JP3332137B2 - 納骨保管装置 - Google Patents

納骨保管装置

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JP3332137B2
JP3332137B2 JP15213596A JP15213596A JP3332137B2 JP 3332137 B2 JP3332137 B2 JP 3332137B2 JP 15213596 A JP15213596 A JP 15213596A JP 15213596 A JP15213596 A JP 15213596A JP 3332137 B2 JP3332137 B2 JP 3332137B2
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悟吉 波戸内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遺骨を収納する遺
骨収納部を備えた複数の収納体を、各別に収納保管自在
な複数の収納部を備えた保管部本体と、前記収納体が搬
出される礼拝部と、前記各収納部と前記礼拝部との間で
前記収納体を搬送する搬送手段とが備えられ、礼拝対象
に相当する遺骨収納部を備えた収納体を、前記搬送手段
によって前記礼拝部に搬送するように構成されている納
骨保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成の納骨保管装置は、設置スペー
スを有効利用して、多数の遺骨を効率よく収納させるこ
とができるようにして、大都市等において問題となって
いる墓地の入手難を極力解消できるようにしたものであ
りながら、礼拝対象となる遺骨だけを礼拝部に搬送させ
て礼拝できるようにして、例えば、納骨箱を、単に縦横
に区分けされた扉付きのロッカーに収納させる構成等に
比較して、先祖の霊とのふれあいを求める厳かな雰囲気
を確保できて、礼拝者に精神的な満足感を与えることが
できるようにしたものである。
【0003】ところで、この種の納骨保管装置におい
て、従来では、前記各収納部に収納保管される各収納体
には、夫々、1つの遺骨収納部が備えられる構成となっ
ており、前記搬送手段は、前記収納体を、前記各収納部
から水平に移動させて取り出して支持しながら、礼拝部
に対応する箇所まで搬送し、礼拝部に対して搬出させる
場合には、収納体を、搬送支持状態からそのまま水平に
移動させて礼拝部の設定位置に載置させることにより、
常に一定姿勢になるようにして搬出させるように構成さ
れたものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
においては、各収納部に対して1つの遺骨収納部が収納
保管されるだけであるから、収納される遺骨の数が収納
部の数に限定されることになり、限られた設置スペース
における遺骨の収納効率が低いものに限定されてしまう
ものとなっていた。
【0005】そこで、このような収納効率を向上させる
為に、前記各収納部に収納保管されることになる各収納
体に対して、複数の遺骨収納部を備えさせる構成が考え
られるが、このような遺骨収納部は、礼拝部に搬出され
た状態で、装置の外側から礼拝者が礼拝の為に対面する
必要があり、しかも、礼拝部に対する収納体の載置姿勢
が常に一定の姿勢になることから、各収納体に複数の遺
骨収納部を備える構成とする場合には、夫々の遺骨収納
部における礼拝用対面部が同一方向に向かうように、横
方向又は縦方向に並列配置させる必要がある。そうする
と、収納体の横方向あるいは縦方向の寸法が大型化し
て、搬送手段による収納体の搬送が安定的に行えなくな
るおそれがあり、又、収納体を搬送するための搬送手段
や収納体を収納保管するための保管部本体等、装置全体
が大型化して、結果的に設置スペースが大きくなってし
まう不利がある。
【0006】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、合理的な構成により、遺骨収納部
を礼拝用の設定姿勢になるように位置させることがで
き、且つ、設置スペースを少ないものに抑制しながら、
遺骨の収納効率を向上させることが可能となる納骨保管
装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、前記収納体は、各遺骨収納部が平面視で位
置を異ならせた状態で、且つ、各遺骨収納部夫々の礼拝
用対面部が互いに異なる方向に向くように、遺骨収納部
を複数備えて構成される。そして、この収納体は、収納
体に備えられる各遺骨収納部が、択一的に、前記礼拝部
の設定箇所において、その礼拝用対面部が礼拝者側に対
向する礼拝用設定姿勢になるように、回動操作手段によ
って、縦軸芯周りで回動されることになる。
【0008】つまり、収納体が縦軸芯周りで回動するこ
とで、それに備えられる各遺骨収納部が択一的に前記礼
拝用設定姿勢になるように、複数の遺骨収納部夫々が平
面視で位置が異なり、礼拝用対面部が互いに異なる方向
に向くように収納体に備えられるのである。
【0009】その結果、収納体における設置領域を平面
視において二次元的に有効利用することができ、収納体
を大型化させることなく、極力、保管可能な遺骨数を多
くすることが可能となり、収納体を収納保管するための
保管部本体や搬送装置を大型化することなく、遺骨の収
納効率を向上させることが可能となる。
【0010】請求項2に記載の特徴構成によれば、前記
搬送手段が、前記各収納部並びに前記礼拝部の夫々に対
して、前記収納体を移載操作可能な物品移載装置と、こ
の物品移載装置を各収納部の並設方向に沿って移動させ
る移動操作装置とを備えて構成され、前記回動操作手段
は、物品移載装置に載置支持されている収納体を回動操
作させることになる。
【0011】従って、収納部から取り出されて搬送手段
によって搬送される途中で、礼拝対象となる遺骨収納部
が礼拝部に搬出されたときに礼拝用設定姿勢になるよう
に回動操作された後に、礼拝部に搬出されるのである。
【0012】その結果、礼拝部に回動操作手段が設けら
れる場合に比べて、礼拝部に遺骨収納部と礼拝部構成部
材との干渉を回避するための回動用の余計な空きスペー
スを設ける必要が無く、礼拝部の構成をコンパクトにす
ることができる。
【0013】請求項3に記載の特徴構成によれば、前記
回動操作手段は、前記礼拝部に搬出された前記収納体を
回動操作させるように構成されている。
【0014】従って、搬送手段によって収納部から搬送
されて礼拝部に排出された後に、収納体が回動操作され
る構成であり、搬送手段による搬送姿勢や礼拝部に対し
て搬出される際の姿勢に関係無く、任意の位置に回動さ
せることができるので、回動に伴って異なる遺骨収納部
が礼拝用設定姿勢になるように回動させる場合に、その
回動角度を任意の角度に設定することが可能で、1つの
収納体に備える遺骨収納部の収納数を多くすることがで
きる。
【0015】請求項4に記載の特徴構成によれば、前記
収納体に、隣り合う各遺骨収納部同士の間に仕切り部が
備えられ、いずれかの遺骨収納部が前記礼拝部の設定箇
所において前記礼拝用設定姿勢に設定された状態で、他
の遺骨収納部と礼拝者との間が仕切られるように構成さ
れている。
【0016】その結果、収納体に複数の遺骨収納部が備
えられるものでありながら、遺骨の墓参に訪れた礼拝者
が、礼拝すべき遺骨収納部以外の別の遺骨収納部を見る
ことなく、雰囲気が乱されることなく、落ち着いた気持
ちで礼拝できるものとなる。
【0017】請求項5に記載の特徴構成によれば、前記
収納体におけるいずれかの前記遺骨収納部が前記礼拝部
の設定箇所において礼拝用設定姿勢に設定された状態
で、隣り合う他の遺骨収納部と礼拝者との間を仕切る作
用状態と、外方に退避する非作用状態とに切り換え自在
な仕切り部材が、前記礼拝部に設けられている。
【0018】その結果、収納体に複数の遺骨収納部が備
えられるものでありながら、仕切り部材を作用状態に切
り換えておくことで、遺骨の墓参に訪れた礼拝者が、礼
拝すべき遺骨収納部以外の別の遺骨収納部を見ることな
く、雰囲気が乱されることなく、落ち着いた気持ちで礼
拝できるものとなる。
【0019】又、仕切り部材が礼拝部に設けられること
から、収納体に他の遺骨収納部と礼拝者との間を仕切る
為の背高の部材を設ける必要がなく、回動操作の際に他
物との接触等のおそれを少ないものにできる。
【0020】請求項6に記載の特徴構成によれば、前記
保管部本体は、前記収納部が縦横方向に沿って並設され
る一対の保管部分を、それらの間に前記搬送手段の配設
空間を形成するように間隔を隔てて並設して構成されて
いる。
【0021】従って、搬送手段が各保管部分の間に位置
するので、特別な移動経路等を設けることなく、各保管
部分における収納部の夫々に対して搬送作動を行うこと
が可能で、搬送手段の構造が複雑化することがなく、設
置スペースを多くさせることなく、収納部の数を極力多
くさせて収納効率を向上させることができるものとな
る。
【0022】請求項7に記載の特徴構成によれば、搬送
制御手段が、複数の収納体の夫々を特定する識別情報、
並びに、各収納体における複数の遺骨収納部の夫々を特
定する識別情報と、複数の収納部の位置情報とを対応付
けて管理すると共に、礼拝の開始指令に基づいて、指定
手段にて指定された礼拝対象となる遺骨収納部が載置さ
れた収納体を、収納部から礼拝部に搬送するように搬送
手段の動作を制御すると共に、指定された遺骨収納部が
礼拝部の設定箇所において礼拝対象姿勢に位置するよう
に、回動操作手段の動作を制御することになる。そし
て、礼拝の終了指令に基づいて、礼拝部に位置している
収納体を礼拝部から収納部に搬送するように搬送手段の
動作を制御することになる。
【0023】従って、礼拝者は、礼拝の開始に伴う開始
指令と指定手段による礼拝対象となる遺骨収納部の指定
とを行うことで、指定された遺骨収納部を備えた収納体
が、自動的に、礼拝部に搬送されると共に、その指定さ
れた遺骨収納部が礼拝部にて礼拝対象姿勢に位置するこ
とになる。又、礼拝が終了すると、終了を指令するだけ
の操作で礼拝後は収納体が元の収納部に自動的に搬送さ
れることになる。
【0024】請求項8に記載の特徴構成によれば、前記
礼拝部が離間する状態で複数設けられ、前記搬送制御手
段は、複数の礼拝部の夫々と、前記各収納体における複
数の遺骨収納部の夫々とを各別に対応付けて管理すると
共に、前記各遺骨収納部の各々を、各別に対応する礼拝
部に対して搬送すべく、前記搬送手段及び前記回動操作
手段の動作を制御するように構成されている。
【0025】従って、収納体における複数の遺骨収納部
の夫々に対して、礼拝が行われる礼拝部、即ち、搬出さ
れるべき礼拝部が対応付けられて管理されることから、
例えば、複数の礼拝部において、宗旨宗派の差異等によ
り例えば装飾が異なるような場合、常にそれに対応する
遺骨収納部が対応付けられて管理されることから、誤っ
て異なる遺骨収納部が搬送される等の不利の無い状態で
効率よく管理することができる。
【0026】請求項9に記載の特徴構成によれば、前記
搬送制御手段は、前記礼拝部と遺骨収納部との対応付け
られた管理情報に基づいて、前記複数の礼拝部の各々に
対して予め設定された設定回動動作を行う状態で、前記
収納体を搬送させるべく制御するように構成されてい
る。
【0027】従って、例えば、各収納部に対する収納姿
勢を一定になるように管理すると共に、各礼拝部に対す
る各々の搬送形態が常に一定になるように管理すること
が可能となって、例えば、各遺骨収納部がいずれの礼拝
部に対しても搬出可能に構成され、その都度、指定情報
に基づいて回動操作状態を制御する構成に較べて搬送制
御構成を簡素化させることが可能であり、しかも、搬送
能率を向上させることが可能となる。
【0028】請求項10に記載の特徴構成によれば、前
記遺骨収納部に設けられた指示部において示される識別
情報が、礼拝部に設けられた検出手段にて検出され、そ
の検出情報に基づいて、識別手段によって、礼拝部の設
定箇所において礼拝対象姿勢に位置する遺骨収納部が、
指定手段にて指定された遺骨収納部であるか否かが識別
されることになる。
【0029】その結果、搬送手段の誤動作等に起因し
て、指定された遺骨収納部と異なる遺骨収納部が礼拝部
に搬出されているようなときは、そのことが識別手段に
て識別されるので、例えば、そのことを報知させたり、
あるいは、搬送手段による搬出作動を再度実行させる等
の後処理を実行することが可能となり、指定された遺骨
収納部と異なる遺骨収納部が礼拝対象となる等の不都合
を未然に回避することが可能となる。
【0030】請求項11に記載の特徴構成によれば、前
記礼拝部の前面部に、礼拝者が礼拝部における設定箇所
に位置する遺骨収納部を見ることを許容する可視状態
と、礼拝者が礼拝部の内部を見ることを抑制する不可視
状態とに切り換え可能な視覚抑制手段が設けられてい
る。
【0031】従って、収納体が礼拝部に搬出されるとき
において、視覚抑制手段を不可視状態に切り換えておく
と、礼拝者が収納体の搬送途中において収納体の出入り
用の開口部分を通して装置の内部が見えて厳かな雰囲気
が乱される等の不利を回避できる。そして、礼拝部に収
納体が設置された状態では視覚抑制手段を可視状態に切
り換えておくことで、礼拝者は遺骨が収納された遺骨収
納部に対面することができ、礼拝を行えるのである。
【0032】請求項12に記載の特徴構成によれば、前
記視覚抑制手段が、開閉自在な扉にて構成されているか
ら、扉が閉まることで内部が見えない不可視状態とな
り、扉が開かれることで可視状態となり礼拝者が遺骨収
納部を見ることができる。
【0033】請求項13に記載の特徴構成によれば、ガ
ラスを透視状態に切り換えることで内部が見えない不可
視状態となり、透視抑制状態に切り換えることで礼拝部
に設置された遺骨収納部を見ることができる。このよう
に前記視覚抑制手段がガラスにて構成されるから、開閉
する扉にように、大きく変位する部材がなく、誤って礼
拝者に接触する等の不利がない。
【0034】請求項14に記載の特徴構成によれば、前
記遺骨収納部が礼拝のために前記礼拝部に位置している
ときのみ、前記視覚抑制手段を可視状態にするように、
その視覚抑制手段を可視状態と不可視状態とに自動的に
切り換える視覚状態制御手段が設けられているから、手
動で切り換える構成に較べて、常に適切なタイミングで
可視状態と不可視状態とを選択的に自動切り換えでき
て、操作の煩わしさがなく、しかも、誤操作に起因し
て、収納体の搬送中に可視状態となって装置の内部が見
えて、厳かな雰囲気が乱される等の不利がない。
【0035】請求項15に記載の特徴構成によれば、前
記遺骨収納部は、浄水が散水され、その浄水を落下排出
する散水部を備えて構成され、礼拝部には、前記散水部
から落下排出される浄水を回収する回収部が設けられて
いるから、墓参の為に礼拝を行う場合に、従来より慣習
的に行われている清めの浄水を散水するという行為が可
能となって、故人を思う気持ちをより大切にすることが
できる。
【0036】請求項16に記載の特徴構成によれば、前
記散水部は、調湿性石材にて構成されているから、散水
された浄水が滞留することを抑制できて、水が長期間の
保管に間に腐敗し、黴や害虫が発生する等のおそれを極
力回避させて、長期間にわたって良好な状態で遺骨を保
管することができるものとなる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明に係
る納骨保管装置について説明する。図1、図2に示すよ
うに、この納骨保管装置は、遺骨が収納される遺骨収納
部ISを備えた収納体STを、各別に収納保管自在な複
数の収納部1が、上下方向並びに横方向の夫々に並列配
置された保管部分としての収納棚2が、前後方向に設定
間隔をあけて一対設けられ、各収納部1の夫々に各別に
異なる収納体STが収納保管される構成となっている。
従って、一対の前記各収納棚2にて保管部本体Kが構成
されている。そして、一方の収納棚2における横幅方向
の中央位置における下方側箇所に、平面視において、収
納部1と重複する状態で、礼拝部3が設けられ、収納棚
2に収納保管されている複数の収納体STのうち、指定
された収納体STがこの礼拝部3まで搬送され、この礼
拝部3にて礼拝者が遺骨の礼拝を行えるように構成され
ている。尚、この納骨保管装置における礼拝部3を除く
外面部分は、金属製の板体4にて囲われる構成となって
おり、外方側から収納体STが目視できない構成となっ
ており、遺骨の尊厳が保たれるようになっている。
【0038】又、前記礼拝部3が設けられる外面部分4
aにおける横一側箇所には、礼拝者あるいは管理主体者
により後述するような人為操作を行うための礼拝用操作
部5が設けられている。
【0039】前後の各収納棚2は、図2に示すように、
前後両側部に夫々複数の支柱6が設けられ、これらの支
柱6にわたって複数の横桟7が連結固定され、前後の横
桟7にわたって設定間隔毎に略L字型に形成された係止
部材8が架設連結され、左右の係止部材8によって収納
体STを載置支持することができるようにして前記各収
納部1が構成されている。
【0040】そして、前記各収納部1に収納されている
収納体STを、前記礼拝部3に搬送すると共に、礼拝部
3から元の収納部1まで収納体STを搬送する搬送手段
としての搬送装置Hが設けられている。この搬送装置H
は、前後の各収納棚2の間に形成された配設空間に設け
られ、次のように構成されている。収納棚2の横方向の
幅とほぼ同じ長さの昇降台9が設けられ、この昇降台9
は昇降操作機構によって水平姿勢を維持しながら上下方
向に移動操作可能に構成されている。又、この昇降台9
には、昇降台9上に位置する収納体STを、各収納部1
や礼拝部3に向けて移載させると共に、各収納部1や礼
拝部3に位置する収納体STを昇降台9上に移載させる
物品移載装置としての移載装置10が、横移動操作機構
によって昇降台9の長手方向に横移動自在に載置支持さ
れている。そして、昇降台9の昇降作動、及び、移載装
置10の横移動作動によって、移載装置10がいずれか
指定された収納部1あるいは礼拝部3に対応する位置ま
で移動された状態で、移載装置10によって、収納部1
あるいは礼拝部3に位置する収納体STを昇降台9上に
移載させた後に、再度、昇降台9の昇降作動、及び、移
載装置10の横移動作動により、移載装置10を指定さ
れた収納部1あるいは礼拝部3に移動させて、移載装置
10によって収納体STを移載させることで、搬送が行
われるように構成されている。従って、横移動操作機構
と昇降操作機構により移動操作装置IDが構成されるこ
とになる。
【0041】つまり、図3、図4に示すように、昇降台
9の4隅を夫々操作ワイヤ11にて吊り下げ支持すると
共に、各操作ワイヤ11の他端側にバランスウエイト1
2が連結され、各操作ワイヤ11は収納棚2の上部に前
後軸芯周りで回転自在に支持された案内ドラム13にて
垂下姿勢で支持される構成となっている。そして、バラ
ンスウエイト12配設側の案内ドラム13を昇降用電動
モータM1にて回動駆動させることで、昇降台9をほぼ
水平姿勢を維持させたままで昇降作動させることができ
るように構成されている。そして、昇降台9の昇降位置
が指定された収納部1や礼拝部3に対応する位置まで移
動したことは透過側光電センサ等の位置検出手段Kにて
検出される構成となっている。このようにして昇降操作
機構が構成されている。尚、バランスウエイト12配設
側の案内ドラム13の近くには、補助ドラム13aが設
置され、バランスウエイト12配設箇所と反対側に連結
される操作ワイヤ11は、一旦、この補助ドラム13a
に巻回させた後に他端側の案内ドラム13に巻回させる
構成として、駆動側ドラムに対する巻回角度が充分大に
なるようにしてスリップ等が発生するおそれを少なくさ
せている。
【0042】又、昇降台9の一端側に設けられた横移動
用電動モータM2にて、昇降台9の長手方向に沿って横
移動操作できるように構成されている。つまり、図5に
示すように、横移動用電動モータM2に設けられたプー
リ51と、他端側に設けられたプーリ52とにわたって
巻回されると共に、両端部が移載装置10に対して無端
状に連結されたワイヤ53が、電動モータM2の駆動に
伴ってその長手方向に沿って移動操作されて、移載装置
10が横移動操作されるように構成されている。又、移
載装置10が対応する位置まで移動したことが透過側光
電センサ等の位置検出手段KSにて検出される構成とな
っている。
【0043】前記移載装置10は、収納体STに対して
引っ掛け係止する係止具14をスライド移動させること
によって収納部1あるいは礼拝部3に対して、スライド
させながら移載させる周知構造の係止移動操作式移載装
置10にて構成されている。尚、係止具14をスライド
移動自在に支持する支持部材54は、所定範囲の間で上
下位置調節自在で且つ係止具14の移動方向に沿って所
定範囲で位置調節自在に構成されている。
【0044】そして、この移載装置10は、昇降台9に
対して横移動自在に支持するための車輪付き移動支持体
55上に縦軸芯X周りで相対回動自在に支持される構成
となっている。つまり、ほぼ中心に位置する回動支軸5
6を介して移動支持体55に対して相対回動自在に支持
され、移動支持体55側に設けられた減速機付き電動モ
ータM3にて縦軸芯周りで回動駆動されるようになって
いる。尚、その回動操作量はロータリーエンコーダ57
にて検出され、その検出情報に基づいて回動角度が調整
制御されるように構成されている。尚、移動支持体55
の半径方向外方側箇所の上面部に、周方向に沿って配置
された転動ボール58にて、回動操作を許容する状態で
移載装置10の重量を支持できるようになっている。こ
のようにして、前記収納体STに備えられる前記各遺骨
収納部ISが、択一的に、前記礼拝部3の設定箇所にお
いて、その礼拝用対面部が礼拝者側に対向する礼拝用設
定姿勢になるように、前記収納体STを縦軸芯周りで回
動させる回動操作手段DOが構成されることになる。
【0045】前記礼拝部3は、図4に示すように、平面
視において、収納部1と重複する状態、即ち、収納棚2
における一部の収納部1の形成空間を利用する形態で、
保管部本体Kの一部に区画形成される状態で構成され、
礼拝部3が構成される空間の内面は、収納棚2の内部が
目視できないように化粧壁としての壁体15で仕切られ
る構成となっており、内奥側の面には、収納体STが出
入りするための挿脱開口としての開口部16が形成され
ることになる。尚、この礼拝部3には、宗旨宗派等に対
応して、適宜、装飾が施されることになる。例えば、花
を飾ったり、電気式のローソクや照明装置等が適宜装着
されることになる。
【0046】そして、この礼拝部3の前面部には、礼拝
者が礼拝部3の内部を見ることを許容する可視状態と、
礼拝者が礼拝部3の内部を見ることを抑制する不可視状
態とに切換可能な視覚抑制手段Yとしての調光ガラスG
が設けられている。この調光ガラスGは、図6に示すよ
うに、一対の透明の板ガラス41の間に液晶部42が挟
まれた構成となっており、液晶部42の両面側には夫々
透明導電膜43が設けられて構成されている。そして、
この液晶部42の両側に位置する各透明導電膜43の間
に所定の電圧が印加されると、液晶部42における液晶
分子が一定方向に整列して光を通す状態となり、透明状
態となり、礼拝者が礼拝部3の内部を見ることができる
可視状態に切り換わる(図7(イ)参照)。又、電圧の
印加が停止されると、液晶分子の整列状態が解除され
て、光が通過することができず、図7(ロ)に示すよう
に不透明状態となり、礼拝者が礼拝部3の内部を見るこ
とができない不可視状態に切り換わることになる。
【0047】前記調光ガラスGの可視状態と不可視状態
との切り換え動作は、後述するように、収納体STの搬
送動作に合わせて自動的に切り換え制御される構成とな
っており、又、この調光ガラスGの下方側には、後述す
るような浄水を散水するために設定高さだけ開放されて
いる。
【0048】次に、前記収納体STの構成について説明
する。この収納体STは、図8に示すように、収納部1
及び礼拝部3に安定的に載置支持するための矩形状の台
座17が設けられ、この台座17上に、各遺骨収納部が
平面視で位置を異ならせた状態で、且つ、各遺骨収納部
夫々の礼拝用対面部が互いに異なる方向に向くように、
複数(4個)の遺骨収納部ISが備えられる状態で設け
られ、各遺骨収納部ISは仕切り板26にて仕切られる
構成となっている。そして、各遺骨収納部ISは、図9
に示すように、遺骨が収容される御堂状の外観を有する
遺骨保管部18が建立される状態に形成されると共に、
墓参時に一般的に行われる清めのための浄水が掛けられ
た際に、浄水が散水され、その浄水を落下排出する散水
部19を備えて構成されている。
【0049】遺骨保管部18は、図10に示すように、
遺骨が収納される遺骨壺20が内部に位置固定状態で収
められ、その外方を覆う状態で、その外観が御堂状に形
成されて御堂型墓所として構成されている。このように
して、故人の遺骨が遺骨壺20のそのままの状態で安置
される場合に比較して、遺骨が御堂の内部に大切に保管
され、尊厳を持って守られている状態として、礼拝者に
安心感を与えることができるようになっている。前記遺
骨保管部18は、底部が開口状態で且つ内部が空洞状態
に形成されて、前記台座17の上に装着されるように構
成され、台座17の上に載置された遺骨を上方から覆う
ように構成され、且つ、遺骨保管部18は、四隅の柱部
分の下端部が台座17に対して嵌め込まれて固定される
構成となっている。
【0050】尚、遺骨は、ガラス繊維等の耐火性能の高
い生地にて構成された収骨袋22に収めた状態で納骨壺
20内に収められると共に、この収骨袋22の内部に
は、収骨者(故人)の氏名等の情報を記載した小プレー
ト23を挿入して、若し、地震等の不測の事態において
仮に落下事故等が発生した場合であっても、落下により
遺骨が飛散したり、火災により損傷する等のおそれを少
なくして、持ち主を正確に判別できるようになってい
る。遺骨壺は図示しないベルト等の固定手段によって外
れないように固定される。
【0051】しかも、このように御堂型墓所として構成
することで、亡くなってから例えば49日後に納骨する
ということが一般的慣習であるが、その間は、遺骨は故
人の自宅にて安置されていることが多いが、この御堂型
墓所を用いることによって、遺族が自宅でお参りしてい
た思いをそのままに寺院等に収めることができ、故人を
思う気持ちを大切にすることができる。
【0052】又、前記散水部19は、特殊セラミック、
例えば、硬質ゼオライトを主原料として、表面に金属イ
オンによる特殊加工処理を施した調湿性石材から成る多
数の小石24を敷いており、防虫、防菌、防黴等の性能
に優れた構成となっており、長期間の保管においても、
墓所が黴や害虫にて汚れることを極力回避できる構成と
なっている。
【0053】又、散水部19が形成される台座部分は網
目構造であって、水がこの網目部分を通して下方に落下
する構造となっており、礼拝部3には、図4に示すよう
に、このように落下する水を回収する回収部25が設け
られている。この回収部25にて回収された水は、専用
の排水筒を通して排水させる構成としてもよく、又は設
定時間毎に溜まった水を手動で回収する構成としてもよ
い。
【0054】そして、前記各遺骨収納部ISは、収納体
STが90°づつ回動操作された場合に、礼拝者が対面
するための礼拝用対面部が夫々、同一方向に位置するよ
うに配置されている。
【0055】前記礼拝部3における礼拝者側の外面部分
は、設定礼拝位置に搬出された1つの遺骨収納部ISの
みを見ることができるように構成され、前記仕切り板2
6により礼拝者が他の遺骨収納部ISや装置内方側を目
視できない構成となっている。
【0056】又、前記台座17における横側面部分には
この収納体STについての識別情報を示すバーコード2
7aが付設され、前記各遺骨収納部ISの横側に位置す
る仕切り板26の外側には、この遺骨収納部ISには、
どの遺骨が収納されているかについての識別情報を示す
指示部としてのバーコード27bが付設されている。前
記移載装置10には、収納部1から移載装置10上に収
納体STが移載されたときに、収納体STについてのバ
ーコード27aの情報を読み取るバーコードリーダ33
aが設けられ、礼拝部3における礼拝用設定位置の横側
箇所に遺骨収納部ISに対する識別用バーコード27b
の情報を読み取る検出手段としてのバーコードリーダ3
3bが設けられている。尚、礼拝部3においては、これ
らのバーコード27a,27bは、外方側から見ること
ができないようになっている。
【0057】前記礼拝用操作部5は、図11に示すよう
に、礼拝者が予め遺骨収納物品ISについての識別情報
が登録された指定手段としてのICカードCを挿入する
ためのカード挿入部28と、礼拝が終了した後に操作さ
れる人為操作式の終了指令操作部としての終了スイッチ
29、搬送動作中に何らかに異常が発生しているとき等
に適宜操作される非常停止スイッチ30等が設けられて
いる。カード挿入部28の内部には挿入されたICカー
ドCに記録されている識別情報を判別するカードリーダ
31が設けられている。前記ICカードCには、この納
骨保管装置に新たに遺骨が保管された際に、管理主体者
(寺院等)によって、その遺骨がどの収納部1に保管さ
れているかについての管理情報、故人の名前等の識別情
報が予め登録保存されている。
【0058】図12に示すように、前記操作部5におけ
る情報、並びに、バーコードリーダ33a,33bの検
出情報等に基づいて、前記搬送装置Hの動作を制御する
マイクロコンピュータを備えた制御装置32が設けら
れ、この制御装置32は、収納体STの夫々を特定する
識別情報並びに各遺骨収納部ISを特定する識別状態
と、複数の収納部1の位置情報とを対応付けて管理する
と共に、搬送装置Hと回動操作手段DOの動作を制御す
る搬送制御手段101と、搬送されている収納体ST
が、指定された収納体STであるか否かを識別すると共
に、礼拝部3に設置された遺骨収納部ISが礼拝対象で
ある遺骨収納部ISであるか否かを識別する収納体識別
手段102、収納体STが礼拝のために前記礼拝部3に
置かれているときのみ、前記調光ガラスGを可視状態に
するように、その調光ガラスGを可視状態と不可視状態
とに自動的に切り換える視覚状態制御手段としての視覚
制御手段103の夫々が備えられている。
【0059】次に、図13、図14に示すフローチャー
トに基づいて、制御装置32における礼拝用搬送作動の
制御動作について説明する。先ず、礼拝者は、ICカー
ドCをカード挿入部28から挿入することになる。IC
カードCが挿入され、カードリーダ31にて識別情報が
読み取られると図示しないブザーが鳴動して、読み取ら
れたことを報知する。そうすると、ICカードCが抜き
取られる。制御装置32は、カードリーダ31からの情
報に基づいてICカードCが挿入されたことを判別する
と、カードリーダ31に挿入されたICカードCに記録
されている識別情報を読み込み、その識別情報に対応す
る遺骨収納部ISが備えられた収納体STを指定する
(ステップ1,2)。そして、収納体STが指定される
と、搬送開始を指令する(ステップ3)。
【0060】搬送開始が指令されると、指定された礼拝
対象である遺骨収納部ISを備えた収納体STを、収納
部1から搬送させる(ステップ4)。このとき、移載装
置10上に収納体STが移載された状態でそれに付設さ
れているバーコード27aの識別情報がバーコードリー
ダ33aにより検出されて、その検出された識別情報
が、ICカードCより読み込まれた識別情報(指定情
報)と合致するか否かが判断され、(ステップ5,
6)。合致していれば、当該収納体STを礼拝部3に搬
送させる(ステップ7)。これらの識別情報が合致して
いなければ、指定された収納体STと異なる収納体ST
が搬送されていると判断して、その搬送中に収納体ST
は元の収納部1に戻され、再度、カードリーダ31にて
読みこまれた識別情報より、対応する収納体STを指定
することになる(ステップ8)。尚、図示はしないが、
このような再チェックが設定回数行われても合致しない
場合には、再度、ICカードCを挿入する必要があるこ
とを使用者に知らせるようになっている。
【0061】そして、収納体STが礼拝部3に対応する
位置まで搬送されてくると、指定された遺骨収納部IS
が礼拝部3に対する設定位置に対応するように、指定情
報に基づいて、ロータリーエンコーダ57の検出情報に
より回動用電動モータM3を制御して、移載装置10を
回動操作させる(ステップ8)。尚、収納部1に収納保
管されるときは、常に一定の待機状態になるように設定
されており、指定情報により90°左右に回動させた
り、180°回動させる等の制御を実行するのである。
例えば、図15に示すように、待機状態では遺骨収納部
IS(A)が礼拝部3に対応する箇所にあり、指定され
た遺骨収納部ISが別の遺骨収納部IS(D)であれ
ば、収納体STを90°回動操作させるのである。その
後、収納体STを礼拝部3の設定位置に搬出させて、指
定された遺骨収納部ISが、その礼拝用対面部が外方側
(礼拝者側)に向く礼拝用設定姿勢になるように位置さ
せる(ステップ9)。
【0062】前記搬送作動において、移載装置10によ
る動作は、各収納部1からの昇降台9上への移載動作、
並びに、昇降台9上から各収納部1への移載動作は、素
早く行われる構成として、能率よく搬送作動を行えるよ
うになっている。それに対して、礼拝部3に対する移載
動作は、収納部1に対する移載速度よりも低速でゆっく
りと行われるように、動作速度が設定されている。
【0063】このようにして、礼拝者が搬出作動されて
いる状態を見ることがあっても、礼拝者の近しい故人の
遺骨が安置されている収納体STを大切に扱っているこ
とを表して、礼拝者に不快感を与えないで、ゆったりと
した気持ちで礼拝が行えるように考慮されている。
【0064】尚、このとき、遺骨収納部ISの仕切り板
26に付設されているバーコード27bの識別情報がバ
ーコードリーダ33bにより検出されて、その検出され
た識別情報が、ICカードCより読み込まれた識別情報
と合致するか否かが判断され(ステップ11)、これら
の識別情報が合致していなければ、回動操作に誤りがあ
ったと判断して、移載装置10に戻され、再度、カード
リーダ31にて読みこまれた識別情報より、対応する遺
骨収納部ISが設定位置になるように指定して回動操作
することになる(ステップ12)。
【0065】そして、上記識別情報が合致していれば、
調光ガラスGに対して電圧を印加させて、可視状態に切
り換える(ステップ13)。このようにして、礼拝者が
収納体STを見ることができる。
【0066】遺骨への礼拝(墓参)が終了して終了スイ
ッチ29が操作されたことを判別するか、又は、ICカ
ードCが挿入されたときから設定時間以上経過したこと
が判別されると、終了を指令することになる(ステップ
14,15,16)。終了が指令されると、調光ガラス
Gに対して電圧の印加を停止させて、礼拝部3の内部が
見えない状態に切り換えて、礼拝が終了した収納体ST
を元の収納部1まで搬送させて(ステップ17,1
8)、搬送動作を終了する。
【0067】尚、引き続いて別の収納体STを参りたい
ときは、前記設定時間が経過するまでに、別のICカー
ドにて別の収納体STを指定することになる(ステップ
19)。そして、ICカードが挿入され、終了スイッチ
29が操作されると、調光ガラスGに対して電圧の印加
を停止させて、礼拝部3の内部が見えない状態に切り換
えて、礼拝が終了した収納体STを元の収納部1まで搬
送させて(ステップ20,21,22)、ステップ4に
移行して、新たに指定された収納体STをそれが収納保
管される収納部1から礼拝部3に向けて搬送させること
になる。
【0068】上述したように、遺骨への礼拝が終了した
後に、終了スイッチ29の操作を忘れた場合であって
も、設定時間以上経過すると自動的に礼拝対象としての
収納体STが元の収納部1に戻されて、安置されること
になり、礼拝部3にそのまま残るといったことがなく、
次の礼拝者が無関係な別の遺骨を誤って礼拝するといっ
た不利も生じないのである。
【0069】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、回動操作手段DOが搬送装置
H側に設けられる構成を例示したが、このような構成に
代えて、図16に示すように、上述したような構成と同
様な回動操作手段DOを礼拝部3側に備える構成として
もよい。尚、この構成においては、礼拝部3の周壁部1
5に対して収納体STが干渉しないように空きスペース
を設ける必要があることから、回動操作した後に、収納
体STを載置支持した状態で回動操作手段DOを礼拝者
3側に水平移動させる機構を設けるとよい。
【0070】(2)上記実施形態では、収納体STに備
えられる4個の遺骨収納部ISの夫々が、その礼拝用対
面部が90°回動操作された場合に常に同一方向になる
ように構成される場合を例示したが、このような構成に
代えて、例えば、図17に示すように、いずれか複数の
遺骨収納部ISが夫々礼拝用対面部が同一方向を向くよ
うに収納体STに配置され、残りの他の複数の遺骨収納
部ISが、礼拝用対面部が180°異なる方向を向くよ
うに配置される構成としてもよい。
【0071】尚、このような構成においては、上述の実
施形態による搬送構造であれば、同一方向を向いている
遺骨収納部ISのうち異なるものを礼拝する場合には、
礼拝部3に対する設定位置から横方向に位置ずれしてし
まうことになるから、例えば、図18(イ)、(ロ)に
示すように、礼拝部3の載置可能な領域を広くすると共
に、礼拝部3に対する搬出作動を実行するときの移載装
置10の位置をずらして、搬出させるようにするとよ
い。
【0072】又、このような構成の収納体STを用い
て、図16に示すように、上述したような構成と同様な
回動操作手段DOを礼拝部3側に備える構成とする場合
には、収納体STを回動操作した後に、収納体STを載
置支持した状態で回動操作手段DOを礼拝者側に水平移
動させると共に、移載装置10の横移動方向と同方向に
水平移動させる機構を設けるとよい。
【0073】(3)前記収納体STにおける遺骨収納部
ISの配置構成として、図19に示すような構成であっ
てもよい。つまり、前記実施形態における各遺骨収納部
ISの上方に複数段重ねて遺骨収納部ISを備える構成
である。
【0074】このような構成の収納体STを用いる場合
には、前記礼拝部3において、収納体STの上下位置を
調整する機構を用いる構成とするか、又は、礼拝者に対
面する複数の遺骨収納部ISに対して、各別に、調光ガ
ラス等の視界抑制手段Yを設けたりすることで対応する
ことになる。
【0075】(4)又、収納体STにおける遺骨収納部
ISの配置構成として、図20に示すように、2つの遺
骨収納部ISを夫々の礼拝用対面部が互いに180°異
なる方向になるように背中合わせ状態で備える構成であ
ってもよい。
【0076】(5)上記実施形態では、遺骨収納部IS
として、御堂状の外観を有する下方開放形の遺骨保管部
18を備える構成としたが、このような構成に代えて、
遺骨箱や遺骨壺を直接、搬出入させる構成としてもよ
い。
【0077】(6)上記実施形態では、各遺骨収納部I
Sを仕切る構成として、収納体STに仕切り板26が備
えられる構成としたが、礼拝部3の天井部を通して下降
して作用位置に設定され、上方側に引退することで非作
用位置になるように昇降機構により昇降する仕切り部材
が礼拝部3に設けられる構成としてもよい。
【0078】(7)又、前記各遺骨収納部ISを仕切る
構成として、収納体における台座に仕切り板を設ける場
合や、礼拝部側に設けられような構成に代えて、例え
ば、図27に示すように、収納体STに備えられる各遺
骨収納部ISとして、礼拝用対面部が内部を目視できる
ように開放された略矩形箱状に構成されて、それらの礼
拝用対面部が互いに異なる方向を向くように配置される
構成として、この箱状の遺骨収納部の隣り合うもの同志
に対する外壁面が、仕切り部として作用する構成として
もよい。
【0079】(8)上記実施形態では、調光ガラスGの
下方側が開放され、浄水を散水することが可能になる構
成としたが、このような構成に代えて、調光ガラスGを
礼拝部の前面部における全領域を覆う状態で設けられる
構成としてもよい。
【0080】(9)上記実施形態では、礼拝部における
視覚抑制手段Yとして調光ガラスGが用いられ、納骨用
搬入部55における視覚抑制手段Yとして扉が用いられ
る構成としたが、このような構成に代えて、図21に示
すように、礼拝者が礼拝部3の内部を見ることを許容す
る可視状態と、礼拝者が礼拝部3の内部を見ることを抑
制する不可視状態とに切換可能な視覚抑制手段Yの別の
例としての観音開き構造の扉50を設ける構成としても
よい。この扉50は、手動操作する構成でもよく、又
は、電動モータ等の駆動手段にて自動で開閉操作される
構成として、前記視覚制御手段104による制御に基づ
いて自動的に開閉させるとしてもよい。又、カーテンや
ブラインド形式の視覚抑制手段を用いてもよい。
【0081】(10)上記実施形態では、収納体STが
礼拝のために前記礼拝部3に置かれているときのみ、前
記視覚抑制手段Yを可視状態にするように、その視覚抑
制手段Yを可視状態と不可視状態とに自動的に切り換え
る視覚抑制用の制御手段104が設けられる構成とした
が、このような構成に代えて、例えば、収納体STが礼
拝部3に置かれていることを報知する報知手段を設け、
その報知に伴って、手動操作にて不可視状態から可視状
態に切り換える構成としてもよい。
【0082】(11)上記実施形態では、収納体STに
散水部19が設けられ、浄水として普通の水が用いられ
る構成としたが、浄水として、各種の香りつきの水を用
いてもよい。又、収納体STにこのような散水部19を
設けない構成としてもよい。
【0083】(12)上記実施形態では、ICカードC
の挿入に伴って、礼拝者に関する識別情報が自動的に読
み込まれて、搬送の開始が指令される構成として、操作
の煩わしさを極力少なくさせる構成としたが、このよう
に構成に限らず、次のように構成してもよい。例えば、
ICカードCの識別情報が判別された後に、搬送開始ス
イッチを操作することで、搬送の開始が指令される構成
としてもよく、又、ICカードCに代えて、礼拝者の識
別情報をキーボードにより入力する構成としてもよい。
又、ICカードCを用いる場合に、礼拝の日付を逐次記
憶させる構成としてもよい。更に、ICカードCに代え
て、磁気カードを用いてもよい。
【0084】(13)上記実施形態では、終了スイッチ
29の操作に伴って、並びに、操作開始が指令されてか
ら設定時間経過するに伴って、礼拝終了が指令される構
成としたが、終了スイッチ29の操作のみに基づいて終
了が指令される構成としてもよく、操作開始が指令され
てから設定時間経過することのみに基づいて終了が指令
される構成としてもよい。
【0085】(14)上記実施形態では、搬送手段とし
て、昇降台上を横移動する移載装置が設けられる構成と
したが、このような構成に限らず、例えば、収納棚の長
手方向に案内レールにより支持される自走式の搬送台車
に移載装置を昇降自在に支持させたスタッカークレーン
や、あるいは、上下方向並びに横方向に移動自在な搬送
ロボット等の各種の搬送手段を用いることができる。
【0086】前記保管部本体を複数の収納棚が並列配備
される状態で構成し、各収納棚をその並設方向に移動可
能に構成して、各収納棚の間において、前記搬送手段を
選択的に移動操作自在に構成する形態であってもよい。
【0087】(15)上記実施形態では、収納棚が前後
一対設けられる場合を示したが、1つの収納棚だけで構
成される場合であってもよく、又、収納棚として、上下
方向並びに横方向に収納部が並列配置される構成に代え
て、横方向にのみ複数の収納部が並列配置された構成で
あってもよく、更に、上下方向にのみ複数の収納部が並
列配置された構成であってもよい。
【0088】(16)上記実施形態では、礼拝部が一箇
所のみ設けられる構成としたが、例えば、図22に示す
ように、同一の収納棚に水平方向に位置を異ならせて、
複数の礼拝部3を設ける構成としてもよく、図23に示
すように、前後の各収納棚2,2に夫々礼拝部3,3を
備える構成としてもよい。更に、図25,図26に示す
ように、上下に位置を異ならせて、一方の礼拝部は建物
の1階部分に対応し、他方の礼拝部は2階部分に対応す
るように構成してもよい。
【0089】しかも、このように礼拝部を複数備える構
成において、各収納体の搬送制御構成を、次のように構
成するものでもよい。つまり、搬送制御手段101は、
複数の礼拝部3の夫々と、前記各収納体STにおける複
数の遺骨収納部ISの夫々とを各別に対応付けて管理す
ると共に、前記各遺骨収納部ISの各々を、各別に対応
する礼拝部3に対して搬送すべく、前記搬送装置H及び
前記回動操作手段DOの動作を制御する構成であり、し
かも、前記礼拝部3と遺骨収納部ISとの対応付けられ
た管理情報に基づいて、前記複数の礼拝部3の各々に対
して予め設定された設定回動動作を行う状態で、前記収
納体STを搬送させるように制御するように構成するも
のである。
【0090】具体的に説明すると、図24に示すよう
に、例えば、収納体ST上に2種類の遺骨収納部ISが
配置される構成として、収納体STにおける所定位置の
遺骨収納部IS、例えば遺骨収納部IS(A)は、いず
れか一方の礼拝部3Aに対してのみ搬出されるように搬
送制御され、反対側に位置する遺骨収納部IS(B)は
他方側の礼拝部3Bにのみ搬出されるように搬送制御が
行われる構成である。その結果、各礼拝部3A、3Bに
おける装飾等を異なる宗旨宗派に対応するように異なら
せるようにして、その宗旨宗派に対応する遺骨収納部I
Sを各収納体STの所定位置に設置保管させるようにす
ることで、搬送誤りの少ない状態で常に一定の箇所で礼
拝を行うことができる。しかも、一方の礼拝部3Aに対
しては、収納部に対する収納位置と同一の姿勢でそのま
ま搬出させる搬送形態でよく、他方の礼拝部3Bに対し
てのみ回動操作手段DOによる回動操作を行えばよく、
収納効率を向上しながらも、搬送能率を向上させること
もできる。尚、この実施形態においても、収納体STへ
の遺骨収納部ISの収納数は2個に限定されるものでは
なく、3個以上の数を収納する構成であってもよい。
【0091】(17)更に、図22に示すような同一の
収納棚に水平方向に位置を異ならせて、複数の礼拝部3
を設ける構成において、例えば、図28に示すように、
夫々の礼拝部3A,3Bに対応して各別に礼拝室70
A,70Bを形成して、各部屋に夫々ドア72A,72
Bを設ける状態で、中央の仕切り部71にて仕切る構成
とし、且つ、この仕切り部71をアコーディオンカーテ
ン等の伸縮自在な部材やあるいは着脱自在な壁体を用い
て、礼拝者が多い場合には、各部屋70A,70Bを連
なる1部屋として利用できるようにする等、使用者の人
数に応じて使い分けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体斜視図
【図2】収納構造並びに搬送装置を示す斜視図
【図3】搬送装置を示す斜視図
【図4】縦断側面図
【図5】搬送装置の正面図
【図6】調光ガラスの断面図
【図7】視界切り換え状態を示す図
【図8】収納体の斜視図
【図9】遺骨収納部の斜視図
【図10】遺骨収納部の分解斜視図
【図11】礼拝用操作部の正面図
【図12】制御ブロック図
【図13】制御動作のフローチャート
【図14】制御動作のフローチャート
【図15】搬送状態を示す平面図
【図16】別実施形態の搬送状態を示す平面図
【図17】別実施形態の収納体の斜視図
【図18】別実施形態の搬送状態を示す平面図
【図19】別実施形態の収納体の斜視図
【図20】別実施形態の収納体の斜視図
【図21】別実施形態の視覚抑制手段の斜視図
【図22】別実施形態の全体斜視図
【図23】別実施形態の側面図
【図24】別実施形態の搬送状態を示す平面図
【図25】別実施形態の側面図
【図26】別実施形態の側面図
【図27】別実施形態の収納体の斜視図
【図28】別実施形態の平面図
【符号の説明】
1 収納部 2 保管部分 3 礼拝部 10 物品移載装置 19 散水部 25 回収部 26 仕切り板 27b 指示部 33b 検出手段 50 扉 101 搬送制御手段 102 識別手段 103 視覚状態制御手段 C 指定手段 DO 回動操作手段 G ガラス H 搬送手段 ID 移動操作装置 IS 遺骨収納部 K 保管部本体 ST 収納体 Y 視覚抑制手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−128234(JP,A) 特開 平9−137635(JP,A) 特開 平7−269168(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 13/00 B65G 1/00 - 1/20

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遺骨を収納する遺骨収納部を備えた複数
    の収納体を、各別に収納保管自在な複数の収納部を備え
    た保管部本体と、 前記収納体が搬出される礼拝部と、 前記各収納部と前記礼拝部との間で前記収納体を搬送す
    る搬送手段とが備えられ、 礼拝対象に相当する遺骨収納部を備えた収納体を、前記
    搬送手段によって前記礼拝部に搬送するように構成され
    ている納骨保管装置であって、 前記収納体は、 各遺骨収納部が平面視で位置を異ならせた状態で、且
    つ、各遺骨収納部夫々の礼拝用対面部が互いに異なる方
    向に向くように、前記遺骨収納部を複数備えて構成さ
    れ、 前記収納体に備えられる前記各遺骨収納部が、択一的
    に、前記礼拝部の設定箇所において、その礼拝用対面部
    が礼拝者側に対向する礼拝用設定姿勢になるように、前
    記収納体を縦軸芯周りで回動させる回動操作手段が設け
    られている納骨保管装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段が、前記各収納部並びに前
    記礼拝部の夫々に対して、前記収納体を移載操作可能な
    物品移載装置と、この物品移載装置を各収納部の並設方
    向に沿って移動させる移動操作装置とを備えて構成さ
    れ、 前記回動操作手段は、 前記物品移載装置に載置支持されている前記収納体を回
    動操作させるように構成されている請求項1記載の納骨
    保管装置。
  3. 【請求項3】 前記回動操作手段は、前記礼拝部に搬出
    された前記収納体を回動操作させるように構成されてい
    る請求項1記載の納骨保管装置。
  4. 【請求項4】 前記収納体に、隣り合う各遺骨収納部同
    士の間を仕切る仕切り部が備えられ、 いずれかの遺骨収納部が前記礼拝部の設定箇所において
    前記礼拝用設定姿勢に設定された状態で、他の遺骨収納
    部と礼拝者との間が仕切られるように構成されている請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の納骨保管装置。
  5. 【請求項5】 前記収納体におけるいずれかの前記遺骨
    収納部が前記礼拝部の設定箇所において礼拝用設定姿勢
    に設定された状態で、隣り合う他の遺骨収納部と礼拝者
    との間を仕切る作用状態と、外方に退避する非作用状態
    とに切り換え自在な仕切り部材が、前記礼拝部に設けら
    れている請求項1〜3のいずれか1項に記載の納骨保管
    装置。
  6. 【請求項6】 前記保管部本体は、前記収納部が縦横方
    向に沿って並設される一対の保管部分を、それらの間に
    前記搬送手段の配設空間を形成するように間隔を隔てて
    並設して構成されている請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の納骨保管装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の収納体の夫々を特定する識別
    情報、並びに、各収納体における複数の遺骨収納部の夫
    々を特定する識別情報と、複数の収納部の位置情報とを
    対応付けて管理すると共に、前記搬送手段及び前記回動
    操作手段の動作を制御する搬送制御手段と、 礼拝対象となる遺骨収納部を指定する指定手段とが備え
    られ、 前記搬送制御手段は、 礼拝の開始指令に基づいて、前記指定手段にて指定され
    た遺骨収納部が載置された収納体を、前記収納部から前
    記礼拝部に搬送するように前記搬送手段の動作を制御す
    ると共に、指定された遺骨収納部が前記礼拝部の設定箇
    所において礼拝対象姿勢に位置するように、前記回動操
    作手段の動作を制御し、 礼拝の終了指令に基づいて、前記指定された収納体を前
    記礼拝部から前記収納部に搬送するように前記搬送手段
    の動作を制御するように構成されている請求項1〜6の
    いずれか1項に記載の納骨保管装置。
  8. 【請求項8】 前記礼拝部が離間する状態で複数設けら
    れ、 前記搬送制御手段は、 複数の礼拝部の夫々と、前記各収納体における複数の遺
    骨収納部の夫々とを各別に対応付けて管理すると共に、
    前記各遺骨収納部の各々を、各別に対応する礼拝部に対
    して搬送すべく、前記搬送手段及び前記回動操作手段の
    動作を制御するように構成されている請求項7記載の納
    骨保管装置。
  9. 【請求項9】 前記搬送制御手段は、 前記礼拝部と遺骨収納部との対応付けられた管理情報に
    基づいて、前記複数の礼拝部の各々に対して予め設定さ
    れた設定回動動作を行う状態で、前記収納体を搬送させ
    るように,前記搬送手段及び前記回動操作手段の動作を
    制御するように構成されている請求項8記載の納骨保管
    装置。
  10. 【請求項10】 前記遺骨収納部に、それの識別情報を
    示す指示部が設けられ、 その指示部において示される識別情報を検出する検出手
    段が、前記礼拝部に設けられ、 この検出手段による検出情報に基づいて、前記礼拝部の
    設定箇所において礼拝対象姿勢に位置する遺骨収納部
    が、前記指定手段にて指定された遺骨収納部であるか否
    かを識別する識別手段が設けられている請求項7〜9の
    いずれか1項に記載の納骨保管装置。
  11. 【請求項11】 前記礼拝部の前面部に、礼拝者が礼拝
    部における設定箇所に位置する遺骨収納部を見ることを
    許容する可視状態と、礼拝者が礼拝部の内部を見ること
    を抑制する不可視状態とに切り換え可能な視覚抑制手段
    が設けられている請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の納骨保管装置。
  12. 【請求項12】 前記視覚抑制手段が、開閉自在な扉に
    て構成されている請求項11記載の納骨保管装置。
  13. 【請求項13】 前記視覚抑制手段が、透視可能な状態
    と透視を抑制する透視抑制状態とに切り換え可能なガラ
    スにて構成されている請求項11記載の納骨保管装置。
  14. 【請求項14】 前記遺骨収納部が礼拝のために前記礼
    拝部に位置しているときのみ、前記視覚抑制手段を可視
    状態にするように、その視覚抑制手段を可視状態と不可
    視状態とに自動的に切り換える視覚状態制御手段が設け
    られている請求項11〜13のいずれか1項に記載の納
    骨保管装置。
  15. 【請求項15】 前記遺骨収納部は、浄水が散水され、
    その浄水を落下排出する散水部を備えて構成され、 前記礼拝部には、前記散水部から落下排出される浄水を
    回収する回収部が設けられている請求項1〜14のいず
    れか1項に記載の納骨保管装置。
  16. 【請求項16】 前記散水部は、調湿性石材にて構成さ
    れている請求項15に記載の納骨保管装置。
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