JPH0994072A - 寿司ロボット - Google Patents

寿司ロボット

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JPH0994072A
JPH0994072A JP7276610A JP27661095A JPH0994072A JP H0994072 A JPH0994072 A JP H0994072A JP 7276610 A JP7276610 A JP 7276610A JP 27661095 A JP27661095 A JP 27661095A JP H0994072 A JPH0994072 A JP H0994072A
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JP
Japan
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sushi
rice
robot
top plate
ball
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JP7276610A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kouwaka
敏昭 幸若
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 お客に知れることなく寿司ロボットを用いた
シャリ玉の製造が可能な手段を提供し、かかる寿司ロボ
ットの普及発展を図る。 【解決手段】 寿司飯からシャリ玉を形成するシャリ玉
形成部13〜16と、シャリ玉形成部13〜16で形成
されたシャリ玉Sを持ち上げて移動させる移動手段17
と、移動手段17により移動されたシャリ玉Sをキャビ
ネット11のトッププレート11aに形成された開口部
11bに搬送する搬送手段18とを備えた寿司ロボット
10をキャビネット11のトッププレート11a下面に
配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寿司飯から握り寿
司用のシャリ玉を自動製造する寿司ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】江戸前寿司とも言われ、寿司飯を一口程
に握ったシャリ玉の上に新鮮な魚介類からなる種を載せ
て作られる握り寿司は、日本人のみならず近年外国人に
とっても最も好まれる食物の一つとされている。
【0003】このため、日本全体で数十万軒の寿司屋が
存在しており、それぞれ地方の特色を活かした握り寿司
が創造され、特に、従来のように新鮮な魚介類だけでな
く、例えば、実開昭55−164986号公報、特開昭
55−156557号公報、実開平5−30633号公
報に記載されたような、寿司種としててんぷらを用いた
ものまで提案されている。
【0004】このような握り寿司は、あらかじめ作って
おいた寿司飯を必要量片手に掴み、これを掌と指の力に
よって丸めシャリ玉を形成し、この上にわさびをつけた
魚介類を載せて、再度両手の掌及び指を利用して四方か
ら締めつけ所定形状に形成されている。
【0005】従来このように、握り寿司の製造には、寿
司職人の技能が最も重要とされていたが、近年の職人不
足、また、低コスト化等の要求によって、機械によって
シャリ玉を自動的に製造する、いわゆる寿司ロボットな
るものが開発され、特に郊外の寿司レストラン等におい
て使用されるようになった。
【0006】握り寿司用の寿司ロボットの基本構造は、
寿司飯を収容する寿司飯収容部、この収容部内の寿司飯
を一口大のシャリ玉に形成するシャリ玉形成部等からな
り、このシャリ玉の上に自動で、あるいは従来と同じ方
法によって寿司種を載せて握り寿司が作られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような寿司ロボッ
トも年々改良が重ねられ、現在では寿司職人に優るとも
劣らないほどの性能を有するようになったが、お客の側
に以前として機械化を望まない風潮があり、これが寿司
ロボット普及の大きな阻害要因となっている。
【0008】この対策として、お客の目に見えない場所
で寿司ロボットを用いて多量のシャリ玉を作り、これを
ストッカーに入れて寿司を握る場所に持ち込むことが行
われているが、この場合、シャリ玉を作ってから握り寿
司とするまで時間が経過し、品質劣化等の問題がある。
【0009】そこで、本発明において解決すべき課題
は、お客に知れることなく寿司ロボットを用いたシャリ
玉の製造が可能な手段を提供し、かかる寿司ロボットの
普及発展を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、キャビネットのトッププレート下面に配設
される寿司ロボットであって、寿司飯からシャリ玉を形
成するシャリ玉形成部と、同シャリ玉形成部で形成され
たシャリ玉を持ち上げて移動させる移動手段と、前記移
動手段により移動されたシャリ玉を前記トッププレート
に形成された開口部に搬送する搬送手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0011】キャビネットは立ったままの姿勢で作業が
し易いように、トッププレートの高さ位置は800mm
前後が好ましく、寿司ロボットと一体にすることもでき
るし、既存のキャビネットを用いこの中に寿司ロボット
を挿入する形式のものとすることもできる。また箱型の
キャビネットだけでなく、他のキャビネットの上端に合
わせたトッププレートのみのものとすることもできる。
【0012】また、搬送手段は、例えばベルトコンベア
式のものを用い、シャリ玉に種を載せるスピードに合わ
せて動くようにすることもできるが、キャビネットのト
ッププレートの開口部にシャリ玉検知用のセンサを備
え、トッププレート開口部に搬送されたシャリ玉が取り
上げられると、シャリ玉形成部及び移動手段等が作動す
るようにしておけば、職人のスピードに関係なく適切な
スピードでシャリ玉を製造することができる。
【0013】さらにトッププレートの開口部に配設され
る底面を開口した寿司桶を備えることによって、客席か
ら見た場合、従来と同様に寿司桶から寿司飯を取り出す
と同じ動作で作業が行えるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例である寿
司ロボットの斜視図、図2は図1に示す寿司ロボットの
要部を示す斜視図である。
【0015】10は寿司ロボットで、キャビネット11
のトッププレート11a下面に全体が収納されている。
キャビネット11はキャスタ12aにより移動可能であ
り、寿司ロボット10はこのキャビネット11の底板上
面に設けたレールに沿って出し入れ可能にキャビネット
11に収納されている。寿司ロボット10のハウジング
12上部にはターンテーブル13が設けられ、さらにこ
のターンテーブル13にシャリ玉Sを供給するための、
寿司飯収納部14,仕分け装置15、及び上型16aを
先端部に備えた押さえ装置16がそれぞれ設けられてい
る。
【0016】また、17は形成されたシャリ玉Sを掴み
上げてほぼ90度回転させ、隣接するベルトコンベア1
8に移動させる移動装置で、図2に明瞭に示すように、
ハウジング12上に立設され上下方向に移動する支柱1
7a、支柱17aの上端に水平方向に設けられた支持バ
ー17b、さらに支持バー17bの先端に設けられ、シ
ャリ玉Sを掴みまた離す動作をする掴み装置17cを備
える。
【0017】ベルトコンベア18は、手前側がターンテ
ーブル13と同じ高さで、奥側はキャビネット11のト
ッププレート11aと略同じとなるように、図3の側面
図に示すようにローラ18bに掛け回し、上り勾配をも
って形成されている。このベルトコンベア18の表面に
は一定間隔で滑り止め18aが設けられ、これによって
傾斜部をシャリ玉Sが搬送される場合の転がり落ちを防
止している。
【0018】図1及びキャビネット上面から見た図4を
参照して、トッププレート11aには手前から奥側に長
い開口部11bが形成され、この開口部直下にベルトコ
ンベア18が臨むように配置されている。従って、図2
に示す位置でベルトコンベア18に載せられたシャリ玉
Sはベルトコンベア18に搬送されて上昇し、トッププ
レート11a面まで搬送されることとなる。また、開口
部11bの略終端位置にはシャリ玉Sの存在を検知する
センサ19が設けられている。なお、図1において50
は作業台、51はカウンタをそれぞれ示す。
【0019】次いで、図1〜図4及び図1に示す寿司ロ
ボット10の機能ブロック図である図5を参照して、上
記寿司ロボット10の作用について説明する。なお、図
5において25は寿司ロボット10の全ての駆動部の作
動を制御するコントローラ、Mはベルトコンベア18を
駆動するモータである。
【0020】スイッチがオンされると寿司飯収納部14
内の寿司飯が仕分け装置15内に供給され、ここで一口
大に仕分された寿司飯が図2に示すようにターンテーブ
ル13上に供給される。ここでターンテーブル13が6
0度回転し、ターンテーブル13に設けられた下型13
aが上昇すると共に、押さえ装置16の上型16aが下
降して所定形状のシャリ玉Sが形成される。さらにター
ンテーブル13が240度回転し、移動装置17の下ま
で移動すると、移動装置17の掴み装置17cが下降し
てシャリ玉Sを掴み上げ、支柱17aごと水平回転して
再度下降し、ベルトコンベア18の表面に降ろされる。
ベルトコンベア18上のシャリ玉Sはベルトコンベア1
8の流れに沿って上昇し、上記したようにトッププレー
ト11aの開口部11bへと搬送される。寿司職人はこ
の状態のシャリ玉Sをつまみ上げ、従来と同様の方法に
よって種およびワサビをセットして握り寿司を完成す
る。
【0021】図4に示す先端のシャリ玉Sがベルトコン
ベア18上にある状態では、センサ19がこれを検知
し、仕分け装置15、ターンテーブル13、押さえ装置
16、移動装置17、ベルトコンベア18の各動作を停
止する。職人が先端のシャリ玉Sを取り上げるとこれに
連動して上記各装置が作動し、次のシャリ玉Sを先端部
へと供給する。このようにセンサ19によって全ての作
動を制御するため、握るスピードにばらつきのある全て
の寿司職人に対応可能となり、作り過ぎなどがなく良い
タイミングでシャリ玉Sを供給できる。
【0022】このように、本実施例の寿司ロボット10
によれば、キャビネット11のトッププレート11a下
面に、仕分け装置15、ターンテーブル13、押さえ装
置16等からなるシャリ玉形成部と、このシャリ玉形成
部で形成されたシャリ玉Sを持ち上げて移動させる移動
装置17と、移動装置17により移動されたシャリ玉S
をトッププレート11aに形成された開口部11bに搬
送するベルトコンベア18とを備えることによって、お
客に知れることなく寿司ロボットを用いたシャリ玉の製
造が可能となる。
【0023】また、トッププレート11aの開口部11
bにシャリ玉S検知用のセンサ19を備え、その検知結
果に基づいて仕分け装置15、ターンテーブル13、押
さえ装置16、移動装置17等、寿司ロボット10の各
装置の駆動停止をコントロールすることによって、寿司
職人の作業スピードに応じた適切なスピードでシャリ玉
を製造することができる。
【0024】なお本実施例では、キャビネット11の底
板上面に設けたレールに沿って寿司ロボット10をキャ
ビネット11から出し入れ可能にしているが、寿司ロボ
ット10の底部にキャスタを設けて移動可能に構成して
もよい。
【0025】図6は本実施例の使用態様を示す斜視図
で、トッププレート11aの開口部11bに従来より使
用されている寿司桶30を配設している。この寿司桶3
0は底面を開口30aしているため、寿司桶30から寿
司飯を取り出すと同じ動作で、ベルトコンベア18から
シャリ玉Sを摘み上げて使用することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0027】(a)キャビネットのトッププレート下面
に、寿司飯からシャリ玉を形成するシャリ玉形成部と、
シャリ玉形成部で形成されたシャリ玉を持ち上げて移動
させる移動手段と、移動手段により移動されたシャリ玉
をトッププレートに形成された開口部に搬送する搬送手
段とを備えることによって、お客に知れることなく寿司
ロボットを用いたシャリ玉の製造が可能となる。
【0028】(b)トッププレートの開口部にシャリ玉
検知用のセンサを備えることによって、寿司職人の作業
スピードに応じて適切なスピードでシャリ玉を製造する
ことができる。
【0029】(c)トッププレートの開口部に配設され
る底面を開口した寿司桶を備えることによって、客席か
ら見た場合、従来と同様に寿司桶から寿司飯を取り出す
と同じ動作で作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である寿司ロボットの斜視
図である。
【図2】 図1に示す寿司ロボットの要部を示す斜視図
である。
【図3】 搬送装置の側面図である。
【図4】 キャビネット上面から見た図である。
【図5】 図1に示す寿司ロボットの機能ブロック図で
ある。
【図6】 本実施例の使用態様を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 寿司ロボット 11 キャビネット 11a トッププレート 11b 開口部 12 ハウジング 13 ターンテーブル 13a 下型 14 寿司飯収納部 15 仕分け装置 16 押さえ装置 16 上型 17 移動装置(移動手段) 17a 支柱 17b 支持バー 17c 掴み装置 18 ベルトコンベア(搬送手段) 18a 滑り止め 18b ローラ 19 センサ 25 コントローラ 30 寿司桶 30a 開口 S シャリ玉 M モータ 50 作業台 51 カウンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットのトッププレート下面に配
    設される寿司ロボットであって、寿司飯からシャリ玉を
    形成するシャリ玉形成部と、同シャリ玉形成部で形成さ
    れたシャリ玉を持ち上げて移動させる移動手段と、前記
    移動手段により移動されたシャリ玉を前記トッププレー
    トに形成された開口部に搬送する搬送手段とを備えた寿
    司ロボット。
  2. 【請求項2】 前記トッププレートの開口部にシャリ玉
    検知用のセンサを備え、その検知結果に基づいて寿司ロ
    ボットの駆動部分を制御するコントローラを備えた請求
    項1記載の寿司ロボット。
  3. 【請求項3】 さらに前記トッププレートの開口部に配
    設される底面を開口した寿司桶を備えた請求項1,2記
    載の寿司ロボット。
JP7276610A 1995-09-29 1995-09-29 寿司ロボット Pending JPH0994072A (ja)

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JP7276610A JPH0994072A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 寿司ロボット

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JP (1) JPH0994072A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011036201A (ja) * 2009-08-13 2011-02-24 Audio Technica Corp 米飯成形装置およびその制御方法
JP4878069B1 (ja) * 2010-09-30 2012-02-15 鈴茂器工株式会社 寿司玉成形装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011036201A (ja) * 2009-08-13 2011-02-24 Audio Technica Corp 米飯成形装置およびその制御方法
JP4878069B1 (ja) * 2010-09-30 2012-02-15 鈴茂器工株式会社 寿司玉成形装置
JP2012075345A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Suzumo Machinery Co Ltd 寿司玉成形装置

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