JP2002235459A - 納骨収納容器の搬送装置 - Google Patents

納骨収納容器の搬送装置

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JP2002235459A
JP2002235459A JP2001363214A JP2001363214A JP2002235459A JP 2002235459 A JP2002235459 A JP 2002235459A JP 2001363214 A JP2001363214 A JP 2001363214A JP 2001363214 A JP2001363214 A JP 2001363214A JP 2002235459 A JP2002235459 A JP 2002235459A
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博 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2組目以降の参拝者に対する収納容器の祭壇
ブースへの到着時間を著しく短縮して、参拝者が祭壇ブ
ースに到着するのとほぼ同時に参拝することができ、参
拝者の厳粛な気持ちを殺ぐことなく参拝することができ
る納骨収納容器の搬送装置を提供する。 【解決手段】 納骨収納容器の搬送装置を、骨壺を収め
た収納容器を保管する収納装置と、少なくとも一の参拝
部と、上記収納容器を上記収納装置と所定の参拝部との
間をする搬送装置と、該搬送装置の作動を制御する制御
装置と、を備えて構成し、該制御装置は、上記収納容器
を演算手段によって算出された順路に従って搬送装置を
駆動制御すると共に、該制御装置は、先の参拝に係る収
納容器を祭壇ブースに搬送した後、次の参拝に係る収納
容器を当該祭壇ブースの裏側で待機させるべく、上記搬
送装置を介して上記次の参拝に係る収納容器を搬送する
ように駆動制御するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遺骨を収めた骨
壷を収納した収納容器を収納安置しておき、参拝者が参
拝に訪れた際に所望の収納容器を参拝部まで搬送すると
ともに、参拝を終了した場合には上記収納容器を所定の
位置に戻すようにしてなる納骨システムにおける納骨収
納容器の搬送装置に係り、特に、収納容器が祭壇ブース
に到着する時間を著しく短縮して参拝者が祭壇ブースに
到着するのとほぼ同時に参拝することができる納骨収納
容器の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】我国における埋葬方法としては、遺体を
荼毘に付した後、遺骨を骨壷に収納して墓地に埋葬する
のが一般的である。ところで、近年の人日増大や子供を
つくらない夫婦の増加等の社会形態の変化に伴い、従来
から知られているような墓地への埋葬ができなかった
り、或いは墓地を購入できない等の事態が表面化してい
る。このような事情に艦みて、一部の寺院等では、ロッ
カー形式の墓所を設け、このロッカー状の納骨室に遺骨
を収納しておくシステムを採用している。
【0003】更には、従来から知られた搬送システムを
応用し、納骨室に設けられた棚装置に骨壺を載置してお
き、参拝者が訪れると、当該参拝者の指定する骨壺を祭
壇ブース前に搬送する納骨システムも考えられ、また、
実際に実施されている。例えば、特開平7−32452
0号公報には、骨壺を収めた収納箱を保管するための収
納庫と、参拝室と、上記収納庫と上記参拝室との間で上
記収納箱を移送する移送機構と、この移送機構を制御す
る制御系と、を備え、指定された収納箱の上記収納庫か
らの搬出及び指定された参拝室への移送と、上記参拝室
から収納庫への収納箱の回収と、を上記制御系及び移送
機構によって操作可能として成る収納システムが記載さ
れている。
【0004】このような上記公報記載の納骨システムに
おいては、従来のように墓地を購入したり、子孫が墓地
を管理する必要がない等のため、例えば、子供のいない
者でも安心して、且つ、容易に利用することができる。
また、前述した単なるロッカー形式の納骨システムの場
合、納骨室(収納庫)の内部空間が狭く、収納庫の配置
密度が高いこと等から、消防法の適用によって、線香等
を焚くことは許可されていない。従って、参拝者は焼香
を諦めるしかなかった。これに対し、上記公報記載の納
骨システムにおいては、参拝室の設置により、焼香が可
能となるため、従来知られた墓地の場合と同様、供花を
捧げるとともに線香を焚いて供養することができる。
【0005】また、前述した単なるロッカー形式の納骨
システムの場合、通路が狭いために、一度に多数の参拝
者が参拝することができない。更には、間口の狭い収納
庫が左右上下に密に近接して配列されているため、各家
のそれぞれの占有的な雰囲気が全くなく、参拝者にとっ
ては念慮,感慨が薄くなりがちである。これに対し、上
記公報記載の納骨システムにおいては、このような不都
合も解消される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された納骨システムにおいては、上記移送機構
により収納箱を参拝室まで移送させるには或る程度の時
間を要するため、参拝者は、参拝室で収納箱が到着する
までの比較的長い時間、待機していなければならない。
このような長い待機時間の存在は、参拝者に、墓地とは
異なるシステムであることを意識することに繋がり、結
果的に、念慮、感慨が薄くなってしまうという課題を有
していた。
【0007】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、2組目以降の
参拝者に対する収納容器の祭壇ブースへの到着時間を著
しく短縮して、参拝者が祭壇ブースに到着するのとほぼ
同時に参拝することができ、参拝者の厳粛な気持ちを殺
ぐことなく参拝することができる納骨収納容器の搬送装
置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にあっては、納骨収納容器の搬送装置を、
骨壺を収めた収納容器を保管する収納装置と、少なくと
も一の参拝部と、上記収納容器の上記収納装置から所定
の参拝部への搬送並びに当該収納容器の上記参拝部から
上記収納装置の所定位置への搬送を自在とする搬送装置
と、この搬送装置の作動を制御する制御装置と、を備え
て構成し、上記制御装置は、上記収納容器を演算手段に
よって算出された順路に従って搬送装置を駆動制御する
と共に、該制御装置は、先の参拝に係る収納容器を祭壇
ブースに搬送した後、次の参拝に係る収納容器を当該祭
壇ブースの裏側で待機させるべく、上記搬送装置を介し
て上記次の参拝に係る収納容器を搬送するように駆動制
御するように構成したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図1乃至図9を参照しつ
つ、この発明の実施の一形態例に係る納骨収納容器の搬
送装置が適用された一納骨システム例に基づき、この発
明を詳細に説明する。
【0010】即ち、本納骨システムは、一のビル内に構
築されており、骨壺1を収めた収納容器2を保管する収
納装置Aと、一の参拝部Bと、上記収納容器2を、上記
収納装置Aから参拝部Bへ搬送するとともにこの参拝部
Bから上記収納装置Aの所定位置へ搬送自在な搬送装置
Cと、この搬送装置Cの作動を制御するコンピュータ
(図示せず)と、を備えている。このコンピュータが特
許請求の範囲に記載した制御装置に相当する。
【0011】上記収納装置Aは棚状のもので、本システ
ム例の場合、次述する収納容器2を水平方向(図2の左
右方向、図3及び図4の表裏方向)に亙って14個、高
さ方向(図2の表裏方向、図3及び図4の上下方向)に
亙って29個、載置可能なものを採用している。従っ
て、一の収納装置Aを設けた場合、合計406個の収納
容器2,2を載置できる。このような収納装置Aの複数
箇所には、コイルばねとターンバックルとから成る震動
吸収部材9a,9a及びコイルばねとダンパ部材とから
成る震動吸収部材9b,9bのそれぞれの一端部を強固
に係合させるとともに、その他端部を上記ビルの固定部
分に強固に係合させている。
【0012】そして、本システム例においては、上記震
動吸収部材9a,9aを収納装置Aの上面とビルの固定
部分とに鉛直に掛け渡すように設けている。また、震動
吸収部材9b,9bを上記収納装置Aの側面とビルの固
定部分とに水平に掛け渡すように設けている。また、図
示は省略したが、このような各震動部材9a,9bを収
納装置Aの他の側面(図3の表裏方向に位置する側面)
とビルの固定部分とに水平に設けるようにする。尚、各
震動吸収部材9a,9bは、図3に示すように、収納装
置Aの上端部と上記ビル(或いはビルの固定部分)との
間に設ける他、上記収納装置Aの中間部や下端部と上記
ビル(或いはビルの固定部分)との間にも設けることが
できる。更に、上記震動吸収部材9a,9bは、上記図
3に示すように、鉛直若しくは水平に設ける必要はな
く、収納装置Aやビルの形状、寸法等に応じて適宜の状
態で設ける。また、上記震動吸収部材9a,9bをいず
れの個所にいずれの個数、設けるかは、やはり収納装置
Aの大きさや形状等に応じて、設計的に定める。また、
必要に応じて、収納装置Aの底面部分等に、やはり地震
等による震動を吸収するダンパ装置或いはベアリングを
利用した震動吸収部材等を設けることもできる。
【0013】上記収納容器2は、図7,図8に示すよう
に、骨壷1,1を収納自在な中空容器3と、蓋部材4
と、を備えたものである。更に、この収納容器2の一外
側面には係合受け部5aを設け、この係合受け部5a
に、薄板状の銘盤5を係止自在としている。上記銘盤5
には、故人の名前や戒名、或いは故人が生前好んでいた
フレーズ等を、墨等を用いて直接記載、或いは、彫り込
み、若しくは、合成樹脂や金属材製の文字板の貼着によ
り、表示する。本形態例においては、蛍光塗料を塗布し
た合成樹脂製の文字板を貼着することにより、上記銘盤
5に図示のような文句を表示している。尚、上記収納容
器2は、骨壷1,1を2個収納可能な大きさとしてい
る。
【0014】更に、本システム例においては、上記収納
容器2を免震構造を付設したものを採用している。すな
わち、図8に示すように、中空容器3の内側面及び底
面、更に、上記蓋部材4の内面に、骨壷1が揺れ動いた
際に当該骨壷1が中空容器3の内面等に衝突して破損す
るのを防止すべく、スポンジ等の緩衝部材(図示省略)
を張設している。これとともに、上記骨壺1を収納容器
2内に支持するための支持部材6,6を設けている。こ
の支持部材6,6は、図示のように、骨壷1の外周長さ
よりも少しだけ大径とした環状部材6aと、略コ字形に
形成された2本の線状部材6b,6bと、により構成し
ている。上記線状部材6b,6bの両端部は、上記環状
部材6aの直径方向両端に係止する。また、2本の線状
部材6b,6bは、その中間部が互いに直角に交差する
状態で配設されている。従って、上記環状部材6a及び
2本の線状部材6b,6bにより構成された支持部材6
に、上記骨壷1を内嵌すれば、当該骨壷1を支持するこ
とができる。
【0015】上記支持部材6を構成する環状部材6aの
4等分点となる各位置には、4本の引っ張りコイルばね
6c,6cのそれぞれ一端部を係合することともに、そ
れぞれの他端を上記中空容器3の上端縁部の角部並びに
中間部に設けた係合孔に係止させている。これにより、
上記支持部材6,6を中空容器3内に吊り下げた状態と
する。尚、本形態例においては、上記引っ張りコイルば
ね6c,6cの弾性力を以下のように定めている。すな
わち、上記骨壺1を支持部材6に内嵌した状態で、上記
骨壺1の底面(コ字状に形成した上記線状部材6b,6
bの中間部)が上記中空容器2の底面に設けられた緩衝
部材上面に接触する状態となるよう、上記引っ張りコイ
ルばね6c,6cの弾性力を定めている。
【0016】上記参拝部Bは、図1と図2に示すよう
に、上記ビル内の一部(図示の例の場合、3階部分)に
設けられている。この参拝部Bは、3ヶ所の祭壇ブース
7,7と、この祭壇ブース7,7の前側(図2の下側、
図4の右側)及びその奥側(図2の下側、図3及び図4
の右側)の壁面にそれぞれ設けられた第一、第二の各開
閉扉8a,8bと、上記祭壇ブース7,7内側上方に設
けられたライト23と、を設けている。尚、一のビル内
に複数の参拝部を設けたり、一の参拝部に一の祭壇ブー
スを設けた構成を採用することもできる。
【0017】次に、この発明の実施の一形態例を構成す
る上記搬送装置Cは、図2、図3、図5に示すように、
三次元駆動装置11と出入手段13とを備えている。上
記三次元駆動装置11は、図2及び図3並びに図5に示
すように、移動部材10を、水平方向の移動及び昇降移
動自在とするものである。本形態例の場合、上記三次元
駆動装置11として、コンピュータ操作による指令によ
って作動するスタッカクレーンを採用している。また、
上記出入手段13は、上記移動部材10と上記収納装置
Aとの間で収納容器2の受け渡しを行なうとともに上記
移動部材10と祭壇ブース7の裏側位置(待機位置E)
との間で収納容器2の受け渡しを行なうものである。上
記三次元駆動装置11の移動部材10の停止基準位置D
から祭壇ブース7,7との間には、上記移動部材10等
とともに上記出入手段13を構成する上下一対のコンベ
ア装置12,12を設けている。これら三次元駆動装置
11を構成する本体14及び移動部材10とコンベア装
置12,12とは、制御装置をなす上記コンピュータに
よってその作動を制御される。尚、上記コンベア装置1
2は、それぞれ第一、第二の各コンベア17,18、及
び共用のコンベア19によって構成されている。これら
第一、第二、第三の各コンベア17,18,19は、ロ
ーラコンベアやベルトコンベア等、従来から知られたも
のを採用できる。
【0018】上記三次元駆動装置11を構成する本体1
4は、ガイドレール15に沿って水平な一方向(図2の
左右方向、図3の表裏方向、図4の左右方向)に移動自
在である。すなわち、上記本体14はガイドレール15
に沿って、図2に鎖線で示した三次元駆動装置11のう
ちの同図の右端に示した位置から同図の左端に示した位
置まで移動自在である。また、その移動を自在に停止で
きるよう制動装置(図示せず)を設けている。この移動
並びに制動装置の作動は、上記コンピュータの指令によ
り行われる。また、移動部材10の昇降に関しても同様
である。このような構成は、公知の機構を採用できる。
【0019】また、上記出入手段13についても、フォ
ークリフトのごとき機構等、従来知られた機構を採用で
きる。例えば、上記移動部材10にフォークを設け、収
納装置Aに載置している収納容器2の底部に、上記フォ
ークを入り込ませることにより、当該収納容器2をフォ
ーク上に載置させ、所望の祭壇ブース7に移送した後、
別途設けた押し出し部材により、上記コンベア装置12
上に送り出すように構成できる。この場合、上記収納装
置Aの棚部分とこの棚部分に載置している収納容器2の
底面との間には、上記フォークが入り込めるだけの間隙
を設けておく。この場合の梼成においては、上記フォー
ク、押し出し部材、コンベア装置12が出入手段13を
構成する。また、上記収納装置Aと移動部材10との間
で収納容器2を出し入れする第一の出し入れ部材と、上
記移動部材10と、この移動部材10と上記コンベア装
置12との間で収納容器2を出し入れする第二の出し入
れ部材と、により上記出入手段13を構成することもで
きる。上記第一、第二の出し入れ部材としては、収納容
器2に対する係脱自在な係合部を有するエアシリンダ
等、公知のものを採用できる。尚、上記出入手段13と
しては、上記収納装置Aに載置されている収納容器2を
移動部材10へ取り出したり、収納容器2を移動部材1
0からコンベア装置12に送り出したり、収納容器2を
コンベア装置12から所望の祭壇ブース7の所定位置D
に送り出したり、更にはこれら各作動の逆の作動を行な
えるものであれば、いずれも採用できる。
【0020】また、上記制御装置を構成するコンピュー
タは、各種指令を入力する入力手段と、この入力手段に
より入力された指令を記憶する記憶手段と、この記憶手
段が記憶する指令に基づいて上記移動部材の移動順路を
算出する演算手段と、を備えている。上記入力手段とし
ては、キーボードやパネルスイッチ群、更には、故人に
係るID番号等のデータを記憶させたICカード及び上
記データを読み取り自在な読取装置から成るカードシス
テム等を採用する。また、記億手段としては、ハードデ
ィスク、RAM、MO等の各種記録媒体等を採用でき
る。更に、演算手段としてはCPUを採用できる。換言
すれば、上記制御手段は、一般に知られているコンピュ
ータシステムをそのまま採用できる。そして、上記出入
手段13を介して、所望の収納容器2を上記収納装置A
から取り出し、参拝者が待つ所定の参拝部Bの祭壇ブー
ス7へ搬送し、更に参拝終了後には、上記祭壇ブース7
部分から収納容器2を取り出し、収納装置Aの所定位置
へ戻すよう、上述した各機能を持たせている。
【0021】すなわち、参拝に際して、上記収納装置A
に載置されている所望の収納容器2を所定の参拝部Bの
祭壇ブース7へ搬送し、参拝終了後にこの収納容器2を
上記祭壇ブース7から収納装置Aの所定位置へ戻すよ
う、上記演算手段によって算出された順路に従って搬送
装置Cを制御する機能と、上記搬送装置Cによって収納
容器2が祭壇ブース7に送り出される際に、この収納容
器2の移送を許容すべく上記第一、第二の開閉扉8a,
8bを、上記祭壇ブース7から遠い順に開閉するととも
に、収納容器2が祭壇ブース7の所定位置Dに達した場
合に上記ライト23を点灯させる機能と、参拝者21等
が発する参拝終了に係る指令信号に基づいて、上記搬送
装置Cによって上記収納容器2が祭壇ブース7から収納
装置Aに搬送される際に、上記ライト23を消灯すると
ともに、上記収納容器2の移送を許容すべく上記第一、
第二の開閉扉8a,8bを、上記祭壇ブース7から近い
順に開閉する機能と、を持たせている。これらの各機能
は、上記コンピュータに予めプログラムの形で組み込ん
でいる。
【0022】上述のように構成される本形態例が適用さ
れた本納骨システム例の基本的な作用は、以下のとおり
である。即ち、故人の遣骨を収納した骨壺1を収納した
収納容器2を、収納装置Aにより収納安置しておく。こ
の際、本納骨システムを設置している寺院等における僧
侶やその下で種々の管理業務等を行なう管理者は、上記
収納容器2に固有のID番号を付し、そのID番号を、
上記コンピュータ若しくは別途設けたコンピュータ(デ
ータベースサーバ等)に入力しておく。或いは、上記I
D番号等のデータを記憶させたICカードを作成する。
上記ID番号は、例えば上記収納装置Aの各収納容器2
を載置する位置を表すアドレスを採用できる。更に、当
該収納容器2内の骨壷1内に収納している遺骨を管理す
る遺族の者に、上記ID番号を通知するか、或いは上記
ICカードを作成した場合は、そのICカードを渡す。
尚、上記ID番号を入力するコンピュータには、収納装
置Aに収納されている故人に関するデータ(上記ID番
号は勿論、氏名、生前の住所、没年月日等)をデータベ
ース化して記憶させている。
【0023】そして、上記遺族の者が参拝に訪れた場
合、この参拝者21は参拝ブース7の近傍に設置してあ
る上記キーボード等の入力手段により上記ID番号を入
力する。若しくは、上記ICカードを所持している場合
は、そのICカードを、参拝ブース7の近傍に設置して
ある読取装置に挿入し、このICカードに記憶させてい
る上記ID番号を読み取らせる。この結果、上記参拝者
が立ち並ぶ参拝ブース7に上記収納容器2を、図1の右
側に示した状態に移送することができる。
【0024】尚、参拝には、上記遺族以外の者のみが訪
れることもある。このため、この発明に係るシステムが
設けられる寺院等の一角に管理センターを設け、この管
理センター内で、上記ID番号等を記憶するコンピュー
タ(ファイルサーバー等)にアクセス自在としておく。
上記コンピュータには、収納装置Aに収納されている故
人に関するデータをデータベース化しているため、上記
ID番号を知らなかったり、ICカードを所持していな
い、遺族以外の者が参拝に訪れた場合には、この参拝者
21が申し出る故人の氏名や生前の住所、没年月日等に
基づき、上記管理センターに常駐する者(以下、単に勤
務者と呼ぶ)が上記データベースによって参拝の対象と
なる故人を特定し、その収納容器2を参拝ブース7に呼
び出すための入力作業の代行を行なう。上記参拝者21
は、上記勤務者の指示に従って、所定の参拝ブース7に
赴き、そこで参拝可能である。尚、上記ID番号を通知
されている者やICカードを所有するものであっても、
上記管理センターに赴き、上記勤務者に上記ID番号を
伝えたりICカードを預けることにより、上記勤務者に
入力作業の代行を行なってもらうことができる。
【0025】この納骨システムを設置している寺院等に
参拝に訪れた参拝者21は、現在空いている(参拝を行
なっていない)祭壇ブース7若しくは、上記勤務者が指
示する祭壇ブース7に行く。そして、この参拝者21が
上記入力手段を介して行なう。入力操作、若しくは、こ
の参拝者21に代わって上記勤務者が行なう入力操作に
より、制御装置を成すコンピュータが適宜指令を発し、
上述したように収納装置Aら搬送装置Cを介して参拝部
Bの所望の祭壇ブース7に収納容器2を移送する。そし
て、所望の収納容器2が上記参拝者21の待つ祭壇ブー
ス7の所定位置に達したならば、参拝者は焼香、献花等
を行う。また、住職等による読経等を行う。
【0026】このような参拝が終了したならば、上記参
拝者21若しくはこの参拝者21に代行する勤務者が、
参拝を終了した旨を上記入力手段を介して入力すること
により、上記コンピュータが適宜指令を発し、上記収納
容器2を上記搬送装置Cを介して収納装置Aの元の位置
へ搬送する。尚、上記勤務者が参拝開始の入力を行なっ
たり、参拝終了の入力を行なう場合、勤務者が直接祭壇
ブース7に赴く他、上記参拝者21が祭壇ブース7近傍
に設けたインターホンを介して管理センターに居る勤務
者にその旨を通知することで、上記勤務者が管理センタ
ーに居ながら各種入力作業を代行することができる。
【0027】特に、本納骨収納容器の搬送装置Cでは、
上記コンピュータに、所望の収納容器2を上記収納装置
Aから取り出し、所定の祭壇ブース7へ搬送し、更に参
拝終了後には上記祭壇ブース7から収納装置Aの所定位
置へ戻すよう、上記演算手段によって算出された順路に
従って搬送装置Cを制御する機能を持たせている。この
ため、収納容器2の搬送を短時間で行える。この結果、
参拝者21が参拝ブース7に集まってから収納容器2が
当該祭壇ブース7に到着するまでの時間短縮を図れる。
【0028】しかも、上記参拝部Bには、祭壇ブース
7,7の他にこの祭壇ブース7,7の裏側に設けられた
第一、第二の開閉扉8a,8bと、上記祭壇ブース7,
7の内側上方に設けられたライト23と、を備えてい
る。そして、制御装置を成す上記コンピュータには、上
記搬送装置Cによって収納容器2が祭壇ブース7に送り
出される際に、この収納容器7の移送を許容すべく上記
第一、第二の複数の開閉扉8a,8bを、上記祭壇ブー
ス7から遠い順に開閉するとともに、収納容器2が祭壇
ブース7の所定位置Dに達した場合に上記ライト23を
点灯させる機能を持たせている。また、参拝者21が発
する参拝終了に係る指令信号に基づいて、上記搬送装置
Cによって上記収納容器2が祭壇ブース7から収納装置
Aに搬送される際に、上記ライト23を消灯するととも
に、上記収納容器2の移送を許容すべく上記第一、第二
の開閉扉8a,8bを、上記祭壇ブース7から近い順に
開閉する機能と、を持たせている。
【0029】すなわち、上記入力手段等により所望の収
納容器2が所望の祭壇ブース7に搬送される場合、上記
三次元駆動装置11の本体14がガイドレール15に沿
って所望距離、移動した後(若しくは、この移動ととも
に)、上記移動部材10が所望量、昇降して所望の収納
容器2に対向する位置に達する。そして、上述したよう
な出入装置13が作動して、この収納容器2を移動部材
10に載置し、更に、この移動部材10及び本体14が
適宜移動して所望の祭壇ブース7の裏側の待機位置Eに
まで移送する。尚、この状態は、後述するように、待機
する状態である。そして、この収納容器2を上記祭壇ブ
ース7の表側に送り出して良い(参拝に入る)状態とな
ったならば、上側のコンベア装置12を作動させ、この
収納容器2を祭壇ブース7の表側に送り出す。
【0030】この際、上記コンピュータは、先ず、祭壇
ブース7から遠い、裏側(収納装置Aを設置している
側)に設けられている第二の開閉扉8bを開放させる。
祭壇ブース7に近い位置に設けられている第一の開閉扉
8aは閉鎖したままである。上記収納容器2が上記コン
ベア装置12により第二の開閉扉8b部分を通過したな
らば、上記コンピュータは、この第二の開閉扉8bを閉
鎖するとともに、上記第一の開閉扉8aを開放させる。
この状態において参拝者21が参拝可能な状態となる。
尚、本形態例においては、第一の開閉扉8aの裏側位置
に収納容器2を載置し(収納容器2の停止位置を第一の
開閉扉8aの後側とし)、この第一の開閉扉8aを開放
した状態で参拝するようにしているが、収納容器2を第
一の開閉扉8aの表側(前側)にまで移送し、この第一
の開閉扉8aを閉鎖した状態で参拝するように構成して
も良い。また、このような開閉扉を3個以上設けること
も可能である。
【0031】このように、収納容器2の所定位置Dへの
送り出しに際し、少なくとも上記第二の開閉扉8bは閉
鎖しているため、搬送作業に伴って生じる機械音等の騷
音が参拝者21の耳に達しがたくなる。これとともに、
参拝者21は、上記収納装置A等を設置している第二の
開閉扉8bの奥側部分が視野に入ることがない。これら
の結果、参拝者21が参拝を控えて抱いている厳粛な気
持ちに水を差すようなことがなくなる。尚、上記所定位
置D部分においては、この位置Dに送り出された収納容
器2の周囲部分に、墓を模した装飾等、各種の装飾部2
2を設けておくことができる。
【0032】また、上記収納容器2が祭壇ブース7の所
定位置に達すると、上記コンピュータは、上記ライト2
3を点灯させる。本形態例においては、上記名盤5を蛍
光塗料を塗布した文字板を貼着することにより構成して
いるため、上記ライト23の点灯によって上記名盤5の
文字部分が光り、浮き上がった状態に見える。このた
め、参拝者に厳粛な気持ちを抱かせる効果がある。特
に、上記名盤5に、故人の好んだフレーズや故人の座右
の銘等を、上記文字板によって記載しておけば、当該フ
レーズや座右の銘が上記ライト23の点灯とともに発光
して浮かび上がった状態で見えるため、故人を偲ぶ想い
が高まる。尚、上記名盤5のフレーズや座右の銘等を墨
等によって記載した場合でも、上記ライト23の点灯に
よって銘盤5が照らされるため、参拝者21に厳粛な気
持ちを抱かせることができる。また、上記収納容器2
が、第一、第二の各開閉扉8a,8bの設置部分を通過
したか否かの検出は、例えば、複数の近接センサ等を配
置しておき、この近接センサからの検出値によって上記
コンピュータが判断するように構成できる。
【0033】参拝が終了すると、上記遺族の者が入力手
段を介して行なう参拝終了の指令、若しくは、参拝者2
1の通知等によって上記勤務者が代行して行なう参拝終
了の指令により、上記コンピュータは、先ず、上記ライ
ト23を消灯させる。次いで、上記第一の開閉扉8aを
開放して上記収納容器2を引き込ませた後、上記第一の
開閉扉8aを閉鎮する。そして、上記収納容器2を載置
した状態のコンベア19を下降させる。すなわち、本形
態例においては、図6に示すように、コンベア19を昇
降自在に設けている。そして、参拝が終了したならば、
上記収納容器2を載置しているコンベア19を第一の開
閉扉8aの裏側位置において下降させ、更に、このコン
ベア19をそれまでとは逆方向(収納容器2が、図6の
矢印b方向に移送される方向)に作動させて、収納容器
2を収納装置A側に回送する。上記コンベア19の作動
により、収納容器2は、図6の矢印b方向に搬送され、
奥側のコンベア18,17を通過して、この下側のコン
ベア装置12設置位置に移動してきている移動部材10
に渡される。そして、この移動部材10及び本体14の
移動更には出入手段13の作動により、移動部材10に
載置された収納容器2を収納装置Aの所定の位置に戻
す。収納容器2を収納装置Aに戻す場合においても、収
納容器2を祭壇ブース7に送り出す場合と同様、参拝者
に機械音が達しにくく、機械装置設置部分が目に入るこ
ともないため、興ざめな気持ちになることがない。
【0034】本形態例においては、上述のように構成さ
れ作用するため、上記収納容器2の搬送に際し、この祭
壇ブース7後方に設けられた搬送口の中が参拝者21に
見えることはないため、参拝者21にとっては念慮、感
慨が薄くなってしまうことがない。また、上記搬送口か
ら出る、収納容器2が移送される際の騷音は、上記第
一、第二の各開閉扉8a,8bのいずれかが閉鎖してい
ることにより、参拝者21の耳に達しがたくなるため、
静粛性が向上し、参拝者21の厳粛な気持ちがさめてし
まうことを防止できる。尚、上記第一、第二の開閉扉8
a,8bのうちの少なくともいずれか一方に、従来知ら
れた吸音部材を設ければ、より静粛性が向上する。
【0035】尚、上述したコンベア19を昇降させるた
めの昇降装置16としては、例えば、送りねじ機構、エ
アシリンダ、油圧シリンダ、上下方向に亙って伸縮自在
なクランク機構等を採用できる。
【0036】更に、本形態例に係る納骨収納容器の搬送
装置Cにあっては、上記コンピュータは、参拝を行って
いる参拝者21に係る収納容器2を祭壇ブース7に搬送
した後、次の参拝者21に係る収納容器2を当該祭壇ブ
ース7の後方で待機させるべく前記搬送装置Cを介して
上記収納容器2の搬送を開始させるように構成している
点が最大の特徴である。
【0037】即ち、一の収納容器2を祭壇ブース7の所
定位置に送り出し、参拝者21が参拝している間に、上
記第二の開閉屏8bの裏側の待機位置Eに、次の参拝に
係る収納容器2を移送し、待機させておく。
【0038】先に行なわれている参拝が終了したなら
ば、この参拝に係る収納容器2を第一の開閉扉8aの裏
側に移送し、更に、上記昇降装置16を介してコンベア
19ごと下降させる。
【0039】そして、このコンベア19及び下側のコン
ベア装置12を構成するコンベア18,17を介して回
送作業に入る。上記コンベア19から収納容器2を送り
出したならば、上記昇降装置16は直ちにコンベア19
を上昇させ、上記第一の開閉扉8aの裏側部分に位置さ
せる。そして、上記待機位置Eで待機している収納容器
2を、祭壇ブース7の所定位置Dに送り出す。この際の
作用は、上述したとおりである。
【0040】この形態例に係る上記搬送装置Cは、以上
のように構成しているため、参拝者21が祭壇ブース7
に集まってから収納容器2が当該祭壇ブース7に到着す
るまでの時間をより一層短縮することができる。
【0041】尚、上記コンベア19が下降した状態から
上昇を開始するタイミングは、収納容器2がこのコンベ
ア19から送り出された(すなわち、中間のコンベア1
8を通過した)ことを検出するセンサの検出値の有無で
計る。上記センサとしては、例えば、コンベア19から
収納容器2が完全に送り出された位置において作動する
近接センサ等を採用できる。このように、上記センサが
収納容器2のコンベア19からの完全な送り出しを検出
することで、上記昇降装置16が作動し、上記コンベア
19を上昇させる。
【0042】また、本システム例に係る納骨システムに
おいては、上記収納装置Aに、地震等の震動を吸収する
震動吸収装置である震動吸収部材9a,9bを設けてい
る。このため、地震等が発生した場合でも、その震動を
吸収し、収納装置A自体の転倒等の事故を防止できる。
しかも、本形態例の場合、収納容器2も免震構造を有し
ているため、上記震動吸収装置の効果と相侯って、地震
等の震動によって収納容器2や骨壺1が破損し、遺骨が
散乱してしまう等の事態を未然に防止できる。このた
め、遺族の者等が安心して納骨することが可能になる。
【0043】図9は、上述したように構成された本シス
テム例の作用を示すフローチャートである。以下に、こ
の図9に基づいて、本システム例における作動フローを
説明する。先ず、ステップ1で、上記入力手段を介して
ID番号等を入力する。制御装置を成す上記コンピュー
タは、この入力されたデータ等を、記憶手段により記憶
する(ステップ2)。そして、この記憶手段に記憶され
ている、参拝希望に係る収納容器2全ての、収納装置A
における載置位置や参拝の順番を勘案して、上記コンピ
ュータを構成する演算手段が、搬送装置Cを構成する三
次元駆動装置11の移動順路(移動ルート)を算出する
(ステップ3)。次いで、ステップ4に進み、上記出入
手段13、二次元駆動装置11は、この移動ルートに従
って、順次収納装置Aから収納容器2を取り出して所定
の祭壇ブース7の待機位置Eに移送する。この後、ステ
ップ5で、上記出入手段13や三次元駆動装置11は、
上記移動ルートに従って、参拝を終えた収納容器2を回
送したり、他の収納容器2を祭壇ブース7の待機位置E
へ移送したりする。
【0044】次のステップ6で、上記コンピュータは、
各祭壇ブース7,7において、参拝が終了したか、或い
は既に終了しているかを調ベ、未だ参拝が終わっていな
い場合は、待機している収納容器2をそのまま待機させ
る。一方、参拝が終了している場合は、ステップ7に進
み、上述したように、第一、第二の各開閉扉8a,8b
を順次開閉して、待機していた収納容器2を祭壇ブース
7の所定位置Dに移送する。更に、上記コンピュータは
ライト23を点灯させる。これにより、上記所定位置D
に送った収納容器2に係る参拝が開始される。尚、上記
参拝の開始からコンピュータに付設のタイマ或いは別途
設けたタイマが作動し、参拝時間を計測している(ステ
ップ8)。そして、予め設定した参拝時間(例えば、6
0分)に達した場合は、チャイムやマイク等により参拝
者21に参拝時間の終了を告げる)。上述のように参拝
時間が満了した場合、ステップ10に進み、ライト23
の消灯、第一、第二の開閉扉8a,8bの開閉、更には
昇降装置16の作動、等により、上記収納容器2を収納
装置Aに戻す作動を行なう。これに対し、ステップ8で
参拝時間が満了していない場合は、ステップ9に進み、
上記コンピュータは、参拝者21等から参拝を終了した
旨の入力があったか否かを見る。上記入力がない場合に
は、上記ステップ8に戻る。上記入力があった場合は、
上記ステップ10に進む。
【0045】上記ステップ10における収納容器2の回
送を行なうとともに、ステップ11で、上記コンピュー
タは、当該祭壇ブース7の待機位置Eに、次の参拝を待
つ収納容器2があるか否かを調ベ、待機している収納容
器2がある場合は、上記ステップ6に戻って、以下上述
したステップ6以降の順で参拝を可能な状態とする。一
方、待機している収納容器2がない場合、上記コンピュ
ータは、上記記憶手段に別の参拝を行なう予約が入って
いるか否かを見(ステツプ12)、入っている場合は上
記ステップ3に戻る。また、入っていない場合は、次の
ステップ13に進んで、二次元駆動装置11等を待機状
態とする。更に、ステツプ14で、上記コンピュータ
は、上記ステップ1と同様の入力があるか否かを検出す
る待機状態とし、上記入力がない場合はステップ13に
戻る。上記入力があった場合には、上記ステップ2に戻
り、以下、上述した作用と同様の作用を行なう。本形態
例の構造の場合、上述のように作用するため、参拝者2
1が祭壇ブース7に集まってから収納容器2が当該祭壇
ブース7に到着するまでの時間をより一層短縮すること
ができる。
【0046】尚、図3,4で符号20は、出入手段13
を構成するコンベア装置12等の保守、点検を行なうた
めの作業者通行用の通路である。このような保守、点検
を行なうための通路20は、搬送装置C、収納装置Aの
保守、点検を行なえるよう、ビル内の必要個所に設けて
いる。また、上述した形態例においては、この納骨シス
テムを仏教系の寺院等に設けた例について説明したが、
この発明は、この本システム例に限定されるものではな
く、例えばキリスト教における教会等、他の宗教におい
ても実施できることは言うまでもない。また、収納容器
2の移送の迅速化を図るため、上記移動装置10を複数
個(例えば、2個)設けることも可能である。更に、収
納容器2の収納数を増大させるべく複数の収納装置Aを
設けることもできる。また、本納骨システムが設けられ
る寺院等にフロント部を設け、このフロント部において
上記入力作業等を行なうように構成することもできる。
更には、上記コンピュータに、数日後、或いは数ヶ月後
の指定した日時に参拝を行なえるよう、予約を入れてお
くようにすることも可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る納骨収納容器の搬送装置
は、以上説明したように構成されているので、2組目以
降の参拝者に対する収納容器の祭壇ブースへの到着時間
を著しく短縮して、参拝者が祭壇ブースに到着するのと
ほぼ同時に参拝することができ、参拝者の厳粛な気持ち
を殺ぐことなく参拝することができる、という優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態例に係る納骨収納容器
の搬送装置が適用された納骨システムの参拝部の概要を
表す図である。
【図2】同参拝部の構成を示す略平面図である。
【図3】同納骨システムの全体構成を示す縦断側面図で
ある。
【図4】同納骨システムの要部を拡大して示す縦断側面
図である。
【図5】同納骨システムの三次元駆動装置を示す側面図
である。
【図6】同参拝部における収納容器の移動状態を示す拡
大図である。
【図7】同収納容器の外形を示す斜視図である。
【図8】同収納容器の内部構造を示す斜視図である。
【図9】同納骨システムの制御装置の制御を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
A 収納装置 B 参拝部 C 搬送装置 D 所定位置 1 骨壷 2 収納容器 7 祭壇ブース 11 三次元駆動装置 12 コンベア装置 13 出入装置 14 本体 16 昇降装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨壺を収めた収納容器を保管する収納装
    置と、少なくとも一の参拝部と、上記収納容器の上記収
    納装置から所定の参拝部への搬送並びに当該収納容器の
    上記参拝部から上記収納装置の所定位置への搬送を自在
    とする搬送装置と、この搬送装置の作動を制御する制御
    装置と、を備え、上記制御装置は、上記収納容器を演算
    手段によって算出された順路に従って搬送装置を駆動制
    御すると共に、該制御装置は、先の参拝に係る収納容器
    を祭壇ブースに搬送した後、次の参拝に係る収納容器を
    当該祭壇ブースの裏側で待機させるべく、上記搬送装置
    を介して上記次の参拝に係る収納容器を搬送するように
    駆動制御することを特徴とする納骨収納容器の搬送装
    置。
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