JPH10102481A - 透水用矢板とこの矢板を用いた透水部を有する連続地中壁の構築方法 - Google Patents

透水用矢板とこの矢板を用いた透水部を有する連続地中壁の構築方法

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JPH10102481A
JPH10102481A JP28031696A JP28031696A JPH10102481A JP H10102481 A JPH10102481 A JP H10102481A JP 28031696 A JP28031696 A JP 28031696A JP 28031696 A JP28031696 A JP 28031696A JP H10102481 A JPH10102481 A JP H10102481A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地下構造物を築造する際にその両側に構築し
た連続地中壁に、地下構造物の築造後、透水部を形成し
て地下水の流通を可能にする。 【解決手段】 矢板1にゴム製の袋体5を挿通させた貫
通孔4を設けておき、築造すべき地下構造物Bの両側に
沿って地盤2に掘削した溝孔8内に矢板1、1'を互いに
連結させた状態で建て込むと共に矢板1に設けている上
記袋体5を膨張させてその端面を地盤の透水層2a側の溝
孔壁面に圧接させた状態で溝孔8内のセメントミルクを
硬化させることにより連続地中壁Aを構築し、連続地中
壁A、A間に地下構造物Bを築造、埋設したのち、袋体
5を収縮させることにより貫通孔4を開放して地盤側の
透水層2aを貫通孔4を通じて地下構造物B側に埋め戻し
た透水層部側に連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地下鉄などの地下構
造物を築造する際に、該計画地下構造物の外側に沿って
構築される不透水性の連続地中壁に透水部を設けるため
の透水用矢板と、この矢板を用いて連続地中壁に透水部
を形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、地下鉄工事などのように地中
に地下構造物を築造する際に、予め、築造すべき地下構
造物、即ち、計画地下構造物の両外壁面に沿って土留壁
を構築したのち、両土留壁間に地下構造物を築造するこ
とが行われている。このような土留壁が構築されると、
該土留壁によって地下水の流れが遮断されてしまい、こ
の土留壁を挟んで地下水の上流側では水位が上昇して浸
水や井戸水の溢れが生じる一方、下流側では井戸枯れ等
の問題が発生することになる。そのため、地下構造物の
築造後、土留壁に地下水を流通させるための透水部を設
けることが行われている。
【0003】このような透水部を設ける方法としては、
例えば、特開平5ー311643号公報に記載されてい
るように、土留壁の一部を構成する矢板に貫通孔を設
け、該貫通孔の一方の開口端にキャップを取りつけてお
き、この矢板を計画地下構造物に沿って掘削した溝孔内
に建て込んで該キャップを地盤側に当接させた状態で溝
孔内にモルタルを打設したのち、地上からキャップに連
結したワイヤーを引っ張ることによってキャップを取り
外し、貫通孔を開放することによって地下水の流通させ
る透水部に形成する方法が知られている。また、特開平
5ー311644号公報には、上記キャップを装着した
貫通孔を有する矢板を、そのキャップを計画地下構造物
側に向けて溝孔内に建て込み、地下構造物の築造後に該
キャップを人手によって取り外すことで地下水を流通さ
せる透水部を形成する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法によれば、溝孔内に矢板を建て込んだのち、モルタ
ルを打設した際に、該モルタルがキャップと溝孔の壁面
との隙間に回りこんでキャップを取り外した際にそのモ
ルタルによって貫通孔への通水が妨げられて透水部を形
成することができなくなる虞れがあり、また、キャップ
が地盤側からの土圧によって矢板側に押し付けられてい
るので、キャップの取り外しが困難となる場合が生じ
る。
【0005】一方、後者の方法によれば、地下構造物の
築造後に該地下構造物を埋め戻すとキャップの取り外し
が不可能となり、従って、地下構造物を土砂により埋め
戻す前に地下構造物と土留壁との間の空間を利用してキ
ャップを取り外しているが、キャップを取り外すと地下
構造物と土留壁との間の空間部に地下水が流れ込み、周
辺地盤が沈下する虞れが生じるばかりでなく、地下水が
流れ込む状態での埋設作業になるので、作業能率が著し
く低下するという問題点がある。本発明はこのような問
題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、連続地中壁中の所望個所に透水部を確実に形成し得
る透水用矢板と、この矢板を用いたことによって透水部
の形成が容易に行える連続地中壁の築造方法を提供する
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の透水用矢板は、矢板に貫通孔を設け、この貫
通孔に流体の注入によって膨張して該貫通孔を閉塞し且
つ収縮によって貫通孔を開放する袋体を装着し、この袋
体に流体注入ホースを接続してなる構造を有している。
この矢板において、貫通孔の具体的な構造は請求項2に
記載したように、矢板の前後面間に亘って貫通した筒体
から形成されているものであり、この筒体内に上記袋体
をその両端部が筒体の両開口端から突出させた状態で装
着している。
【0007】請求項3に係る発明は上記矢板を使用した
透水部を有する連続地中壁の構築方法に関するものであ
って、築造すべき地下構造物の外壁に沿って溝孔を掘削
し、この溝孔内にセメントミルク又はモルタルを供給す
ると共に透水部を形成すべき部分に貫通孔と袋体とを備
えてなる矢板を配設しながら複数枚の矢板を互いに連結
した状態で建て込んだのち、袋体を備えた矢板の該袋体
内に流体を注入することにより袋体を膨張させて上記貫
通孔を閉塞すると共に該袋体の端部を地盤側の透水層が
露出した溝孔壁面に圧接させ、この状態でセメントミル
ク又はモルタルを硬化させることにより不透水性の連続
地中壁を形成し、地下構造物の築造後、上記袋体を収縮
させて貫通孔を地盤側の透水層と連通した透水部に形成
することを特徴としている。
【0008】上記連続地中壁の構築方法において、透水
部の具体的な形成手段としては、請求項4に記載したよ
うに、地下構造物の築造後に上記不透水性の連続地中壁
に地下構造物側から袋体に通じる孔を穿設し、地下構造
物の埋設後、袋体を収縮させて埋設した地盤層における
透水性地盤層に上記孔を通じて透水部を連通させる方法
や、請求項5に記載したように、地下構造物の築造、埋
設後に、袋体を装着している上記矢板を埋設した連続地
中壁における地下構造物側の壁体部を矢板の長さ方向に
沿って破砕して透水層部を形成すると共にその破砕時に
袋体を破裂させて収縮させることにより上記透水部を形
成する方法が採用できる。
【0009】さらに、請求項6に係る発明は、矢板が鋼
管矢板からなる場合であって、この鋼管矢板における地
盤層側の面と築造すべき地下構造物側の面とに上記貫通
孔と該貫通孔に装着した袋体を設けておき、これらの袋
体を流体の注入によって膨張させて貫通孔を閉止させる
と共に地盤側の透水層が露出した溝孔壁面と構築すべき
地下構造物側の溝孔壁面とにそれぞれ圧接させ、地下構
造物の築造、埋設後にこれらの袋体を収縮させて貫通孔
が地盤側の透水層と地下構造物側の地盤層とに連通する
透水部に形成することを特徴とするものである。
【0010】請求項7は鋼管矢板を使用した別な透水部
の形成方法に係るものであって、鋼管矢板における地盤
層側の面と築造すべき地下構造物側の面とに貫通孔を穿
設すると共に該貫通孔間に筒体を挿嵌させてこの筒体内
に袋体を設けておき、該袋体に流体を注入することによ
って膨張させて筒体内の貫通孔を閉塞させると共に膨張
した袋体の両端部を地盤側の透水層が露出した溝孔壁面
と構築すべき地下構造物側の溝孔壁面とにそれぞれ圧接
させ、地下構造物の築造、埋設後にこの袋体を収縮させ
て筒体内が地盤側の透水層と地下構造物側の地盤層とに
連通する透水部に形成することを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用効果】築造すべき地下構造物の外壁に沿って掘削
された溝孔内に上記透水用矢板を設けた一連の矢板を建
て込んだのち、透水用矢板の貫通孔内に設けている袋体
に流体注入ホースを通じて地上側から流体を送給する
と、袋体は膨張して貫通孔の内周面に密着し、該貫通孔
が確実に閉塞されると共に地盤側の溝孔壁面に対向した
袋体の端部の膨張によって溝孔内に充填しているセメン
トミルク又はモルタルを押し退けることができ、さら
に、該袋体の端部を溝孔の凹凸壁面に沿って土圧に左右
されることなく全面的に圧着させることができてセメン
ト又はモルタルが溝孔壁面の隙間に入り込むのを確実に
防止することができる。従って、袋体を収縮させた時に
地盤側からの地下水を貫通孔内に何の障害もなく流入さ
せることができる。
【0012】また、溝孔内のセメントミルク又はモルタ
ルの硬化によって不透水性の連続地中壁を形成したのち
地下構造物の築造し、この地下構造物の埋設後、袋体を
収縮させて貫通孔を開放し、この貫通孔を介して地盤側
の透水層と地下構造物を埋設した透水性地盤層とを連続
させるものであるから、周辺地盤を沈下させることなく
且つ作業性よく連続地中壁の所定個所に地盤側から地下
構造物側に通じる透水部を形成することができる。
【0013】袋体の収縮によって開放される貫通孔を地
下構造物側の透水性地盤層に連通させるには、袋体を膨
張させて該袋体の両端部を溝孔の対向壁面における地盤
側と地下構造物の埋設地盤側に圧接させた状態にしてお
けば、地下構造物の築造、埋設後に袋体を収縮させる
と、直ちに両地盤層を貫通孔を介して連通させることが
できるが、袋体を地下構造物の埋設地盤側に圧接させて
いない状態においては、請求項4に記載したように地下
構造物の築造後、埋設前に、地下構造物側から袋体に通
じる孔を穿設し、次いで、地下構造物を埋設したのち袋
体を収縮させることによって容易に透水部を形成するこ
とができる。また、上記のような貫通孔を通じる孔を設
けることなく、請求項5に記載したように、地下構造物
の築造、埋設後に、連続地中壁における地下構造物側の
壁体部を破砕し、その破砕時に袋体を破砕ビットにより
破裂させれば、袋体内の流体が流出して袋体が収縮し、
上記透水部を容易に形成することができる。
【0014】矢板としては鋼板矢板以外に請求項6に示
すような鋼管矢板を使用することができ、この鋼管矢板
の両側に上記同様、袋体で開閉させられる貫通孔を設け
ておき、これらの袋体を膨張させることによって貫通孔
を閉止させると共に溝孔の対向壁面にそれぞれ圧着させ
ておけば、地下構造物の構築、埋設後にこれらの袋体を
収縮させることによって簡単且つ確実に透水部を形成す
ることができる。同様に、請求項7に記載したように、
鋼管矢板に直径方向に貫通して筒体を装着し、この筒体
内に袋体を設けておけば、該袋体の膨張によってその両
端部を溝孔の対向壁面にそれぞれ圧着させることができ
ると共に地下構造物の構築、埋設後にこの袋体を収縮さ
せることによって簡単且つ確実に透水部を形成すること
ができるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面につ
いて説明すると、図1〜図3において、1は透水用鋼板
矢板で、その幅方向の中央部において地盤2の透水層2a
に対応する高さ位置に円形の取付孔1bを穿設していると
共にこの取付孔1bに筒体3の一端部を一体に固着して該
筒体3を透水層2a側に向かって突出させている。そし
て、この筒体3の内部を矢板1の両面側に連通する貫通
孔4に形成している。5は貫通孔4に挿通した膨張、収
縮可能なゴム製の袋体で、その両端部を筒体3の両端か
ら突出させた状態にして筒体3の下周部に固着している
と共に筒体3の一端部側から突出した端部内に可撓性を
有する流体注入ホース6を連結、連通させてあり、矢板
1を後述する溝孔部8a内に建て込んだ際に、該ホース6
を地表側にまで延出し得る長さに形成している。
【0016】筒体3に対するこの袋体5の取付手段とし
ては、図3に示すように、筒体3の先端から突出した袋
体5の端部に鰭片5aを一体に設けておき、この鰭片5aを
筒体3の先端部外周下面に沿わせてボルト7によって固
着している。なお、このような袋体5を備えた貫通孔4
は、矢板1を建て込む地盤2の透水層2aの数に応じて該
透水層2aに対応する高さ部分(長さ部分)に設けてお
く。
【0017】このように構成した透水用矢板1を用いて
築造すべき地下構造物B(図6に示す)の外壁に沿って
透水部を有する連続地中壁Aを構築するには、まず、築
造すべき地下構造物B、即ち、計画地下構造物を挟むよ
うにして該計画地下構造物の横幅よりもやゝ広い間隔を
存し且つ計画地下構造物の底面よりも深い溝孔8、8を
計画地下構造物の両外壁に沿って掘削する。
【0018】上記溝孔8の掘削は、図4に示すように、
台車9aにスクリューオーガ9bを回転並びに上下動自在に
支持してなる穿孔機9を使用して行われ、該スクリュー
オーガ9bを回転させながら下動させることにより地表か
ら所定深さに達する円形の溝孔部8aを掘削し、この溝孔
部8aの掘削後、該溝孔部8aに一部が重複するようにして
次の溝孔部8aを掘削し、このように互いに連続する溝孔
部8aの掘削を計画地下構造物の両外壁に沿って順次連続
的に行うことにより溝孔8を形成するものである。この
際、溝孔部8aを一定間隔を存して掘削したのち、これら
の溝孔部8a、8a間を連続させる溝孔部8aを掘削してもよ
い。
【0019】溝孔8内に土留壁となる連続地中壁Aを構
築する方法としてはSMW(soil miximg wall) 工法が
採用される。即ち、スクリューオーガ9bによって溝孔部
8aを掘削していく時に、該スクリューオーガ9bの中空内
部を通じてスクリューオーガ9bの先端からセメントミル
クを注入することにより、スクリューオーガ9bによって
掘削される土砂と該セメントミルクとを攪拌混合させて
スラリーとなし、このスラリーが硬化する前に上記図2
に示すように、各溝孔部8a内に上記透水用矢板1と袋体
3及び貫通孔4を有しない通常の鋼板矢板1'とを順次、
連結しながら建て込み、しかるのち、袋体5を膨張させ
て筒体3の先端から突出した該袋体5の膨張端部を地盤
2側の溝孔壁面8bに密着させ、スラリーを硬化させるこ
とによって構築される。
【0020】この際、溝孔部8aに矢板1、1'を建て込む
時に、地下水が流通する地盤2の透水層2aに透水用矢板
1の袋体5を対向させた状態で建て込み、透水層2aが図
5に示すように不透水層2bを介して上下に存在する場合
には、それぞれの透水層2a、2aに対応する部分に袋体5
を設けた透水用矢板1を使用する。矢板同士の連結は上
記図2に示すように、矢板の両側屈折部1a、1aの向きを
交互に代えながら溝孔部8a内に順次建て込むと共に隣接
する矢板同士を、その屈曲部1aの端部に形成したフック
状係合部1c、1cを互いに係合させることによって行う。
【0021】上記袋体5を膨張させるには溝孔部8a内に
矢板1を建て込んだ時に、流体注入ホース6の上端部を
地上側に延出させておき、地上に設置したポンプ又はコ
ンプレッサ(図示せず)によって該注入ホース6を通じ
て袋体5内に液体(水)又は気体(空気)等の流体を注
入することにより行われる。この袋体5が膨張すると、
筒体3内によって形成した貫通孔4の内周面に袋体5の
外周面が密着して貫通孔4を閉止すると共に筒体3の先
端部から突出している袋体5の端部の膨張によってセメ
ントミルクと土砂との混合スラリーを押し退けながらそ
の端面が地盤2側の溝孔壁面8bの圧接する。この際、溝
孔壁面8bが凹凸面であってもその凹凸面に応じてゴム製
の袋体5が弾性変形し、凹部にスラリーを残存させるこ
となく該端面を全面的に溝孔壁面8bに露出した地盤2側
の透水層2aの端面に圧着させて透水層2a中の地下水が貫
通孔4を通過するのを阻止しておくことができる。
【0022】次いで、連続地中壁A、A間の地盤を掘削
して地下構造物Bを築造する。この地下構造物Bの築造
方法としては、まず、両連続地中壁A、A間の地盤をバ
ケット等の掘削具を使用して掘削、排除することにより
空間部10(図6に示す)を設ける。この際、両連続地中
壁A、A間の地盤には、これらの地中壁が構築される前
に地下水を流通させていた透水性地盤層と、地下水を流
通させない不透水性地盤層とが存在しており、これらの
地盤層を上記のように掘削具によって掘削、排除するも
のである。
【0023】こうして掘削、排除した空間部10内に地下
構造物Bを築造するのであるが、まず、地下構造物Bの
底壁B1を支持する不透水性地盤層11上に砂礫等の透水性
土砂を埋め戻して透水性地盤層12を形成したのち、該透
水性地盤層12上に地下構造物Bを築造する。この地下構
造物Bの築造後、又は築造に平行して、該地下構造物B
の両側壁B2、B2と連続地中壁A、Aとの間の空間部を利
用して地下構造物側から連続地中壁A、Aに上記筒体3
内の貫通孔4に連通する孔4aを穿設する。この場合、貫
通孔4を閉塞している袋体5を破裂させないように穿孔
し、その穿孔した孔4aを膨張した袋体5によって閉塞さ
せておく。
【0024】しかるのち、地下構造物Bの両側壁B2、B2
と連続地中壁Aとの間の空間部および地下構造物Bの天
壁B3上に図7に示すように土砂を埋め戻すことによって
地下構造物Bを埋設する。この埋設時には、地盤2側の
透水層2a、即ち、上記孔4aを設けた部分には透水性地盤
層2a' を、その他の部分には不透水地盤層2b' を形成す
るように埋め戻す。なお、孔4a内には砕石等の透水材を
充填しておく。また、Cは地下構造物Bを埋設した透水
性地盤層2a' を上下に区画するようにこの透水地盤層2
a' 中に埋設した不透水性シート材で、地盤2側の上下
の透水層2a、2aからの通水を一体化させることなくそれ
ぞれ上下の透水性地盤層2a' 、2a' 側へと流通させるも
のである。
【0025】こうして、地下構造物Bを築造、埋設後、
図8に示すように(図7では二点鎖線で示している)、
注入用ホース6を通じて袋体5内に流体を地上側に排出
すると、袋体5は収縮して貫通孔4が開放されて連続地
中壁Aに透水部が形成されるものである。そして、地下
水が一方の連続地中壁Aの貫通孔4、4aから地下構造物
Bのそれぞれ対応した透水性地盤層2a' 、12を通じて他
方の連続地中壁(図示せず)の貫通孔4、4aから下流側
の地盤2の透水層2aへと流水するものである。
【0026】図9〜図12は連続地中壁Aに上述したよう
な貫通孔4に連通する孔4aを穿設することなく透水部を
形成する方法を示すもので、図9、図10に示すように連
続地中壁A、A間の地盤を掘削することにより形成した
空間部10に地下構造物Bを築造、埋設したのち、連続地
中壁Aにおける矢板1と地下構造物Bの埋設地盤との間
の壁体部を破砕機13により破砕し、図11、図12に示すよ
うに無数の破砕片間の空隙によって透水層部17を形成す
ると共にその破砕時に破砕ビット14によって矢板1から
突出した袋体5の他端部を破裂させることにより該袋体
5を収縮させて透水部とするものである。
【0027】破砕機13は、図10に示すように回転軸15の
下部にオーガスクリュー16を設けていると共に下端に複
数の破砕ビット14を下方に向けて突設してなる円盤部を
備えてなり、地表側から降下させながら上記壁体部を破
砕して透水層部17を形成すると共に袋体5を破いて貫通
孔4の閉塞を解くものであり、従って、地下水が一方の
連続地中壁Aの貫通孔4と透水層部17から地下構造物B
の透水性地盤層2a' 、12を通じて他方の連続地中壁(図
示せず)の透水層部と貫通孔から下流側の地盤2の透水
層2aへと流水するものである。
【0028】上記連続地中壁Aの構築方法においては、
矢板1、1'として鋼板矢板を用いたが、鋼管矢板21を使
用して連続地中壁Aに透水部を形成してもよい。図13〜
図15はその1例を示すもので、鋼管矢板21の一周面部
(地盤側に面した部分)に上記鋼板矢板1と同様に筒体
3の一端部を該鋼管矢板21の内外に連通した状態で固着
すると共にこの筒体3の内部で形成した貫通孔4内に膨
張、収縮可能なゴム製の袋体5を挿通してその両端部を
筒体3の両端から突出させた状態にして筒体3の下周部
に固着していると共に筒体3の一端部側から突出した端
部内に可撓性を有する流体注入ホース6を連結、連通さ
せている。さらに、この鋼管矢板21の他周面部(地下構
造物B側に面した部分)における上記筒体3の延長線上
には適宜大きさの孔22を設けている。なお、この孔22は
設けておくことなく、地下構造物Bの築造後、埋設前
に、該地下構造物側から該孔を穿設するようにしてもよ
い。
【0029】この鋼管矢板21と袋体5を設けていない通
常の鋼管矢板21' とを互いにその両側面部に固着したC
字状の継手金具22、22を連結させることによって、溝孔
部8a内の土砂と該セメントミルクとを攪拌混合させてな
るスラリー中に順次建て込み、地上側から注入ホース6
を通じて袋体5内に流体を注入することにより袋体5を
膨張させて貫通孔4を閉塞すると共に筒体3の先端部か
ら突出している袋体5の端部の膨張によってセメントミ
ルクと土砂との混合スラリーを押し退けながらその端面
を地盤2側の溝孔壁面8bの全面的に圧接させ、この状態
でセメントミルクを硬化させることによって土留壁とな
る連続地中壁Aを構築するものである。
【0030】そして、地下構造物Bの築造、埋設後、図
15に示すように鋼管矢板21内および地下構造物B側の壁
体部とを地表側から破砕機を降下させることによって該
破砕機により破砕し、無数の破砕片間の空隙によって鋼
管矢板21の孔22を介して連続した透水層部23、24を形成
すると共にその破砕時に破砕機の破砕ビットによって鋼
管矢板21内に突出した袋体5の他端部を破裂させること
により該袋体5を収縮させて透水部とするものである。
その他の施工態様は上記鋼板矢板1を使用した場合と同
様である。
【0031】図16〜図18は鋼管矢板21を使用して連続地
中壁Aに透水部を形成する場合の別な例を示すもので、
鋼管矢板21は地盤側と計画地下構造物側とに面した部分
に、上記鋼板矢板1と同様に筒体3、3の基端部を該鋼
管矢板21の内外に連通した状態で固着していると共にこ
れらの筒体3の内部で形成した貫通孔4内に膨張、収縮
可能なゴム製の袋体5をそれぞれ挿通してその両端部を
筒体3の両端から突出させた状態にして筒体3の下周部
に固着し、さらに、筒体3の基端部側から突出した端部
内に可撓性を有する流体注入ホース6を連結、連通させ
ている。
【0032】この鋼管矢板21と袋体5を設けていない通
常の鋼管矢板21' とを互いにその両側面部に固着したC
字状の継手金具25、25を連結させることによって、溝孔
部8a内の土砂と該セメントミルクとを攪拌混合させてな
るスラリー中に順次建て込み、溝孔8内に一連に連続し
た鋼管矢板21からなる芯材を形成したのち、地上側から
注入ホース6を通じて両袋体5、5内に流体を注入する
ことにより袋体5を膨張させて貫通孔4を閉塞すると共
に筒体3の先端部から突出している袋体5の端部の膨張
によってそれぞれの袋体5の端面を地盤2側の溝孔壁面
8bと計画地下構造物側の溝孔壁面8cとに圧接させ、この
状態でセメントミルクを硬化させることによって土留壁
となる連続地中壁Aを構築するものである。
【0033】そして、地下構造物Bの築造、埋設後、鋼
管矢板21内に地表側から破砕機を降下させながら鋼管矢
板21内の壁体部を該破砕機により破砕し、図18に示すよ
うに無数の破砕片間の空隙によって鋼管矢板21内に透水
層部26を形成すると共にその破砕時に破砕機の破砕ビッ
トによって鋼管矢板21内に突出した両袋体5、5の端部
を破裂させることにより該袋体5を収縮させて透水部と
するものである。その他の施工態様は上記鋼板矢板1を
使用した場合と同様である。
【0034】図19、図20は鋼管矢板21を使用して連続地
中壁Aに透水部を形成する場合のさらに別な例を示すも
ので、鋼管矢板21は、地盤側と計画地下構造物側とに面
した部分に孔27、28を穿設してあり、これらの孔27、28
間に上記筒体3よりも長い筒体3'を挿嵌状態で固着し、
この筒内3内で形成された貫通孔4に膨張、収縮可能な
ゴム製の袋体5を配設してその両端部を鋼管矢板21から
地盤側と計画地下構造物側とに突出させた状態にして筒
体3に固着し、さらに、該袋体5の適所に可撓性を有す
る流体注入ホース6を連結、連通させてなるものであ
る。
【0035】この鋼管矢板21と袋体5を設けていない通
常の鋼管矢板21' とを上記同様に互いにその両側面部に
固着したC字状の継手金具25、25を連結させるながら溝
孔部8a内の土砂と該セメントミルクとを攪拌混合させて
なるスラリー中に順次建て込んで溝孔8内に一連に連続
した鋼管矢板21からなる芯材を形成したのち、地上側か
ら注入ホース6を通じて袋体5内に流体を注入すること
により袋体5を膨張させて貫通孔4を閉塞すると共に鋼
管矢板21から突出している袋体5の両端部の膨張によっ
てそれぞれの端面を地盤C側の溝孔壁面8bと計画地下構
造物側の溝孔壁面8cとに圧接させ、この状態でセメント
ミルクを硬化させることによって土留壁となる連続地中
壁Aを構築するものである。
【0036】そして、地下構造物Bの築造、埋設後、注
入用ホース6を通じて袋体5内に流体を地上側に排出す
ることにより、該袋体5を収縮させて貫通孔4を開放さ
せ、地盤側の透水層C1と地下構造物B側の透水地盤層B1
とを連通させる透水部を形成するものである。その他の
施工態様は上記鋼板矢板1を使用した場合と同様であ
る。なお、上記各実施例においては、硬化材としてセメ
ントミルクを用いて溝孔の掘削時に掘削土砂と攪拌混合
させたが、モルタルを使用して、掘削された溝孔内に該
モルタルを充填してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】透水用矢板の斜視図、
【図2】袋体を膨張させた状態の横断面図、
【図3】その縦断側面図、
【図4】溝孔を掘削している状態の簡略正面図、
【図5】溝孔に連続地中壁を構築した状態の簡略縦断側
面図、
【図6】地下構造物の構築した状態の簡略縦断側面図、
【図7】透水部を形成した状態の簡略縦断側面図、
【図8】その透水部の拡大縦断側面図、
【図9】透水部の別な形成方法を示す簡略縦断側面図、
【図10】透水部を形成している状態の簡略縦断側面
図、
【図11】形成した透水部の横断面図、
【図12】その縦断側面図、
【図13】鋼管矢板を使用して透水部を形成する場合の
横断面図、
【図14】その縦断側面図、
【図15】透水部を形成した状態の横断面図、
【図16】鋼管矢板を使用して透水部を形成する場合の
別な例を示す横断面図、
【図17】その縦断側面図、
【図18】透水部を形成した状態の横断面図、
【図19】鋼管矢板を使用して透水部を形成する場合の
さらに別な例を示す横断面図、
【図20】その縦断側面図。
【符号の説明】
1 透水用矢板 2 地盤 2a 透水層 3 筒体 4 貫通孔 5 袋体 8 溝孔 17 透水層部 A 連続地中壁 B 地下構造物

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矢板に貫通孔を設け、この貫通孔に流体
    の注入によって膨張して該貫通孔を閉塞し且つ収縮によ
    って貫通孔を開放する袋体を装着し、この袋体に流体注
    入ホースを接続してなる透水用矢板。
  2. 【請求項2】 上記貫通孔は矢板の前後面間に亘って貫
    通した筒体から形成され、この筒体内に上記袋体をその
    両端部が筒体の両開口端から突出させた状態で装着して
    いることを特徴とする請求項1記載の透水用矢板。
  3. 【請求項3】 築造すべき地下構造物の外壁に沿って構
    築され且つ地盤側と築造すべき地下構造物側とに通じる
    透水部を有する連続地中壁の構築方法であって、築造す
    べき地下構造物の外壁に沿って溝孔を掘削し、この溝孔
    内にセメントミルクを供給すると共に透水部を形成すべ
    き部分に貫通孔と袋体とを備えてなる矢板を配設しなが
    ら複数枚の矢板を互いに連結した状態で建て込んだの
    ち、袋体を備えた矢板の該袋体内に流体を注入すること
    により袋体を膨張させて上記貫通孔を閉塞すると共に該
    袋体の端部を地盤側の透水層が露出した溝孔壁面に圧接
    させ、この状態でセメントミルクを硬化させることによ
    り不透水性の連続地中壁を形成し、地下構造物の築造、
    埋設後、上記袋体を収縮させて貫通孔を地盤側の透水層
    と連通した透水部に形成することを特徴とする透水部を
    有する連続地中壁の構築方法。
  4. 【請求項4】 地下構造物の築造後に上記不透水性の連
    続地中壁に地下構造物側から袋体に通じる孔を穿設し、
    地下構造物の埋設後、袋体を収縮させて埋設した地盤層
    における透水性地盤層に上記孔を通じて透水部を連通さ
    せることを特徴とする請求項3記載の透水部を有する連
    続地中壁の構築方法。
  5. 【請求項5】 地下構造物の築造、埋設後に、袋体を装
    着している上記矢板を埋設した連続地中壁における地下
    構造物側の壁体部を矢板の長さ方向に沿って破砕して透
    水層部を形成すると共にその破砕時に袋体を破裂させて
    収縮させることにより上記透水部を形成することを特徴
    とする請求項3記載の透水部を有する連続地中壁の構築
    方法。
  6. 【請求項6】 矢板は鋼管矢板からなり、この鋼管矢板
    における地盤層側の面と築造すべき地下構造物側の面と
    に上記貫通孔と該貫通孔に装着した袋体を設けておき、
    これらの袋体を流体の注入によって膨張させて貫通孔を
    閉止させると共に地盤側の透水層が露出した溝孔壁面と
    構築すべき地下構造物側の溝孔壁面とにそれぞれ圧接さ
    せ、地下構造物の築造、埋設後にこれらの袋体を収縮さ
    せて貫通孔が地盤側の透水層と地下構造物側の地盤層と
    に連通する透水部に形成することを特徴とする請求項3
    記載の透水部を有する連続地中壁の構築方法。
  7. 【請求項7】 矢板は鋼管矢板からなり、この鋼管矢板
    における地盤層側の面と築造すべき地下構造物側の面と
    に孔を穿設すると共にこれらの孔間に筒体を挿嵌させて
    この筒体内に袋体を設けておき、該袋体に流体を注入す
    ることによって膨張させて筒体内の貫通孔を閉塞させる
    と共に膨張した袋体の両端部を地盤側の透水層が露出し
    た溝孔壁面と構築すべき地下構造物側の溝孔壁面とにそ
    れぞれ圧接させ、地下構造物の築造、埋設後にこの袋体
    を収縮させて筒体内が地盤側の透水層と地下構造物側の
    地盤層とに連通する透水部に形成することを特徴とする
    請求項3記載の透水部を有する連続地中壁の構築方法。
  8. 【請求項8】 セメントミルクに代えて溝孔内にモルタ
    ルを注入することを特徴とする請求項3ないし請求項7
    のうちいずれか1項に記載の連続地中壁の構築方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11323992A (ja) * 1998-05-14 1999-11-26 Kubota Corp 鋼管柱列土留壁における地下水脈復元工法
CN102031795A (zh) * 2010-06-12 2011-04-27 中铁十六局集团有限公司 狭小空间内短桩加固技术
CN113445529A (zh) * 2021-07-06 2021-09-28 中国海洋大学 富水岩溶地区地铁车站深基坑围护结构防渗方法及构造

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