JPH10103522A - 流体路を備えたシリンダヘッドガスケット - Google Patents
流体路を備えたシリンダヘッドガスケットInfo
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- JPH10103522A JPH10103522A JP9279451A JP27945197A JPH10103522A JP H10103522 A JPH10103522 A JP H10103522A JP 9279451 A JP9279451 A JP 9279451A JP 27945197 A JP27945197 A JP 27945197A JP H10103522 A JPH10103522 A JP H10103522A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンのシリンダ穴間の中間部を冷却して
熱によるエンジンとガスケットの破損を防止するための
メタルガスケットを提供する。 【解決手段】 シリンダヘッドガスケットは、単一又は
積層した金属板A10,A11,A12により形成される。上
記金属板は、二つのお互いに近接したシリンダ穴Hc、
それらのシリンダ穴間の中間部の近辺に配設された二つ
の水穴Hw1 、二つの水穴の間に延びて冷却流体路を形
成するスリットA10d,A11d,A12d を備える。この冷却
流体路は、エンジンの冷却流体の循環路に接続し、その
冷却流体が冷却流体路に入ってエンジンのシリンダ穴間
の中間部領域を冷却する。
熱によるエンジンとガスケットの破損を防止するための
メタルガスケットを提供する。 【解決手段】 シリンダヘッドガスケットは、単一又は
積層した金属板A10,A11,A12により形成される。上
記金属板は、二つのお互いに近接したシリンダ穴Hc、
それらのシリンダ穴間の中間部の近辺に配設された二つ
の水穴Hw1 、二つの水穴の間に延びて冷却流体路を形
成するスリットA10d,A11d,A12d を備える。この冷却
流体路は、エンジンの冷却流体の循環路に接続し、その
冷却流体が冷却流体路に入ってエンジンのシリンダ穴間
の中間部領域を冷却する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に流体路を備
えた内燃機関用のシリンダヘッドガスケットに関するも
のである。
えた内燃機関用のシリンダヘッドガスケットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】水又は流体で冷却する内燃機関では、流
体穴(水穴)又は流体路のような冷却流体循環路をシリ
ンダヘッドとシリンダブロックの内側に形成し、シリン
ダヘッドとシリンダブロックを冷却するためにそれらの
循環路に流体を循環させる。この流体路は、一般に、熱
が発生するシリンダ穴を囲むように形成される。しかし
ながら、エンジンには、一様な圧力でシリンダヘッドと
シリンダブロックとをしっかり接続するように多数のボ
ルト穴も設けられる。その上、吸気弁、排気弁、スパー
クプラグ等もシリンダヘッドに取り付けられる。エンジ
ンを設計する場合、吸気弁、排気弁、スパークプラグ等
のようなシリンダヘッド及びシリンダブロックに配置さ
れる他の構成を参照して、水穴の大きさや位置が決定さ
れる。しかし、時として、エンジンを適度に冷却するよ
う水穴を理想的な位置に配置できない場合もある。
体穴(水穴)又は流体路のような冷却流体循環路をシリ
ンダヘッドとシリンダブロックの内側に形成し、シリン
ダヘッドとシリンダブロックを冷却するためにそれらの
循環路に流体を循環させる。この流体路は、一般に、熱
が発生するシリンダ穴を囲むように形成される。しかし
ながら、エンジンには、一様な圧力でシリンダヘッドと
シリンダブロックとをしっかり接続するように多数のボ
ルト穴も設けられる。その上、吸気弁、排気弁、スパー
クプラグ等もシリンダヘッドに取り付けられる。エンジ
ンを設計する場合、吸気弁、排気弁、スパークプラグ等
のようなシリンダヘッド及びシリンダブロックに配置さ
れる他の構成を参照して、水穴の大きさや位置が決定さ
れる。しかし、時として、エンジンを適度に冷却するよ
う水穴を理想的な位置に配置できない場合もある。
【0003】一方、エンジンには排気管や排気弁の近く
のような局部的に高温になる部分がある。特に、複数の
シリンダ穴間は一般的に高温になる。局部的に高温にな
ると、高温部近くに配置されるガスケットは破損するお
それがあり、且つ密封も意図するようにはできなくな
る。エンジンの高温部は、冷却することが望ましいが、
エンジンの水穴の再配置は困難なことであり、且つ高い
費用がかかる。従って、水穴の再配置をしないでエンジ
ンの高温になる部分を局部的に冷却することが望まし
い。
のような局部的に高温になる部分がある。特に、複数の
シリンダ穴間は一般的に高温になる。局部的に高温にな
ると、高温部近くに配置されるガスケットは破損するお
それがあり、且つ密封も意図するようにはできなくな
る。エンジンの高温部は、冷却することが望ましいが、
エンジンの水穴の再配置は困難なことであり、且つ高い
費用がかかる。従って、水穴の再配置をしないでエンジ
ンの高温になる部分を局部的に冷却することが望まし
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基本的な目的
は、エンジンの一部を冷却して熱によるエンジンとガス
ケットの破損を防止するためのシリンダヘッド用のメタ
ルガスケットを提供することにある。本発明の目的は、
特に、高温になり易いシリンダ穴間の中間部を簡易に冷
却して熱によるエンジンとガスケットの破損を防止する
ためのシリンダヘッド用のメタルガスケットを提供する
ことにある。本発明の他の目的は、エンジンの意図する
部分をエンジン用の冷却水又は冷却流体によって冷却す
ることができるメタルガスケットを提供することにあ
る。本発明の更に他の目的は、冷却系を容易に設けるこ
とができるメタルガスケットを提供することにある。本
発明の更に他の目的及び利点は、本発明の以下の説明よ
り明らかになるであろう。
は、エンジンの一部を冷却して熱によるエンジンとガス
ケットの破損を防止するためのシリンダヘッド用のメタ
ルガスケットを提供することにある。本発明の目的は、
特に、高温になり易いシリンダ穴間の中間部を簡易に冷
却して熱によるエンジンとガスケットの破損を防止する
ためのシリンダヘッド用のメタルガスケットを提供する
ことにある。本発明の他の目的は、エンジンの意図する
部分をエンジン用の冷却水又は冷却流体によって冷却す
ることができるメタルガスケットを提供することにあ
る。本発明の更に他の目的は、冷却系を容易に設けるこ
とができるメタルガスケットを提供することにある。本
発明の更に他の目的及び利点は、本発明の以下の説明よ
り明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のシリンダヘッドガスケットは、冷却流体又は
冷却水により冷却する内燃機関に適用され、即ち、エン
ジンが冷却流体循環路を有し、この冷却流体循環路を流
れる冷却流体がエンジンを冷却するよう循環するものに
適用される。上記循環路は、オープンデッキ型エンジン
ではシリンダ穴の外側に位置する水ジャケット、普通型
エンジンでは水穴又は水路である。そして、基本的に、
本発明のシリンダヘッドガスケットは、単一又は積層し
た金属板と、それにより形成される冷却流体路を備え、
上記金属板は、シリンダヘッドガスケットを構成するよ
うにシールすべきエンジンの全領域に渡って実質的に延
びていて、必要なシリンダ穴を有すると共に、エンジン
の高温部を冷却するための少なくとも二つの流体穴が離
間した位置に配設され、上記冷却流体路は、金属板にお
ける少なくとも二つの流体穴の間に延び、エンジンの冷
却流体循環路と接続して該循環路を流れる冷却流体をエ
ンジンの冷却のために流入させるものとしたことを特徴
とするものである。上記冷却流体路は、金属板に二つの
お互いに近接したシリンダ穴がある場合において、それ
らのシリンダ穴間の中間部に形成するのが特に有効であ
る。
の本発明のシリンダヘッドガスケットは、冷却流体又は
冷却水により冷却する内燃機関に適用され、即ち、エン
ジンが冷却流体循環路を有し、この冷却流体循環路を流
れる冷却流体がエンジンを冷却するよう循環するものに
適用される。上記循環路は、オープンデッキ型エンジン
ではシリンダ穴の外側に位置する水ジャケット、普通型
エンジンでは水穴又は水路である。そして、基本的に、
本発明のシリンダヘッドガスケットは、単一又は積層し
た金属板と、それにより形成される冷却流体路を備え、
上記金属板は、シリンダヘッドガスケットを構成するよ
うにシールすべきエンジンの全領域に渡って実質的に延
びていて、必要なシリンダ穴を有すると共に、エンジン
の高温部を冷却するための少なくとも二つの流体穴が離
間した位置に配設され、上記冷却流体路は、金属板にお
ける少なくとも二つの流体穴の間に延び、エンジンの冷
却流体循環路と接続して該循環路を流れる冷却流体をエ
ンジンの冷却のために流入させるものとしたことを特徴
とするものである。上記冷却流体路は、金属板に二つの
お互いに近接したシリンダ穴がある場合において、それ
らのシリンダ穴間の中間部に形成するのが特に有効であ
る。
【0006】上記ガスケットにおいては、シリンダ穴周
囲を密封するための第一密封装置を設けることができ、
この第一密封装置には、冷却流体がそれに接触した時に
シリンダ穴に冷却流体が入るのを防止する機能を持たせ
ることができる。また、上記ガスケットには、冷却流体
路を密封するように該冷却流体路の周囲に位置する第二
密封装置を設けることができ、この第に密封装置は、二
つの流体穴とそれらの間にあるスリットを囲むビードに
より形成することができる。一方、上記ガスケットは、
冷却流体路において、金属板にシリンダヘッドとシリン
ダブロックの少なくともどちらか一つと直接接触する部
分を設けることができ、この場合に、冷却流体路は、一
枚の金属板により形成した側壁によって囲まれる凹部と
することができる。この冷却流体路も、エンジンの循環
路と接続し、冷却流体の流入によりエンジンを冷却する
ものである。
囲を密封するための第一密封装置を設けることができ、
この第一密封装置には、冷却流体がそれに接触した時に
シリンダ穴に冷却流体が入るのを防止する機能を持たせ
ることができる。また、上記ガスケットには、冷却流体
路を密封するように該冷却流体路の周囲に位置する第二
密封装置を設けることができ、この第に密封装置は、二
つの流体穴とそれらの間にあるスリットを囲むビードに
より形成することができる。一方、上記ガスケットは、
冷却流体路において、金属板にシリンダヘッドとシリン
ダブロックの少なくともどちらか一つと直接接触する部
分を設けることができ、この場合に、冷却流体路は、一
枚の金属板により形成した側壁によって囲まれる凹部と
することができる。この冷却流体路も、エンジンの循環
路と接続し、冷却流体の流入によりエンジンを冷却する
ものである。
【0007】更に、本発明のガスケットは、第1の金属
板に少なくとも第2及び第3の金属板を積層することに
より構成し、第2及び第3の金属板の一方に、シリンダ
穴の周囲を密封するためのビードを設け、該金属板の他
方に、二つの流体穴とスリットを囲むビードを設けるこ
とができ、あるいは、ガスケットを一枚の金属板で形成
し、その金属板に、二つの流体穴の間を接続するスリッ
トと、二つの流体穴とスリットを囲むビードと、シリン
ダ穴の周囲を密封するためのビードとを設けることがで
きる。
板に少なくとも第2及び第3の金属板を積層することに
より構成し、第2及び第3の金属板の一方に、シリンダ
穴の周囲を密封するためのビードを設け、該金属板の他
方に、二つの流体穴とスリットを囲むビードを設けるこ
とができ、あるいは、ガスケットを一枚の金属板で形成
し、その金属板に、二つの流体穴の間を接続するスリッ
トと、二つの流体穴とスリットを囲むビードと、シリン
ダ穴の周囲を密封するためのビードとを設けることがで
きる。
【0008】このような本発明のガスケットを用いる
と、シリンダヘッド及びシリンダブロックの形成後に新
たに水穴を形成又は再配置する必要がなく、エンジンの
温度調整を容易に行うことができる。又、エンジンにお
いて特に加熱される部分が水穴を設けることが困難な二
つのシリンダ穴の中間部領域であるが、上記ガスケット
の流体路を流れる流体によりエンジンの当該部分を冷却
するのが容易になる。その結果、シリンダヘッドの下の
ガスケットは高温から保護される。上記流体路は、二つ
の隣接シリンダ穴間の中間部ばかりでなく、エンジンの
排気弁や排気管の下のような高温部にも設けることがで
きる。
と、シリンダヘッド及びシリンダブロックの形成後に新
たに水穴を形成又は再配置する必要がなく、エンジンの
温度調整を容易に行うことができる。又、エンジンにお
いて特に加熱される部分が水穴を設けることが困難な二
つのシリンダ穴の中間部領域であるが、上記ガスケット
の流体路を流れる流体によりエンジンの当該部分を冷却
するのが容易になる。その結果、シリンダヘッドの下の
ガスケットは高温から保護される。上記流体路は、二つ
の隣接シリンダ穴間の中間部ばかりでなく、エンジンの
排気弁や排気管の下のような高温部にも設けることがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る流体路を備
えたシリンダヘッドガスケットの実施例を示している。
図1及び図2を参照すると、本発明の金属積層型シリン
ダヘッドガスケットの第一実施例Aが示されている。こ
のガスケットAは、従来のガスケットと同様、複数のシ
リンダ穴Hc、水穴(流体穴)Hw,Hw1 、オイル穴
Ho、ボルト穴Hbを備えている。本発明は、水穴Hw
1 に関連する冷却系CSに係わるので、以下においては
冷却系CSやその近辺又はこれに関連した構成について
のみ説明する。その他の構成については説明を省略し、
如何なる構成としても良い。
えたシリンダヘッドガスケットの実施例を示している。
図1及び図2を参照すると、本発明の金属積層型シリン
ダヘッドガスケットの第一実施例Aが示されている。こ
のガスケットAは、従来のガスケットと同様、複数のシ
リンダ穴Hc、水穴(流体穴)Hw,Hw1 、オイル穴
Ho、ボルト穴Hbを備えている。本発明は、水穴Hw
1 に関連する冷却系CSに係わるので、以下においては
冷却系CSやその近辺又はこれに関連した構成について
のみ説明する。その他の構成については説明を省略し、
如何なる構成としても良い。
【0010】ガスケットAは、第1ないし第3の金属
板、つまり、上板A10、上板A10の下に配置される中板
A11及び中板A11の下の下板A12より形成される。金属
板A10,A11,A12は、シリンダヘッドCHとシリンダ
ブロックCBの間で密封すべき全領域に渡って実質的に
延びるものである。上記上板A10は、シリンダ穴Hcに
面する湾曲部A10a と、それぞれの湾曲部A10a より内
方に延びるフランジA10b とを持つ。又、上板A10は、
水穴Hw1用の水穴A10c と、冷却系CS用の二つの水
穴A10c 間のスリットA10d とを備えている。
板、つまり、上板A10、上板A10の下に配置される中板
A11及び中板A11の下の下板A12より形成される。金属
板A10,A11,A12は、シリンダヘッドCHとシリンダ
ブロックCBの間で密封すべき全領域に渡って実質的に
延びるものである。上記上板A10は、シリンダ穴Hcに
面する湾曲部A10a と、それぞれの湾曲部A10a より内
方に延びるフランジA10b とを持つ。又、上板A10は、
水穴Hw1用の水穴A10c と、冷却系CS用の二つの水
穴A10c 間のスリットA10d とを備えている。
【0011】中板A11は、シリンダ穴Hc用の穴と、水
穴Hw1 用の水穴A11c と、冷却系CS用の二つの水穴
A11c 間のスリットA11d とを備えている。又、中板A
11には第二密封装置を構成するビードA11e を設け、こ
れにより水穴A11c とスリットA11d を完全に囲むよう
にする。下板A12は、シリンダ穴Hc用の穴と、水穴H
w1 用の水穴A12c と、冷却系CS用の二つの水穴A12
c 間のスリットA12d とを備えている。又、下板A12に
は、シリンダ穴Hc用の穴を完全に囲むように、第一密
封装置を構成するビードA12e が形成される。このビー
ドA12e は、フランジA10b 上に配置されてガスケット
Aが締め付けられた時にシリンダ穴の周りに面圧を付与
し、冷却流体がそれに接触した時シリンダ穴Hcに冷却
流体が入るのを防止するものである。上記スリットA10
d ,A11d ,A12d は、二つの水穴Hw1 の間に延び、
エンジンの冷却流体循環路と接続して冷却流体を流入さ
せる冷却流体路を構成するものである。
穴Hw1 用の水穴A11c と、冷却系CS用の二つの水穴
A11c 間のスリットA11d とを備えている。又、中板A
11には第二密封装置を構成するビードA11e を設け、こ
れにより水穴A11c とスリットA11d を完全に囲むよう
にする。下板A12は、シリンダ穴Hc用の穴と、水穴H
w1 用の水穴A12c と、冷却系CS用の二つの水穴A12
c 間のスリットA12d とを備えている。又、下板A12に
は、シリンダ穴Hc用の穴を完全に囲むように、第一密
封装置を構成するビードA12e が形成される。このビー
ドA12e は、フランジA10b 上に配置されてガスケット
Aが締め付けられた時にシリンダ穴の周りに面圧を付与
し、冷却流体がそれに接触した時シリンダ穴Hcに冷却
流体が入るのを防止するものである。上記スリットA10
d ,A11d ,A12d は、二つの水穴Hw1 の間に延び、
エンジンの冷却流体循環路と接続して冷却流体を流入さ
せる冷却流体路を構成するものである。
【0012】上記ガスケットAにおいては、水穴Hw1
が二つのシリンダ穴Hc間の中間部を介して相互に離れ
ているが該中間部の近辺に、つまり、図1のシリンダ穴
Hc間の中間部領域の上下部に配置される。そして、冷
却流体路(冷却系CS)用のスリットA10d ,A11d ,
A12d がこの二つの水穴Hw1 間に延びている。このよ
うに形成されたガスケットAがシリンダヘッドCHとシ
リンダブロックCB間に設置され締め付けられた時、ビ
ードA11e ,A12e は圧縮され、面圧を付与する。ビー
ドA11e は水穴Hw1 と冷却系CS周囲を密封し、一
方、ビードA12e はシリンダ穴Hc周囲を密封する。
が二つのシリンダ穴Hc間の中間部を介して相互に離れ
ているが該中間部の近辺に、つまり、図1のシリンダ穴
Hc間の中間部領域の上下部に配置される。そして、冷
却流体路(冷却系CS)用のスリットA10d ,A11d ,
A12d がこの二つの水穴Hw1 間に延びている。このよ
うに形成されたガスケットAがシリンダヘッドCHとシ
リンダブロックCB間に設置され締め付けられた時、ビ
ードA11e ,A12e は圧縮され、面圧を付与する。ビー
ドA11e は水穴Hw1 と冷却系CS周囲を密封し、一
方、ビードA12e はシリンダ穴Hc周囲を密封する。
【0013】エンジンが作動すると、高温高圧がシリン
ダヘッド、特に、二つのシリンダ穴Hc間の中間部領域
に作用する。又、ガスケットにおける二つのシリンダ穴
Hc間の中間部領域は極度に加熱される。しかし、ガス
ケットAにおいては、冷却系CSを設け、即ちスリット
A10d ,A11d ,A12d が水穴Hw1 間に形成され、冷
却水を流すようにしているので、エンジンが作動する
と、水穴Hw1 を流れる水が冷却系CSに入って流れ
る。従って、シリンダヘッドにおける中間部領域だけで
なく、シリンダ穴Hc間のガスケットが水によって冷却
され、極度に加熱されるエンジン及びガスケットの部分
が適度に冷却され、ガスケット及びエンジンに加わる熱
負荷が低減される。
ダヘッド、特に、二つのシリンダ穴Hc間の中間部領域
に作用する。又、ガスケットにおける二つのシリンダ穴
Hc間の中間部領域は極度に加熱される。しかし、ガス
ケットAにおいては、冷却系CSを設け、即ちスリット
A10d ,A11d ,A12d が水穴Hw1 間に形成され、冷
却水を流すようにしているので、エンジンが作動する
と、水穴Hw1 を流れる水が冷却系CSに入って流れ
る。従って、シリンダヘッドにおける中間部領域だけで
なく、シリンダ穴Hc間のガスケットが水によって冷却
され、極度に加熱されるエンジン及びガスケットの部分
が適度に冷却され、ガスケット及びエンジンに加わる熱
負荷が低減される。
【0014】エンジンにおいては、水穴をシリンダ穴間
の中間部領域に形成する場合、シリンダ穴間の厚みを厚
くしなければならない。本発明では、水穴をシリンダ穴
Hc間の中間部領域で幅の広い部分に配置することがで
き、この中間領域はその冷却系CSにより全体的に冷却
される。従って、本発明では、シリンダ穴間の厚みを増
加する必要がなく、しかもこの中間領域が適度に冷却さ
れる。冷却系CS又はスリットA10d ,A11d ,A12d
は、エンジンの循環路から分岐し、冷却系CSに強制的
に水を流さなくても良い。他方、冷却系CS又はスリッ
トA10d ,A11d ,A12d をエンジンの循環路の一部と
し、冷却系CSに水を強制的に流しても良い。
の中間部領域に形成する場合、シリンダ穴間の厚みを厚
くしなければならない。本発明では、水穴をシリンダ穴
Hc間の中間部領域で幅の広い部分に配置することがで
き、この中間領域はその冷却系CSにより全体的に冷却
される。従って、本発明では、シリンダ穴間の厚みを増
加する必要がなく、しかもこの中間領域が適度に冷却さ
れる。冷却系CS又はスリットA10d ,A11d ,A12d
は、エンジンの循環路から分岐し、冷却系CSに強制的
に水を流さなくても良い。他方、冷却系CS又はスリッ
トA10d ,A11d ,A12d をエンジンの循環路の一部と
し、冷却系CSに水を強制的に流しても良い。
【0015】図3は、金属積層型シリンダヘッドガスケ
ットの第二実施例Bを示している。このガスケットB
は、ガスケットAと同様に、第1ないし第3の金属板、
つまり、湾曲部B10a と、フランジB10b と、水穴B10
c とを持つ上板B10と、水穴B11c と、ビードB11e と
を持つ中板B11と、水穴B12c とビードB12e とを持つ
下板B12より成る。ガスケットAにおいては、スリット
A10d ,A11d ,A12d をシリンダ穴Hc間の中間部領
域に形成したが、図3のガスケットBにおいては、板B
10,B11,B12にスリットを形成していない。その代わ
りに、板B12は冷却流体路(冷却系CS)を形成する凹
部B12d を備え、この凹部は側壁B12f と頂部B12g と
によって囲まれている。そのため、冷却流体路におい
て、金属板にシリンダヘッド(又はシリンダブロック)
と直接接触する部分が設けられる。凹部B12d は線状に
延びて二つの水穴B12c 間を連結するものである。
ットの第二実施例Bを示している。このガスケットB
は、ガスケットAと同様に、第1ないし第3の金属板、
つまり、湾曲部B10a と、フランジB10b と、水穴B10
c とを持つ上板B10と、水穴B11c と、ビードB11e と
を持つ中板B11と、水穴B12c とビードB12e とを持つ
下板B12より成る。ガスケットAにおいては、スリット
A10d ,A11d ,A12d をシリンダ穴Hc間の中間部領
域に形成したが、図3のガスケットBにおいては、板B
10,B11,B12にスリットを形成していない。その代わ
りに、板B12は冷却流体路(冷却系CS)を形成する凹
部B12d を備え、この凹部は側壁B12f と頂部B12g と
によって囲まれている。そのため、冷却流体路におい
て、金属板にシリンダヘッド(又はシリンダブロック)
と直接接触する部分が設けられる。凹部B12d は線状に
延びて二つの水穴B12c 間を連結するものである。
【0016】中板B11に形成されたビードB11e は、側
壁B12f の外側に配置され、凹部B12d と二つの水穴B
12c とを囲んでいる。そのため、ガスケットBを締め付
けると、ビードB11e が凹部B12d と水穴B12c との周
囲をしっかり密封する。ガスケットBにおいては、側壁
B12f のみが凹部B12d を定める。しかしながら、側壁
B12f は両水穴B12c と凹部B12d とを完全に囲むよう
に延びていても良い。その結果、側壁B12f が冷却系C
Sを完全に密封する。ガスケットBにおいて、凹部B12
d は小さいが、冷却系CSはガスケットAと同様に作用
する。
壁B12f の外側に配置され、凹部B12d と二つの水穴B
12c とを囲んでいる。そのため、ガスケットBを締め付
けると、ビードB11e が凹部B12d と水穴B12c との周
囲をしっかり密封する。ガスケットBにおいては、側壁
B12f のみが凹部B12d を定める。しかしながら、側壁
B12f は両水穴B12c と凹部B12d とを完全に囲むよう
に延びていても良い。その結果、側壁B12f が冷却系C
Sを完全に密封する。ガスケットBにおいて、凹部B12
d は小さいが、冷却系CSはガスケットAと同様に作用
する。
【0017】図4は、本発明のシリンダヘッドガスケッ
トの第三実施例Cを示している。このガスケットCは、
一枚の金属板C10で形成され、シリンダ穴Hc用の穴
と、水穴C10c (Hw1 )とスリットC10d (CS)と
を備えている。スリットC10dは、二つの水穴Hw1 を
接続するものである。ビードC10a はシリンダ穴Hc周
囲に形成され、ビードC10b は水穴C10c とスリットC
10d とを完全に囲んでいる。このガスケットCをシリン
ダヘッドとシリンダブロック間に配置して締め付ける
と、ビードC10a ,C10b が圧縮されてシリンダ穴H
c、水穴Hw1 、スリットC10d 周囲をしっかり密封す
る。また、水が水穴Hw1 間のスリットC10d を流れシ
リンダ穴間のガスケットの中間部領域を冷却する。ガス
ケットCはガスケットAと同様に作用する。
トの第三実施例Cを示している。このガスケットCは、
一枚の金属板C10で形成され、シリンダ穴Hc用の穴
と、水穴C10c (Hw1 )とスリットC10d (CS)と
を備えている。スリットC10dは、二つの水穴Hw1 を
接続するものである。ビードC10a はシリンダ穴Hc周
囲に形成され、ビードC10b は水穴C10c とスリットC
10d とを完全に囲んでいる。このガスケットCをシリン
ダヘッドとシリンダブロック間に配置して締め付ける
と、ビードC10a ,C10b が圧縮されてシリンダ穴H
c、水穴Hw1 、スリットC10d 周囲をしっかり密封す
る。また、水が水穴Hw1 間のスリットC10d を流れシ
リンダ穴間のガスケットの中間部領域を冷却する。ガス
ケットCはガスケットAと同様に作用する。
【0018】上記実施例において、スリット又は冷却系
CSをシリンダ穴間の中間部領域に配置している。しか
しながら、冷却系CSを排気弁及び排気管のような局部
的高温部にある二つ又はそれ以上の水穴Hw間にも形成
することができる。本発明では、冷却系CSをガスケッ
トに容易に形成することができ、この冷却系によってシ
リンダ穴間の中間部領域を含むガスケットおよびエンジ
ンの局部的高温部を効果的に冷却することができる。
CSをシリンダ穴間の中間部領域に配置している。しか
しながら、冷却系CSを排気弁及び排気管のような局部
的高温部にある二つ又はそれ以上の水穴Hw間にも形成
することができる。本発明では、冷却系CSをガスケッ
トに容易に形成することができ、この冷却系によってシ
リンダ穴間の中間部領域を含むガスケットおよびエンジ
ンの局部的高温部を効果的に冷却することができる。
【0019】又、上記実施例において、本ガスケットが
設置されるエンジンは普通型のものであったが、オープ
ンデッキ型エンジンにも本ガスケットを使用しても良
い。この場合、ガスケットに形成される冷却系CSはエ
ンジンのシリンダ穴周囲の水ジャケットと接続しても良
い。以上においては、具体例を参照して本発明を説明し
てきたが、この説明は例示的なものであり、本発明は添
付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
設置されるエンジンは普通型のものであったが、オープ
ンデッキ型エンジンにも本ガスケットを使用しても良
い。この場合、ガスケットに形成される冷却系CSはエ
ンジンのシリンダ穴周囲の水ジャケットと接続しても良
い。以上においては、具体例を参照して本発明を説明し
てきたが、この説明は例示的なものであり、本発明は添
付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
【0020】
【発明の効果】以上に詳述した本発明の流体路を備えた
シリンダヘッドガスケットによれば、エンジンの一部、
特にシリンダ穴間の中間部を冷却して熱によるエンジン
とガスケットの破損を防止するためのシリンダヘッド用
メタルガスケットを提供することができる。
シリンダヘッドガスケットによれば、エンジンの一部、
特にシリンダ穴間の中間部を冷却して熱によるエンジン
とガスケットの破損を防止するためのシリンダヘッド用
メタルガスケットを提供することができる。
【図1】本発明の金属積層型シリンダヘッドガスケット
の第一実施例の一部平面図である。
の第一実施例の一部平面図である。
【図2】図1の2−2線に沿って取った拡大断面を示す
要部斜視図である。
要部斜視図である。
【図3】本発明の金属積層型シリンダヘッドガスケット
の第二実施例の、図2と同様な位置での拡大断面を示す
要部斜視図である。
の第二実施例の、図2と同様な位置での拡大断面を示す
要部斜視図である。
【図4】本発明のメタルガスケットの第三実施例の図2
と同様な位置での拡大断面を示す斜視図である。
と同様な位置での拡大断面を示す斜視図である。
CH シリンダヘッド CB シリンダブロック Hc シリンダ穴 Hw1 水穴 A,B,C ガスケット A10 上板(第1の金属板) A11 中板(第2の金属板) A12 下板(第3の金属板) A10c,A11c,A12c 水穴 A10d,A11d,A12d スリット A11e,A12e ビード B10 上板(第1の金属板) B11 中板(第2の金属板) B12 下板(第3の金属板) B10c,B11c,B12c 水穴 B11e,B12e ビード B12d 凹部 B12f 側壁 C10 金属板 C10c 水穴 C10d スリット C10a,C10b ビード
Claims (9)
- 【請求項1】内部に冷却流体の循環路を備えた内燃機関
用のシリンダヘッドガスケットであって、 単一又は積層した金属板と、それにより形成される冷却
流体路を備え、 上記金属板は、シリンダヘッドガスケットを構成するよ
うにシールすべきエンジンの全領域に渡って実質的に延
びていて、必要なシリンダ穴を有すると共に、エンジン
の高温部を冷却するための少なくとも二つの流体穴が離
間した位置に配設され、 上記冷却流体路は、金属板における少なくとも二つの流
体穴の間に延び、エンジンの冷却流体循環路と接続して
該循環路を流れる冷却流体をエンジンの冷却のために流
入させるものとした、ことを特徴とする流体路を備えた
シリンダヘッドガスケット。 - 【請求項2】金属板が、少なくとも二つのお互いに近接
したシリンダ穴を有し、少なくとも二つの流体穴がそれ
らのシリンダ穴間の中間部の近辺に配設され、冷却流体
路が金属板における上記中間部に形成され、且つ少なく
とも二つの流体穴の間に延びていることを特徴とする請
求項1に記載の流体路を備えたシリンダヘッドガスケッ
ト。 - 【請求項3】ガスケットがシリンダ穴周囲を密封するた
めの第一密封装置を有し、この第一密封装置は、冷却流
体が第一密封装置に接触した時シリンダ穴に冷却流体が
入るのを防止するものとしたことを特徴とする請求項1
または2に記載の流体路を備えたシリンダヘッドガスケ
ット。 - 【請求項4】冷却流体路において、金属板にシリンダヘ
ッドとシリンダブロックの少なくともどちらか一つと直
接接触する部分を設けたことを特徴とする請求項1〜3
のいずれかに記載の流体路を備えたシリンダヘッドガス
ケット。 - 【請求項5】冷却流体路が、一枚の金属板により形成さ
れ、それが側壁によって囲まれる凹部である請求項4に
記載の流体路を備えたシリンダヘッドガスケット。 - 【請求項6】ガスケットが、冷却流体路を密封するよう
に該冷却流体路の周囲に位置する第二密封装置を有する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の流体
路を備えたシリンダヘッドガスケット。 - 【請求項7】冷却流体路が二つの流体穴の間にあるスリ
ットにより形成され、第二密封装置が少なくとも二つの
流体穴とスリットを囲むビードである請求項6に記載の
流体路を備えたシリンダヘッドガスケット。 - 【請求項8】第1の金属板に少なくとも第2及び第3の
金属板を積層することにより構成し、第2及び第3の金
属板の一方に、シリンダ穴の周囲を密封するためのビー
ドを設け、該金属板の他方に、二つの流体穴とスリット
を囲むビードを設けたことを特徴とする請求項1に記載
の流体路を備えたシリンダヘッドガスケット。 - 【請求項9】一枚の金属板で形成され、二つの流体穴の
間を接続するスリットと、二つの流体穴とスリットを囲
むビードと、シリンダ穴の周囲を密封するためのビード
とを有することを特徴とする請求項1に記載の流体路を
備えたシリンダヘッドガスケット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/723,551 US5853175A (en) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | Cylinder head gasket with fluid flow path |
US08/723,551 | 1996-09-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10103522A true JPH10103522A (ja) | 1998-04-21 |
JP3121298B2 JP3121298B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=24906738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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EP (1) | EP0833088B1 (ja) |
JP (1) | JP3121298B2 (ja) |
KR (1) | KR100241288B1 (ja) |
DE (1) | DE69720628T2 (ja) |
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