JPH0996160A - 開放装置付辷り出し窓装置 - Google Patents

開放装置付辷り出し窓装置

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JPH0996160A
JPH0996160A JP25502495A JP25502495A JPH0996160A JP H0996160 A JPH0996160 A JP H0996160A JP 25502495 A JP25502495 A JP 25502495A JP 25502495 A JP25502495 A JP 25502495A JP H0996160 A JPH0996160 A JP H0996160A
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能久 長谷川
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賢 高木
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Fujisash Co Ltd
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HIGAKI MANITETSUKU KK
Fujisash Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排煙或は換気効率の良い構造を実現する。 【構成】 窓枠1の内側に窓障子2を、左右1対のリン
ク装置11を介して建て込む。このリンク装置11は、
開放時に窓障子2全体を窓枠1外に辷り出させる。又、
窓枠1と窓障子2との間には、全長を弾性的に伸長させ
るダンパを設け、このダンパによって、上記窓障子2に
開放方向の弾力を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の開放装置付辷り出し窓装
置は、例えば排煙窓、或は換気窓として利用する。
【0002】
【従来の技術】室内で火災が発生した際に、室内に充満
する煙を室外に排気する為、或は室内の空気が澱んでい
る時に室内の空気を室外に排出し、代わりに室外の空気
を室内に導入する為に、従来から各種の窓装置が使用さ
れている。又、この様な部分に使用される窓装置には、
伸長方向の弾力を有するダンパを組み込んで、このダン
パにより、窓障子を開放方向に揺動させる様にしてい
る。即ち、排煙或は換気を行なう為に施錠を解除する
と、特に窓障子に手を添えなくても上記ダンパの弾力に
より上記窓障子が開放方向に揺動する様にしている。
【0003】図9は、この様な目的で従来から広く使用
されている開放装置付窓装置を示している。上枠、下枠
及び左右の竪枠から成る矩形の窓枠1の内側には、上
框、下框及び左右の竪框により矩形のパネルの四周を囲
んで成る窓障子2を、上記上框を上記上枠に枢支する事
により建て込んでいる。又、上記竪枠と竪框との間に
は、ステイダンパと呼ばれる、伸長方向の弾力を有する
ダンパ3を設けている。
【0004】この様な開放装置付窓装置の場合、通常時
には上記下枠と下框との間に設ける施錠装置により、上
記窓障子2を上記窓枠1の内側に保持したままとする。
これに対して、排煙或は換気を行なう際には、上記施錠
装置を開錠する。この結果、上記ダンパ3の弾力によ
り、上記窓障子2が窓枠1の内側から押し出される。開
放した窓障子2を再び閉じる場合には、この窓障子2を
人手により、或は別途設けた閉鎖用のケーブルにより、
上記ダンパ3の弾力に抗して、上記施錠装置が作動する
まで引っ張る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9に示す様な開放装
置付窓装置は、次の様な解決すべき点を有する。 排煙や換気の効率が良くない。即ち、排煙や換気を
効率良く行なわせる為には、窓障子全体を窓枠外に押し
出す、辷り出し窓に開放装置を設ける事が好ましいが、
図9に示した構造の場合には、窓障子2の上端部が窓枠
1に結合されたままである為、排煙や換気の効率が良く
ない。 窓障子2が大きくなった場合には、この窓障子2の
重量に合わせて大きなダンパ3を使用しなければならな
いが、図9に示した構造の場合には、このダンパ3を竪
枠の内側面と竪框の外側面との間の隙間に設置しなけれ
ばならない。この為、ダンパ3の外径が大きくなると、
それに合わせて上記竪枠及び竪框の幅寸法(見付幅)が
大きくなり、窓装置の意匠が悪くなる。 ダンパ3の押圧力を直接竪框に伝達する構造の為、
このダンパ3の弾性が強くなると、この弾性に基づいて
上記窓障子2がだれる(形状が変化する)可能性があ
る。そして、この窓障子2の下框と窓枠1を構成する下
枠とが衝合し、窓装置を閉鎖できなくなる可能性があ
る。 ダンパ3の伸長量に対して窓障子2の揺動角度が特
に拡大されないので、この窓障子2を十分に大きく開く
為には、上記ダンパ2として十分に大きなストロークを
有するものを使用しなければならない。 本発明の開放装置付辷り出し窓装置は、これら〜の
問題を何れも解消すべく考えたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の開放装置付辷り
出し窓装置は、上枠、下枠及び左右の竪枠から成る矩形
の窓枠と、上框、下框及び左右の竪框により矩形のパネ
ルの四周を囲んで成る窓障子と、それぞれが複数のリン
ク腕により構成されて上記左右の竪枠の内側面と上記左
右の竪框の外側面との間に設けられた、左右1対のリン
ク装置と、伸長方向の弾性を有し、伸長に伴って上記窓
障子を上記窓枠外に押し出すダンパとを備える。
【0007】そして、上記各リンク装置は、スライダ
と、第一〜第三のリンク腕とを有する。このうちのスラ
イダは、上記各竪枠の内側面に昇降自在に支持されてい
る。この為に、例えば上記各竪枠の内側面に係合溝を形
成するか、或はこの内側面に係合溝を有するガイドブラ
ケットを固定し、上記スライダをこれら係合溝に摺動の
み自在に係合させる。
【0008】一方、それぞれ窓障子の両側に配置して1
対ずつ設けられた、上記第一〜第三のリンク腕のうち、
各第一のリンク腕の一端は、上記各スライダに枢支して
いる。又、これら各第一のリンク腕の他端は、それぞれ
上記各竪框の一端部に枢支している。又、各第二のリン
ク腕は、上記各第一のリンク腕とほぼ平行に配置されて
いる。そして、これら各第二のリンク腕の一端は、上記
各竪枠の中間部内側面に枢支している。又、これら各第
二のリンク腕の他端は、上記各竪框の中間部外側面に枢
支している。
【0009】又、各第三のリンク腕の一端は、上記各第
二のリンク腕の中間部にそれぞれ枢支している。そし
て、これら各第三のリンク腕の他端は、上記各スライダ
にそれぞれ枢支している。尚、これら各第三のリンク腕
は、上記第一、第二のリンク腕の他端を枢支する軸同士
を結ぶ直線に対してほぼ平行に設けられている。従っ
て、上記各竪框の一部と上記各第一のリンク腕と上記各
第二のリンク腕の一部と上記各第三のリンク腕とは、変
形自在なリンク構造を構成する。
【0010】それぞれが上記第一〜第三のリンク腕によ
り構成される、左右1対のリンク装置のうち、少なくと
も一方のリンク装置には、第四のリンク腕を付加してい
る。そして、この第四のリンク腕の一端を、上記1対の
第二のリンク腕のうちの少なくとも一方の第二のリンク
腕の中間部に枢支している。更に、上記ダンパは、上記
スライダが昇降する位置よりも窓装置の開放時に上記窓
障子が押し出される側と反対側にずらせて、上記竪枠に
沿って上記窓枠に固定されている。そして、このダンパ
の変位側端部に、上記第四のリンク腕の他端を枢支して
いる。
【0011】
【作用】上述の様に構成される本発明の開放装置付辷り
出し窓装置の作用は、次の通りである。先ず、窓開口を
閉鎖すべく、窓障子を窓枠の内側に引き込むと、各竪框
の一部と各第一のリンク腕と各第二のリンク腕の一部と
各第三のリンク腕とは、変形自在なリンク構造が潰れ
て、上記窓障子が窓枠の内側に入り込む事を許容する。
又、第四のリンク腕の他端がダンパを押し、このダンパ
の全長が弾性的に縮められる。この状態で、例えば下枠
と下框との間に設けられた施錠装置を作動させれば(施
錠すれば)、上記ダンパの弾力に拘らず、上記窓開口を
閉鎖状態に保持できる。
【0012】次に、上記窓開口を開放する場合には、例
えば上記施錠装置を解除する。この結果、上記ダンパの
有する伸長方向の弾力により、上記第四のリンク腕が第
二のリンク腕を押し、各第二のリンク腕を、それぞれの
一端を中心に揺動させる。この結果、竪枠に沿ってスラ
イダが摺動すると共に、このスライダにそれぞれの一端
又は他端を枢支した第一、第三のリンク腕が、スライダ
側の端部を中心に揺動する。この様に、第一〜第三のリ
ンク腕が揺動する事に伴って、上記平行四辺形のリンク
構造が開く。この状態では、上記窓障子全体が窓枠の外
側に辷り出し、この窓障子の上下両端側と窓枠との間に
隙間が生じる。
【0013】
【実施例】図1〜7は本発明の第一実施例を示してい
る。図1は、本発明の開放装置付辷り出し窓装置の全体
構成を、窓枠1の内側から窓障子2を屋外側に突き出し
た(辷り出させた)状態で示している。上記窓枠1は、
それぞれがアルミニウム材の押し出し型材により造られ
た、上枠4と下枠5と左右の竪枠6、6とを組み合わせ
る事で矩形に構成されている。又、上記窓障子2は、や
はりそれぞれがアルミニウム材の押し出し型材により造
られた、上框7と下框8と左右の竪框9、9とにより、
ガラスパネル10等の矩形のパネルの四周を囲む事によ
り構成されている。
【0014】上記窓枠1を構成する各竪枠6、6の内側
面と、上記窓障子2を構成する各竪框9、9の外側面と
の間には、それぞれが複数のリンク腕により構成され
た、左右1対のリンク装置11を設けている。又、これ
ら1対のリンク装置11のうち、一方又は双方のリンク
装置11と、当該リンク装置11が対向する竪枠6の上
端部内側面との間には、伸長方向の弾性を有するダンパ
12を、図2〜4に示す様に設けている。上記窓障子2
は、このダンパ12の伸長に伴って、上記1対のリンク
装置11の働きにより、上記窓枠1外に押し出される。
【0015】上記各リンク装置11は、図2に示す様
に、スライダ13と、第一〜第三のリンク腕14〜16
とを有する。このうちのスライダ13は、例えばポリア
ミド樹脂等の滑り易い合成樹脂により造られて、上記各
竪枠6、6の内側面に昇降自在に支持されている。この
為に図示の実施例では、上記各竪枠9、9の内側面に、
係合溝17を有するガイドブラケット18を固定してい
る。このガイドブラケット18は、例えばアルミニウム
材の押し出し成形により造られており、内側面側開口部
の幅が狭く、奥の幅が広くなった、あり溝状の係合溝1
7を形成している。上記スライダ13はこの係合溝17
に、鉛直方向に亙る摺動のみ自在に係合している。
【0016】一方、上記各リンク装置11を構成する第
一〜第三のリンク腕14〜16のうち、各第一のリンク
腕14の一端(下端)は、上記各スライダ13に枢支し
ている。又、これら各第一のリンク腕14の他端(上
端)は、それぞれ上記各竪框9、9の一端部(上端部)
に枢支(軸により揺動変位自在に連結)している。この
為に図示の実施例では、これら各竪框9、9の上部外側
面に、変位側枢支ブラケット19を固定している。この
変位側枢支ブラケット19は、鋼板等、十分な剛性を有
する板材により造られて、上記各竪框9、9の上部外側
面に、ねじ止め等により固定されている。上記第一のリ
ンク腕14の他端は、この変位側枢支ブラケット19の
上端部に枢支している。
【0017】又、各第二のリンク腕15は、上記各第一
のリンク腕14と平行に配置されている。そして、これ
ら各第二のリンク腕15の一端(下端)は、上記各竪枠
6、6の中間部内側面に枢支している。図示の実施例の
場合には、上記各ガイドブラケット18の下端部に固定
側枢支ブラケット20を固定し、この固定側枢支ブラケ
ット20に上記各第二のリンク腕15の一端を枢支して
いる。又、これら各第二のリンク腕15の他端(上端)
は、上記各竪框9、9の中間部外側面に枢支している。
図示の実施例の場合には、これら各第二のリンク腕15
の他端を、上記変位側枢支ブラケット19の下部に枢支
している。
【0018】又、各第三のリンク腕16の一端(下端)
は、上記各第二のリンク腕15の中間部に、それぞれ枢
支している。そして、これら各第三のリンク腕16の他
端(上端)は、上記各スライダ13にそれぞれ枢支して
いる。尚、これら各第三のリンク腕16は、上記第一、
第二のリンク腕14、15の他端を枢支する軸同士を結
ぶ直線(図示の実施例では上記変位側枢支ブラケット1
9)に対して、平行に設けている。従って、上記各竪框
9、9の一部である変位側枢支ブラケット19と、上記
各第一のリンク腕14と、上記各第二のリンク腕15の
一部と、上記各第三のリンク腕16とは、変形自在な略
四辺形のリンク構造を構成する。
【0019】尚、図1〜7に示した第一実施例の場合に
は、各第一のリンク腕14の一端と各第三のリンク腕1
6の他端とは、上記各スライダ13の上下2個所位置
に、互いに独立して枢支している。但し、これら両リン
ク腕14、16の一端及び他端は、図8に示す第二実施
例の様に、1個所で(1本の枢軸により)スライダ13
に対し枢支して、平行四辺形のリンク構造を構成しても
良い。何れにしても、変位側枢支ブラケット19と、上
記各第一のリンク腕14と、上記各第二のリンク腕15
の一部と、上記各第三のリンク腕16とは、直線的に畳
み得る程度に変形自在な、実質的に略四辺形若しくは四
辺形のリンク構造を構成する必要がある。この為には、
リンク構造の枢軸中心点のうち、上下2点間を他の枢軸
中心点を通って結ぶ線分の合計長さ同士を、何れの側で
も等しくする。例えば、図2で、点a−b−cを結ぶ2
線分の合計長さと、点a−d−e−cを結ぶ3線分の合
計長さとは等しい。
【0020】それぞれが上記第一〜第三のリンク腕14
〜16により構成される、左右1対のリンク装置11の
うち、少なくとも一方のリンク装置11には、第四のリ
ンク腕21を付加している。尚、ダンパ12と共に開放
装置を構成する、この第四のリンク腕21は、少なくと
も一方のリンク装置11の側に1本設ければ足りる。但
し、上記ダンパ12から窓障子2に加わる力が左右均一
になる様にする為には、上記第四のリンク腕21を、各
リンク装置11ごとに、左右1対設ける事が好ましい。
【0021】この様な第四のリンク腕21の一端は、上
記1対の第二のリンク腕15の中間部で、上記第三のリ
ンク腕16の一端を枢支した部分よりも、上記第二のリ
ンク腕15の一端に寄った部分(下側)に枢支してい
る。更に、この第四のリンク腕21と共に開放装置を構
成する上記ダンパ12は、上記スライダ13が昇降する
位置よりも窓装置の開放時に上記窓障子2が押し出され
る側と反対側、即ち前記ガイドブラケット18よりも屋
内側(図2〜3の右側、図4の下側)にずらせて、前記
竪枠6に沿って前記窓枠1に固定されている。即ち、こ
の竪枠6の上端部に、鋼板等十分な剛性を有する板材に
より造られた固定ブラケット22を固定し、この固定ブ
ラケット22に、上記ダンパ12を構成するシリンダケ
ース23の上端部をねじ止め固定している。このダンパ
12のシリンダケース23は、窓障子2の開閉に伴って
揺動する事はない。そして、このダンパ12の変位側端
部であり、上記シリンダケース23から弾性的に押し出
されるロッド24の下端部に、上記第四のリンク腕21
の他端(上端)を枢支している。
【0022】上述の様に構成される本発明の開放装置付
辷り出し窓装置の作用は、次の通りである。先ず、窓開
口を閉鎖すべく、窓障子2を窓枠1の内側に引き込む
と、各竪框9、9に固定された変位側枢支ブラケット1
9と、上記各第一のリンク腕14と、上記各第二のリン
ク腕15の一部と、上記各第三のリンク腕16とは、変
形自在な略四辺形のリンク構造が、上記各リンク腕1
4、15、16が直線的に重なり合う程度まで潰れて、
上記窓障子2が窓枠1の内側に入り込む事を許容する。
この際、第四のリンク腕21の一端が第二のリンク腕1
5により押され、この第四のリンク腕21の他端がダン
パ12を構成するロッド24を押し上げて、このダンパ
12の全長を弾性的に縮める。この状態で、例えば下枠
5と下框8との間に設けられた施錠装置を作動させれば
(施錠すれば)、上記ダンパ12の弾力に拘らず、上記
窓開口を閉鎖状態に保持できる。
【0023】次に、上記窓開口を開放する場合には、例
えば上記施錠装置を解除する。この結果、上記ダンパ1
2の有する伸長方向の弾力により、上記第四のリンク腕
21が第二のリンク腕15を押す。即ち、上記ロッド2
4が上記第四のリンク腕21を下方に押し、この第四の
リンク腕21が各第二のリンク腕15を、それぞれの一
端を中心に揺動させる。この結果、竪枠6に固定したガ
イドブラケット18に沿ってスライダ13が下方に摺動
すると共に、このスライダ13にそれぞれの一端又は他
端を枢支した第一、第三のリンク腕14、16が、スラ
イダ13側の端部を中心に揺動する。この様に、第一〜
第三のリンク腕14〜16が揺動する事に伴って、上記
略四辺形のリンク構造が開く。尚、図示の実施例では、
スライダ13の下端部がストッパ板25の上端部に突き
当たる事により窓障子2の開度(四辺形のリンク構造の
広がり)が規制される。この状態では、上記窓障子2全
体が窓枠1の外側に辷り出し、この窓障子2の上下両端
側と窓枠1との間に隙間が生じる。
【0024】尚、本発明の開放装置は、上方(上枠と上
框との隙間)が大きく開口する所謂外倒し型の辷り出し
窓にも使用できる。この場合、リンク装置を構成する各
リンク腕の取り付け方向がそれぞれ上下逆(一端側が上
端)になり、ダンパのロッドの伸長方向が上向きにな
る。この様な構造の場合、排煙や換気の効率をより向上
させる事ができる。又、スライダ13を係合させる為の
係合溝17は、必ずしも竪枠6と別体のガイドブラケッ
ト18に設ける必要はない。竪枠6に対して直接係合溝
17を形成する事もできる。
【0025】更に、第四のリンク腕21として、図2の
右下方が突出する方向に曲がった「く」字形のものを使
用し、この第四のリンク腕21と第三のリンク腕16の
他端部との干渉を防止すれば、これら両リンク腕21、
16同士をより近接配置できる。そして、ダンパ12の
ストロークを小さくしても、窓障子の開度を十分に確保
できる。
【0026】
【発明の効果】本発明の開放装置付辷り出し窓装置は、
以上に述べた通り構成され作用するので、次の〜の
様な優れた効果を得られる。 窓開口の開放時には、窓障子2全体が窓枠1から辷
り出し、この窓障子2の上下両端部と窓枠1の上下両端
部との間に何れも隙間が形成される為、排煙や換気の効
率が良い。 窓障子2を押し出す為のダンパが大きくなっても、
竪枠及び竪框の見付寸法を大きくする必要がなく、窓装
置の意匠をすっきりしたものにできる。 ダンパの押圧力が直接竪框に伝達されない為、この
ダンパの弾性が強くなっても、窓障子2がだれる事がな
い。この為、だれに基づいて窓装置を閉鎖できなくなる
事がなくなる。 ダンパの伸長量がリンク装置により拡大されて窓障
子2に伝達されるので、このダンパとして徒に大きなス
トロークを有するものを使用する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を、窓開口を開放した状態
で示す斜視図。
【図2】一部を省略して示す、図1の拡大A−A断面
図。
【図3】図2の上端部拡大図。
【図4】図2の拡大B−B断面図。
【図5】図4のC−C視図。
【図6】図5の上半部拡大図。
【図7】同下半部拡大図。
【図8】本発明の第二実施例を示す、図2の中央部に相
当する図。
【図9】従来構造の1例を示す略縦断側面図。
【符号の説明】
1 窓枠 2 窓障子 3 ダンパ 4 上枠 5 下枠 6 竪枠 7 上框 8 下框 9 竪框 10 ガラスパネル 11 リンク装置 12 ダンパ 13 スライダ 14 第一のリンク腕 15 第二のリンク腕 16 第三のリンク腕 17 係合溝 18 ガイドブラケット 19 変位側枢支ブラケット 20 固定側枢支ブラケット 21 第四のリンク腕 22 固定ブラケット 23 シリンダケース 24 ロッド 25 ストッパ板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上枠、下枠及び左右の竪枠から成る矩形
    の窓枠と、上框、下框及び左右の竪框により矩形のパネ
    ルの四周を囲んで成る窓障子と、それぞれが複数のリン
    ク腕により構成されて上記左右の竪枠の内側面と上記左
    右の竪框の外側面との間に設けられた、左右1対のリン
    ク装置と、伸長方向の弾性を有し、伸長に伴って上記窓
    障子を上記窓枠外に押し出すダンパとを備え、上記各リ
    ンク装置は、上記各竪枠の内側面に昇降自在に支持され
    たスライダと、各スライダにそれぞれの一端を、上記各
    竪框の一端部にそれぞれの他端を、それぞれ枢支した第
    一のリンク腕と、上記各竪枠の中間部内側面にそれぞれ
    の一端を、上記各竪框の中間部外側面にそれぞれの他端
    を、それぞれ枢支され、上記第一のリンク腕とほぼ平行
    に配置された第二のリンク腕と、これら各第二のリンク
    腕の中間部にそれぞれの一端を、上記各スライダにそれ
    ぞれの他端を、それぞれ枢支され、上記第一、第二のリ
    ンク腕の他端を枢支する軸同士を結ぶ直線に対してほぼ
    平行に設けられた第三のリンク腕とを備え、上記1対の
    第二のリンク腕のうちの少なくとも一方の第二のリンク
    腕の中間部には、第四のリンク腕の一端を枢支してお
    り、上記ダンパは上記スライダが昇降する位置よりも窓
    装置の開放時に上記窓障子が押し出される側と反対側に
    ずらせて、上記竪枠に沿って上記窓枠に固定されてお
    り、このダンパの変位側端部には上記第四のリンク腕の
    他端が枢支されている開放装置付辷り出し窓装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101280609B1 (ko) * 2011-06-03 2013-06-28 황정웅 창문 개폐용 아암 조립체
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