JPH09136351A - 中空成形機による同時充填成形品および該成形品を成形する金型 - Google Patents

中空成形機による同時充填成形品および該成形品を成形する金型

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JPH09136351A
JPH09136351A JP29508995A JP29508995A JPH09136351A JP H09136351 A JPH09136351 A JP H09136351A JP 29508995 A JP29508995 A JP 29508995A JP 29508995 A JP29508995 A JP 29508995A JP H09136351 A JPH09136351 A JP H09136351A
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JP
Japan
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mold
molding
separating
main body
line
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Application number
JP29508995A
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Inventor
Takaaki Kato
高明 加藤
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多連の同時充填成形品を製造する際、各成形
品間の分離線の穴あきおよび充填液の洩れを防止するこ
とができる同時充填成形品およびその成形品を成形する
金型を提供する。 【解決手段】 圧着シール金型15と接し、多連の成形
品を成形するキャビティ6を有する金型本体13を備え
た金型11において、金型本体13の上端部に位置する
成形品の分離線Aを形成する圧着シール用の刃先7に切
り欠き7aを設け、その部分の分離線Aの肉厚を厚くす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空成形機による
同時充填成形品およびその同時充填成形品を成形する金
型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 先に本出願人は、特願平7-151677号に
よって、図3に示すような製造工程を有する中空成形機
による成形品の製造方法について提案した。すなわち、 (a) クロスヘッド1からパリソン2が所定の長さ押し出
されると、金型11がパリソン2受取位置に前進する。 (b) 金型11を閉じてパリソン2を金型本体13で挟
む。次ぎにパリソン2の上部を、パリソン切断ホットカ
ッター4で切断した後、パリソン吸引板16で吸引す
る。 (c) 金型本体13のキャビティ面6aにパリソン2を真
空吸引して樹脂容器を成形する。 (d) 金型11を充填位置に移送し、樹脂容器の上方より
充填ノズル5を挿入して液体を充填する。この際、樹脂
容器はキャビティ面6aにより外側から、また充填液に
より内側から冷却される。 (e) 充填終了後、充填ノズル5を上昇すると同時に圧着
シール金型15を閉じて、樹脂容器の口部を圧着力で融
着シールする。 (f) 金型11を開き、同時充填成形品を取り出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した製造工程によ
り、1つのパリソンで複数の横に連続した同時充填成形
品(多連の同時充填成形品)を製造する場合、次ぎのよ
うな課題が存在していた。すなわち、図4に示すよう
に、3個の連続した成形品間には、使用の際、個々の成
形品が分離し易いように厚さの薄い分離線Aが設けられ
ている。この分離線Aは、金型本体13および圧着シー
ル金型15が閉じたときの圧着シール用の刃先同士の隙
間を約0.01〜0.1mmとすることによって形成される。ま
た、成形品の図中上部には、圧着シール金型15による
シール部Bが形成されている。上述した金型11内に液
体を充填して成形品を冷却すると、成形品の材質である
樹脂が固化して収縮し、分離線Aを中心として両側に引
っ張られ、特に金型本体13の上端部に位置する成形品
の分離線Aには、切り欠き効果によって穴あき不良部C
が発生する。また、ここから充填液が洩れるという不具
合が発生する。上述した穴あき不良部Cは、1連包以上
の成形品を製造するときに発生する。本発明は、以上の
ような課題を解決するためになされたもので、特に、多
連の同時充填成形品を製造する際、各成形品間の分離線
の穴あきおよび充填液の洩れを防止することができる同
時充填成形品およびその成形品を成形する金型を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による中空成形機
による多連の同時充填成形品は、各連包を分離する分離
線の、圧着シール金型と金型本体が接する線より金型本
体側に、肉厚を厚くした部分が設けられていることを特
徴とする。
【0005】本発明による同時充填成形品を成形する金
型は、圧着シール金型と接し、多連の成形品を成形する
キャビティを有する金型本体を備え、金型本体の上端部
に位置する成形品の分離線を形成する刃先に切り欠きを
設けたことを特徴とする。
【0006】前記金型の圧着シール金型と金型本体のキ
ャビティ面が通気部材で形成され、該通気部材を介して
パリソンを真空吸引して樹脂容器を成形することを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
および図2を参照して説明する。
【0008】図2は、本発明によるパリソンを真空吸引
して樹脂容器を成形する金型11を示す縦断面図であ
る。同図に示すように、金型11は、対向して設けられ
ている一対の金型部12からなり、それぞれの金型部1
2は、金型本体13と、その外周を包囲する冷却部材1
4と、金型本体13および冷却部材14の上部に摺動自
在に設けられている圧着シール金型15と、この圧着シ
ール金型15の上部に配設されているパリソン吸引板1
6とから構成されている。なお、前記圧着シール金型1
5は、成形された樹脂容器または充填された成形品のシ
ールまたはネジの成形に使用され、パリソン吸引板16
は、同時充填成形において、パリソン2の上部を吸引し
て、樹脂容器への充填ノズル5の挿入を容易とするもの
である。前記金型部12の金型本体13は、それぞれ冷
却部材14を介して型取付板17に取付けられ、図示し
ない型締装置によって開閉自在とされている。両金型本
体13の対向面にはキャビティ6が形成され、そのキャ
ビテイ面6aには小径の孔または幅が細く長いスリット
が多数加工されている。また他の実施の形態として、金
型本体13のキャビティ面6aを多孔質材、例えばステ
ンレスの焼結金属あるいはセラミックで製作してもよ
い。前記キャビティ面6を包囲して、キャビティ6aか
らエアーを吸引するためのエアー吸引通路18である吸
引ジャケットまたは吸引孔が形成され、吸引装置として
の真空ポンプ(図示せず)に接続されている。前記冷却
部材14には、前記金型本体13を冷却するための冷却
水通路19である冷却水ジャケットまたは冷却水孔が形
成され、冷却水ポンプ(図示せず)に接続されている。
【0009】上述した金型11により、多連の同時充填
成形品を製造する場合には、複数の成形品間には、使用
の際、個々の成形品が分離し易いように厚さの薄い分離
線A(図4参照)を形成する必要がある。
【0010】図1に示すように、この分離線Aを形成す
るために、金型本体13に形成されたキャビティ6の側
部には、圧着シール用の刃先7が設けられ、金型本体1
3を閉じたときの刃先7同士の隙間は約0.01〜0.1mmと
されている。そして、金型本体13の上端部に位置する
成形品の分離線Aを形成する圧着シール用の刃先7には
切り欠き7aが設けられている。この切り欠き7aはテ
ーパ状、直線状いずれでもよい。切り欠き7aの長さは
1〜3mm、刃先7からの高さが0.1から0.3mm程度に低くし
てある。
【0011】上述した金型11の金型本体13でパリソ
ン2を挟み、従来技術で述べた製造工程で多連の同時充
填成形品を製造すると、各連包を分離する分離線Aの、
圧着シール金型15と金型本体13が接する線より金型
本体13側に、肉厚を厚くした部分が設けられた同時充
填成形品が得られる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次のような効果を得ることができる。すな
わち、多連の同時充填成形品の分離線の穴あきが防止さ
れ、成形品の外観が向上すると共に、分離線における融
着不良による充填液の洩れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同時充填成形品を成形する金型を
示す縦断面図である。
【図2】パリソンを真空吸引して樹脂容器を成形する金
型を示す縦断面図である。
【図3】同時充填成形品の製造工程を示す図である。
【図4】従来の同時充填成形品を示す図であり、図4
(a)は平面図、図4(b)は図4(a)のE−E線断
面図である。
【符号の説明】
6 キャビティ 6a キャビティ面 7 刃先(圧着シール部) 7a 切り欠き 11 金型 13 金型本体 15 圧着シール金型 A 分離線 B シール金型 C 穴あき不良部 D 液体充填部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多連の同時充填成形品において、各連包
    を分離する分離線(A)の、圧着シール金型(15)と
    金型本体(13)が接する線より金型本体(13)側
    に、肉厚を厚くした部分が設けられていることを特徴と
    する中空成形機による同時充填成形品。
  2. 【請求項2】 圧着シール金型(15)と接し、多連の
    成形品を成形するキャビティ(6)を有する金型本体
    (13)を備えた金型(11)において、金型本体(1
    3)の上端部に位置する成形品の分離線(A)を形成す
    る圧着シール用の刃先(7)に切り欠き(7a)を設け
    たことを特徴とする同時充填成形品を成形する金型。
  3. 【請求項3】 前記金型(11)の圧着シール金型(1
    5)と金型本体(13)のキャビティ面(6a)が通気
    部材で形成され、該通気部材を介してパリソン(2)を
    真空吸引して樹脂容器を成形することを特徴とする請求
    項2記載の同時充填成形品を成形する金型。
JP29508995A 1995-11-14 1995-11-14 中空成形機による同時充填成形品および該成形品を成形する金型 Pending JPH09136351A (ja)

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