JPH10100692A - 自動車の装備品取付構造 - Google Patents
自動車の装備品取付構造Info
- Publication number
- JPH10100692A JPH10100692A JP8277428A JP27742896A JPH10100692A JP H10100692 A JPH10100692 A JP H10100692A JP 8277428 A JP8277428 A JP 8277428A JP 27742896 A JP27742896 A JP 27742896A JP H10100692 A JPH10100692 A JP H10100692A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel tank
- mounting bracket
- accessory
- equipment
- vehicle
- Prior art date
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料タンクの近傍に装備品が配置されたもの
において、衝突時に装備品側への燃料タンクの移動を抑
止して、燃料タンクと装備品との衝突を防ぎ、装備品の
損傷を防ぐ自動車の装備品取付構造を提供することであ
る。 【解決手段】 燃料フィルタ3(装備品)から水平に突
設された支持フランジ31が、取付ブラケット4から水
平に車体外側に向けて突設された支持フランジ41にボ
ルト6で固定されており、取付ブラケット4のフレーム
F側に延びて垂直方向に延設された主取付フランジ43
がフレームFに接合されている。燃料タンク2の燃料フ
ィルタ3(装備品)側端面20の周縁部の少なくとも2
辺が、取付ブラケット4の後側面40に対向するように
配設されている。
において、衝突時に装備品側への燃料タンクの移動を抑
止して、燃料タンクと装備品との衝突を防ぎ、装備品の
損傷を防ぐ自動車の装備品取付構造を提供することであ
る。 【解決手段】 燃料フィルタ3(装備品)から水平に突
設された支持フランジ31が、取付ブラケット4から水
平に車体外側に向けて突設された支持フランジ41にボ
ルト6で固定されており、取付ブラケット4のフレーム
F側に延びて垂直方向に延設された主取付フランジ43
がフレームFに接合されている。燃料タンク2の燃料フ
ィルタ3(装備品)側端面20の周縁部の少なくとも2
辺が、取付ブラケット4の後側面40に対向するように
配設されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の装備品取
付構造、特に燃料フィルタ、バッテリ、セジメンタ、ア
ウトリガー等の装備品を燃料タンクの近傍位置で自動車
に取り付けるための構造に関する。
付構造、特に燃料フィルタ、バッテリ、セジメンタ、ア
ウトリガー等の装備品を燃料タンクの近傍位置で自動車
に取り付けるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車において、燃料タンクを車
体の適所に取り付け、燃料タンクの近傍に燃料フィル
タ、バッテリ、セジメンタ(水分離器)、アウトリガー
等の装備品が配置されることがある。例えば、トラック
においては、車体側方下部のフレームに取り付け支持す
る際に、燃料タンクをスチールベルトで抱えて保持して
おり、該燃料タンクの直前位置(または直後位置)に上
記装備品の何れかが配置されることがある。
体の適所に取り付け、燃料タンクの近傍に燃料フィル
タ、バッテリ、セジメンタ(水分離器)、アウトリガー
等の装備品が配置されることがある。例えば、トラック
においては、車体側方下部のフレームに取り付け支持す
る際に、燃料タンクをスチールベルトで抱えて保持して
おり、該燃料タンクの直前位置(または直後位置)に上
記装備品の何れかが配置されることがある。
【0003】また、例えば、特開平3−197236号公報に
開示されているものは、後部座席の後方及び下方に第1
及び第2燃料タンクを配設し、両燃料タンクを接続管で
接続しているものにおいて、後部座席の後方の第1燃料
タンクを接続管を中心に車体前方に回動可能に設けるこ
とにより、車両衝突時、特に追突された時に第1燃料タ
ンクが車体前方に回動して、第1燃料タンクの損傷を防
止している。
開示されているものは、後部座席の後方及び下方に第1
及び第2燃料タンクを配設し、両燃料タンクを接続管で
接続しているものにおいて、後部座席の後方の第1燃料
タンクを接続管を中心に車体前方に回動可能に設けるこ
とにより、車両衝突時、特に追突された時に第1燃料タ
ンクが車体前方に回動して、第1燃料タンクの損傷を防
止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにおいては次に述べるような問題があった。上
記トラックにおいては、前方または後方から衝撃を受け
ると、燃料タンクが前後方向に移動し、近くに配置され
た装備品に衝突して装備品が損傷を受ける恐れがあると
いう問題があった。また、追突時に燃料タンクが回動す
るものにおいて、燃料タンクが移動するから、その移動
方向に装備品を配置することができず、レイアウトの自
由度が制限されるという問題があった。
来のものにおいては次に述べるような問題があった。上
記トラックにおいては、前方または後方から衝撃を受け
ると、燃料タンクが前後方向に移動し、近くに配置され
た装備品に衝突して装備品が損傷を受ける恐れがあると
いう問題があった。また、追突時に燃料タンクが回動す
るものにおいて、燃料タンクが移動するから、その移動
方向に装備品を配置することができず、レイアウトの自
由度が制限されるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、燃料タンクの近傍に装備
品が配置されたものにおいて、衝突時に装備品側への燃
料タンクの移動を抑止して、燃料タンクと装備品との衝
突を防ぎ、装備品の損傷を防ぐ自動車の装備品取付構造
を提供することである。
品が配置されたものにおいて、衝突時に装備品側への燃
料タンクの移動を抑止して、燃料タンクと装備品との衝
突を防ぎ、装備品の損傷を防ぐ自動車の装備品取付構造
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の自動車の装備品取付構造は、燃料タンクの近
傍に取付ブラケットを介して装備品を配設したものであ
って、上記取付ブラケットの燃料タンクに対向する面部
を、燃料タンクの周縁部に対向させて配設し、上記面部
を衝突時の燃料タンクの移動を抑えるストッパ部とした
ことにより、既存の取付ブラケットを、衝突時などに燃
料タンクの移動を阻止するストッパとして有効に活用す
ることができる。また、燃料タンクを車体フレームに対
して、その側方部に取り付けるとともに、装備品の取付
ブラケットを車体フレームに対して、燃料タンクと同じ
側の側方部に取り付けたことにより、燃料タンクの移動
時に確実に取付ブラケットに当接させ、既存の取付ブラ
ケットを衝突時などに燃料タンクの移動を確実に阻止す
るストッパとして有効に活用することができる。また、
車体前後方向に延びる車体フレームの前方及び/または
後方に、前後端面に周縁部を有する燃料タンクを、車体
前後方向に向けて取付け、取付ブラケットの燃料タンク
に対向する面部は、車体フレーム側の上記周縁部に対向
させて配設したことにより、既存の取付ブラケットを、
衝突時などに燃料タンクの移動を確実に阻止するストッ
パとして有効に活用することができる。また、断面が略
多角形である燃料タンクの周縁部の少なくとも2辺が同
時に取付ブラケットに当接するように配設されたことに
より、燃料タンクの取付ブラケットへの当接時に、燃料
タンクの回動、特に車体幅方向の回動が抑制され、より
安定して燃料タンクの移動を抑制することができる。さ
らに、取付ブラケットには、燃料タンクの移動方向に略
沿った方向に延びる補強ビードが形成されることによ
り、燃料タンクの移動方向の取付ブラケット剛性を簡単
な構造で向上させることができ、さらに安定して燃料タ
ンクの移動を抑制することができる。
に本発明の自動車の装備品取付構造は、燃料タンクの近
傍に取付ブラケットを介して装備品を配設したものであ
って、上記取付ブラケットの燃料タンクに対向する面部
を、燃料タンクの周縁部に対向させて配設し、上記面部
を衝突時の燃料タンクの移動を抑えるストッパ部とした
ことにより、既存の取付ブラケットを、衝突時などに燃
料タンクの移動を阻止するストッパとして有効に活用す
ることができる。また、燃料タンクを車体フレームに対
して、その側方部に取り付けるとともに、装備品の取付
ブラケットを車体フレームに対して、燃料タンクと同じ
側の側方部に取り付けたことにより、燃料タンクの移動
時に確実に取付ブラケットに当接させ、既存の取付ブラ
ケットを衝突時などに燃料タンクの移動を確実に阻止す
るストッパとして有効に活用することができる。また、
車体前後方向に延びる車体フレームの前方及び/または
後方に、前後端面に周縁部を有する燃料タンクを、車体
前後方向に向けて取付け、取付ブラケットの燃料タンク
に対向する面部は、車体フレーム側の上記周縁部に対向
させて配設したことにより、既存の取付ブラケットを、
衝突時などに燃料タンクの移動を確実に阻止するストッ
パとして有効に活用することができる。また、断面が略
多角形である燃料タンクの周縁部の少なくとも2辺が同
時に取付ブラケットに当接するように配設されたことに
より、燃料タンクの取付ブラケットへの当接時に、燃料
タンクの回動、特に車体幅方向の回動が抑制され、より
安定して燃料タンクの移動を抑制することができる。さ
らに、取付ブラケットには、燃料タンクの移動方向に略
沿った方向に延びる補強ビードが形成されることによ
り、燃料タンクの移動方向の取付ブラケット剛性を簡単
な構造で向上させることができ、さらに安定して燃料タ
ンクの移動を抑制することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を参照して説明す
る。図9及び図10において、キャビンAと荷台Bとを
有するトラック1に適用した実施例であって、トラック
1は、車体下部に配設され、車体前後方向に延びるフレ
ーム(車体フレーム)Fを備えており、荷台Bの下方で
フレームFの側面に燃料タンク2が、その長手方向を車
体前後方向に合わせて固定支持され、該燃料タンク2の
直前のフレームFの側面に燃料フィルタ(装備品)3が
設置されている。
る。図9及び図10において、キャビンAと荷台Bとを
有するトラック1に適用した実施例であって、トラック
1は、車体下部に配設され、車体前後方向に延びるフレ
ーム(車体フレーム)Fを備えており、荷台Bの下方で
フレームFの側面に燃料タンク2が、その長手方向を車
体前後方向に合わせて固定支持され、該燃料タンク2の
直前のフレームFの側面に燃料フィルタ(装備品)3が
設置されている。
【0008】車体後方からの図である図1及び下面図で
ある図2において、燃料フィルタ3から水平に突設され
た支持フランジ31が、取付ブラケット4から水平に車
体外側に向けて突設された支持フランジ41にボルト6
で固定されており、燃料フィルタ3の外周を覆う保護カ
バー5が取付ブラケット4の後側面40にネジ51で固
定されている。取付ブラケット4の上端から斜め上方に
延びる上部フランジ42が設けられ、該上部フランジ4
2が、垂直方向に延びてキャビンAを支持するキャビン
ブラケット9に固定されており、車体幅方向即ちフレー
ムF側に延びて垂直方向に延設された主取付フランジ4
3がフレームFに接合されている。また、保護カバー5
は、略U字形に形成され、水平方向に延びる補強ビード
52が全体にわたって設けられている。
ある図2において、燃料フィルタ3から水平に突設され
た支持フランジ31が、取付ブラケット4から水平に車
体外側に向けて突設された支持フランジ41にボルト6
で固定されており、燃料フィルタ3の外周を覆う保護カ
バー5が取付ブラケット4の後側面40にネジ51で固
定されている。取付ブラケット4の上端から斜め上方に
延びる上部フランジ42が設けられ、該上部フランジ4
2が、垂直方向に延びてキャビンAを支持するキャビン
ブラケット9に固定されており、車体幅方向即ちフレー
ムF側に延びて垂直方向に延設された主取付フランジ4
3がフレームFに接合されている。また、保護カバー5
は、略U字形に形成され、水平方向に延びる補強ビード
52が全体にわたって設けられている。
【0009】燃料タンク2は、略矩形断面の長い箱型に
形成され、その長手方向両端面の周縁が折り返されて溶
接された剛性の高い周縁部(ヘム部)21が形成されて
おり、前方即ち燃料フィルタ3側の端面20の周縁部2
1の少なくとも1辺が、取付ブラケット4の後側面40
に対向するように配設されている(図2参照)。図3に
おいて、燃料タンク2は、フレームFに固定された略L
字形のタンク支持ブラケット7上に載置され、保持ベル
ト(図示略)で締付け固定されており、燃料タンク2の
後端面を保持する保持プレート8が設けられている。
形成され、その長手方向両端面の周縁が折り返されて溶
接された剛性の高い周縁部(ヘム部)21が形成されて
おり、前方即ち燃料フィルタ3側の端面20の周縁部2
1の少なくとも1辺が、取付ブラケット4の後側面40
に対向するように配設されている(図2参照)。図3に
おいて、燃料タンク2は、フレームFに固定された略L
字形のタンク支持ブラケット7上に載置され、保持ベル
ト(図示略)で締付け固定されており、燃料タンク2の
後端面を保持する保持プレート8が設けられている。
【0010】この構成によると、衝突時等に車体前後方
向の衝撃を受けて、燃料タンク2が前方に移動した場
合、燃料タンク2の前端面20の周縁部21の少なくと
も2辺が取付ブラケット4の後側面40に当接し、燃料
タンク2の直線的な移動が抑制されるとともに、燃料タ
ンク2の車体幅方向の回動が抑制され、前端面20が燃
料フィルタ3即ち装備品に衝突して装備品を破損する恐
れがない。
向の衝撃を受けて、燃料タンク2が前方に移動した場
合、燃料タンク2の前端面20の周縁部21の少なくと
も2辺が取付ブラケット4の後側面40に当接し、燃料
タンク2の直線的な移動が抑制されるとともに、燃料タ
ンク2の車体幅方向の回動が抑制され、前端面20が燃
料フィルタ3即ち装備品に衝突して装備品を破損する恐
れがない。
【0011】図4乃至図8において取付ブラケット4に
ついて詳述すると、取付ブラケット4は、平断面が一方
(フレームF側)の脚が短い略U字形に形成された取付
ブラケット本体4Aと、平断面が略L字形にに形成され
て取付ブラケット本体4A内に嵌合される取付ブラケッ
ト補強部材4Bとから成っている。取付ブラケット本体
4Aは、図7に示すように、U字形断面の底辺となる後
端面40と、一方の側(フレームF側)において垂直方
向に延びて形成された主取付フランジ43と、他方の側
において垂直方向に延びて形成された平板支持部45
と、後端面40から平板支持部45にかけて上部に形成
された切欠46と、平板支持部45の上端から水平方向
に延びて形成された支持フランジ41とを備えており、
平板支持部45に水平方向即ち燃料タンク2の移動方向
に略沿った方向と、上下方向に延びる方向に補強ビード
45Aが設けられている。
ついて詳述すると、取付ブラケット4は、平断面が一方
(フレームF側)の脚が短い略U字形に形成された取付
ブラケット本体4Aと、平断面が略L字形にに形成され
て取付ブラケット本体4A内に嵌合される取付ブラケッ
ト補強部材4Bとから成っている。取付ブラケット本体
4Aは、図7に示すように、U字形断面の底辺となる後
端面40と、一方の側(フレームF側)において垂直方
向に延びて形成された主取付フランジ43と、他方の側
において垂直方向に延びて形成された平板支持部45
と、後端面40から平板支持部45にかけて上部に形成
された切欠46と、平板支持部45の上端から水平方向
に延びて形成された支持フランジ41とを備えており、
平板支持部45に水平方向即ち燃料タンク2の移動方向
に略沿った方向と、上下方向に延びる方向に補強ビード
45Aが設けられている。
【0012】取付ブラケット補強部材4Bは、図8に示
すように、取付ブラケット本体4Aの後端面40の内面
に当接する後端補強部48と、平板支持部45の内面に
当接する平板補強部49と、後端補強部48と平板補強
部49とを上端で連結する補強ブラケット44と、平板
補強部49の上端から上方に延びて設けられた上部フラ
ンジ42と、取付ブラケット本体4Aの切欠46に合致
し、後端補強部48を上部後端補強部48Aと下部後端
補強部48Bとに分割する切欠47とを備えており、平
板補強部49から上部フランジ42に延び、さらに水平
方向即ち燃料タンク2の移動方向に略沿った方向に延び
る補強ビード49Aが設けられている。取付ブラケット
本体4A内に取付ブラケット補強部材4Bを嵌装して接
合し、図4〜6に示すように、一体に形成して取付ブラ
ケット4を形成する。
すように、取付ブラケット本体4Aの後端面40の内面
に当接する後端補強部48と、平板支持部45の内面に
当接する平板補強部49と、後端補強部48と平板補強
部49とを上端で連結する補強ブラケット44と、平板
補強部49の上端から上方に延びて設けられた上部フラ
ンジ42と、取付ブラケット本体4Aの切欠46に合致
し、後端補強部48を上部後端補強部48Aと下部後端
補強部48Bとに分割する切欠47とを備えており、平
板補強部49から上部フランジ42に延び、さらに水平
方向即ち燃料タンク2の移動方向に略沿った方向に延び
る補強ビード49Aが設けられている。取付ブラケット
本体4A内に取付ブラケット補強部材4Bを嵌装して接
合し、図4〜6に示すように、一体に形成して取付ブラ
ケット4を形成する。
【0013】上記構成により、燃料タンク2の前端面2
0の周縁部21に対向する取付ブラケット4の後端面4
0の内側に、取付ブラケット補強部材4Bの後端補強部
48を当接させて接合しているから、後端面40の強度
を増大させ、燃料タンク2が後端面40に衝突しても取
付ブラケット4が破損することを防止できる。
0の周縁部21に対向する取付ブラケット4の後端面4
0の内側に、取付ブラケット補強部材4Bの後端補強部
48を当接させて接合しているから、後端面40の強度
を増大させ、燃料タンク2が後端面40に衝突しても取
付ブラケット4が破損することを防止できる。
【0014】以上、トラックに適用したものについての
み述べてきたが、トラックに限られるものではなく、燃
料タンクの近傍、特に燃料タンクの直前に燃料フィル
タ、バッテリー、水分離器、アウトリガー等の装備品を
配置した車両であれば適用することができるものであ
る。
み述べてきたが、トラックに限られるものではなく、燃
料タンクの近傍、特に燃料タンクの直前に燃料フィル
タ、バッテリー、水分離器、アウトリガー等の装備品を
配置した車両であれば適用することができるものであ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら、以下に述べるとおりの効果を奏する。取付ブラケッ
トの燃料タンクに対向する面部を、燃料タンクの周縁部
に対向させて配設し、上記面部を衝突時の燃料タンクの
移動を抑えるストッパ部としたことにより、既存の取付
ブラケットを、衝突時などに燃料タンクの移動を阻止す
るストッパとして有効に活用することができる。また、
燃料タンクを車体フレームに対して、その側方部に取り
付けるとともに、装備品の取付ブラケットを車体フレー
ムに対して、燃料タンクと同じ側の側方部に取り付けた
ことにより、燃料タンクの移動時に確実に取付ブラケッ
トに当接させ、既存の取付ブラケットを衝突時などに燃
料タンクの移動を確実に阻止するストッパとして有効に
活用することができる。また、車体前後方向に延びる車
体フレームの前方及び/または後方に、前後端面に周縁
部を有する燃料タンクを、車体前後方向に向けて取付
け、取付ブラケットの燃料タンクに対向する面部は、車
体フレーム側の上記周縁部に対向させて配設したことに
より、既存の取付ブラケットを、衝突時などに燃料タン
クの移動を確実に阻止するストッパとして有効に活用す
ることができる。また、断面が略多角形である燃料タン
クの周縁部の少なくとも2辺が同時に取付ブラケットに
当接するように配設されたことにより、燃料タンクの取
付ブラケットへの当接時に、燃料タンクの回動、特に車
体幅方向の回動が抑制され、より安定して燃料タンクの
移動を抑制することができる。さらに、取付ブラケット
には、燃料タンクの移動方向に略沿った方向に延びる補
強ビードが形成されることにより、燃料タンクの移動方
向の取付ブラケット剛性を簡単な構造で向上させること
ができ、さらに安定して燃料タンクの移動を抑制するこ
とができる。
ら、以下に述べるとおりの効果を奏する。取付ブラケッ
トの燃料タンクに対向する面部を、燃料タンクの周縁部
に対向させて配設し、上記面部を衝突時の燃料タンクの
移動を抑えるストッパ部としたことにより、既存の取付
ブラケットを、衝突時などに燃料タンクの移動を阻止す
るストッパとして有効に活用することができる。また、
燃料タンクを車体フレームに対して、その側方部に取り
付けるとともに、装備品の取付ブラケットを車体フレー
ムに対して、燃料タンクと同じ側の側方部に取り付けた
ことにより、燃料タンクの移動時に確実に取付ブラケッ
トに当接させ、既存の取付ブラケットを衝突時などに燃
料タンクの移動を確実に阻止するストッパとして有効に
活用することができる。また、車体前後方向に延びる車
体フレームの前方及び/または後方に、前後端面に周縁
部を有する燃料タンクを、車体前後方向に向けて取付
け、取付ブラケットの燃料タンクに対向する面部は、車
体フレーム側の上記周縁部に対向させて配設したことに
より、既存の取付ブラケットを、衝突時などに燃料タン
クの移動を確実に阻止するストッパとして有効に活用す
ることができる。また、断面が略多角形である燃料タン
クの周縁部の少なくとも2辺が同時に取付ブラケットに
当接するように配設されたことにより、燃料タンクの取
付ブラケットへの当接時に、燃料タンクの回動、特に車
体幅方向の回動が抑制され、より安定して燃料タンクの
移動を抑制することができる。さらに、取付ブラケット
には、燃料タンクの移動方向に略沿った方向に延びる補
強ビードが形成されることにより、燃料タンクの移動方
向の取付ブラケット剛性を簡単な構造で向上させること
ができ、さらに安定して燃料タンクの移動を抑制するこ
とができる。
【図1】 本発明の実施例の車体後方からの配置説明図
である。
である。
【図2】 本発明の実施例の上方からの配置説明図であ
る。
る。
【図3】 燃料タンクの車体後方からの配置説明図であ
る。
る。
【図4】 本発明の取付ブラケットの後面図である。
【図5】 本発明の取付ブラケットの側面図である。
【図6】 本発明の取付ブラケットの斜視図である。
【図7】 本発明の取付ブラケットの一方の部材を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】 本発明の取付ブラケットの他方の部材を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図9】 本発明を適用するトラックの側面図である。
【図10】 本発明を適用するトラックの平面配置図で
ある。
ある。
1 トラック、2 燃料タンク、3 燃料フィルタ(装
備品) 4 取付ブラケット、5 保護カバー、F (車体)フ
レーム
備品) 4 取付ブラケット、5 保護カバー、F (車体)フ
レーム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒木 治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 燃料タンクの近傍に取付ブラケットを介
して装備品を配設したものであって、上記取付ブラケッ
トの燃料タンクに対向する面部を、燃料タンクの周縁部
に対向させて配設し、上記面部を衝突時の燃料タンクの
移動を抑えるストッパ部としたことを特徴とする自動車
の装備品取付構造。 - 【請求項2】 燃料タンクを車体フレームに対して、そ
の側方部に取り付けるとともに、装備品の取付ブラケッ
トを車体フレームに対して、燃料タンクと同じ側の側方
部に取り付けることを特徴とする請求項1記載の自動車
の装備品取付構造。 - 【請求項3】 車体前後方向に延びる車体フレームの前
方及び/または後方に、前後端面に周縁部を有する燃料
タンクを、車体前後方向に向けて取付け、取付ブラケッ
トの燃料タンクに対向する面部は、車体フレーム側の上
記周縁部に対向させて配設したことを特徴とする請求項
1または2記載の自動車の装備品取付構造。 - 【請求項4】 断面が略多角形である燃料タンクの周縁
部の少なくとも2辺が同時に取付ブラケットに当接する
ように配設されたことを特徴とする請求項1,2または
3記載の自動車の装備品取付構造。 - 【請求項5】 取付ブラケットには、燃料タンクの移動
方向に略沿った方向に延びる補強ビードが形成されるこ
とを特徴とする請求項1,2,3または4記載の自動車
の装備品取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8277428A JPH10100692A (ja) | 1996-09-28 | 1996-09-28 | 自動車の装備品取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8277428A JPH10100692A (ja) | 1996-09-28 | 1996-09-28 | 自動車の装備品取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10100692A true JPH10100692A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17583431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8277428A Pending JPH10100692A (ja) | 1996-09-28 | 1996-09-28 | 自動車の装備品取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10100692A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030083384A (ko) * | 2002-04-22 | 2003-10-30 | 현대자동차주식회사 | 천연압축가스 트럭의 연료공급 제어 유니트 장착구조 |
CN104763566A (zh) * | 2015-04-09 | 2015-07-08 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车用汽油滤清器安装支架 |
JP2018154167A (ja) * | 2017-03-16 | 2018-10-04 | いすゞ自動車株式会社 | タンク支持構造 |
JP2021028488A (ja) * | 2019-08-09 | 2021-02-25 | 株式会社Subaru | エンジン部品の取付構造 |
-
1996
- 1996-09-28 JP JP8277428A patent/JPH10100692A/ja active Pending
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