JP2004161153A - ルーフモールディングの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】側壁11の上部に内向きの係合爪13が形成された断面略凹状のクリップ10を自動車のルーフに固定し、ルーフモールディング20の裏側には、前記クリップの側壁間へ挿入可能な幅を有する挿入部33と、前記ルーフモールディングの長さ方向に沿って前記挿入部の隣に位置し、前記挿入部から離れるに従い幅が増加し、最も離れた位置では前記クリップの側壁間間隔よりも幅が大にされた拡幅部35と、前記拡幅部の隣に位置し、前記クリップと係合可能にされた係合部39と、前記係合部の隣に位置し、前記クリップの側壁間間隔よりも幅が大にされたストッパ部43と、前記拡幅部及び係合部の上側に沿う係合爪挿入溝41とを設けた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車のルーフモールディングの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7及びその8−8断面を示す図8のように、自動車のルーフRにおいては、ルーフパネルR1とルーフサイドパネルR2との接合部に形成された凹溝Sにルーフモールディング60を取り付けて、前記ルーフパネルR1とルーフサイドパネルR2の接合部を隠蔽することが行われている。前記ルーフモールディング60は、前記凹溝Sを塞ぐ表面部61と、その裏側に形成された脚部62とを有し、前記脚部62の下部に姿勢保持等のためのリップ63が形成されたものが一般的で、樹脂の押出成形品で構成される。また、前記ルーフモールディング60の端末部に関しては、エンドキャップ64が射出成形等で形成されたり、脚部62の一部が切除されてその切除跡に取付部65が射出成形等で形成されたりする。
【0003】
前記ルーフモールディング60の取付構造として、図8及び図9に示すように、前記ルーフの凹溝Sに、クリップ70を固定し、前記ルーフモールディング60の取付部65をクリップ70に係合させるものが知られている(特許文献1等参照。)。前記クリップ70は、対向する側壁71,71の上部に内向きの係合爪72,72が形成された略凹状の断面からなり、かつ前記側壁71,71にはクリップ70の長さ方向中間位置に上端からそれぞれ位置決め用スリット73、73が形成されている。それに対して前記ルーフモールディング60の取付部65は、前記クリップの係合爪72に係合する係合突部66と前記位置決め用スリット73に嵌る位置決めピン67とが側面に形成されている。
【0004】
前記ルーフモールディング60の取り付けは、前記ルーフモールディング60を、前記位置決めピン67が前記クリップの位置決め用スリット73の上方に正しく位置するように位置合わせし、その状態で前記ルーフモールディング60をクリップ70へ強く押し込むことにより行われる。これにより、前記ルーフモールディング60の係合突部66が前記クリップ70の係合爪72を乗り越えて前記係合爪72と底面74間に入り込で係合し、前記ルーフモールディング60の上下方向の移動が規制され、また前記位置決めピン67が前記クリップ70の位置決め用スリット73に嵌合して、前記モールディング60の長さ方向の移動が規制される。
【0005】
また、図示しないが、取付孔の形成された金属ブラケットをカシメによりルーフモールディングの脚部に取り付け、自動車のルーフの凹溝にはスタッドピンを立設して、前記金属ブラケットの取付孔をスタッドピンに係合させるルーフモールディングの取付構造も知られている(特許文献2等参照。)
【0006】
【特許文献1】
特開2002−89521号公報(図14〜図16)
【特許文献2】
特開平11−129833号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記クリップ70を用いるルーフモールディングの取付構造においては、前記ルーフモールディングの位置決めピン67の強度が十分とは言い難く、前記温度変化によるルーフモールディング60の伸縮に耐えられず、破損することがある。特にルーフモールディング60は、車体外面に位置し、夏季における太陽光の直射により非常に高温になり、また冬季の積雪等によって非常に低温になるため、伸縮量が比較的大きいものである。さらに、図7及び図8のように、前記ルーフモールディング60の端部60aがウインドモールディングWと接触するようにしてルーフモールディング60を取り付ける構造にあっては、前記位置決めピン67が破損すると、前記位置決めピン67によるルーフモールディング60の長さ方向の移動規制が解除されるため、前記ルーフモールディング60の伸縮によって前記ウインドモールディングWやルーフモールディング60が持ち上げられたり、前記ウインドモールディングWとルーフモールディング60の間に隙間を生じたりして、美観が損なわれるおそれがある。
【0008】
しかも、前記ルーフモールディング60を取り付ける際には、前記ルーフモールディング60を前記クリップ70に対して強く押し込む必要があるため、前記ルーフモールディング60の位置が正しくないと、前記位置決めピン67が前記クリップ70の側壁71上端に強く押しつけられることになって破損し易く、前記ルーフモールディング60が取り付けられなくなることもある。
【0009】
また、前記ブラケットをカシメによってルーフモールディングに取り付ける構造にあっては、カシメ作業に余分な工数がかかるのみならず、ブラケットが高価な問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は前記の点に鑑みなされたもので、ルーフモールディングの取付作業性に優れ、しかもルーフモールディングの伸縮に対する強度が強く、安価で、さらには、ルーフモールディングの端部がウインドモールディングと接触して取り付けられる場合においても、ウインドモールディングとルーフモールディングとの境界部分の美観が良好なルーフモールディングの取付構造を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、対向する側壁の上部に内向きの係合爪が形成された断面略凹状のクリップを自動車のルーフに固定し、ルーフモールディングの裏側には、前記クリップの側壁間へ挿入可能な幅を有する挿入部と、前記ルーフモールディングの長さ方向に沿って前記挿入部の隣に位置し、前記挿入部から離れるに従い幅が増加し、最も離れた位置では前記クリップの側壁間間隔よりも幅が大にされた拡幅部と、前記拡幅部の隣に位置し、前記クリップと係合可能にされた係合部と、前記係合部の隣に位置し、前記クリップの側壁間間隔よりも幅が大にされたストッパ部と、前記拡幅部及び係合部の上側に沿う係合爪挿入溝とを設け、前記ルーフモールディングの挿入部を前記クリップの側壁間に挿入し、前記ルーフモールディングを前記クリップに対しスライドさせることにより、前記クリップを前記ルーフモールディングの挿入部から拡幅部へ、さらには前記拡幅部から係合部へ移動させて前記係合部と係合させ、前記係合部と係合したクリップを拡幅部とストッパ部とで挟むようにしたことを特徴とするルーフモールディングの取付構造に係る。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1において、前記ルーフモールディングの拡幅部の裏面に拡幅部弾性変形用凹部を形成したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明の実施形態を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施形態におけるクリップとルーフモールディングの斜視図、図2は同ルーフモールディングの裏側斜視図、図3は同ルーフモールディングをクリップに挿入した状態を示す斜視図、図4は同ルーフモールディングのスライド後を示す斜視図、図5は同ルーフモールディングの取付状態を示す図、図6は図5の6−6断面図である。
【0014】
図1等に示すクリップ10は、金属製あるいは樹脂製からなり、対向する側壁11,11と底面12とからなる断面略凹状をしている。前記側壁11,11の上部には内向きの係合爪13,13が形成されている。このクリップ10は、図6に示すように、自動車のルーフRに形成されている凹溝Sに接着剤あるいは両面接着テープV等によって前記底面12が固定される。その際、前記クリップ10は、ルーフRの前端寄り、すなわちフロントガラス寄りに固定される。
【0015】
図1〜図6に示すルーフモールディング20は、図5に示すように、端部20aがウインドモールディングWと接触するようにして、自動車のルーフRの凹溝Sに取り付けられる。
【0016】
前記ルーフモールディング20は、前記ルーフの凹溝Sを覆う表面部21と、その裏側に形成された脚部23と、前記脚部23の下部両側に突出形成されたリップ27,27と、前記脚部23におけるモールディング20の端部側に形成された取付部31と、前記モールディングの端部に形成されたキャップ47とにより構成される。
【0017】
前記表面部21、脚部23及びリップ27,27は、樹脂の押出成形によって一体に形成され、ルーフRの凹溝Sの寸法等に応じて所要長に切断されている。前記脚部23には、図2から理解されるように、金属線等の芯材24が埋設され、温度変化による前記ルーフモールディング20の伸縮を抑えるよううにしている。なお、前記リップ27,27は、前記ルーフRの凹溝Sの側壁(図6の符号S1)と当接してルーフモールディング20の姿勢を保持するため等に設けられている。
【0018】
前記取付部31は、前記クリップ10への固定に使用される部分で、この例では前記ルーフモールディング20の脚部23が端部側で所要範囲切除され、前記切除跡に射出成形されている。前記取付部31には、挿入部33、拡幅部35、係合部39及びストッパ部43が、前記ルーフモールディング20の長さ方向に沿って一方向A(この例では前端方向)へ向け、順に設けられている。
【0019】
前記挿入部33は、前記ルーフモールディング20を前記クリップ10に固定する際に、前記クリップ10の上方から前記側壁11,11間に挿入される部分であり、前記側壁11,11間への挿入が容易な幅、この例では前記挿入部33の幅d1が前記クリップ10の係合爪13,13間の間隔c1と略等しくされている。また前記挿入部33の長さd2は、前記クリップ10の長さc2以上とされている。
【0020】
前記拡幅部35は、前記挿入部33の隣に位置し、前記ルーフモールディング20のスライド時に前記クリップ10の側壁11,11間を通過する部分であり、また通過後は前記ルーフモールディング20の反対方向への戻りを阻止する部分である。前記拡幅部35は、前記挿入部33から離れるにしたがい幅d3が漸増し、前記挿入部33から最も離れた位置では幅d3’が前記クリップ10の側壁11,11間の間隔c3より大となっている。前記挿入部33から最も離れた位置における拡幅部35の幅d3’は、適宜決定されるが、例として、前記クリップ10の側壁11,11間の間隔c3より2〜3mm大の場合を挙げる。なお、前記拡幅部35の最小幅部位、すなわち前記挿入部33との境界位置の幅は、前記クリップ10の係合爪13,13間の間隔c1と略等しくされている。また、この例の拡幅部35は、前記ルーフモールディング20の幅方向Bの両側へ略直角三角形状に突出した板状に形成されている。前記拡幅部35の長さd4は、適宜決定されるが、例として10〜30mmを挙げる。
【0021】
さらに、この実施例では、前記拡幅部35の裏面に拡幅部弾性変形用凹部36が形成されている。前記拡幅部弾性変形用凹部36は、前記ルーフモールディング20のスライド時に、前記クリップ10の側壁11,11によって前記拡幅部35が幅を狭くする方向へ押圧された際に、前記拡幅部35が幅を狭くする方向へ弾性変形(幅縮小弾性変形)できるようにする。そして、前記クリップ10の側壁11,11が前記拡幅部35によって外方へ押されて拡幅変形することとの相乗効果により、前記ルーフモールディング20のスライドを一層容易にする。前記拡幅部弾性変形用凹部36は、少なくとも前記拡幅部35の裏面部分に形成されれば良いが、この例では、前記クリップ10の側壁11,11による前記拡幅部35の押圧時に前記拡幅部35の弾性変形を一層容易にするため、前記拡幅部35の裏面から係合部39の裏面まで連続して形成されている。なお、前記拡幅部弾性変形用凹部36の幅、深さ等は、前記ルーフモールディング20の材質や、前記拡幅部35の寸法等に応じて適宜決定される。
【0022】
前記係合部39は、前記拡幅部35の隣に位置し、前記クリップ10と係合して前記ルーフモールディング20の上下方向の移動を規制する。この例の係合部39は、前記ルーフモールディング20の長さ方向に沿うリブ形状とされ、前記クリップ10における係合爪13,13の下面と係合可能になっている。前記係合部39は、その幅d5が、前記クリップ10における係合爪13,13間の間隔c1及び側壁11,11間の間隔c3、さらには前記拡幅部35の最大幅d3’に対して、c1<d5≦c3<d3’となるように設定されている。
【0023】
また、前記表面部21と前記係合部39及び前記拡幅部35との間は、前記係合部39及び前記拡幅部35の上側に沿う一連の係合爪挿入溝41を構成している。前記係合爪挿入溝41のうち、前記拡幅部35と前記表面部21との間の部分は、後記ルーフモールディング20のスライド時に前記クリップ10の係合爪13,13が通過する部分であり、前記係合部39と前記表面部21との間の部分は、前記係合部39に前記クリップ10が係合した際に前記クリップ10の係合爪13,13が位置する部分である。前記係合爪挿入溝41のうち、前記係合部39と前記表面部21間の部分は、その幅(図6の符号d6で示す)が前記クリップ10における係合爪13,13間の間隔c1以下とされ、前記係合部39に前記クリップ10が係合した際に、前記クリップ10の係合爪13,13が拡開しないようにされている。なお、前記ルーフモールディング20の上方移動に対する規制は、前記係合部39が前記クリップ10の係合爪13,13の下面と当たることにより、また下方移動に対する規制は、前記表面部21の裏面21aが前記ルーフRの凹溝Sの外縁表面と当接することにより行われる。
【0024】
前記ストッパ部43は、前記係合部39に係合した前記クリップ10を前記拡幅部35との間で挟んで、前記クリップ10に対する前記ルーフモールディング20のスライドを規制する。この例のストッパ部43は、その幅d7が前記クリップ10の側壁11,11間の間隔c3よりも大にされた突部で構成されている。前記拡幅部35と係合部39の境界位置(この例では拡幅部35の最大幅部位)から前記ストッパ部43間の間隔d8は、前記クリップ10の長さc2と略等しく、特に好ましくは等しくされている。また、前記ストッパ部43と係合部39の間には凹部45が形成されている。前記凹部45は、後記するルーフモールディング20のスライドによって前記クリップ10が係合部39へ移動し、前記クリップ10によってストッパ部43が押された時に、前記ストッパ部43が弾性変形できるようにして、前記ストッパ部43と拡幅部35との間の係合部39に、前記クリップ10が容易に嵌るようにする。
【0025】
前記キャップ47は、前記ルーフモールディング20の端部切断面を覆うようにして、射出成形等により所要形状で形成され、前記ルーフモールディング20における端末の美観を向上させている。
【0026】
次に、前記ルーフモールディング20の取り付けを説明する。まず、前記ルーフRの凹溝Sに固定した前記クリップ10の上方から、前記ルーフモールディング20の挿入部33を、前記クリップ10の側壁11,11間に押し込み、前記クリップ10内に挿入する(図1、図3)。
【0027】
続いて前記ルーフモールディング20を前記拡幅部35とは反対方向C、この例では車体後方側へスライドさせることによって、前記クリップ10を前記挿入部33から拡幅部35、さらには前記係合部39へ移動させる(図4)。前記係合部39へ移動した前記クリップ10は、前記係合部39に係合すると共に、前記拡幅部35とストッパ部43とによって挟まれ、前記ルーフモールディング20の上下方向及び長さ方向の移動(スライド)を規制する。このようにして自動車のルーフRに取り付けられたルーフモールディング20は、前記クリップ10の長さ方向の両端を前記拡幅部35とストッパ部43とで挟んでいるため、温度変化によるモールディング20の伸縮によっても前記拡幅部35及びストッパ部43が破損し難く、前記モールディング20の長さ方向の移動を抑えることができる。その結果、前記ウインドモールディングWとルーフモールディング20との境界部での隙間発生、前記ウインドモールディングW及びルーフモールディングWの変形等を生じ難く、美観を向上させることができる。
【0028】
また、前記ルーフモールディング20をクリップ10に固定する際は、前記ルーフモールディング20のスライドによって前記クリップ10の側壁11,11が前記拡幅部35で一旦拡開した状態になり、その拡開状態のクリップ10が前記ルーフモールディング20の係合部39へ移動して前記拡開が解除され、前記係合部39と係合するため、前記クリップ10への固定をスムーズに行うことができ、しかもルーフモールディング20の係合部39付近に破損等を生じ難く、正確かつ確実にルーフモールディング20を取り付けることができる。なお、前記ルーフモールディング20の他の箇所については、その他の固定部品(接着剤を含む)により、あるいは前記リップ27,27の先と前記ルーフRの凹溝Sの側壁S1との接触等によって、前記凹溝Sに固定される。
【0029】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明のルーフモールディングの取付構造によれば、ルーフモールディングの拡幅部とストッパ部とでクリップの長さ方向両端を挟んでルーフモールディングの長さ方向の移動を規制するため、温度変化によるルーフモールディングの伸縮によってもクリップとの係合部付近に破損を生じ難く、ルーフモールディングを正しく保持することができる。さらに、前記ルーフモールディングをクリップに係合する際のスライドも容易で、加えてルーフモールディングの係合部付近に破損を生じ難く、正確かつ確実にルーフモールディングを取り付けることができる。さらにまた、従来のように、ブラケットをカシメによってルーフモールディングに取り付ける必要が無いため、取り付けが簡略になると共に、安価になる。
【0030】
さらに、この発明によれば、前記のように温度変化によるルーフモールディングの伸縮によってもクリップとの係合部付近に破損を生じ難く、ルーフモールディングの長さ方向のズレを抑えることができるため、ルーフモールディングの端部とウインドモールディングが接するようにしてルーフモールディングを取り付ける場合にも、ウインドモールディングとルーフモールディングの間に隙間を生じたり、前記ウインドモールディングやルーフモールディングが持ち上げられたりする等の不具合を生じ難く、ルーフ部分の美観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるクリップとルーフモールディングの斜視図である。
【図2】同ルーフモールディングの裏側斜視図である。
【図3】同ルーフモールディングをクリップに挿入した状態の斜視図である。
【図4】同ルーフモールディングのスライド後を示す斜視図である。
【図5】同ルーフモールディングの取付状態を示す図である。
【図6】図5の6−6断面図である。
【図7】ルーフモールディングが取り付けられた自動車の斜視図である。
【図8】図7の8−8断面図である。
【図9】従来のルーフモールディング取付構造に用いられるルーフモールーディングとクリップの斜視図である。
【符号の説明】
10 クリップ
11 クリップの側壁
12 クリップの底面
13 クリップの係合爪
20 ルーフモールディング
20a ルーフモールディングの端部
21 表面部
23 脚部
27 リップ
31 取付部
33 挿入部
35 拡幅部
36 拡幅部弾性変形用凹部
39 係合部
43 ストッパ部
45 係合部とストッパ部間の凹部
R ルーフ
S 凹溝
W ウインドモールディング
Claims (2)
- 対向する側壁(11)の上部に内向きの係合爪(13)が形成された断面略凹状のクリップ(10)を自動車のルーフに固定し、
ルーフモールディング(20)の裏側には、
前記クリップの側壁(11)間へ挿入可能な幅(d1)を有する挿入部(33)と、
前記ルーフモールディング(20)の長さ方向に沿って前記挿入部(33)の隣に位置し、前記挿入部(33)から離れるに従い幅(d3)が増加し、最も離れた位置では前記クリップの側壁(11)間間隔(c3)よりも幅(d3’)が大にされた拡幅部(35)と、
前記拡幅部(35)の隣に位置し、前記クリップ(10)と係合可能にされた係合部(39)と、
前記係合部(39)の隣に位置し、前記クリップの側壁(11)間間隔(c3)よりも幅(d7)が大にされたストッパ部(43)と、
前記拡幅部(35)及び係合部(39)の上側に沿う係合爪挿入溝(41)とを設け、
前記ルーフモールディング(20)の挿入部(33)を前記クリップの側壁(11)間に挿入し、前記ルーフモールディング(20)を前記クリップ(10)に対しスライドさせることにより、前記クリップ(10)を前記ルーフモールディングの挿入部(33)から拡幅部(35)へ、さらには前記拡幅部(35)から係合部(39)へ移動させて前記係合部(39)と係合させ、前記係合部(39)と係合したクリップ(10)を拡幅部(35)とストッパ部(43)とで挟むようにしたことを特徴とするルーフモールディングの取付構造。 - 前記ルーフモールディング(20)の拡幅部(35)の裏面に拡幅部弾性変形用凹部(36)を形成したことを特徴とする請求項1に記載のルーフモールディングの取付構造。
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