JPH10101121A - 容器開封装置 - Google Patents

容器開封装置

Info

Publication number
JPH10101121A
JPH10101121A JP8261722A JP26172296A JPH10101121A JP H10101121 A JPH10101121 A JP H10101121A JP 8261722 A JP8261722 A JP 8261722A JP 26172296 A JP26172296 A JP 26172296A JP H10101121 A JPH10101121 A JP H10101121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening device
container
spout
flat
container opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8261722A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiko Shinohara
光彦 篠原
Takashi Ikuto
崇史 生藤
Hiromasa Suzuki
宏政 鈴木
Michio Ueda
道雄 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikoku Kakoki Co Ltd
Original Assignee
Shikoku Kakoki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shikoku Kakoki Co Ltd filed Critical Shikoku Kakoki Co Ltd
Priority to JP8261722A priority Critical patent/JPH10101121A/ja
Publication of JPH10101121A publication Critical patent/JPH10101121A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/72Contents-dispensing means
    • B65D5/74Spouts
    • B65D5/746Spouts formed separately from the container
    • B65D5/747Spouts formed separately from the container with means for piercing or cutting the container wall or a membrane connected to said wall
    • B65D5/748Spouts formed separately from the container with means for piercing or cutting the container wall or a membrane connected to said wall a major part of the container wall or membrane being left inside the container after the opening

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開封時に充填液がこぼれる心配がなく、安心
して開封操作できるようにする。また、充填液の注出操
作をスムースに行えるようにする。 【解決手段】 容器11の頂壁21に注出口形成予定部43を
設ける。注出口形成予定部43の外側に注出筒51の下端部
を固着する。注出筒51内に開封具13を収める。開封具13
に、注出口形成予定部43の外周縁と合致させられた横断
面を有する垂直筒状部91と、筒状部内91を縦断している
垂直平板状部92とを備える。平板状部92の下端部に切刃
105 を設ける。筒状部91の下端部から切刃105 を下方に
突出させる。開封具13の押下げによって切刃105 が注出
口形成予定部43を切断するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、飲料を
充填した紙容器を開封する開封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、例えば、アメリ
カ特許4,934,590号明細書に開示されているよ
うに、容器の頂壁に注出口形成予定部が設けられてお
り、注出口形成予定部の外側に注出筒の下端部が固着さ
れており、注出筒内に開封具が収められており、開封具
が、一端部において注出筒に上下揺動自在に連結されて
いるボディと、ボディに垂下状に設けられているスカー
トとを有しており、スカートが、円弧をボディの揺動端
側に向けた横断面U字状に形成されており、スカートの
下端面に切刃が設けられており、ボディの揺動端部の押
下によって、切刃が注出口形成予定部を切断して釣鐘状
の注出口が形成されるようになされているものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、注出口
形成予定部の切断の際に、その時のショック等により、
形成された注出口から充填液が飛び出す恐れがあった。
【0004】さらに、開封の後、充填液を注出する際に
容器を傾けると、注出口から充填液が勢いあまって脈動
をともなって一気に流出するきらいがあり、注出操作が
しずらかった。
【0005】また、ボディ揺動端部の押下は、指によっ
て行われるが、開封具とともに指が容器内に入り込んで
液面と接触する恐れがあり、衛生上、好ましくなかっ
た。
【0006】この発明の目的は、上記問題点を解決し、
開封時に充填液がこぼれる心配がなく、安心して開封操
作をすることができ、また、充填液の注出操作をも行い
易い容器開封装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による容器開封
装置は、容器の頂壁に注出口形成予定部が設けられてお
り、注出口形成予定部の外側に注出筒の下端部が固着さ
れており、注出筒内に開封具が収められており、開封具
の押下げによって切刃が注出口形成予定部を切断するよ
うになされている容器開封装置において、開封具が、注
出口形成予定部の外周縁と合致させられた横断面を有す
る垂直筒状部と、筒状部内を縦断している垂直平板状部
とを有しており、平板状部の下端部に切刃が設けられ、
切刃が、筒状部から下方に突出させられていることを特
徴とするものである。
【0008】この発明による容器開封装置では、開封具
が、注出口形成予定部の外周縁と合致させられた横断面
を有する垂直筒状部と、筒状部内を縦断している垂直平
板状部とを有しており、平板状部の下端部に切刃が設け
られ、切刃が、筒状部から下方に突出させられているか
ら、注出口形成予定部の切断の際に、最初に、平板状部
の切刃によって注出口形成予定部の一部が縦断または横
断状に切断され、注出口形成予定部の全体が切刃によっ
て一気に切断されることがなく、切断のショック等がな
い。したがって、形成された開口から充填液が飛び出す
心配がない。
【0009】さらに、注出口形成予定部を切断した後、
形成された開口に開封具を差し込んだままにしておく
と、注出の際、開封具の平板状部が整流作用をするた
め、注出される充填液が脈動をともなって一気に流出す
ることがなく、注出操作を安心して行うことができる。
【0010】筒状部の下端部が、平板状部の下端部の長
さ方向から見て、平板状部の下方突出部上端の位置を底
とする略V字ないしU字状をなすように形成されている
ことが好ましい。
【0011】略V字ないしU字状をなす筒状部の楔作用
により、平板状部の切断に続いて、筒状部の切断がスム
ースに行われる。
【0012】筒状部が、横断面形状において、平板状部
の両端に円弧頂点で連らなりかつ互いの開口同士を向合
わせた円弧をなす一対の湾曲部と、両湾曲部の相対する
端部同士を連絡するようにのびた直線をなす一対の平坦
部とを有しており、湾曲部の下端面が、湾曲部のなす円
弧の基部から頂部にかけて漸次低くなるように形成さ
れ、湾曲部の下端面に切刃が設けられ、平坦部の下端面
が、平坦ないし丸みを帯びた水平面に形成されているこ
とが好ましい。
【0013】筒状部による切断は、湾曲部によってのみ
行われ、平坦部によって行われないから、注出口形成予
定部の全体が切断されることが無く、切断部分が容器内
に落下する恐れがない。
【0014】筒状部の切刃は、湾曲部の外周側を尖らせ
た横断面V字をなす外刃であることが好ましい。
【0015】もし仮に、外刃の逆の内刃であると、切断
しようとする注出口形成予定部の外側の部分が外に逃げ
るため、切断が容易でないが、外刃であると、その心配
がなく、切断が確実に行われる。
【0016】筒状部の外面上端に、注出筒内面に昇降自
在にはめ合わされたフランジが設けられ、注出筒内面上
端縁部とフランジの外周縁部が、複数箇所において、易
破断連結部によって連結されていることが好ましい。
【0017】易破断連結部を破断した後でないと、開封
具を押下げることができない。したがって、注出口形成
予定部が不用意に破断される心配がない。
【0018】注出筒内面下端部に、フランジを下側から
係合させる水平状係合突条が設けられていることが好ま
しい。
【0019】開封の後、係合突条にフランジを下側から
係合しておくと、形成された注出口に開封具が挿入され
たままに保持される。したがって、開封具の筒状部が注
出口につらなって注出時の液体の案内作用をなすため、
注出操作を円滑に行うことができる。また、開封具が注
出口内に落下したり、注出筒から飛び出したりする心配
がない。
【0020】容器内に空気を存在させないように液体が
満杯に充填されていても、注出口形成予定部の一部が縦
断または横断状に切断されると、切断か所から容器内に
空気が流入し、容器内にヘッドスペースができるため、
開封具や容器の切断された部分が液面と触れることがな
く、衛生的である。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照してつぎに説明する。
【0022】以下の説明において、前後とは、図1に矢
印Aで示す手前側を前、これと反対側を後といい、左右
とは、前から見て、その左右の側を左右というものとす
る。図1〜図3を参照すると、容器11、注出具12および
開封具13が示されている。容器11は、紙主体積層体製容
器素材を直方体状に折曲・組立てられたものであって、
左右に長い方形平坦状頂壁21を有している。容器11には
液体が満杯充填されており、ヘッドスペースが零の状態
(液面と容器内面の間にエアー層が無い状態)となって
いる。これは、内容物の無菌性、保存性、衛生上の観点
から好ましい条件である。
【0023】容器素材は、図7に詳しく示すように、容
器外側から順次外ポリエチレン層31、紙層32、中ポリエ
チレン層33、アルミニウム箔層34および内ポリエチレン
層35によって構成されている。
【0024】頂壁21は、左右方向にのびた横シール部41
およびこれの前方を前後方向にのびた縦シール部42を有
している。横シール部41手前の縦シール部42左側には注
出口形成予定部43が設けられている。注出口形成予定部
43は、左右にのびた略長円形状もので、左右両端の円弧
部44と、これらの円弧部44を連絡して互いに平行にのび
た前後の直線部45で囲まれた領域である。図1および図
3中、その領域にはハッチングが施されている。注出口
形成予定部43にはスコア線が所要パターンで形成されて
いる。すなわち、スコア線は、注出口形成予定部43を縦
断するように注出口形成予定部43の前後方向中央を左右
方向にのびている一直線状内側スコア線46と、内側スコ
ア線46の左右両端にそれぞれ連なって注出口形成予定部
43の左右の部分の外周にそってそれぞれのびている左右
のU字状外側スコア線47とよりなる。左右の外側スコア
線47の相対する先端部間にはスコア線無し部48が設けら
れている。再び、図7を参照すると、内側および外側ス
コア線46,47は、容器素材から、アルミニウム箔層34よ
び内ポリエチレン層35を残存させて、外ポリエチレン層
31、紙層32および中ポリエチレン層33を除去することに
より形成されたものである。図7には外側スコア線47の
みを示すが、これと内側スコア線46も同一構造である。
【0025】注出具12は、合成樹脂、例えば、ポリエチ
レン樹脂またはポリプロピレン樹脂の一体成形によって
形成されたもので、垂直筒状注出筒51およびこれの上端
に開閉自在に被せられている蓋52とよりなる。
【0026】注出筒51の横断面は、注出口形成予定部43
の外周より一回り大きい相似形で、上端から下端にかけ
て一様となるように形成されている。注出筒51の外面下
端には左右に長い方形状のフランジ61が設けられ、その
下面が注出口形成予定部43の外側に接着剤によって固着
されている。この固着は、ヒートシールにより注出筒51
そのものを直接融着するようにしてもよい。注出筒51の
外面上端近くには環状嵌合凹部62が設けられている。注
出筒51内面下端には環状下係合突条63が全周にわたって
設けられるとともに、下係合突条63の全周のうち、前後
方向に相対する部分のすぐ上に、これと平行に直線状下
係合突条64が設けられている(図4および図5参照)。
これらの突条63,64を除いて、注出筒51の内面は全面に
わたって平滑である。
【0027】蓋52は、浅い皿状のもので、注出筒51の上
端外面にはめ被せられる周壁71と、平坦状頂壁72とより
なる。周壁71外面右端部と、これのすぐ下の注出筒51外
面右端部とがヒンジ形成用帯状部81によって屈曲自在に
連結されている。周壁71外面左端には円弧状つまみ82が
設けられている。周壁71内面下端には環状嵌合凸部83が
設けられており、これが、嵌合凹部62にはめ外し自在に
はめ合わされる。頂壁72内面外周近くには環状押圧突条
84が設けられている。嵌合凹部62と嵌合凸部83がはめ合
わされた際、押圧突条84が注出筒51の上端の丸みを帯び
た面のやや内側の部分を押圧する。別の見方をすれば、
嵌合凸部83と押圧突条84によって、注出筒51の嵌合凹部
62より上側の部分を挟みつける。
【0028】開封具13は、注出具12と一体成形されたも
ので、注出筒51内に垂直姿勢に収容されかつ注出口形成
予定部43の外周縁と合致させられた左右にのびた略長円
形の横断面を有する筒状部91と、筒状部91内を、これを
前後に仕切るように縦断している垂直平板状部92よりな
る。
【0029】筒状部91の外面上端にはフランジ101 が設
けられている。注出筒51内面とフランジ101 外面の間に
は、フランジ101 の水平方向の移動は拘束するが、その
上下動は自由とする隙間が形成されている。フランジ10
1 の前後両縁のそれぞれ中間の2か所において、強易破
断性連結部102 によって注出筒51内において開封具13が
宙吊りとなるように連結されている(図8および図9参
照)。また、フランジ101 の左右両端の2か所の部分
が、弱易破断性連結部111 によって注出筒51に連結され
ている。この状態で容器頂壁21上面と開封具13の下端面
の間には若干の間隙が残されているが、筒状部91の下端
面は注出口形成予定部43の外周縁、したがって、U字状
外側スコア線47と相対させられ、平板状部92の下端面は
内側スコア線46と相対させられている。
【0030】筒状部91は、横断面形状において、平板状
部92の両端に円弧頂点で連らなりかつ互いの開口同士を
向合わせた円弧をなす左右一対の湾曲部121 と、両湾曲
部121 の相対する端部同士を連絡するようにのびた直線
をなす前後一対の平坦部122とを有している。
【0031】筒状部91の下端部は、図4に示すように、
前後方向より見て、上向きに膨らんだ略アーチ状に形成
されるとともに、図5に示すように、左右方向より見
て、浅い略V字ないしU字状に形成されている。換言す
ると、湾曲部121 の下端面は、湾曲部121 のなす円弧の
基部から頂部にかけて漸次低くなるように形成されてい
る。その結果、筒状部91の左右両端部において、筒状部
91の軸方向の長さが最も大きくなっている。平板状部92
の上下方向の長さは、左端から右端まで一定であり、そ
れは、筒状部91の最大長さより若干大きくて、この最大
長さ部分から下方に、その長さの差の分だけ突出させら
れている。筒状部91の最大長さ部分に平板状部92の左右
両縁が連なっている。この連なっている部分において、
筒状部91と平板状部92の下端部同しの交差部分103 が筒
状部91のなすVないしU字の底にあたる。
【0032】筒状部91の湾曲部121 下端面には、これを
斜めに成形することによって、横断面において同下端面
外縁を尖らせた外側切刃104 が形成されている。平坦部
122の下端面が、平坦な水平面に形成されているが、こ
れは、丸みを帯びていても良い。平板状部92の下端面に
は、これをV字に成形することによって、横断面におい
て同下端面幅方向中央を尖らせるとともに、前後方向よ
り見て、鋸歯状をなす内側切刃105 が形成されている。
そして、内側切刃105 の全体が筒状部91の下端より下方
に突出させられている。また、鋸歯状切刃105 に変え
て、一直線状切刃としてもよい。
【0033】容器11の開封に際し、蓋52を外すと、注出
筒51内において開封具13の上面が露出させられる(図
2)。開封具13を押下げる前に、開封具13を左右に揺動
させて、弱破断連結部111 をそれぞれ破断する。そし
て、開封具13を若干押下げると、まず、強破断連結部10
2 が破断させられ開封具13の上下動が自由となる。引き
続いて、開封具13を押下げると、内側切刃105 が内側ス
コア線46に突き刺さってこれを切断する(図10参
照)。そうすると、切断部から容器11内に空気が流入
し、今まで密閉状態であったため膨脹できなかった容器
11が膨脹させられ、その膨脹の分だけ液面が下がって容
器11内にヘッドスペースが生じる。そのため、これ以後
の開封操作によって充填液が切断部から飛び出す心配が
ない。
【0034】つづいて、開封具13を押下げていくと、外
側切刃104 が外側スコア線47の内側スコア線46との隣接
部分に突き刺さって、この部分を筒状部91の湾曲部121
が押広げながら、切断が外側スコア線47を内から外に向
かって進行する。さらなる開封具13の押下げによって開
封具13が容器11に押し込まれていっても、スコア線無し
部48があり、なおかつ、筒状部91の平坦部122 には切刃
がないため、切断は進行することなく折り曲げられるだ
けで、注出口形成予定部43が完全に切断してしまうこと
はなく、切断部が容器11内に落下する心配が無い。開封
具13のフランジ101 が上係合突条64を乗り越えて上下の
係合突条64,63で挟まれた状態になると、開封具13の押
下げ動作を停止する(図11参照)。この状態で注出口
形成予定部は2つに分断された状態で、観音開きとなっ
て折り曲げられ、切断された注出口形成予定部43は開口
の縁部から垂れ下がるが、その垂れ下がった部分が液面
と接触する心配がない。
【0035】開封動作を完了し、フランジ101 が上下の
係合突条64,63で挟まれた状態になると、開口した注出
口に開封具13の筒状部91が差し込まれたままに保持され
る。すなわち、開封具13が注出口から容器11内に落下す
ることもなく、注出筒51から飛び出すこともない。
【0036】図12に示すように、充填液の注出に際
し、容器11を傾けると、容器11のヘッドスペースは傾斜
した液面(図12中ハッチングを施して示す)を形成す
る。その液面の下端は注出口の上端レベル付近にあり、
そこから容器11内に空気が流入し、代わりに、注出口の
下側の部分から充填液が流出する。こうして、充填液と
空気が置換されながら注出が行われるため、充填液はス
ムースに流出する。しかも、流出する充填液は、開封具
13の平板状部92が抵抗となって整流されるため、一気に
勢い良く流出することなく、平板状部92の両側を通っ
て、一層、スムースに流出する。
【0037】注出作業が完了し、容器11に飲み残した液
体が残った場合、注出筒51に蓋52を被せておけば、容器
11が転倒したときでも、内容物が漏れる心配が無い。
【0038】図13は、注出口形成予定部131 およびこ
れに設けられたスコア線の変形例を示すものである。こ
の変形例による注出口形成予定部131 は、上記実施例の
ものと同様に、左右2つの円弧状部141,142 および直線
部143 よりなるが、2つの円弧状部141,142 の半径を互
いに異にしている。また、スコア線も同様に、内側スコ
ア線151 および2つの外側スコア線152,153 よりなる
が、注出口形成予定部131 の形状に対応して、2つの外
側スコア線152,153 のU字のなす曲率が相違している。
【0039】図14は、上記実施例の下係合突条63を省
略して、上係合突条64のみとした例を示すものである。
開封具13のフランジ101 は、上係合突条64と開口した注
出口の外周縁部によって挟まれる。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、開封時に充填液がこ
ぼれる心配がなく、安心して開封操作をすることがで
き、また、充填液の注出操作をスムースに行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による容器開封装置の分解斜視図であ
る。
【図2】同装置の斜視図である。
【図3】同装置の平面図である。
【図4】同装置の垂直縦断面図である。
【図5】同装置の垂直横断面図である。
【図6】図4の一部拡大断面図である。
【図7】図4の図6とは別の部分の一部拡大断面図であ
る。
【図8】同装置の開封具の斜視図である。
【図9】同装置の開封動作説明図である。
【図10】図9につづく開封動作説明図である。
【図11】図10につづく開封動作説明図である。
【図12】注出動作説明図である。
【図13】注出口形成予定部の変形例を示す平面図であ
る。
【図14】注出筒の係合突条の変形例を示す図5相当の
断面図である。
【符号の説明】
11 容器 13 開封具 21 容器頂壁 43 注出口形成予定部 51 注出筒 91 筒状部 92 平板状部 104 切刃 105 切刃
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 宏政 徳島県板野郡北島町太郎八須字西の川10番 地の1 四国化工機株式会社内 (72)発明者 植田 道雄 徳島県板野郡北島町太郎八須字西の川10番 地の1 四国化工機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の頂壁に注出口形成予定部が設けら
    れており、注出口形成予定部の外側に注出筒の下端部が
    固着されており、注出筒内に開封具が収められており、
    開封具の押下げによって切刃が注出口形成予定部を切断
    するようになされている容器開封装置において、 開封具が、注出口形成予定部の外周縁と合致させられた
    横断面を有する垂直筒状部と、筒状部内を縦断している
    垂直平板状部とを有しており、平板状部の下端部に切刃
    が設けられ、切刃が、筒状部から下方に突出させられて
    いることを特徴とする容器開封装置。
  2. 【請求項2】 筒状部の下端部が、平板状部の下端部の
    長さ方向から見て、平板状部の下方突出部上端の位置を
    底とする略V字ないしU字状をなすように形成されてい
    る請求項1記載の容器開封装置。
  3. 【請求項3】 筒状部が、横断面形状において、平板状
    部の両端に円弧頂点で連らなりかつ互いの開口同士を向
    合わせた円弧をなす一対の湾曲部と、両湾曲部の相対す
    る端部同士を連絡するようにのびた直線をなす一対の平
    坦部とを有しており、湾曲部の下端面が、湾曲部のなす
    円弧の基部から頂部にかけて漸次低くなるように形成さ
    れ、湾曲部の下端面に切刃が設けられ、平坦部の下端面
    が、平坦ないし丸みを帯びた水平面に形成されている請
    求項1または2記載の容器開封装置。
  4. 【請求項4】 切刃が、湾曲部の外周側を尖らせた横断
    面V字をなす外刃である請求項3記載の容器開封装置。
  5. 【請求項5】 筒状部の外面上端に、注出筒内面に昇降
    自在にはめ合わされたフランジが設けられ、注出筒内面
    上端縁部とフランジの外周縁部が、複数箇所において、
    易破断連結部によって連結されている請求項1〜4のい
    ずれかに記載の容器開封装置。
  6. 【請求項6】 注出筒内面下端部に、フランジを下側か
    ら係合させる水平状係合突条が設けられている請求項1
    〜5のいずれかに記載の容器開封装置。
  7. 【請求項7】 容器内に空気を存在させないように液体
    が満杯に充填されている請求項1〜6のいずれかに記載
    の容器開封装置。
JP8261722A 1996-10-02 1996-10-02 容器開封装置 Withdrawn JPH10101121A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8261722A JPH10101121A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 容器開封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8261722A JPH10101121A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 容器開封装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10101121A true JPH10101121A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17365806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8261722A Withdrawn JPH10101121A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 容器開封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10101121A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002128125A (ja) * 2000-10-27 2002-05-09 Shikoku Kakoki Co Ltd 注出装置
JP2002302146A (ja) * 2001-04-02 2002-10-15 Okura Ind Co Ltd 液切れの良好な注出口栓、及び、その用途
KR20040073820A (ko) * 2003-02-14 2004-08-21 노희권 실링 처리된 용기 입구 또는 뚜껑의 입구의 커팅 장치
KR100765994B1 (ko) * 2006-01-26 2007-10-11 노희권 용기마개
JP2008509054A (ja) * 2004-08-05 2008-03-27 ウィージー・パック・インターナショナル・リミテッド 注ぎ出しパッケージおよび注ぎ出し部材
JP2010215284A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Japan Crown Cork Co Ltd 紙容器用注出具
JP2011162248A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Nihon Tetra Pak Kk 開封具付き注出具
JP2012020773A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Nihon Tetra Pak Kk 紙容器の開封再栓装置
JP2013545680A (ja) * 2010-11-10 2013-12-26 ヒ グウォン リョ 容器用シール部材

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002128125A (ja) * 2000-10-27 2002-05-09 Shikoku Kakoki Co Ltd 注出装置
JP4671071B2 (ja) * 2000-10-27 2011-04-13 四国化工機株式会社 注出装置
JP2002302146A (ja) * 2001-04-02 2002-10-15 Okura Ind Co Ltd 液切れの良好な注出口栓、及び、その用途
KR20040073820A (ko) * 2003-02-14 2004-08-21 노희권 실링 처리된 용기 입구 또는 뚜껑의 입구의 커팅 장치
JP2008509054A (ja) * 2004-08-05 2008-03-27 ウィージー・パック・インターナショナル・リミテッド 注ぎ出しパッケージおよび注ぎ出し部材
KR100765994B1 (ko) * 2006-01-26 2007-10-11 노희권 용기마개
JP2010215284A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Japan Crown Cork Co Ltd 紙容器用注出具
JP2011162248A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Nihon Tetra Pak Kk 開封具付き注出具
JP2012020773A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Nihon Tetra Pak Kk 紙容器の開封再栓装置
JP2013545680A (ja) * 2010-11-10 2013-12-26 ヒ グウォン リョ 容器用シール部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2326034C2 (ru) Гарантийная шарнирная пробка для запечатанных пленочным материалом бутылок и других емкостей с текучим содержимым
JPH01139363A (ja) 少量のミルク、クリーム等の容器
US4247020A (en) Liquid containing and dispensing device
JP2009062091A (ja) プラスチックキャップ
JPH10101121A (ja) 容器開封装置
JP2532553B2 (ja) 開口装置
JPH09193954A (ja) 容器連結具集合体
US6536627B1 (en) Reclosable pourer spout for a container
US3924745A (en) Package construction, particularly a package designed for a single use
JP2934611B2 (ja) 収容体
EP0334839A4 (en) SELF-SEALING LIQUID DISTRIBUTION TANK.
JP2006069642A (ja) カップ型容器の開封部材
JP3795404B2 (ja) ホース状袋を空にするための装置
JP3757631B2 (ja) 液体包装容器
JP2002128125A (ja) 注出装置
JP2629023B2 (ja) 紙容器用注出具
JP2897978B2 (ja) 注ぎ出し口を有する合成樹脂フィルム製袋
EP0797531B1 (en) Disposable container for liquids, in particular drinks
JP2004182277A (ja) 容器の注出装置及び注出装置用キャップ
KR940001910Y1 (ko) 액체용기의 마개
JPH07330003A (ja) ポンプ容器
JPS6242941Y2 (ja)
JP2521350Y2 (ja) キャップ
JP2577558Y2 (ja) 紙容器用注出口成形体
JP3578862B2 (ja) 液体用容器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202