JP3216049U - 集合住宅用の広報付き養生キット - Google Patents

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恒謙 葭葉
恒謙 葭葉
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Abstract

【課題】集合住宅の修繕時に、エントランスの通行量の増加があっても快適性を損なうことなく、さらに居住者に対して修繕の進行具合を効率的に通知することを可能とする、集合住宅用の広報付き養生キットを提供する。【解決手段】集合住宅を修繕する際に設置される広報付き養生キットは、自動ドアの前に敷設されるエントランスマットと、自動ドアとエレベータホールの間に配置される情報表示パネル200と、少なくともエレベータ内部を養生するための養生マットと、養生マットに取り付けられ、工事情報を収容するポケットシートとを備える養生セットとを含み、外側から居住区画に近くなるにつれ居住者に関連性の高い情報が配置される。情報表示パネルは、少なくとも工事の内容、予定および工事関係者用の情報を提供する。【選択図】図3

Description

本考案は、集合住宅用の広報付き養生キットに関する。
近年、築年数の高い大規模集合住宅が増えてきている。プレキャスト・コンクリート製の集合住宅の耐用年数は、50年といわれているが、外観や居住設備を維持するためには、その間に数年おきに大規模修繕施工を行う必要がある。
集合住宅の大規模修繕施工は、少なくとも数か月を要することが普通であり、また集合住宅のエントランスを通じて施工業者ができることとなるので、エントランス付近は、大規模修繕を除く通常時よりも人通りが多く、また各種機材の搬入・搬出も行われるため混雑する。
これが短期間であれば、集合住宅の居住者もある程度許容する音ができると言えるが、大規模修繕施工の場合、上述したように、数か月を要するので、居住者の不満が高まる場合もあり、管理組合や施工業者は、居住者に対し、大規模修繕施工時にできるだけ快適な住環境を提供することが好ましい。また、管理組合は、大規模修繕施工の際に、最善の居住環境を提供する施工業者を選定することを希望しがちである。
これまで、居住者が大規模修繕施工の期間を快適に過ごせるようにするための技術は種々提案されており、例えば特許第5,795,414号(特許文献1)には、集合住宅の修繕工事を支援する修繕工事支援システムが記載されており、居住者が洗濯物を干すことができるスペースがあるかを知ることを可能としている。
特許第5,795,414号明細書
特許文献1では、大規模修繕工事中における洗濯物を干すことができるスペースを確保することは可能とする。しかしながら、居住者が日常的に使用するエントランス付近での快適さを改善することを解決課題とするものではない。
本考案は、集合住宅の修繕時に、全居住者が使用するエントランス付近の快適性を改善することにより、修繕時エントランスの通行量の増加があっても快適性を損なうことなく、さらに居住者に対して修繕の進行具合を効率的に通知することを可能とする、集合住宅用の広報付き養生キットを提供する。
すなわち、本考案によれば、
集合住宅を修繕する際に集合住宅に設置される広報付き養生キットであって、
自動ドアの前に敷設されるエントランスマットと、
前記自動ドアとエレベータホールの間に配置される情報表示パネルと、
少なくともエレベータ内部を養生するための養生マットと、養生マットに取り付けられ、工事情報を収容するポケットシートとを備える養生セット
とを含み、外側から居住区画に近くなるにつれ居住者に関連性の高い情報を配置した、広報付き養生キットが提供される。
前記エントランスマットは、少なくとも修繕中であることおよび施工業者を表示しし、前記情報表示パネルは、少なくとも工事の内容、予定および工事関係者用の情報を提供し、前記工事情報は、少なくとも各階ごとの施工予定、共有部分の施工予定、区分所有区画の施工予定のいずれか1つの情報とすることができる。
前記広報付き養生キットは、互いに関連性のあることを認識させる配色およびデザインを含んで構成することができる。
前記情報表示パネルは、デジタルサイネージとすることができる。
さらに、情報表示パネルに表示された情報を出力する出力手段を備えることができる。
本考案によれば、集合住宅の修繕時に、前居住者が使用するエントランス付近の快適性を改善することにより、修繕時エントランスの通行量の増加があっても快適性を損なうことなく、さらに居住者に対して修繕の進行具合を効率的に通知することを可能とする、集合住宅用の養生キットを提供することが可能となる。
本考案が適用される集合住宅のエントランス100を示した図。 本実施形態の広報付き養生キットの構成要素である情報表示パネル200を示した図。 図2に示した情報表示パネル200の詳細構成300を示した図。 本実施形態のエレベータ400の正面図。 図4に示したエレベータ400の内部に配置されたエレベータ養生セットの構成を示す図。
以下、本考案を実施形態をもって説明するが、本考案は、後述する実施形態に限定して解釈されるものではない。図1は、本考案が適用される集合住宅のエントランス100を示した図である。図1(a)は、集合住宅のエントランス100をやや離れた位置から見たときの態様であり、図1(b)は、エントランス100を構成する自動ドアの直近まで近寄って本考案の広報付き養生キットを構成するエントランスマット110を居住者の目線の位置から見た態様を示した図である。
図1(a)に示すように、エントランスマット110は、大規模修繕施工が行われていることを居住者に通知するとともに、自動ドアの幅手にわたる長さを有するような寸法とされていて、ドアから搬入・搬出される機材・資材による床面の損傷を防止することが可能とされている。さらに図1(b)に示すように、エントランスマット110には、大規模修繕工事中であることを示すとともに、施工業者名などを広報として表示することができ、居住者に対して施工業者を明示的に知らせることで、施工に対する責任の所在を通知している。
図1(c)は、エントランスマット110を正面から見た場合の実施形態であり、裏表とも滑らない加工を施した耐久性のある材料から形成されたシートとされている。また、エントランスマット110には、居住者の気分を緩和させるように、癒し系の配色が施されている。この敗色は、四季に応じて変更することができる。また他の態様ではエントランスマット110に文字情報以外の図柄を組み合わせ、配色とともに居住者の気分を緩和させる効果を高めることもできる。
図2は、本実施形態の広報付き養生キットの構成要素である情報表示パネル200を示した図である。図2(a)が、斜め離れた位置から見たときの情報表示パネル200の態様であり、図2(b)が、情報表示パネル200を正面から見たときの態様である。図2に示した情報表示パネル200は、エントランスを入った居住空間内に配置することができ、居住者に対してエントランスマット110で与えられるよりも高度の施工情報を提供する機能を有する。
図2(b)により詳細に示されているが、情報表示パネル200には、複数の情報が表示されており、例えば上部には、集合住宅名の大規模修繕といった工事内容を表示し、その下には、工事計画が表示され、さらに、施工関係者が利用する情報など、より居住者に密接な修繕工事内容が示される。情報表示パネル200は、他の実施形態では、デジタルサイネージを使用して構成することができる。情報表示パネル200を、デジタルサイネージを使用して実装する場合、居住者に提供するべき情報をデジタルコンテンツとして提供することもできる。デジタルコンテンツとして提供された情報は、デジタルサイネージからの入力に応じて、プリントアウトさせることもできるし、居住者が指定したネットワーク上のアドレスに送付することができる。ネットワーク上のアドレスとは、電子メールアドレス、SNSアドレス、サーバネームその他を含み、特に限定されるものではない。
図3は、図2に示した情報表示パネル200の詳細構成300を示した図である。図3(b)が正面図。図3(a)が側面図であり、図3(c)が連絡ポスト320を拡大して示した図である。情報表示パネル200は、例えばアルミニウム製の脚によって移動可能に保持された表示パネル310を備えている。
表示パネル310には、マグネットプレートなどによって着脱可能に保持された複数のポケットホルダが取り付けられており、居住者に対して通知することが必要な施工情報が見やすく配置されている。また、表示パネル310の右手側には、当日の施工予定などを手書きで記述することで居住者に情報を提供することができる、板書スペースも設けられている。
また、情報表示パネル200の表示パネル310の下側のスペースには、架台が形成されており、架台上に壁、外壁、屋根などを塗装したときの塗装サンプルを配置し、施工後状態を目視で予測させることが可能とされている。架台は、図3(a)に示すように、表示パネル310の下側に傾斜して配置されていて、塗装した外壁パネルの実物を各種載置することができるようにされている。
また、情報表示パネル200の右手側には、工事関係者専用の連絡ポスト320が配置されている。連絡ポスト320は、工事関係者が相互の引継ぎなどを行う際の情報を記載したメモなどを投入し、施工の円滑な進行を可能とするために使用される。連絡ポスト320は、脚部や架台に結束バンドで取り付けることができる。
なお、工事用ポストは、工事関係者以外のアクセスを防止するために、施錠できるようにすることが好ましい。なお、情報表示パネル200をデジタルサイネージで構成する場合、デジタルサイネージの一部領域を工事関係者専用の領域としてアクセス制限しておき、工事関係者が例えばパスワードなどを入力することによって、工事関係者用の情報にアクセスできるように構成することができる。
なお、デジタルサイネージは、必要に応じて感熱プリンタなどの印刷手段や電子メール送信手段といった出力手段を装備していても良く、この場合、居住者や工事関係者の要求に応答して、デジタルサイネージに表示された情報の全部または選択した一部をプリントアウトしたり、居住者の携帯端末やパーソナルコンピュータに送信することができるようにされていても良い。
また、情報表示パネル200についてもエントランスマット110と統一した色調やデザインを使用して、統一感を高め、これにより居住者の大規模修繕施工に対する意識をそろえることが可能となり、スムーズな施工管理、現場管理が可能となる。
本実施形態の広報付き養生キットは、さらに、エレベータ養生セットを含んで構成される。エレベータ養生セットは、図4に示すように、エレベータ400のフレームに着脱自在に取り付けられるエントランスパネル410を含んで構成されており、エレベータ400を使用して居住区画に向かう居住者に対して作業員が同乗することがあることを通知し、見知らぬ同乗者に対する恐怖感を和らげている。
なお、この際、作業者などの工事関係者は、エントランスマット110、情報表示パネル200などを通過してエレベータホール前まで達する際に、十分工事関係者に対して一定のイメージを形成することができているので、仮にエレベータに対して作業者と同乗する場合でも、無用な恐怖感や不安感を抱かずに済む。
図5は、図4に示したエレベータ400の内部に配置されたエレベータ養生セットの構成を示す。エレベータ養生セットのうち、エレベータ400の内部に配置される要素は、エレベータの両側壁に固定された養生マット510、養生マットに例えば面ファスナーなどによって養生マット510に固定され、各種書類を保持可能に構成されたポケットシート520を備える。
養生マット510は、大規模修繕工事などにおいて普通に使用される構成を有しているが、本実施形態においては、ポケットシート520が養生マット510の居住者の視線の位置に固定されている。ポケットシート520は、例えば配布チラシなどを入れておくための区画に分離させておくことができる。ポケットシート520の内部には、例えば各階ごとの施工予定、施工対象の共有部分の箇所、区分所有区画の施工予定などを記載した工事情報をチラシ形式で入れておくことができる。
養生セットも、エントランスマット110、情報表示パネル200、と同一の配色およびデザインを含んで構成されている。このため、エレベータに搭乗した居住者は、エントランスマット110、情報表示パネル200を経てエレベータ400内に入るので、十分に大規模修繕工事に関する協調的意識が与えられるので、スムーズな施工管理を行うことができる。
さらに、エントランスマット110、情報表示パネル200、エレベータ養生セットという順に、居住区画に向けて居住者により身近な施工情報を順に提供してゆくので、居住者に対する情報の周知も容易となる。さらに、共有部分とは言え、エレベータは大規模集合住宅のうちでも気密性の高い区画である。このため、エレベータ400内に居住者により身近な情報を配置することで、セキュリティ性を向上でき、また、工事情報の管理を容易にすることができる。なお、他の実施形態では、エレベータ養生セットに、ポケットシート520の代わりにデジタルサイネージを組み込み、情報表示パネル200の機能を付することもできる。
これまで本考案を、実施形態をもって説明してきたが、本考案は、実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本考案の範囲に含まれるものである。
100 :エントランス
110 :エントランスマット
200 :情報表示パネル
300 :詳細構成
310 :表示パネル
320 :連絡ポスト
400 :エレベータ
410 :エントランスパネル
510 :養生マット
520 :ポケットシート

Claims (5)

  1. 集合住宅を修繕する際に集合住宅に設置される広報付き養生キットであって、
    自動ドアの前に敷設されるエントランスマットと、
    前記自動ドアとエレベータホールの間に配置される情報表示パネルと、
    少なくともエレベータ内部を養生するための養生マットと、養生マットに取り付けられ、工事情報を収容するポケットシートとを備える養生セット
    とを含み、外側から居住区画に近くなるにつれ居住者に関連性の高い情報を配置した、広報付き養生キット。
  2. 前記エントランスマットは、少なくとも修繕中であることおよび施工業者を表示しし、前記情報表示パネルは、少なくとも工事の内容、予定および工事関係者用の情報を提供し、前記工事情報は、少なくとも各階ごとの施工予定、共有部分の施工予定、区分所有区画の施工予定のいずれか1つの情報である、請求項1の広報付き養生キット。
  3. 前記広報付き養生キットは、互いに関連性のあることを認識させる配色およびデザインを含んで構成される、請求項1または2に記載の広報付き養生キット。
  4. 前記情報表示パネルは、デジタルサイネージである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の広報付き養生キット。
  5. さらに、情報表示パネルに表示された情報を出力する出力手段を備える、請求項4に記載の広報付き養生キット。
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