御回路であって、階調表示用画素電圧の保持期間に対する非階調表示用画素電圧の保持期間の比率に適合するように階調表示開始信号および非階調表示開始信号を発生するタイミング制御回路と、前記階調表示開始信号の制御により前記複数の液晶画素を1行ずつ順次駆動して駆動行の液晶画素に前記階調表示用画素電圧を保持させ、前記非階調表示開始信号の制御により前記複数の液晶画素を少なくとも1行ずつ順次駆動して駆動行の液晶画素に前記非階調表示用画素電圧を保持させるパネル駆動部と、前記複数の液晶画素を各々少なくとも2行の隣接液晶画素を含む複数のグループに区分して各々対応グループの液晶画素を主に照明するように前記複数の液晶画素の行に略平行に並べられる冷陰極管を備えた複数のバックライト光源を駆動する光源駆動部とを備え、前記非階調表示用画素電圧は、ベンド配向からスプレー配向への液晶の逆転移を防止する電圧であって、前記光源駆動部は前記複数のバックライト光源を前記階調表示用画素電圧の保持期間に対する前記非階調表示用画素電圧の保持期間の比率に対応する所定デューティ比で順次点滅させる動作を前記階調表示開始信号に同期して開始し、各バックライト光源を対応グループの液晶画素の全てが前記非階調表示用画素電圧を保持させる階調表示用に駆動される前に消灯させるように構成される表示制御回路が提供される。
本発明の第2観点によれば、複数の液晶画素が略マトリクス状に配置されるOCBモードの表示パネルの表示制御方法であって、階調表示用画素電圧の保持期間に対する、ベンド配向からスプレー配向への液晶の逆転移を防止する非階調表示用画素電圧の保持期間の比率と適合するように階調表示開始信号および非階調表示開始信号を発生し、前記階調表示開始信号の制御により前記複数の液晶画素を1行ずつ順次駆動して駆動行の液晶画素に前記階調表示用画素電圧を保持させ、前記非階調表示開始信号の制御により前記複数の液晶画素を少なくとも1行ずつ順次駆動して駆動行の液晶画素に前記非階調表示用画素電圧を保持させ、前記複数の液晶画素を各々少なくとも2行の隣接液晶画素を含む複数のグループに区分して各々対応グループの液晶画素を主に照明するように前記複数の液晶画素の行に略平行に並べられる冷陰極管を備えた複数のバックライト光源を前記階調表示用画素電圧の保持期間に対する前記非階調表示用画素電圧の保持期間の比率に対応する所定デューティ比で順次点滅させる動作を前記階調表示開始信号に同期して開始し、各バックライト光源を対応グループの液晶画素の全てが前記非階調表示用画素電圧を保持させる階調表示用に駆動される前に消灯させる表示制御方法が提供される。
本発明の第3観点によれば、複数の液晶画素が略マトリクス状に配置されるOCBモードの表示パネルと、階調表示用画素電圧の保持期間に対する非階調表示用画素電圧の保持期間の比率と適合するように階調表示開始信号および非階調表示開始信号を発生するタイミング制御回路と、前記階調表示開始信号の制御により前記複数の液晶画素を1行ずつ順次駆動して駆動行の液晶画素に前記階調表示用画素電圧を保持させ、
前記非階調表示開始信号の制御により前記複数の液晶画素を少なくとも1行ずつ順次駆動して駆動行の液晶画素に前記非階調表示用画素電圧を保持させるパネル駆動部と、前記複数の液晶画素を各々少なくとも2行の隣接液晶画素を含む複数のグループに区分して各々対応グループの液晶画素を主に照明するように液晶画素の行に略平行に並べられる冷陰極管を備えた複数のバックライト光源を駆動する光源駆動部とを備え、前記非階調表示用画素電圧は、ベンド配向からスプレー配向への液晶の逆転移を防止する電圧であって、前記光源駆動部は前記複数のバックライト光源を前記階調表示用画素電圧の保持期間に対する前記非階調表示用画素電圧の保持期間の比率に対応する所定デューティ比で順次点滅させる動作を前記階調表示開始信号に同期して開始し、各バックライト光源を対応グループの液晶画素の全てが前記非階調表示用画素電圧を保持させる階調表示用に駆動される前に消灯させるように構成される液晶表示装置が提供される。
これら表示制御回路、表示制御方法、および液晶表示装置では、複数のバックライト光源を階調表示用画素電圧の保持期間および非階調表示用画素電圧(黒挿入用画素電圧)の保持期間の比率に対応する所定デューティ比で順次点滅させる動作が階調表示開始信号に同期して開始する。このため、各バックライト光源の点灯期間と対応液晶画素による階調表示用画素電圧の保持期間とのずれを全体として少なくすることができる。従って、バックライト光源が階調表示用画素電圧の保持期間中に消灯したり、非階調表示用画素電圧の保持期間中に点灯したりして生じるようなコントラストの低下や不適切な色ずれを軽減することができる。また、各光源が対応グループの液晶画素の全てが非階調表示用(黒挿入用)に駆動される前に消灯されるため、コントラストをさらに改善することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る液晶表示装置について添付図面を参照して説明する。
図1はこの液晶表示装置の回路構成を概略的に示す。液晶表示装置は液晶表示パネルDP、表示パネルDPを照明するバックライトBL、および表示パネルDPおよびバックライトBLを制御する表示制御回路CNTを備える。液晶表示パネルDPは一対の電極基板であるアレイ基板1および対向基板2間に液晶層3を挟持した構造である。液晶層3は液晶分子が予めスプレー配向から表示動作に利用可能なベンド配向に転移される液晶材料を含む。表示制御回路CNTは電源投入時に比較的強い電界により液晶分子のスプレー配向をベンド配向に転移させる初期化処理を行う。液晶表示パネルDPはこの初期化処理後においてアレイ基板1および対向基板2から液晶層3に印加される液晶駆動電圧に対応する透過率に設定することが可能となる。表示制御回路CNTは階調表示に対して非階調表示を所望の割合で行うよう液晶表示パネルDPを制御する。階調表示は画像情報に対応して変化する液晶駆動電圧を用いて行われ、非階調表示は一定である液晶駆動電圧を用いて行われる。ここでは、一定の液晶駆動電圧がベンド配向からスプレー配向への逆転移を防止する電圧である。液晶表示パネルDPが例えばノーマリホワイトモードである場合には、逆転移を防止する電圧が一定の液晶駆動電圧として液晶層3に印加されたときに黒が表示される。すなわち、黒挿入が階調表示に対して周期的に行われる。以下の記述では、この「黒挿入」を非階調表示の一例として使用する。
アレイ基板1は、例えばガラス等の透明絶縁基板上に略マトリクス状に配置される複数の画素電極PE、複数の画素電極PEの行に沿って配置される複数のゲート線Y(Y1〜Ym)、複数の画素電極PEの列に沿って配置される複数のソース線X(X1〜Xn)、並びにこれらゲート線Yおよびソース線Xの交差位置近傍に配置され各々対応ゲート線Yを介して駆動されたときに対応ソース線Xおよび対応画素電極PE間で導通して複数の画素スイッチング素子Wを有する。各画素スイッチング素子Wは例えば薄膜トランジスタからなり、薄膜トランジスタのゲートがゲート線Yに接続され、ソース−ドレインパスがソース線Xおよび画素電極PE間に接続される。
対向基板2は例えばガラス等の透明絶縁基板上に配置される赤,緑,青の着色層からなるカラーフィルタ、および複数の画素電極PEに対向してカラーフィルタ上に配置される共通電極CE等を含む。各画素電極PEおよび共通電極CEは例えばITO等の透明電極材料からなり、互いに平行にラビング処理される配向膜でそれぞれ覆われ、画素電極PEおよび共通電極CEからの電界に対応した液晶分子配列に制御される液晶層3の一部である画素領域と共にOCB液晶画素PXを構成する。
複数の液晶画素PXは各々画素電極PEおよび共通電極CE間に液晶容量CLCを有する。複数の補助容量線C1〜Cmは各々対応行の液晶画素PXの画素電極PEに容量結合して補助容量Csを構成する。補助容量Csは画素スイッチング素子Wの寄生容量に対して十分大きな容量値を有する。
表示制御回路CNTは、複数のスイッチング素子Wを行単位に導通させるように複数のゲート線Y1〜Ymを順次駆動するゲートドライバYD、各行のスイッチング素子Wが対応ゲート線Yの駆動によって導通する期間において画素電圧Vsを複数のソース線X1〜Xnにそれぞれ出力するソースドライバXD、バックライトBLを駆動するバックライト駆動部LD、表示パネルDPの駆動用電圧を発生する駆動用電圧発生回路4、およびゲートドライバYD、ソースドライバXDおよびバックライト駆動部(インバータ)LDを制御するコントローラ回路5を備える。
駆動用電圧発生回路4は、ゲートドライバYDを介して補助容量線Cに印加される補償電圧Veを発生する補償電圧発生回路6、ソースドライバXDによって用いられる所定数の階調基準電圧VREFを発生する階調基準電圧発生回路7、および対向電極CTに印加されるコモン電圧Vcomを発生するコモン電圧発生回路8を含む。コントローラ回路5は、外部信号源SSから入力される同期信号SYNC(VSYNC,DE)に基づいてゲートドライバYDに対する制御信号CTYを発生する垂直タイミング制御回路11、外部信号源SSから入力される同期信号SYNC(VSYNC,DE)に基づいてソースドライバXDに対する制御信号CTXを発生する水平タイミング制御回路12、複数の画素PXに対して外部信号源SSから入力される画像データについて例えば黒挿入2倍速変換を行う画像データ変換回路13、および垂直タイミング制御回路11から出力される制御信号CTXに基づいてバックライト駆動部(インバータ)LDを制御するインバータ制御回路14を含む。画像データは複数の液晶画素PXに対する複数の画素データDIからなり、1フレーム期間(垂直走査期間V)毎に更新される。制御信号CTYはゲートドライバYDに供給され、制御信号CTXは画像データ変換回路13から変換結果として得られる画素データDOと共にソースドライバXDに供給される。制御信号CTYは上述のように順次複数のゲート線Yを駆動する動作をゲートドライバYDに行わせるために用いられ、制御信号CTXは画像データ変換回路13の変換結果として1行分の液晶画素PX単位に得られ直列に出力される画素データDOを複数のソース線Xにそれぞれ割り当てると共に出力極性を指定する動作をソースドライバXDに行わせるために用いられる。
ゲートドライバYDおよびソースドライバXDは複数のゲート線Yおよび複数のソース線Xをそれぞれ選択するために例えばシフトレジスタ回路を用いて構成される。この場合、制御信号CTYは、階調表示開始タイミングを制御する第1スタート信号(階調表示開始信号)STHA、黒挿入開始タイミングを制御する第2スタート信号(黒挿入開始信号)STHB、シフトレジスタ回路においてこれらスタート信号STHA,STHBをシフトさせるクロック信号、およびスタート信号STHA,STHBの保持位置に対応してシフトレジスタ回路によって所定数ずつ順次または一緒に選択されるゲート線Y1〜Ymへの駆動信号の出力を制御する出力イネーブル信号等を含む。他方、制御信号CTXは1行分の画素データの取込開始タイミングを制御するスタート信号、シフトレジスタ回路においてこのスタート信号をシフトさせるクロック信号、スタート信号の保持位置に対応してシフトレジスタ回路によって1本ずつ選択されるソース線X1〜Xnに対してそれぞれ取り込まれる1行分の画素データDOの並列出力タイミングを制御するロード信号、および画素データに対応する画素電圧Vsの信号極性を制御する極性信号等を含む。
ゲートドライバYDは制御信号CTYの制御により1フレーム期間において複数のゲート線Y1〜Ymを階調表示用および黒挿入用に順次選択し、各行の画素スイッチング素子Wを1水平走査期間Hだけ導通させる駆動信号としてオン電圧を選択ゲート線Yに供給する。画像データ変換回路13が黒挿入2倍速変換を行う場合、1行分の入力画素データDIが1H毎に出力画素データDOとなる1行分の黒挿入用画素データBおよび1行分の階調表示用画素データSに変換される。階調表示用画素データSは画素データDIと同じ階調値であり、黒挿入用画素データBは黒表示の階調値である。1行分の黒挿入用画素データBおよび1行分の階調表示用画素データSの各々はそれぞれH/2期間において画像データ変換回路13から直列に出力される。ソースドライバXDは上述の階調基準電圧発生回路7から供給される所定数の階調基準電圧VREFを参照してこれら画素データB,Sをそれぞれ画素電圧Vsに変換し、複数のソース線X1〜Xnに並列的に出力する。
画素電圧Vsは共通電極CEのコモン電圧Vcomを基準として画素電極PEに印加される電圧であり、画素電圧Vsとコモン電圧Vcomとの差電圧が1画素PX分の液晶駆動電圧となる。画素電圧Vsは例えばフレーム反転駆動およびライン反転駆動を行うようコモン電圧Vcomに対して極性反転される。2倍速の垂直走査速度で黒挿入駆動を行う場合には、例えばライン反転駆動およびフレーム反転駆動(1H1V反転駆動)を行うようコモン電圧Vcomに対して極性反転される。また、補償電圧Veは1行分のスイッチング素子Wが非導通となるときにこれらスイッチング素子Wに接続されるゲート線Yに対応した補助容量線CにゲートドライバYDを介して印加され、これらスイッチング素子Wの寄生容量によって1行分の画素PXに生じる画素電圧Vsの変動を補償するために用いられる。
ゲートドライバYDが例えばゲート線Y1をオン電圧により駆動してこのゲート線Y1に接続された全ての画素スイッチング素子Wを導通させると、ソース線X1〜Xn上の画素電圧Vsがこれら画素スイッチング素子Wをそれぞれ介して対応画素電極PEおよび補助容量Csの一端に供給される。また、ゲートドライバYDはこのゲート線Y1に対応した補助容量線C1に補償電圧発生回路6からの補償電圧Veを出力し、ゲート線Y1に接続された全ての画素スイッチング素子Wを1水平走査期間だけ導通させた直後にこれら画素スイッチング素子Wを非導通にするオフ電圧をゲート線Y1に出力する。補償電圧Veはこれら画素スイッチング素子Wが非導通になったときにこれらの寄生容量によって画素電極PEから引き抜かれる電荷を低減して画素電圧Vsの変動、すなわち突き抜け電圧ΔVpを実質的にキャンセルする。
ここで、図1に示す液晶表示装置の動作について図2および図3を参照して説明する。図2および図3では、Bが各行の画素PXに共通な黒挿入用画素データを表し、S1,S2,S3,…がそれぞれ1行目,2行目,3行目,…の画素PXに対する階調表示用画素データを表す。+,−はこれら画素データB,S1,S2,S3…が画素電圧Vsに変換されてソースドライバXDから出力されるときの信号極性を表す。
図2は2倍速の垂直走査速度で黒挿入駆動を行う場合について液晶表示装置の動作を示す。ここでは、第1スタート信号STHAおよび第2スタート信号STHBがいずれもH/2期間分のパルス幅でゲートドライバYDに入力されるパルスである。第1スタート信号STHAが最初に入力され、第2スタート信号STHBが階調表示用画素電圧の保持期間および黒挿入用画素電圧の保持期間の比率、すなわち黒挿入率に従って第1スタート信号STHAよりも遅れて入力される。
ゲートドライバYDは第1スタート信号STHAをシフトさせて複数のゲート線Y1〜Ymを1水平走査期間H当たり1本ずつ選択し、1H期間の後半でゲート線Y1,Y2,Y3,…に駆動信号を出力する。これに対し、ソースドライバXDは階調表示用画素データS1,S2,S3,…の各々を対応1H期間の後半において画素電圧Vsに変換し、これらを1H毎に反転される極性でソース線X1〜Xnに並列出力する。これら画素電圧Vsは、ゲート線Y1〜Ymの各々が対応1H期間の後半で駆動される間に1行目,2行目,3行目,4行目…の液晶画素PXに供給される。
また、ゲートドライバYDは第2スタート信号STHBをシフトさせて複数のゲート線Y1〜Ymを1水平走査期間H当たり1本ずつ選択し、1H期間の前半でゲート線Y1,Y2,Y3,…に駆動信号を出力する。これに対し、ソースドライバXDは黒挿入用画素データB,B,B,…の各々を対応1H期間の前半において画素電圧Vsに変換し、これらを1H毎に反転される極性でソース線X1〜Xnに並列出力する。これら画素電圧Vsはゲート線Y1〜Ymの各々が対応1H期間の前半で駆動される間に1行目,2行目,3行目,…の液晶画素PXに供給される。尚、図2では、第1スタート信号STHAと第2スタート信号STHBとが比較的短い間隔で入力されているが、実際には階調表示用画素電圧の保持期間に対する黒挿入用画素電圧保持の期間の比率が黒挿入率に適合するように離して入力される。また、最終行付近の画素PXに対する黒挿入は例えば図2の左下部分に示すように先行フレームから連続することになる。
また、1.5倍速の垂直走査速度で黒挿入駆動を行う場合には、画像データ変換回路13は外部信号源SSから入力され画像データについて黒挿入1.5倍速変換を行うように構成される。さらに、ソースドライバXDは2ライン単位反転駆動およびフレーム反転駆動(2H1V反転駆動)を行うようコモン電圧Vcomに対して極性反転される画素電圧Vsをソース線X1〜Xnに出力するように構成される。黒挿入1.5倍速変換では、2行分の入力画素データDIが2H期間毎に出力画素データDOとなる1行分の黒挿入用画素データBおよび2行分の階調表示用画素データSに変換される。階調表示用画素データSは画素データDIと同じ階調値であり、黒挿入用画素データBは黒表示の階調値である。1行分の黒挿入用画素データBおよび2行分の階調表示用画素データSの各々はそれぞれ2H/3期間において画像データ変換回路13から直列に出力される。
図3は1.5倍速の垂直走査速度で黒挿入駆動を行う場合について液晶表示装置の動作を示す。ここでは、第1スタート信号STHAが2H/3期間分のパルス幅でゲートドライバYDに入力されるパルスであり、第2スタート信号STHBがいずれも2H期間分のパルス幅でゲートドライバYDに入力されるパルスである。第1スタートパルスSTHAが最初に入力され、第2スタート信号STHBが階調表示用画素電圧の保持期間および黒挿入用画素電圧の保持期間の比率、すなわち黒挿入率に従って第1スタート信号STHAよりも遅れて入力される。
ゲートドライバYDは第1スタート信号STHAをシフトさせて、複数のゲート線Y1〜Ymを2H期間当たり2本ずつ順次選択し、対応2H期間に含まれる2番目および3番目の2H/3期間にこれら選択ゲート線Y1,Y2;Y3,Y4;…に出力される。これに対し、ソースドライバXDは階調表示用画素データS1,S2;S3,S4;…を対応2H期間に含まれる第2および第3番目の2H/3期間に画素電圧Vsに変換し、これらを2H毎に反転される極性でソース線X1〜Xnに並列出力する。これら画素電圧Vsはゲート線Y1〜Ymの各々が対応2H期間に含まれる第2または第3番目の2H/3期間で駆動される間に1行目,2行目,3行目,4行目,…の液晶画素PXに供給される。
また、ゲートドライバYDは第2スタート信号STHBをシフトさせて複数のゲート線Y1〜Ymを2H期間当たり2本ずつ一緒に選択し、対応2H期間に含まれる1番目の2H/3期間にこれら選択ゲート線Y1,Y2;Y3,Y4;…に駆動信号を出力する。これに対し、ソースドライバXDは黒挿入用画素データB,B,B,…の各々を対応2H期間に含まれる第1番目の2H/3期間において画素電圧Vsに変換し、これらを2H毎に反転される極性でソース線X1〜Xnに並列出力する。これら画素電圧Vsはゲート線Y1〜Ymの各々が対応2H期間に含まれる第1番目の2H/3期間で駆動される間に1行目,2行目,3行目,4行目,…の液晶画素PXに供給される。尚、図3では、第1スタート信号STHAと第2スタート信号STHBとが比較的短い間隔で入力されているが、実際には階調表示用画素電圧の保持期間に対する黒挿入用画素電圧の保持期間の比率が黒挿入率に適合するように離して入力される。また、最終行付近の画素PXに対する黒挿入は例えば図3の左下部分に示すように先行フレームから連続することになる。
図4は図1に示すバックライトBLおよび表示パネルDPの関係を示す。図4に示す表示画面DSはマトリクス状に配置された複数のOCB液晶画素PXにより構成されている。バックライトBLは表示パネルDPの背面において複数のOCB液晶画素PXの行に平行に所定ピッチで並べられる例えばk個のバックライト光源BL1〜BLkからなる。これらバックライト光源BL1〜BLkは画面DSを縦方向において等しく区分した複数の表示領域を主としてそれぞれ照明する。ここでは、バックライト光源BL1〜BKkの各々が1本の冷陰極管で構成され、約30行分の液晶画素PXからなる1表示領域を照明する。
図5は図1に示すインバータ制御回路14、バックライト駆動部LD、およびバックライトBLの回路構成をさらに詳細に示し、図6はインバータ制御回路14の動作を示す。インバータ制御回路14は、階調表示用画素電圧の保持期間および黒挿入用画素電圧の保持期間の比率に対応する所定デューティ比で複数のバックライト光源BL1〜BLkを順次点滅させる動作を第1スタート信号STHAに同期して開始させるようにバックライト駆動部LDを制御する。バックライト駆動部LDはバックライト光源BL1〜BLkに対してそれぞれ駆動電圧を発生するk個のインバータLD1〜LDkからり、インバータ制御回路14はこれらインバータLD1〜LDkをそれぞれ制御するために図5に示すk個のパルス幅変調信号PWM(PWM1〜PWMk)を発生する。
パルス幅変調信号PWMPWM1は垂直タイミング制御回路11から出力される制御信号CTXのうちの第1および第2スタート信号STHA,STHBを用いて発生される。第1スタート信号STHAは1行目の液晶画素PXに階調表示用画素電圧を保持させる基準タイミングであり、第2スタート信号STHBは1行目の液晶画素PXに黒挿入用画素電圧を保持させる基準タイミングである。すなわち、階調表示用画素電圧の保持期間は第1スタート信号STHAの入力から第2スタート信号STHBの入力までの期間にほぼ等しく、黒挿入用画素電圧の保持期間は第2スタート信号STHBのパルス入力から次の第1スタート信号STHAの入力間での期間にほぼ等しい。このため、インバータ制御回路14はパルス幅変調信号PWM1を第1スタート信号STHAに応答して高レベルに立ち上げ、第2スタート信号STHBに応答して低レベルに立ち下げる。これにより、このパルス幅変調信号PWM1が階調表示用画素電圧の保持期間および黒挿入用画素電圧の保持期間の比率に対応する所定デューティ比を持つことになる。また、パルス幅変調信号PWM2〜PWMkはパルス幅変調信号PWM1を遅延させて得ることができ、図6に示すようにパルス幅変調信号PWM1〜PWMk−1に対してそれぞれ位相差Tだけずれている。この位相差Tはバックライト光源BL1〜BLkのピッチに対応して決定される。インバータLD1〜LDkはインバータ制御回路14からのパルス幅変調信号PWM1〜PWMkを駆動電圧にそれぞれ電圧変換してバックライト光源BL1〜BLkに出力する。バックライト光源BL1〜BLkはそれぞれパルス幅変調信号PWM1〜PWMkが高レベルであるときに点灯し、パルス幅変調信号PWM1〜PWMkが低レベルであるときに消灯する。
尚、パルス幅変調信号PWM1はスタート信号STHAおよびスタート信号STHBと同時に遷移するのではなく一定のオフセット時間を設けるようにしてもよい。この場合、オフセット時間は各表示領域を構成する液晶画素PXの行数に基づいて決定される。また、スタート信号STHAの遷移(すなわち、パルス前縁または後縁)を検出してパルス幅変調信号PWM1を立ち上げ、この立ち上がりから階調表示用画素電圧の保持期間に対応する所定期間の経過に伴ってパルス幅変調信号PWM1を立ち下げるようにしてもよい。この場合には、例えばクロックパルスをカウントするカウンタを設け、スタート信号STHAの遷移タイミングからこのクロックパルスのカウントを開始し、所定のカウント値に達したタイミングでパルス幅変調信号PWM1を立ち下げればよい。
ここで、パルス幅変調信号PWM1の遷移タイミングの基準として外部から供給される同期信号VSYNC,DE等を利用する方式も考えられるが、スタート信号STHAおよびスタート信号STHBを利用する方式のほうが、バックライト光源BL1〜BLkの各々の点灯期間および消灯期間を対応表示領域内の液晶画素PXの階調表示用画素電圧の保持期間および黒挿入用画素電圧の保持期間にそれぞれ重ねるうえで高い精度を得ることができる。
ちなみに、図4および図5に示すバックライトBL1〜BLkは複数の液晶画素(PX)を各々少なくとも2行の隣接液晶画素(PX)を含む複数のグループに区分して各々対応グループの液晶画素を主に照明するように複数の液晶画素(PX)の行に略平行に並べられている。バックライト駆動部LDはこれらバックライトBL1〜BLkの各々を対応グループの液晶画素の全てが非階調表示用に駆動される前に消灯するように制御されている。この消灯タイミングは例えば図3に示される。ここでは、図3に示すことができるように、バックライトBL1〜BLkの各々が8行分の液晶画素PXからなる1表示領域を主に照明する場合を仮定した。この場合、バックライトBL1は第1行〜第8行の液晶画素(PX)のグループに割り当てられ、バックライトBL2は第9行〜第16行の液晶画素PX)のグループに割り当てられ、バックライトBL3〜BLkも同様に割り当てられる。このグループの割り当ては、例えば複数のバックライトが均等間隔で配置されている場合には、有効表示領域における液晶画素の行数をバックライトの本数で除算した行数を1つのグループとする。仮に除算したときに余りが出る場合は、有効表示領域の中でバランスするような位置にあるグループに1行ずつ振り当てることとする。図3では、これら第1〜第8行の液晶画素(PX)に対応するゲート線Y1〜Y8が2本ずつ黒挿入用に駆動されることがわかる。バックライトBL1はゲート線Y1〜Y8が階調表示用に順次駆動された後ゲート線Y1およびY2が一緒に立ち上がるときに消灯される。バックライトBL1は図3に示されるタイミングで消灯されることに限定されず、第1〜第8行の液晶画素(PX)に対応するゲート線Y1〜Y8のうちで最後に駆動されるゲート線Y7およびY8が一緒に立ち上がるタイミングで消灯されてもよい。すなわち、消灯タイミングは図5において矢印で示すレンジで可変できる。ただし、本実施形態のようにゲート線Y1およびY2が一緒に立ち上がるとき、即ち各グループの中で最初に黒挿入用の駆動が始まるタイミングでバックライトBL1が消灯されるようにすることがコントラストを改善する上ではより効果的である。このようにして残りのバックライトも同様にBL2〜BLkも同様に制御されれば、コントラストを一層改善することができる。
本実施形態の液晶表示装置では、複数のバックライト光源BL1〜BLkを階調表示用画素電圧の保持期間および黒挿入用画素電圧の保持期間の比率に対応する所定デューティ比で順次点滅させる動作が階調表示開始信号に同期して開始する。このため、各バックライト光源BL1,BL2,…の点灯期間と対応OCB液晶画素PXによる階調表示用画素電圧の保持期間とのずれを全体として少なくすることができる。従って、バックライト光源BL1,BL2,…が階調表示用画素電圧の保持期間中に消灯したり、黒挿入用画素電圧の保持期間中に点灯したりして生じるようなコントラストの低下や不適切な色ずれを軽減することができる。また、各光源が対応グループの液晶画素の全てが非階調表示用(黒挿入用)に駆動される前に消灯されるため、コントラストをさらに改善することができる。
尚、本発明は上述の実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で様々に変形可能である。
本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の回路構成を概略的に示す図である。 2倍速の垂直走査速度で黒挿入駆動を行う場合について図1に示す液晶表示装置の動作を示すタイムチャートである。 1.5倍速の垂直走査速度で黒挿入駆動を行う場合について図1に示す液晶表示装置の動作を示すタイムチャートである。 図1に示すバックライトおよび表示パネルの関係を示す図である。 図1に示すインバータ制御回路、バックライト駆動部、およびバックライトの回路構成をさらに詳細に示す図である。 図5に示すインバータ制御回路の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1…アレイ基板、2…対向基板、3…液晶層、4…駆動用電圧発生回路、5…コントローラ回路、6…補償電圧発生回路、7…階調基準電圧発生回路、8…コモン電圧発生回路、11…垂直タイミング制御回路、12…水平タイミング制御回路、13…画像データ変換回路、14…インバータ制御回路、BL…バックライト、BL1〜BLk…バックライト光源、DP…液晶表示パネル、PE…画素電極、CE…共通電極、CLC…液晶容量、Cs…補助容量、PX…液晶画素、W…スイッチング素子、Y…ゲート線、X…ソース線、CNT…表示制御回路、LD…バックライト駆動部、YD…ゲートドライバ、XD…ソースドライバ。

Claims (9)

  1. 複数の液晶画素が略マトリクス状に配置されるOCBモードの表示パネルの表示制御回路であって、
    階調表示用画素電圧の保持期間に対する非階調表示用画素電圧の保持期間の比率に適合するように階調表示開始信号および非階調表示開始信号を発生するタイミング制御回路と、
    前記階調表示開始信号の制御により前記複数の液晶画素を1行ずつ順次駆動して駆動行の液晶画素に前記階調表示用画素電圧を保持させ、前記非階調表示開始信号の制御により前記複数の液晶画素を少なくとも1行ずつ順次駆動して駆動行の液晶画素に前記非階調表示用画素電圧を保持させるパネル駆動部と、
    前記複数の液晶画素を各々少なくとも2行の隣接液晶画素を含む複数のグループに区分して各々対応グループの液晶画素を主に照明するように前記複数の液晶画素の行に略平行に並べられる冷陰極管を備えた複数のバックライト光源を駆動する光源駆動部とを備え、
    前記非階調表示用画素電圧は、ベンド配向からスプレー配向への液晶の逆転移を防止する電圧であって、
    前記光源駆動部は前記複数のバックライト光源を前記階調表示用画素電圧の保持期間に対する前記非階調表示用画素電圧の保持期間の比率に対応する所定デューティ比で順次点滅させる動作を前記階調表示開始信号に同期して開始し、各バックライト光源を対応グループの液晶画素の全てが前記非階調表示用画素電圧を保持させる階調表示用に駆動される前に消灯させるように構成される表示制御回路。
  2. 前記光源駆動部は前記複数のバックライト光源に対する駆動電圧をそれぞれ発生する複数の電圧変換インバータ、および前記階調表示開始信号に応答して前記所定デューティ比のパルス幅変調信号を発生しこのパルス幅変調信号を前記複数のバックライト光源のピッチに対応した位相差で前記複数の電圧変換インバータに出力するインバータ制御回路を含む請求項1に記載の表示制御回路。
  3. 前記位相制御部は、前記パルス幅変調信号を前記階調表示開始信号に応答して立ち上げ、前記非階調表示開始信号に応答して立ち下げるように構成される請求項2に記載の表示制御回路。
  4. 前記位相制御部は、前記パルス幅変調信号を前記階調表示開始信号に応答して立ち上げ、この立ち上がりから前記階調表示用画素電圧の保持期間に対応する期間後に立ち下げるように構成される請求項2に記載の表示制御回路。
  5. 各バックライト光源の消灯タイミングは対応グループの液晶画素のいずれかが最初に非階調表示用に駆動される時点に設定される請求項1に記載の表示制御回路。
  6. 複数の液晶画素が略マトリクス状に配置されるOCBモードの表示パネルの表示制御方法であって、
    階調表示用画素電圧の保持期間に対する、ベンド配向からスプレー配向への液晶の逆転移を防止する非階調表示用画素電圧の保持期間の比率と適合するように階調表示開始信号および非階調表示開始信号を発生し、
    前記階調表示開始信号の制御により前記複数の液晶画素を1行ずつ順次駆動して駆動行の液晶画素に前記階調表示用画素電圧を保持させ、
    前記非階調表示開始信号の制御により前記複数の液晶画素を少なくとも1行ずつ順次駆動して駆動行の液晶画素に前記非階調表示用画素電圧を保持させ、
    前記複数の液晶画素を各々少なくとも2行の隣接液晶画素を含む複数のグループに区分して各々対応グループの液晶画素を主に照明するように前記複数の液晶画素の行に略平行に並べられる冷陰極管を備えた複数のバックライト光源を前記階調表示用画素電圧の保持期間に対する前記非階調表示用画素電圧の保持期間の比率に対応する所定デューティ比で順次点滅させる動作を前記階調表示開始信号に同期して開始し、各バックライト光源を対応グループの液晶画素の全てが前記非階調表示用画素電圧を保持させる階調表示用に駆動される前に消灯させる表示制御方法。
  7. 各バックライト光源の消灯タイミングは対応グループの液晶画素のいずれかが最初に非階調表示用に駆動される時点に設定される請求項6に記載の表示制御方法。
  8. 複数の液晶画素が略マトリクス状に配置されるOCBモードの表示パネルと、
    階調表示用画素電圧の保持期間に対する非階調表示用画素電圧の保持期間の比率と適合するように階調表示開始信号および非階調表示開始信号を発生するタイミング制御回路と、
    前記階調表示開始信号の制御により前記複数の液晶画素を1行ずつ順次駆動して駆動行の液晶画素に前記階調表示用画素電圧を保持させ、
    前記非階調表示開始信号の制御により前記複数の液晶画素を少なくとも1行ずつ順次駆動して駆動行の液晶画素に前記非階調表示用画素電圧を保持させるパネル駆動部と、
    前記複数の液晶画素を各々少なくとも2行の隣接液晶画素を含む複数のグループに区分して各々対応グループの液晶画素を主に照明するように液晶画素の行に略平行に並べられる冷陰極管を備えた複数のバックライト光源を駆動する光源駆動部とを備え、
    前記非階調表示用画素電圧は、ベンド配向からスプレー配向への液晶の逆転移を防止する電圧であって、
    前記光源駆動部は前記複数のバックライト光源を前記階調表示用画素電圧の保持期間に対する前記非階調表示用画素電圧の保持期間の比率に対応する所定デューティ比で順次点滅させる動作を前記階調表示開始信号に同期して開始し、各バックライト光源を対応グループの液晶画素の全てが前記非階調表示用画素電圧を保持させる階調表示用に駆動される前に消灯させるように構成される液晶表示装置。
  9. 各バックライト光源の消灯タイミングは対応グループの液晶画素のいずれかが最初に非階調表示用に駆動される時点に設定される請求項8に記載の液晶表示装置。
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