JPH0999479A - 中空成形品の成形方法およびその金型 - Google Patents

中空成形品の成形方法およびその金型

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JPH0999479A
JPH0999479A JP25894595A JP25894595A JPH0999479A JP H0999479 A JPH0999479 A JP H0999479A JP 25894595 A JP25894595 A JP 25894595A JP 25894595 A JP25894595 A JP 25894595A JP H0999479 A JPH0999479 A JP H0999479A
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molding
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Takaaki Kato
高明 加藤
Masayuki Kishi
正行 貴志
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空成形品を成形する際、金型のキャビティ
面に刻字された文字の転写性を向上させる成形方法およ
びその金型を提供する。 【解決手段】 パリソン3を真空吸引して拡張する金型
11のキャビティ面1に文字を刻字し、この刻字溝2に
位置しているエアー真空吸引穴4より真空吸引して、文
字の転写性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空成形品の成形
方法およびその金型に係り、詳しくは、中空成形機にお
ける金型のキャビテイ面に刻字された文字の転写性を向
上させる成形方法および金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、用いられている中空成形機で
は、金型の金型本体に形成されたキャビティ内にパリソ
ンを保持し、パリソン内にエアーを吹き込んで中空成形
品を成形している。その際、キャビティ面に刻字した文
字は、中空成形品の表面に凸として転写される。図6
は、上述した金型のキャビティ面に形成された刻字溝を
示す要部断面図である。同図に示すように、キャビティ
面1には断面凹状の刻字溝2が形成され、パリソン3
は、吹き込みエアーによってキャビティ面1に圧着され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた金
型には、次のような課題が存在していた。すなわち、図
6に示すように、文字はキャビティ面1に鋭角に刻字さ
れているために、パリソン3にエアーを吹き込んだ際
に、刻字溝2の角部まで完全にパリソン3を伸ばしきれ
なかった。また、角部に生ずるエアー溜り5のエアーを
引ききれず、文字の転写が不十分であった。また、吹き
込みエアー圧を高くすると型締力を大きくする必要があ
り、コストアップの要因となっていた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであって、中空成形品を成形する際、
金型のキャビティ面に刻字された文字の転写性を向上さ
せる成形方法およびその金型を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による中空成形品
の成形方法は、パリソンを真空吸引して拡張する金型)
のキャビティ面に多孔質の通気部材を使用して、この通
気部材に文字を刻字し、この刻字溝内に存在するエアー
を真空吸引して、文字の転写性を向上させることを特徴
とする。
【0006】本発明による中空成形品の成形方法は、パ
リソンを真空吸引して拡張する金型のキャビティ面に文
字を刻字し、この刻字溝内に位置しているエアー真空吸
引穴より真空吸引して、文字の転写性を向上させること
を特徴とする。
【0007】前記刻字した文字の角部をR形状とするこ
とが好ましい。
【0008】本発明による中空成形品の成形装置は、パ
リソンを真空吸引して拡張する金型において、金型のキ
ャビティ面には断面凹状の刻字溝が形成され、この刻字
溝内に位置してエアー真空吸引穴が設けられていること
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
および図7に基づいて説明する。
【0010】図7は、本発明によるパリソンを真空吸引
して拡張する金型11を示す縦断面図である。同図に示
すように、金型11は、対向して設けられている一対の
金型部12からなり、それぞれの金型部12は、金型本
体13と、その外周を包囲する冷却部材14と、金型本
体13および冷却部材14の上部に摺動自在に設けられ
ている圧着シール金型15と、この圧着シール金型15
の上部に配設されているパリソン吸引板16とから構成
されている。なお、前記圧着シール金型15は、成形さ
れた中空成形品または充填された成形品の首部のシール
またはネジの成形に使用され、パリソン吸引板16は、
同時充填成形において、パリソン3の上部を吸引して、
充填ノズルの中空成形品への挿入を容易とするものであ
る。前記金型部12の金型本体13は、それぞれ冷却部
材14を介して型取付板17に取付けられ、図示しない
型締装置によって開閉自在とされている。両金型本体1
3の対向面にはキャビティ13aが形成され、そのキャ
ビテイ面1には小径の孔または幅が細く長いスリットが
多数加工されている。また他の実施の形態として、金型
本体13のキャビティ面1を多孔質材、例えばステンレ
スの焼結金属あるいはセラミックで製作してもよい。前
記キャビティ13aを包囲して、キャビティ13aから
エアーを吸引するためのエアー吸引通路18である吸引
ジャケットまたは吸引孔が形成され、吸引装置としての
真空ポンプ(図示せず)に接続されている。前記冷却部
材14には、前記金型本体13を冷却するための冷却水
通路19である冷却水ジャケットまたは冷却水孔が形成
され、冷却水ポンプ(図示せず)に接続されている。
【0011】図1は、本発明による金型のキャビティ面
の刻字溝を示す要部断面図である。同図に示すように、
キャビティ面1には断面凹状の刻字溝2が形成され、刻
字した文字の角部はR加工され、図6に示したエアー溜
り5が生じないようにされている。また、パリソン3
は、キャビティ面1および刻字溝2内に位置しているエ
アー真空吸引穴4によって真空吸引される。なお、穴径
は通常0.2〜0.5mmである。
【0012】このように刻字された文字を有するキャビ
テイ13aによって、パリソン3を保持し、真空吸引す
ると、角部まで完全にパリソン3が伸ばされると共に、
角部にはエアー溜り5が生じないので、文字の転写を向
上されることができる。また、刻字溝2内に位置してい
るエアー真空吸引穴4の跡は、中空成形品の文字表面に
残るが、キャビティ面1に比べて目立たないので、キャ
ビティ面1に位置するエアー真空吸引穴4を少なくする
ことにより、全体として、中空成形品の価値を上げるこ
とができる。
【0013】同様に、金型本体13のキャビティ面1を
多孔質材、例えばステンレスの焼結金属あるいはセラミ
ックで製作した場合も、この通気部材に文字を刻字し、
この刻字溝2内に存在するエアーを真空吸引することに
より文字の転写性を向上させることができる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について図2〜図5を参照し
て説明する。これらの図面においキャビティ面に刻字す
る文字を、本出願人の名称である「日本製鋼所」の
「日」として説明している。
【0015】図2は、金型のキャビティ面に刻字した文
字「日」を示す図であり、図3は、図2のA−A線断面
図であり、図4は図2のB−B線断面図である。
【0016】図2に示すように、文字「日」の横の刻字
溝2に位置して3箇所、合計9箇所、エアー真空吸引穴
4が設けられている。なお、図示されていないが、キャ
ビテイ面1にも、パリソン3を吸引するためのエアー真
空吸引穴4が設けられている。図3は、縦の刻字溝2を
示しており、その上下端部はR形状とされている。ま
た、図4は、横の刻字溝2の直角方向の断面を示してお
り、刻字した文字の角部はR形状とされている。また、
前記刻字溝2に位置してエアー真空吸引穴4が設けられ
ている。
【0017】このように刻字された文字を有するキャビ
テイ13aによって、パリソン3を保持し、真空吸引す
ると、図5に示すような、表面に文字を有する同時充填
成形品または中空成形品を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次のような効果を得ることができる。すな
わち、真空吸引によりパリソンを拡張して中空成形品を
成形するので、エアーを吹き込んでパリソンを拡張する
のに比べて、転写性が向上すると共に、キャビティ面に
加えて、刻字溝によっても真空吸引され、さらに、文字
の角部はR形状とされているので、文字の転写性がさら
に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による金型のキャビティ面の刻字溝を示
す要部断面図である。
【図2】金型のキャビティ面に刻字した文字「日」を示
す図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】表面に文字を有する成形品を示す図であり、図
(a)は平面図、図(b)はその正面図である。
【図6】従来の金型のキャビティ面の刻字溝を示す要部
断面図である。
【図7】本発明によるパリソンを真空吸引して拡張する
金型を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 キャビティ面 2 刻字溝 3 パリソン 4 エアー真空吸引穴 5 エアー溜り 11 金型

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パリソン(3)を真空吸引して拡張する
    金型(11)のキャビティ面(1)に多孔質の通気部材
    を使用して、この通気部材に文字を刻字し、この刻字溝
    (2)内に存在するエアーを真空吸引して、文字の転写
    性を向上させることを特徴とする中空成形品の成形方
    法。
  2. 【請求項2】 パリソン(3)を真空吸引して拡張する
    金型(11)のキャビティ面(1)に文字を刻字し、こ
    の刻字溝(2)内に位置しているエアー真空吸引穴
    (4)より真空吸引して、文字の転写性を向上させるこ
    とを特徴とする中空成形品の成形方法。
  3. 【請求項3】 前記刻字した文字の角部をR形状とし
    て、文字の転写性を向上させることを特徴とする請求項
    1または2記載の中空成形品の成形方法。
  4. 【請求項4】 パリソン(3)を真空吸引して拡張する
    金型(11)において、金型(11)のキャビティ面
    (1)には断面凹状の刻字溝(2)が形成され、この刻
    字溝(2)内に位置してエアー真空吸引穴(4)が設け
    られていることを特徴とする中空成形品の成形金型。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094511A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Frontier:Kk 耐熱性を有する二軸延伸ブロー広口容器の成形方法
JP2011073365A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Kyoraku Co Ltd ブロー成形用金型およびプラスチック容器
JP2013095344A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用内装品表皮の製造方法
JP2014136391A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Kyoraku Co Ltd ブロー成形用金型及びブロー成形容器
WO2019216441A1 (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 株式会社エス・バイ・ケイ 手摺りの製造方法および手摺り製造装置

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