JPH10100590A - 筆記具のクリップ取付構造 - Google Patents

筆記具のクリップ取付構造

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JPH10100590A
JPH10100590A JP8275281A JP27528196A JPH10100590A JP H10100590 A JPH10100590 A JP H10100590A JP 8275281 A JP8275281 A JP 8275281A JP 27528196 A JP27528196 A JP 27528196A JP H10100590 A JPH10100590 A JP H10100590A
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shaft
notch
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Katsuji Oshita
勝二 大下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取付構造が簡単であるとともに確実に取り付け
ることができ、かつ取付作業が容易であって、合成樹脂
製の軸体にも適用することができる筆記具のクリップ取
付構造を提供する。 【解決手段】尾端開口縁に切欠き部12が形成され、尾
端近傍に角孔11が形成された軸体1と、先端に軸体の
表面に圧接する球部21を有するとともに、尾端側に角
孔に挿入される箱型の取付部22を有し、取付部から先
端側に延びて軸体の内面に圧接する圧接片23と尾端に
切欠き部に嵌め込まれる係止片27が形成されたクリッ
プ2と、軸体の尾端開口に嵌着されて切欠き部に嵌め込
まれた係止片を固定する頭冠3とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記具のクリップ
取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】筆記具のクリップは、筆記具にとって機
能上も外観デザイン上も重要な部品であるが、取付構造
が簡単であり、かつ、がたつきがなくて確実に取り付け
られることが要請される。しかし、この2つの要請は相
反する性質を有し、両者を完全に満足することはなかな
か困難である。
【0003】クリップ取付用の補助部品が不要で構造が
簡単なクリップ取付構造として、例えば、図4に示すも
のが知られ、広く実用化されている。かかるクリップ取
付構造のクリップ2は、弾性に富んだ金属板で成形され
るが、図5に示すように、尾端側に箱型の取付部22が
形成され、取付部22から先端側に圧接片23が延びて
いる。そして、取付部22の尾端側に段部24が形成さ
れている。従って、取付部22のうち、段部24から下
の部分が軸体1の角孔11に挿入される部分である。
【0004】しかして、かかるクリップ2の取付部22
を、図6に示すように、軸体1の角孔11に挿入する
が、このとき、クリップ2先端の球部21が軸体1の表
面に圧接してクリップ2が反った状態で挿入される。そ
して、挿入が完了すると、図4に示すように、段部24
が角孔11の縁部に当接するとともに、圧接片23が軸
体1の内面に圧接する。そして、同時に段部24に続く
圧接縁25と先端の球部21が軸体1の表面に圧接す
る。つまり、クリップ2の圧接縁25、球部21および
圧接片23の3点が軸体1の表裏に圧接し、かつ段部2
4が角孔11の縁部に当接することによりクリップ2が
保持されるので、クリップ取付用の補助部品が不要で構
造がきわめて簡単である利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
クリップ取付構造において、クリップ2の段部24が小
さいと段部24と角孔11の縁部のひっかかりが弱く、
クリップ2が外れることがあるので段部24はある程度
大きくする必要がある。しかし一方で、段部24を大き
くすると、取付部22の軸体1の角孔11内に挿入され
る部分が大きくなるので、図6に示す取付工程におい
て、クリップ2を大きく反らせる必要がある。従って、
取付作業が非常に困難であり、かつ大きく反ったクリッ
プ2が変形してしまうことがある。
【0006】また、軸体1が合成樹脂製の場合は、肉厚
が大きいので、この場合もクリップ2の取付部22の軸
体1の角孔11内に挿入される部分が大きくなり、前記
の問題点が生じる。従って、かかるクリップ取付構造の
軸体1は肉厚の小さな金属製に限られる不具合がある。
更には、クリップ2の尾端面26が軸体1の周面に当接
するので、尾端面26の端縁を軸体1の周面に沿う形状
に加工する工程も必要になり、また、どうして尾端面2
6の端縁を軸体1の周面の間に僅かな隙間ができて外観
上好ましくない。
【0007】そこで本発明は、取付構造が簡単であると
ともに確実に取り付けることができ、かつ取付作業が容
易であって、合成樹脂製の軸体にも適用することができ
る筆記具のクリップ取付構造を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の筆記具のクリップ取付構造は、尾端開口
縁に切欠き部が形成され、尾端近傍に角孔が形成された
軸体と、先端に軸体の表面に圧接する球部を有するとと
もに、尾端側に角孔に挿入される箱型の取付部を有し、
取付部から先端側に延びて軸体の内面に圧接する圧接片
と尾端に切欠き部に嵌め込まれる係止片が形成されたク
リップと、軸体の尾端開口に嵌着されて切欠き部に嵌め
込まれた係止片を固定する頭冠とで構成する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を具体的に説明する。クリップ2は金属板で
成形されるが、図1に示すように、その尾端側に箱型の
取付部22が形成され、取付部22から先端側に圧接片
23が延びている。そして、尾端面26から径方向に係
止片27が連設されており、係止片27と取付部22の
間の縁部が圧接縁25である。また、クリップ2の先端
には、図3に示すように、球部21が形成されている。
【0010】軸体1は、例えばノック式筆記具の軸筒で
あり、金属製であっても合成樹脂製であってもよい。軸
体1の尾端開口縁には、図2に示すように、クリップ2
の係止片27と同じ大きさの切欠き部12が形成されて
いる。そして、軸体1の尾端近傍には、クリップ2の取
付部22が挿入される角孔11が穿設されている。角孔
11の横幅は取付部22の横幅と等しく、取付部22を
角孔11に挿入したときに隙間ができないようにするす
る必要があるが、角孔11の軸線方向の幅は、取付部2
2の尾端から圧接片23の先端までの長さよりも大きく
し、係止片27を切欠き部12に嵌め込んだときに圧接
片23が軸体1の内面に圧接するものであればよい。
【0011】しかして、取付部22を角孔11に挿入す
るが、角孔11の軸線方向の幅が取付部22の尾端から
圧接片23の先端までの長さよりも大きいので容易に挿
入できる。このとき、圧接片23が完全に軸体1内に入
り込む前に、球部21と圧接縁25が軸体1の表面に接
触する。従って、指先でクリップ2を押して少し反ら
せ、球部21と圧接縁25が軸体1の表面に圧接した状
態で圧接片23を完全に軸体1内に入れる。そして、こ
の状態でクリップ2を先端側に移動させ、係止片27を
切欠き部12に嵌め込むとともに、圧接片23を軸体1
の内面に圧接させる。そして次に、図3に示すように、
鍔部31を有する頭冠3を軸体1の尾端開口に圧入し、
鍔部31で係止片27を押えてクリップ2が軸線方向に
移動しないようにする。
【0012】このように、クリップ2の取付作業は非常
に簡単であるが、切欠き部12に嵌め込まれた係止片2
7を頭冠3の鍔部31で押えるので、クリップ2が軸線
方向に移動することがなく、また、横幅が等しい角孔1
1に取付部22を挿入するので横方向にも移動すること
がない。そして、球部21、圧接縁25および圧接片2
3の3点が軸体1に圧接しているので、クリップとして
機能し、前後左右にがたつくことがなく、補助部品とし
て頭冠3が必要であるものの、簡単な構造で確実に取り
付けることができる。また、軸体1の肉厚に関係なく容
易に組付けることができるが、係止片27を切欠き部1
2に嵌め込むので、従来例のように、尾端面26の縁部
の形状を軸体1の周面に等しく加工する工程が不要であ
り、尾端面26の縁部と軸体1の周面の間に隙間ができ
ることもない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の筆記具の
クリップ取付構造は、尾端開口縁に切欠き部が形成さ
れ、尾端近傍に角孔が形成された軸体と、先端に軸体の
表面に圧接する球部を有するとともに、尾端側に角孔に
挿入される箱型の取付部を有し、取付部から先端側に延
びて軸体の内面に圧接する圧接片と尾端に切欠き部に嵌
め込まれる係止片が形成されたクリップと、軸体の尾端
開口に嵌着されて切欠き部に嵌め込まれた係止片を固定
する頭冠とで構成するので、取付構造が簡単であるとと
もに確実に取り付けることができ、かつ取付作業が容易
であって、合成樹脂製の軸体にも適用することができる
筆記具のクリップ取付構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリップの斜視図である。
【図2】本発明の軸体の正面図である。
【図3】本発明実施例の断面図である。
【図4】従来例の説明図である。
【図5】従来例のクリップの斜視図である。
【図6】従来例の組立工程の説明図ある。
【符号の説明】
1 軸体 11 軸体の角孔 12 軸体の切欠き部 2 クリップ 21 球部 22 取付部 23 圧接片 24 段部 25 圧接縁 26 尾端面 27 係止片 3 頭冠 31 鍔部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尾端開口縁に切欠き部が形成され、尾端
    近傍に角孔が形成された軸体と、先端に軸体の表面に圧
    接する球部を有するとともに、尾端側に該角孔に挿入さ
    れる箱型の取付部を有し、該取付部から先端側に延びて
    軸体の内面に圧接する圧接片と尾端に該切欠き部に嵌め
    込まれる係止片が形成されたクリップと、軸体の尾端開
    口に嵌着されて該切欠き部に嵌め込まれた該係止片を固
    定する頭冠とからなることを特徴とする筆記具のクリッ
    プ取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007007756A1 (ja) * 2005-07-12 2007-01-18 Kabushiki Kaisha Pilot Corporation 筆記具のクリップ取付構造及びその取付方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007007756A1 (ja) * 2005-07-12 2007-01-18 Kabushiki Kaisha Pilot Corporation 筆記具のクリップ取付構造及びその取付方法
JP4722924B2 (ja) * 2005-07-12 2011-07-13 株式会社パイロットコーポレーション 筆記具のクリップ取付構造及びその取付方法

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