JPH10100666A - 自動車の窓ガラスの固定用クリップ及び固定構造 - Google Patents

自動車の窓ガラスの固定用クリップ及び固定構造

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JPH10100666A
JPH10100666A JP25853496A JP25853496A JPH10100666A JP H10100666 A JPH10100666 A JP H10100666A JP 25853496 A JP25853496 A JP 25853496A JP 25853496 A JP25853496 A JP 25853496A JP H10100666 A JPH10100666 A JP H10100666A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン部材とピン部材を受ける部材との位置ず
れを補正することができるとともに、ピンの挿入のスト
ロークを十分なまま維持して、ピン部材の係合を確実に
維持して窓ガラスをボデーパネルに確実に接面させるク
リップ及び窓ガラス固定構造を提供する。 【解決手段】 クリップ1は、窓ガラス5に取付けられ
る基部11と基部から直立する係止ピン13とを有する
ピン部材2と、ボデーパネル6に形成された切欠き部7
の対向する2つの側縁9に沿って平行にスライドして切
欠き部7を埋めるように取付けられるリテーナ3とから
成る。リテーナ3には係止ピン13を受入れる嵌合穴2
1が形成されており、係止ピン13には嵌合穴21への
挿入後その嵌合穴の縁部に係止する係止爪19が設けら
れており、嵌合穴21は、受入れた係止ピン13をリテ
ーナ3のスライド方向(矢印31参照)に直交する方向
(矢印33参照)に移動できるように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の窓ガラスをボ
デーパネルに固定するためのクリップ及びこのクリップ
を用いて窓ガラスをボデーパネルに固定する構造に関
し、特に、クオーター・ガラスとボデーパネルとの接着
剤による接着の完了までの位置決め及び固定用に使用す
るのに適したクリップ及び固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のクオーター・ガラス(いわゆる
三角窓ガラス等の部分ガラス)等の窓ガラスは、ボデー
パネルの窓枠部分に接着剤によって固着されるが、その
接着剤による接着の完了までには時間がかかる。窓ガラ
スをボデーパネルに対して位置決めして接着の完了まで
の間、窓ガラスを固定するために各種クリップが使用さ
れている。実開平5−18914号公報、実開平6−4
2330号公報には、窓ガラス固定用のクリップやその
クリップを用いた窓ガラスの固定構造が開示されてい
る。これらのクリップにおいて、ピン部材が窓ガラスに
固定され、ボデーパネルにピン部材のピンを受ける受け
部材が固定され、これにより、ピン部材を受け部材に挿
入することで窓ガラスをボデーパネルに位置決めし、固
定できる。この他にも、窓ガラスに面接着式テープを貼
付し、ボデーパネルに相手となる面接着式テープを貼付
して、両方のテープを押圧して接面させることによっ
て、窓ガラスをボデーパネルに位置決めし、固定するも
のもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】窓ガラスをボデーパネ
ルに位置決めして固定する場合、いくつかのクリップが
用いられるが、基準位置以外のクリップのピン部材と受
け部材とは、車両の上下方向及び前後方向に位置ずれを
生ずるので、そのずれを補正できるようにせねばならな
い。実開平6−42330号公報に記載クリップは、そ
のずれを補正できる構成になっている。しかし、このク
リップでも、ボデーパネルが薄いと、ピン部材を受け部
材に挿入する長さすなわちストロークが短くなってしま
い、ピン部材を確実に係合させるのが不確実になる惧れ
がある。また、面接着式テープを、窓ガラスとボデーパ
ネルにそれぞれ貼付する方式のものも、位置ずれの補正
はできるが、押圧による接着が不確実で、窓ガラスがボ
デーパネルに対して浮いてしまう場合もあった。
【0004】従って、本発明の目的は、ピン部材とピン
部材を受ける部材との位置ずれを補正することができる
とともにピンの挿入のストロークを十分なまま維持し
て、ピン部材の係合を確実に維持して窓ガラスをボデー
パネルに確実に接面させるクリップ及び窓ガラス固定構
造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、自動車の窓ガラスをボデーパネル
に固定するためのクリップであって、前記窓ガラスに取
付けられる基部と該基部から直立する係止ピンとを有す
るピン部材と、前記ボデーパネルに形成された切欠き部
の対向する2つの側縁に沿って平行にスライドして該切
欠き部を埋めるように取付けられるリテーナとから成
り、該リテーナには前記係止ピンを受入れる嵌合穴が形
成されており、前記係止ピンには前記嵌合穴への挿入後
その嵌合穴の縁部に係止する手段が設けられており、前
記嵌合穴は、受入れた前記係止ピンをリテーナの前記ス
ライド方向に直交する方向に移動できるように形成され
ていることを特徴とする自動車の窓ガラスの固定用クリ
ップが提供される。
【0006】
【作用】上記のように、ピン部材はリテーナの嵌合穴に
挿入されるので、ボデーパネルの厚さが薄くともピン部
材の挿入のストロークは十分な長さに確保され、しかも
リテーナがボデーパネルの切欠き部にスライドして取付
けられるので、例えば、車両の上下方向のずれを補正で
き、嵌合穴は受入れた係止ピンをリテーナのスライド方
向に直交する方向に移動できるように形成されているの
で、ピン部材は例えば車両の前後方向のずれを補正する
ことができる。従って、このクリップを用いれば、接着
剤による接着の完了までの時間、簡単且つ確実な操作
で、窓ガラスがボデーパネルに対して適正な位置に固定
保持される。更に、係止ピンは嵌合穴への挿入後その嵌
合穴の縁部に係止するので、窓ガラスは、ボデーパネル
に接面した状態に維持され、ボデーパネルから浮くこと
はない。
【0007】上記クリップにおいて、U字形状のボデー
パネル切欠き部の側縁を該ボデーパネルの両面から挟持
する溝形状のボデーパネル取付け部を、リテーナに設け
ることによって、切欠き部でのリテーナのスライドが容
易になる。また、このボデーパネル取付けにはボデーパ
ネル切欠き部の側縁部分に弾性的に当接する弾性片を設
けて、スライド時の負荷力が調整され、固定後のスライ
ド抵抗が調整され、また、ボデーパネルの板厚に対応さ
せることもできる。更に、ピン部材の基部を、窓ガラス
とボデーパネルとの間を一定の間隔に保つように形成し
て、ピン部材をスペーサとして利用できる。
【0008】また、本発明によれば、自動車の窓ガラス
をボデーパネルにクリップを用いて固定する構造であっ
て、ボデーパネルには窓ガラスを保持する位置に切欠き
部が形成されており、前記クリップは、窓ガラスに取付
けられる基部と該基部から直立する係止ピンとを有する
ピン部材と、前記ボデーパネルの切欠き部の対向する2
つの側縁に沿って平行にスライドして該切欠き部を埋め
るように取付けられるリテーナとから成り、前記ピン部
材の基部は窓ガラスに固定されており、前記リテーナに
は、前記係止ピン部を受入れる嵌合穴が形成されてお
り、前記係止ピンには前記嵌合穴の縁部に係止する手段
が設けられており、窓ガラスの前記嵌合穴は、受入れた
前記係止ピンをリテーナの前記スライド方向に直交する
方向に移動できるように形成されており、ピン部材の係
止ピンをリテーナの嵌合穴に挿入すると、リテーナがそ
のスライド方向にスライド可能であるとともに、係止ピ
ンが嵌合穴の長手方向に移動可能であり、これら両方向
への移動によって、リテーナに対するピン部材の位置ず
れを補正することができ、ピン部材の係止ピンがリテー
ナの嵌合穴に係合することによって窓ガラスをボデーパ
ネルに固定することを特徴とする窓ガラス固定構造が提
供される。この窓ガラス固定構造においても、ピン部材
はリテーナの嵌合穴に挿入されるので、ボデーパネルの
厚さが薄くともピン部材の挿入のストロークは十分な長
さに確保され、位置ずれの補正も簡単に行え、窓ガラス
がボデーパネルに対して適正な位置に接面した状態で固
定保持される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。本発明のクリップ1は、図1に示すよ
うに、プラスチック製のピン部材2とプラスチック製の
リテーナ3とから成る。クリップ1は、自動車のクオー
ター・ガラス等の窓ガラス5を、ボデーパネル6に取付
けるのに使用される。クリップ1は、特に、窓ガラス5
の別の位置にある接着剤(図示せず)によって、窓ガラ
ス5とボデーパネル6との間の強力な接合が得られるま
での間、窓ガラス5をボデーパネル6に対して位置決め
して、固定するのに適している。ピン部材2は、クオー
ター・ガラス等の窓ガラス5に固定される。ピン部材2
を窓ガラス5へ固定するには種々の方法がある。例え
ば、ピン部材2を窓ガラスへ、接着剤によって直接接着
する方法があり、あるいは、両面接着テープを介在させ
て接着する方法がある。更には、本実施例のように、窓
ガラス5の縁部に設けられるモール(図示せず)を利用
し、このモールにピン部材2をインサート成形すること
によって、ピン部材2を窓ガラス5に固定することもで
きる。リテーナ3は、ボデーパネル6に形成されたU字
形状の切欠き部7に、その対向する2つの側縁9に沿っ
て平行に(すなわち矢印10の方向に)スライドさせら
れて切欠き部7を埋めるように取付けられる。
【0010】ピン部材2の詳細について、図2〜図5を
参照して説明する。ピン部材2は、窓ガラスに取付けら
れる基部11と、基部11の中央から直立するように突
出する係止ピン13とから成る。基部11は、全体とし
て細長い矩形の板状に形成され、窓ガラスの縁部に取付
けられるモールにインサート成形されるのに適した形状
に形成されている。基部11の窓ガラス側の中央部すな
わち係止ピン13の反対側には円筒状のガラス当接部1
4が形成されている。また、基部11のボデーパネル側
すなわち係止ピン13が突出する側には、係止ピン13
から離れた位置に一対のボデー当接部15が設けられて
いる。このボデー当接部15とガラス当接部14との間
の高さは、窓ガラスとボデーパネルとの間を一定の間隔
に保つように選定されており、ピン部材2をスペーサと
して利用できるように形成されている。更に、基部11
の長手方向の両端部には、モールに対してずれたりねじ
れたりしないように、インサート成形時のモールへのロ
ック部17が設けられる。係止ピン13は、基部11の
中央から直立する細い円筒状に形成され、先端部分18
は、リテーナへの挿入が容易なように先細に形成されて
いる。係止ピン13の中間部分には、一対の弾性係止爪
19が形成され、リテーナの嵌合穴への挿入後その嵌合
穴の縁部に係止して、ピン部材2をリテーナ3に連結し
た状態に維持する。
【0011】図6〜図8を参照して、リテーナ3の詳細
を説明する。リテーナ3は、ボデーパネル6に形成され
た切欠き部7(図1参照)を埋めるように、全体として
ほぼ矩形の、窓ガラスより厚い板状に形成されている。
リテーナ3の中央部分は、大きく開口して、ピン部材2
の係止ピン13を受入れて係止する嵌合穴21を形成し
ている。この嵌合穴21は、受入れた係止ピン13をリ
テーナ3のボデーパネル切欠き部7へのスライド方向
(図1の矢印方向)に直交する方向に移動できるように
形成されている。具体的には、嵌合穴21は、図1の矢
印方向と直交する方向に長い長穴として形成されてい
る。リテーナ3には、U字形状のボデーパネル切欠き部
7の側縁9、9に対応して、各側縁9を、ボデーパネル
6の両面から挟持する溝形状のボデーパネル取付け部2
2が一対設けられている。ボデーパネル取付け部22の
溝の幅は、図8に図示のように、リテーナ3の切欠き部
7の側縁9を受入れ易くするように、両端部に向けてテ
ーパして拡がっており、中央部ではボデーパネル縁部9
を挟持するように狭く形成されている。
【0012】ボデーパネル取付け部22には、ボデーパ
ネル切欠き部7の側縁9の端面に弾性的に当接する弾性
片23が設けられている。この弾性片23は、リテーナ
3がボデーパネル6の切欠き部7に取付けられる際、す
なわち、ボデーパネル取付け部22が切欠き部7の側縁
9をスライドする際、そのスライドの抵抗すなわちスラ
イド時の負荷力を与える。また、リテーナ3の挿入後に
おいて、切欠き部7の側縁9に対するスライド抵抗すな
わち固定力を与える。弾性片23の弾性はスライド時の
負荷力と固定力とにより調整される。弾性片23は、中
央部分で幅広に形成されて強度が高くされており、これ
によって、リテーナ3をボデーパネル6の切欠き部7に
挿入する際の斜め入りを防止し、また、弾性片23の変
形を防止している。弾性片23の成形のため、弾性片2
3の外側には、リテーナ3を切り抜くスリット25が形
成されている。
【0013】図9及び図10には、弾性片の変形例が示
されている。図9において、弾性片26は、ボデーパネ
ル取付け部22の片面側の部分の中央部分をスリット2
7、27によって分断し、その部分を溝の側へ厚く形成
したものである。このように形成した弾性片26は、ボ
デーパネルの挟持力が調整でき、ボデーパネルの板厚に
対応させることができる。図10において、弾性片29
は、ボデーパネル取付け部22の片面側を、溝の長手方
向に渡って延びるスリット30によって分断してその一
部(図の下部)を溝の側へ厚く形成したものである。こ
の弾性片29によっても、ボデーパネルの挟持力が調整
でき、ボデーパネルの板厚に対応させることができる。
【0014】再び、図1を参照して、ピン部材2とリテ
ーナ3とから成るクリップ1を用いて、窓ガラス5をボ
デーパネル6に固定する操作を説明する。窓ガラス5に
は、ピン部材2が、接着剤により又は接着テープによ
り、あるいは窓ガラス用モールへのインサート成形によ
り、固定される。ボデーパネル6には、リテーナ3が、
矢印10の方向にスライドさせられて取付けられる。詳
細には、切欠き部7の側縁9に対して、溝形状のボデー
パネル取付け部22が、側縁9を両面から挟持するよう
にスライドして、リテーナ3がボデーパネル6に対し
て、ボデーパネル取付け部22の弾性片23のスライド
抵抗によって保持され、切欠き部7を埋めるように取付
けられる。
【0015】ピン部材2が固定された窓ガラス5を持っ
て、ボデーパネル6に保持された対応のリテーナ3の嵌
合穴21に、ピン部材2の係止ピン13を挿入する。図
示の例において、車両の上下方向は矢印31に示す方向
であり、車両の前後方向は矢印33で示す方向であると
する。ピン部材2の挿入時において、ピン部材2とリテ
ーナ3との間に位置ずれがある場合、車両の上下方向の
ずれは、リテーナ3が矢印31の方向すなわちスライド
の方向(矢印10参照)に移動することによって補正さ
れる。同様に、車両の前後方向のずれは、ピン部材2の
挿入途中において、ピン部材2の係止ピン13が矢印3
3の方向すなわち嵌合穴21の長手方向に移動すること
によって補正される。ピン部材33はリテーナ3の嵌合
穴21を貫通して挿入されるので、ボデーパネル6の厚
さが薄くともピン部材2の挿入のストロークは十分な長
さに確保される。挿入の終了において、係止ピン13の
係止爪19が嵌合穴21を貫通して、嵌合穴21の縁部
にカチリと係止して、ピン部材2がリテーナ3に係合
し、ひいては、窓ガラス5がボデーパネル6に連結され
る。このように、窓ガラス5にピン部材2を取付け、ボ
デーパネル6にリテーナ3を装着し、窓ガラス5を車体
6に押込むだけの簡単な操作で、窓ガラス5が車体6に
取付けられる。クリップ1の固定強度はそれ程強力では
ないが、窓ガラス5と車体6との接着剤による接着の完
了までの位置決め及び固定するのには適している。
【0016】
【発明の効果】本発明のクリップによれば、ピン部材は
リテーナの嵌合穴に挿入されるので、ボデーパネルの厚
さが薄くともピン部材の挿入のストロークは十分な長さ
に確保され、しかも、普通の形状のピン部材を使用する
ことができ、また、リテーナがボデーパネルの切欠き部
にスライドして取付けられるので、例えば、車両の上下
方向のずれを補正でき、嵌合穴は受入れた係止ピンをリ
テーナのスライド方向に直交する方向に移動できるよう
に形成されているので、ピン部材は例えば車両の前後方
向のずれを補正することができる。従って、このクリッ
プを用いれば、接着剤による接着の完了までの時間、簡
単且つ確実な操作で、窓ガラスがボデーパネルに対して
適正な位置に固定保持される。更に、係止ピンは嵌合穴
への挿入後その嵌合穴の縁部に係止するので、窓ガラス
は、ボデーパネルに接面した状態に維持され、ボデーパ
ネルから浮くことはなく、係止ピンがリテーナ嵌合穴を
貫通して係止するときの音又は感覚によって連結の終了
を確実に知ることができる。また、本発明の窓ガラス固
定構造においても、ピン部材はリテーナの嵌合穴に挿入
されるので、ボデーパネルの厚さが薄くともピン部材の
挿入のストロークは十分な長さに確保され、位置ずれの
補正も簡単に行え、窓ガラスがボデーパネルに対して適
正な位置に接面した状態で固定保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピン部材とリテーナから成る本発明に係るクリ
ップを用いて、窓ガラスをボデーパネルに連結する様子
を示す斜視図である。
【図2】ピン部材の背面から見た斜視図である。
【図3】ピン部材の正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】ピン部材の側面図である。
【図6】リテーナの斜視図である。
【図7】リテーナの正面図である。
【図8】リテーナの側面図である。
【図9】リテーナの弾性片の変形例を示す斜視図であ
る。
【図10】リテーナの弾性片の別の変形例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 ピン部材 3 リテーナ 5 窓ガラス 6 ボデーパネル 7 切欠き部 9 切欠き部の側縁 11 ピン部材の基部 13 ピン部材の係止ピン 19 係止ピンの係止爪 21 リテーナの嵌合穴 22 リテーナのボデーパネル取付け部 23 弾性片 25 スリット 26 弾性片 29 弾性片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 英之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の窓ガラスをボデーパネルに固定
    するためのクリップにおいて、前記窓ガラスに取付けら
    れる基部と該基部から直立する係止ピンとを有するピン
    部材と、前記ボデーパネルに形成された切欠き部の対向
    する2つの側縁に沿って平行にスライドして該切欠き部
    を埋めるように取付けられるリテーナとから成り、該リ
    テーナには前記係止ピンを受入れる嵌合穴が形成されて
    おり、前記係止ピンには前記嵌合穴への挿入後その嵌合
    穴の縁部に係止する手段が設けられており、前記嵌合穴
    は、受入れた前記係止ピンをリテーナの前記スライド方
    向に直交する方向に移動できるように形成されているこ
    とを特徴とする自動車の窓ガラスの固定用クリップ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクリップにおいて、前
    記リテーナは、U字形状の前記ボデーパネル切欠き部の
    側縁を、該ボデーパネルの両面から挟持する溝形状のボ
    デーパネル取付け部を有することを特徴とするクリッ
    プ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のクリップにおいて、前
    記ボデーパネル取付け部にはボデーパネル切欠き部の側
    縁部分に弾性的に当接する弾性片が設けられていること
    を特徴とするクリップ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のクリップにおいて、前
    記ピン部材の基部は前記窓ガラスと前記ボデーパネルと
    の間を一定の間隔に保つように形成されていることを特
    徴とするクリップ。
  5. 【請求項5】 自動車の窓ガラスをボデーパネルにクリ
    ップを用いて固定する構造において、ボデーパネルには
    窓ガラスを保持する位置に切欠き部が形成されており、
    前記クリップは、窓ガラスに取付けられる基部と該基部
    から直立する係止ピンとを有するピン部材と、前記ボデ
    ーパネルの切欠き部の対向する2つの側縁に沿って平行
    にスライドして該切欠き部を埋めるように取付けられる
    リテーナとから成り、前記ピン部材の基部は窓ガラスに
    固定されており、前記リテーナには、前記係止ピン部を
    受入れる嵌合穴が形成されており、前記係止ピンには前
    記嵌合穴の縁部に係止する手段が設けられており、窓ガ
    ラスの前記嵌合穴は、受入れた前記係止ピンをリテーナ
    の前記スライド方向に直交する方向に移動できるように
    形成されており、ピン部材の係止ピンをリテーナの嵌合
    穴に挿入すると、リテーナがそのスライド方向にスライ
    ド可能であるとともに、係止ピンが嵌合穴の長手方向に
    移動可能であり、これら両方向への移動によって、リテ
    ーナに対するピン部材の位置ずれを補正することがで
    き、ピン部材の係止ピンがリテーナの嵌合穴に係合する
    ことによって窓ガラスをボデーパネルに固定することを
    特徴とする窓ガラス固定構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003045386A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Sony Corp バッテリパックおよびその組み立て方法
JP2007283929A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Toyota Motor Corp 部材取付構造
JP2016142360A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 日本板硝子株式会社 固定具及びガラス板構造体

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