JPH10102824A - 納骨保管装置 - Google Patents

納骨保管装置

Info

Publication number
JPH10102824A
JPH10102824A JP26057496A JP26057496A JPH10102824A JP H10102824 A JPH10102824 A JP H10102824A JP 26057496 A JP26057496 A JP 26057496A JP 26057496 A JP26057496 A JP 26057496A JP H10102824 A JPH10102824 A JP H10102824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
worship
unit
ashes
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26057496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Yamazaki
義和 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP26057496A priority Critical patent/JPH10102824A/ja
Publication of JPH10102824A publication Critical patent/JPH10102824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 礼拝者に安心感を与えるとともに、礼拝の際
に厳かな雰囲気にさせることができ、且つ、収納効率を
向上することが可能になるとともに、コストの低減を図
ることが可能となる納骨保管装置を提供する。 【解決手段】 遺骨収納部20を備えた複数の収納体S
Tを各別に収納保管自在な複数の収納部1と、収納体S
Tが移載される礼拝部3との夫々に対して、収納体ST
を移載する物品移載装置10と、この物品移載装置10
を各収納部1及び礼拝部3の並設方向に沿って移動させ
る移動操作装置とを備え、収納体STに対する装飾具1
8が、収納体STが入り込み可能な枠状に設けられ、収
納体STが、装飾具に対して、物品移載装置10による
移載操作によって入り込み自在に構成されて、装飾具1
8に入り込み装着された状態で、礼拝部3に置かれるよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遺骨を収納する遺
骨収納部を備えた複数の収納体を各別に収納保管自在な
複数の収納部と、前記収納体が移載される礼拝部とが並
設される状態で備えられた保管部本体と、前記各収納部
並びに前記礼拝部の夫々に対して、前記収納体を移載す
る物品移載装置と、この物品移載装置を各収納部及び前
記礼拝部の並設方向に沿って移動させる移動操作装置と
を備えている納骨保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記納骨保管装置は、各収納部に対する
収納体の移載操作と、礼拝部に対する収納体の移載操作
とを同一の物品移載装置によって行える構成として、極
力、装置全体をコンパクトな形状に収めることが可能で
ありながら、多くの遺骨収納部を効率よく収納保管する
ことができるとともに、礼拝対象である収納体だけを礼
拝部に位置させて他の収納体が見えないようにして、厳
かな雰囲気で礼拝を行えるようにしたものである。
【0003】ところで、上記構成の納骨保管装置におい
て、従来では、例えば本出願人による特願平8−152
135号に示されるように、前記各収納体の夫々に対し
て例えば御堂状に形成された装飾具が予め装着された状
態で、各収納体が移載される構成となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の納骨保管装
置においては、例えば、遺骨収納部として遺骨が収納保
管される箱状の遺骨箱を、そのまま収納部に収納したり
礼拝部に移載させるような構成に較べて、故人に近しい
礼拝者が礼拝する場合に、故人の遺骨が大事に扱われて
いるという安心感を与えることができるとともに、礼拝
の際に厳かな雰囲気にさせることができるという利点が
ある。
【0005】しかしながら、上述したような装飾具は、
遺骨収納部として遺骨箱等の外方側を覆う状態で設けら
れるものであるから、この装飾具が予め装着されている
収納体が、それだけ形状が大型化してしまい、収納部に
おける必要な収納スペースが大きなものになってしま
い、保管部本体つまりは装置全体が大型化してしまうと
いった不利な面があるとともに、複数の収納体の夫々に
各別に装飾具が装着されるので、収納体の構成が複雑と
なり、コストが嵩むという不利な面もあり、この点で未
だ改善の余地があった。
【0006】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その第1の目的は、礼拝者が礼拝する場合に、
故人の遺骨が大事に扱われているという安心感を与える
ことができるとともに、礼拝の際に厳かな雰囲気にさせ
ることができるという、上記構成の納骨保管装置の利点
を活かしながらも、収納スペースのコンパクト化によ
り、収納効率を更に向上することが可能になるととも
に、コストの低減を図ることが可能となる納骨保管装置
を提供する点にある。
【0007】本発明の第2の目的は、上記第1の目的を
達成しながら、装置を使用する者の使い勝手を向上させ
る点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、収納部に収納保管される収納体が、物品移
載装置に移載され、物品移載装置が礼拝部に対応する位
置まで移動して、収納体が礼拝部に移載される。そし
て、礼拝者によって礼拝されることになるが、収納体に
対する装飾具が収納体が入り込み可能な枠状に設けられ
て、本来的に備えさせた物品移載装置による移載操作に
よって、収納体が枠状の装飾具に対して入り込み、この
ように装飾具に入り込み装着された状態で、収納体が礼
拝部に置かれることになる。
【0009】従って、複数の各収納部に収納保管される
収納体は、装飾具が装着されていない簡素な構成でよ
く、しかも、礼拝部に対しては常に収納体に装飾具が装
着された状態で置かれることになる。
【0010】その結果、各収納体に予め装飾具が装着さ
れている場合に較べて、各収納部の収納スペースを小さ
いもので済ませることができ、それだけ各収納体の収納
効率を向上させることが可能になるとともに、装飾具を
兼用させることで、各収納体の構成を簡素化できて、コ
ストの低減を図ることも可能となる。又、礼拝者は、遺
骨が装飾具にて装飾された状態で礼拝することになるの
で、遺骨が大事に扱われているという安心感を与えるこ
とができ、しかも、厳かな雰囲気にて礼拝することがで
きる。
【0011】請求項2に記載の特徴構成によれば、前記
装飾具が、前記収納体が入り込み装着された状態で外方
側から前記収納体を視認可能に構成されている。従っ
て、礼拝者が故人の遺骨が収納された遺骨収納部を確認
することができ、遺骨が大事に扱われているという安心
感を与えるとともに、故人への思いを新たにして礼拝す
ることができる。
【0012】請求項3に記載の特徴構成によれば、装飾
具が礼拝部に設置されて、収納体が礼拝部への移載によ
って装飾具に入り込み装着されるように構成されてい
る。
【0013】つまり、装飾具が予め礼拝部に設置されて
おり、この礼拝部に対して物品移載装置によって収納体
が移載されることによって、収納体が装飾具に入り込み
装着され、適正な礼拝用の状態に設定されることにな
る。
【0014】従って、複数の収納体は夫々、遺骨収納部
の外方側を飾る大型の装飾具を備えない状態で、各収納
部に収納保管することができ、又、装飾具を移動させる
構成が不要であるとともに、物品移載装置は従来構成の
ものを利用することができ、大幅な構造改良を施す必要
が無く、簡単な改良で対応できる。
【0015】請求項4に記載の特徴構成によれば、礼拝
部が間隔を隔てて複数設けられ、複数の礼拝部に夫々異
なった装飾具が設置されている。
【0016】従って、各礼拝部に設置される各装飾具と
して、例えば、異なる宗派の各々に対応するような夫々
の装飾具を設置させることによって、寺院等の納骨装置
の管理者にとって異なる宗派にも対応することが可能と
なり、あるいは、装飾具を礼拝者の好みに応じて互いに
異なるものにする等、この装置を使用する者の使い勝手
の向上を図ることができる。
【0017】請求項5に記載の特徴構成によれば、装飾
具が礼拝部に対して着脱自在に設置されているので、例
えば、使用状況に応じて異なる種類の装飾具に取り替え
たり、あるいは、長期間の使用によって損傷したり装飾
品位が悪化したような場合に新しい装飾具に交換するこ
と等が可能となり、使用者の使い勝手の向上を図ること
ができる。しかも、装飾具は、装置外方側から礼拝する
ために外方に臨む状態になっている礼拝部に設置される
ので、取り外し操作を装置外部から容易に行える。
【0018】請求項6に記載の特徴構成によれば、収納
体が、収納部からの移載によって、物品移載装置に保持
された装飾具に対して入り込み装着されるとともに、そ
れらが共に礼拝部に移載されるように構成されている。
【0019】つまり、装飾具が物品移載装置に保持され
ており、この物品移載装置に対して収納体が移載される
ことによって、物品移載装置に保持されている装飾具に
対して入り込み装着され、そのように装着された状態で
それらが共に礼拝部に移載されることになるのである。
【0020】従って、装飾具を兼用させることで、収納
効率の向上を図ると共に、各収納体の構成簡素化による
コストの低減を図ることができるものでありながら、礼
拝部に移載されるときには、予め装飾具が装着された状
態で移載されるので、礼拝者に対しては、故人の遺骨に
対して各々装飾具が常に装着されている構成と同様の満
足感を与える利点がある。
【0021】請求項7に記載の特徴構成によれば、前記
収納体として、予め装飾具が装着された装飾具付き収納
体が設けられ、前記礼拝部として、前記装飾具付き収納
体が移載される装飾具付き収納体用の礼拝部が設けられ
ている。
【0022】例えば、装置を利用する人が、故人の遺骨
の装飾具として、特別に用意した装飾具等を装着したい
という希望を有するような場合に、このような装飾具
を、予め装着した状態で、装飾具付き収納体として収納
部に収納すると共に、装飾具付き収納体用の礼拝部に移
載された状態で礼拝を行うようにすることで、このよう
な利用者に対する使い勝手を向上することができるもの
となる。
【0023】請求項8に記載の特徴構成によれば、前記
収納体に、複数の前記遺骨収納部が設けられている。例
えば、自分の遺骨を夫婦や兄弟等の遺骨を同じ遺骨収納
部に収納されることを希望するような人に対しても、収
納体に複数の遺骨収納部が設けられることで、このよう
な利用者に対する希望を満たすことができ、使い勝手を
向上することができるものとなる。
【0024】請求項9に記載の特徴構成によれば、前記
保管部本体は、前記収納部が縦横方向に沿って並設され
る一対の保管部分を、それらの間に前記物品移載装置及
び移動操作装置の配設空間を形成するように間隔を隔て
て並設して構成されている。
【0025】つまり、収納部を縦横に並設する構成と
し、しかも、収納部の搬送構造を複雑にさせることな
く、一対の保管部分を合理的に配置させることで、収納
効率を更に向上することができる。
【0026】請求項10に記載の特徴構成によれば、複
数の収納体に備えられる複数の遺骨収納部の夫々を特定
する識別情報と、複数の収納部の位置情報とを対応付け
て管理すると共に、物品移載装置及び移動操作装置の動
作を制御する制御手段と、礼拝対象となる遺骨収納部を
指定する指定手段とが備えられ、制御手段は、礼拝の開
始指令に基づいて、指定手段にて指定された遺骨収納部
が備えられた収納体を、収納部から礼拝部に搬送するよ
うに物品移載装置及び移動操作装置の動作を制御し、礼
拝の終了指令に基づいて、指定された収納体を礼拝部か
ら収納部に搬送するように物品移載装置及び移動操作装
置の動作を制御するように構成されている。
【0027】従って、礼拝する際には、礼拝対象となる
遺骨収納部を指定すると、自動的に礼拝対象となる遺骨
収納部が備えられた収納体が礼拝部に搬送され、礼拝が
終了すると、予め設定されている元の収納部まで自動的
に搬送されて収納保管されることになる。このように搬
送が自動的に行われるので、煩わしさがなく、利用者に
とって使い勝手のよいものとなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明に係
る納骨保管装置について説明する。図1、図2に示すよ
うに、この納骨保管装置は、遺骨が収納される遺骨収納
部ISを備えた収納体STを、各別に収納保管自在な複
数の収納部1が、上下方向並びに横方向の夫々に並列配
置された保管部分としての収納棚2が、前後方向に設定
間隔をあけて一対設けられ、各収納部1の夫々に各別に
異なる収納体STが収納保管される構成となっている。
従って、一対の前記各収納棚2にて保管部本体Kが構成
されている。そして、一方の収納棚2における横幅方向
の中央位置における下方側箇所に、平面視において、収
納部1と重複する状態で、礼拝部3が設けられ、収納棚
2に収納保管されている複数の収納体STのうち、指定
された収納体STがこの礼拝部3まで搬送され、この礼
拝部3にて礼拝者が遺骨の礼拝を行えるように構成され
ている。尚、この納骨保管装置における礼拝部3を除く
外面部分は、金属製の板体4にて囲われて、外方側から
収納体STが目視できない構成となっており、遺骨の尊
厳が保たれるようになっている。
【0029】又、前記礼拝部3が設けられる外面部分4
aにおける横一側箇所には、礼拝者あるいは装置の管理
主体者により後述するような人為操作を行うための礼拝
用操作部5が設けられている。
【0030】前後の各収納棚2は、図2に示すように、
前後両側部に夫々複数の支柱6が設けられ、これらの支
柱6にわたって複数の横桟7が連結固定され、前後の横
桟7にわたって設定間隔毎に略L字型に形成された係止
部材8が架設連結され、左右の係止部材8によって収納
体STを載置支持することができるようにして前記各収
納部1が構成されている。
【0031】収納棚2の横方向の幅とほぼ同じ長さの昇
降台9が設けられ、この昇降台9は昇降操作機構によっ
て水平姿勢を維持しながら上下方向に移動操作可能に構
成されている。又、この昇降台9には、昇降台9上に位
置する収納体STを、各収納部1や礼拝部3に向けて移
載させると共に、各収納部1や礼拝部3に位置する収納
体STを昇降台9上に移載させる物品移載装置としての
移載装置10が、横移動操作機構によって昇降台9の長
手方向に横移動自在に載置支持されている。そして、昇
降台9の昇降作動、及び、移載装置10の横移動作動に
よって、移載装置10がいずれか指定された収納部1あ
るいは礼拝部3に対応する位置まで移動された状態で、
移載装置10によって、収納部1あるいは礼拝部3に位
置する収納体STを昇降台9上に移載させた後に、再
度、昇降台9の昇降作動、及び、移載装置10の横移動
作動により、移載装置10を指定された収納部1あるい
は礼拝部3に移動させて、移載装置10によって収納体
STを移載させることで、搬送が行われるように構成さ
れている。従って、横移動操作機構と昇降操作機構によ
り移動操作装置IDが構成されることになる。そして、
移載装置10及び移動操作装置IDの夫々は、前後一対
の収納棚の間の前後に間隔を隔てて形成される配設空間
に設けられる構成となっている。
【0032】図3、図4に示すように、昇降台9の4隅
を夫々操作ワイヤ11にて吊り下げ支持すると共に、各
操作ワイヤ11の他端側にバランスウエイト12が連結
され、各操作ワイヤ11は収納棚2の上部に前後軸芯周
りで回転自在に支持された案内ドラム13にて垂下姿勢
で支持される構成となっている。そして、バランスウエ
イト12配設側の案内ドラム13を昇降用電動モータM
1にて回動駆動させることで、昇降台9をほぼ水平姿勢
を維持させたままで昇降作動させることができるように
構成されている。そして、昇降台9の昇降位置が指定さ
れた収納部1や礼拝部3に対応する位置まで移動したこ
とは透過側光電センサ等の位置検出手段Kにて検出され
る構成となっている。このようにして昇降操作機構が構
成されている。尚、バランスウエイト12配設側の案内
ドラム13の近くには、補助ドラム13aが設置され、
バランスウエイト12配設箇所と反対側に連結される操
作ワイヤ11は、一旦、この補助ドラム13aに巻回さ
せた後に他端側の案内ドラム13に巻回させる構成とし
て、駆動側ドラムに対する巻回角度が充分大になるよう
にしてスリップ等が発生するおそれを少なくさせてい
る。
【0033】又、昇降台9の一端側に設けられた横移動
用電動モータM2にて、昇降台9の長手方向に沿って横
移動操作できるように構成されている。つまり、横移動
用電動モータM2に設けられたプーリと、他端側に設け
られたプーリとにわたって巻回されると共に、両端部が
移載装置10に対して無端状に連結されたワイヤが、電
動モータM2の駆動に伴ってその長手方向に沿って移動
操作されて、移載装置10が横移動操作されるように構
成されている。又、移載装置10が対応する位置まで移
動したことが透過側光電センサ等の位置検出手段KSに
て検出される構成となっている。
【0034】前記移載装置10は、収納体STに対して
引っ掛け係止する係止具14をスライド移動させること
によって収納部1あるいは礼拝部3に対して、スライド
させながら移載させる周知構造の係止移動操作式移載装
置10にて構成されている。
【0035】前記礼拝部3は、図4に示すように、平面
視において、収納部1と重複する状態、即ち、収納棚2
における一部の収納部1の形成空間を利用する形態で、
保管部本体Kの一部に区画形成される状態で構成され、
各収納部と礼拝部とが並設される状態で設けられてい
る。礼拝部3が構成される空間の内面は、収納棚2の内
部が目視できないように化粧壁としての壁体15で仕切
られる構成となっており、内奥側の面には、収納体ST
が出入りするための挿脱開口としての開口部16が形成
されることになる。尚、この礼拝部3には、宗旨宗派等
に対応して、適宜、装飾が施されることになる。例え
ば、花を飾ったり、電気式のローソクや照明装置等が適
宜装着されることになる。
【0036】そして、この礼拝部3の前面部には、礼拝
者が礼拝部3の内部を見ることを許容する可視状態と、
礼拝者が礼拝部3の内部を見ることを抑制する不可視状
態とに切換可能な視覚抑制手段Yとしての調光ガラスG
が設けられている。この調光ガラスGは、図5に示すよ
うに、一対の透明の板ガラス41の間に液晶部42が挟
まれた構成となっており、液晶部42の両面側には夫々
透明導電膜43が設けられて構成されている。そして、
この液晶部42の両側に位置する各透明導電膜43の間
に所定の電圧が印加されると、液晶部42における液晶
分子が一定方向に整列して光を通す状態となり、透明状
態となり、礼拝者が礼拝部3の内部を見ることができる
可視状態に切り換わる(図6(イ)参照)。又、電圧の
印加が停止されると、液晶分子の整列状態が解除され
て、光が通過することができず、図6(ロ)に示すよう
に不透明状態となり、礼拝者が礼拝部3の内部を見るこ
とができない不可視状態に切り換わることになる。
【0037】前記調光ガラスGの可視状態と不可視状態
との切り換え動作は、後述するように、収納体STの搬
送動作に合わせて自動的に切り換え制御される構成とな
っており、又、この調光ガラスGの下方側には、後述す
るような浄水を散水するために設定高さだけ開放されて
いる。
【0038】次に、前記収納体STは、図7に示すよう
に、収納部1及び礼拝部3に安定的に載置支持するため
の矩形状の台座17が設けられ、この台座17上に、遺
骨が収納される遺骨壺等から成る遺骨収納部20が位置
固定状態で安置される構成となっている。尚、遺骨は、
ガラス繊維等の耐火性能の高い生地にて構成された収骨
袋22に収めた状態で納骨壺等から成る遺骨収納部20
内に収められると共に、この収骨袋22の内部には、収
骨者(故人)の氏名等の情報を記載した小プレート23
を挿入して、若し、地震等の不測の事態において仮に落
下事故等が発生した場合であっても、落下により遺骨が
飛散したり、火災により損傷する等のおそれを少なくし
て、持ち主を正確に判別できるようになっている。遺骨
壺は図示しないベルト等の固定手段によって外れないよ
うに固定される。
【0039】前記台座17の前端側には、礼拝時に浄水
を散水するための散水部19が設けられ、この散水部1
9は、特殊セラミック、例えば、硬質ゼオライトを主原
料として、表面に金属イオンによる特殊加工処理を施し
た調湿性石材から成る多数の小石24を敷いており、防
虫、防菌、防黴等の性能に優れた構成となっており、長
期間の保管においても、墓所が黴や害虫にて汚れること
を極力回避できる構成となっている。
【0040】又、散水部19が形成される台座部分は網
目構造であって、水がこの網目部分を通して下方に落下
する構造となっており、礼拝部3には、図4に示すよう
に、このように落下する水を回収する回収部25が設け
られている。この回収部25にて回収された水は、専用
の排水筒を通して排水させる構成としてもよく、又は設
定時間毎に溜まった水を手動で回収する構成としてもよ
い。
【0041】そして、前記礼拝部3には、図7、図8に
示すように、前記遺骨収納部20が入り込み可能な枠状
に形成された収納体に対する装飾具18が設けられ、こ
の装飾具18に対して、移載装置10による移載操作に
よって収納体STが入り込み自在に構成されて、装飾具
18に入り込み装着された状態で、礼拝部3に置かれる
ように構成されている。つまり、前記装飾具18は礼拝
部3に位置固定状態で設けられて、移載装置10の移載
操作によって入り込む遺骨収納部20の外方を覆う状態
で、その外観が御堂状に形成されて御堂型墓所として構
成されている。しかも、この装飾具18の礼拝者に向か
う前面側には、内部を視認可能な格子窓が設けられ、内
部の遺骨収納部20を礼拝者が目視できるようになって
いる。このようにして、故人の遺骨が遺骨壺のそのまま
の状態で安置される場合に比較して、遺骨が御堂の内部
に大切に保管され、尊厳を持って守られている状態とし
て、礼拝者に安心感を与えることができるようになって
いる。前記装飾具18は、底部が開口状態で且つ内部が
空洞状態に形成された略箱形で外観が御堂状に構成され
て、礼拝部の上に装着されるように構成され、しかも、
内奥側の側面に入り込み用の開口18aが形成されて、
この装飾具18の下方側の隙間部分を通して台座が礼拝
部に移載されるに伴って、遺骨収納部20が装飾具18
の内方側に入り込むことができるようになっている。
【0042】又、この装飾具18は、四隅の柱部分の下
端部が礼拝部3に対して挿脱自在に嵌め込まれて固定さ
れる構成となっている。従って、この装飾具18は着脱
自在であって、別の種類の装飾具18に交換したり、新
しいものに交換することが容易に行えるようになってい
る。
【0043】しかも、このように御堂型墓所として構成
することで、亡くなってから例えば49日後に納骨する
ということが一般的慣習であるが、その間は、遺骨は故
人の自宅にて安置されていることが多いが、この御堂型
墓所を用いることによって、遺族が自宅でお参りしてい
た思いをそのままに寺院等に収めることができ、故人を
思う気持ちを大切にすることができる。
【0044】又、前記台座17における横側面部分には
この収納体STについての識別情報を示すバーコード2
7が付設されている。前記移載装置10には、収納部1
から移載装置10上に収納体STが移載されたときに、
収納体STについてのバーコード27の情報を読み取る
バーコードリーダ33が設けられている。尚、礼拝部3
においては、これらのバーコード27は、外方側から見
ることができないようになっている。
【0045】前記礼拝用操作部5は、図9に示すよう
に、礼拝者が予め遺骨収納部20についての識別情報が
登録された指定手段としてのICカードCを挿入するた
めのカード挿入部28と、礼拝が終了した後に操作され
る人為操作式の終了指令操作部としての終了スイッチ2
9、搬送動作中に何らかに異常が発生しているとき等に
適宜操作される非常停止スイッチ30等が設けられてい
る。カード挿入部28の内部には挿入されたICカード
Cに記録されている識別情報を判別するカードリーダ3
1が設けられている。前記ICカードCには、この納骨
保管装置に新たに遺骨が保管された際に、管理主体者
(寺院等)によって、その遺骨がどの収納部1に保管さ
れているかについての管理情報、故人の名前等の識別情
報が予め登録保存されている。
【0046】図10に示すように、前記操作部5におけ
る情報、並びに、バーコードリーダ33の検出情報等に
基づいて、移載装置10と移動操作装置IDによる収納
体STの搬送動作を制御するマイクロコンピュータを備
えた制御装置32が設けられ、この制御装置32は、収
納体STの夫々を特定する識別情報並びに各遺骨収納部
20を特定する識別状態と、複数の収納部1の位置情報
とを対応付けて管理すると共に、搬送動作を制御するよ
うに構成されている。つまり、制御装置32には、後述
するように指定された礼拝対象である遺骨収納部20に
対応する収納体STを指定する指定手段100、搬送の
開始を指令する開始指令手段101、搬送されている収
納体STが、指定された収納体STであるか否かを識別
すると共に、礼拝部3に設置された遺骨収納部20が礼
拝対象である遺骨収納部20であるか否かを識別する収
納体識別手段102、搬送の終了を指令する終了指令手
段103、収納体STが礼拝のために前記礼拝部3に置
かれているときのみ、前記調光ガラスGを可視状態にす
るように、その調光ガラスGを可視状態と不可視状態と
に自動的に切り換える視覚状態制御手段としての視覚制
御手段104の夫々が備えられている。
【0047】次に、図11に示すフローチャートに基づ
いて、制御装置32における礼拝用搬送作動の制御動作
について説明する。先ず、礼拝者は、ICカードCをカ
ード挿入部28から挿入することになる。ICカードC
が挿入され、カードリーダ31にて識別情報が読み取ら
れると図示しないブザーが鳴動して、読み取られたこと
を報知する。そうすると、ICカードCが抜き取られ
る。制御装置32は、カードリーダ31からの情報に基
づいてICカードCが挿入されたことを判別すると、カ
ードリーダ31に挿入されたICカードCに記録されて
いる識別情報を読み込み、その識別情報に対応する遺骨
収納部20が備えられた収納体STを指定する(ステッ
プ1,2)。そして、収納体STが指定されると、搬送
開始を指令する(ステップ3)。
【0048】搬送開始が指令されると、移載装置10及
び移動操作装置IDの動作を制御して、指定された礼拝
対象である遺骨収納部20を備えた収納体STを、収納
部1から搬送させる(ステップ4)。このとき、移載装
置10上に収納体STが移載された状態でそれに付設さ
れているバーコード27の識別情報がバーコードリーダ
33により検出されて、その検出された識別情報が、I
CカードCより読み込まれた識別情報(指定情報)と合
致するか否かが判断され(ステップ5,6)、合致して
いれば、当該収納体STを礼拝部3に搬送させる(ステ
ップ7)。これらの識別情報が合致していなければ、指
定された収納体STと異なる収納体STが搬送されてい
ると判断して、その搬送中に収納体STは元の収納部1
に戻され、再度、カードリーダ31にて読みこまれた識
別情報より、対応する収納体STを指定することになる
(ステップ8)。尚、図示はしないが、このような再チ
ェックが設定回数行われても合致しない場合には、再
度、ICカードCを挿入する必要があることを使用者に
知らせるようになっている。
【0049】そして、収納体STが礼拝部3に対応する
位置まで搬送されてくると、収納体STを礼拝部3の設
定位置に移載させて、装飾具18に入り込ませて指定さ
れた遺骨収納部20が礼拝用設定姿勢になるように位置
させる(ステップ7)。
【0050】前記搬送作動において、移載装置10によ
る動作は、各収納部1からの昇降台9上への移載動作、
並びに、昇降台9上から各収納部1への移載動作は、素
早く行われる構成として、能率よく搬送作動を行えるよ
うになっている。それに対して、礼拝部3に対する移載
動作は、収納部1に対する移載速度よりも低速でゆっく
りと行われるように、動作速度が設定されている。
【0051】このようにして、礼拝者が移載作動されて
いる状態を見ることがあっても、礼拝者の近しい故人の
遺骨が安置されている収納体STを大切に扱っているこ
とを表して、礼拝者に不快感を与えないで、ゆったりと
した気持ちで礼拝が行えるように考慮されている。
【0052】そして、上記礼拝部に搬送されると、調光
ガラスGに対して電圧を印加させて、可視状態に切り換
える(ステップ9,10)。このようにして、礼拝者が
収納体STを見ることができる。
【0053】遺骨への礼拝(墓参)が終了して終了スイ
ッチ29が操作されたことを判別するか、又は、ICカ
ードCが挿入されたときから設定時間以上経過したこと
が判別されると、終了を指令することになる(ステップ
11,12,13)。終了が指令されると、調光ガラス
Gに対して電圧の印加を停止させて、礼拝部3の内部が
見えない状態に切り換えて、礼拝が終了した収納体ST
を元の収納部1まで搬送させて(ステップ14,1
5)、搬送動作を終了する。
【0054】尚、引き続いて別の収納体STを参りたい
ときは、前記設定時間が経過するまでに、別のICカー
ドにて別の収納体STを指定することになる。そして、
ICカードが挿入され、終了スイッチ29が操作される
と、調光ガラスGに対して電圧の印加を停止させて、礼
拝部3の内部が見えない状態に切り換えて、礼拝が終了
した収納体STを元の収納部1まで搬送させて(ステッ
プ16,17,18,19)、ステップ4に移行して、
新たに指定された収納体STをそれが収納保管される収
納部1から礼拝部3に向けて搬送させることになる。
【0055】上述したように、遺骨への礼拝が終了した
後に、終了スイッチ29の操作を忘れた場合であって
も、設定時間以上経過すると自動的に礼拝対象としての
収納体STが元の収納部1に戻されて、安置されること
になり、礼拝部3にそのまま残るといったことがなく、
次の礼拝者が無関係な別の遺骨を誤って礼拝するといっ
た不利も生じないのである。
【0056】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、装飾具18が礼拝部3から容
易に着脱できるように設けられる場合を例示したが、こ
のような構成に限らず、固定取付け状態で設けられる構
成であってもよい。
【0057】(2)上記実施形態では、装飾具18が礼
拝部3に位置固定状態で設けられる場合を例示したが、
このような構成に代えて、装飾具18が移載装置10に
保持される状態で設けられて、収納部1からの移載によ
って、移載装置10に保持された装飾具18に対して入
り込み装着されるとともに、それらが共に礼拝部3に移
載されるように構成するものでもよい。つまり、図12
に示すように、収納体STは移載装置10の係止移動操
作によって前後両側に向けて移載可能に構成するととも
に、装飾具18は、移載装置10に対して礼拝部3存在
側に向けてのみ移動操作可能であり、反対方向に対して
は、ストッパーにて受け止め係止されて移動が阻止され
る構成となっている。そして、礼拝が行われていない状
態では、装飾具18が移載装置10上に位置するように
設けられ、礼拝対象となる収納体STを移載装置10上
に移載させると、移載装置10上に保持されている装飾
具18に入り込み装着され、且つ、図示しない係止機構
により装飾具18と一体的に移動すべく係止される状態
となる。そして、礼拝部3に対して収納体STを移載さ
せると、収納体STと装飾具18とが共に礼拝部3に移
載されることになる。又、収納体STを収納部1に戻す
ときは、装飾具18との係止状態を解除させて、収納体
STのみを移載収納させることになる。
【0058】(3)上記実施形態では、収納体STに1
個の遺骨収納部20が備えられる場合を例示したが、こ
のような構成に限らず、1つの収納体STに複数の遺骨
収納部20が備えられる構成としてもよい。
【0059】(4)上記実施形態では、礼拝部が一箇所
のみ設けられる構成としたが、例えば、図13に示すよ
うに、同一の収納棚に水平方向に位置を異ならせて、複
数の礼拝部3を設ける構成としてもよく、図14に示す
ように、前後の各収納棚2,2に夫々礼拝部3,3を備
える構成としてもよい。更に、図15,図16に示すよ
うに、上下に位置を異ならせて、一方の礼拝部3は建物
の1階部分の床面44に対応し、他方の礼拝部3は2階
部分の床面44に対応するように構成してもよい。
【0060】(5)上記実施形態では、全ての収納体が
装飾具18を備えない状態で収納保管される構成とした
が、このような構成に代えて、複数の収納体のうちの1
部の収納体が、予め装飾具18が装着された装着具付き
収納体として構成され、装飾具18が装着された状態で
収納部に収納保管されるように構成するものでもよい。
そして、礼拝部として、装飾具18が設けられずに、前
記装着具付き収納体が専用的に移載される装着具付き収
納体用の礼拝部が設けられる構成としてもよい。
【0061】(6)上記実施形態では、礼拝部における
視覚抑制手段Yとして調光ガラスGが用いられる構成と
したが、このような構成に代えて、図17に示すよう
に、礼拝者が礼拝部3の内部を見ることを許容する可視
状態と、礼拝者が礼拝部3の内部を見ることを抑制する
不可視状態とに切換可能な視覚抑制手段Yの別の例とし
ての観音開き構造の扉50を設ける構成としてもよい。
この扉50は、手動操作する構成でもよく、又は、電動
モータ等の駆動手段にて自動で開閉操作される構成とし
て、前記視覚制御手段104による制御に基づいて自動
的に開閉させるとしてもよい。又、カーテンやブライン
ド形式の視覚抑制手段を用いてもよい。
【0062】(7)上記実施形態では、調光ガラスGの
下方側が開放され、浄水を散水することが可能になる構
成としたが、このような構成に代えて、調光ガラスGを
礼拝部の前面部における全領域を覆う状態で設けられる
構成としてもよい。
【0063】(8)上記実施形態では、収納体STが礼
拝のために前記礼拝部3に置かれているときのみ、前記
視覚抑制手段Yを可視状態にするように、その視覚抑制
手段Yを可視状態と不可視状態とに自動的に切り換える
視覚抑制用の制御手段104が設けられる構成とした
が、このような構成に代えて、例えば、収納体STが礼
拝部3に置かれていることを報知する報知手段を設け、
その報知に伴って、手動操作にて不可視状態から可視状
態に切り換える構成としてもよい。
【0064】(9)上記実施形態では、収納体STに散
水部19が設けられ、浄水として普通の水が用いられる
構成としたが、浄水として、各種の香りつきの水を用い
てもよい。又、収納体STにこのような散水部19を設
けない構成としてもよい。
【0065】(10)上記実施形態では、ICカードC
の挿入に伴って、礼拝者に関する識別情報が自動的に読
み込まれて、搬送の開始が指令される構成として、操作
の煩わしさを極力少なくさせる構成としたが、このよう
に構成に限らず、次のように構成してもよい。例えば、
ICカードCの識別情報が判別された後に、搬送開始ス
イッチを操作することで、搬送の開始が指令される構成
としてもよく、又、ICカードCに代えて、礼拝者の識
別情報をキーボードにより入力する構成としてもよい。
又、ICカードCを用いる場合に、礼拝の日付を逐次記
憶させる構成としてもよい。更に、ICカードCに代え
て、磁気カードを用いてもよい。
【0066】(11)上記実施形態では、終了スイッチ
29の操作に伴って、並びに、操作開始が指令されてか
ら設定時間経過するに伴って、礼拝終了が指令される構
成としたが、終了スイッチ29の操作のみに基づいて終
了が指令される構成としてもよく、操作開始が指令され
てから設定時間経過することのみに基づいて終了が指令
される構成としてもよい。
【0067】(12)上記実施形態では、収納棚が前後
一対設けられる場合を示したが、1つの収納棚だけで構
成される場合であってもよく、又、収納棚として、上下
方向並びに横方向に収納部が並列配置される構成に代え
て、横方向にのみ複数の収納部が並列配置された構成で
あってもよく、更に、上下方向にのみ複数の収納部が並
列配置された構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体斜視図
【図2】収納構造並びに搬送装置を示す斜視図
【図3】搬送構造を示す斜視図
【図4】縦断側面図
【図5】調光ガラスの断面図
【図6】視界切り換え状態を示す図
【図7】収納体の斜視図
【図8】礼拝部への収納体の入り込み状態を示す斜視図
【図9】礼拝用操作部の正面図
【図10】制御ブロック図
【図11】制御動作のフローチャート
【図12】別実施形態の搬送状態を示す側面図
【図13】別実施形態の全体斜視図
【図14】別実施形態の全体側面図
【図15】別実施形態の全体側面図
【図16】別実施形態の全体側面図
【図17】別実施形態の視覚抑制手段の斜視図
【符号の説明】
1 収納部 2 保管部分 3 礼拝部 10 移載装置 18 装飾具 20 遺骨収納部 32 制御手段 C 指定手段 ID 移動操作装置 K 保管部本体 ST 収納体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遺骨を収納する遺骨収納部を備えた複数
    の収納体を各別に収納保管自在な複数の収納部と、前記
    収納体が移載される礼拝部とが並設される状態で備えら
    れた保管部本体と、 前記各収納部並びに前記礼拝部の夫々に対して、前記収
    納体を移載する物品移載装置と、この物品移載装置を各
    収納部及び前記礼拝部の並設方向に沿って移動させる移
    動操作装置とを備えている納骨保管装置であって、 前記収納体に対する装飾具が、前記収納体が入り込み可
    能な枠状に設けられ、 前記収納体が、前記装飾具に対して、前記物品移載装置
    による移載操作によって入り込み自在に構成されて、前
    記装飾具に入り込み装着された状態で、前記礼拝部に置
    かれるように構成されている納骨保管装置。
  2. 【請求項2】 前記装飾具が、前記収納体が入り込み装
    着された状態で外方側から前記収納体を視認可能に構成
    されている請求項1記載の納骨保管装置。
  3. 【請求項3】 前記装飾具が前記礼拝部に設置されて、
    前記収納体が前記礼拝部への移載によって前記装飾具に
    入り込み装着されるように構成されている請求項1又は
    2記載の納骨保管装置。
  4. 【請求項4】 前記礼拝部が間隔を隔てて複数設けら
    れ、 複数の礼拝部に夫々異なった装飾具が設置されている請
    求項3記載の納骨保管装置。
  5. 【請求項5】 前記装飾具が前記礼拝部に対して着脱自
    在に設置されている請求項3又は4記載の納骨保管装
    置。
  6. 【請求項6】 前記収納体が、前記収納部からの移載に
    よって、前記物品移載装置に保持された前記装飾具に対
    して入り込み装着されるとともに、それらが共に前記礼
    拝部に移載されるように構成されている請求項1又は2
    に記載の納骨保管装置。
  7. 【請求項7】 前記収納体として、予め前記装飾具が装
    着された装飾具付き収納体が設けられ、 前記礼拝部として、前記装飾具付き収納体が移載される
    装飾具付き収納体用の礼拝部が設けられている請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の納骨保管装置。
  8. 【請求項8】 前記収納体に、複数の前記遺骨収納部が
    設けられている請求項1〜7のいずれか1項に記載の納
    骨保管装置。
  9. 【請求項9】 前記保管部本体は、前記収納部が縦横方
    向に沿って並設される一対の保管部分を、それらの間に
    前記物品移載装置及び移動操作装置の配設空間を形成す
    るように間隔を隔てて並設して構成されている請求項1
    〜8のいずれか1項に記載の納骨保管装置。
  10. 【請求項10】前記複数の収納体に備えられる複数の遺
    骨収納部の夫々を特定する識別情報と、複数の収納部の
    位置情報とを対応付けて管理すると共に、前記物品移載
    装置及び移動操作装置の動作を制御する制御手段と、 礼拝対象となる遺骨収納部を指定する指定手段とが備え
    られ、 前記制御手段は、 礼拝の開始指令に基づいて、前記指定手段にて指定され
    た遺骨収納部が備えられた収納体を、前記収納部から前
    記礼拝部に搬送するように前記物品移載装置及び移動操
    作装置の動作を制御し、 礼拝の終了指令に基づいて、前記指定された収納体を前
    記礼拝部から前記収納部に搬送するように前記物品移載
    装置及び移動操作装置の動作を制御するように構成され
    ている請求項1〜9のいずれか1項に記載の納骨保管装
    置。
JP26057496A 1996-10-01 1996-10-01 納骨保管装置 Pending JPH10102824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26057496A JPH10102824A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 納骨保管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26057496A JPH10102824A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 納骨保管装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10102824A true JPH10102824A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17349847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26057496A Pending JPH10102824A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 納骨保管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10102824A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000053877A (ko) * 2000-05-03 2000-09-05 박기병 유골함 안치장치
JP2019049158A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 宗教法人信行寺 納骨堂

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000053877A (ko) * 2000-05-03 2000-09-05 박기병 유골함 안치장치
JP2019049158A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 宗教法人信行寺 納骨堂

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107157203B (zh) 自动回库防盗防砸展示柜及控制方法
KR102565892B1 (ko) 참배 대상물의 보관 설비
JPS62240010A (ja) 参拝装置
JP6653930B1 (ja) 納骨堂
JP3173975B2 (ja) 納骨保管装置
JPH09137637A (ja) 納骨保管装置
JPH10102824A (ja) 納骨保管装置
JP3332137B2 (ja) 納骨保管装置
JP3100031B2 (ja) 納骨保管装置
JP2002235459A (ja) 納骨収納容器の搬送装置
JPH09137636A (ja) 納骨保管装置
JP2002004636A (ja) 納骨保管装置
JP2819247B2 (ja) 自動搬送霊廟礼拝装置
KR100221044B1 (ko) 납골보관장치
JP2819246B2 (ja) 自動搬送霊廟礼拝装置
TWI797194B (zh) 參拜對象物的保管設備
CN207693313U (zh) 自动回库防盗防砸展示柜
JP2001020561A (ja) 免震機能付き納骨システム
JP3348065B2 (ja) 合祀墓
JP2016214734A (ja) 遺体一時保管用安置所
JP3082128B2 (ja) 映像表示墓石および映像表示墓石を使用した納骨管理装置
JP5424627B2 (ja) 堂内陵墓
JPH07324520A (ja) 納骨設備
JP2022185547A (ja) 納骨堂
JP3775676B2 (ja)