JPH10100838A - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置Info
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- JPH10100838A JPH10100838A JP8254901A JP25490196A JPH10100838A JP H10100838 A JPH10100838 A JP H10100838A JP 8254901 A JP8254901 A JP 8254901A JP 25490196 A JP25490196 A JP 25490196A JP H10100838 A JPH10100838 A JP H10100838A
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- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
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- B60R21/217—Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 テザーを配置させたエアバッグ内に容易にデ
ィフューザーを配置させることができるエアバッグ装置
を提供すること。 【解決手段】 エアバッグ２は、内部に、膨張形状を規
制するテザー５とガス流入口３から流入するガスの流れ
を規制するディフューザー７とを配置させて、ガス流入
口３の周縁に貫通された複数の取付孔４を有する。ディ
フューザー７は、周面にガス流入口３に対応したガス挿
通孔８を備えて、ガス挿通孔８の周縁にリテーナ１３の
各ボルト１３ａを挿通可能な貫通孔９を備えた円筒状の
布材からなる。ディフューザー７の内周側のガス挿通孔
８周縁に、リテーナ１３を配置させ、リテーナの各ボル
ト１３ａを貫通孔９とエアバッグ取付孔４を経てバッグ
ホルダ１８にナット１４止めすれば、ディフューザー７
がエアバッグ２内に配置される。
ィフューザーを配置させることができるエアバッグ装置
を提供すること。 【解決手段】 エアバッグ２は、内部に、膨張形状を規
制するテザー５とガス流入口３から流入するガスの流れ
を規制するディフューザー７とを配置させて、ガス流入
口３の周縁に貫通された複数の取付孔４を有する。ディ
フューザー７は、周面にガス流入口３に対応したガス挿
通孔８を備えて、ガス挿通孔８の周縁にリテーナ１３の
各ボルト１３ａを挿通可能な貫通孔９を備えた円筒状の
布材からなる。ディフューザー７の内周側のガス挿通孔
８周縁に、リテーナ１３を配置させ、リテーナの各ボル
ト１３ａを貫通孔９とエアバッグ取付孔４を経てバッグ
ホルダ１８にナット１４止めすれば、ディフューザー７
がエアバッグ２内に配置される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装着される
エアバッグ装置に関し、特に、膨張用ガスを流入させて
膨張するエアバッグ内に、膨張形状を規制するテザー
と、膨張用ガスの流れを規制するディフューザーと、が
配置されているエアバッグ装置に関する。
エアバッグ装置に関し、特に、膨張用ガスを流入させて
膨張するエアバッグ内に、膨張形状を規制するテザー
と、膨張用ガスの流れを規制するディフューザーと、が
配置されているエアバッグ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、エアバッグ装置のエアバッグ内
に、膨張形状を規制するテザーと、膨張用ガスの流れを
規制するディフューザーと、が配置されているものとし
て、特開平８−１０４１９５号公報に記載されているも
のが知られていた。
に、膨張形状を規制するテザーと、膨張用ガスの流れを
規制するディフューザーと、が配置されているものとし
て、特開平８−１０４１９５号公報に記載されているも
のが知られていた。
【０００３】上記公報記載のエアバッグは、膨張用ガス
を流入させるガス流入口周縁と、ガス流入口と対向する
天井壁部と、を連結するようにテザーが配置されてい
た。
を流入させるガス流入口周縁と、ガス流入口と対向する
天井壁部と、を連結するようにテザーが配置されてい
た。
【０００４】このテザーは、エアバッグのガス流入口側
で、ガス流入口を覆うように、ガス流入口周縁に縫合さ
れ、縫合されていない部位とエアバッグのガス流入口周
縁との間を、ガスを通過させるガス流通部位とし、縫合
した部位では、延長させてエアバッグの天井壁部側に縫
合していた。
で、ガス流入口を覆うように、ガス流入口周縁に縫合さ
れ、縫合されていない部位とエアバッグのガス流入口周
縁との間を、ガスを通過させるガス流通部位とし、縫合
した部位では、延長させてエアバッグの天井壁部側に縫
合していた。
【０００５】すなわち、上記公報記載のエアバッグで
は、テザーのガス流入口側に、膨張用ガスの流れを規制
するディフューザーの部位を配置させて、ディフューザ
ーと兼用のテザーを使用していた。
は、テザーのガス流入口側に、膨張用ガスの流れを規制
するディフューザーの部位を配置させて、ディフューザ
ーと兼用のテザーを使用していた。
【０００６】そして、このエアバッグでは、ガス流入口
から膨張用ガスが流入すると、ガス流入口周縁のテザー
の縫合されていない部位であるガス流通部位を経て、エ
アバッグ内に膨張用ガスが流入し、テザーで規制される
膨張形状まで膨張することとなっていた。
から膨張用ガスが流入すると、ガス流入口周縁のテザー
の縫合されていない部位であるガス流通部位を経て、エ
アバッグ内に膨張用ガスが流入し、テザーで規制される
膨張形状まで膨張することとなっていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなエ
アバッグは、テザーの所定部位を天井壁部とガス流入口
周縁とに縫合する必要があるが、エアバッグの内部で、
ガス流入口を覆うようにテザーが配置されているため、
ガス流入口を利用して縫合しようとしても、ガス流入口
を覆うテザーの部位（ディフューザー部位）が邪魔とな
り、縫合作業が行ない難く、エアバッグ内にテザーとデ
ィフューザーとを配置させることが困難となっていた。
アバッグは、テザーの所定部位を天井壁部とガス流入口
周縁とに縫合する必要があるが、エアバッグの内部で、
ガス流入口を覆うようにテザーが配置されているため、
ガス流入口を利用して縫合しようとしても、ガス流入口
を覆うテザーの部位（ディフューザー部位）が邪魔とな
り、縫合作業が行ない難く、エアバッグ内にテザーとデ
ィフューザーとを配置させることが困難となっていた。
【０００８】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、エアバッグ装置を組み立てる際に使用するリテーナ
に着目して、テザーを配置させたエアバッグ内に容易に
ディフューザーを配置させることができるエアバッグ装
置を提供することを目的とする。
り、エアバッグ装置を組み立てる際に使用するリテーナ
に着目して、テザーを配置させたエアバッグ内に容易に
ディフューザーを配置させることができるエアバッグ装
置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
装置は、ガス流入口から流入する膨張用ガスにより膨張
する袋状として、内部に、膨張形状を規制するテザー、
及び、前記ガス流入口から流入する膨張用ガスの流れを
規制するディフューザー、を配置させるとともに、前記
ガス流入口の周縁に貫通された複数の取付孔を有したエ
アバッグと、該エアバッグの内部側の前記ガス流入口周
縁に配置されて、前記各取付孔に挿入させるボルトを有
した環状のリテーナと、前記各ボルトを挿通させてナッ
ト止めすることにより、前記エアバッグを保持するバッ
グホルダと、を備えて構成されるエアバッグ装置であっ
て、前記ディフューザーが、周面に前記ガス流入口に対
応したガス挿通孔を備えるとともに、該ガス挿通孔の周
縁に前記リテーナの各ボルトを挿通可能な貫通孔を備え
た、円筒状の布材から形成され、前記ディフューザーの
内周側の前記ガス挿通孔周縁に前記リテーナを配置さ
せ、前記リテーナの各ボルトを前記貫通孔と前記エアバ
ッグの取付孔を経て前記バッグホルダにナット止めして
いることを特徴とする。
装置は、ガス流入口から流入する膨張用ガスにより膨張
する袋状として、内部に、膨張形状を規制するテザー、
及び、前記ガス流入口から流入する膨張用ガスの流れを
規制するディフューザー、を配置させるとともに、前記
ガス流入口の周縁に貫通された複数の取付孔を有したエ
アバッグと、該エアバッグの内部側の前記ガス流入口周
縁に配置されて、前記各取付孔に挿入させるボルトを有
した環状のリテーナと、前記各ボルトを挿通させてナッ
ト止めすることにより、前記エアバッグを保持するバッ
グホルダと、を備えて構成されるエアバッグ装置であっ
て、前記ディフューザーが、周面に前記ガス流入口に対
応したガス挿通孔を備えるとともに、該ガス挿通孔の周
縁に前記リテーナの各ボルトを挿通可能な貫通孔を備え
た、円筒状の布材から形成され、前記ディフューザーの
内周側の前記ガス挿通孔周縁に前記リテーナを配置さ
せ、前記リテーナの各ボルトを前記貫通孔と前記エアバ
ッグの取付孔を経て前記バッグホルダにナット止めして
いることを特徴とする。
【００１０】そして、前記リテーナと前記ディフューザ
ーとの少なくとも一方には、前記リテーナからの前記デ
ィフューザーの外れを防止する外れ防止手段を設けるこ
とが望ましい。
ーとの少なくとも一方には、前記リテーナからの前記デ
ィフューザーの外れを防止する外れ防止手段を設けるこ
とが望ましい。
【００１１】
【発明の効果】本発明に係るエアバッグ装置では、予
め、エアバッグ内にテザーを配置させ、また、各貫通孔
にボルトを挿入させてリテーナにディフューザーを組み
付けておけば、組立時、エアバッグのガス流入口を利用
して、ディフューザーを組み付けたリテーナをエアバッ
グ内に配置させ、リテーナの各ボルトを取付孔から突出
させておき、その後、エアバッグを折り畳み、ついで、
ディフューザーの各貫通孔とエアバッグの各取付孔とに
貫通させたリテーナのボルトをバッグホルダにナット止
めすることにより、エアバッグをバッグホルダに保持さ
せることができるとともに、ディフューザーをエアバッ
グ内に強固に取付固定することができる。
め、エアバッグ内にテザーを配置させ、また、各貫通孔
にボルトを挿入させてリテーナにディフューザーを組み
付けておけば、組立時、エアバッグのガス流入口を利用
して、ディフューザーを組み付けたリテーナをエアバッ
グ内に配置させ、リテーナの各ボルトを取付孔から突出
させておき、その後、エアバッグを折り畳み、ついで、
ディフューザーの各貫通孔とエアバッグの各取付孔とに
貫通させたリテーナのボルトをバッグホルダにナット止
めすることにより、エアバッグをバッグホルダに保持さ
せることができるとともに、ディフューザーをエアバッ
グ内に強固に取付固定することができる。
【００１２】そして、エアバッグ装置の組立後、エアバ
ッグのガス流入口から膨張用ガスが流入すると、膨張用
ガスは、ガス流入口と対応した位置に配置されたディフ
ューザーのガス挿通孔を経て、円筒状のディフューザー
内に入り、さらに、円筒状のディフューザーの両端の開
口から流出して、テザーで規制される膨張形状までエア
バッグを膨張させることとなる。
ッグのガス流入口から膨張用ガスが流入すると、膨張用
ガスは、ガス流入口と対応した位置に配置されたディフ
ューザーのガス挿通孔を経て、円筒状のディフューザー
内に入り、さらに、円筒状のディフューザーの両端の開
口から流出して、テザーで規制される膨張形状までエア
バッグを膨張させることとなる。
【００１３】したがって、本発明に係るエアバッグ装置
では、予め、リテーナにディフューザーを組み付けてお
けば、後は、リテーナをエアバッグ内に配置させる等の
通常のエアバッグ装置の組立工程と何等変わらない組立
工程で組み立てるだけで、エアバッグ内にディフューザ
ーを取付固定することができるため、テザーを配置させ
たエアバッグ内に容易にディフューザーを配置させるこ
とができる。
では、予め、リテーナにディフューザーを組み付けてお
けば、後は、リテーナをエアバッグ内に配置させる等の
通常のエアバッグ装置の組立工程と何等変わらない組立
工程で組み立てるだけで、エアバッグ内にディフューザ
ーを取付固定することができるため、テザーを配置させ
たエアバッグ内に容易にディフューザーを配置させるこ
とができる。
【００１４】また、本発明に係るエアバッグ装置では、
エアバッグ内に配置されるディフューザーが、貫通孔の
周囲で両端を切り放したようなシート状の布材でなく、
円筒状の布材から形成されており、各貫通孔にボルトを
挿入させてリテーナにディフューザーを組み付け、ガス
流入口を経てリテーナをエアバッグ内に配置させる際、
リテーナのボルトからディフューザーが外れ難い。すな
わち、ディフューザーが貫通孔の周囲で両端を切り放し
たようなシート状であれば、シート状の両端の角部付近
が干渉物と接触してめくれ、貫通孔周縁がボルトから外
れる場合が生ずる。しかし、ディフューザーが円筒状で
あれば、縁が、干渉物と干渉しても、めくれ難く、リテ
ーナのボルトからディフューザーが外れ難くなるからで
ある。
エアバッグ内に配置されるディフューザーが、貫通孔の
周囲で両端を切り放したようなシート状の布材でなく、
円筒状の布材から形成されており、各貫通孔にボルトを
挿入させてリテーナにディフューザーを組み付け、ガス
流入口を経てリテーナをエアバッグ内に配置させる際、
リテーナのボルトからディフューザーが外れ難い。すな
わち、ディフューザーが貫通孔の周囲で両端を切り放し
たようなシート状であれば、シート状の両端の角部付近
が干渉物と接触してめくれ、貫通孔周縁がボルトから外
れる場合が生ずる。しかし、ディフューザーが円筒状で
あれば、縁が、干渉物と干渉しても、めくれ難く、リテ
ーナのボルトからディフューザーが外れ難くなるからで
ある。
【００１５】さらに、本発明に係るエアバッグ装置で
は、エアバッグ内に配置されるディフューザーが、円筒
状としており、膨張用ガスの内部への流入によって、強
い引張力が作用しても、リテーナのボルトを挿入させた
各貫通孔の周縁とともに、ディフューザー自体の円筒状
に連なった部位が、それらの引張力を分散させて対抗で
きるため、強い引き裂き強度を有することとなる。
は、エアバッグ内に配置されるディフューザーが、円筒
状としており、膨張用ガスの内部への流入によって、強
い引張力が作用しても、リテーナのボルトを挿入させた
各貫通孔の周縁とともに、ディフューザー自体の円筒状
に連なった部位が、それらの引張力を分散させて対抗で
きるため、強い引き裂き強度を有することとなる。
【００１６】さらにまた、本発明に係るエアバッグ装置
では、エアバッグ内に配置されるディフューザーが、各
貫通孔に挿入されるリテーナのボルトを利用して、エア
バッグ内に配置されるものであり、各貫通孔の配置さえ
対応すれば、ディフューザーの軸方向を変えて、リテー
ナのボルトを各貫通孔に挿入させることができ、同一の
エアバッグでも、ディフューザーの軸方向を変えて、容
易に、膨張用ガスの流れを規制する方向を変更すること
ができる。
では、エアバッグ内に配置されるディフューザーが、各
貫通孔に挿入されるリテーナのボルトを利用して、エア
バッグ内に配置されるものであり、各貫通孔の配置さえ
対応すれば、ディフューザーの軸方向を変えて、リテー
ナのボルトを各貫通孔に挿入させることができ、同一の
エアバッグでも、ディフューザーの軸方向を変えて、容
易に、膨張用ガスの流れを規制する方向を変更すること
ができる。
【００１７】そして、リテーナとディフューザーとの少
なくとも一方に、リテーナからのディフューザーの外れ
を防止する外れ防止手段を設けた場合には、ディフュー
ザーを組み付けたリテーナをエアバッグ内に配置させる
際や、その後のリテーナのボルトをバッグホルダにナッ
ト止めするまでの間、一層、ディフューザーがリテーナ
から外れることを防止できるため、エアバッグ装置の組
立作業がさらに容易となる。
なくとも一方に、リテーナからのディフューザーの外れ
を防止する外れ防止手段を設けた場合には、ディフュー
ザーを組み付けたリテーナをエアバッグ内に配置させる
際や、その後のリテーナのボルトをバッグホルダにナッ
ト止めするまでの間、一層、ディフューザーがリテーナ
から外れることを防止できるため、エアバッグ装置の組
立作業がさらに容易となる。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１９】実施形態のエアバッグ装置１は、図１に示
すように、ステアリングホイールＷの中央のボス部Ｂの
上部に配置されて、図２・５に示すように、内部にテザ
ー５・５とディフューザー７とを配置させて折り畳まれ
たエアバッグ２、エアバッグ２に膨張用ガスを供給する
インフレーター１６、折り畳まれたエアバッグ２を覆う
カバー２２、エアバッグ２・インフレーター１６・カバ
ー２２を保持するバッグホルダ１８、及び、エアバッグ
２等をバッグホルダ２２に保持させるためのリテーナ１
３、を備えて構成されている。
すように、ステアリングホイールＷの中央のボス部Ｂの
上部に配置されて、図２・５に示すように、内部にテザ
ー５・５とディフューザー７とを配置させて折り畳まれ
たエアバッグ２、エアバッグ２に膨張用ガスを供給する
インフレーター１６、折り畳まれたエアバッグ２を覆う
カバー２２、エアバッグ２・インフレーター１６・カバ
ー２２を保持するバッグホルダ１８、及び、エアバッグ
２等をバッグホルダ２２に保持させるためのリテーナ１
３、を備えて構成されている。
【００２０】カバー２２は、熱可塑性エラストマー等の
合成樹脂から形成され、天井壁２２ａと、天井壁２２ａ
の下面から四角筒形状に延びる側壁２２ｂと、を備えて
構成されている。天井壁２２ａには、エアバッグ２の膨
張時に開き易いように、図示しない薄肉の破断予定部が
形成されている。
合成樹脂から形成され、天井壁２２ａと、天井壁２２ａ
の下面から四角筒形状に延びる側壁２２ｂと、を備えて
構成されている。天井壁２２ａには、エアバッグ２の膨
張時に開き易いように、図示しない薄肉の破断予定部が
形成されている。
【００２１】バッグホルダ１８は、板金から形成され、
長方形形状の底壁１９と、底壁１９の外周縁から下方へ
延びる側壁２０と、を備えて構成され、底壁１９の中央
には、インフレーター１６の後述する本体１６ａを下方
から挿入するための、円形に開口する挿通孔１９ａが形
成されている。また、挿通孔１９ａの周縁には、リテー
ナ１３の後述する４本のボルト１３ａを挿通するための
取付孔１９ｂが形成されている。側壁２０には、カバー
２２の側壁２２ｂをリベット２４止めして、カバー２２
をバッグホルダ１８に保持させるための取付孔２０ａが
形成されている。
長方形形状の底壁１９と、底壁１９の外周縁から下方へ
延びる側壁２０と、を備えて構成され、底壁１９の中央
には、インフレーター１６の後述する本体１６ａを下方
から挿入するための、円形に開口する挿通孔１９ａが形
成されている。また、挿通孔１９ａの周縁には、リテー
ナ１３の後述する４本のボルト１３ａを挿通するための
取付孔１９ｂが形成されている。側壁２０には、カバー
２２の側壁２２ｂをリベット２４止めして、カバー２２
をバッグホルダ１８に保持させるための取付孔２０ａが
形成されている。
【００２２】なお、バッグホルダ１８の側壁２０の所定
位置には、ステアリングホイールＷの図示しない芯金に
ボルト止めして、エアバッグ装置１をステアリングホイ
ールＷのボス部Ｂに装着するための図示しないねじ孔が
形成されている。
位置には、ステアリングホイールＷの図示しない芯金に
ボルト止めして、エアバッグ装置１をステアリングホイ
ールＷのボス部Ｂに装着するための図示しないねじ孔が
形成されている。
【００２３】インフレーター１６は、上部にガス吐出口
１６ｂを備えた円柱状の本体１６ａと、本体１６ａから
突出するフランジ部１６ｃと、を備えて構成されてい
る。フランジ部１６ｃには、リテーナ１３の各ボルト１
３ａを貫通させる取付孔１６ｄが形成されている。
１６ｂを備えた円柱状の本体１６ａと、本体１６ａから
突出するフランジ部１６ｃと、を備えて構成されてい
る。フランジ部１６ｃには、リテーナ１３の各ボルト１
３ａを貫通させる取付孔１６ｄが形成されている。
【００２４】エアバッグ２は、ポリエステル等の織布か
らなる略円形状の天井壁部２ａと底壁部２ｂとの外周縁
相互を縫合して袋状に形成されており、底壁部２ａの中
央には、円形に開口したガス流入口３が形成され、ガス
流入口３の周縁には、リテーナ１３の各ボルト１３ａを
挿通させるための４つの取付孔４が形成されている。ガ
ス流入口３は、インフレーター１６の本体の外形より若
干大きな内径としている。
らなる略円形状の天井壁部２ａと底壁部２ｂとの外周縁
相互を縫合して袋状に形成されており、底壁部２ａの中
央には、円形に開口したガス流入口３が形成され、ガス
流入口３の周縁には、リテーナ１３の各ボルト１３ａを
挿通させるための４つの取付孔４が形成されている。ガ
ス流入口３は、インフレーター１６の本体の外形より若
干大きな内径としている。
【００２５】そして、エアバッグ２の内部には、底壁部
２ｂのガス流入孔３の周縁部位と天井壁部２ａの略中央
付近とに縫合させたテザー５が２本配置されている。テ
ザー５・５は、エアバッグ２の天井壁部２ａや底壁部２
ｂと同様なポリエステル等の織布から形成されている。
２ｂのガス流入孔３の周縁部位と天井壁部２ａの略中央
付近とに縫合させたテザー５が２本配置されている。テ
ザー５・５は、エアバッグ２の天井壁部２ａや底壁部２
ｂと同様なポリエステル等の織布から形成されている。
【００２６】テザー５・５を配置させたエアバッグ２の
製造は、従来と同様であり、例えば、ガス流入口３や取
付孔４を設けた底壁部２ｂに対して、テザー５・５の一
端を縫合し、エアバッグ２の外表面側となる面相互を合
わせて天井壁部２ａと底壁部２ｂとの外周縁相互を縫合
し、ガス流入口３を利用してエアバッグ２を裏返し、つ
いで、ガス流入口３の開口を利用して、天井壁部２ａと
テザー５・５の他端とを縫合すれば、エアバッグ２を簡
単に製造することができる。
製造は、従来と同様であり、例えば、ガス流入口３や取
付孔４を設けた底壁部２ｂに対して、テザー５・５の一
端を縫合し、エアバッグ２の外表面側となる面相互を合
わせて天井壁部２ａと底壁部２ｂとの外周縁相互を縫合
し、ガス流入口３を利用してエアバッグ２を裏返し、つ
いで、ガス流入口３の開口を利用して、天井壁部２ａと
テザー５・５の他端とを縫合すれば、エアバッグ２を簡
単に製造することができる。
【００２７】リテーナ１３は、図２・３に示すように、
内周側をエアバッグ２のガス流入口３と略同径の開口と
した円環状の板金製として、下方へ延びて、ディフュー
ザー７の後述する各貫通孔９・エアバッグ２の各取付孔
４・バッグホルダ１８の各取付孔１９ｂ・インフレータ
ー１６の各取付孔１６ｄに貫通させるための、４本のボ
ルト１３ａを固着させている。各ボルト１３ａの位置
は、リテーナ１３の中央を中心として９０°ずつにずれ
た位置に均等に配置されている。
内周側をエアバッグ２のガス流入口３と略同径の開口と
した円環状の板金製として、下方へ延びて、ディフュー
ザー７の後述する各貫通孔９・エアバッグ２の各取付孔
４・バッグホルダ１８の各取付孔１９ｂ・インフレータ
ー１６の各取付孔１６ｄに貫通させるための、４本のボ
ルト１３ａを固着させている。各ボルト１３ａの位置
は、リテーナ１３の中央を中心として９０°ずつにずれ
た位置に均等に配置されている。
【００２８】ディフューザー７は、ポリエステル等の織
布から円筒形に形成されて、図２・３に示すように、周
面に、エアバッグ２のガス流入口３に対応し、ガス流入
口３と同径として開口するガス挿通孔８を備えている。
ガス挿通孔８の周縁には、リテーナ１３の各ボルト１３
ａを貫通させるための貫通孔９が形成されている。
布から円筒形に形成されて、図２・３に示すように、周
面に、エアバッグ２のガス流入口３に対応し、ガス流入
口３と同径として開口するガス挿通孔８を備えている。
ガス挿通孔８の周縁には、リテーナ１３の各ボルト１３
ａを貫通させるための貫通孔９が形成されている。
【００２９】そして、実施形態のディフューザー７に
は、リテーナ１３からの外れ防止手段として、ガス挿通
孔８の周縁の対称的な位置から、係止孔１１ａを備えた
舌片１１が、突設されている。これらの舌片１１は、リ
テーナ１３のボルト１３ａを貫通孔９に挿入させる際、
図４に示すように、リテーナ１３の内外周をくるんで係
止孔１１ａにボルト１３を挿入させておくこととなる。
は、リテーナ１３からの外れ防止手段として、ガス挿通
孔８の周縁の対称的な位置から、係止孔１１ａを備えた
舌片１１が、突設されている。これらの舌片１１は、リ
テーナ１３のボルト１３ａを貫通孔９に挿入させる際、
図４に示すように、リテーナ１３の内外周をくるんで係
止孔１１ａにボルト１３を挿入させておくこととなる。
【００３０】つぎに、実施形態のエアバッグ装置１の組
み立てについて説明すると、まず、各貫通孔９にボルト
１３ａを挿入させて、図３・４に示すように、リテーナ
１３にディフューザー７を組み付けておく。なお、各舌
片１１は、貫通孔９にボルト１３ａを挿入させる前に、
リテーナ１３の内外周をくるんで、係止孔１１ａにボル
ト１３を挿入させておくこととなる。
み立てについて説明すると、まず、各貫通孔９にボルト
１３ａを挿入させて、図３・４に示すように、リテーナ
１３にディフューザー７を組み付けておく。なお、各舌
片１１は、貫通孔９にボルト１３ａを挿入させる前に、
リテーナ１３の内外周をくるんで、係止孔１１ａにボル
ト１３を挿入させておくこととなる。
【００３１】そして、後の工程は、従来のエアバッグ装
置の組立工程と同様であるが、詳しく説明すると、ま
ず、テザー５・５を取り付け済みのエアバッグ２内に、
ガス流入口３を利用して、ディフューザー７を組み付け
たリテーナ１３を配置させ、リテーナ１３の各ボルト１
３ａを取付孔４から突出させ、その状態で、エアバッグ
２をディフューザー７ごと折り畳む。
置の組立工程と同様であるが、詳しく説明すると、ま
ず、テザー５・５を取り付け済みのエアバッグ２内に、
ガス流入口３を利用して、ディフューザー７を組み付け
たリテーナ１３を配置させ、リテーナ１３の各ボルト１
３ａを取付孔４から突出させ、その状態で、エアバッグ
２をディフューザー７ごと折り畳む。
【００３２】その後、バッグホルダ１８の挿通孔１９ａ
へ下方からインフレーター１６の本体１６ａを挿入し、
ついで、ディフューザー７の各貫通孔９とエアバッグ２
の各取付孔４とに貫通させたリテーナ１３のボルト１３
ａを、バッグホルダ１８の各取付孔１９ｂに挿通させる
とともにインフレーター１６の各取付孔１６ｄに挿通さ
せて、ナット１４止めすれば、エアバッグ２をバッグホ
ルダ１８に保持させることができるとともに、ディフュ
ーザー７をエアバッグ２内に強固に取付固定することが
できる。
へ下方からインフレーター１６の本体１６ａを挿入し、
ついで、ディフューザー７の各貫通孔９とエアバッグ２
の各取付孔４とに貫通させたリテーナ１３のボルト１３
ａを、バッグホルダ１８の各取付孔１９ｂに挿通させる
とともにインフレーター１６の各取付孔１６ｄに挿通さ
せて、ナット１４止めすれば、エアバッグ２をバッグホ
ルダ１８に保持させることができるとともに、ディフュ
ーザー７をエアバッグ２内に強固に取付固定することが
できる。
【００３３】そして、カバー２２を被せて、側壁２２ｂ
をバッグホルダ１８の側壁２０にリベット２４止めすれ
ば、エアバッグ装置１を組み立てることができる。
をバッグホルダ１８の側壁２０にリベット２４止めすれ
ば、エアバッグ装置１を組み立てることができる。
【００３４】エアバッグ装置１の組立後、バッグホルダ
１８の図示しないねじ孔を利用して、車両に取り付けた
ステアリングホイールＷの芯金にボルト止めすれば、ス
テアリングホイールＷにエアバッグ装置１を装着するこ
とができる。
１８の図示しないねじ孔を利用して、車両に取り付けた
ステアリングホイールＷの芯金にボルト止めすれば、ス
テアリングホイールＷにエアバッグ装置１を装着するこ
とができる。
【００３５】車両への装着後、インフレーター１６のガ
ス吐出口１６ｂから膨張用ガスが吐出されて、エアバッ
グ２のガス流入口３から膨張用ガスが流入すると、膨張
用ガスは、ガス流入口３と対応した位置に配置されたデ
ィフューザー７のガス挿通孔８を経て、円筒状のディフ
ューザー７内に入り、さらに、円筒状のディフューザー
の両端の開口７ａ・７ａから流出して、図５に示すよう
に、テザー５・５で規制される膨張形状までエアバッグ
２を膨張させることとなる。
ス吐出口１６ｂから膨張用ガスが吐出されて、エアバッ
グ２のガス流入口３から膨張用ガスが流入すると、膨張
用ガスは、ガス流入口３と対応した位置に配置されたデ
ィフューザー７のガス挿通孔８を経て、円筒状のディフ
ューザー７内に入り、さらに、円筒状のディフューザー
の両端の開口７ａ・７ａから流出して、図５に示すよう
に、テザー５・５で規制される膨張形状までエアバッグ
２を膨張させることとなる。
【００３６】したがって、実施形態のエアバッグ装置１
は、予め、リテーナ１３にディフューザー７を組み付け
ておくだけで、後は、リテーナ１３をエアバッグ２内に
配置させる等の通常のエアバッグ装置の組立工程と何等
変わらない組立工程で組み立てれば、エアバッグ２内に
ディフューザー７を取付固定することができるため、テ
ザー５・５を配置させたエアバッグ２内に容易にディフ
ューザー７を配置させることができる。
は、予め、リテーナ１３にディフューザー７を組み付け
ておくだけで、後は、リテーナ１３をエアバッグ２内に
配置させる等の通常のエアバッグ装置の組立工程と何等
変わらない組立工程で組み立てれば、エアバッグ２内に
ディフューザー７を取付固定することができるため、テ
ザー５・５を配置させたエアバッグ２内に容易にディフ
ューザー７を配置させることができる。
【００３７】また、実施形態のエアバッグ装置１では、
エアバッグ２内に配置されるディフューザー７が、円筒
状としており、膨張用ガスの内部への流入によって、強
い引張力が作用しても、リテーナ１３のボルト１３ａを
挿入させた各貫通孔９の周縁とともに、ディフューザー
７自体の円筒状に連なった部位が、それらの引張力を分
散させて対抗できるため、強い引き裂き強度を有するこ
ととなる。
エアバッグ２内に配置されるディフューザー７が、円筒
状としており、膨張用ガスの内部への流入によって、強
い引張力が作用しても、リテーナ１３のボルト１３ａを
挿入させた各貫通孔９の周縁とともに、ディフューザー
７自体の円筒状に連なった部位が、それらの引張力を分
散させて対抗できるため、強い引き裂き強度を有するこ
ととなる。
【００３８】さらに、実施形態のエアバッグ装置１で
は、エアバッグ２内に配置されるディフューザー７が、
各貫通孔９に挿入されるリテーナ１３のボルト１３ａを
利用して、エアバッグ２内に配置されるものであり、各
貫通孔９の配置さえ対応すれば、ディフューザー７の軸
方向を変えて、リテーナ１３のボルト１３ａを各貫通孔
９に挿入させることができ、同一のエアバッグ２でも、
ディフューザー２の軸方向を変えて、容易に、膨張用ガ
スの流れを規制する方向を変更することができる。ちな
みに、実施形態では、ディフューザー７の開口７ａ・７
ａがステアリングホイールＷの前後方向に配置されてい
るが、９０°ずらしてディフューザー７を配置させれ
ば、ディフューザー７の開口７ａ・７ａをステアリング
ホイールＷの左右方向に配置させることができる。
は、エアバッグ２内に配置されるディフューザー７が、
各貫通孔９に挿入されるリテーナ１３のボルト１３ａを
利用して、エアバッグ２内に配置されるものであり、各
貫通孔９の配置さえ対応すれば、ディフューザー７の軸
方向を変えて、リテーナ１３のボルト１３ａを各貫通孔
９に挿入させることができ、同一のエアバッグ２でも、
ディフューザー２の軸方向を変えて、容易に、膨張用ガ
スの流れを規制する方向を変更することができる。ちな
みに、実施形態では、ディフューザー７の開口７ａ・７
ａがステアリングホイールＷの前後方向に配置されてい
るが、９０°ずらしてディフューザー７を配置させれ
ば、ディフューザー７の開口７ａ・７ａをステアリング
ホイールＷの左右方向に配置させることができる。
【００３９】さらにまた、実施形態のエアバッグ装置１
では、ディフューザー７に、リテーナ１３からのディフ
ューザー７の外れを防止する外れ防止手段として、ボル
ト１３に周縁を係止させる係止孔１１ａを有してリテー
ナ１３をくるんでおく舌片１１が、ガス挿通孔８の中央
を中心とした対称的な位置に設けられている。そのた
め、任意の貫通孔９からボルト１３ａが抜けようとして
も、２つの舌片１１がリテーナ１３に巻き掛けられてガ
ス挿通孔８の周縁が緩まないことから、ボルト１３ａが
抜けず、ディフューザー７を組み付けたリテーナ１３を
エアバッグ２内に配置させる際や、その後のリテーナ１
３のボルト１３ａをバッグホルダ１８にナット１４止め
するまでの間、ディフューザー７がリテーナ１３から外
れなくなるため、エアバッグ装置１の組立作業が一層容
易となる。
では、ディフューザー７に、リテーナ１３からのディフ
ューザー７の外れを防止する外れ防止手段として、ボル
ト１３に周縁を係止させる係止孔１１ａを有してリテー
ナ１３をくるんでおく舌片１１が、ガス挿通孔８の中央
を中心とした対称的な位置に設けられている。そのた
め、任意の貫通孔９からボルト１３ａが抜けようとして
も、２つの舌片１１がリテーナ１３に巻き掛けられてガ
ス挿通孔８の周縁が緩まないことから、ボルト１３ａが
抜けず、ディフューザー７を組み付けたリテーナ１３を
エアバッグ２内に配置させる際や、その後のリテーナ１
３のボルト１３ａをバッグホルダ１８にナット１４止め
するまでの間、ディフューザー７がリテーナ１３から外
れなくなるため、エアバッグ装置１の組立作業が一層容
易となる。
【００４０】なお、この外れ防止手段は、実施形態の他
に、図６〜８に示すように構成しても良い。
に、図６〜８に示すように構成しても良い。
【００４１】図６に示す外れ防止手段は、リテーナ１３
にディフューザー７を組み付けた後、縫合糸３２で仮止
めして、ディフューザー７の周面にタック３１を設けて
対処するものである。縫合糸３２の強度は、膨張用ガス
のディフューザー７内への流入時に容易に破断できる強
度としている。この構成でも、任意の貫通孔９からボル
ト１３ａが抜けようとしても、ガス挿通孔８の周縁が緩
まないことから、ボルト１３ａが抜けず、エアバッグ装
置１の組立作業が容易となる。
にディフューザー７を組み付けた後、縫合糸３２で仮止
めして、ディフューザー７の周面にタック３１を設けて
対処するものである。縫合糸３２の強度は、膨張用ガス
のディフューザー７内への流入時に容易に破断できる強
度としている。この構成でも、任意の貫通孔９からボル
ト１３ａが抜けようとしても、ガス挿通孔８の周縁が緩
まないことから、ボルト１３ａが抜けず、エアバッグ装
置１の組立作業が容易となる。
【００４２】図７に示す外れ防止手段４１は、係止孔４
２ａを有して、ディフューザー７におけるガス挿通孔８
の中央を中心として対称的に設けた短い舌片４２と、リ
テーナ１３の内周側に設けて係止孔４２ａに係止させる
係止突起４３と、から構成するものである。この構成で
は、リテーナ１３にディフューザー７を組み付ける際、
係止突起４３に係止孔４２ａの周縁を係止させることと
なり、この場合でも、任意の貫通孔９からボルト１３ａ
が抜けようとしても、ガス挿通孔８の周縁が緩まないこ
とから、ボルト１３ａが抜けず、エアバッグ装置１の組
立作業が容易となる。
２ａを有して、ディフューザー７におけるガス挿通孔８
の中央を中心として対称的に設けた短い舌片４２と、リ
テーナ１３の内周側に設けて係止孔４２ａに係止させる
係止突起４３と、から構成するものである。この構成で
は、リテーナ１３にディフューザー７を組み付ける際、
係止突起４３に係止孔４２ａの周縁を係止させることと
なり、この場合でも、任意の貫通孔９からボルト１３ａ
が抜けようとしても、ガス挿通孔８の周縁が緩まないこ
とから、ボルト１３ａが抜けず、エアバッグ装置１の組
立作業が容易となる。
【００４３】図８に示す外れ防止手段は、ディフューザ
ー７の周面におけるガス挿通孔８と対抗する部位付近
を、ディフューザー７のリテーナ１３への組み付け後
に、リテーナ１３の内周から引っ張り出して、引き出し
部位５１を設けて対処するものである。この構成でも、
任意の貫通孔９からボルト１３ａが抜けようとしても、
ガス挿通孔８の周縁が緩み難いことから、ボルト１３ａ
が抜けず、同様な効果を得ることができる。
ー７の周面におけるガス挿通孔８と対抗する部位付近
を、ディフューザー７のリテーナ１３への組み付け後
に、リテーナ１３の内周から引っ張り出して、引き出し
部位５１を設けて対処するものである。この構成でも、
任意の貫通孔９からボルト１３ａが抜けようとしても、
ガス挿通孔８の周縁が緩み難いことから、ボルト１３ａ
が抜けず、同様な効果を得ることができる。
【００４４】そして、これらの外れ防止手段を講じなく
とも、すなわち、例えば、実施形態のディフューザー７
における舌片１１・１１を有しない場合でも、エアバッ
グ２内に配置されるディフューザー７が、貫通孔９の周
囲で両端を切り放したようなシート状の布材（図３の二
点鎖線で示す破断線７ｂで切断しているようなシート状
の布材）でなく、円筒状の布材から形成されておれば、
リテーナ１３のボルト１３ａからディフューザー７が外
れ難い。すなわち、ディフューザーが貫通孔９の周囲で
両端を切り放したようなシート状であれば、シート状の
両端の角部（図３の符号７ｃが相当する）付近が干渉物
と接触してめくれ、貫通孔９周縁がボルト１３ａから外
れる場合が生ずる。しかし、ディフューザー７が円筒状
であれば、開口７ａ等の周縁の縁が、角部を有していな
いことから、干渉物と干渉しても、めくれ難く、リテー
ナ１３のボルト１３ａからディフューザー７が外れ難く
なるからである。
とも、すなわち、例えば、実施形態のディフューザー７
における舌片１１・１１を有しない場合でも、エアバッ
グ２内に配置されるディフューザー７が、貫通孔９の周
囲で両端を切り放したようなシート状の布材（図３の二
点鎖線で示す破断線７ｂで切断しているようなシート状
の布材）でなく、円筒状の布材から形成されておれば、
リテーナ１３のボルト１３ａからディフューザー７が外
れ難い。すなわち、ディフューザーが貫通孔９の周囲で
両端を切り放したようなシート状であれば、シート状の
両端の角部（図３の符号７ｃが相当する）付近が干渉物
と接触してめくれ、貫通孔９周縁がボルト１３ａから外
れる場合が生ずる。しかし、ディフューザー７が円筒状
であれば、開口７ａ等の周縁の縁が、角部を有していな
いことから、干渉物と干渉しても、めくれ難く、リテー
ナ１３のボルト１３ａからディフューザー７が外れ難く
なるからである。
【００４５】また、実施形態では、ステアリングホイー
ルＷに装着されるエアバッグ装置１を示したが、リテー
ナ１３を利用してエアバッグ２がバッグホルダ１８に保
持されるエアバッグ装置であれば、助手席用エアバッグ
装置や側突用エアバッグ装置等に本発明を応用すること
ができる。
ルＷに装着されるエアバッグ装置１を示したが、リテー
ナ１３を利用してエアバッグ２がバッグホルダ１８に保
持されるエアバッグ装置であれば、助手席用エアバッグ
装置や側突用エアバッグ装置等に本発明を応用すること
ができる。
【図１】本発明の一実施例を示すエアバッグ装置の平面
図である。
図である。
【図２】図１のII−II部位を示す断面図である。
【図３】同実施形態のリテーナとディフューザーとの組
付態様を示す図である。
付態様を示す図である。
【図４】同実施形態のリテーナにディフューザーを組み
付けた状態での外れ防止手段を配置させた部位の断面図
である。
付けた状態での外れ防止手段を配置させた部位の断面図
である。
【図５】同実施形態のエアバッグの膨張時を示す概略図
である。
である。
【図６】同実施形態の外れ防止手段の変形例を示す図で
ある。
ある。
【図７】同実施形態の外れ防止手段の他の変形例を示す
図である。
図である。
【図８】同実施形態の外れ防止手段のさらに他の変形例
を示す図である。
を示す図である。
１…エアバッグ装置、 ２…エアバッグ、 ３…ガス流入口、 ４…取付孔、 ５…テザー、 ７…ディフューザー、 ８…ガス挿通孔、 ９…貫通孔、 １１…（外れ防止手段）舌片、 １１ａ…係止孔、 １３…リテーナ、 １３ａ…ボルト、 １４…ナット、 １８…バッグホルダ、 ３１…（外れ防止手段）タック、 ４１…外れ防止手段、 ４２…舌片、 ４２ａ…係止孔、 ４３…係止突起、 ５１…（外れ防止手段）引き出し部位。
Claims (2)
- 【請求項１】 ガス流入口から流入する膨張用ガスによ
り膨張する袋状として、内部に、膨張形状を規制するテ
ザー、及び、前記ガス流入口から流入する膨張用ガスの
流れを規制するディフューザー、を配置させるととも
に、前記ガス流入口の周縁に貫通された複数の取付孔を
有したエアバッグと、 該エアバッグの内部側の前記ガス流入口周縁に配置され
て、前記各取付孔に挿入させるボルトを有した環状のリ
テーナと、 前記各ボルトを挿通させてナット止めすることにより、
前記エアバッグを保持するバッグホルダと、を備えて構
成されるエアバッグ装置であって、 前記ディフューザーが、周面に前記ガス流入口に対応し
たガス挿通孔を備えるとともに、該ガス挿通孔の周縁に
前記リテーナの各ボルトを挿通可能な貫通孔を備えた、
円筒状の布材から形成され、 前記ディフューザーの内周側の前記ガス挿通孔周縁に前
記リテーナを配置させ、前記リテーナの各ボルトを前記
貫通孔と前記エアバッグの取付孔を経て前記バッグホル
ダにナット止めしていることを特徴とするエアバッグ装
置。 - 【請求項２】 請求項１記載のエアバッグ装置におい
て、前記リテーナと前記ディフューザーとの少なくとも
一方に、前記リテーナからの前記ディフューザーの外れ
を防止する外れ防止手段が設けられていることを特徴と
するエアバッグ装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25490196A JP3292056B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | エアバッグ装置 |
| US08/938,999 US6022046A (en) | 1996-09-26 | 1997-09-26 | Air bag apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25490196A JP3292056B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | エアバッグ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10100838A true JPH10100838A (ja) | 1998-04-21 |
| JP3292056B2 JP3292056B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=17271424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25490196A Expired - Fee Related JP3292056B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | エアバッグ装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6022046A (ja) |
| JP (1) | JP3292056B2 (ja) |
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| JP2012071747A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Toyoda Gosei Co Ltd | エアバッグ装置 |
| JP2013154830A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Toyoda Gosei Co Ltd | ステアリングホイール用エアバッグ装置 |
| US11180103B2 (en) | 2019-10-28 | 2021-11-23 | Autoliv Asp, Inc. | Frontal airbag systems |
| US11235731B2 (en) | 2017-10-05 | 2022-02-01 | Autoliv Development Ab | Airbag device |
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| DE29815706U1 (de) * | 1998-09-01 | 1999-01-07 | Trw Repa Gmbh | Gassack für ein Fahrzeuginsassen-Rückhaltesystem |
| DE29818946U1 (de) * | 1998-10-23 | 1999-02-25 | Trw Repa Gmbh | Gassack für ein Fahrzeuginsassen-Rückhaltesystem |
| DE19953563A1 (de) * | 1998-11-09 | 2000-05-11 | Trw Repa Gmbh | Gassack mit Fangmittel |
| JP4114303B2 (ja) | 1999-07-15 | 2008-07-09 | タカタ株式会社 | エアバッグ、エアバッグ装置及びステアリング |
| US6241283B1 (en) * | 2000-02-15 | 2001-06-05 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Air bag with internal tether |
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| JP2002144996A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-05-22 | Nippon Plast Co Ltd | エアバッグ及びエアバッグの折畳方法 |
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| DE10157784C1 (de) * | 2001-11-27 | 2003-08-21 | Autoliv Dev | Airbagmodul mit einem Deflektor-Halteteil |
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