JPH0995360A - 緩衝体の取付装置 - Google Patents

緩衝体の取付装置

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JPH0995360A
JPH0995360A JP7251107A JP25110795A JPH0995360A JP H0995360 A JPH0995360 A JP H0995360A JP 7251107 A JP7251107 A JP 7251107A JP 25110795 A JP25110795 A JP 25110795A JP H0995360 A JPH0995360 A JP H0995360A
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JP
Japan
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shock absorber
buffer
groove
flap
packaging box
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Application number
JP7251107A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Murata
樹哉 村田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤を用いることなく緩衝体を底台に簡単
に取付けること。 【解決手段】 緩衝体14には溝部14a,14aが形
成され、底台11にはフラップ部11b,11bが形成
されており、緩衝体14の各溝部14aをフラップ部1
1bの一端側からフラップ部11bに沿って押込むと、
各フラップ部11bが起こされて溝部14a内に挿入さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装箱体に緩衝体
を取付けるための緩衝体の取付装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば冷蔵庫を包装す
るにあたっては、コンプレッサーが載置されたコンプ台
を荷扱時の衝撃から守り、コンプ台の変形を防止する必
要がある。このため、包装箱体の一部である段ボール製
の底台に発泡スチロール製の緩衝体を取付け、この緩衝
体をコンプ台の下面にあてがうようにしている。従来よ
り、図15に示すように、底台1に緩衝体2を取付ける
にあたっては、両者をホットメルトや両面テープで接着
していた。
【0003】しかしながら、緩衝体2をホットメルトで
接着する場合には、緩衝体2を底台1から剥がし難い
上、緩衝体2を剥がした際にホットメルトが付着するの
で、リサイクルの点で問題があった。また、緩衝体2を
両面テープで接着する場合には、両面テープの離型紙を
剥す作業が必要になるので、緩衝体2の取付けが面倒で
あった。しかも、緩衝体2を十分に押付けないと、接着
が不十分になり、緩衝体2が剥離してしまう虞れがあっ
た。
【0004】そこで、図16にように、底台1に二点鎖
線で示す立上り部1aを形成し、この立上り部1aを実
線のように折曲げた後、立上り部1aの角孔1bに緩衝
体2を差込んで固定することが行われている。しかしな
がら、この場合、立上り部1aを折曲げて緩衝体2を差
込む必要があるため、緩衝体2の取付作業が面倒であっ
た。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、接着剤を用いることなく緩衝体を包
装箱体に簡単に取付けることが可能な緩衝体の取付装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の緩衝体の
取付装置は、包装箱体に緩衝体を取付けるためのものに
おいて、前記緩衝体に形成された一対の溝部と、前記包
装箱体に形成された一対の係合舌片とを備え、前記緩衝
体の各溝部を前記係合舌片の一端側から係合舌片に沿っ
て押込むことに伴い、各係合舌片を起して溝部内に挿入
するところに特徴を有する。上記手段によれば、緩衝体
の各溝部を包装箱体の係合舌片に沿って押込むと、各係
合舌片が起されて溝部内に挿入される。従って、立上り
部を折曲げる必要がないので、接着剤を用いることなく
緩衝体を簡単に取付けることができる。
【0007】請求項2記載の緩衝体の取付装置は、一対
の係合舌片の一端側に開口部を形成するための部分およ
び該開口部を閉塞するための部分へ変位する抜止舌片が
包装箱体に形成されているところに特徴を有する。上記
手段によれば、緩衝体により包装箱体の抜止舌片を倒す
と、包装箱体に開口部が形成されるので、緩衝体の各溝
部を該開口部から係合舌片に容易に挿入できる。しか
も、抜止舌片が該開口部を閉塞するように変位すると、
包装箱体に取付けられた緩衝体が抜止めされる。
【0008】請求項3記載の緩衝体の取付装置は、一対
の係合舌片の一端側に位置して包装箱体に開口部が形成
され、各溝部の奥方に位置して前記各係合舌片の一端部
に接触する規制壁部が緩衝体に形成されているところに
特徴を有する。上記手段によれば、緩衝体の各溝部を包
装箱体の開口部から係合舌片に容易に挿入できる。しか
も、緩衝体の各溝部を包装箱体の係合舌片に沿って押込
むと、緩衝体の各規制壁部が係合舌片に接触し、緩衝体
が位置規制される。
【0009】請求項4記載の緩衝体の取付装置は、少な
くとも一方の係合舌片の一端部に切起し部が形成されて
いるところに特徴を有する。上記手段によれば、緩衝体
の各溝部が係合舌片の切起し部に案内されるので、各溝
部を容易に係合舌片に挿入できる。
【0010】請求項5記載の緩衝体の取付装置は、少な
くとも一方の係合舌片の一端部に薄肉部が形成されてい
るところに特徴を有する。上記手段によれば、緩衝体の
各溝部が係合舌片の薄肉部に案内されるので、各溝部を
容易に係合舌片に挿入できる。
【0011】請求項6記載の緩衝体の取付装置は、緩衝
体の各係合舌片に対する挿入開始端部に面取り部または
R部が形成されているところに特徴を有する。上記手段
によれば、緩衝体の各溝部を係合舌片に挿入するにあた
って、緩衝体の隅部が係合舌片を逃げるので、各溝部を
容易に係合舌片に挿入できる。
【0012】請求項7記載の緩衝体の取付装置は、包装
箱体に緩衝体を取付けるためのものにおいて、前記緩衝
体に形成された一対の切欠部と、前記包装箱体に形成さ
れた一対の係合舌片とを備え、前記緩衝体を前記一対の
係合舌片間に押込むことに伴い、各係合舌片を起して緩
衝体の切欠部に係合させるところに特徴を有する。上記
手段によれば、緩衝体を包装箱体の係合舌片間に押込む
と、各係合舌片が起されて切欠部内に挿入される。従っ
て、立上り部を折曲げる必要がないので、接着剤を用い
ることなく緩衝体を簡単に取付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図4に基づいて説明する。まず、図4において、
底台11は段ボールを矩形皿状に形成してなるものであ
り、冷蔵庫を包装するための包装箱体の一部を構成して
いる。また、底台11の内周部には4枚のカタ木12が
設けられている(2枚のみ図示する)。これら各カタ木
12は、防虫消毒処理が施されたものであり、底台11
の定形性を高める機能を有している。
【0014】底台11の両側部には、図3に示すよう
に、カタ木12の上面に位置して下部受け13,13が
設けられている。これら各下部受け13は発泡スチロー
ル等の緩衝体からなるものであり、底台11内に冷蔵庫
を収容すると、冷蔵庫の底板の両側部が下部受け13,
13により支えられるようになっている。
【0015】底台11には、図1に示すように、溝部1
1aが形成されている。この溝部11aは前後方向へ延
びる長方形状をなすものであり、冷蔵庫のコンプ台に対
応する部分に位置している。また、底台11には係合舌
片に相当する一対のフラップ部11b,11bが形成さ
れている。これら各フラップ部11bは、底台11に切
込みを設けることに伴って得られたものであり、溝部1
1aの両側に位置している。
【0016】底台11には、図3に示すように、発泡ス
チロール製の緩衝体14が取付けられている。この緩衝
体14はコンプ台の下面にあてがわれ、荷扱時の衝撃に
よるコンプ台の変形を防止するものであり、図1に示す
ように、緩衝体14の長さ寸法Lは各フラップ部11b
の長さ寸法L1 に略等しく設定されている。また、緩衝
体14には一対の溝部14a,14aが形成されてい
る。これら各溝部14aは緩衝体14を前後方向へ貫通
するものであり、図2に示すように、上方へ向かうに従
って緩衝体14の内方へ傾斜している。
【0017】底台11には、図1に示すように、折込み
部11c,11cが形成されている。これら各折込み部
11cはフラップ部11bの外端部に位置するものであ
り、緩衝体14の各溝部14aを底台11のフラップ部
11bに挿入して後方へ押込むと、図2に示すように、
各フラップ部11bが折込み部11cを軸に起こされ、
溝部14a内に挿入されるようになっている。
【0018】尚、緩衝体14を底台11に取付けた状態
において、緩衝体14の下面が底台11の下面から突出
しないようになっている。また、各溝部14aの前端部
(挿入開始端部)には、溝部14aにフラップ部11b
を容易に挿入するための幅広部が形成されており、この
幅広部は滑らかな傾斜をもって残りの部分に繋がってい
る。
【0019】底台11には、図1に示すように、両フラ
ップ部11bの前側に位置してフラップ部11dが形成
されている。このフラップ部11dは抜止舌片に相当す
るものであり、底台11に切込みを設けることに伴って
形成されている。また、底台11には、フラップ部11
dの前端部に位置して折込み部11eが形成されてい
る。
【0020】そして、緩衝体14によりフラップ部11
dを押圧すると、フラップ部11dが折込み部11eを
軸に倒れ、緩衝体14の各溝部14aをフラップ部11
bに挿入するための開口部が形成されるようになってい
る。また、緩衝体14が両フラップ部11bに取付けら
れると、フラップ部11dが折込み部11eを軸に回動
して開口部を閉塞し、緩衝体14の後端面がフラップ部
11dの前端面で係止され、緩衝体14が両フラップ部
11bから抜止めされるようになっている。尚、溝部1
1a,両フラップ部11b,折込み部11c,フラップ
部11d,折込み部11eは底台11の打抜き時に一体
形成されたものである。
【0021】上記実施例によれば、緩衝体14を底台1
1に取付けるにあたっては、まず、緩衝体14により底
台11のフラップ部11dを押圧し、折込み部11eを
軸にフラップ部11dを倒す。次に、緩衝体14の各溝
部14aを底台11の開口部からフラップ部11bに挿
入した後、緩衝体14を後方へ押込む。すると、各フラ
ップ部11bが折込み部11cを軸に起こされ、緩衝体
14の溝部14a内に挿入される。これと共に、緩衝体
14の各溝部14aがフラップ部11bに完全に挿入さ
れた時点でフラップ部11dが開口部を閉塞するように
回動し、緩衝体14の後端面を係止することに伴い緩衝
体14を抜止めする。
【0022】従って、緩衝体14をホットメルトで接着
していた従来と異なり、緩衝体14を底台11から取外
し易くなる。これと共に、緩衝体14を底台11から剥
す際に接着剤が付着することがないので、総じてリサイ
クルの点で有利になる。また、緩衝体14を両面テープ
で接着していた従来と異なり、両面テープの離型紙を剥
す作業が不要になるので、緩衝体14の取付作業性が向
上する。しかも、緩衝体14を十分に押付ける必要がな
くなるので、接着の不十分さで緩衝体14が剥離してし
まう虞れがなくなる。
【0023】また、底台11の立上り部を折曲げて緩衝
体14を差込んでいた従来と異なり、立上り部の折曲作
業が不要になるので、緩衝体14を簡単に取付けること
ができる。また、ホットメルトや接着剤等の他部材を用
いる必要がないので、緩衝体14を安価に取付けことが
できる上、緩衝体14を位置決めする必要がないので、
緩衝体14の取付位置が安定する。
【0024】また、緩衝体14により底台11のフラッ
プ部11dを押倒すことに伴い開口部を形成した。この
ため、緩衝体14の各溝部14aがフラップ部11bに
容易に挿入されるので、緩衝体14の挿入作業性が向上
する。しかも、フラップ部11dが該開口部を閉塞する
よう回動して緩衝体14の後端面を係止するので、緩衝
体14を両フラップ部11bから抜止めできる。
【0025】また、緩衝体14の下面を底台11の下面
に対して凹ませたので、緩衝体14の摩擦抵抗が支障に
なって、荷扱い時に底台11を引摺り難くなってしまう
ことを防止できる。これと共に、底台11を引摺った際
に緩衝体14が破損してしまうことが防止される。
【0026】次に本発明の第2実施例を図5に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。底台11の各フラップ部11b
には切起し部11fが設けられている。これら各切起し
部11fは底台11の型抜き時に一体形成されたもので
あり、フラップ部11bの前端部に位置している。
【0027】上記実施例によれば、緩衝体14の各溝部
14aが切起し部11fにより案内され、フラップ部1
1bに容易に挿入されるので、緩衝体14の挿入作業性
が一層向上する。尚、上記第2実施例においては、各フ
ラップ部11bに切起し部11fを形成したが、これに
限定されるものではなく、いずれか一方のフラップ部1
1bに切起し部11fを形成しても良い。
【0028】次に本発明の第3実施例を図6に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。底台11の各フラップ部11b
には薄肉部11gが設けられている。これら各薄肉部1
1gは、底台11の型抜き時にフラップ部11bを段潰
しすることに伴って形成されたものであり、フラップ部
11bの前端部に位置している。
【0029】上記実施例によれば、緩衝体14の各溝部
14aが薄肉部11gにより案内され、フラップ部11
bに容易に挿入されるので、緩衝体14の挿入作業性が
一層向上する。また、図5に示す構成の場合、底台11
を乱雑に積重ねると、切起し部11fが倒れる虞があ
る。これに対して本実施例は、底台11を積重ねても薄
肉部11gに影響がないので、底台11の積重ねを配慮
する必要がなくなる。尚、上記第3実施例においては、
各フラップ部11bに薄肉部11gを形成したが、これ
に限定されるものではなく、いずれか一方のフラップ部
11bに薄肉部11gを形成しても良い。
【0030】次に本発明の第4実施例を図7および図8
に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材
については同一の符号を付して説明を省略し、以下、異
なる部材についてのみ説明を行う。まず、図7におい
て、緩衝体14の両隅部には、緩衝体14の後端部(フ
ラップ部11bに対する挿入開始端部)に位置して面取
り部(C面カット部)14b,14bが形成されてい
る。
【0031】上記実施例によれば、緩衝体14の各溝部
14aを底台11のフラップ部11bに挿入するにあた
って、図8に示すように、各面取り部14bがフラップ
部11bの前端部を逃げる。このため、各溝部14aが
フラップ部11bに引掛かることがなくなるので、緩衝
体14の挿入作業性がより一層向上する。尚、上記実施
例においては、緩衝体14に面取り部14bを形成した
が、これに限定されるものではなく、例えば円弧状のR
部を形成しても良い。
【0032】次に本発明の第5実施例を図9に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。底台11には開口部11hが形
成されている。この開口部11hは底台11の打抜き時
に一体形成されたものであり、両フラップ部11bの前
側に位置している。また、緩衝体14の長さ寸法L´
は、各フラップ部11bの長さ寸法と開口部11hの長
さ寸法との和L2 に略等しく設定されている。そして、
緩衝体14の各溝部14aは、緩衝体14の前端面から
長さ寸法L1 (=フラップ部11bの長さ寸法)だけ離
れた位置まで形成されており、各溝部14aの奥壁は規
制壁部14cとして機能するようになっている。
【0033】上記実施例によれば、緩衝体14を底台1
1に取付けるにあたっては、まず、緩衝体14の各溝部
14aを底台11の開口部11hからフラップ部11b
に挿入した後、緩衝体14を後方へ押込む。すると、緩
衝体14の各規制壁部14cがフラップ部11bの前端
面に接触することに伴い、緩衝体14の押込み動作が規
制される。そして、緩衝体14の後端面が開口部11h
の内面に係止さることに伴い緩衝体14が抜止めされ
る。
【0034】従って、緩衝体14の各溝部14を底台1
1のフラップ部11に容易に挿入できるので、緩衝体1
4の挿入作業性が向上する。しかも、緩衝体14の各規
制壁部14cをフラップ部11bの前端部および開口部
11hの内面で位置規制できるので、緩衝体14が抜止
めされる。さらに、フラップ部11dを廃止しているの
で、底台11が引摺られた際にフラップ部11dから捲
れて破損することが防止される。
【0035】次に本発明の第6実施例を図10および図
11に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図11
において、底台11には長方形状をなす一対のフラップ
部11i,11iが形成されている。これら各フラップ
部11iは底台11に切込みを設けることに伴って得ら
れたものであり、係合舌片に相当する。尚、各フラップ
部11iは、底台11の打抜き時に一体形成されたもの
であり、底台11には、各フラップ部11iの外端部に
位置して折込み部11jが形成されている。
【0036】緩衝体14の左右両側部には一対の切欠部
14d,14dが形成されている。これら各切欠部14
dは、緩衝体14を台形状に切欠くことに伴って形成さ
れたものであり、図10に示すように、傾斜部14eお
よび直状部14fを有し、各傾斜部14eは上方へ向か
うに従って緩衝体14の内側へ傾斜し、各直状部14f
は垂直に延びている。また、図11において、緩衝体1
4の長さ寸法L´´は各フラップ部11iの長さ寸法L
3 に略等しく設定されている。
【0037】上記実施例によれば、底台11の下側から
両フラップ部11i間に緩衝体14を押込むと、各フラ
ップ部11iが切込み部11jを軸に起こされ、傾斜部
14eに沿うようにして切欠部14dに係合される。こ
れと共に、各フラップ部11iの先端部が切欠部14d
の直状部14fに食込んで抜止めされる。
【0038】従って、接着剤を用いることなく緩衝体1
4を底台11に簡単に取付けることができる。しかも、
緩衝体14の溝部14aを底台11のフラップ部11b
に位置合せする必要がないので、緩衝体14の取付作業
性が向上する。さらに、底台11の外側から緩衝体14
を押込むので、底台11を冷蔵庫に装着した後に緩衝体
14を底台11に取付けることができる。
【0039】次に本発明の第7実施例を図12に基づい
て説明する。尚、上記第6実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。底台11には、三角形状をな
す4つのフラップ部11kが形成されている。これら各
フラップ部11kは底台11に切込みを設けることに伴
って得られたものであり、1対の係合舌片に相当する。
【0040】緩衝体14の左右両側部および前後両側部
には夫々切欠部14dが形成されている(2個のみ図示
する)。尚、各フラップ部11kは底台11の打抜き時
に一体形成されたものであり、底台11には、各フラッ
プ部11kの基端部に位置して折込み部11lが形成さ
れ、4つのフラップ部11kの中央部に位置して開口部
11mが形成されている。
【0041】上記実施例によれば、底台11の下側から
4つのフラップ部11k間に緩衝体14を押込むと、各
フラップ部11kが折込み部11lを軸に起こされ、傾
斜部に沿うようにして切欠部14d内に係合される。こ
れと共に、各フラップ部11kの先端部が切欠部14d
の直状部に食込んで抜止めされるので、上記第6実施例
と同様の効果が得られる。
【0042】尚、上記第1〜第7実施例においては、底
台11に緩衝体14を取付けたが、これに限定されるも
のではない。例えば、図13に示す本発明の第8実施例
のように、包装箱体の一部を構成する段ボールシート1
5に複数の緩衝体14を取付けるにあたって、各緩衝体
14に第1〜第7実施例の構成を適用したり、図14に
示す本発明の第9実施例のように、包装箱体の一部を構
成する段ボール枠16に複数の緩衝体14を取付けるに
あたって、各緩衝体14に第1〜第7実施例の構成を適
用したりしても良い。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の緩衝体の取付装置は次の効果を奏する。請求項1記載
の手段によれば、緩衝体の各溝部を包装箱体の係合舌片
に沿って押込むことに伴い、各係合舌片を起こして溝部
内に挿入できるので、接着剤を用いることなく緩衝体が
簡単に取付けられる。
【0044】請求項2記載の手段によれば、抜止舌片を
倒すことに伴い包装箱体に開口部を形成できるので、緩
衝体の各溝部を係合舌片に挿入し易くなる。しかも、抜
止舌片が変位して開口部を閉塞することに伴い緩衝体を
係止するので、緩衝体が係合舌片から抜止めされる。請
求項3記載の手段によれば、包装箱体に開口部が形成さ
れているので、緩衝体の各溝部を係合舌片に挿入し易く
なる。しかも、緩衝体の各規制壁部を係合舌片および開
口部間で位置規制できるので、緩衝体が抜止めされる。
さらに、抜止舌片を形成する必要がないので、包装箱体
が引摺られた際に抜止舌片から捲れて破損することが防
止される。
【0045】請求項4記載の手段によれば、緩衝体の各
溝部が係合舌片の切起し部に案内されるので、各溝部を
係合舌片に挿入し易くなる。請求項5記載の手段によれ
ば、緩衝体の各溝部が係合舌片の薄肉部に案内されるの
で、各溝部を係合舌片に挿入し易くなる。
【0046】請求項6記載の手段によれば、緩衝体の各
溝部を係合舌片に挿入する際に、緩衝体の隅部が係合舌
片を逃げるので、各溝部を係合舌片に挿入し易くなる。
請求項7記載の手段によれば、緩衝体を包装箱体の係合
舌片間に押込むことに伴い、各係合舌片を起こして切欠
部内に挿入できるので、接着剤を用いることなく緩衝体
が簡単に取付けられる。しかも、緩衝体の溝部を係合舌
片に位置合せする必要がないので、緩衝体の取付作業性
が向上する。さらに、包装箱体の外側から緩衝体を押込
むので、包装箱体の装着後に緩衝体を包装箱体に取付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(底台の要部およ
び緩衝体を示す分解斜視図)
【図2】底台の要部および緩衝体を示す断面図
【図3】底台および緩衝体を示す斜視図
【図4】底台および緩衝体を示す分解斜視図
【図5】本発明の第2実施例を示す図(底台の要部を示
す斜視図)
【図6】本発明の第3実施例を示す図5相当図
【図7】本発明の第4実施例を示す図(緩衝体の斜視
図)
【図8】底台の要部および緩衝体示す断面図
【図9】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図10】本発明の第6実施例を示す図2相当図
【図11】図1相当図
【図12】本発明の第7実施例を示す図1相当図
【図13】本発明の第8実施例を示す図
【図14】本発明の第9実施例を示す図
【図15】従来例を示す図3相当図
【図16】別の従来例を示す図3相当図
【符号の説明】
11は底台(包装箱体)、11bはフラップ部(係合舌
片)、11dはフラップ部(抜止舌片)、11fは切起
し部、11gは薄肉部、11hは開口部、11iはフラ
ップ部、11kはフラップ部、14は緩衝体、14aは
溝部、14bは面取り部、14cは規制壁部、14d切
欠部、15は段ボールシート(包装箱体)、16は段ボ
ール枠(包装箱体)を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装箱体に緩衝体を取付けるためのもの
    において、 前記緩衝体に形成された一対の溝部と、 前記包装箱体に形成された一対の係合舌片とを備え、 前記緩衝体の各溝部を前記係合舌片の一端側から係合舌
    片に沿って押込むことに伴い、各係合舌片を起して溝部
    内に挿入することを特徴とする緩衝体の取付装置。
  2. 【請求項2】 包装箱体には、一対の係合舌片の一端側
    に開口部を形成するための部分および該開口部を閉塞す
    るための部分へ変位する抜止舌片が形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の緩衝体の取付装置。
  3. 【請求項3】 包装箱体には、一対の係合舌片の一端側
    に位置して開口部が形成され、 緩衝体には、各溝部の奥方に位置して前記各係合舌片の
    一端部に接触する規制壁部が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の緩衝体の取付装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも一方の係合舌片には、一端部
    に位置して切起し部が形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の緩衝体の取付装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一方の係合舌片には、一端部
    に位置して薄肉部が形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の緩衝体の取付装置。
  6. 【請求項6】 緩衝体には、各係合舌片に対する挿入開
    始端部に位置して面取り部またはR部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の緩衝体の取付装置。
  7. 【請求項7】 包装箱体に緩衝体を取付けるためのもの
    において、 前記緩衝体に形成された一対の切欠部と、 前記包装箱体に形成された一対の係合舌片とを備え、 前記緩衝体を前記一対の係合舌片間に押込むことに伴
    い、各係合舌片を起して緩衝体の切欠部に係合させるこ
    とを特徴とする緩衝体の取付装置。
JP7251107A 1995-09-28 1995-09-28 緩衝体の取付装置 Pending JPH0995360A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015131660A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 三菱電機株式会社 梱包装置
JP2020104904A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 アクア株式会社 冷蔵庫梱包用緩衝材、および、冷蔵庫

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JP2015131660A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 三菱電機株式会社 梱包装置
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