JP7282591B2 - ステアリング装置 - Google Patents
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Description
ステアリング装置は、例えば、車体に対して車幅方向に並進方向に移動するとともに、ラックギアが形成されたラック軸と、ラックギアと噛合うピニオンギアとを有するラックアンドピニオン機構を有する。
このようなラックアンドピニオン式のステアリング装置において、ラックギアとピニオンギアとのバックラッシュに起因する操舵初期や切り返し時の異音発生や、操舵フィーリングの悪化を防止するため、ラック軸をピニオンギア側に押圧するラックガイドを設けることが提案されている。
また、特許文献2には、スプリングの一端部がラックハウジングに固定されるプラグに拘束されかつ他端部に取り付けられた押圧部材を介してラック部材を押圧するとともに、押圧部材とラックガイドとがスプリングの径方向等に摺動可能である構成が記載されている。
例えば、特許文献1に記載された技術の場合、スプリングのラックガイド側とは反対側の端部が拘束されていないため、スプリングのずれや傾斜を防止することができない。
また、特許文献2に記載された技術の場合であっても、スプリングのラックガイド側の端部はラックガイドに対して拘束されていないため、同様の問題を有する。
例えば、スプリングが径方向にずれている(偏心している)場合には、転舵開始時にラックガイドがハウジングの内部で大きく傾斜し、ラックガイドとラック軸との間に作用する摩擦力が異常に大きくなるいわゆるカジリが発生する場合がある。
この場合、ドライバが感じる操舵フィーリングが滑らかでなくなり、さらに転舵しても車両が向きを変えない領域が発生して操舵操作に対する車体挙動の応答性が悪化してしまう。
また、スプリングが傾斜した場合、転舵方向によってラックガイドがラック軸を押圧する押圧力が変化し、転舵トルクに左右差が発生してしまう。
この場合、操舵操作力が左右でアンバランスな状態となり、ドライバに違和感を与えてしまう。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、転舵開始時におけるピニオントルクの過渡特性を向上したステアリング装置を提供することである。
請求項1に係る発明は、車幅方向に沿って並進可能に支持され両端部にタイロッドが連結されるとともにラックギアが形成されたラック軸と、前記ラック軸の前記ラックギアと噛合うピニオンギアが形成されたピニオン軸と、前記ラックギアと前記ピニオンギアとの噛合い部を収容するハウジングと、前記ラック軸の前記ラックギアが形成された側とは反対側に当接し前記ラック軸を前記ピニオン軸側へ押圧するラックガイドと、前記ラックガイドの前記ラック軸側とは反対側の部分に形成された第1の面部と前記ハウジングに対して固定された第2の面部との間で圧縮された状態で保持されるスプリングとを備えるステアリング装置であって、前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域を、それぞれ凸曲面又は凹曲面とし、前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域の少なくとも一方を球面状としたことを特徴とするステアリング装置である。
これによれば、スプリングの両端部がそれぞれ凸曲面又は凹曲面と当接することにより、スプリング自体の圧縮力によってスプリングが第1の面部及び第2の面部に対してそれぞれ摺動して調心され、スプリングのずれや傾斜を防止することができる。
これによって、転舵開始時(切り始め時)のラックガイドとラック軸との押圧力、摩擦力を安定化し、ピニオントルクが急激に立ち上がったり、左右差が発生することを防止してピニオントルクの過渡特性を向上することができる。
これによれば、スプリングと凸曲面との接触箇所を増やし、調心効果をさらに高めることができる。
これによれば、スプリングと凹曲面との接触箇所を増やし、調心効果をさらに高めることができる。
請求項5に係る発明は、前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域がともに凹曲面であり、前記スプリングは両端部の巻き径に対して中央部の巻き径が大きく形成されることを特徴とする請求項3に記載のステアリング装置である。
請求項6に係る発明は、車幅方向に沿って並進可能に支持され両端部にタイロッドが連結されるとともにラックギアが形成されたラック軸と、前記ラック軸の前記ラックギアと噛合うピニオンギアが形成されたピニオン軸と、前記ラックギアと前記ピニオンギアとの噛合い部を収容するハウジングと、前記ラック軸の前記ラックギアが形成された側とは反対側に当接し前記ラック軸を前記ピニオン軸側へ押圧するラックガイドと、前記ラックガイドの前記ラック軸側とは反対側の部分に形成された第1の面部と前記ハウジングに対して固定された第2の面部との間で圧縮された状態で保持されるスプリングとを備えるステアリング装置であって、前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域を、それぞれ凸曲面又は凹曲面とし、前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域の一方が凸曲面でありかつ他方が凹曲面であり、前記スプリングは前記凸曲面側の巻き径が前記凹曲面側の巻き径に対して大きく形成されることを特徴とするステアリング装置である。
これらの各発明によれば、スプリングの調心効果をさらに高め、上述した効果を確実に得ることができる。
これによれば、一方の端部が窄まったテーパ状のスプリングを用いかつ小径側の端部をハウジング側の凹曲面と当接させることにより、ハウジングに対するスプリングの調心効果を促進することができる。
また、スプリングの他端側が大径側の端部でラックガイドに保持されるため、ラックガイドに対するスプリングの倒れを抑制することができる。
以下、本発明を適用したステアリング装置の第1実施形態について説明する。
第1実施形態に先立ち、先ず、本発明の参考例であるステアリング装置について説明する。
参考例のステアリング装置は、例えば、乗用車等の4輪の自動車の前2輪を操向するラックアンドピニオン式かつデュアルピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置である。
図2は、図1のII部拡大分解斜視図である。
図3は、参考例のステアリング装置におけるラックガイド部の構成を示す模式図である。
図3において、図3(a)はピニオン軸40の中心軸方向から見た状態を示し、図3(b)はラック軸20の中心軸方向から見た状態を示している。
ステアリング装置1は、ラックハウジング10、ラック軸20、タイロッド30、ピニオン軸40、モータ50、ラックガイド60、ラックガイドスクリュ70、スプリング80等を有する。
ラックハウジング10は、中心軸方向を車幅方向に沿わせて配置されている。
ラックハウジング10は、例えばアルミニウム系合金を鋳造して概形を形成した後、軸受部やシール部等に機械加工を施して形成されている。
ラックハウジング10には、ピニオン軸取付部11、ラックガイド取付部12、車体取付部13等が形成されている。
ピニオン軸取付部11は、ラックハウジング10の車幅方向(長手方向)における中央部から、搭載される車両のステアリングホイール側(左側又は右側)にオフセットした箇所に配置されている。
ラックガイド取付部12は、ラックハウジング10におけるピニオン軸取付部11と隣接する領域から、ラックハウジング10の外径側に突出して形成された円筒状の部分である。
ラックガイド取付部12は、ラックガイド60が挿入されるとともに、ラックガイドスクリュ70が締結される部分である。
車体取付部13は、ラックハウジング10を車体の図示しないサブフレーム等に締結する部分である。
車体取付部13は、ラックハウジング10の外側に突出し、車幅方向及び車両前後方向に離間した複数個所に設けられている。
また、ラックハウジング10の両端部には、ラックブーツ14が設けられている。
ラックブーツ14は、例えばエラストマなどの可撓性を有する材料によってベローズ筒状に形成され、ハウジング10に対するタイロッド30の変位を許容しつつ、ハウジング10の両端部からのダスト、雨水等の侵入を防止するものである。
ラック軸20は、ラックハウジング10に対して車幅方向に並進移動可能に支持されている。
ラック軸20には、ピニオン軸40のピニオンギア部と噛合い、ラックアンドピニオン機構を構成する図示しないラックギア部が形成されている。
ラック軸20におけるラックギア部側(ピニオン軸40側)とは反対側の表面部(背面部)は、ラック軸20の長手方向に沿った中心軸を有する円筒表面状の凸曲面となっている。
この背面部は、後述するラックガイド60との摺動面となる。
タイロッド30は車幅方向にほぼ沿って延びた軸状に形成され、車幅方向外側の端部は、ハブベアリングハウジングの前方側又は後方側に突出したナックルアームに、例えばボールジョイント(スフェリカルベアリング)を介して揺動可能に連結されている。
タイロッド30の車幅方向内側の端部は、ラック軸20の端部に、ボールジョイントを介して揺動可能に連結されている。
ハブベアリングハウジングは、ナックルアームをタイロッド30が押し引きすることによって、所定の仮想キングピン軸(転舵中心軸)回りに回動する。
ピニオン軸40は、図示しないステアリングシャフトを介して、ドライバが操舵操作を行うステアリングホイールに連結されている。
ピニオン軸40は、ラックハウジング10のピニオン軸取付部11に、その中心軸回りに回転可能に支持されている。
ラック軸20は、ピニオン軸40の回転と連動して、ラックハウジング10に対して車幅方向に並進移動する。
モータ50の出力は、ギアボックス51を介して、ラック軸20に伝達される。
ギアボックス51は、上述したピニオン軸40とは独立して設けられた図示しないアシスト用のピニオン軸を有し、このピニオン軸はラック軸20のラックギア部と噛合うよう構成されている。
モータ50は、例えば、ピニオン軸40に対して車幅方向に離間した箇所において、ラックハウジング10の外周面に沿って配置されている。
電動パワーステアリング制御ユニットは、例えば、ステアリングシャフトの中間部に設けられたトルクセンサの出力等に基づいて、モータ50を制御する。
ラックガイド60は、ラック軸押圧部61、ラックガイドシート62、スプリング座面部63等を有する。
ラック軸押圧部61は、図3(b)に示すように、ラック軸20の中心軸方向から見たときに、ラック軸20の背面部に沿うように形成された円筒内面状の凹面部を有する。
ラックガイドシート62は、この凹面部に沿って添付された固体潤滑性を有する樹脂材料等からなるシート状の部材である。
ラックガイドシート62は、ラック軸20の背面部と摺動可能に当接している。
ラック軸押圧部61は、図3(a)に示すように、ピニオン軸40の中心軸方向から見たときに、先窄みとなるテーパ状に形成されている。
スプリング座面部63は、ラックガイド60の端面における中央部を凹ませて形成されている。
参考例においては、スプリング座面部63は、ラックガイド60の中心軸に対して直交する平面状に形成されている。
ラックガイドスクリュ70の外周面には雄ネジ部が形成され、ラックガイド取付部12の内周面に形成された雌ネジ部と係合するようになっている。
ラックガイドスクリュ70のラック軸20側の端面には、スプリング座面部71が形成されている。
スプリング座面部71は、ラックガイドスクリュ70の端面における中央部を凹ませて形成されている。
参考例においては、スプリング座面部71は、ラックガイドスクリュ70の中心軸に対して直交する平面状に形成されている。
参考例においては、スプリング80は、全長にわたって実質一定の巻き径を有するいわゆる直巻きばねである。
スプリング80は、そのばね反力により、ラックガイド60をラック軸20に押圧し、ラック軸20のラックギア部とピニオン軸40のピニオンギア部とを、実質的にバックラッシュがない状態に保持するものである。
図4は、参考例のステアリング装置のラックガイド部において、スプリングが偏った状態を示す図である。
図4(a)は車両の直進状態を示し、図4(b)は、図4(a)に示す状態から、ピニオン軸40が時計回り方向に回動し、ラック軸20が右側へ移動し始めた状態を示している。
図4(a)に示すように、スプリング80がラックガイド60等に対して偏心している場合、図4(b)に示すように転舵初期においてラックガイド60が大きく傾き、ラックガイド60とラック軸20との間のフリクションが過大となるカジリと称される現象が発生する。
図5(a)は車両の直進状態を示し、図5(b)、図5(c)は、それぞれ図5(a)に示す状態から、ピニオン軸40が反時計回り方向、時計回り方向に回動し、ラック軸20が右側、左側に移動し始めた状態を示している。
図5に示す場合のように、スプリング80が傾斜していると、転舵時のラックガイド60のラック軸20への押付荷重に左右差が生じ、その結果ラックガイド60とラック軸320との間のフリクションも変化し、転舵方向によって転舵トルクに左右差が発生してしまう。
以下説明する各実施形態において、参考例、従前の実施形態と共通する箇所には同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図6は、第1実施形態のステアリング装置におけるラックガイド部の構成を示す模式図である。図6は、図3(a)に相当する箇所を示している。(図8乃至図11において同じ。)
第1実施形態においては、ラックガイド60のスプリング座面部63、及び、ラックガイドスクリュ70のスプリング座面部71を、それぞれ凹曲面として形成されている。
ここで、スプリング座面部63,71の凹曲面部におけるスプリング80の端部と当接する領域は、ラックガイド60及びラックガイドスクリュ70の中心軸と同心の球面状(球体の内面状)の凹曲面とする。
これにより、スプリング80がそれ自体のばね反力によって伸長し、その長さが最長となるように端部がスプリング座面部63,71に対して摺動し、スプリング80の中心軸とラックガイド60、ラックガイドスクリュ70の中心軸とを一致させる調心効果が得られる。
図7(a)は、第1実施形態を示し、図7(b)、図7(c)は、参考例においてそれぞれスプリングの偏心及び傾斜が発生した状態を示している。
各図において、横軸は転舵角度(ステアリングホイールの回転角度)を示し、縦軸はピニオン軸40のトルク(ピニオントルク)及びラック軸20のストローク(ラックストローク)を示している。
なお、ラックストロークは、これが微少な領域においては、所定の係数を乗じることにより、車体のヨーレートに読み換えることも可能である。
その後、ラック軸20が動き始めて動摩擦に移行すると、ピニオントルクは急激に低下し、ほぼ一定の値に収束する。
この場合、操舵フィーリングが滑らかではなくなり、操舵初期の引っ掛かり感や、その後のトルク抜け感が生じてしまう。
また、転舵角度が微少な領域でラックストロークが発生しないため、操舵に対する車両挙動の時間応答遅れも大きくなってしまう。
これによって、転舵開始時(切り始め時)のラックガイド60とラック軸20との押圧力、摩擦力を安定化し、ピニオントルクが急激に立ち上がったり、左右差が発生することを防止してピニオントルクの過渡特性を向上することができる。
次に、本発明を適用したステアリング装置の第2実施形態について説明する。
図8は、第2実施形態のステアリング装置におけるラックガイド部の構成を示す模式図である。
第2実施形態においては、ラックガイド60のスプリング座面部63と、ラックガイドスクリュ70のスプリング座面部71とに、それぞれスプリング80側に突出した球面状の凸曲面を有する凸部64、72を形成している。
凸曲面の突端部は、スプリング80の端部における内径側に挿入される。
以上説明した第2実施形態においても、上述した第1実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明を適用したステアリング装置の第3実施形態について説明する。
図9は、第3実施形態のステアリング装置におけるラックガイド部の構成を示す模式図である。
第3実施形態においては、第1実施形態と同様に、ラックガイド60のスプリング座面部63と、ラックガイドスクリュ70のスプリング座面部71とをそれぞれ凹曲面に形成している。
また、スプリング80は、両端部における巻き径が中間部の巻き径に対して小さく形成されたいわゆるたる型ばねとなっている。
以上説明した第3実施形態によれば、上述した第1実施形態の効果と同様の効果に加えて、スプリング80の端部がテーパ状に窄まっていることにより、調心効果をよりいっそう高めることができる。
次に、本発明を適用したステアリング装置の第4実施形態について説明する。
図10は、第4実施形態のステアリング装置におけるラックガイド部の構成を示す模式図である。
第4実施形態においては、第2実施形態と同様に、ラックガイド60のスプリング座面部63と、ラックガイドスクリュ70のスプリング座面部71とに、それぞれ凸部64,72を形成している。
また、スプリング80は、両端部における巻き径が中間部の巻き径に対して大きく形成されたいわゆる糸巻型ばねとなっている。
以上説明した第4実施形態によれば、上述した第2実施形態の効果と同様の効果に加えて、スプリング80の端部がテーパ状に広がっていることにより、調心効果をよりいっそう高めることができる。
次に、本発明を適用したステアリング装置の第5実施形態について説明する。
図11は、第5実施形態のステアリング装置におけるラックガイド部の構成を示す模式図である。
第5実施形態においては、ラックガイド60のスプリング座面部63には、第2実施形態と同様の凸球面状の凸部64が設けられている。
一方、ラックガイドスクリュ70のスプリング座面部71は、第1実施形態と同様に球内面状の凹曲面として形成されている。
また、スプリング80は、ラックガイドスクリュ70側に対してラックガイド60側が大径となるように、巻き径が連続的に変化するテーパ状に形成されている。
以上説明した第5実施形態においては、上述した各実施形態の効果と同様の効果に加え、スプリング80とラックガイド60との当接箇所におけるスプリング80の巻き径を大きくし、スプリング80がラックガイド60に対して倒れ込むことを防止できる。
また、スプリング80とラックガイドスクリュ70との当接箇所におけるスプリング80の巻き径を小さくすることにより、ラックガイドスクリュ70に対するスプリング80の調心精度を向上することができる。
本発明は、以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)ステアリング装置の構成は上述した各実施形態に限定されることなく、適宜変更することが可能である。
例えば、ステアリング装置を構成する部材の形状、材質、製法、配置、数量などは適宜変更することができる。
(2)各実施形態において、ステアリング装置は、例えばモータがステアリングシャフトに接続されたピニオン軸とは独立したピニオン軸を介してラック軸に推力を与えるデュアルピニオンアシスト式のものであるが、本発明はこれに限らず、例えばシングルピニオンアシスト式、ラックアシスト式、コラムアシスト式などの他種のパワーアシスト機構を有するステアリング装置にも適用することができる。
11 ピニオン軸取付部 12 ラックガイド取付部
13 車体取付部 14 ラックブーツ
20 ラック軸 30 タイロッド
40 ピニオン軸 50 モータ
51 ギアボックス 60 ラックガイド
61 ラック軸押圧部 62 ラックガイドシート
63 スプリング座面部 64 凸部
70 ラックガイドスクリュ 71 スプリング座面部
72 凸部 80 スプリング
Claims (7)
- 車幅方向に沿って並進可能に支持され両端部にタイロッドが連結されるとともにラックギアが形成されたラック軸と、
前記ラック軸の前記ラックギアと噛合うピニオンギアが形成されたピニオン軸と、
前記ラックギアと前記ピニオンギアとの噛合い部を収容するハウジングと、
前記ラック軸の前記ラックギアが形成された側とは反対側に当接し前記ラック軸を前記ピニオン軸側へ押圧するラックガイドと、
前記ラックガイドの前記ラック軸側とは反対側の部分に形成された第1の面部と前記ハウジングに対して固定された第2の面部との間で圧縮された状態で保持されるスプリングと
を備えるステアリング装置であって、
前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域を、それぞれ凸曲面又は凹曲面とし、
前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域の少なくとも一方を球面状としたこと
を特徴とするステアリング装置。 - 車幅方向に沿って並進可能に支持され両端部にタイロッドが連結されるとともにラックギアが形成されたラック軸と、
前記ラック軸の前記ラックギアと噛合うピニオンギアが形成されたピニオン軸と、
前記ラックギアと前記ピニオンギアとの噛合い部を収容するハウジングと、
前記ラック軸の前記ラックギアが形成された側とは反対側に当接し前記ラック軸を前記ピニオン軸側へ押圧するラックガイドと、
前記ラックガイドの前記ラック軸側とは反対側の部分に形成された第1の面部と前記ハウジングに対して固定された第2の面部との間で圧縮された状態で保持されるスプリングと
を備えるステアリング装置であって、
前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域を、それぞれ凸曲面又は凹曲面とし、
前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域の少なくとも一方が凸曲面であり、
前記スプリングの前記凸曲面側の端部を、前記端部側において巻き径が拡大するテーパ状に形成したこと
を特徴とするステアリング装置。 - 車幅方向に沿って並進可能に支持され両端部にタイロッドが連結されるとともにラックギアが形成されたラック軸と、
前記ラック軸の前記ラックギアと噛合うピニオンギアが形成されたピニオン軸と、
前記ラックギアと前記ピニオンギアとの噛合い部を収容するハウジングと、
前記ラック軸の前記ラックギアが形成された側とは反対側に当接し前記ラック軸を前記ピニオン軸側へ押圧するラックガイドと、
前記ラックガイドの前記ラック軸側とは反対側の部分に形成された第1の面部と前記ハウジングに対して固定された第2の面部との間で圧縮された状態で保持されるスプリングと
を備えるステアリング装置であって、
前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域を、それぞれ凸曲面又は凹曲面とし、
前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域の少なくとも一方が凹曲面であり、
前記スプリングの前記凹曲面側の端部を、前記端部側において巻き径が縮小するテーパ状に形成したこと
を特徴とするステアリング装置。 - 前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域がともに凸曲面であり、
前記スプリングは両端部の巻き径に対して中央部の巻き径が小さく形成されること
を特徴とする請求項2に記載のステアリング装置。 - 前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域がともに凹曲面であり、
前記スプリングは両端部の巻き径に対して中央部の巻き径が大きく形成されること
を特徴とする請求項3に記載のステアリング装置。 - 車幅方向に沿って並進可能に支持され両端部にタイロッドが連結されるとともにラックギアが形成されたラック軸と、
前記ラック軸の前記ラックギアと噛合うピニオンギアが形成されたピニオン軸と、
前記ラックギアと前記ピニオンギアとの噛合い部を収容するハウジングと、
前記ラック軸の前記ラックギアが形成された側とは反対側に当接し前記ラック軸を前記ピニオン軸側へ押圧するラックガイドと、
前記ラックガイドの前記ラック軸側とは反対側の部分に形成された第1の面部と前記ハウジングに対して固定された第2の面部との間で圧縮された状態で保持されるスプリングと
を備えるステアリング装置であって、
前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域を、それぞれ凸曲面又は凹曲面とし、
前記第1の面部及び前記第2の面部における前記スプリングと当接する領域の一方が凸曲面でありかつ他方が凹曲面であり、
前記スプリングは前記凸曲面側の巻き径が前記凹曲面側の巻き径に対して大きく形成されること
を特徴とするステアリング装置。 - 前記凹曲面が前記第2の面部に設けられること
を特徴とする請求項6に記載のステアリング装置。
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