JP3182847B2 - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

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JP3182847B2
JP3182847B2 JP06366792A JP6366792A JP3182847B2 JP 3182847 B2 JP3182847 B2 JP 3182847B2 JP 06366792 A JP06366792 A JP 06366792A JP 6366792 A JP6366792 A JP 6366792A JP 3182847 B2 JP3182847 B2 JP 3182847B2
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恭久 豊吉
俊広 後藤
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Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
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Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/08Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by type of steering valve used
    • B62D5/083Rotary valves

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワーステアリング装
置、特に、トーションバーを介して連結した入力軸と出
力軸の相対回転によりコントロールバルブが作動してパ
ワーシリンダが作動するようにし、かつばねにより中立
状態のトーションバーに予圧を与えるようにしたパワー
ステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のパワーステアリング装置は、例
えば、実公平2−45109号公報にて提案されてい
て、中立状態のトーションバーに予圧を与える手段は、
入力軸の外周にバルブの中立位置が多少ずれてもばね反
力が増大せず、ばね反力が作用しない所定長の底面を有
するV溝と、該V溝に対設した出力軸の透孔に嵌合した
ボールと、出力軸外周に配設され前記ボールを前記V溝
に圧接させる円弧状または環状ばねによって構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した公
報の装置においては、バルブの中立位置が多少ずれても
ばね反力が増大しないようにする不感帯域がV溝に設け
てあるので、直進性は向上するが直進時の剛性感は不足
する。本発明は、上記した問題に対処すべくなされたも
のであり、直進性を阻害することなく直進時の剛性感を
向上させることを目的としている。
【0004】上記した目的を達成するために、請求項1
の発明においては、トーションバーを介して連結した入
力軸と出力軸の相対回転により作動するコントロールバ
ルブによってパワーシリンダ作動を制御するように
し、かつ前記コントロールバルブの中立状態にて前記
ーションバーに予圧を与えるようにしたパワーステアリ
ング装置において、前記入力軸又は出力軸のいずれか一
方の軸に係合子と同係合子を径方向へ付勢するばねを
付けるとともに、他方の軸に前記係合子と弾撥的に係合
するV溝を同係子との周方向相対位置を調整可能に
けた。また、請求項2の発明においては、トーションバ
ーを介して連結した入力軸と出力軸の相対回転により
動するコントロールバルブによってパワーシリンダの
を制御するようにしたパワーステアリング装置におい
て、軸方向のV溝をその内周面に形成したリテーナを前
記入力軸又は出力軸のいずれか一方に周方向に位置調節
可能に組付けると共に、他方の軸に前記リテーナのV溝
に係合する係合子と同係合子を前記V溝に向けて径方向
に付勢するばねを組付けて、前記コントロールバルブを
中立位置にした状態にて前記リテーナの固定位置を調整
して前記ばねにより前記トーションバーに予圧を付与し
て前記入力軸に操舵反力を付与するようにした。 さら
に、請求項3の発明においては、トーションバーを介し
て連結した入力軸と出力軸の相対回転により作動するコ
ントロールバルブによってパワーシリンダの作動を制御
するようにしたパワーステアリング装置において、軸方
向のV溝をその内周面に形成したリテーナを前記入力軸
又は出力軸のいずれか一方の内端部に周方向に位置調節
可能に組付けると共に、他方の軸の内端部に形成した収
納部に前記リテーナのV溝に係合する係合子と同係合子
を前記V溝に向けて径方向に付勢するばねを組付けて、
前記コントロールバルブを中立位置にした状態にて前記
リテーナの固定位置を調整して前記ばねにより前記トー
ションバーに予圧を付与して前記入力軸に操舵反力を付
与するようにした。
【0005】
【発明の作用・効果】請求項1の発明によるパワーステ
アリング装置においては、コントロールバルブ中立
態にした後に、係合子とV溝との周方向相対位置を調整
することができるため、V溝に不感帯域を設ける必要が
く、中立位置での剛性感を直進性を阻害すること無く
向上させることができる。また、請求項2又は請求項3
の発明によるパワーステアリング装置においては、コン
トロールバルブ中立状態にした後にリテーナを周方向
に調整して組付けることができて、係合子とV溝の中立
出しを行うことができるため、V溝に不感帯域を設ける
必要がなく、中立位置での剛性感を直進性を阻害するこ
と無く向上させることができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1及び図2は本発明によるパワーステアリ
ング装置を概略的に示していて、同装置においては、バ
ルブロータ11aを一体的に有する入力軸11とピニオ
ン12aを一体的に有する出力軸12がトーションバー
13を介して所定量相対回転可能に連結されている。入
力軸11は、ハウジング19に回転可能に組付けられて
いて、ステアリングホイール(図示省略)に連結される
ようになっており、ピン14を介してトーションバー1
3の上端に連結されている。バルブロータ11aは、ハ
ウジング19内に回転可能に組付けたバルブスリーブ
(詳細は図示省略)15とにより周知のコントロールバ
ルブを構成していて、このコントロールバルブの作動に
よりパワーシリンダ(図示省略)の作動が制御されるよ
うになっている。出力軸12は、ハウジング19に回転
可能に組付けられていて、ピニオン12aにてステアリ
ングリンケージに設けたラック(図示省略)に噛合する
ようになっており、ピン16を介してトーションバー1
3の下端に連結されている。また、出力軸12はピン1
7(図2参照)を介してバルブスリーブ15に連結され
ていて、入力軸11と出力軸12の相対回転によりバル
ブロータ11aとバルブスリーブ15が相対回転してコ
ントロールバルブが作動するようになっている。
【0007】ところで、本実施例においては、中立状態
のトーションバー13に予圧を与える予圧付与機構とし
て、図1にて示した一対の球状係合子(先端が半球状で
あるピンであってもよい)21,ばね22及びリテーナ
23からなるものが採用されている。各球状係合子21
は、図1及び図3にて示したように、出力軸12に設け
た収納部(径方向の孔)12bの外周部分に径方向へ移
動可能に収容されていて、収納部(径方向の孔)12b
の内周部分に収納したばね22によって径方向に付勢さ
れてリテーナ23の内周に形成したV溝23aに弾撥的
に係合している。リテーナ23は、環状に形成されてい
て、入力軸11の下端及び出力軸12の上端の外周に回
転可能に嵌合されており、周方向に長い取付孔23bに
挿通したねじ24を介して入力軸11に周方向に調整可
能に組付けられている。
【0008】上記のように構成した本実施例のパワース
テアリング装置においては、ピン17を介してバルブス
リーブ15を予め組付けた出力軸12にピン16を介し
て連結されたトーションバー13に対して入力軸11を
周方向にて調整してピン14にて連結するコントロール
バルブの中立出し後に、各球状係合子21とばね22と
リテーナ23を組付ける場合に、リテーナ23を入力軸
11に周方向に調整して組付けることができて、出力軸
12に組付けた球状係合子21と入力軸11に組付けた
リテーナ23におけるV溝23aの中立出しを容易かつ
的確に行うことができるため、不感帯域をV溝23aに
設ける必要がなくて、中立位置での剛性感を直進性を阻
害すること無く向上させることができる。
【0009】しかして、かかる組立体において入力軸1
1と出力軸12を相対回転させると、図4にて例示した
各特性が得られる。図4(A)は、ばね22にトルクT
oを生じさせる予備荷重が付与され、また球状係合子2
1が図3の(B)にて示したように乗り上げ開始する
(相対回転量θ1 )以前に入力軸11と出力軸12の相
対回転が規制されるようにした場合の特性図の一例であ
り、破線にて示した特性線はトーションバー13による
トルクである。また図4(B)は、ばね22にトルクT
oを生じさせる予備荷重が付与され、また球状係合子2
1がV溝23aから完全に乗り上げた(相対回転量θ
2 )後にも入力軸11と出力軸12の相対回転が許容さ
れるようにした場合の特性図の一例であり、破線にて示
した特性線はトーションバー13によるトルクである。
また図4(C)は、ばね22に予備荷重が付与されず、
また球状係合子21がV溝23aから完全に乗り上げた
後にも入力軸11と出力軸12の相対回転が許容される
ようにした場合の特性図の一例であり、破線にて示した
特性線はトーションバー13によるトルクである。な
お、図4の(A),(B),(C)に示した各特性線
は、各ばね22の予備荷重及びばね定数とV溝23aの
形状を異にすることにより得られる。
【0010】図5は本発明の他の実施例を示していて、
この実施例においては、入力軸11に設けた収納部11
bに球状係合子21とばね22が組付けられていて、リ
テーナ23が出力軸12に周方向に調整可能に組付けら
れている。本実施例のその他の構成及び作用効果は上記
実施例と実質的に同じであるため、その説明は省略す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】 同縦断側面図である。
【図3】 図1に示した予圧付与機構部分の横断平面図
である。
【図4】 予圧付与機構によって得られる特性線図であ
る。
【図5】 本発明の他の実施例を示す部分縦断正面図で
ある。
【符号の説明】
11…入力軸、11a…バルブロータ、11b…収納
部、12…出力軸、12b…収納部、13…トーション
バー、15…バルブスリーブ、21…係合子、22…ば
ね、23…リテーナ、23a…V溝、23b…取付孔、
24…ねじ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−2571(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 5/083

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーションバーを介して連結した入力軸
    と出力軸の相対回転により作動するコントロールバルブ
    によってパワーシリンダの作動を制御するようにしたパ
    ワーステアリング装置において、軸方向のV溝をその内
    周面に形成したリテーナを前記入力軸又は出力軸のいず
    れか一方に周方向に位置調節可能に組付けると共に、他
    方の軸に前記リテーナのV溝に係合する係合子と同係合
    子を前記V溝に向けて径方向に付勢するばねを組付け
    て、前記コントロールバルブを中立位置にした状態にて
    前記リテーナの固定位置を調整して前記ばねにより前記
    トーションバーに予圧を付与して前記入力軸に操舵反力
    を付与するようにしたことを特徴とするパワーステアリ
    ング装置。
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KR101143752B1 (ko) * 2008-03-17 2012-05-11 주식회사 만도 유압식 동력 보조 조향장치의 피니언 밸브 어셈블리
US20210339797A1 (en) * 2018-07-04 2021-11-04 Volvo Truck Corporation Steering gear assembly with multiple input shafts, remanufacturing kit, and remanufacturing methods

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