JP3704419B2 - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トーションバーを用いたパワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トーションバーを用いたパワーステアリング装置では、ステアリングホイールの手応えの一要因として、このトーションバーのねじれ抵抗をあげることができる。
ところが、ステアリングホイールの中立時には、トーションバーのねじれ抵抗がほとんどないため、その中立剛性が弱くなり、車両の直進走行時の安定性が悪くなってしまう。
そこで、プリセット力を付与して中立剛性を高めるパワーステアリング装置がいろいろ提案され、例えば、特開平6−171520号公報や特開平3−139470号公報等に記載されたものが従来から知られている。
【0003】
特開平6−171520号公報に記載されたパワーステアリング装置は、入力軸を出力軸内に挿入するとともに、これら両軸間に空間を形成し、そこにリング状のバネ部材を組み込んでいる。このバネ部材は、一箇所を切断し、その切断箇所から左右に開く構成にしている。そして、入力軸側及び出力軸側の両方のピンを突出させ、これらピンをそれぞれ上記バネ部材の切断箇所に挿入している。
この状態で入力軸と出力軸とが相対回転すると、リング状のバネ部材が、その切断箇所から開くので、そのバネ反力がプリセット力として作用し、中立剛性を高めることになる。
【0004】
また、特開平3−139470号公報に記載されたパワーステアリング装置は、出力軸の中に入力軸を挿入するとともに、これら両軸の対向部分に、それぞれ突起を形成している。そして、これら突起を挟むようにして板バネを設置している。
この状態で入力軸と出力軸とが相対回転すると、その突起同士の位相も食い違うので、板バネのバネ力がプリセット力として作用し、中立剛性を高めることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特開平6−171520号公報に記載されたパワーステアリング装置では、そのプリセット力を特定することが難しくなってしまう。
例えば、プリセット力を大きくしようとすれば、初期設定時におけるリング状のバネ部材のたわみ量を大きくしなければならない。しかし、リング状のバネ部材を大きくたわませた状態では、その組付け性が悪くなってしまう。
そして、組付け性を向上させるため、初期設定時におけるリング状のバネ部材のたわみ量を小さくするには、それだけバネ定数を大きくしなければならない。しかし、バネ定数を大きくすれば、それだけバネの応力が大きくなるため、通常の使用領域でも、それが破損したりすることがあった。
【0006】
特開平3−139470号公報に記載されたパワーステアリング装置では、両軸の突起がぴったりと対称になっていないと、プリセット力にばらつきが生じ、がたついてしまうことがある。そして、それを防止するため、これら突起をぴったりと対称にしようとすると、かなりの精度が必要となり、そのぶん生産性が悪くなってしまう。
この発明は、プリセット力を付与して中立剛性を高めることができ、しかも、その組付け性及び生産性に優れたパワーステアリング装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
の発明は、ステアリングホイールに連係する入力軸と、車輪に連係する出力軸と、これら入力軸と出力軸とを連結するトーションバーとを備え、このトーションバーをねじりながら入力軸と出力軸とを相対回転させ、この相対回転量に応じたアシスト力を付与するパワーステアリング装置を前提とする。そして、上記出力軸あるいは出力軸と一体に回転する部材に設けたバネ収納室と、このバネ収納室に収納し、バネ収納室に位置する入力軸を挟むように配置した一対のバネ部材と、これらバネ部材に形成した第1支持部と、入力軸の外周面に形成し、入力軸と出力軸との中立状態で第1支持部に対向させた第2支持部と、これら対向する第1、第2支持部間に介在させたボールあるいはローラーとを備え、入力軸と出力軸とが相対回転して、第1、第2支持部から外れたボールあるいはローラーが、バネ部材をたわませながら、バネ部材と入力軸の外周面との間を転動する構成を前提とする。
【0008】
そしての発明は、バネ収納室に位置する入力軸の外周面に形成した第2支持部の両側に、第2支持部に連続する転がり面を形成し、この転がり面を入力軸の軸心を中心とする円弧面と一致しない面とし、入力軸と出力軸とが相対回転したとき、第1、第2支持部から外れたボールあるいはローラーが上記バネ部材をたわませながら転がり面を転動するとともに、ボールあるいはローラーと上記転がり面との接点におけるバネ力が、入力軸の回転方向と同方向あるいは反対方向の分力を発生する構成とした点に特徴を有する。
の発明は、第の発明を前提とし、転がり面を平坦面とした点に特徴を有する。
【0009】
の発明は、バネ収納室に位置する入力軸を挟むように配置した一対のバネ部材のそれぞれに一対のストッパを形成し、入力軸と出力軸とが所定量だけ相対回転したとき、ボールあるいはローラーがストッパに当接する構成にした点に特徴を有する。
の発明は、バネ収納室に位置する入力軸を挟むように配置した一対のバネ部材、V溝あるいはU溝からなる第1支持部と、この第1支持部の両側に連続する一対の平坦部あるいは傾斜部と、これら平坦部あるいは傾斜部の端部に連続する一対の凸部と、これら凸部に連続する一対の支脚部と、これら支脚部の先端に連続する一対の掛け止め部とを有する板バネからなり、入力軸と出力軸とが相対回転したとき、第1、第2支持部から外れたボールあるいはローラーが、この板バネをたわませながら、平坦部あるいは傾斜部と入力軸の外周面との間を転動する構成にした点に特徴を有する
【0010】
の発明は、バネ収納室に位置する入力軸を挟むように配置した一対のバネ部材、谷部を形成しながら連続する一対の傾斜部と、これら傾斜部の端部に連続する一対の凸部と、これら凸部に連続する一対の支脚部と、これら支脚部の先端に連続する一対の掛け止め部とを有する板バネからなり、上記谷部を第1支持部とし、入力軸と出力軸とが相対回転したとき、第1、第2支持部から外れたボールあるいはローラーが、この板バネをたわませながら、傾斜部と入力軸の外周面との間を転動する構成にした点に特徴を有する。
の発明は、第またはの発明において、板バネをバネ収納室に収納するとき、その掛け止め部を壁面に圧接させて掛け止めた点に特徴を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図5に、この発明の第1実施例のパワーステアリング装置を示す。
図1に示すインテグラルタイプのパワーステアリング装置では、パワーシリンダ1内に図示しないピストンを組み込み、このピストンに出力軸2を貫通させている。そして、これらピストンと出力軸2とを、図示しないボールナットを介して連係している。
このピストンには、図示しないセクタギヤにかみ合わせ、ピストンの移動にともなってこのセクタギヤが回動するようにしている。
【0012】
上記パワーシリンダ1には、バルブケース3を固定している。そして、このバルブケース3で、上記出力軸2の基端を回転自在に支持している。
この出力軸2は、その内部を中空にするとともに、上記基端側には、入力軸4の先端を回転自在に挿入している。
これら入力軸4と出力軸2とは、トーションバー5を介して連結している。つまり、トーションバー5の一端を入力軸4内に挿入し、その挿入部分を貫通するピン6で固定している。また、トーションバー5の他端を、図示しないピンによって出力軸2に固定している。
このようにした入力軸4と出力軸2とは、トーションバー5をねじりながら相対回転することになる。
【0013】
出力軸2内に挿入した入力軸4の外周面には、ロータリースプール7を一体に形成している。また、このロータリースプール7に対向する出力軸2の内周面を、ロータリースリーブ8としている。そして、これらロータリースプール7とロータリースリーブ8とを相対回転自在に嵌合して、ステアリングバルブvを構成している。
いま、入力軸4と出力軸2とが相対回転すると、その回転方向に応じてステアリングバルブvが切換わり、パワーシリンダ1内に区画された一方の圧力室に作動油を供給し、また、他方の圧力室の作動油をタンクに排出することになる。したがって、ピストンが移動して、セクタギヤを回動させることになり、それに連係する車輪にアシスト力を付与する。
【0014】
このようにしたパワーステアリング装置では、出力軸2の端部にバネ収納室9を形成するとともに、このバネ収納室9をシール部材10によってステアリングバルブvから遮断している。
上記バネ収納室9は、図2に示すように、出力軸2の端部をほぼ正方形にくり貫いたものである。
そして、このバネ収納室9の中には、入力軸4を挿入し、この入力軸4を挟むように一対のバネ部材13を設け、バネ部材13と入力軸4との間には、ボールあるいはローラー21を介在させている。
上記入力軸4の外周面には、一対の平坦面11を平行に形成している。そして、これら平坦面11を、バネ収納室9の壁面12にそれぞれ対向させ、入力軸4と出力軸2とが相対回転していない中立状態で、平坦面11と壁面12とを平行に保っている。
また、この平坦面11には、V溝あるいはU溝等からなる第2支持部20を形成し、この第2支持部20で、上記ボールあるいはローラー21を支持するようにしている。
【0015】
上記バネ部材13は、図3に示すように、板バネからなり、V溝あるいはU溝からなる第1支持部17と、この第1支持部17の両側に連続する一対の平坦部14と、これら平坦部14の端部に連続する一対の凸部15と、これら凸部15に連続する一対の支脚部16と、これら支脚部16の先端に連続する一対の掛け止め部18とを形成している。
なお、上記凸部15は、第1、第2支持部17、20から外れたボールあるいはローラー21が、バネ部材13と入力軸4との間から脱落しないようにストッパの役割を果たす。
【0016】
上記バネ部材13がフリーの状態の時には、両側の掛け止め部18、18間の距離が、バネ収納室9の壁面12の幅よりも長くなっている。
そのため、図2に示すように、バネ収納室9に収納すると、バネ部材13は圧縮され、その掛け止め部18が、バネ収納室9のコーナー部分で、壁面12とこれら壁面12に直角な壁面19に圧接して掛け止められる。
そして、入力軸4と出力軸2とが相対回転していない中立状態で、上記第2支持部20を、上記バネ部材13の第1支持部17に対向させるが、このように、バネ部材13を掛け止めた状態では、第1支持部17と第2支持部20との距離が、ボールあるいはローラー21を介在させた時よりも、小さくなるようになっている。
そこで、この第1、第2支持部間にボールあるいはローラー21を介在させると、入力軸4の中心に向かうバネ力が発生し、このバネ力がイニシャル荷重として発生するようにしている。
また、ボールあるいはローラー21が上記第1、第2支持部17、20を外れると、第2支持部20の両側に連続する平坦面11を転動するが、この実施例では、上記平坦面11が、転がり面を構成している。
【0017】
次に、この第1実施例のパワーステアリング装置の作用を説明する。
いま、ステアリングホイールを中立位置に保っていれば、入力軸4と出力軸2とは、図2に示す中立状態にある。そして、入力軸4には、上記バネ部材13のイニシャル荷重が、ボールあるいはローラー21を介してプリセット力として作用している。
したがって、中立剛性を高めることができ、直進走行時の安定性を得ることができる。
ただし、中立位置において、上記イニシャル荷重を発生させなくても、第1支持部17と第2支持部20間の距離が、ボールあるいはローラー21を保持できる大きさであれば良い。このような場合にも、入力軸4が出力軸2に対して相対回転しようとしてボールあるいはローラー21が移動しようとすると、バネ部材13のバネ力によって、中立剛性を高めることができる。このときのバネ力がプリセット力となる。
【0018】
上記中立状態からステアリングホイールを切り、例えば、入力軸4が出力軸2に対して矢印k方向に回転したとする。
このとき、図4に示すように、ボールあるいはローラー21が、バネ部材13をたわませながら転動して、第1、第2支持部17、20から外れる。
そして、入力軸4と出力軸2とがさらに相対回転すると、ボールあるいはローラー21は、バネ部材13をたわませながら、バネ部材13の平坦部14と入力軸4の平坦面11との間を、矢印m方向に転動することになる。
図5は、この時の、ボールあるいはローラ21が転動する転がり面付近の拡大図である。この図5から、ボールあるいはローラ21と転がり面である平坦面11との接点P1には、平坦面11に垂直な方向にバネ力W1が作用する。このバネ力W1の方向は、入力軸4の中心Oに向かう方向からずれている。転がり面が、入力軸4の軸芯を中心とする円弧面ではなく、平坦面11だからである。したがって、このバネ力W1は、回転方向の分力F1=W1・sinθ1を持つことがわかる。
この分力F1は、入力軸4の回転方向kと反対方向、つまり、操舵反力と同方向の力である。なお、ここでは、回転方向の分力、つまり操舵反力に合成される方向の分力をバネ分力ということにする。
【0019】
したがって、このときの操舵反力は、トーションバー5のねじれ抵抗と、バネ部材13のバネ分力F1とを合成したものとなる。つまり、このバネ分力F1を発生させることによって、入力軸4と出力軸2との相対回転時の操舵反力を変化させることができる。
このような操舵反力を発生させながら、入力軸4と出力軸2とが相対回転し、その相対回転量が最大になったとき、ボールあるいはローラー21はバネ部材13の凸部15に当接する。したがって、この凸部15がストッパとして機能し、ボールあるいはローラー21が、バネ部材13の平坦部14と入力軸4の平坦面11との間から脱落してしまうことはない。
なお、入力軸4と出力軸2とが相対回転すると、前述したように、ステアリングバルブvが切換わり、パワーシリンダ1の作動油を制御して、アシスト力を付与することになる。そして、アシスト力の付与により、車輪が目標値まで転舵されると、入力軸4と出力軸2とが中立状態に復帰するが、このとき、ボールあるいはローラー21も逆方向に転動しながら第1、第2支持部17、20の位置に復帰し、図2の中立状態に戻ることになる。
【0020】
この第1実施例のパワーステアリング装置では、プリセット力を付与して中立剛性を高め、車両の直進走行時の安定性を得ることができる。
そして、このプリセット力を付与するため、入力軸4の両側にバネ部材13を配置したので、プリセット力のバランスを保つことができる。したがって、中立剛性がステアリングホイールの切った方向によって異なることがない。
また、上記バネ部材13は、従来例のように入力軸の突起にバネ部材を合わせたりする必要がなく、入力軸4と別にバネ収納室9に組み込むことができるので、組付け性を向上させることができる。
【0021】
さらに、プリセット力は、バネ部材13のバネ力はもちろんのこと、入力軸4の平坦面11の長さや、ボールあるいはローラ21の径等によっても簡単に調整できる。
しかも、入力軸4と出力軸2とが相対回転するとき、ボールあるいはローラー21が、バネ部材13の平坦部14と入力軸4の平坦面11との間を転動しながら移動するので、そのときのフリクションを小さくすることができる。したがって、ステアリングホイールの入力トルクと、両軸2、4の相対回転量との特性を滑らかにすることができる。
さらに、バネ分力F1により、操舵反力を調整することもできる。
このバネ分力F1は、図5に示すように、F1=sinθ1・W1なので、θ1やバネ力W1を変化させれば、バネ分力F1を調整できる。なお、θ1およびW1は、入力軸4の相対回転量、転がり面の形状、バネ部材のバネ定数や形状などによって変化するものである。
【0022】
なお、バネ部材13の形状は上記第1実施例のものに限らない。
例えば、図6に示す第2実施例では、バネ部材13を構成する板バネのうち、その支脚部16を湾曲させた形状にしている。ただし、それ以外の構成および特性については第1実施例と全く同じなので、同一の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7に示す第3実施例では、バネ部材13を構成する板バネのうち、その平坦部14を傾斜部22に変更している。ただし、それ以外の構成および特性については上記第1実施例と全く同じなので、同一の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この第3実施例のように、ボールあるいはローラ21が転動する面を傾斜部22とした場合、この傾斜部22が、第1支持部17あるいは凸部15に、連続する部分が形成する角度が、第1実施例のように平坦部14を形成した時にその両端に形成される角度と比べて、大きくなる。このように、連続部分の角度を大きくすると、その部分に応力集中が発生しにくくなり、バネ部材13の耐久性を高めて、パワーステアリング装置としての信頼性を向上させることができる。
【0023】
図8、図9に示す第4実施例では、入力軸4に平坦面11を形成せず、円筒形の入力軸4の外周面をそのまま残した状態で転がり面とし、V溝あるいはU溝等からなる第2支持部20を形成している。ただし、それ以外の構成については上記第1実施例と全く同じなので、同一の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この第4実施例のパワーステアリング装置でも、入力軸4と出力軸2とが相対回転したとき、ボールあるいはローラー21が、バネ部材13をたわませながら転動して、第1、第2支持部17、20から外れる。そして、入力軸4と出力軸2とがさらに相対回転すると、これらボールあるいはローラー21が、バネ部材13をたわませながら、バネ部材13の平坦部14と入力軸4の外周面との間を転動することになる。
【0024】
この時、図9示すように、転がり面とボールあるいはローラー21との接点P2におけるバネ力W2は、入力軸4の中心Oに向かう力なので、図5のθ1に対応する角度が0である。つまり、バネ力W2は、入力軸4の回転方向に作用する成分を持たない。したがって、第1実施例とは違って、ボールあるいはローラー21が入力軸の外周面を転動している間、操舵反力にバネ力の成分が含まれない。
そして、これら第1、4実施例のいずれを選択するかは、車両の特性に応じて決めればよい。例えば、ステアリングホイールを切ったとき、バネ力によって操舵反力を変化させたい場合には、第1実施例の平坦面11のように、入力軸4の軸芯を中心とする円弧面に一致しない転がり面を形成すればよい。逆に、ステアリングホイールを切ったときの操舵反力を、トーションバー5のねじれ抵抗だけで構成したい場合は、第4実施例のように円筒の入力軸4の外周面をそのまま残しておけばよい。
ただし、バネ部材13のたわみ量は、転がり面の形状だけでなく、バネ部材13の形状によっても、変化する。これら転がり面やバネ部材の形状によって、バネ力Wの大きさや向きを変化させ、操舵反力を変化させることができる。
【0025】
図10、図11に示す第5実施例では、バネ部材13を構成する板バネの形状を第1実施例のバネ部材から変更している。ただし、それ以外の構成については上記第1実施例と全く同じなので、同一の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図10、図11に示すように、板バネは、谷部25を形成しながら連続する一対の傾斜部26と、これら傾斜部26の端部に連続する一対の凸部27と、これら凸部27に連続する一対の支脚部28と、これら支脚部28の先端に連続する一対の掛け止め部29とが形成されている。
【0026】
この板バネは、第1実施例と同様、その掛け止め部29を、バネ収納室9のコーナー部分に圧接させて掛け止めるようにしている。そして、入力軸4と出力軸2とが相対回転していない中立状態で、一対の傾斜部26が形成する谷部25を、入力軸4に形成した第2支持部20に対向させ、その間にボールあるいはローラー21を介在させている。つまり、この第5実施例では、谷部25が、ボールあるいはローラ21を支持する第1支持部を構成することになる。
入力軸4と出力軸2とが相対回転したとき、ボールあるいはローラー21が、バネ部材13をたわませながら転動して、谷部25及び第2支持部20から外れる。そして、入力軸4と出力軸2とがさらに相対回転すると、これらボールあるいはローラー21が、バネ部材13をたわませながら、バネ部材13の傾斜部26と入力軸4の外周面との間を転動することになる。なお、凸部27がストッパとして機能することは第1実施例と同じである。
【0027】
このようにした第5実施例のパワーステアリング装置では、第1支持部として、わざわざV溝あるいはU溝を形成するのではなく、一対の傾斜部26が形成する谷部25を利用している。したがって、板部材を多く曲げてV溝あるいはU溝を形成する場合と比べて、板バネの成形加工を容易にすることができる。しかも、V溝あるいはU溝には、大きな応力集中が発生するが、そのV溝あるいはU溝を形成しなければ、その応力集中を避けて、板バネの耐久性を高めることができる。特に、この谷部25の谷底の角度を大きく形成しておけば、さらに応力集中を避けることができる。
なお、図10、図11に示すように凸部27の作る角度も大きく形成しておけば、その部分での応力集中を避けて、さらにバネ部材13の耐久性を高めることができる。
【0028】
以上述べた第1〜5実施例では、出力軸2の端部に直接にバネ収納室9を形成しているが、このバネ収納室9を、出力軸2と一体に回転する部材に形成してもかまわない。
例えば、図12に示す第6実施例は、ラックアンドピニオンタイプのパワーステアリング装置で、操舵ロッド24に連係する出力軸2に、ピン23を介してロータリースリーブ8を連結している。そして、出力軸2ではなく、それと一体に回転するロータリースリーブ8にバネ収納室9を形成している。ただし、そこに入力軸4を位置させ、バネ部材13によってプリセット力を付与することは同じである。
なお、バネ収納室9は、出力軸2に直接形成しても、あるいは、出力軸2と一体に回転する部材形成してもよいことは、前述したインテグラルタイプの場合も同様である。
【0029】
また、上記第1〜6実施例では、バネ収納室9を正方形としているが、もちろん円形等その他の形状であってもよい。そして、バネ部材13の掛け止め部18も、バネ収納室9の形状等に合わせて変更すればよく、例えば、バネ収納室9の壁面にスリットを形成し、そこにバネ部材13の端部を差し込んで、バネ部材13を掛け止めるようにしてもよい。
【0030】
上記では、油圧式のパワーステアリング装置を用いた実施例を説明したが、電動パワーステアリング装置にも、同様なプリセット力付与機構を設けることができる。
図13に示す第7実施例は、出力軸2と入力軸4との相対回転量に応じて、図示しない電動モータによって、アシスト力を発生させる電動パワーステアリング装置である。
そして、上記相対回転量を、入力トルクの大きさや向きとして検出して、電動モーターに信号を送るようにしている。
この第7実施例では、入力軸4と出力軸2とが相対回転すると、出力軸2および入力軸4の外周に設けたスライダ34が軸方向に移動し、この移動量によってトルクセンサ35が入力トルクを検出する機構になっている。上記スライダ34は、出力軸2にネジ部32で結合され、入力軸4にスプライン33で結合されていて、回転方向の移動が規制され、軸方向への移動のみが許容される構成にしている。
そのため、入力軸4が出力軸2に対して相対回転すると、スライダ34が軸方向に移動するようになっている。
【0031】
そして、出力軸2の端部に形成したバネ収納室9内で、入力軸4を挟むように設置したバネ部材13によって、プリセット力を付与する構成は、第1実施例と同様である。ただし、第1実施例だけでなく、上記第1〜第6実施例の全てのプリセット力付与機構を、電動パワーステアリング装置に設けることができる。
また、入力トルクを検出する方法は、上記方法に限らない。例えば、トーションバー5に歪み計を設けて、その検出値を入力トルクに換算する方法もある。
【0032】
図14に示す第8実施例は、他の実施例と転がり面30の形状を変化させ、操舵反力を変化させる例である。
そして、図14は、ボールあるいはローラー21が転動する転がり面30付近の拡大図である。
この転がり面30は、バネ収納室の壁面に平行な平坦な線11’に対して角度αを持った平坦面で構成されているが、転がり面の形状以外は、第1実施例と同様の構成である。そこで、同じ構成要素には、同じ符号をつける。また、プリセット力を付与する機構は、第1実施例と同じなので、ここではその説明は省略し、ボールあるいはローラー21が転動しているときの操舵反力について説明する。
【0033】
この図14では、中立位置を実線で示し、入力軸4が回転角βだけ矢印k方向に回転した状態を、2点鎖線で示している。また、中立位置での第2支持部20の中心と入力軸の中心Oを通る直線を基準線sとする。
入力軸4とk方向に角β回転させる時、接点P3におけるバネ力W3は、線分OP3に対してθ3の角度を持ち、F3=W・sinθ3となるバネ分力F3を発生する。そして、このバネ分力F3は、操舵反力と同方向で、操舵反力を増加させるように作用する。
また、図14においてxは、ボールあるいはローラー21が転動することによって生じるバネ部材13のたわみ量である。このたわみ量xは、ボールあるいはローラー21の位置によって変化する値であるが、このたわみ量xによって、その時のバネ力W3が決まる。
ただし、バネ部材13のボールあるいはローラー21の位置によるたわみ量xは、転がり面の形状だけでなく、バネ部材13の形状によっても、変化する。
【0034】
なお、入力軸4の回転方向と同方向あるいは反対方向のバネ分力を発生させる転がり面の形状は、第1〜第3、第8実施例の形状に限らない。入力軸の中心Oを中心とする円弧面でなければ、どんな形状でもθ≠0となり、バネ分力F≠0となる。そして、この転がり面は、平坦面でなく、曲面で構成されていてもかまわない。
そして、上記第1〜第3、第8実施例では、常にsinθ>0なので、バネ分力Fが入力軸4の回転方向kと反対になり、操舵反力を増加させるように作用するが、角度αによっては、バネ分力Fの向きを、入力軸4の回転方向kと同じにして、操舵反力を減少させることもできる。図14において、P3Oと基準線sとの角度をγとすると、θ3=α+β−γであることから、角度αを選べば、sinθ3<0となり、バネ分力Fの向きが変わることが解る。ただし、各角度は、図14中で矢印の方向を正とする。
このように、転がり面やバネ部材の形状によって、バネ力Wの大きさや向きを変化させるとともに、バネ分力Fを変化させ、これによって、操舵反力を変化させることができる。
【0035】
【発明の効果】
の発明によれば、プリセット力を付与して中立剛性を高め、車両の直進走行時の安定性を得ることができる。
そして、このプリセット力を付与するため、入力軸の両側にバネ部材を配置したので、プリセット力のバランスを保つことができる。したがって、中立剛性がステアリングホイールの切った方向によって異なることがない。
また、従来例のように入力軸の突起にバネ部材を合わせたりする必要がなく、バネ部材は入力軸と別にバネ収納室に組み込むことができるので、組付け性を向上させることができる。
また、プリセット力は、バネ部材のバネ力はもちろん、ボールあるいはローラの径等によっても簡単に調整することができる。
しかも、入力軸と出力軸とが相対回転したとき、ボールあるいはローラーが、バネ部材をたわませながら転動して、第1、第2支持部から外れるので、フリクションを小さくすることができる。
【0036】
また、入力軸と出力軸とが相対回転するとき、ボールあるいはローラーが、バネ部材と入力軸の外周面との間を転動しながら移動するので、フリクションを小さくすることができる。したがって、ステアリングホイールの入力トルクと、入出力軸の相対回転量との特性を滑らかにできる。
【0037】
そしての発明によれば、第1、第2支持部を外れたボールあるいはローラーが、入力軸に形成した転がり面を転動するとき、操舵反力に合成されるバネ力の分力を発生し、操舵反力を変化させることができる。したがって、この転がり面の形状を決めることによって、ステアリングホイールを切ったとき、それに応じて操舵反力を変化させることができる。
の発明によれば、第の発明において、転がり面を平坦面としたので、円弧面などにする場合と比べて、形成が簡単である。
の発明によれば、入力軸と出力軸との相対回転が大きくなって、ボールあるいはローラーが大きく動いても、それがストッパに当接するので、脱落したりするの防止することができる。
【0038】
の発明によれば、バネ部材として安価な板バネを用いたので、コストダウンが可能となる。
特に、第の発明によれば、第1支持部として、一対の傾斜部が形成する谷部を利用しているので、板バネの成形加工を容易にすることができる。しかも、板バネを大きく曲げて形成されるV溝あるいはU溝には、大きな応力集中が発生するが、そのV溝あるいはU溝を形成しなければ、応力集中を避けることができ、板バネの耐久性を高めることができる。
の発明によれば、第の発明において、バネ部材を、そのバネ力を利用して掛け止めることができるので、しっかりとその位置を保持できる。また、バネ収納室側を加工したり、別の部材を設けたりする必要がなく、組付け性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のパワーステアリング装置の断面図である。
【図2】 第1実施例のパワーステアリング装置のバネ収納室9の断面図である。
【図3】 第1実施例のバネ部材13を構成する板バネの斜視図である。
【図4】 図2で、入力軸4と出力軸2とが相対回転したときの状態を示した断面図である。
【図5】 図4の部分拡大図である。
【図6】 第2実施例のパワーステアリング装置のバネ収納室9の断面図である。
【図7】 第3実施例のパワーステアリング装置で用いた板バネの斜視図である。
【図8】 第4実施例のパワーステアリング装置のバネ収納室9の断面図である。
【図9】 図8で、入力軸4と出力軸2とが相対回転したときの状態を示した断面図である。
【図10】 第5実施例のパワーステアリング装置のバネ収納室9の拡大断面図である。
【図11】 第5実施例のバネ部材13を構成する板バネの拡大図である。
【図12】 第6実施例のラックアンドピニオンタイプのパワーステアリング装置を示す断面図で、バネ収納室9をロータリースリーブ8に設けた例を示している。
【図13】 第7実施例の電動式パワーステアリング装置の断面図である。
【図14】 第8実施例の転がり面付近の拡大図である。
【符号の説明】
2 出力軸
4 入力軸
5 トーションバー
9 バネ収納室
11 平坦面
13 バネ部材
14 平坦部
15 凸部
16 支脚部
17 第1支持部
18 掛け止め部
20 第2支持部
21 ボールあるいはローラー
22 傾斜部
25 谷部
26 傾斜部
27 凸部
28 支脚部
29 掛け止め部
30 転がり面
W1、W2、W3 バネ力
F1、F3 分力
k 回転方向
P1、P2、P3 接点

Claims (6)

  1. ステアリングホイールに連係する入力軸と、車輪に連係する出力軸と、これら入力軸と出力軸とを連結するトーションバーとを備え、このトーションバーをねじりながら入力軸と出力軸とを相対回転させ、この相対回転量に応じたアシスト力を付与する構成にしたパワーステアリング装置において、上記出力軸あるいは出力軸と一体に回転する部材に設けたバネ収納室と、このバネ収納室に収納し、バネ収納室に位置する入力軸を挟むように配置した一対のバネ部材と、これらバネ部材に形成した第1支持部と、入力軸の外周面に形成し、入力軸と出力軸との中立状態で第1支持部に対向させた第2支持部と、これら対向する第1、第2支持部間に介在させたボールあるいはローラーとを備え、
    上記第2支持部の両側には、第2支持部に連続する転がり面を形成し、この転がり面を入力軸の軸心を中心とする円弧面と一致しない面とし、入力軸と出力軸とが相対回転したとき第1、第2支持部から外れたボールあるいはローラーが上記バネ部材をたわませながら転がり面を転動するとともに、ボールあるいはローラーと上記転がり面との接点におけるバネ力が、入力軸の回転方向と同方向あるいは反対方向の分力を発生する構成にしたことを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. 第2支持部に連続する転がり面を平坦面としたことを特徴とする請求項1記載のパワーステアリング装置。
  3. ステアリングホイールに連係する入力軸と、車輪に連係する出力軸と、これら入力軸と出力軸とを連結するトーションバーとを備え、このトーションバーをねじりながら入力軸と出力軸とを相対回転させ、この相対回転量に応じたアシスト力を付与する構成にしたパワーステアリング装置において、上記出力軸あるいは出力軸と一体に回転する部材に設けたバネ収納室と、このバネ収納室に収納し、バネ収納室に位置する入力軸を挟むように配置した一対のバネ部材と、これらバネ部材に形成した第1支持部と、入力軸の外周面に形成し、入力軸と出力軸との中立状態で第1支持部に対向させた第2支持部と、これら対向する第1、第2支持部間に介在させたボールあるいはローラーとを備え、上記バネ部材のそれぞれに一対のストッパを形成し、入力軸と出力軸とが相対回転したとき、第1、第2支持部から外れたボールあるいはローラーが上記バネ部材をたわませながらバネ部材と入力軸の外周面との間を転動するとともに、入力軸と出力軸とが所定量だけ相対回転したとき、ボールあるいはローラーがストッパに当接する構成にしたことを特徴とするパワーステアリング装置。
  4. ステアリングホイールに連係する入力軸と、車輪に連係する出力軸と、これら入力軸と出力軸とを連結するトーションバーとを備え、このトーションバーをねじりながら入力軸と出力軸とを相対回転させ、この相対回転量に応じたアシスト力を付与する構成にしたパワーステアリング装置において、上記出力軸あるいは出力軸と一体に回転する部材に設けたバネ収納室と、このバネ収納室に収納し、バネ収納室に位置する入力軸を挟むように配置した一対のバネ部材と、これらバネ部材に形成した第1支持部と、入力軸の外周面に形成し、入力軸と出力軸との中立状態で第1支持部に対向させた第2支持部と、これら対向する第1、第2支持部間に介在させたボールあるいはローラーとを備え、上記バネ部材は、V溝あるいはU溝からなる第1支持部と、この第1支持部の両側に連続する一対の平坦部あるいは傾斜部と、これら平坦部あるいは傾斜部の端部に連続する一対の凸部と、これら凸部に連続する一対の支脚部と、これら支脚部の先端に連続する一対の掛け止め部とを有する板バネからなり、入力軸と出力軸とが相対回転したとき、第1、第2支持部から外れたボールあるいはローラーが、この板バネをたわませながら、平坦部あるいは傾斜部と入力軸の外周面との間を転動する構成にしたことを特徴とするパワーステアリング装置。
  5. ステアリングホイールに連係する入力軸と、車輪に連係する出力軸と、これら入力軸と出力軸とを連結するトーションバーとを備え、このトーションバーをね じりながら入力軸と出力軸とを相対回転させ、この相対回転量に応じたアシスト力を付与する構成にしたパワーステアリング装置において、上記出力軸あるいは出力軸と一体に回転する部材に設けたバネ収納室と、このバネ収納室に収納し、バネ収納室に位置する入力軸を挟むように配置した一対のバネ部材と、これらバネ部材に形成した第1支持部と、入力軸の外周面に形成し、入力軸と出力軸との中立状態で第1支持部に対向させた第2支持部と、これら対向する第1、第2支持部間に介在させたボールあるいはローラーとを備え、上記バネ部材は、谷部を形成しながら連続する一対の傾斜部と、これら傾斜部の端部に連続する一対の凸部と、これら凸部に連続する一対の支脚部と、これら支脚部の先端に連続する一対の掛け止め部とを有する板バネからなり、かつ、上記谷部を第1支持部とし、入力軸と出力軸とが相対回転したとき、第1、第2支持部から外れたボールあるいはローラーが、この板バネをたわませながら、傾斜部と入力軸の外周面との間を転動する構成にしたことを特徴とするパワーステアリング装置。
  6. 板バネをバネ収納室に収納するとき、その掛け止め部を壁面に圧接させて掛け止めたことを特徴とする請求項4または5に記載のパワーステアリング装置。
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