JPH10104093A - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ

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JPH10104093A
JPH10104093A JP25645696A JP25645696A JPH10104093A JP H10104093 A JPH10104093 A JP H10104093A JP 25645696 A JP25645696 A JP 25645696A JP 25645696 A JP25645696 A JP 25645696A JP H10104093 A JPH10104093 A JP H10104093A
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pressure
detecting element
pressure detecting
torque
torque sensor
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JP25645696A
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Inventor
Ken Toriyama
研 鳥山
Yoshihiro Tanaka
義博 田中
Yoshito Tanaka
義人 田中
Hirohiko Morikawa
裕彦 森川
Masahisa Ando
正久 安藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクセンサの圧力検出素子に剪断力が作用
してこれを破損するのを防止し、またヒステリシスによ
る伝達トルクの検出精度の低下を防止する。 【解決手段】 互いに相対回転可能に設けた第1及び第
2回転部材20,30の何れか一方に圧力検出素子60
を設け、他方に設けた押圧部25により両回転部材の間
で伝達されるトルクに応じた圧力で前記圧力検出素子を
押圧してこの伝達トルクを検出するトルクセンサにおい
て、圧力検出素子に加わる押圧力がその受圧中心軸線に
対し傾斜しないようにする。そのためには、圧力検出素
子の受圧中心軸線方向に摺動可能に案内支持された伝達
手段40、または回転部材の回転軸線と平行な軸線回り
に転動可能な転動体41を介して押圧部からの圧力を圧
力検出素子に伝達し、あるいは圧力検出素子はそれを設
ける回転部材にその回転軸線と平行で受圧中心軸線を通
る軸線回りに傾動可能に支持したりなどすればよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの回転部材の
間に圧力検出素子を設けて、この両回転部材の間で伝達
されるトルクを検出するトルクセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電気式の動力舵取装置において
は、例えば実開昭61−107683号において開示さ
れたように、操舵ハンドルのハンドル軸にかかるトルク
に対応して作動されるモータにより操向車輪に与える操
舵力を増大させており、ハンドル軸を形成する第1軸と
第2軸の間にはこのトルクを検出するためのトルクセン
サが設けられている。この従来技術のトルクセンサは、
一方の軸の端部に同軸的に設けられて1対の縦長溝を対
称的に形成した連結筒に、他方の軸の端部をその外周に
形成した1対の係合突起が縦長溝に係合した状態で嵌合
させ、縦長溝と係合突起との各係合面間に圧力センサを
設けたものである。この圧力センサは圧力を電圧に変換
する圧電素子からなり、各圧電素子は、例えば連結筒側
には固定されるが、係合突起側には単に接触される状態
で介装されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術のト
ルクセンサの例では、連結筒側に対する圧電素子の固定
位置と係合突起側からの押圧位置とは円周方向において
距離があり、また圧電素子の固定側と押圧側の面は互い
に傾斜しているので、圧電素子の両面に加わる力の作用
線の方向は互いに交差したものとなり一致はしない。従
って、圧電素子には圧縮力だけでなく、半径方向におけ
る剪断力が生じる。この種の圧電素子は圧縮方向に比し
て剪断方向における許容荷重が小さいので、このような
剪断力により破損するおそれがある。本発明は、圧力検
出素子に加わる押圧力がその受圧中心軸線に対し傾斜し
ないようにして、このような問題を解決することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるトルクセン
サは、互いに相対回転可能に設けた第1及び第2回転部
材の何れか一方に圧力検出素子を設け、他方に設けた押
圧部により両回転部材の間で伝達されるトルクに応じた
圧力で前記圧力検出素子を押圧してこの伝達トルクを検
出するトルクセンサにおいて、圧力検出素子の受圧方向
が常に圧力検出素子の略軸方向となるよう構成されたこ
とを特徴とするものである。従って、圧力検出素子に加
わる押圧力がその受圧中心軸線に対し傾斜することはな
い。
【0005】また本発明によるトルクセンサは、互いに
相対回動可能に設けた第1及び第2回転部材の何れか一
方に圧力検出素子を設け、他方に設けた作動部材により
両回転部材の間で伝達されるトルクに応じた圧力で前記
圧力検出素子を押圧してこの伝達トルクを検出するトル
クセンサにおいて、圧力検出素子を設ける側の回転部材
に圧力検出素子の受圧中心軸線方向に摺動可能に案内支
持されて作動部材から加えられる圧力を圧力検出素子に
伝達する伝達手段を備えたものとしてもよい。作動部材
から加えられる圧力を圧力検出素子に伝達する伝達手段
は圧力検出素子の受圧中心軸線と直交する方向に移動す
ることはないので、圧力検出素子に加わる押圧力がその
受圧中心軸線に対し傾斜することはない。
【0006】また本発明によるトルクセンサは、互いに
相対回転可能に設けた第1及び第2回転部材の何れか一
方に圧力検出素子を設け、他方に設けた押圧部により両
回転部材の間で伝達されるトルクに応じた圧力で前記圧
力検出素子を押圧してこの伝達トルクを検出するトルク
センサにおいて、押圧部と圧力検出素子の間に、両回転
部材の回転軸線と平行な軸線回りに転動可能に設けられ
て押圧部から加えられる圧力を圧力検出素子に伝達する
転動体からなる伝達手段を介装したものとしてもよい。
押圧部から加えられる圧力を圧力検出素子に伝達する伝
達手段を形成する転動体は両回転部材の回転軸線と平行
な軸線回りに転動可能であるので、圧力検出素子に加わ
る押圧力がその受圧中心軸線に対し傾斜することはな
く、また押圧部と伝達手段との間に摺動摩擦が生じるこ
ともない。
【0007】また本発明によるトルクセンサは、互いに
相対回転可能に設けた第1及び第2回転部材の何れか一
方に圧力検出素子を設け、他方に設けた押圧部により両
回転部材の間で伝達されるトルクに応じた圧力で前記圧
力検出素子を押圧してこの伝達トルクを検出するトルク
センサにおいて、圧力検出素子はそれを設ける回転部材
にその回転軸線と平行でかつ圧力検出素子の受圧中心軸
線と直交する軸線回りに傾動可能に支持したものとして
もよい。両回転部材の相対回転に伴い各圧力検出素子と
押圧部との間の当接部に生じようとする回転部材の中心
軸線と直交方向の相対移動は、回転部材に対する支持軸
線の回りに圧力検出素子が傾動することにより吸収され
てその間に摺動を生じることはない。従って、押圧部と
圧力検出素子の間に摺動摩擦が生じることはなく、圧力
検出素子に加わる押圧力がその受圧中心軸線に対し傾斜
することもない。
【0008】また本発明によるトルクセンサは、互いに
相対回転可能に設けた第1及び第2回転部材の何れか一
方に圧力検出素子を設け、他方に設けた押圧部により両
回転部材の間で伝達されるトルクに応じた圧力で前記圧
力検出素子を押圧してこの伝達トルクを検出するトルク
センサにおいて、圧力検出素子を設ける側の回転部材に
設けられたハウジングに圧力検出素子を設けると共にこ
のハウジングに圧力検出素子の受圧中心軸線方向に摺動
可能に案内支持されて押圧部から加えられる圧力を圧力
検出素子に伝達する伝達手段を備え、ハウジングはそれ
を設ける回転部材にその回転軸線と平行でかつ圧力検出
素子の受圧中心軸線と直交する軸線回りに傾動可能に支
持したものとしてもよい。押圧部から加えられる圧力を
圧力検出素子に伝達する伝達手段は圧力検出素子の受圧
中心軸線と直交する方向に移動することはないので、圧
力検出素子に加わる押圧力がその受圧中心軸線に対し傾
斜することはない。また両回転部材の相対回転に伴い各
伝達手段と押圧部との間の当接部に生じようとする回転
部材の中心軸線と直交方向の相対移動は、回転部材に対
する支持軸線の回りにハウジングが傾動することにより
吸収されてその間に摺動を生じることはないので、押圧
部と伝達手段との間に摺動摩擦が生じることもない。
【0009】第2項或いは前項のトルクセンサは、押圧
部と当接する伝達手段の先端面を、ハウジングの傾動の
軸線を中心とする球面または円筒面とすることが望まし
い。このようにすれば、回転部材に対するハウジングの
傾動が一層なめらかになる。
【0010】また前々項のトルクセンサは、前記押圧部
と前記伝達手段が、その接触部において回転部材の径方
向における相対移動が生じないよう構成することが望ま
しい。このようにしても、回転部材に対するハウジング
の傾動は一層なめらかになる。
【0011】
【発明の実施の形態】先ず図1及び図2に示す第1の実
施の形態の説明をする。このトルクセンサAは入力軸1
2(または出力軸13)の一端に固定された第1回転部
材20と、出力軸13(または入力軸12)の一端に固
定された第2回転部材30を備えている。第1回転部材
20はブロック状で、入力軸12(または出力軸13)
と反対側の端面には径方向溝21が形成され、その底面
には第1回転部材20の回転軸線と同軸的に中心孔22
が形成されている。径方向溝21と平行な第1回転部材
20の一側面には、その回転軸線と直交する細長いばね
板(押圧部)25がボルト26により固定され、その両
先端部25aは径方向溝21に近くかつこれと平行な同
一平面上に位置するように折曲されている。
【0012】第2回転部材30は細長いブロック状で出
力軸13(または入力軸12)の先端に直交して固定さ
れ、第1回転部材20の径方向溝21内に多少の隙間を
おいて挿入される。図1に示すように、第2回転部材3
0の先端に同軸的に一体形成された突出軸部31は径方
向溝21底面の中心孔22に回転可能に嵌合され、これ
により両回転部材20,30は入力軸12と出力軸13
と共に同軸的に相対回転可能に連結される。以上の構成
は、以下に述べる第2〜第4の実施の形態においても同
じである。
【0013】ばね板25と対向する第2回転部材30の
側面の両端部には第2回転部材30の回転軸線と直交す
る1対の案内支持孔32が形成され、その各底面には配
線孔35が設けられている。この各案内支持孔32内に
は、図2に示すように、伝達ロッド(伝達手段)40を
その軸線方向摺動可能に嵌合して案内支持させると共に
その底部側には、圧電効果、ピエゾ抵抗効果等を有する
素材を利用した各圧力検出素子60を伝達ロッド40と
同軸的に設けて、各伝達ロッド40の底面を各圧力検出
素子60の突起部60aに当接可能としている。第1回
転部材20にボルト止めしたばね板25は、両先端部2
5aが第2回転部材30から突出する伝達ロッド40の
尖った先端に当接し、この伝達ロッド40を介して各圧
力検出素子60を適当な予圧を与えて押圧するようにし
ている。各圧力検出素子60の配線は、各配線孔35か
ら外部に導出されてトルク検出回路に接続される。
【0014】図10はこのトルクセンサAを電気式の動
力舵取装置に適用した場合の1例を示す。操舵ハンドル
10の回転をピニオン14aとラック14bからなる操
舵ギヤ14に伝達して前輪を操舵するハンドル軸11は
入力軸12と出力軸13とに分割され、この両軸12,
13の間にこのトルクセンサAが設けられている。非操
舵状態では両回転部材20,30は図2に示す相対回転
の中立位置にあり、ばね板25の各先端部25aが伝達
ロッド40を介して各圧力検出素子60を押圧する力は
同一である。操舵ハンドル10により前輪を操舵すれば
ハンドル軸11に操舵トルクが生じ、このトルクにより
各伝達ロッド40,40を介して各圧力検出素子60,
60に加わる押圧力は一方が増大し、他方が減少して、
操舵トルクが検出される。これと同時にばね板25が撓
んで、両回転部材20,30はトルクに応じて相対回転
される。この実施の形態では、互いに逆向きに押圧力が
増減する1対の圧力検出素子60,60による二重系を
用いているので、各圧力検出素子60の出力の差により
検出値を求め、出力の和が0とならないという条件で異
常検出を行うことができる。電子制御ユニット17はこ
の検出された操舵トルクに基づきモータ15を作動さ
せ、ウオーム16a及びウオームホイール16bよりな
る減速機16を介して、所定の特性で操舵トルクを減少
させるように出力軸13に操舵アシスト力を加える。両
回転部材20,30が所定量相対回転すれば径方向溝2
1の両内側面の互いに反対側となる角部が第2回転部材
30の両側面に当接して、それ以上の相対回転は阻止さ
れる。
【0015】両回転部材20,30の相対回転に伴い、
ばね板25の各先端部25a,25aと各伝達ロッド4
0,40の先端はX方向に相対移動してその間に摺動を
生じる。この摺動とばね板25の先端部25aが伝達ロ
ッド40に加える押圧力により、伝達ロッド40の先端
にはX方向の摩擦力が加わるが、伝達ロッド40は案内
支持孔32により軸線方向摺動のみ可能に第2回転部材
30に案内支持されて、圧力検出素子60の受圧中心軸
線(この実施の形態では形状の中心軸線と一致)と直交
する方向に移動することはないので、伝達ロッド40か
ら圧力検出素子60に加わる押圧力が圧力検出素子60
の受圧中心軸線に対し傾斜することはない。従って、受
圧中心軸線と直交する方向の剪断力が圧力検出素子60
に加わってこれを破損するおそれはなくなる。
【0016】図1及び図2に示す第1の実施の形態のト
ルクセンサAでは、上述のように伝達ロッド40の先端
に加わるX方向の摩擦力により圧力検出素子60が破損
するおそれはないが、この摩擦力により伝達トルクの検
出にヒステリシスを生じて、検出精度が低下するという
おそれがある。図3に示す第2の実施の形態のトルクセ
ンサAはこのような問題を解決するものである。このト
ルクセンサAも入力軸12と出力軸13に固定された第
1及び第2回転部材20,30を備えている。第1回転
部材20及びこれにねじ止めしたばね板25は第1の実
施の形態と実質的に同じであり、第2回転部材30は両
端部の孔の形状が第1の実施の形態と異なるだけであ
る。第2回転部材30のばね板25と対向する側面の両
端部には第2回転部材30の回転軸線と直交して、第1
の実施の形態の案内支持孔32より大径でやや浅い1対
の保持孔33が形成され、その各底面には圧力検出素子
60を保持する凹部34が形成され、凹部34の底面に
は配線孔35が設けられている。
【0017】図3に示すように、第2回転部材30の各
凹部34内にはそれぞれ圧力検出素子60が同軸的に設
けられ、各保持孔33内にはそれよりもやや小径の伝達
ボール(転動体)41が設けられている。各伝達ボール
41は下端部が圧力検出素子60の突起部60aと当接
可能であり、第1回転部材20にボルト止めしたばね板
25の先端部25a,25aは、第2回転部材30の上
側面から突出する各伝達ボール41の上端部に当接し、
この伝達ボール41を介して各圧力検出素子60を適当
な予圧を与えて押圧するようにしている。
【0018】第1の実施の形態の場合と同様、この第2
の実施の形態のトルクセンサAも、図10に示すような
電気式の動力舵取装置に適用される。両回転部材20,
30の相対回転に伴い、ばね板25の各先端部25a,
25aは第2回転部材30に対しX方向に相対移動する
が、伝達ボール41は保持孔33よりやや小径であるの
で、このX方向の相対移動に伴い、伝達ボール41は突
起部60a及び先端部25aに対し転動し、その回転中
心線は第2回転部材30の回転軸線と平行である。これ
により、伝達ボール41から突起部60aを介して圧力
検出素子60に加わる押圧力がその圧力検出素子60の
受圧中心軸線に対し傾斜することはなく、またばね板2
5の先端部25aと伝達ボール41との間に摺動摩擦が
生じることもない。従って、受圧中心軸線と直交する方
向の剪断力が圧力検出素子60に加わってこれを破損す
るおそれはなく、またばね板25の先端部25aと伝達
ボール41との間の摺動摩擦に伴うヒステリシスにより
伝達トルクの検出精度が低下することもなくなる。
【0019】なお、組立の直後は伝達ボール41が保持
孔33の内面に当接してばね板25の先端部25aと伝
達ボール41との間の摺動摩擦によるヒステリシスを生
じることがあるが、第1回転部材20の径方向溝21の
両内側面の互いに反対側となる角部が第2回転部材30
の両側面に当接する程度の大きな伝達トルクが少数回加
わった後は、伝達ボール41と保持孔33の間に隙間が
生じてヒステリシスによる検出精度の低下を生じること
はなくなる。また、伝達ボール41の代わりに、第2回
転部材30の回転軸線と平行な軸線を有するローラのよ
うな転動体を使用することも可能である。
【0020】次に図4及び図5に示す第3の実施の形態
の説明をする。このトルクセンサAも入力軸12と出力
軸13に固定された第1及び第2回転部材20,30を
備えている。第1回転部材20及びこれにねじ止めした
ばね板25は第1及び第2の実施の形態と実質的に同じ
であり、第2回転部材30は孔を含む両端部の形状が第
1の実施の形態と異なるだけである。ばね板25の両先
端部25a,25aと対向する第2回転部材30の側面
の両端部は多少低い段状部に形成されて第2回転部材3
0の回転軸線と直交する1対の貫通孔36が形成されて
いる。この貫通孔36は下側が広い小判形であり、段状
部の上面には貫通孔36の中心を通って第2回転部材3
0の回転軸線と平行に延びる半円筒状の軸受凹部37が
形成されている。
【0021】上部に圧力検出素子60を同軸的に支持す
る凹部51を、その下側に配線孔52を形成した円筒状
の傾動支持体50には、その中心線と同一平面上で直交
する軸線上に整列して配置された1対の支持ピン53,
53が両側方に突出して固定されている。この傾動支持
体50は、下半部を貫通孔36内に隙間をおいて通し、
支持ピン53を軸受凹部37内に収納保持することによ
り第2回転部材30にその回転軸線と平行な軸線回りに
傾動可能に支持される。第1回転部材20にボルト止め
したばね板25の先端部25a,25aは、各傾動支持
体50の上端から突出する圧力検出素子60中心の突起
部60aに当接し、各圧力検出素子60を適当な予圧を
与えて押圧するようにしている。
【0022】上述した各実施の形態の場合と同様、この
第3の実施の形態のトルクセンサAも、図10に示すよ
うな電気式の動力舵取装置に適用される。両回転部材2
0,30の相対回転に伴い、ばね板25の各先端部25
a,25aは第2回転部材30に対しX方向に相対移動
するが、このX方向の相対移動に伴い、圧力検出素子6
0を支持する各傾動支持体50は支持ピン53の軸線を
中心としてY方向に傾動する。これによりばね板25の
各先端部25aと各圧力検出素子60の突起部60aと
の当接部に相対移動が生じることはなくなり、それらの
間に摺動による摩擦力が生じることはなく、またばね板
25の先端部25aから圧力検出素子60に加わる押圧
力がその受圧中心軸線に対し傾斜することもない。従っ
て、受圧中心軸線と直交する方向の剪断力が圧力検出素
子60に加わってこれを破損するおそれはなく、またば
ね板25の先端部25aと圧力検出素子60の突起部6
0aとの間の摺動摩擦に伴うヒステリシスにより伝達ト
ルクの検出精度が低下することもなくなる。
【0023】次に図6及び図7に示す第4の実施の形態
の説明をする。このトルクセンサAも入力軸12と出力
軸13に固定された第1及び第2回転部材20,30を
備えている。第1回転部材20及びこれにねじ止めした
ばね板25並びに第2回転部材30は第3の実施の形態
と実質的に同じであり、第2回転部材30に傾動可能に
支持されるハウジング55及びこれに関連する部分が第
3の実施の形態と異なるだけである。
【0024】案内支持孔56とその底部の配線孔57を
同軸的に形成した円筒状のハウジング55には、その中
心線と同一平面上で直交する軸線上に、1本の連続した
支持ピン59が両側方に突出して貫通固定されている。
このハウジング55は、下半部を第2回転部材30の貫
通孔36内に隙間をおいて通し、支持ピン59を軸受凹
部37内に収納保持することにより第2回転部材30に
その回転軸線と平行な軸線回りに傾動可能に支持され
る。
【0025】ハウジング55の案内支持孔56内には、
伝達ロッド(伝達手段)58をその軸線方向摺動可能に
嵌合して案内支持させると共に、その底部側にはこれと
同軸的に圧力検出素子60を設けて、各伝達ロッド58
の底面を各圧力検出素子60の突起部60aに当接可能
としている。伝達ロッド58には相当な隙間をあけて支
持ピン59を通す遊び孔58aを設け、これにより伝達
ロッド58は作動に必要な範囲において軸線方向の自由
な移動が確保される。第1回転部材20にボルト止めし
たばね板25の各先端部25aは、各ハウジング55の
上端から突出する伝達ロッド58の尖った先端に当接
し、この各伝達ロッド58を介して各圧力検出素子60
を適当な予圧を与えて押圧するようにしている。
【0026】この第4の実施の形態のトルクセンサA
も、図10に示すような電気式の動力舵取装置に適用さ
れる。両回転部材20,30の相対回転に伴い、ばね板
25の各先端部25a,25aは第2回転部材30に対
しX方向に相対移動するが、このX方向の相対移動に伴
い、伝達ロッド58及び圧力検出素子60を支持する各
ハウジング55は支持ピン59の軸線を中心としてY方
向に傾動する。これによりばね板25の各先端部25a
と各伝達ロッド58の先端との当接部に相対移動が生じ
ることはなくなり、それらの間に摺動による摩擦力が生
じることはなく、また伝達ロッド58を介して圧力検出
素子60に加わる押圧力がその受圧中心軸線に対し傾斜
することもない。従って、受圧中心軸線と直交する方向
の剪断力が圧力検出素子60に加わってこれを破損する
おそれはなく、またばね板25の先端部25aと伝達ロ
ッド58の先端との間の摺動摩擦に伴うヒステリシスに
より伝達トルクの検出精度が低下することもなくなる。
【0027】図8及び図9は、上述した第4の実施の形
態のばね板25と伝達ロッド58の当接部の、それぞれ
異なる変形例を示す。図8に示す変形例では、ばね板2
5の先端部25aと当接する伝達ロッド58の先端部5
8bは円錐状とし、ばね板25の先端部25aには先端
部58bより大きい頂角の円錐状の凹部25bを設け
て、伝達ロッド58の先端部58bの頂点を受け入れる
ようにしている。このようにすればこの当接部における
ばね板25と伝達ロッド58の傾斜は全く自由であるの
で、第2回転部材30に対するハウジング55の傾動は
一層なめらかになり、ヒステリシスによる伝達トルクの
検出精度の低下も一層少なくなる。また、使用中にばね
板25の先端部25aに対して伝達ロッド58の先端が
ずれてハウジング55が本来の位置から傾くおそれもな
くなる。円錐状の先端部58bと凹部25bは、応力集
中を避けるために、先端に多少の円みを与えることが好
ましい。
【0028】図8の変形例では、先端部58b及び凹部
25bは何れも円錐状としてこの両者を点接触させた
が、この先端部及び凹部をそれぞれ第2回転部材30の
中心軸線と平行なくさび状及びV溝状として、この両者
を第2回転部材30と平行な線に沿って線接触させるよ
うにしてもよい。なお図8の変形例では、伝達ロッド5
8側に突出した先端部58bを、先端部25a側にこれ
を受け入れる凹部25bを設けたが、これと逆に先端部
25a側に突出した先端部を、伝達ロッド58側にこれ
を受け入れる凹部を設けるようにしてもよい。またこれ
らに限らず、ばね板25の先端部25aと伝達ロッド5
8の先端部58aとは第1及び第2回転部材の径方向に
おいて相対移動することが規制されていればよく、例え
ばボールジョイントによる結合でも、弾性体による弾性
結合でもよい。
【0029】次に図9に示す変形例では、ばね板25の
先端部25aと当接する伝達ロッド58の先端面58c
を、伝達ロッド58の中心軸線と支持ピン59の軸線の
交点を中心とする球面状とし、平面状の先端部25aに
当接するようにしている。このようにしてもこの当接部
におけるばね板25と伝達ロッド58の傾斜は全く自由
であるので、図8の変形例と同様、第2回転部材30に
対するハウジング55の傾動は一層なめらかになり、ヒ
ステリシスによる伝達トルクの検出精度の低下も一層少
なくなる。また、使用中にばね板25の先端部25aに
対して伝達ロッド58の先端がずれてハウジング55が
本来の位置から傾くおそれも減少する。
【0030】なお図9の変形例では、伝達ロッド58の
先端面58cは球面とし、先端部25aは平面としてこ
の両者を点接触させたが、伝達ロッド58の先端面は支
持ピン59の軸線を中心とする円筒面とし、先端部25
aは平面としてこの両者を線接触させるようにしてもよ
い。
【0031】次に図11に示す第5の実施の形態の説明
をする。上述の各実施の形態では押圧部25が片持ちの
ばね板であるのに対し、第5の実施の形態のトルクセン
サAでは、第1回転部材20と一体的に形成されてその
軸線と直交方向に突出するよう配置された剛性のあるブ
ロックが押圧部25を形成し、その各先端部25a,2
5aに形成された押圧面25c,25cは両回転部材2
0,30の軸線を含む平面上にある。第2回転部材30
には、各圧力検出素子60,60を対応する各押圧面2
5c,25cと直交するように保持する1対の円筒状の
凹部32A,32Aが形成され、各凹部32Aの下側に
は配線孔52が同軸的に形成されている。第1回転部材
20の各押圧面25c,25cは、第2回転部材30の
上側面から突出する各圧力検出素子60の突起部60
a,60aに常に当接されるように配置されている。
【0032】この第5の実施の形態のトルクセンサA
も、図10に示すような電気式の動力舵取装置に適用さ
れる。操舵ハンドル10により前輪を操舵すればハンド
ル軸11に操舵トルクが生じ、各押圧面25c,25c
から各圧力検出素子60,60に加わる押圧力は一方が
増大し、他方が減少して、操舵トルクが検出される。押
圧部25の各押圧面25c,25cは両回転部材20,
30の軸線を含む平面上にあり、また各圧力検出素子6
0,60は対応する各押圧面25c,25cと直交する
ように保持されているので、押圧面25cから圧力検出
素子60に加わる押圧力が圧力検出素子60の受圧中心
軸線に対し傾斜することはない。従って、受圧中心軸線
と直交する方向の剪断力が圧力検出素子60に加わって
これを破損するおそれはなくなる。
【0033】次に図12及び図13に示す第6の実施の
形態の説明をする。この実施の形態では、第5の実施の
形態と同様のブロック状の押圧部25の各先端部25
a,25aに半径方向に延びる浅い切欠溝25d,25
dを形成し、その両側部により両持ち支持した長方形の
両持ちばね板25eの下面により圧力検出素子60の突
起部60aを押圧する押圧面25cを形成した点が図1
1に示す第5の実施の形態と異なっているのみであり、
押圧面25cは両回転部材20,30の軸線を含む平面
上にある。この実施の形態では両持ちばね板25eの中
央部により圧力検出素子60の突起部60aを押圧して
いるので、圧力検出素子60に適当な予圧を与えること
ができる。
【0034】第5の実施の形態と同様、操舵ハンドル1
0により前輪を操舵すればハンドル軸11に操舵トルク
が生じ、各押圧面25c,25cから各圧力検出素子6
0,60に加わる押圧力は一方が増大し、他方が減少し
て、操舵トルクが検出される。操舵トルクの増大に応じ
て両持ちばね板25e,25eが撓んで両回転部材2
0,30は多少相対回転する。この実施の形態でも両持
ちばね板25eの下面により形成される押圧面25cは
両回転部材20,30の軸線を含む平面上にあり、また
各圧力検出素子60は対応する押圧面25cと直交する
ように保持されているので、押圧面25cから圧力検出
素子60に加わる押圧力が圧力検出素子60の受圧中心
軸線に対し傾斜することはない。従って、受圧中心軸線
と直交する方向の剪断力が圧力検出素子60に加わって
これを破損するおそれはなくなる。
【0035】次に図14に示す第7の実施の形態の説明
をする。この実施の形態は、第5の実施の形態における
第1回転部材20と一体的に形成されたブロックよりな
る押圧部25を、ボルト26により第1回転部材20に
固定されたばね板25により置き換えたものである。こ
の実施の形態でも、押圧面25cを形成するばね板25
の先端部25aの下面は、両回転部材20,30の軸線
を含む平面上にある。これによれば第6の実施の形態と
同様、圧力検出素子60に適当な予圧を与えることがで
きる。
【0036】この実施の形態でも、操舵ハンドル10に
より前輪を操舵することにより生じる操舵トルクは前述
と同様にして検出され、操舵トルクの増大に応じてばね
板25が撓んで両回転部材20,30は多少相対回転す
る。ばね板25の先端部25aの下面により形成される
押圧面25cは両回転部材20,30の軸線を含む平面
上にあり、また各圧力検出素子60は対応する押圧面2
5cと直交するように保持されているので、押圧面25
cから圧力検出素子60に加わる押圧力が圧力検出素子
60の受圧中心軸線に対し傾斜することはない。従っ
て、受圧中心軸線と直交する方向の剪断力が圧力検出素
子60に加わってこれを破損するおそれはなくなる。
【0037】上述した各実施の形態では、第1回転部材
20と第2回転部材30は、どちらを入力軸12側と
し、どちらを出力軸13側とするかは任意である。
【0038】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、圧力検
出素子に加わる押圧力がその受圧中心軸線に対し傾斜す
ることがないので、受圧中心軸線と直交する方向の剪断
力が圧力検出素子に加わってこれを破損することはなく
なる。
【0039】圧力検出素子の受圧中心軸線方向に摺動可
能に案内支持された伝達手段を備えたものも、力検出素
子に加わる押圧力がその受圧中心軸線に対し傾斜するこ
とがないので、受圧中心軸線と直交する方向の剪断力が
圧力検出素子に加わってこれを破損することはなくな
る。
【0040】また、伝達手段として転動体を用いたもの
によれば、圧力検出素子に加わる押圧力がその受圧中心
軸線に対し傾斜することはないのに加え、押圧部と伝達
手段との間に摺動摩擦が生じることもなくなるので、剪
断力が圧力検出素子に加わってこれを破損することがな
くなるのに加え、ヒステリシスにより伝達トルクの検出
精度が低下することもなくなる。
【0041】また、圧力検出素子を回転部材に傾動可能
に支持したものによれば、押圧部と圧力検出素子の間に
摺動摩擦が生じることはなく、圧力検出素子に加わる押
圧力がその受圧中心軸線に対し傾斜することもないの
で、前項と同様、剪断力が圧力検出素子に加わってこれ
を破損することがなくなるのに加え、ヒステリシスによ
り伝達トルクの検出精度が低下することもなくなる。
【0042】また、摺動可能な伝達手段を備えたハウジ
ングを回転部材に傾動可能に支持したものによれば、圧
力検出素子に加わる押圧力がその受圧中心軸線に対し傾
斜することはなく、押圧部と伝達手段との間に摺動摩擦
が生じることもないので、前項と同様、剪断力が圧力検
出素子に加わってこれを破損することがなくなるのに加
え、ヒステリシスにより伝達トルクの検出精度が低下す
ることもなくなる。
【0043】第2項或いは前項のものにおいて、伝達手
段の先端面をハウジングの傾動の軸線を中心とする球面
または円筒面としたもの、または押圧部と伝達手段の接
触部が回転部材の径方向において相対移動を生じないよ
う構成したものによれば、回転部材に対するハウジング
の傾動が一層なめらかになるので、剪断力による圧力検
出素子の破損防止効果及びヒステリシスによる伝達トル
クの検出精度の低下防止効果は一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるトルクセンサの第1の実施の形
態の縦断面図である。
【図2】 図1に示す実施の形態の一部破断した左正面
図である。
【図3】 本発明によるトルクセンサの第2の実施の形
態の図2に相当する左正面図である。
【図4】 本発明によるトルクセンサの第3の実施の形
態の図2に相当する左正面図である。
【図5】 図4の5−5断面図である。
【図6】 本発明によるトルクセンサの第4の実施の形
態の図2に相当する左正面図である。
【図7】 図6の7−7断面図である。
【図8】 図6及び図7に示す第4の実施の形態の変形
例を示す部分断面図である。
【図9】 図6及び図7に示す第4の実施の形態の異な
る変形例を示す部分断面図である。
【図10】 本発明によるトルクセンサが適用される電
気式の動力舵取装置の一例の概略構造を示す斜視図であ
る。
【図11】 本発明によるトルクセンサの第5の実施の
形態の図2に相当する左正面図である。
【図12】 本発明によるトルクセンサの第6の実施の
形態の図2に相当する左正面図である。
【図13】 図12の13−13断面図である。
【図14】 本発明によるトルクセンサの第7の実施の
形態の図2に相当する左正面図である。
【符号の説明】
20…第1回転部材、25…押圧部、25b…凹部、3
0…第2回転部材、40…伝達手段、41…転動体、5
5…ハウジング、58…伝達手段、58b…先端部、5
8c…先端面、60…圧力検出素子、A…トルクセン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 裕彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 安藤 正久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2回転部材を互いに相対回転
    可能に設け、この両回転部材の何れか一方に圧力検出素
    子を設け、この両回転部材の他方に設けた押圧部により
    両回転部材の間で伝達されるトルクに応じた圧力で前記
    圧力検出素子を押圧してこの伝達トルクを検出するトル
    クセンサにおいて、前記圧力検出素子の受圧方向が常に
    前記圧力検出素子の略軸方向となるよう構成されたこと
    を特徴とするトルクセンサ。
  2. 【請求項2】 第1及び第2回転部材を互いに相対回転
    可能に設け、この両回転部材の何れか一方に圧力検出素
    子を設け、この両回転部材の他方に設けた押圧部により
    両回転部材の間で伝達されるトルクに応じた圧力で前記
    圧力検出素子を押圧してこの伝達トルクを検出するトル
    クセンサにおいて、前記圧力検出素子を設ける側の回転
    部材に同圧力検出素子の受圧中心軸線方向に摺動可能に
    案内支持されて前記押圧部から加えられる圧力を同圧力
    検出素子に伝達する伝達手段を備えたことを特徴とする
    トルクセンサ。
  3. 【請求項3】 第1及び第2回転部材を互いに相対回転
    可能に設け、この両回転部材の何れか一方に圧力検出素
    子を設け、この両回転部材の他方に設けた押圧部により
    両回転部材の間で伝達されるトルクに応じた圧力で前記
    圧力検出素子を押圧してこの伝達トルクを検出するトル
    クセンサにおいて、前記押圧部と圧力検出素子の間に、
    前記両回転部材の回転軸線と平行な軸線回りに転動可能
    に設けられて前記押圧部から加えられる圧力を同圧力検
    出素子に伝達する転動体からなる伝達手段を介装したこ
    とを特徴とするトルクセンサ。
  4. 【請求項4】 第1及び第2回転部材を互いに相対回転
    可能に設け、この両回転部材の何れか一方に圧力検出素
    子を設け、この両回転部材の他方に設けた押圧部により
    両回転部材の間で伝達されるトルクに応じた圧力で前記
    圧力検出素子を押圧してこの伝達トルクを検出するトル
    クセンサにおいて、前記圧力検出素子はそれを設ける回
    転部材に同回転部材の回転軸線と平行でかつ同圧力検出
    素子の受圧中心軸線と直交する軸線回りに傾動可能に支
    持したことを特徴とするトルクセンサ。
  5. 【請求項5】 第1及び第2回転部材を互いに相対回転
    可能に設け、この両回転部材の何れか一方に圧力検出素
    子を設け、この両回転部材の他方に設けた押圧部により
    両回転部材の間で伝達されるトルクに応じた圧力で前記
    圧力検出素子を押圧してこの伝達トルクを検出するトル
    クセンサにおいて、前記圧力検出素子を設ける側の回転
    部材に設けられたハウジングに同圧力検出素子を設ける
    と共にこのハウジングに圧力検出素子の受圧中心軸線方
    向に摺動可能に案内支持されて前記押圧部から加えられ
    る圧力を同圧力検出素子に伝達する伝達手段を備え、前
    記ハウジングはそれを設ける回転部材に同回転部材の回
    転軸線と平行でかつ同圧力検出素子の受圧中心軸線と直
    交する軸線回りに傾動可能に支持したことを特徴とする
    トルクセンサ。
  6. 【請求項6】 前記押圧部と当接する前記伝達手段の先
    端面を、前記傾動の軸線を中心とする球面または円筒面
    としたことを特徴とする請求項2或いは5に記載のトル
    クセンサ。
  7. 【請求項7】 前記押圧部と前記伝達手段は、その接触
    部において回転部材の径方向における相対移動が生じな
    いよう構成したことを特徴とする請求項5に記載のトル
    クセンサ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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