JPH10101220A - 仕分け用搬送装置 - Google Patents

仕分け用搬送装置

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JPH10101220A
JPH10101220A JP29698196A JP29698196A JPH10101220A JP H10101220 A JPH10101220 A JP H10101220A JP 29698196 A JP29698196 A JP 29698196A JP 29698196 A JP29698196 A JP 29698196A JP H10101220 A JPH10101220 A JP H10101220A
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JP
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arm
receiving arm
receiving
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locking
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JP29698196A
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English (en)
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Tadao Yoshikawa
忠男 吉川
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出落下距離を小さくして物品の損傷を防止
し、小形化を図る。 【解決手段】 搬送経路11を移動される搬送チェーン
12に、物品Sを保持排出可能な搬器ユニット21を一
定間隔毎に配設し、搬器ユニット21を、アーム支持台
22に上下方向に回動自在な第1支持アーム24A,2
4Bの先端部に、下方向に折り曲げ自在な第2受けアー
ム26A,26Bを設けて、アーム傾動排出機構27に
より第2受けアーム26A,26Bの折り曲げ後に第1
受けアーム24A,24Bを下方に回動し旋回半径を小
さくして物品を排出するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、青果物などの傷付
きやすい物品を搬送して仕分けするための仕分け用搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の仕分け用コンベヤ装置としてたと
えば特公平6−10050号公報に開示されたものがあ
る。これは搬送体ユニットの一端部が回動自在に支持さ
れ、他端部を下方に回動して物品を仕分け位置に落下さ
せるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成によ
れば、一体の搬送体ユニットを物品を落下排出可能な角
度まで回動するため、搬送体ユニットの保持位置から仕
分け位置までの落下距離をある程度確保しなければなら
ない。このため物品によっては、この仕分け時の排出落
下により損傷して、商品価値が低下される恐れがある。
また装置が嵩高くなり、広いスペースを必要とするとい
う問題があった。
【0004】本発明のうち請求項1記載の発明は、上記
問題点を解決して物品の落下排出距離を小さくできて仕
分け時の物品の損傷を防止でき、装置も小形化できる仕
分け用搬送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の発明は、搬送経路に沿って移
動される無端状移動体に、物品を保持排出可能な搬送仕
分け手段を一定間隔毎に配設し、前記搬送仕分け手段
に、無端状移動体に取り付けられたアーム支持部に上下
方向に回動自在に支持された第1受けアームと、この第
1支持アームの先端部に上下方向に回動自在に支持され
た第2受けアームと、前記第1受けアームおよび第2受
けアームを水平の保持姿勢から前記第2受けアームを下
方に回動した後、第1受けアームを下方に回動して物品
を排出する傾斜排出姿勢とするアーム傾動排出機構とを
備え、前記搬送経路の仕分け位置に前記アーム傾動排出
機構を作動して物品を排出する仕分け作動手段を配設
し、傾斜排出姿勢の第1受けアームおよび第2受けアー
ムを保持位置に復帰させるアーム復帰手段を設けたもの
である。
【0006】上記構成によれば、先端側の第2受けアー
ムを回動させた後、第1受けアームを下方に回動させる
ので、受けアーム全体の旋回半径を大幅に縮小すること
ができる。したがって、物品を保持位置から落下させる
仕分け用受け面までの落下距離を小さくすることがで
き、仕分け時の排出で物品が損傷するのを未然に防止す
ることができる。また仕分け部を嵩低くコンパクトにす
ることができる。
【0007】また、請求項2記載の発明は、上記構成に
おいて、各搬送仕分け手段に、第1受けアームと第2受
けアームとを複数組配設するとともに、各組み毎にアー
ム傾動排出機構を設けたものである。
【0008】上記構成によれば、仕分けする物品の大き
さに対応して、仕分け作動手段により仕分け位置で回動
する第1,第2受けアームの本数を任意に設定すること
ができ、これにより物品の大きさに合わせて搬送ピッチ
を設定できるので、能率良く仕分け搬送することが可能
となる。
【0009】さらに請求項3記載の発明は、上記各構成
のアーム傾動排出機構は、第1受けアームを下方に回動
付勢する第1回動付勢手段と、第1受けアームを保持位
置で係止する第1係止部材と、第2受けアームを下方に
回動付勢する第2回動付勢手段と、第2受けアームを保
持位置で係止する第2係止部材と、第1係止部材と第2
係止部材とを連動連結し第2係止部材による第2受けア
ームの係止を解除後、第1係止部材による第1受けアー
ムの係止を解除する連動手段とを備えたものである。
【0010】上記構成によれば、第1,第2係止部材の
係止状態を連動手段により順次解放するだけの簡単な構
成で、第2受けアームと第1受けアームとを順次下方に
回動させて物品を落下排出することができ、コストを低
減することができる。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の構成において、アーム傾動排出機構に、第1受けア
ームを下方に回動付勢する第1回動付勢手段と、第1受
けアームを保持位置で係止する第1係止部材と、第2受
けアームを下方に回動付勢する第2回動付勢手段と、第
2受けアームを保持位置で係止する第2係止部材と、第
1係止部材を作動して係止を解除可能な第1解除機構
と、第2係止部材を作動して係止を解除可能な第2解除
機構と備え、仕分け作動手段に、搬送経路上流側に配置
されて前記第2解除機構を作動する初期作動部と、この
初期作動部の下流側に配置されて第1解除機構を作動す
る主作動部とを備えたものである。
【0012】上記構成によれば、仕分け作動手段の初期
作動部および主作動部により、第1および第2解除機構
を介して第1,第2係止部材の係止状態を解除すること
ができ、第1受けアームおよび第2受けアームをそれぞ
れ正確に回動させて信頼性の高い装置を提供することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る仕分け用搬
送装置の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0014】この搬送装置は、図6に示すように、たと
えば青果物集荷場などの配送設備に設置され、トレイ1
から投入された多層の青果物を、分散コンベヤ2により
一層に分散させ、さらに整列コンベヤ3により1個ずつ
取り出して、本発明に係る仕分け用搬送装置4に供給す
るように構成されている。この仕分け用搬送装置4によ
り、1個ずつ搬送される青果物などの物品Sは、検査装
置5を通過して検査され、大きさや形、傷の有無等を選
別基準として3段階に分別され、3本の分別コンベヤ装
置6A〜6Cにそれぞれ供給される。そして各分別コン
ベヤ装置6A〜6Cにより箱詰め装置7に搬送された青
果物は、箱詰めされて出荷される。
【0015】この仕分け用搬送装置4は、図1〜図3に
示すように、搬送経路11に沿って移動自在な無端状移
動体である搬送チェーン12に、物品を保持排出可能な
搬送仕分け手段である搬器ユニット21が搬送チェーン
12の2リンクピッチ毎に設けられている。この搬器ユ
ニット21は、搬送チェーン12に取り付けられたアー
ム支持部であるアーム支持台22と、このアーム支持台
22に搬送方向と平行な第1回動軸23,23を介して
上下方向に回動自在に支持された前後一対の第1受けア
ーム24A,24Bと、この両第1受けアーム24A,
24Bの先端部にそれぞれ第1回動軸23と平行な1本
の第2回動軸25を介して上下方向に回動自在に支持さ
れた第2受けアーム26A,26Bとを具備し、前記第
2回動軸25により前後の第1受けアーム24A,24
B同士および第2受けアーム26A,26B同士がそれ
ぞれ一体化されている。さらに、前記第1受けアーム2
4A,24Bおよび第2受けアーム26A,26Bを略
水平の保持姿勢(ア)から、まず第2受けアーム26
A,26Bのみを下方に回動して傾斜された中間姿勢
(イ)とした後、さらに第1受けアーム24A,24B
を下方に回動した傾斜排出姿勢(ウ)とするアーム傾動
排出機構27が設けられている。
【0016】また前記搬送経路11の分別コンベヤ装置
6A〜6Cの各対抗位置には、アーム傾動排出機構27
を作動して物品を排出する仕分け作動手段28がそれぞ
れ配設されている。さらに分別コンベヤ装置6A〜6C
の下流側搬送経路11には、傾斜排出姿勢(ウ)の第1
受けアーム24A,24Bおよび第2受けアーム24
A,24Bを保持姿勢(ア)に復帰させるアーム復帰手
段29が設けられている。(図4,図5) 以下、その詳細を説明する。
【0017】搬送経路11の始端部と終端部には、少な
くとも一方が搬送用モータ(図示せず)により駆動され
るスプロケット13がそれぞれ配置され、これらスプロ
ケット13,13に搬送チェーン12が巻張されてい
る。また搬送経路11に沿って配設された搬送フレーム
15に、搬送チェーン12を案内する上下ガイドレール
14A,14Bがそれぞれ配設される。さらに搬送チェ
ーン12のチェーンリンク12aには、2ピッチごとに
L形断面の取付部材16を介して搬器ユニット21が設
けられている。
【0018】前記搬器ユニット21は、取付部材16に
固定されたアーム支持台22の支持ブロック31に、第
1受けアーム24A,24Bの基端部が第1回動軸2
3,23を介して上下方向に傾動自在に支持され、また
これら第1受けアーム24A,24Bの先端部に第2回
動軸25を介して第2受けアーム26A,26Bが上下
方向に傾動自在に支持されている。これら第1受けアー
ム24A,24Bおよび第2受けアーム26A,26B
は、保持姿勢(ア)で上部受け面24a,26aが皿状
に形成されるとともに、物品の衝撃を緩和する緩衝毛3
2がそれぞれ植設されて、物品を保護するように形成さ
れている。
【0019】前記アーム傾動排出機構27は、第1回動
軸23には第1回動付勢手段である第1傾動コイルばね
33がそれぞれ介装されて第1受けアーム24A,24
Bが下方に回動付勢されている。そして第1受けアーム
24Aの基端部に第1係止歯34が突出して形成され、
またアーム支持台22には第1係止歯34に係合可能な
第1係止爪35aを有する第1係止レバー35が、第1
回動軸23と平行な第1レバー軸36を介して回動自在
に設けられ、レバー用コイルばね36aにより係合方向
Cに付勢されている。
【0020】一方、第2回動軸25には第2回動付勢手
段である第2傾動コイルばね37が介装されて第2受け
アーム26A,26Bが下方に回動付勢されている。ま
た第2受けアーム26Aの基端部に第2係止歯38が突
出して形成され、またアーム支持台22には第2係止歯
38に係合可能な第2係止爪39aを有する第2係止レ
バー39が第2レバー軸40を介して回動自在に設けら
れている。さらに、前記第1係止レバー35と第2係止
レバー39とは連動手段であるリンクアーム41により
連結されて連動されている。
【0021】また、第1係止レバー35の第1係止爪3
5aが第1受けアーム24Aの第1係止歯34に係合す
ると共に、第2係止レバー39の第2係止爪39aが第
2受けアーム26Aの第2係止歯38に係合した状態
で、第1,第2受けアーム24A,24B,26A,2
6Bが保持姿勢(ア)に保持され、第1係止レバー35
側の係合が第2係止レバー39より深く噛み合うように
構成される。したがって、第1係止レバー35か矢印A
で示す解除方向に回動された場合に、最初に第2係止レ
バー39の第2係止爪39aが第2係止歯38から外れ
て、第2受けアーム26A,26Bが矢印Aで示すよう
に下方に回動され、中間姿勢(イ)となるように構成さ
れる。さらに第1係止レバー35か解除方向Aに回動さ
れることにより、次いで第1係止レバー35の第2係止
爪35aが第1係止歯34から外れて、第1受けアーム
24A,24Bが第2受けアーム26A,26Bと共に
下方に回動されて傾斜排出姿勢(ウ)になるように構成
される。
【0022】このように、第2受けアーム26A,26
Bが折り曲げられた中間姿勢(イ)から第1受けアーム
24A,24Bが回動されることにより、その旋回半径
Raが従来の旋回半径Rbに比べて大幅に縮小すること
ができ、これにより分別コンベヤ装置6A〜6Cの受け
面レベルHaを従来の受け面レベルHbより充分に高く
することができ、物品Sの落下距離Lを小さくすること
ができる。
【0023】分別コンベヤ装置6A〜6Cの各対抗位置
に設けられた仕分け作動手段28は、遊端側の押圧部4
2aが第1係止レバー35の受動端35bに当接可能な
押さえ板42が支持ピン45を介して回動自在に支持さ
れ、支持ピン45に介装されたねじりコイルばね43に
より上方に回動付勢されている。そしてこの押さえ板4
2の上部に、押さえ板42を2段階に下方に回動させる
排出アクチェータ44がそれぞれ配設されている。した
がって、分別コンベヤ装置6A〜6Cの上方に移動して
きた搬器ユニット21を、排出アクチェータ44により
押さえ板42を2段階に下方に回動させて第1係止レバ
ー35を解除方向Aに2段階に回動させ、第1,第2受
けアーム24A,24B,26A,26Bを保持姿勢
(ア)から中間姿勢(イ)に、さらに中間姿勢(イ)か
ら傾斜排出姿勢(ウ)にすることができる。もちろん物
品の形状によって中間姿勢(イ)で物品Sを正確に排出
できる場合には、傾斜排出姿勢(ウ)に回動させる必要
はない。
【0024】さらに分別コンベヤ装置6A〜6Cの下流
側の搬送経路11に設けられたアーム復帰手段29は、
図4,図5に示すように、搬送フレーム15上に複数の
支柱51を介して搬送経路11に沿って配設された略部
分螺旋状に伸びる押上レール52により構成される。そ
して、搬器ユニット21が搬送方向に移動されることに
より、押上レール52が第2受けアーム26Aに底部側
から当接して、先ず第2受けアーム26A,26Bを下
方に押し下げ第2回動軸25を中心に回動限まで回動さ
せ後、次いで第2受けアーム26A,26Bを介して第
1受けアーム24A,24Bを第1回動軸23を中心に
上方に回動させ、保持姿勢(ア)となる手前で第1係止
レバー35の係止爪35aが第1係止歯34に係合さ
れ、さらに第2係止レバー39の係止爪39aが第2係
止歯38に係合される。なお、前記押上レール52を支
持する支柱51を立設したが、搬送フレーム15に取り
付けられた支持部材により押上レール52を支持しても
よい。
【0025】つぎにこの仕分け用搬送装置4の作用を説
明する。整列コンベヤ3から搬器ユニット21ごとに物
品が供給されて、保持姿勢(ア)の第1受けアーム24
A,24Bおよび第2受けアーム26A,26B上に保
持され搬送経路11に沿って搬送される。次いで検査装
置5により物品が検査されて排出する分別コンベヤ装置
6A〜6Bが選択される。そして搬器ユニット21が目
的の分別コンベヤ装置6A〜6Bの上方まで搬送される
と、仕分け作動手段28の排出アクチェータ44が初期
作動されてねじりコイルばね43に抗して押さえ板42
を押し下げ、押さえ板42の押圧部42aで第1係止レ
バー35の受動端35bを押し下げて第1係止レバー3
5を解除方向Aに回動させ、さらにリンクアーム41を
介して第2係止レバー39を解除方向Bに回動させ、そ
の係止爪39Aを第2係止歯38を離脱させる。これに
より第2傾動コイルばね37の作用で第2受けアーム2
6A,26Bが下方のD方向に回動されて中間位置
(イ)となる。さらに排出アクチェータ44が次期作動
されて押さえ板42がさらに押し下げられると、第1係
止レバー35がさらに解除方向Aに回動されてその係止
爪35aが第1係止歯35aから離脱される。これによ
り第1傾動コイルばね33の作用で第1受けアーム24
A,24Bが下方のE方向に回動されて傾斜排出位置
(ウ)となり、物品が目的の分別コンベヤ装置6A〜6
Bに排出される。その後、各搬器ユニット21はアーム
復帰手段29の押上レール52により第1傾動コイルば
ね33および第2傾動コイルばね37に抗して上方に回
動され、傾斜排出位置(ウ)から保持位置(ア)に戻さ
れる。
【0026】上記実施の形態によれば、分別コンベヤ装
置6A〜6C上の仕分け位置において、搬器ユニット2
1の第2受けアーム26A,26Bを下方に折り畳んだ
後、第1受けアーム24A,24B下方に傾動させるこ
とにより、回動半径を大幅に減少させて物品を分別コン
ベヤ装置6A〜6Cの何れかに落下させて排出できるこ
とから、物品の落下排出距離を大幅に小さくできて物品
が傷付くのを未然に防止することができ、また装置の高
さも低くできることから全体をコンパクトに構成するこ
とができる。
【0027】図7は、搬器ユニット91のアーム傾動排
出機構27を第1,第2受けアーム24,26ごとに設
けたさらに他の実施の形態を示す。なお、上記実施の形
態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0028】すなわち、搬送チェーン12に一定ピッチ
で設けられた各アーム支持部22には、3組の第1,第
2受けアーム24,26がそれぞれ支持ブロック31を
介して配設されている。各組の受けアーム24,26
は、各第2回動ピン92がそれぞれ分割されて独立さ
れ、各受けアーム24,26ごとにアーム傾動排出機構
27が設けられている。これらアーム傾動排出機構27
は先の実施の形態と同一構造で、各受けアーム24,2
6毎に第1係止レバー35が設けられている。したがっ
て、仕分け作動手段28の押さえ板42の搬送方向の幅
Lをたとえば図示するように3組の受けアーム24,2
6の搬送方向の配設ピッチに対応させることにより、同
時に3組の受けアーム24,26を下方に回動させて物
品を排出することができる。
【0029】上記構成により、幅Lの異なる押さえ板4
2を複数枚用意しておき、扱う物品の大きさに合わせて
押さえ板42を選択することにより、分別コンベヤ装置
6A〜6C上方の仕分け位置で回動させる受けアーム2
4,26の本数を物品の大きさに合わせて任意に設定す
ることができる。また物品を大きさ別に仕分けする場合
には、各仕分け位置で仕分けする物品の大きさに対応す
る幅Lの押さえ板42を取り付けておき、仕分け排出に
必要な本数だけ受けアーム24,26を下方に回動させ
てもよい。したがって、物品の仕分け搬送ピッチも物品
の大きさに合わせて設定することができ、能率のよく仕
分けすることが可能となる。
【0030】なお、上記実施の形態では、搬送チェーン
12の2リンクごとに3組の第1,第2受けアーム2
4,26配置したが、搬送チェーン12のピッチおよび
配設受けアームの組数は任意に設定することができる。
【0031】図8および図9は搬器ユニット21のアー
ム傾動排出機構27を変更したさらに他の実施の形態を
示す。すなわち、先の実施の形態では、仕分け作動部2
8で1個の排出アクチェータ44を使用したのに対し
て、この実施の形態では第1受けアーム24A,24B
の係止を解除する第1係止レバー35と第1係止歯34
からなる第1解除機構61と、第2受けアーム26A,
26Bの係止を解除する第2係止レバー39および第2
係止歯38を有する第2解除機構62とを別々に操作す
る第1排出アクチェータ74および第2排出アクチェー
タ76を設けたものである。
【0032】すなわち、アーム支持台22には、受動レ
バー63が第1係止レバー35と共に第1回動軸23に
それぞれ回動自在に枢支され、受動レバー63と第2係
止レバー39とがリンクアーム64を介して連動連結さ
れており、受動レバー63とリンクアーム64も第2係
止レバー39および第2係止歯38と共に第2解除機構
62が構成されている。
【0033】そして、仕分け作動部71には、第1押さ
え板72を介して第1係止レバー35の受動部35bに
当接し回動させる第1排出アクチェータ73を備えた主
作動部74と、第2押さえ板75を介して受動レバー6
3の受動部63aに当接して回動させ、リンクアーム6
4を介して第2係止レバー39を回動させる第2排出ア
クチェータ76を備えた初期作動部77とが設けられて
いる。78は第1押さえ板72の支持ピン79に介装さ
れて第1押さえ板72を上方に回動付勢する第1ねじり
コイルばね、80は第2押さえ板75の支持ピン81に
介装されて第2押さえ板75を上方に回動付勢する第2
ねじりコイルばねである。
【0034】上記実施の形態によれば、第1受けレバー
24A,24Bの第1解除機構61と、第2受けレバー
26A,26Bの解除機構62を別々に設けたので、任
意位置で係合を解放して 第1受けレバー24A,24
Bおよび第2受けレバー26A,26Bを独立して下方
に回動させることができるので、設計上の自由度が広が
り、信頼性も高い。また第2受けレバー26A,26B
のみの回動で物品Sを排出することも容易に行うことが
できる。
【0035】
【発明の効果】以上に述べたごとく、請求項1記載の発
明によれば、先端側の第2受けアームを回動させて折り
畳んだ後、第1受けアームを下方に回動させるので、受
けアーム全体の回動半径を大幅に縮小することができ
る。したがって、物品を保持位置から落下させる仕分け
受け面までの落下距離を小さくすることができ、仕分け
時の排出落下により物品が損傷するのを未然に防止する
ことができる。また仕分け部を嵩低くコンパクトにする
ことができる。
【0036】また、請求項2記載の構成によれば、仕分
けする物品の大きさに対応して、仕分け作動手段により
仕分け位置で回動する第1,第2受けアームの本数を任
意に設定することができ、これにより物品の大きさに合
わせて搬送ピッチを設定できるので、能率良く仕分け搬
送することが可能となる。
【0037】さらに、請求項3記載の構成によれば、第
1,第2係止部材の係止状態を連動手段により調整する
だけの簡単な構成で、第2受けアームおよび第1受けア
ームを順次下方に回動させることができ、設備コストを
低減することができる。
【0038】また、請求項4記載の構成によれば、仕分
け作動手段の初期作動部および主作動部により、第1お
よび第2解除機構を介して第1,第2係止部材の係止状
態をそれぞれ解除することができ、正確で信頼性の高い
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仕分け用搬送装置の実施の形態を
示し、搬器ユニットの背面断面図である。
【図2】同搬器ユニットの動作を説明する背面断面図で
ある。
【図3】同搬器ユニットを示す一部切欠き平面図であ
る。
【図4】同アーム復帰手段を示す背面図である。
【図5】同アーム復帰手段を示す側面図である。
【図6】同仕分け用搬送装置を備えた配送設備を示す斜
視図である。
【図7】本発明に係る仕分け用搬送装置の搬器ユニット
の他の実施の形態を示す一部切欠き平面図である。
【図8】本発明に係る仕分け用搬送装置の搬器ユニット
のさらに他の実施の形態を示す背面断面図である。
【図9】同搬器ユニットを示す一部切欠き平面図であ
る。
【符号の説明】
4 仕分け搬送装置 11 搬送経路 12 搬送チェーン(移動体) 21,91 搬器ユニット(搬送仕分け手段) 22 アーム支持台(アーム支持部) 23 第1回動軸 24A,24B,24 第1受けアーム 25 第2回動軸 26A,26B,26 第2受けアーム 27 アーム傾動排出機構 28 仕分け作動手段 29 アーム復帰手段 33 第1傾動コイルばね 34 第1係止歯 35 第1係止レバー(第1係止部材) 35a 係止爪 37 第2傾動コイルばね 38 第2係止歯 39 第2係止レバー(第2係止部材) 41 リンクレバー(連動手段) 42 押さえ板 44 排出アクチェータ 45 押上レール 61 第1解除機構 62 第2解除機構 64 リンクアーム 71 仕分け作動部 73 第1排出アクチェータ 74 主作動部 76 第2排出アクチェータ 77 初期作動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送経路に沿って移動される無端状移動体
    に、物品を保持排出可能な搬送仕分け手段を一定間隔毎
    に配設し、 前記搬送仕分け手段に、無端状移動体に取り付けられた
    アーム支持部に上下方向に回動自在に支持された第1受
    けアームと、この第1支持アームの先端部に上下方向に
    回動自在に支持された第2受けアームと、前記第1受け
    アームおよび第2受けアームを水平の保持姿勢から前記
    第2受けアームを下方に回動した後、第1受けアームを
    下方に回動して物品を排出する傾斜排出姿勢とするアー
    ム傾動排出機構とを備え、 前記搬送経路の仕分け位置に前記アーム傾動排出機構を
    作動して物品を排出する仕分け作動手段を配設し、 傾斜排出姿勢の第1受けアームおよび第2受けアームを
    保持位置に復帰させるアーム復帰手段を設けたことを特
    徴とする仕分け用搬送装置。
  2. 【請求項2】各搬送仕分け手段に、第1受けアームと第
    2受けアームとを複数組配設するとともに、各組み毎に
    アーム傾動排出機構を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の仕分け用搬送装置。
  3. 【請求項3】アーム傾動排出機構に、第1受けアームを
    下方に回動付勢する第1回動付勢手段と、第1受けアー
    ムを保持位置で係止する第1係止部材と、第2受けアー
    ムを下方に回動付勢する第2回動付勢手段と、第2受け
    アームを保持位置で係止する第2係止部材と、第1係止
    部材と第2係止部材とを連動連結し第2係止部材による
    第2受けアームの係止を解除後、第1係止部材による第
    1受けアームの係止を解除する連動手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1または2の何れかに記載の仕分け
    用搬送装置。
  4. 【請求項4】アーム傾動排出機構に、第1受けアームを
    下方に回動付勢する第1回動付勢手段と、第1受けアー
    ムを保持位置で係止する第1係止部材と、第2受けアー
    ムを下方に回動付勢する第2回動付勢手段と、第2受け
    アームを保持位置で係止する第2係止部材と、第1係止
    部材を作動して係止を解除可能な第1解除機構と、第2
    係止部材を作動して係止を解除可能な第2解除機構と備
    え、仕分け作動手段に、搬送経路上流側に配置されて前
    記第2解除機構を作動する初期作動部と、この初期作動
    部の下流側に配置されて第1解除機構を作動する主作動
    部とを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載
    の仕分け用搬送装置。
JP29698196A 1996-08-06 1996-11-11 仕分け用搬送装置 Pending JPH10101220A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7156740B1 (ja) * 2022-01-26 2022-10-19 片山チエン株式会社 仕分けコンベヤ

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