JPH0993654A - 無線交換方法及び無線通信システム - Google Patents

無線交換方法及び無線通信システム

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JPH0993654A
JPH0993654A JP8184623A JP18462396A JPH0993654A JP H0993654 A JPH0993654 A JP H0993654A JP 8184623 A JP8184623 A JP 8184623A JP 18462396 A JP18462396 A JP 18462396A JP H0993654 A JPH0993654 A JP H0993654A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用可能な周波数チャネルで構成されるホッ
ピングパターンを設定することにより、安定した通信品
質が得られる無線交換方法及びそのシステムを提供す
る。 【解決手段】 スペクトル拡散方式の周波数ホッピング
のように、交換機と無線端末とが周波数チャネルの切り
替えパターンを共有する場合に、所定のタイミングで、
周波数チャネルが使用可能か使用不能かを判断し(S9
302,S9303)、使用不能は周波数チャネルがあ
った場合、該使用不能な周波数チャネルを他の周波数チ
ャネルと入れ換える(S9305)。前記使用不能な周
波数チャネルを他の周波数チャネルと入れ換える場合
に、前記他の周波数チャネルを使用可能な周波数チャネ
ルから選択し、前記使用可能な周波数チャネルの数が周
波数チャネルの切り替えに必要な数に不足する場合に、
前記使用不能な周波数チャネルを一度使用した周波数チ
ャネルに置き替えて使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線を利用した通信
ネットワークに関し、特に公衆回線への接続と交換機能
を有して無線通信の交換をする無線交換方法及びそのシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル無線通信方式の中で特に
注目されているのがスペクトル拡散通信である。スペク
トル拡散通信は、伝送する情報を広い帯域に拡散するこ
とで、妨害除去能力が高く秘話性に優れたものとして知
られている。世界各国で、2.4GHz帯の周波数がス
ペクトル拡散通信のために割り当てられ、全世界で普及
が進もうとしている。
【0003】スペクトル拡散通信方式としては大きく分
けて周波数ホッピング(FH方式)と直接拡散(DS方
式)とがある。前者は変調周波数を一定時間以内に変化
させることによって、広い帯域を使用した伝送を行うも
のであり、後者は伝送する情報をその十倍から数百倍の
速度の擬似雑音符号で拡散変調することにより、広い帯
域を使用するものである。
【0004】通常FHSS(Frequency Hopping Spread
Spectrum) では、使用可能な周波数帯域を一定の帯域幅
を持つ複数の周波数帯域(チャネル)に分割し、信号の
搬送波は前記チャネルを高速に移動しながら通信を行
う。送信側では、予め決められたホッピングパターンを
用いて搬送波の周波数を切り替えながら信号を伝送し、
受信側では送信側と同じホッピングパターンに同期した
場合のみデータの復調が可能となるため、秘話性に優れ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例においては、ホッピングパターンとしてシステムに
固定されたパターンを使用していたため、以下のような
問題点があった。 (1)電波環境の悪化により特定の周波数チャネルが妨
害等の干渉により使用不能となると、通信品質が著しく
劣化する。 (2)固定された周波数ホッピングパターンでは、障害
が生じた場合の回避ができない。 (3)使用されていない周波数チャネルを確認する手段
がない。 (4)過去に使用不能となった周波数チャネルが存在し
たことを確認する手段がない。 (5)同時に複数のホッピングパターンを使用する場
合、記憶部に予め複数のホッピングパターンを記憶する
と、ホッピングパターンの選び方によっては同一時間に
使用する周波数が隣接してしまい、周波数同士が干渉し
て無線通信が困難、或いは不可能になる。
【0006】本発明の目的は、使用可能な周波数チャネ
ルで構成されるホッピングパターンを設定することによ
り、安定した通信品質が得られる無線交換方法及びその
システムを提供するところにある。又、随時使用可能な
周波数チャネルで構成されるホッピングパターンを高速
に得て、ホッピングパターンを変更することにより、妨
害や障害を回避でき安定した通信品質が得られる無線交
換方法及びそのシステムを提供するところにある。
【0007】又、使用不能は周波数チャネルを再度選択
する冗長を避け、効率的に使用可能な周波数チャネルを
用いたホッピングパターンを得ることにより、安定した
通信品質が得られる無線交換方法及びそのシステムを提
供するところにある。又、使用可能な周波数の数が周波
数ホッピングの数に不足するという問題も考慮して、シ
ステムが動作しない状態を回避し、安定した通信品質が
得られる無線交換方法及びそのシステムを提供するとこ
ろにある。
【0008】又、各周波数における平均送信電力を均一
にすることにより、安定した通信品質が得られる無線交
換方法及びそのシステムを提供するところにある。更
に、無線通信装置を使用する環境に応じた周波数でホッ
ピングパターンを作成する無線交換方法及びそのシステ
ムを提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の無線交換方法は、公衆回線を収容する交換
機と前記交換機と無線通信する無線端末とから構成さ
れ、所定のタイミングで周波数チャネルを切り替える無
線通信システムにおける無線交換方法であって、交換機
と無線端末とが周波数チャネルの切り替えパターンを共
有する場合に、所定のタイミングで、周波数チャネルが
使用可能か使用不能かを判断し、使用不能は周波数チャ
ネルがあった場合、該使用不能な周波数チャネルを他の
周波数チャネルと入れ換えることを特徴とする。
【0010】ここで、前記周波数チャネルの判断は、周
波数チャネルのキャリアレベルに基づいて行われる。ま
た、前記キャリアレベルが所定レベル以下の場合に使用
可能とする。また、使用不能な周波数チャネルがあった
場合にその履歴を記憶し、前記使用不能な周波数チャネ
ルを他の周波数チャネルと入れ換える場合に、前記履歴
を参照して前記他の周波数チャネルを選択する。また、
前記使用不能な周波数チャネルを他の周波数チャネルと
入れ換える場合に、前記他の周波数チャネルを使用可能
な周波数チャネルから選択する。また、前記使用可能な
周波数チャネルの数が周波数チャネルの切り替えに必要
な数に不足する場合に、前記使用不能な周波数チャネル
を一度使用した周波数チャネルに置き替えて使用する。
また、前記使用不能な周波数チャネルを一度使用した周
波数チャネルに順に置き替えて使用する。また、前記周
波数チャネルを判断する所定のタイミングは、前記交換
機又は無線端末において、所定の時間毎、電源投入時、
通信開始時、及びアイドル時から選ばれる。また、前記
周波数チャネルの切り替えは、スペクトル拡散方式の周
波数ホッピングである。前記周波数ホッピングの複数の
パターンが、同一時間には互いに隣接した周波数となら
ないように選択される。また、前記周波数を隣接した周
波数を含まない複数のグループに分け、同一時間には同
一グループ内の周波数を使用することにより、ホッピン
グパターンが互いに隣接した周波数とならないように選
択される。
【0011】又、本発明の無線交換方法は、公衆回線を
収容する交換機と前記交換機と無線通信する無線端末と
から構成され、所定のタイミングで周波数チャネルを切
り替える無線通信システムにおける無線交換方法であっ
て、交換機と無線端末とが周波数チャネルの切り替えパ
ターンを共有する場合に、周波数ホッピングの複数のパ
ターンが、同一時間には互いに隣接した周波数とならな
いように選択されることを特徴とする。ここで、前記周
波数を隣接した周波数を含まない複数のグループに分
け、同一時間には同一グループ内の周波数を使用するこ
とにより、ホッピングパターンが互いに隣接した周波数
とならないように選択される。
【0012】又、本発明の無線通信システムは、公衆回
線を収容する交換機と前記交換機と無線通信する無線端
末とから構成され、所定のタイミングで周波数チャネル
を切り替える無線通信システムにおいて、交換機と無線
端末とが周波数チャネルの切り替えパターンを共有する
場合に、 所定のタイミングで、周波数チャネルが使用
可能か使用不能かを判断する判断手段と、使用不能は周
波数チャネルがあった場合、該使用不能な周波数チャネ
ルを他の周波数チャネルと入れ換える入換手段とを備え
ることを特徴とする。
【0013】ここで、前記判断手段は、周波数チャネル
のキャリアレベルに基づいて使用可能か使用不能かを判
断する。また、前記キャリアレベルが所定レベル以下の
場合に使用可能とする。また、使用不能な周波数チャネ
ルがあった場合にその履歴を記憶する記憶手段を更に備
え、前記入換手段は、前記履歴を参照して前記他の周波
数チャネルを選択する。また、前記入換手段は、前記他
の周波数チャネルを使用可能な周波数チャネルから選択
する。また、前記使用可能な周波数チャネルの数が周波
数チャネルの切り替えに必要な数に不足する場合に、前
記使用不能な周波数チャネルを一度使用した周波数チャ
ネルに置き替えて使用する置替手段を更に備える。ま
た、前記置替手段は、一度使用した周波数チャネルに順
に置き替えて使用する。また、前記周波数チャネルを判
断する所定のタイミングは、前記交換機又は無線端末に
おいて、所定の時間毎、電源投入時、通信開始時、及び
アイドル時から選ばれる。また、前記周波数チャネルの
切り替えは、スペクトル拡散方式の周波数ホッピングで
ある。また、前記周波数ホッピングの複数のパターン
が、同一時間には互いに隣接した周波数とならないよう
に選択するホッピングパターン作成手段を更に備える。
また、前記ホッピングパターン作成手段は、前記周波数
を隣接した周波数を含まない複数のグループに分け、同
一時間には同一グループ内の周波数を使用することによ
り、ホッピングパターンが互いに隣接した周波数となら
ないように選択する。
【0014】又、本発明の無線通信システムは、公衆回
線を収容する交換機と前記交換機と無線通信する無線端
末とから構成され、所定のタイミングで周波数チャネル
を切り替える無線通信システムにおいて、交換機と無線
端末とが周波数チャネルの切り替えパターンを共有する
場合に、周波数ホッピングの複数のパターンが、同一時
間には互いに隣接した周波数とならないように選択する
ホッピングパターン作成手段を備えることを特徴とす
る。ここで、前記ホッピングパターン作成手段は、前記
周波数を隣接した周波数を含まない複数のグループに分
け、同一時間には同一グループ内の周波数を使用するこ
とにより、ホッピングパターンが互いに隣接した周波数
とならないように選択する。
【0015】又、本発明の無線通信システムは、公衆回
線を収容する交換機と前記交換機と無線通信する無線端
末とから構成され、所定のタイミングで周波数チャネル
を切り替える無線通信システムにおいて、交換機と無線
端末とが周波数チャネルの切り替えパターンを共有する
場合に、前記交換機が、所定のタイミングで、周波数チ
ャネルが使用可能か使用不能かを判断する判断手段と、
使用不能は周波数チャネルがあった場合、該使用不能な
周波数チャネルを他の周波数チャネルと入れ換える入換
手段とを備えることを特徴とする。
【0016】又、本発明の無線通信システムは、公衆回
線を収容する交換機と前記交換機と無線通信する無線端
末とから構成され、所定のタイミングで周波数チャネル
を切り替える無線通信システムにおいて、交換機と無線
端末とが周波数チャネルの切り替えパターンを共有する
場合に、前記無線端末が、所定のタイミングで、周波数
チャネルが使用可能か使用不能かを判断する判断手段を
備え、前記交換機が、使用不能は周波数チャネルがあっ
た場合、該使用不能な周波数チャネルを他の周波数チャ
ネルと入れ換える入換手段を備えることを特徴とする。
【0017】又、本発明の交換機は、公衆回線を収容す
る交換機と前記交換機と無線通信する無線端末とから構
成され、所定のタイミングで周波数チャネルを切り替え
る無線通信システムに使用される交換機であって、無線
端末と周波数チャネルの切り替えパターンを共有し、所
定のタイミングで、周波数チャネルが使用可能か使用不
能かを判断する判断手段と、使用不能は周波数チャネル
があった場合、該使用不能な周波数チャネルを他の周波
数チャネルと入れ換える入換手段とを備えることを特徴
とする。
【0018】又、本発明の無線端末は、公衆回線を収容
する交換機と前記交換機と無線通信する無線端末とから
構成され、所定のタイミングで周波数チャネルを切り替
える無線通信システムで使用される無線端末であって、
交換機と周波数チャネルの切り替えパターンを共有し、
所定のタイミングで、周波数チャネルが使用可能か使用
不能かを判断する判断手段と、使用不能は周波数チャネ
ルがあった場合、該使用不能な周波数チャネルを前記交
換機に報知する報知手段とを備える。
【0019】
【発明の実施の形態】本実施の形態においては、周波数
ホッピング方式によるデジタル無線通信を交換システム
の内線伝送に使用する場合について詳細に説明を行う
が、これに限定されない。 [実施の形態1] <無線交換システムの構成例>本実施の形態で想定する
無線交換システムの構成例を図1に示す。
【0020】本システムは、公衆回線102を収容し、
交換機能および無線接続機能を有する交換機101と、
交換機101との間で制御データおよび音声データの通
信を行う複数の無線専用電話機103−A,103−B
と、交換機との間での制御データの通信および端末間の
直接のデータ通信を行うデータ端末装置104−A〜1
04−Fとから構成される。
【0021】本実施の形態におけるデータ端末装置は、
「任意の量のデータをバースト的に送信する機能を有す
る端末(データ端末)と該データ端末と主装置の間の無
線通信を司る無線アダプタを合わせたもの」と定義さ
れ、データ端末としては、コンピュータ104−Aに限
らず、プリンタ104−B、複写機104−C、テレビ
会議端末104−D、ファクシミリ104−E、LAN
ブリッジ104−F、その他電子カメラ,ビデオカメ
ラ,スキャナなどデータ処理を行うさまざまな端末が該
当する。これらの無線専用電話機やデータ端末は、それ
ぞれ端末間で自由に通信を行うことができると同時に、
公衆網にもアクセス可能である点が本システムの大きな
特徴である。
【0022】以下、各構成要素の詳細な構成と動作を説
明する。 (交換機101の構成例)まず、公衆回線を収容する交
換機101の構成について説明を行う。図2は本実施の
形態の詳細なシステム構成及び交換機101の構成を示
した図面である。1は複数の外線と複数の端末を収容
し、それらの間で呼の交換を行う、本交換システムの主
要部である主装置、2は無線端末(後述する無線専用電
話機、無線アダプタを接続したデータ端末)をシステム
に収容可能とする為に、主装置の制御を受けて無線によ
り無線端末の制御を行い、無線伝送路の確立を行う接続
装置である。主装置1と接続装置2とが交換機101を
構成する。
【0023】3は上記接続装置2を介して主装置に収容
された外線と通話を行うと共に、相互に内線通話を行う
為の無線専用電話機である。4はパソコン,プリンタ等
のデータ端末5やSLT(単独電話機)10、ファクシ
ミリ11、ISDN端末12に接続することにより同様
に構成したデータ端末間で無線によるデータ伝送を可能
とする無線アダプタである。6は主装置1に収容する外
線網の1に収容する外線網の1つであるPSTN(既存
公衆網)、7はPSTN6からの外線であるPSTN回
線、8は主装置1に収容する外線網の1つであるISD
N、9はISDN8からの外線であるISDN回線であ
る。10は主装置1に収容する端末の1つであるSLT
(単独電話機)である。
【0024】(主装置1の構成例)以下、主装置1の内
部構成について説明する。201は主装置1の中枢であ
り交換制御を含め主装置全体の制御を司るCPUであ
る。202はCPU201の制御プログラムが格納され
たROM、203はCPU201の制御の為の各種デー
タを記憶すると共に各種演算用にワークエリアを提供す
るRAMである。204はCPU201の制御の下、呼
の交換(時分割交換)を司る通話路部、205はCPU
201の制御の下、PSTN回線を収容する為の着信検
出、選択信号送信、直流ループ閉結等PSTN回線制御
を行うPSTN回線i/fである。206はCPU20
1の制御の下、ISDN回線を収容する為のISDNの
レイア1、レイア2をサポートしISDN回線制御を行
うISDN回線i/fである。
【0025】207はSLTと通話路部204との間の
接続制御を行うSLTi/fであり、通電時はCPU2
01の制御の下で表示器等を有する専用電話機として機
能し、停電時はSLTとして通話のみを行うようSLT
204を制御するものである。208は通電時はCPU
201の制御の下、内線無線専用電話機とし、停電時は
SLTとして機能する、送受話器,ダイヤルキー,通話
回路,表記器等を有する無線専用電話機部である。20
9はPB信号、発信音、着信音等各種トーンを送出する
トーン送出回路である。210はCPU201の制御の
下、接続装置2を収容する為に接続装置2と通話信号、
制御信号を送受する接続装置i/fである。
【0026】(接続装置2の構成例)図3は接続装置2
の構成を示した図面である。301は接続装置2の中枢
であり、通話チャネル制御や無線部制御を含め接続装置
2全体の制御と司るCPUである。302はCPU30
1の制御プログラムが格納されたROM、303は本交
換システムの呼出し符号(システムID)を記憶するE
EPROM、304はCPU301の制御の為の各種デ
ータを記憶すると共に各種演算用ワークエリアを提供す
るRAMである。305はCPU301の制御の下、主
装置1の接続装置i/f201と通話信号、制御信号を
送受する主装置i/fである。
【0027】306はCPU301の制御の下、主装置
1からのPCM符号化された通話信号をADPCM符号
に変換し後述のチャネルコーデック307に送信すると
共に、チャネルコーデック307からのADPCM符号
化された通話信号をPCM符号に変換して主装置1に送
信する為のPCM/ADPCM符号化された通話信号を
PCM符号に変換して主装置1に送信する為のPCM/
ADPCM変換部である。307はCPU301の制御
の下、ADPCM符号化された通話信号及び制御信号
に、スクランブル等の処理を行うと共に所定のフレーム
に時分割多重化するチャネルコーデックである。308
はCPU301の制御の下、チャネルコーデック307
からのフレーム化されたデジタル信号を変調して無線で
送信できる様に処理してアンテナに送信すると共に、ア
ンテナより受信した信号を復調してフレーム化したデジ
タル信号に処理しする、無線部である。
【0028】(無線専用電話機3の構成例)図4は無線
専用電話機3の構成を示した図面である。401は無線
専用電話機3の中枢であり、無線部制御や通話制御を含
め無線専用電話機3全体の制御を司るCPUである。4
02はCPU401の制御プログラムが格納されたRO
M、403は本交換システムの呼出し符号(システムI
D)、無線専用電話機のサブIDを記憶するEEPRO
M、404はCPU401の制御の為の各種データを記
憶すると共に各種演算用にワークエリアを提供するRA
Mである。405はCPU401の制御の下、後述する
送受話器410、マイク411、スピーカ412からの
通話信号の入出力を行う通話回路である。406はCP
U401の制御の下、通話回路405からのアナログ音
声信号をADPCM符号に変換し後述のチャネルコーデ
ック407に送信すると共に、チャネルコーデック40
7からのADPCM符号化された通話信号をアナログ音
声信号に変換して通話回路に送信する為のADPCMコ
ーデックである。
【0029】407はCPU401の制御の下、ADP
CM符号化された通話信号及び制御信号にスクランブル
等の処理を行うと共に所定のフレームに時分割多重化す
るチャネルコーデックである。408はCPU401の
制御の下、チャネルコーデック407からのフレーム化
されたデジタル信号を変調して無線で送信できる様に処
理して後述するアンテナに送信すると共に、アンテナよ
り無線で受信した信号を復調してフレーム化したデジタ
ル信号に処理する、無線部である。410は通話する為
に音声信号を入出力する送受話器、411は音声信号を
集音入力するマイク、412は音声信号を拡声出力する
スピーカである。413は後述するキーマトリクスより
入力したダイヤル番号や外線の使用状況等を表示する表
示部である。414はダイヤル番号等を入力するダイヤ
ルキーや、外線キー、保留キー、スピーカキー等の機能
キーからなるキーマトリクスである。
【0030】(無線アダプタ4の構成例1)図5はシス
テムに収容可能なデータ通信端末の構成と、データ端末
に接続される無線アダプタの内部ブロック構成を示す図
である。同図において、501はデータ端末、502は
無線アダプタ、503は無線部であり、データ端末50
1は無線アダプタ502と通信ケーブルもしくは内部バ
スを介して接続される、例えばパーソナルコンピュー
タ、ワークステーション、プリンタ、ファクシミリ、そ
の他のデータ端末機器を指す。
【0031】504は主制御部であり、CPU及び、割
り込み制御、DMA制御等を行う周辺デバイス、システ
ムクロック用の発振器などから構成され、無線アダプタ
内の各ブロックの制御を行う。505はメモリであり、
主制御部504が使用するプログラムを格納する為のR
OM、各種処理用のバッファ領域として使用するRAM
等から構成される。506は通信i/f部であり、上述
のデータ端末501に示すようなデータ端末機器が標準
装備する通信i/f、例えば、RS232C,セントロ
ニクス,LAN等の通信i/fや、パーソナルコンピュ
ータ,ワークステーションの内部バス、例えば、ISA
バス,PCMCIAi/f等が該当する。507は端末
制御部であり、通信i/f506を介したデータ端末5
01と無線アダプタ502間のデータ通信の際に必要と
なる各種の通信制御を司る。
【0032】508はフレーム処理、無線制御を行うチ
ャネルコーデックであり、その内部構成は図8に示す。
チャネルコーデックでフレームに組み立てられたデータ
が無線部を介して主装置や対向端末に伝送されることに
なる。509は誤り訂正処理部であり、無線通信により
データ中に発生するビット誤りを低減する為に用いる。
送信時には、通信データ中に誤り訂正符号を挿入する。
また受信時には、演算処理により誤り位置並びに誤りパ
ターンを算出し、受信データ中のビット誤りを訂正す
る。510はタイマであり、無線アダプタ内部の各ブロ
ックが使用するタイミング信号を提供する。
【0033】(無線アダプタ4の構成例2)図6は公衆
回線ヘのデータ伝送を行う場合に必要となる、モデム内
蔵のタイプの無線アダプタの構成を示すものである。同
図において、511はデータを音声帯域信号に変調する
モデム、512はモデムで変調された信号を符号化する
ADPCMコーデックである。ADPCM符号化された
データをチャネルコーデックによりフレームに組み立
て、無線部を介して主装置に伝送されることになる。
【0034】(無線部の構成)図7は本システムの接続
装置2、無線専用電話機3、データ端末の無線アダプタ
4で共通に使用する無線部(308,408,503)
の構成を示す図である。601a,bは送受信用アンテ
ナ、602はアンテナ601の切り換えスイッチ、60
3は不要な帯域の信号を除去するためのバンド・パス・
フィルター(以下BPF)、604は送受信の切り換え
スイッチ、605は受信系のアンプ、606は送信系の
アンプ(パワーコントロール付)607は1st.IF
用ダウンコンバータ、608はアップコンバータ、60
9は送受信の切り換えスイッチ、610はダウンコンバ
ータ607によりコンバートされた信号から不要な帯域
の信号を除去するためのBPF、611は2nd.IF
用のダウンコンバータであり、ダウンコンバータ60
7,611によりダブルコンヴァージョン方式の受信形
態を構成する。
【0035】612は2nd.IF用のBPF、613
は90°移相器、614はクオドラチャ検波器で、BP
F612,90°移相器613により受信した信号の検
波、復調が行われる。615は波形整形用のコンパレー
タ、616は受信系の電圧制御型オシレータ(以下VC
O)、617はロー・パス・フィルター(以下LP
F)、618はプログラマブルカウンタ,プリスケー
ラ,位相比較器などから構成されるPLLで、VCO6
16,LPF617,PLL618により受信系の周波
数シンセサイザが構成される。
【0036】619はキャリア信号生成用のVCO、6
20はLPF、621はプログラマブルカウンタ,プリ
スケーラ,位相比較器等から構成されるPLLで、VC
O619,LPF620,PLL621によりホッピン
グ用の周波数シンセサイザが構成される。622は変調
機能を有する送信系のVCO、623はLPF、624
はプログラマブルカウンタ,プリスケーラ,位相比較器
などから構成されるPLLで、VCO622,LPF6
23,PLL624により周波数変調の機能を有する送
信系の周波数シンセサイザが構成される。
【0037】625は各種PLL618,621,62
4用の基準クロック、626は送信データ(ベースバン
ド信号)の帯域制限用フィルターである。以下、本無線
部の動作説明を行う。 1.送信時 プロセッサ等の外部回路から入力されたデータ(ディジ
タルデータ)はベースバンドフィルター626により帯
域制限を受けた後、送信系VCO622の変調端子に入
力される。送信系VCO622は送信系PLL624と
LPF623の回路より出力される制御電圧により周波
数を決定し、直接変調により中間周波(IF)の変調波
を生成する。周波数シンセサイザ622,623,62
4により生成された中間周波(IF)の変調波はアップ
コンバータ608に入力され、VCO619、LPF6
20、ホッピング用PLLから構成される周波数シンセ
サイザにより生成されたキャリア信号と加算された後、
送信系アンプ606に入力される。送信系アンプ606
により所定のレベルに増幅された信号は、BPF603
により不要な帯域の信号を除去された後アンテナ601
から電波として空間に発射される。
【0038】2.受信時 アンテナ601により受信された信号は、BPF603
により不要な帯域の信号を除去された後受信系のアンプ
605により所定のレベルに増幅される。所定のレベル
に増幅された受信信号は、ダウンコンバータ607によ
りキャリア信号を除去され1st.IFの周波数にコン
バータされる。1st.IFの受信信号は、BPF61
0で不要な帯域の信号を除去された後、2nd.IF用
のダウンコンバータ611に入力される。ダウンコンバ
ータ611は、VCO616、LPF617、受信系P
LL618から構成される周波数シンセサイザにより生
成された信号と1st.IFからの入力信号により2n
d.IFの周波数の信号を生成する。2nd.IFの周
波数にダウンコンバータされた受信信号は、BPF61
2により不要な帯域の信号を除去された後、90°位相
器613とクオドラチャ検波器614に入力される。
【0039】クオドラチャ検波器614は、90°位相
器613により位相をシフトされた信号と元の信号を使
用して検波,復調を行う。クオドラチャ検波器614に
より復調されたデータ(アナログデータ)は、コンパレ
ータ615によりディジタルデータとして波形整形され
外部の回路に出力される。 (無線フレーム)図8は本システムにおいて使用する無
線フレームの全体構成例を示し、図9は図8の全体構成
中の各フレームを示すものである。本システムにおいて
は、「主装置−無線専用電話機間通信フレーム」(以
下、PCFと略)、「無線専用電話機間通信フレーム」
(以下、PPFと略)、「バーストデータフレーム」
(以下、BDFと略)の3つの異なるフレームを用い
る。以下、それぞれのフレームの内部データの詳細の説
明を行う。
【0040】図8の(a)にPCFを示す。同図におい
て、FSYNは同期信号、LCCH−Tは主装置から無
線専用電話機へ送られる論理制御チャネル、LCCH−
Rは無線専用電話機から主装置へ送られる論理制御チャ
ネル、T1とT2とT3とT4は4台の異なる無線専用
電話機へ送る音声チャネル、R1とR2とR3とR4は
4台の異なる無線専用電話機から送られてくる音声チャ
ネル、GTはガードタイムを表す。また、この図におい
て、F1、F3とあるのは、このフレームを無線で伝送
する際に使用する周波数チャネルのことで、1フレーム
毎に周波数チャネルを変更することを示す。
【0041】図8の(b)にPPFを示す。同図におい
て、FSYNは同期信号、LCCH−Tは主装置から無
線専用電話機ヘ送られる論理制御チャネル、LCCH−
Rは無線専用電話機から主装置へ送られる論理制御チャ
ネル、T1とT2とT3は3台の異なる無線専用電話機
へ送る音声チャネル、R1とR2とR3は3台の異なる
無線専用電話機から送られてくる音声チャネル、GTは
ガードタイムを表す。また、この図において、F1,F
3,F5,F7とあるのは、このフレームを無線で伝送
する際に使用する周波数チャネルのことで、PCFと異
なり、F1で主装置から論理制御情報LCCH−Tを受
け取った後、周波数チャネルを無線専用電話機間通信に
確保されたF5に切り替え、無線専用電話機間通信を行
う。その後周波数チャネルをF3に切り替えて主装置か
ら論理制御情報を受け取り、周波数チャネルを無線専用
電話機間通信に確保されたF7に切り替えるという手順
を無線専用電話機間通信が終了するまで繰り返す。
【0042】図8の(c)にBDFを示す。同図におい
て、FSYNは同期信号、LCCH−Tは主装置から無
線専用電話機へ送られる論理制御チャネル、LCCH−
Rは無線専用電話機から主装置へ送られる論理制御チャ
ネル、Rは前のフレームが終了したことを確認するため
や、他の無線装置が電波を出していないかを確認するた
めのキャリアセンスの時間、PR1はプリアンブル、D
ATAはバーストデータを収容するデータ用スロット、
GTはガードタイムを表す。また、この図において、F
1,F3,F5,F7とあるのは、このフレームを無線
で伝送する際に使用する周波数チャネルのことで、PC
Fと異なり、F1で主装置から論理制御情報を受け取っ
た後、周波数チャネルをバーストデータ通信に確保され
たF5に切り替え、無線専用電話機間通信を行う。その
後周波数チャネルをF3に切り替えて主装置から論理制
御情報を受け取り、周波数チャネルをバーストデータ通
信に確保されたF7に切り替えるという手順をバースト
データ通信が終了するまで繰り返す。
【0043】図9の(a)にFSYNフレームを示す。
同図において、PRは財団法人電波システム開発センタ
ー(以下、RCRと略)で規定する周波数同期補足のた
めの62ビットのプリアンブル、SYNはRCRで規定
する31ビットのフレーム同期信号、IDはRCRで規
定する63ビットの呼出信号、FIは2ビットのチャネ
ル種別信号でPCF・PPF・BDFを区別する信号、
TSはタイムスロット情報、NFRは次のフレームの周
波数情報を示す。また、図中の数字は、本実施の形態に
おけるビット数を示す。
【0044】図9の(b)に音声チャネルのフレームを
示す。T1とT2とT3とT4とR1とR2とR3とR
4の構成は共通であるので、送信用音声チャネルを以下
まとめてTnと表示し、受信用音声チャネルをまとめて
Rnと表示する。また、TnとRnの構成も共通であ
る。同図において、Rは前のフレームが終了したことを
確認するためや、他の無線装置が電波を出していないか
を確認するためのキャリアセンスの時間、PR1は各ス
ロット用プリアンブル、UWは端末IDを含むユニーク
ワード、Dは3.2kbpsのDチャネル情報、Bは3
2kbpsのBチャネル情報、GTはガードタイムを表
す。また、図中の数字は、本実施の形態におけるビット
数を示す。
【0045】図9の(c)に論理制御チャネルLCCH
−Tのフレーム構成を示す。LCCH−Tは主装置から
無線専用電話機へ送られる論理制御チャネルである。同
図に追いって、UWはサブIDを含むユニークワード、
LCCHは論理制御情報、GTはガードタイムを表す。
LCCH−TはFSYN送出後、続けて送られるので、
プリアンブルなどは付加されていない。
【0046】図9の(d)に論理制御チャネルLCCH
−Rのフレーム構成を示す。LCCH−Rは無線専用電
話機から主装置へ送られる論理制御チャネルのことであ
る。同図において、Rは前のフレームが終了したことを
確認するためや、他の無線装置が電波を出していないか
を確認するためのキャリアセンスの時間、PR1はっ買
うスロット用プリアンブル、UWはサブIDを含むユニ
ークワード、LCCっは論理制御情報、GTはガードタ
イムを表す。
【0047】(チャネルコーデック)上記のフレームは
チャネルコーデックによって処理される。図10にチャ
ネルコーデックの内部構成を示す。同図において、80
1はチャネルコーデック、802は無線部、803は無
線専用電話機等に内蔵されるADPCMコーデック、8
04は無線専用電話機や無線アダプタのCPUである。
【0048】チャネルコーデック801の内部において
は、805は無線制御部であり、無線部に対して送受信
の切り替えの制御と周波数ホッピングを制御する。さら
に、データ送信に先立ちキャリア検出を行う機能も有す
る。807は、CPU804との間で制御情報をやり取
りするためのi/fであり、ASIC内の各部の状態や
動作モードを記憶するレジスタを内蔵する。CPUから
の制御信号やASIC内の各部の状態に応じてASIC
各部の制御を行うものである。806はADPCMコー
デックi/fであり、ADPCMコーデックとの間で、
音声信号をやり取りするためのシリアルデータ及び同期
クロックのやり取りを行う。808は送信フレーム処理
部であり、ADPCMコーデックからの信号やCPUか
ら入力された論理制御データを、図8に示した送信フレ
ームに組み立てる。809は受信フレーム処理部であ
り、無線部からの信号のフレームから制御情報や音声デ
ータを取りだし、ADPCMコーデックi/fやCPU
i/fに渡す。810はDPLLで構成される同期処理
部であり、受信信号からクロックを再生し、ビット同期
の捕捉を行う。
【0049】以下、このASICの基本動作を説明す
る。 1.送信 送信データフレームに付与する制御情報を、CPU80
6からCPUi/f807で受け取る。ASICが無線
専用電話機および主装置内の接続装置で使用される場合
には、ADPCMコーデック803からのデータと合わ
せて送信フレーム処理部で送信フレームを組み立てる。
ASICがデータ端末で使用される場合には、誤り訂正
符号化されたバーストデータと合わせて、送信フレーム
処理部808で送信フレームを組み立てる。フレーム組
立に際しては、データにスクランブルをかける。無線伝
送時の直流平衡を保つために必要となるものである。無
線制御部805は受信信号が終了するタイミングを取
り、キャリアセンス後、無線部を送信にし、送信フレー
ムを無線部802に渡す。
【0050】2.受信 無線制御部805は、送信すべきデータが終了した時点
で無線部を受信に切り替え、受信フレームを待つ。受信
フレームを受けると、データにデスクランブルをかけた
後で、受信フレームから制御情報とデータと取りだす。
制御情報はCPUi/f806を通じてCPU803に
渡す。受信したフレームがPCFあるいはPPFの場合
には、受信したデータはADPCMコーデックi/f8
06に渡し、無線専用電話機であればADPCMコーデ
ック803を通して音声として出力し、主装置であれば
通話路へと送られる。受信したフレームがBDFデある
場合には、受信したデータはデータ端末内のメモリに転
送される。
【0051】3.論理制御データの扱い (3−1)無通信時 あらかじめ主装置によって割り当てられた周波数で待機
し、定期的に送られてくる主装置からのLCCH−Tを
受信する。この時、主装置から送られるLCCHには、
外線着信の有無、無線専用電話機側に発呼要求の有無の
確認といった情報が含まれている。無線専用電話機は受
信フレーム処理部で取り出したLCCHをCPUに送
る。その後、CPUから指示された主装置へ送るLCC
Hを同じフレーム内のLCCH−Rで主装置に送る。こ
のように無線専用電話機は、発呼か着呼が生じるまでこ
の手順を繰り返す。
【0052】(3−2)通信時 無線専用電話機Aが発呼する場合を例として説明する。
無線専用電話機Aは無線通信時周波数チャネルF1と主
装置との間でLCCHをやり取りしているものとする。
無線専用電話機Aは発呼が生じるまで(3−1)で述べ
た手順で、周波数チャネルF1で主装置からのLCCH
をモニタしている。無線専用電話機Aで発呼が生じる
と、(3−1)の手順で主装置に送るLCCH−Rに発
呼要求を入れて主装置に送る。主装置側から通信可能か
どうかを知らせるLCCHは、100ms後に周波数チ
ャネルF1で送られてくるLCCHによって判断する。
【0053】発呼要求後の主装置からのLCCHの内容
が回線がいっぱいで接続できないことを示していたら、
無線専用電話機Aは話中として使用者に知らせる。発呼
要求後の主装置からのLCCHの内容が接続可能である
ことを示していたら、同じLCCH−Tないで通話で使
用する音声チャネルの時間スロットを指定される。例え
ば「1」を指示されたとすると、T1とR1を使用して
通信することを表す。FSYNフレーム内のFSとNF
Rで指定された周波数ホッピングパターンで周波数チャ
ネルを切り替えながら、通信を行う。主装置と接続した
あとの制御情報のやり取りは、TnおよびRnフレーム
内のDチャネル情報によって行う。
【0054】無線専用電話機間通信の場合、無線専用電
話機間の制御情報をDチャネル情報で行い、通信終了後
に各無線専用電話機が指定されている周波数チャネルの
LCCH−Rで、即ち前例の場合なら無線専用電話機A
は無通信時周波数チャネルF1で主装置との間で制御情
報をやり取りする場合に無線専用電話機間通信が終了し
たことを無線専用電話機から主装置へ通知する。
【0055】<周波数ホッピングパターンについて>図
11に本システムで使用する周波数ホッピングの概念図
を示す。本実施の形態のシステムでは、日本において使
用が認められている26MHzの帯域を利用した、1M
Hz幅の26の周波数チャネルを使用する。妨害ノイズ
などで使用できない周波数がある場合を考慮し、26の
チャネルの中から20の周波数チャネルを選択し、選択
した周波数チャネルを所定の順番で周波数ホッピングを
行う。このシステムでは、1フレームが5msの長さを
持ち、1フレーム毎に周波チャネルをホッピングしてい
く。そのため1つのホッピングパターンの1周期の長さ
は100msである。
【0056】同図において、異なるホッピングパターン
は異なる模様で示している。このように、同じ時間で同
じ周波数が使用されることがないようなパターンを、各
フレームで使用することにより、データ誤りが発生する
ことを防ぐことが可能となるものである。また、複数の
接続装置を収容する場合、接続装置間での干渉を防止す
るために、それぞれの接続装置で異なるホッピングパタ
ーンを使用することも本システムの特徴となっている。
この方法により、マルチセル構成のシステムを実現する
ことが可能となり、広いサービスエリアを得ることがで
きるものである。
【0057】(ホッピングパターンの変更例1)図12
に本システムで使用する周波数ホッピングパターン(以
下FHパターン)の変更例を示す。予め決められている
周波数ホッピングパターンをFHパターン1で表す。搬
送波は、F1から順にF20までの周波数チャネルに変
更しながら通信を行なう。FHパターン2は、F2が妨
害ノイズなどで使用できない場合に、F2のかわりにF
21を使用することを示している。同様にFHパターン
3は、F2とF19とが使用できない場合に、それぞれ
F21とF22とを使用することを示している。このよ
うに、妨害ノイズなどで使用できない周波数チャネルが
存在する場合に、その使用不能の周波数チャネルを他の
使用していない周波数チャネルに切り替えることによ
り、使用可能な周波数チャネルで構成されるFHパター
ンを確保することができる。
【0058】次に、障害のある周波数チャネルの入れ替
え方法について説明を行なう。図13は、本システムで
使用する使用不能周波数チャネルの変更方式の処理手順
を示すフローチャートである。先ず、ステップS930
1で、予め決められているFHパターンの周波数チャネ
ルを読み込む。ステップS9302で、前記読み込んだ
周波数チャネルをキャリアセンスし、ステップS930
3で、その周波数チャネルは使用可能か否かの判定を行
なう。キャリアセンスレベルがある値以下ならば通信可
能とみなし、それ以外は通信不能とみなす。通信可能で
あれば、ステップS9307で必要数のチャネルが揃っ
たかを判定し、まだであればステップS9301に戻
り、次のFHパターンの周波数チャネルを読み込む。
【0059】キャリアセンスの結果使用不能であれば、
ステップS9304で未使用周波数チャネルを読み込
み、ステップS9305でシステムで使用するFHパタ
ーンを書き替える。最後にステップS9306で、使用
不能周波数チャネルを未使用周波数チャネルに書き込
み、ステップS9307で必要数のチャネルが揃ったか
を判定し、まだであればステップS9301に戻り、次
のFHパターンの周波数チャネルを読み込む。
【0060】以上の処理を行うことにより、使用不能な
周波数チャネルを回避したFHパターンを得ることがで
きる。上記方法において、使用不能チャネルを未使用周
波数チャネルに書き込む方式として、図14に未使用周
波数チャネルの入れ替え方式を、図15に未使用周波数
チャネルの並び替え方式を示す。
【0061】図14において、未使用周波数チャネル1
はどの周波数チャネルの入れ替えも行っていない状態を
示し、未使用周波数チャネル2はF21とF2との周波
数チャネルを入れ換えた状態(図12のFHパターン2
に対応)を示し、未使用周波数チャネル3はF21とF
2、F22とF19を入れ換えた状態(図12のFHパ
ターン3に対応)を示す。このように、未使用周波数チ
ャネルと使用不能チャネルを入れ替えることにより、障
害のある周波数チャネルを含まないFHパターンを高速
に選択し、未使用周波数チャネルを記憶しておくことが
できる。
【0062】また、図15において、未使用周波数チャ
ネル1はどの周波数チャネルの入れ替えも行っていない
状態を示し、未使用周波数チャネル2はF21をFHパ
ターンに使用しシフトしてからF2を最後尾に付加した
状態(図12のFHパターン2に対応)を示し、未使用
周波数チャネル3はF21とF22をFHパターンに使
用し、シフトしてからF2とF19を最後尾に付加した
状態(図12のFHパターン3に対応)を示す。このよ
うに、未使用周波数チャネルを使用した後、シフトする
ことにより、使用不能と判定された周波数チャネルが未
使用周波数チャネルの後部に配置することができる。
【0063】上記FHパターンの変更によれば、周波数
を切り替えるFHパターン内の各周波数チャネルをキャ
リアセンスし、そのレベルから使用不能な周波数チャネ
ルを判定し、使用不能な周波数チャネルを未使用の周波
数チャネルと入れ替えることにより、使用不能な周波数
チャネルを回避した高品質な通信路を確保でき、使用可
能な周波数チャネルで構成されるFHパターンを高速に
得ることができる。
【0064】(ホッピングパターンの変更例2)図16
は、本システムで使用する使用不能チャネルの履歴を保
存する方式の処理手順を示すフローチャートである。先
ずステップS9601で、予め決められているFHパタ
ーンの周波数チャネルを読み込む。ステップS9602
で、前記読み込んだ周波数をキャリアセンスし、ステッ
プS9603で、その周波数チャネルが使用可能か否か
の判定を行なう。キャリアセンスレベルがある値以下な
らば通信可能とみなし、それ以外は通信不能とみなす。
通信可能であれば、ステップS9607で必要数のチャ
ネルが揃ったかを判定し、まだであればステップS96
01に戻り、次のFHパターンの周波数チャネルを読み
込む。
【0065】キャリアセンスの結果使用不能であれば、
ステップS9604で未使用周波数チャネルを読み込
み、その周波数チャネルを未使用周波数チャネルから削
除して、ステップS9605でシステムで、使用するF
Hパターンを書き換える。最後に、ステップS9606
で使用不能と判断されたチャネルを使用不能履歴に書き
込み、ステップS9607で必要数のチャネルが揃った
かを判定し、まだであればステップS9601に戻り、
次のFHパターンの周波数チャネルを読み込む。
【0066】以上の処理を行なうことにより、使用不能
な周波数チャネルを回避したFHパターンを得ることが
できる。図17に本システムで使用する使用不能チャネ
ルの履歴方式を示す。未使用周波数チャネル1はどの周
波数チャネルも使用されていない状態を示し、使用不能
履歴1には何も記憶されていない状態を示す。未使用周
波数チャネル2はF21がシステムのFHパターンに使
用され、使用不能周波数チャネルF2が使用不能履歴2
に記憶されている状態(図12のFHパターン2に対
応)を示す。未使用周波数チャネル3では、F21とF
22がシステムのFHパターンに使用され、使用不能チ
ャネルF2とF19が使用不能履歴に記憶されている状
態(図12のFHパターン3に対応)を示す。
【0067】このように、使用不能履歴に使用不能周波
数チャネルを記憶することにより、使用不能周波数チャ
ネルを再度選択する危険性を回避することができる。な
お、ここで未使用周波数チャネルは使用された場合、削
除されたままの状態を示したが、前述したように、未使
用周波数チャネルをシフトしておくことも容易に応用が
できるはずである。
【0068】上記FHパターンの変更によれば、使用不
能な周波数チャネルを入れ換えた履歴を記憶し、その履
歴を参照して入れ替え周波数チャネルを選択することに
より、使用不能な周波数を再度選択する冗長を避け、使
用可能な周波数チャネルで構成されるFHパターンを効
率的に得ることができる。 (ホッピングパターンの変更例3)ところが、使用不能
なチャネルが増えた場合に割り当てる周波数にも使用不
能のものが増えて、周波数ホッピングに必要な周波数の
数が不足するようになって、システムが動作を維持でき
なくなるという問題が起る。以下の変更例3及び4は、
このような問題を解決しようとしたものであり、上記変
更例1や変更例2と共に使用することで、更に効果を高
めることができる。
【0069】同図において、HP1は予め決められたホ
ッピングパターンを示し、周波数F1から順にF20ま
での20の周波数を切り替えて使用することを表す。テ
ーブル1は、ホッピングパターン中で使用不能となった
周波数を記憶する領域である。テーブル2は、ホッピン
グパターン中で使用可能な周波数を記憶する領域であ
る。始めにシステムが起動した状態では、テーブル1の
記憶領域は空であり、テーブル2の記憶領域にはHP1
と同等の周波数が記憶されている。これらの記憶領域に
はメモリなどの記憶素子を用いる。
【0070】ここで、周波数F2,F3,F19が妨害
ノイズ等により使用不能になったとする。この時、テー
ブル1の記憶領域にはF2,F3,F19が登録され
る。同時に、テーブル2の記憶領域からF2,F3,F
19が削除される。記憶素子での登録や削除の方法は、
記憶効率や実行速度を考慮してさまざまな形態が考えら
れる。本例では、テーブル1の記憶領域もテーブル2の
記憶領域もそれぞれ20必要であるが、例えば周波数が
使用不能と使用可能の状態をフラグ等で管理することに
より20の記憶領域で済むようになる。このようにし
て、使用可能の周波数と使用不能の周波数を参照するこ
とにより、F2,F3,F19を使用可能な周波数F
1,F4,F5で置き換えたHP2を新たに作成する。
【0071】この方法により、使用可能なホッピング周
波数が必要なホッピング数に満たない場合でも、システ
ムをダウンさせることなく通信が可能になる。尚、本例
を前記変更例1や2と併用するには、例えば、テーブル
2のF2,F3,F19の領域にF21,F22,F2
3を入れていき、F26までを入れて更に使用不能のチ
ャネルが発生した場合に、本例の方法に移行することが
考えられる。
【0072】本HPパターンの変更例によれば、HPパ
ターン中の使用可能周波数と使用不能周波数の情報によ
り、置き換えた履歴を記憶しながら使用不能周波数を使
用可能周波数で置き換えるようにしたことにより、ホッ
ピング周波数がHPパターン数よりも少ない場合でもシ
ステム不動作を回避することができる。図19は上記ホ
ッピング周波数の置き換え方式を用いた場合の送信平均
電力の概念図を示す。
【0073】HP1の平均送信電力は、周波数の置き換
えを行っていない場合の各送信周波数における平均送信
電力であり、HP2の平均送信電力は、使用不能周波数
F2,F3,F19を使用可能周波数F1,F4,F5
で置き換えを行った場合の各送信周波数における平均送
信電力である。このホッピング周波数の置き換え方式で
は、置き換えて使った周波数の平均送信電力は、置き換
えを行っていない周波数の平均送信電力の2倍の送信電
力がある。このように、周波数チャネル間での使用頻度
及び平均送信電力がバラツクことは、秘話性や耐干渉性
に影響を与えることのなる。
【0074】(ホッピングパターンの変更例4)図21
に本システムで使用するホッピング周波数の置き換え変
更方式の概念図を示す。同図において、HP1は予め決
められたホッピングパターンを示し、周波数F1から順
にF20までの20の周波数を切り替えて使用すること
を表す。HP2は、HP1を繰り返して通信を行うこと
を表している。テーブル1は、ホッピングパターン中で
使用不能となった周波数を記憶する領域である。テーブ
ル2は、ホッピングパターン中で使用可能な周波数を記
憶する領域である。始めにシステムが起動した状態で
は、テーブル1の記憶領域は空であり、テーブル2の記
憶領域にはHP1と同等の周波数が記憶されている。こ
れらの記憶領域にはメモリなどの記憶素子を用いる。
【0075】ここで、周波数F2が妨害ノイズ等により
使用不能になったとする。この時、テーブル1の記憶領
域にはF2が登録される。同時に、テーブル2の記憶領
域からF2が削除される。記憶素子での登録や削除の方
法は、記憶効率や実行速度を考慮してさまざまな形態が
考えられる。本例ではテーブル1の記憶領域もテーブル
2の記憶領域もそれぞれ20必要であるが、例えば周波
数が使用不能と使用可能の状態をフラグ等で管理するこ
とにより20の記憶領域で済む。
【0076】テーブル2で使用可能周波数を便宜上E
1,E2,E3,…,E17,E18,E19と番号を
振ると、本例では使用不能周波数F2をHPパターンを
繰り換えすにつれてE1から順に置き換えていく。この
ようにして使用可能の周波数と使用不能の周波数を参照
することにより、使用不能となったF2を使用可能な周
波数F1,F3,F4,…,F18,F19,F20で
順に置き換えたHP3が得られる。
【0077】この方法により、使用可能なホッピング周
波数が必要なホッピング数に満たない場合でも、システ
ムをダウンさせることなく通信が可能になり、かつ使用
する周波数の平均送信電力が均一とすることができる。
尚、本例において前記変更例1や2と併用するには、例
えば、テーブル2のF2の領域にF21を入れ、以下使
用不可の周波数が出るとF22…F26と入れていくこ
とが考えられる。
【0078】図21は上記ホッピング周波数の置き換え
変更方式を用いた場合の送信平均電力の概念図を示す。
HP2の平均送信電力は、周波数の置き換えを行ってい
ない場合の各送信周波数における平均送信電力であり、
HP3の平均送信電力は、使用不能周波数F2を使用可
能周波数F1,F3,F4,…,F18,F19,F2
0で置き換えを行った場合の各送信周波数における平均
送信電力である。このホッピング周波数の置き換え変更
方式では、使用可能周波数を順に切り替えながら使用す
るため、平均送信電力は各周波数均一となる。
【0079】本HPパターンの変更例によれば、HPパ
ターン中の使用可能周波数と使用不能周波数の情報によ
り、置き換えた履歴を記憶しながら使用不能周波数を使
用可能周波数で置き換えるようにしたことにより、ホッ
ピング周波数がHPパターン数よりも少ない場合でもシ
ステム不動作を回避することができ、さらに、ホッピン
グパターン中の使用可能周波数と使用不能周波数の情報
と置き換えた履歴の情報により、使用可能な周波数を均
一に使用することにより、各周波数の平均送信電力が均
一になり秘話性や耐干渉性が改善される。
【0080】<無線通信システムの動作例>以上説明し
たように、本システムにおいては主装置と無線専用電話
機やデータ端末の間や端末相互間で、通信のためにフレ
ームを組立てまた使用する周波数を一定時間ごとに切り
替える制御を行っている。本実施の形態における上記F
Hパターンの変更は、例えば主装置(接続装置を含む)
の電源投入時(図23のステップS2202)や、端末
より外線発信を受けた時(図26のステップS260
2)や、公衆回線よりの外線着信時(図29のステップ
S2802)や、内線通信の内線発信端末からの受け付
け時(図32のステップS3104)あるいは内線受信
端末の呼び出し時(図32のステップS3106)に行
われる。又、一定時間間隔で行われたり、システムのア
イドル時に行われてもよい。更に、端末発信時あるいは
受信時に端末側で、通信不能のチャネルを見付けて主装
置に知らせることにより、実施してもよい。これら上記
FHパターンの変更実施時期は、システム内の端末数や
回線の飽和率等により適宜決められる。
【0081】以下、本実施の形態の上記FHパターンの
変更を有するシステムの具体的な動作について説明を行
う。 1.基本動作手順例 本システムにおいては、通話チャネルを使用する前に、
フレーム内に時分割多重化されている論理制御チャネル
(LCCHTおよびLCCHR)を用いて、使用するス
ロットとホッピングパターンとを決定する。さらに、各
端末が間欠受信を行いバッテリセービングを可能とする
ために、各端末は予め割り当てられた周波数で伝送する
論理制御チャネルのみにおいて、送受信するように設計
されている。
【0082】ただし、電源立ち上げ直後は、端末はホッ
ピングパターンも認識していない。そこで、任意の周波
数で待機し、その周波数でフレームを受信する。1つ目
のフレームを受信すると、その中に入っている次のフレ
ームの周波数情報を取り込み、以下周波数ホッピングを
開始することになる。複数の接続装置が使用される場合
は、1回目にフレームを受信することのできた接続装置
の使用するホッピングパターンに追従することになる。
【0083】また、電源立ち上げ直後は、どの端末がど
の周波数に割り当てられるかが定まっていない。そこ
で、電源立ち上げ時には、設定モードにおいて各端末の
IDの登録と論理制御チャネル周波数の割り当てとを行
うものとしている。論理制御チャネルの割り当てがされ
ると、各端末は間欠受信状態となり、自端末宛の論理制
御データのみの受信を行う。また、主装置に送信するデ
ータが発生した場合のみ、割り当てられた周波数のLC
CHRを使って、データを主装置に送信する。
【0084】通話スロットを用いた通信を開始したい場
合には、論理制御チャネルを用いて主装置にその旨を通
知し、スロットとホッピングパターンとの割り当てを受
けなければならない。それらの割り当てがなされた後
は、通話やデータ伝送を行うことが可能となるのであ
る。以下、、いくつかの場合の詳細動作の説明を行う。
【0085】2.主装置−接続装置を含む−と無線端末
の電源投入時の動作例:設定モード 設定モードは、IDの登録や使用する論理制御チャネル
の周波数の設定等を行うモードである。図22は、本実
施の形態の主装置および無線端末電源投入時の動作シー
ケンスを示す図である。図23は、本実施の形態の主装
置電源投入時の動作手順を示すフローチャートである。
図24は、本実施の形態の無線端末電源投入時の動作手
順を示すフローチャートである。
【0086】(1)主装置電源投入時の動作フローの説
明 まず、主装置1(あるいは接続装置2)本体の電源スイ
ッチを投入すると、主装置1は図23のステップS22
01により本体の初期設定を行った後、ステップS22
02で周波数ホッピングのホッピングパターンを決定
し、続いて、ステップS2203により前記ホッピング
パターン(次の単位時間にホッピングする周波数)なら
びに本システムIDを付加したPCFフレーム2101
を、無線端末103宛に送信する。この時、PCFフレ
ーム2101中のID部(図9の(a))にはシステム
IDを、NFR部(図9の(a))には前記ホッピング
パターンで次の単位時間にホッピングする周波数の情報
を含み、またLCCH部(図9の(c))には、無線端
末側で使用可能な空き制御チャネルの情報が含まれてい
る。
【0087】次に、主装置1は、無線端末103からシ
ステムIDおよび無線端末ID等の位置登録のための情
報2102を受信(S2204)したならば、ステップ
S2205で前記無線端末103のIDを記憶し、該無
線端末103宛の無線通信制御情報を伝送する制御チャ
ネルを決定して、ステップS2206にて制御チャネル
2103を該無線端末103宛に通知する。
【0088】(2)無線端末電源投入時の動作フローの
説明 まず、無線端末103本体の電源スイッチを投入すると
設定モードとなり、図24のステップS2301により
本体の初期設定を行う。続いて、ステップS2302に
おいて、無線端末103のIDが入力されたならば、こ
のIDを記憶する。
【0089】次に、ステップS2303で、主装置1か
らのPCFフレームを受信するため、任意の周波数で受
信待機状態に移る。ステップS2304で主装置1から
のPCFフレーム2101を受信できたならば、ステッ
プS2305によりPCFフレーム2101中のID部
(図9の(a))からシステムIDを認識して記憶する
と共に、LCCH部(図9の(c))から空きチャネル
情報(無線端末から主装置へPCFフレームを送信する
周波数)を取得する。また、PCFフレーム2101中
のNFR部から次の単位時間にホッピングする周波数を
取得し、無線端末103は受信周波数をその周波数へ移
動し、次のPCFフレームを待つ。無線端末103はこ
の動作を繰り返し、周波数のホッピングパターンを認識
してこれを記憶する(S2306)。
【0090】無線端末103は、ホッピングパターンお
よびシステムのIDが判明すると、前記LCCH部によ
って得られた空き制御チャネルにおいて、システムID
ならびに自無線端末103のID情報を付加したフレー
ム2102を主装置宛に送信する(S2307)。この
後、主装置1から制御チャネルの周波数指定情報210
3を受け取ったならば、指定された制御チャネルにて間
欠受信を開始(S2308)し、設定モードから通常モ
ードへ移行する。
【0091】3.無線専用電話機からの外線発信時の処
理例 図25は、本実施の形態の外線発信シーケンスを示す図
であり、図26は、本実施の形態の外線発信時の主装置
1の動作手順を示すフローチャートであり、図27は、
本実施の形態の外線発信時の無線専用電話機3の動作手
順を示すフローチャートである。
【0092】無線専用電話機3において、キーマトリク
ス414に配置された外線キーを押下すると(S250
1)、無線専用電話機3は、押下した外線ボタンに対応
する表示部413の外線LEDを発信点滅させ(S25
02)、外線発信信号2402を接続装置2を経由して
主装置1に送信する(S2503)。この外線発信信号
は、無線専用電話機3と接続装置2の間の無線リンク上
を、図8の(a)に示すPCFフレームのLCCH−R
で送信し、接続装置2では主装置i/f305により主
装置に通知する。
【0093】外線発信2401を受信した主装置1は、
外線発信が可能かどうか判断する(S2601)。外線
が空いており発信可能であれば、発信する外線と、PC
Fフレームのどの音声チャネル(T1〜T4,R1〜R
4)を使用するかとを決定する。決定した音声チャネル
番号をパラメータとして、外線発信許可2403を接続
装置2を経由して無線専用電話機3に送信し(S260
2)、外線を捕捉する(S2603)。この外線発信許
可は、PCFフレームのLCCH−Tで送信される。
【0094】無線専用電話機3では、外線発信許可信号
2404を受信すると(S2504)、許可信号で送ら
れてきたパラメータで指示された音声チャネルと同期を
取る。無縁専用電話機3での音声チャネル移行が完了す
ると、LCCH−Rにより音声チャネル接続完了信号2
406を送信する(S2505)。接続装置2は、主装
置1から外線発信許可を受け取った時点で、チャネルコ
ーデック307により所定の音声チャネルを受信し、主
装置1に渡す経路を作り出し、無線専用電話機3からの
音声チャネルを接続完了2405を主装置1に通知す
る。
【0095】主装置1は、音声チャネル接続完了240
5を受信すると(S2604)、無線専用電話機3側の
準備が整ったと見て、外線LEDを緑色に点灯する為に
外線表示緑常灯指示2407を送信する(S260
5)。また、捕捉した外線との通路を接続する(S26
06)。無線専用電話機3では、外線表示緑常灯指示信
号2408を受信し(S2506)、外線LEDを緑に
点灯すると共に無線専用電話機3内部の通話路を接続
し、ダイヤルトーン2411を聴取する(S250
7)。また、外線発信した無線専用電話機3以外の無線
専用電話機3の外線LEDを赤点灯にする為、外線表示
赤常灯指示2409を送信する。
【0096】次に、キーマトリクス414からダイヤル
を受けた無線専用電話機3は、主装置1にダイヤル信号
2413として送信する(S2508)。ダイヤルの終
了はタイムアウトで監視され(S2509)、タイムア
ウトになると通話中となる(S2510)。主装置1で
は、ダイヤル2412の1桁目を受信すると(S260
7)、外線にダイヤルを送信し始め、やはりタイムアウ
トで送信を監視している(S2608)。ダイヤル送信
が終了すると、通話中となる(S2609)。
【0097】通話が終了し、無線専用電話機3がオンフ
ックすると(S2511)、オンフック信号2416が
送出される(S2512)。オンフック信号2415は
主装置1に送信され(S2610)、音声チャネル切断
2417を返信する(S2611)。主装置1は、無線
専用電話機3に対する音声チャネルの割り当てを解除す
る。また主装置1は、無線専用電話機3の外線LEDを
消灯する為、外線表示消灯指示2419,2421を送
信する(S2612)。音声チャネル切断信号2418
を受信した無線専用電話機3は、通話路を開放し(S2
513)、続いて受信する外線表示消灯指示信号242
0,2422で外線LEDを消灯する(S2514)。
【0098】4.無線専用電話機への外線着信時の処理
例 図28は、本実施の形態の外線着信シーケンスを示す図
である。図29は、本実施の形態の外線着信時の主装置
の動作手順を示すフローチャートである。図30は、本
実施の形態の外線着信時の無線専用電話機の動作手順を
示すフローチャートである。 (1)主装置の動作手順 図29において、まずステップS2801で公衆回線1
02より着信があると、ステップS2802に進んで、
主装置1は、接続装置2から無線専用電話機103−
A,Bに外線着信信号2703,2705を送信する。
ステップS2803でオフフック信号106を受信した
ら、ステップS2804に進んで、オフフック信号27
06を送信した無線専用電話機103−Aに、外線通話
用に使用しているHPおよび音声チャネル番号といった
情報を載せた外線応答許可信号2709を送信する。ス
テップS2805で音声信号接続完了信号2710を受
信したら、ステップS2806に進み、前記無線専用電
話機103−Aに通話中表示信号2713を出すととも
に、ステップS2807に進み、その他の無線専用電話
機103−Bに対して外線着信中止信号2717を発信
する。
【0099】そして、ステップS2808において、無
線専用電話機103−Aからのデータ2715を公衆回
線102に接続し、通話を開始する。さらに、主装置1
はステップS2809で、無線専用電話機103−Aよ
りのオンフック信号2718を受け取るまで公衆回線1
02との接続を続ける。オフフック信号2718を着信
したら、ステップS2810に進み、公衆回線102と
の接続を中止して音声チャネル切断信号2712を出
す。さらに、ステップS2811において、その他の無
線専用電話機103−Bに外線使用中心信号2723を
送信する。
【0100】(2)無線専用電話機の動作手順 図30においては、ステップS2901において、主装
置1より外線着信信号2703を受け取ると、無線専用
電話機3−A,Bは着信音などをならし、ステップS2
902においてオフフックされたかを検知する。オフフ
ックされたらステップS2903に進んで、オフフック
信号2706を主装置1に送信する。ステップS290
4で主装置1より外線応答許可信号2709が来たら、
ステップS2905に進み、音声チャネルを接続して音
声チャネル接続完了信号2710を送信する。ステップ
S2906で主装置1より通話中表示信号113が来た
ら、無線専用電話機103−Aは表示部413に通話中
表示をし、ステップS2907で通話を開始する。
【0101】さらに、ステップS2908においてオン
フックされるまで通話を続け、オンフックがされると、
ステップS2909に進んでオンフック信号2718を
主装置1に送信する。ステップS2910において音声
チャネル切断信号1281が来たら、音声チャネルを切
断して表示部413の通話中表示を消し、通話を終了す
る。ステップS29028においてオフフックされない
うちに、ステップS2911において他の無線専用電話
機103−Aが通話を始めたために、無線専用電話機1
03−Bに対して、外線着信中止信号117が来たら、
無線専用電話機103−Bは、ステップS2912に進
み表示部413に外線使用中表示をする。さらに、無線
専用電話機103−Bは、ステップS2913において
外線使用中表示中止信号2723が来るまで表示部41
3に外線使用中表示を続け、前記外線使用中表示中止信
号2723が来たら、ステップS2914において外線
使用中表示を消す。
【0102】5.内線間通話の処理 次に、同じ接続装置で管理されている(つまり、主装置
との間で通信を行う際に、介する接続装置が同一であ
る)2台の無線専用電話機が内線間通話をする場合を想
定し、発呼側の無線専用電話機と着呼側の無線専用電話
機との各々の動作について説明を行う。
【0103】図31に、内線通信の主装置,接続装置,
発呼側専用電話機,着呼側専用電話機の制御データのシ
ーケンスを示す図を、図32に主装置の概要処理手順を
示すフローチャートを、図33に発信側専用電話機の概
要処理手順を示すフローチャートを、図34に着呼側専
用電話機の概要処理手順を示すフローチャートを示す。
但し、各フローチャートは、関連する処理の部分のみを
記載している。
【0104】まず、発信側の無線専用電話機103−A
において、キーマトリクス414に配置された内線キー
を押下すると(S3201)、無線専用電話機103−
Aは内線通信信号3002を、無線専用電話機103−
Aと接続装置2の間の無線リンク上で、図8の(a)に
示すPCFフレームのLCCH−Rを用いて送信する
(S3202)。接続装置2は送られた前記内線通信信
号3002を受信すると、主装置に通知する。
【0105】内線通信3001を受信した主装置内のC
PU201は、発信した無線専用電話機103−Aの端
末属性等を分析し、内線発信が可能であれば(S310
2)、PCFフレームのLCCH−Tを用いた内線通信
許可3003として、接続装置2を介して無線専用電話
機103−Aに送信する(S3104)。次に、キーマ
トリクス414からダイヤル情報を受けた無線専用電話
機103−Aは、主装置1にダイヤル情報3008を送
信する(S3204)。なお、最終ダイヤルはタイムア
ウトで監視される。
【0106】主装置1では、ダイヤル情報3007を受
信すると(S3105)、ダイヤルを解析して、接続装
置2を介して受信側の無線専用電話機103−Bに、P
CFフレームのLCCH−Tを使用して内線着信300
9を送信する(S3106)。内線着信信号3010を
受信した無線専用電話機103−Bは、スピーカを用い
て着信をオペレータに知らせて応答を促し(S330
2)、ユーザがキーマトリクス414により応答するの
を待つ。ユーザからの応答を検出した場合は、無線専用
電話機103−Bは、オフフック信号3012をPCF
フレームのLCCH−Rを用いて接続装置2に送り、主
装置1に通知する(S3304)。
【0107】無線専用電話機103−Bからのオフフッ
ク3012を受信した主装置1は(S3107)、無線
専用電話機103−Aに内線応答3013を送信して、
無線専用電話機103−Bが応答したことを通知する。
この内線応答3013には、主装置内のCPU201
が、RAM203に記憶して管理している空タイムスロ
ットやホッピングパターン、使用するPCFフレーム内
の音声チャネル(T1〜T4,R1〜R4)等の通信リ
ソースを、無線専用電話機103−Aと無線専用電話機
103−Bとの直接通信に割り当て、この通信リソース
情報をPCFフレームのLCCH−Tを用いた内線応答
3005として、接続装置2を介して無線専用電話機1
03−Aに送信する(S3108)。
【0108】無線専用電話機103−Aは、内線応答信
号3014を受信すると、LCCH−Rを使用して音声
チャネル接続完了信号3006を送信する(S320
6)。接続装置2は、無線専用電話機103−Aからの
音声チャネル接続完了コマンド3005を主装置1に通
知する。主装置1は、同時に、無線専用電話機103−
Bにも、直接通信用に使用しているホッピングパターン
および音声チャネル番号等の通信リソース情報を含んだ
内線通信許可3015を送信する(S3108)。
【0109】内線応答信号3014により相手応答を確
認した無線専用電話機103−Aは、リングバックトー
ンを止めて通信相手と通信するように割り当てられた論
理チャネルに切り替え、マイク及びスピーカを制御して
通話相手との通話状態になる。一方、内線通信許可信号
3016を受信した無線専用電話機103−Bは、着信
音を止めて内線通信許可信号3016内の通信リソース
情報から得られる音声チャネルに同期をとり、主装置1
に対して音声信号接続完了信号3018を送信する。
【0110】つまり、これ以降の無線専用電話機間の直
接通信時は、電話機間でやり取りする制御データと音声
データとを、この音声チャネルで通信する。具体的に
は、図8の(b)のPPFフレームのTnとRnとにお
いて、図9の(b)に示されるように、制御データはD
タイムスロット、音声データはBタイムスロットで通信
される。
【0111】なお、電話機間で直接通信を行う間も、フ
レームの先頭部のタイミングでPCFの送信されている
周波数に切り替え、LCCH−Tを受信したりLCCH
−Rを送信したりすることが可能であることは、本シス
テムの大きな特徴である。このようにすることで、内線
での通信中にも、主装置からのデータを受信することが
可能となり、通話中着信等のサービスに対応することが
可能となる。
【0112】さて、主装置1は無線専用電話機103−
Bからの音声信号接続完了3017を受信したならば
(S3109)、無線専用電話機103−Aと無線専用
電話機103−Bとが通話を開始したと判断して、内線
通信終了を待つ(S3110)。一方、無線専用電話機
103−A及び無線専用電話機103−Bは、無線回線
状態並びにユーザのキーマトリクス414を監視する。
【0113】通話が終了し、無線専用電話機103−A
がオンフックを検出すると(S3209)、無線専用電
話機103−Aはオンフック信号3020を無線専用電
話機103−Bに送信する。一方、オンフック信号30
20を受信した無線専用電話機103−Bは、オンフッ
ク確認信号3021を通信チャネル内の制御情報で送信
する。
【0114】前記オンフック確認信号3021を受信し
た無線専用電話機103−Aは、通信チャネルを論理制
御チャネルに切り替えて、内線通信終了信号3023を
接続装置2に送信する。前記内線通信終了3002は主
装置1に送信され、無線専用電話機103−Aに対して
音声チャネル切断3024を送信する。同様に、主装置
1は、無線専用電話機103−Bに対しても音声チャネ
ル切断3026を送信する(S3111)。
【0115】次に主装置1は、無線専用電話機A,Bに
対して割り当てていた音声チャネル等の通信リソースを
解放する(S3112)。音声チャネル切断信号302
5,3027を受信した無線専用電話機103−A及び
103−Bは、リソースを解放する。以上の手順により
内線間の直接通話を実現することができる。
【0116】また、この手順の基本部分は次項で説明す
るコンピュータからプリンタへのデータ伝送の際にも用
いられる。 6.コンピュータからプリンタへのデータ伝送時の処理
例 本実施の形態の無線交換システムの特徴の1つとして、
内線間で高速データ伝送が可能であるという点がある。
そこで、コンピュータからプリンタへデータをバースト
的に送信する場合の処理について説明を行う。主装置と
端末の間の制御手順は、基本的に既に述べた内線間通話
の処理と同じであるので、異なる部分を中心に説明す
る。
【0117】まず、コンピュータの印刷用アプリケーシ
ョンプログラムを起動する。すると、データ端末にイン
ストールされている無線アダプタドライバが動作し、通
信インターフェース部506を介して、無線アダプタ4
にデータ送信要求および送信先番号(プリンタの内線番
号)を送る。次に、無線アダプタは内線間通話の発信手
順に入る。つまり、論理制御チャネル(LCCHR)に
より、主装置側に内線発信要求を送る。ただし、先の内
線通話と異なり、バーストデータ用フレーム(BDF)
を使用する必要があるため、内線発信要求イベント情報
内にはBDFの割り当てを要求する情報が入っている。
【0118】内線発信要求イベント情報を受信した主装
置は、送信先であるプリンタに接続された無線アダプタ
に対し、論理制御チャネル(LCCHT)を使って着信
通知を行う。主装置は、プリンタ側から着信許可を受信
すると、送信側であるコンピュータと着信側であるプリ
ンタに対して使用するBDFのホッピングパターンを割
り当てる。
【0119】ホッピングパターンを割り当てられた後
は、コンピュータとプリンタとは主装置を介さないでデ
ータ通信を開始する。BDFはバースト伝送を行うため
のものであるので、通常は片方向のデータ伝送を行う
が、通信開始時は1フレームごとに、コンピュータとプ
リンタとが順番に送信を行うものとしている。この間
に、コンピュータから何フレーム分連続してデータを送
信し、その後何フレーム分プリンタからデータを送信す
るかを取り決められる。このような手順を踏むことによ
り、端末のアプリケーションに応じて最適化されたチャ
ネル使用を実現できる。
【0120】これらの手順の終了後、無線アダプタは、
コンピュータから受信した印刷データに誤り訂正処理を
施し、フレームを組み立てた後、プリンタに送信するこ
とになる。BDFを使用することにより、450kbp
s程度の伝送が可能となる。以上、コンピュータからプ
リンタへのデータ伝送について述べたが、コンピュータ
間のデータ伝送についても全く同様の手順を用いること
が可能となる。
【0121】7.コンピュータから公衆網へのパソコン
通信アクセス時の処理例 前項ではシステム内での高速データ伝送の手順について
説明した。本システムにおいては、システム内のみなら
ず、公衆網へのデータ伝送も可能となり、パソコン通信
などのアプリケーションにも対応することができる。基
本的な動作手順は、無線専用電話機から外線発信を行う
場合と同じであるので、異なる部分を中心に説明を行
う。
【0122】まず、コンピュータのパソコン通信用アプ
リケーションプログラムが起動する。すると、データ端
末にインストールされている無線アダプタドライバが動
作し、通信インターフェース部506を介して、無線ア
ダプタ4に外線発信要求を送る。次に、無線アダプタは
外線発信手順に入る。つまり、論理制御チャネル(LC
CHR)により、主装置側に外線発信要求を送り、PC
Fの空きスロットの割り当てを受ける。スロットの割り
当てを受けた後は、PCFの32kbpsのスロットを
用いてデータを伝送することになる。
【0123】アナログ公衆回線に対してデータを伝送す
るためには、モデムによるデータを変調しておくことが
必要である。そこで、外線ヘのデータ送信時には、無線
アダプタ4の内部でデータをモデムで変調し、音声帯域
(300Hz〜3.4KHz)で伝送可能な状態とす
る。モデムで変調されたデータは音声情報として扱うこ
とができるので、本情報をADPCM符号化し、フレー
ム組み立てを施すことになる。
【0124】このような手順を踏むことで、通常の音声
通話と同じ手順を用いて、パソコン通信などのアプリケ
ーションに対応することが可能となる。以上説明したと
おり、本システムにおいては、従来の電話交換装置で行
っていた通話機能に加え、高速データ伝送も可能とな
る。特に、データ端末はシステム内で高速データ伝送を
行うと共に、公衆網へのアクセスも可能とするものであ
る。
【0125】(デジタル公衆網への接続例)上記実施の
形態においては、公衆回線としてアナログ公衆網を想定
していた。しかしながら、現在デジタル公衆網(例え
ば、ISDN)の整備も急速に進んでおり、今後システ
ムにISDNを収容することが考えられる。図35に、
ISDN用の無線アダプタの構成を示す。
【0126】同図において、1001はISDN端末、
1002はISDN端末用無線アダプタ、1003は無
線部、1004は主制御部であり、CPU及び、割り込
み制御を行なう周辺デバイス、システムクロック用の発
振器などから構成され、アダプタ内の各ブロックの制御
を行なう。1005はメモリであり、主制御部が使用す
るプログラムを格納する為のROM、各種処理用のバッ
ファ領域として使用するRAMから構成される。100
6はISDNフレームの組立/分解部であり、ISDN
フレームのレイヤ1の処理を行なう。つまり、AMI符
号を2値の符号に変換する機能、BチャネルとDチャネ
ルデータを多重化する機能、レイヤ1の起動を検出する
機能などを有する。1009はフレーム処理、無線制御
を行なうチャネルコーデックであり、ISDN端末から
受信したデータを無線フレームに組み立てる機能を有す
る。
【0127】図36にISDN端末と主装置との間のデ
ータ通信用フレームを示す。同図において、FSYNは
同期信号、LCCH−Tは主装置から無線専用電話機へ
送られる論理制御チャネル、LCCH−Rは無線専用電
話機から主装置へ送られる論理制御チャネル、ISDN
−Tは主装置からISDN用無線アダプタに送信するデ
ータスロットで、64kbpsの音声チャネル2チャン
ネル分と、16kbpsの制御チャネル1チャネル分が
多重化されている。ISDN−RはISDN用無線アダ
プタから主装置に送信するデータスロットで、64kb
psの音声チャネル2チャネル分と、16kbpsの制
御チャネル1チャネル分が多重化されている。
【0128】ISDN端末から受信した192kbps
のデータは、無線アダプタ内のISDNフレームの組立
/分解部で分解され、BチャネルデータとDチャネルデ
ータのみが取り出される。取り出した合計144kbp
s分のデータを、図36のフレーム中のISDN−Tに
入れて主装置側に送信する。逆に、主装置からのデータ
はISDN−Rによって受信する。受信した144kb
psのデータに所定のレイヤ1情報を付加し、AMI符
号に変換した上でISDN端末に送信する。
【0129】ISDNI/Fを有するテレビ会議端末が
主装置を介してISDNにアクセスする場合の手順を以
下に説明する。テレビ会議端末において発信要求が発生
すると、ISDNレイヤ1〜レイヤ3が起動しデータの
送信が開始される。無線アダプタにおいては、ISDN
フレームの組立/分解部においてDチャネル情報を取り
出し、内容を解析する。その結果、発信要求(SetU
pコマンド)である場合には、無線リンクの獲得手順を
開始する。つまり、実施の形態1で説明した無線専用電
話機からの発信時と同じ手順で、発信要求を主装置に送
出し、無線アダプタから発信要求を受けた主装置は、I
SDN回線に発信要求を送出する。
【0130】このような発信手順を終え、相手側が応答
すると、ISDN回線側のBチャネルを接続装置に接続
する交換制御を行なう。相手端末から受信したBチャネ
ルデータは無線フレームのISDN−Tに入れてISD
N端末に送られ、逆にISDN端末が送信したBチャネ
ルデータは無線フレームのISDN−Rに入れて相手端
末に送られる。このようにして、本無線交換システムに
ISDN端末を収容することが可能となる。
【0131】なお、ISDNを介したテレビ会議などの
アプリケーションを実施するためには、必ずしもISD
Nインタフェースを持った端末は必要ではないことを付
け加えておく。64kbpsまたは129kbpsの伝
送速度のデータを送受信する機能を有し、主装置と無線
通信する機能を有する端末であれば、主装置内のISD
N回線インタフェースを使ってISDNへのアクセスが
可能である。特に、その端末自身が無線アダプタの機能
を内蔵すれば、ISDNフレーム組立/分解部などは不
要となり、より簡単な構成でテレビ会議などのアプリケ
ーションを実現することができる。
【0132】[実施の形態2]以下、本発明にかかる実
施の形態2の無線通信システムの構成を説明する。尚、
以下に説明する本実施の形態2の特徴ある部分以外は、
実施の形態1の構成及び動作と同様である。又、実施の
形態1と2との組み合わせも可能である。 <無線フレーム>図37は本実施の形態2のシステムに
おいて使用する無線フレームの構成、図38は図37の
全体構成中の各フレームを示すものである。本システム
においては、「主装置−無線専用電話機間通信フレー
ム」(以下、PCFと略)、「無線専用電話機間通信フ
レーム」(以下、PPFと略)、「バスとデータフレー
ム」(以下、BDFと略)の3つの異なるフレームを用
いる。PCFとPPFは回線交換チャネルであり、音声
や映像などリアルタイム性の強いデータの通信を行う場
合に使用する。BDFはパケット交換チャネルであり、
データ端末間でピア−トゥ−ピアでのデータ通信を行う
場合に使用する。以下、それぞれのフレームの内部デー
タの詳細の説明を行う。
【0133】図37の(a)にPCFを示す。同図にお
いて、CNT−Tは主装置から無線専用電話機ヘ送るフ
レーム同期信号、論理制御情報などを有する制御フィー
ルド、T1〜T4は4台の異なる無線専用電話機へ送る
音声チャネル、R1〜R4は4台の異なる無線専用電話
機から送られてくる音声チャネル、CNT−Rは無銭端
末から主装置に対して送る論理制御情報を含む制御フィ
ールド、CFは周波数切り替え期間を表す。また、PC
Fにおいて、F1,F3とあるのは、このフレームを無
線で伝送する際に使用する周波数チャネルのことで、1
フレーム毎に周波数チャネルを変更することを示す。
【0134】図37の(b)にPPFを示す。同図にお
いて、CNT−Tは主装置から無線専用電話機へ送るフ
レーム同期信号、論理制御情報などを有する制御フィー
ルド、T1〜T3及びR1〜R3は3台の異なる無線専
用電話機間の通信に用いる通話チャネルフィールド、C
NT−Rは無線端末から主装置に対して送る論理制御情
報を含む制御フィールド、CFは周波数切り替え期間を
表す。また、このPPFにおいて、F1,F3,F5,
F7とあるのは、このフレームを無線で伝送する際に使
用する周波数チャネルのことで、PCFと異なり、F1
で主装置から論理制御情報CNTを受け取ったあと、周
波数チャネルを無線専用電話機間通信に確保されたF5
に切り替え、無線専用電話機間通信を行う。その後周波
数チャネルをF3に切り替えて主装置から論理制御情報
を受取、周波数チャネルを無線専用電話機間通信に確保
されたF7に切り替えるという手順を無線専用電話機間
通信が終了するまで繰り返すことを示している。
【0135】図37の(c)にBDFを示す。同図にお
いて、CNT−Tは主装置から無線専用電話機へ送るフ
レーム同期信号、論理制御情報などを有する制御フィー
ルド、CSは端末間の競合制御を行うためのキャリアセ
ンス期間、Rはランプ期間、PRはプリアンブル送出フ
ィールド、UWはバイト同期をとるためのユニークワー
ド、DATAはデータフィールド、CFは周波数切り替
え期間を示す。また、この図において、F1,F3,F
5,F7とあるのは、このフレームを無線で伝送する際
に使用する周波数チャネルのことで、PCFと異なり、
F1で主装置から論理制御情報を受け取ったあと、周波
数チャネルをバーストデータ通信に確保されたF5に切
り替え、無線データ端末間の通信を行う。その後周波数
チャネルをF3に切り替えて主装置から論理制御情報を
受け取り、周波数チャネルをバーストデータ通信に確保
されたF7に切り替えるという手順をバーストデータ通
信が終了するまで繰り返す。
【0136】図38の(a)にCNT−Tフィールドを
示す。同図において、CSはキャリアセンスフィール
ド、Rはランプ期間、PR0はビット同期補足のための
64ビットのプリアンブル、SYNは32ビットのフレ
ーム同期信号、IDは64ビットのシステム呼び出し信
号、UWはユニークワード、BFは基本フレーム番号フ
ィールド、MFはマルチフレーム番号フィールド、LC
CHTは主装置から無線端末へ送信される論理制御情
報、CRCはCNT−Tフィールドの誤り訂正符号であ
る。なお、図中の数字は、本実施の形態の形態における
ビット数を示す。同期制御用接続装置3においては、他
のシステムから受信するフレーム同期信号SYNを受信
して、同期パルスを生成している。
【0137】図38の(b)に音声チャネルのフレーム
を示す。同図において、T1〜T4とR1〜R4の構成
は共通であるので、送信用音声チャネルを以下まとめて
Tnと表示し、受信用音声チャネルをまとめてRnと表
示する。また、TnとRnの構成も共通である。同図に
おいて、RP1は各スロット用プリアンブル、UWはユ
ニークワード、Bは32kbpsのBチャネル情報、C
RCは音声チャネル用の誤り訂正符号、GTはガードタ
イム、RVはリザーブを表す。
【0138】図38の(c)に論理制御チャネルCNT
−Rのフレーム構成を示す。同図において、LCCHR
は無線端末から主装置に送られる論理制御情報を示し、
他の符号は上述したものと同様なので、説明は省略す
る。 <チャネルコーデック>図39にチャネルコーデックの
内部構成を示す。尚、図10と同じ参照番号は、同様の
機能を果す要素である。同図において、801はチャネ
ルコーデック、802は無線部、803は無線専用電話
機などに内蔵されるADPCMコーデック、804は無
線専用電話機や無線アダプタのCPUである。チャネル
コーデック801の内部において、805は無線制御部
であり、無線部に対して送受信の切り替えの制御と周波
数ホッピングを制御する。さらに、データ送信に先立ち
キャリア検出を行う機能も有する。806はCPU80
4との間で制御情報をやり取りするためのADPCMコ
ーデックi/fであり、ASIC(Application Specifi
c Integrated Circuit) 内の各部の状態や動作モードを
記憶するレジスタを内蔵する。CPU804からの制御
信号やASIC内の各部の状態に応じてASIC各部の
制御を行うものである。
【0139】807はADPCMコーデックi/fであ
り、ADPCMコーデック803との間で音声信号のや
り取りするために、シリアルデータ、同期クロックのや
り取りを行う。808は送信フレーム処理部であり、A
DPCMコーデック803からの信号やCPU804か
ら入力された論理制御データを、図37に示した送信フ
レームに組み立てる。809は受信フレーム処理部であ
り、無線部802からの信号のフレームから制御情報や
音声データを取り出し、ADPCMコーデックi/f8
06やCPUi/f807に渡す。810はDPLLで
構成される同期処理部であり、受信信号からクロックを
再生してビット同期の捕捉を行う。
【0140】811は、ホッピングパターンを保持する
ホッピングパターンレジスタである。812はADコン
バータであり、無線部802からのアナログ信号をディ
ジタル信号に変換してCPUi/f807へ渡す。 (ホッピングパターンレジスタ811)ホッピングパタ
ーンレジスタ811の詳細ブロック図を図40に示す。
【0141】図40において、821〜840は、基本
フレーム番号フィールドBF1〜20に対応する周波数
番号を記憶するレジスタである。841はデータバスで
あり、CPUi/f807を介してCPU804のデー
タバスに接続されている。842はアドレスバス、84
3はBF符号レジスタであり、セレクタ844によりど
ちらがアドレスデコーダ845に入力されるかが切り替
えられる。BF番号レジスタ843には各時点における
BF番号が入っている。845はアドレスデコード部で
あり、821〜840のどのレジスタにアクセスするか
を決定するものである。846は無線制御部805を介
して無線部内の周波数シンセサイザを制御する5ビット
のデータバスである。
【0142】CPU804がホッピングパターンで使用
する周波数を決定する場合には、無線部802でキャリ
アセンスを行い、無線部802からのアナログ信号をA
Dコンバータ812でディジタル信号に変換し、CPU
i/f807へ渡す。CPUi/f807ではこのディ
ジタル信号をCPU804へ渡し、CPU804でこの
ディジタル信号のレベルを測定する。このレベルを無線
部802での受信レベルとし、この受信レベルが所定値
より小さい周波数が雑音が少ない周波数と判定し、それ
ぞれの周波数レジスタ821〜840のI/Oアドレス
に受信レベルの小さい周波数番号を順に書き込む。書き
込みの場合は、アドレスバス842がセレクタ844で
セレクトされてそのデータがデコードされ、所定の周波
数レジスタにデータが書き込まれる。
【0143】一方、通常動作時には、BF番号レジスタ
843のデータがセレクタ844でセレクトされてアド
レスデコード部845に入力され、順次に周波数レジス
タ821〜840をセレクトしてリードアクセスを行
う。BF番号レジスタ843が出力する番号の周波数レ
ジスタに入っている周波数番号情報が、無線部802に
接続されるバスに出力され、所定のタイミングで無線部
802の周波数シンセサイザに書き込まれるものであ
る。
【0144】ASICの基本動作については、上記実施
の形態1と同様であり、以下本実施の形態2の特徴部分
を説明する。以下で説明のない部分は実施の形態1の説
明に従う。 <周波数ホッピングパターンの一例>図41に本実施の
形態で使用する周波数ホッピングの概念図を示す。本実
施の形態のシステムでは、26MHzの帯域を利用した
1MHz幅の26の周波数チャネルを使用する。妨害ノ
イズなどで使用できない周波数がある場合を考慮し、2
6のチャネルの中から20の周波数チャネルを選択し、
選択した周波数チャネルを所定の順番で周波数ホッピン
グを行う。このシステムでは、1フレームが5msの長
さを持ち、1フレーム毎に周波数チャネルをホッピング
していく。そのため1つのホッピングパターンの1周期
の長さは100msである。
【0145】同図において、異なるホッピングパターン
は異なるアルファベットで示している。たとえばホッピ
ングパターンAの場合であれば、T1の時間にはチャネ
ルF1を、T2の時間にはチャネルF2を…というよう
にホップしていく。このように、同じ時間で同じ周波数
が使用されることがないようなパターンを各フレームで
使用することにより、データ誤りが発生することを防ぐ
ことが可能となるものである。
【0146】特に、本実施の形態では、相互干渉が起こ
らないように隣接チャネルが同時に使用されることがな
いようにしている。使用する周波数の順番はF1,F
2,…,F19,F20,F1,…と全てのパターンで
共通となっている。しかし、時間軸上では2タイムスロ
ット(10ms)分だけシフトしているために、同一時
間では隣接するチャネルが使用されていない。例えば、
図41におけるT1スロットを縦に見ると、この時間に
使用されている周波数はF1,F3,F5,F7,F
9,F11,F13,F15,F17,F19であり、
それぞれ隣接していないことがわかる。
【0147】なお、本システムにおいては複数の接続装
置を収容する場合、接続装置間での干渉を防止するため
に、それぞれの接続装置で異なるホッピングパターンを
使用することも本システムの特徴となっている。これら
のホッピングパターンは、接続装置及び無線端末内のチ
ャネルコーデックのホッピングパターンレジスタ811
に設定され、フレーム送信タイミングに同期して周波数
データが無線部802内の周波数シンセサイザに書き込
まれることになる。
【0148】<主装置1(接続装置2)の電源投入時の
動作フロー>図42は本実施の形態の主装置1(接続装
置2)の電源投入時の動作フローチャートである。尚、
電源投入時のシーケンスは、図22と同様である。図4
2において、主装置1(接続装置2)本体の電源スイッ
チを投入すると、主装置1(接続装置2)は、本体の初
期設定を行う(ステップS1301)。次に接続装置2
は、26個の全周波数チャネルでキャリア強度測定を行
い、所定値よりキャリア(ノイズ)レベルの低いチャネ
ルを20個選択し(ステップS1302)、主装置1の
CPU201へ通知する(ステップS1303)。主装
置1のCPU201はノイズレベルの低い周波数チャネ
ルを通知されると、その周波数チャネルを用いて、図4
1に示した相互干渉が起こらないような同一時間には隣
接しない周波数を用いて、接続装置2が使用するホッピ
ングパターンと無線装置間で使用するホッピングパター
ンとを複数作成し、RAM203に記憶すると共に(ス
テップS1304)、各接続装置2が使用するホッピン
グパターンを各接続装置2のCPU301へ通知する
(ステップS1305)。
【0149】ホッピングパターンを通知された接続装置
2のCPU301は、接続装置2内のチャネルコーデッ
ク307にホッピングパターンを書き込む(ステップS
1306)。ここで、チャネルコーデックへの書き込み
手順を説明する。ホッピングパターンは、時間単位を示
す1〜20のBFでそれぞれどの周波数を使用するかを
示すものである。従って、チャネルコーデックにあるB
F1〜BF20に相当する20個の8ビットレジスタ
に、順次周波数番号を書き込むことで設定は完了でき
る。本実施の形態の場合に周波数チャネルは20個存在
するので、それぞれの周波数レジスタに1〜26のうち
のどれかの番号を設定することになる。
【0150】このようにしてホッピングパターンのチャ
ネルコーデックへの設定が終了すると、周波数を切り替
えながら送信動作を行うことが可能となる。具体的に
は、チャネルコーデックで生成する周波数切り替えタイ
ミング信号に同期して、そのフレームのBF番号に対す
る周波数番号を自動的に読み出し、無線部802内の周
波数シンセサイザに書き込む。周波数切り替えタイミン
グ信号は、図37においてCFと示されるフィールドで
ある。
【0151】続いてステップS1307で、前記ホッピ
ングパターン(次の単位時間にホッピングする周波数)
ならびに本システムのIDを付加したPCFフレームを
無線端末103宛に送信する(図22の2101参
照)。この時、PCFフレーム中のID部にはシステム
IDを含み、またLCCH部には無線端末側で使用可能
な空き制御チャネルの情報が含まれている。
【0152】次に、主装置1(接続装置2)は無線端末
103からのシステムIDおよび無線端末ID等の位置
登録のための情報を受信したならば(ステップS130
8,図22の2102参照)、ステップS1309で前
記無線端末103のIDを記憶し、該無線通信制御情報
を伝送する制御チャネルを決定して、ステップS131
0にてこれを該無線端末103宛に通知する(図22の
2103参照)。
【0153】<コンピュータからプリンタへのデータ伝
送時の処理例>データ端末間の通信動作の例として、コ
ンピュータからプリンタへのデータ伝送についての説明
を、図43,図44,図45に従って行う。図43は発
信側のデータ通信時の動作フローチャートであり、図4
4は着信側のデータ通信時の動作フローチャートであ
り、図45はデータ通信時の主装置の動作フローチャー
トである。本実施の形態では、データ端末間通信の一例
として、コンピュータからプリンタへデータをバースト
的に送信する場合の処理について説明する。この場合
は、データ通信用のホッピングパターンがデータ端末に
割り当てられるので、BDF用のホッピングパターンを
チャネルコーデックに設定することが必要になる。
【0154】先ず、コンピュータの印刷用アプリケーシ
ョンプログラムを起動すると(S1801)、データ端
末にインストールされている無線アダプタドライバが動
作し、通信インターフェース部506を介して、無線ア
ダプタ4にデータ送信要求及び送信先番号(プリンタの
内線番号)を送る。無線アダプタ4は、このデータ送信
要求と送信先番号を主装置1へ送信する(S180
2)。
【0155】無線アダプタからの発信要求を受信した主
装置1は(図45のS2001)、受信した送信先番号
の無線アダプタへ着信要求を送信する(S2002)。
着信側無線アダプタが着信要求を受信すると(図43の
S1901)、データ通信が可能かを判断し、不可能な
場合はビジーを主装置に通知する(S1902)。主装
置はビジーが通知されると、着信側がデータ通信不可能
と判断し(S2003)、発信側の無線アダプタヘビジ
ーを通知する(S2004)。ビジーを通知された発信
側無線アダプタは、コンピュータへビジーを通知する
(S1804)。
【0156】また、着信要求を受信した着信側無線アダ
プタが、着信可能であると判断すると(S1901)、
主装置に対して着信応答を通知する(S1903)。着
信応答を受信した主装置は、着信側がデータ通信可能で
あると判断し(S2003)、RAM203に記憶され
ているホッピングパターンの中からBDF用のホッピン
グパターンを決定し(S2005)、発信側と着信側の
無線アダプタに、そのホッピングパターンをLCCH−
Tを使用して通知する(S2006)。
【0157】発信側と着信側の無線アダプタでは、BD
F用のホッピングパターンを受信すると(S1803,
S1904)、BDF用のホッピングパターンをPCF
用のホッピングパターンと区別してチャネルコーデック
内のホッピングパターンレジスタ811に書き込む(S
1805,S1905)。書き込み手順は、主装置立ち
上げ時の手順と同様である。ホッピングパターンレジス
タ811への書き込みが終了すると、主装置から送られ
てくるPCF用のCNT−T内のBFフィールドを参照
して、その時点の基本フレーム番号を認識し、その基本
フレーム番号に相当するホッピングパターンレジスタを
読み出し、所定のタイミングで周波数シンセサイザを制
御する。周波数シンセサイザへ書き込むタイミングは、
CNT−Tの後段のCFフィールドである。
【0158】以上のようにして、所定の周波数が無線部
503にセットされると、着信側の無線アダプタはBD
F用のホッピングパターンで受信待機を行う(S190
6)。また、所定の周波数が無線部503にセットされ
た発信側の無線アダプタは、BDFのキャリアセンサ用
フィールドでキャリア検出を行う(S1806)。この
間にキャリアを検出した場合には(S1808)、他の
端末がBDFを使用してすると考えられるので、データ
送信は中止する(S1807)。キャリアを検出しない
場合には(S1808)、他の端末はBDFを使用しな
いと考えられるので、データ送信を行うことを他の端末
へ知らせるために、キャリアを送出し(S1809)、
無線アダプタ内のメモリからデータを読み取り、データ
の送出を開始する(S1810)。
【0159】なお、キャリアセンスによる上記競合制御
においては、全ての端末が同じタイミングでキャリア検
出を行った場合、衝突の発生頻度が高くなる。従って、
キャリアセンスを開始するタイミング、キャリア送出を
開始するタイミングは、所定のキャリアセンス時間の範
囲内でランダムに選択するようにしなければならない。
【0160】一方、受信側であるプリンタも、BDFに
割り当てられたホッピングパターンに従って周波数を切
り替えながら、データの受信を行っている(S190
7)。受信したデータのうち、プリンタのアドレスが付
加されているもののみを自分当てのデータとして内部の
メモリに取り込むことになる。なお、エラー情報などを
プリンタからコンピュータに通知する必要が発生したと
きには、プリンタが送信手順を行うことになる。
【0161】このようにして、BDFを使用すれば、最
高で492kbps程度の伝送速度でコンピュータのデ
ータをプリンタに送信することが可能となる。 <周波数ホッピングパターンの他例>また、実施の形態
2においては、図41に示した様に同一の順番に並べら
れた周波数チャネルを2タイムスロット分だけシフトし
て使用することにより、隣接チャネルを使用しないもの
であった。しかし、使用する周波数チャネルを2つ以上
のグループに分割し、分割した各グループ内には隣接チ
ャネルを入れないような方法で、隣接チャネルの同時使
用を防止する方法もある。図46にこの場合のホッピン
グパターンを示す。
【0162】同図においては、奇数番号のチャネルを第
1のグループ、偶数番号のチャネルを第2のグループと
し、T1〜T10においては第1のグループを、T11
〜T20においては第2のグループを全ての端末が使用
するようになっている。各グループ内ではA,B,C,
…と順番に並んでいるが、この並び方は全く任意のもの
でよい。このようにして、同一時間においては隣接する
チャネルを使用しないホッピングパターンを生成するこ
とが可能となる。
【0163】尚、上記実施の形態1及び2においては、
集中制御局がシステム全体の同期をとる交換通信システ
ムについて説明を行った。しかしながら、集中制御局が
存在しないような場合にも同様なホッピングパターンを
使用することは可能である。この場合、それぞれの端末
内のチャネルコーデックで電波環境を測定する機能を有
し、独自で電波環境を測定するなどしてホッピングパタ
ーンを決定することになる。
【0164】又、上記実施の形態1及び2においては、
構内用の通信ネットワークを想定していたが、システム
構成についてはこれに限るものではない。自動車電話シ
ステムなどの屋外のシステムであっても、同様のホッピ
ングパターンを使用することが可能である。なお、本発
明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタ
フェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成される
システムに適用しても、一つの機器からなる装置(例え
ば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよ
い。
【0165】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。この場合、
記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述し
た実施形態の機能を実現することになり、そのプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することに
なる。
【0166】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。また、コンピュータが読出し
たプログラムコードを実行することにより、前述した実
施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラム
コードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働している
OS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって前述した実施
形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0167】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0168】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
る処理を実行するプログラムコードを格納することにな
るが、簡単に説明すると、図47のメモリマップ例に示
す各モジュールを記憶媒体に格納することになる。すな
わち、少なくとも使用不可の周波数をホッピングパター
ンから除く周波数選択モジュール、および同一時間に互
いの周波数が隣りあわないように複数のホッピングパタ
ーンを作成するホッピングパターン作成モジュールの各
モジュールのプログラムコードを記憶媒体に格納すれば
よい。
【0169】
【発明の効果】本発明により、使用可能な周波数チャネ
ルで構成されるホッピングパターンを設定することによ
り、安定した通信品質が得られる無線交換方法及びその
システムを提供できる。又、随時使用可能な周波数チャ
ネルで構成されるホッピングパターンを高速に得て、ホ
ッピングパターンを変更することにより、妨害や障害を
回避でき安定した通信品質が得られる無線交換方法及び
そのシステムを提供できる。
【0170】又、使用不能は周波数チャネルを再度選択
する冗長を避け、効率的に使用可能な周波数チャネルを
用いたホッピングパターンを得ることにより、安定した
通信品質が得られる無線交換方法及びそのシステムを提
供できる。又、使用可能な周波数の数が周波数ホッピン
グの数に不足するという問題も考慮して、システムが動
作しない状態を回避し、安定した通信品質が得られる無
線交換方法及びそのシステムを提供できる。
【0171】更に、各周波数における平均送信電力を均
一にすることにより、安定した通信品質が得られる無線
交換方法及びそのシステムを提供できる。すなわち、周
波数を切り替える周波数ホッピングで用いられる各周波
数チャネルをキャリアセンスし、そのレベルより使用不
能な使用不能な周波数チャネルを判定し、使用不能な周
波数チャネルを他の周波数チャネルと入れ替えることに
より、使用不能な周波数チャネルを回避した高品質な通
信路を確保でき、使用可能な周波数チャネルで構成され
るホッピングパターンを高速に得ることができる。
【0172】又、使用不能な周波数チャネルを入れ換え
た履歴を記憶し、その履歴を参照して入れ替え周波数チ
ャネルを選択することにより、使用不能な周波数を再度
選択する冗長を避け、使用可能な周波数チャネルで構成
されるホッピングパターンを効率的に得ることができ
る。又、ホッピングパターン中の使用可能周波数と使用
不能周波数の情報により、置き換えた履歴を記憶しなが
ら使用不能周波数を使用可能周波数で置き換えるように
したことにより、ホッピング周波数がホッピングパター
ン数よりも少ない場合でもシステム不動作を回避するこ
とができる。
【0173】又、ホッピングパターン中の使用可能周波
数と使用不能周波数の情報と置き換えた履歴の情報によ
って使用可能な周波数を均一に使用することにより、各
周波数の平均送信電力が均一になり、秘話性や耐干渉性
が改善される。
【0174】又、無線通信装置を使用する環境に応じた
周波数でホッピングパターンを作成することができる。
すなわち、同時に使用する周波数は隣接しない周波数
で、ホッピングパターンを作成するので、同時に複数の
通信を行っても相互干渉により通信が行えることを防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の無線交換システムの構成例を示
す図である。
【図2】実施の形態1の無線交換システムにおける交換
機の構成例を示す図である。
【図3】実施の形態1の無線交換システムにおける接続
装置の構成例を示す図である。
【図4】実施の形態1の無線交換システムにおける無線
専用電話機の構成例を示す図である。
【図5】実施の形態1の無線交換システムにおける無線
アダプタの構成例を示す図である。
【図6】実施の形態1の無線交換システムにおけるモデ
ム内臓無線アダプタの構成例を示す図である。
【図7】実施の形態1の無線交換システムにおける無線
部の構成例を示す図である。
【図8】実施の形態1の無線交換システムで使用するフ
レームフォーマットの全体構成を示す図である。
【図9】実施の形態1の無線交換システムで使用する各
フレームフォーマットを示す図である。
【図10】実施の形態1の無線交換システムで使用する
チャネルコーデックの構成例を示す図である。
【図11】実施の形態1の無線交換システムで使用する
周波数ホッピング方式を説明する図である。
【図12】実施の形態1の無線交換システムで使用する
FHパターン選択例を示す図である。
【図13】実施の形態1の無線交換システムで使用する
FHパターン変更方式の処理手順を示すフローチャート
である。
【図14】実施の形態1の無線交換システムで使用する
未使用周波数チャネルの入れ替え方式を示す図である。
【図15】実施の形態1の無線交換システムで使用する
未使用周波数チャネルの並び替え方式を示す図である。
【図16】実施の形態1の無線交換システムで使用する
使用不能履歴蓄積方式の処理手順を示すフローチャート
である。
【図17】実施の形態1の無線交換システムで使用する
使用不能履歴方式を示す図である。
【図18】実施の形態1の無線交換システムで使用する
ホッピング周波数の置き換え方式を示す図である。
【図19】実施の形態1の無線交換システムで使用する
ホッピング周波数の置き換え方式の平均送信電力を示す
図である。
【図20】実施の形態1の無線交換システムで使用する
ホッピング周波数の置き換え変更方式を示す図である。
【図21】実施の形態1の無線交換システムで使用する
ホッピング周波数の置き換え変更方式の平均送信電力を
示す図である。
【図22】実施の形態1の無線交換システムにおける電
源投入時のシーケンスを示す図である。
【図23】実施の形態1の無線交換システムにおける主
装置電源投入時の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図24】実施の形態1の無線交換システムにおける無
線端末電源投入時の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図25】実施の形態1の無線交換システムにおける外
線発信時のシーケンスを示す図である。
【図26】実施の形態1の無線交換システムにおける外
線発信時の主装置の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図27】実施の形態1の無線交換システムにおける外
線発信時の無線専用電話機の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図28】実施の形態1の無線交換システムにおける外
線着信時のシーケンスを示す図である。
【図29】実施の形態1の無線交換システムにおける外
線着信時の主装置の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図30】実施の形態1の無線交換システムにおける外
線着信時の無線専用電話機の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図31】実施の形態1の無線交換システムにおける内
線通信の主装置、接続装置、発呼側専用電話機、着呼側
専用電話機の制御データのシーケンスを示す図である。
【図32】実施の形態1の無線交換システムにおける内
線通信時の主装置の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図33】実施の形態1の無線交換システムにおける内
線通信時の発呼側専用電話機の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図34】実施の形態1の無線交換システムにおける内
線通信時の着呼側専用電話機の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図35】実施の形態1の無線交換システムで使用する
ISDN端末用無線アダプタの構成例を示す図である。
【図36】実施の形態1の無線交換システムで使用する
ISDN通信時のフレームフォーマット例を示す図であ
る。
【図37】実施の形態2の無線交換システムで使用する
フレームフォーマットの全体構成を示す図である。
【図38】実施の形態2の無線交換システムで使用する
各フレームフォーマットを示す図である。
【図39】実施の形態2の無線交換システムで使用する
チャネルコーデックの構成例を示す図である。
【図40】実施の形態2のホッピングパターンレジスタ
の構成例を示す図である。
【図41】実施の形態2の無線交換システムで使用する
周波数ホッピング方式の一例を説明する図である。
【図42】実施の形態2の無線交換システムにおける主
装置電源投入時の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図43】実施の形態2の無線交換システムにおけるデ
ータ通信時の発信側の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図44】実施の形態2の無線交換システムにおけるデ
ータ通信時の着信側の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図45】実施の形態2の無線交換システムにおけるデ
ータ通信時の主装置の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図46】実施の形態2の無線交換システムで使用する
周波数ホッピング方式の他例を説明する図である。
【図47】本実施の形態の無線交換システムでプログラ
ムを供給するための記憶媒体の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 主装置 2 接続装置 3 無線専用電話機 4 無線アダプタ 5 データ端末 7 アナログ公衆回線 9 デジタル公衆回線 10 単独電話機 11 ファクシミリ

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線を収容する交換機と前記交換機
    と無線通信する無線端末とから構成され、所定のタイミ
    ングで周波数チャネルを切り替える無線通信システムに
    おける無線交換方法であって、 交換機と無線端末とが周波数チャネルの切り替えパター
    ンを共有する場合に、 所定のタイミングで、周波数チャネルが使用可能か使用
    不能かを判断し、 使用不能な周波数チャネルがあった場合、該使用不能な
    周波数チャネルを他の周波数チャネルと入れ換えること
    を特徴とする無線交換方法。
  2. 【請求項2】 前記周波数チャネルの判断は、周波数チ
    ャネルのキャリアレベルに基づいて行われることを特徴
    とする請求項1記載の無線交換方法。
  3. 【請求項3】 前記キャリアレベルが所定レベル以下の
    場合に使用可能とすることを特徴とする請求項2記載の
    無線交換方法。
  4. 【請求項4】 使用不能な周波数チャネルがあった場合
    にその履歴を記憶し、 前記使用不能な周波数チャネルを他の周波数チャネルと
    入れ換える場合に、前記履歴を参照して前記他の周波数
    チャネルを選択することを特徴とする請求項1記載の無
    線交換方法。
  5. 【請求項5】 前記使用不能な周波数チャネルを他の周
    波数チャネルと入れ換える場合に、前記他の周波数チャ
    ネルを使用可能な周波数チャネルから選択することを特
    徴とする請求項4記載の無線交換方法。
  6. 【請求項6】 前記使用可能な周波数チャネルの数が周
    波数チャネルの切り替えに必要な数に不足する場合に、
    前記使用不能な周波数チャネルを一度使用した周波数チ
    ャネルに置き替えて使用することを特徴とする請求項5
    記載の無線交換方法。
  7. 【請求項7】 前記使用不能な周波数チャネルを一度使
    用した周波数チャネルに順に置き替えて使用することを
    特徴とする請求項6記載の無線交換方法。
  8. 【請求項8】 前記周波数チャネルを判断する所定のタ
    イミングは、前記交換機又は無線端末において、所定の
    時間毎、電源投入時、通信開始時、及びアイドル時から
    選ばれることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1
    つに記載の無線交換方法。
  9. 【請求項9】 前記周波数チャネルの切り替えは、スペ
    クトル拡散方式の周波数ホッピングであることを特徴と
    する請求項1乃至8のいずれか1つに記載の無線交換方
    法。
  10. 【請求項10】 前記周波数ホッピングの複数のパター
    ンが、同一時間には互いに隣接した周波数とならないよ
    うに選択されることを特徴とする請求項9記載の無線交
    換方法。
  11. 【請求項11】 前記周波数を隣接した周波数を含まな
    い複数のグループに分け、同一時間には同一グループ内
    の周波数を使用することにより、ホッピングパターンが
    互いに隣接した周波数とならないように選択されること
    を特徴とする請求項10記載の無線交換方法。
  12. 【請求項12】 公衆回線を収容する交換機と前記交換
    機と無線通信する無線端末とから構成され、所定のタイ
    ミングで周波数チャネルを切り替える無線通信システム
    における無線交換方法であって、 交換機と無線端末とが周波数チャネルの切り替えパター
    ンを共有する場合に、 周波数ホッピングの複数のパターンが、同一時間には互
    いに隣接した周波数とならないように選択されることを
    特徴とする無線交換方法。
  13. 【請求項13】 前記周波数を隣接した周波数を含まな
    い複数のグループに分け、同一時間には同一グループ内
    の周波数を使用することにより、ホッピングパターンが
    互いに隣接した周波数とならないように選択されること
    を特徴とする請求項12記載の無線交換方法。
  14. 【請求項14】 公衆回線を収容する交換機と前記交換
    機と無線通信する無線端末とから構成され、所定のタイ
    ミングで周波数チャネルを切り替える無線通信システム
    において、 交換機と無線端末とが周波数チャネルの切り替えパター
    ンを共有する場合に、 所定のタイミングで、周波数チャネルが使用可能か使用
    不能かを判断する判断手段と、 使用不能な周波数チャネルがあった場合、該使用不能な
    周波数チャネルを他の周波数チャネルと入れ換える入換
    手段とを備えることを特徴とする無線通信システム。
  15. 【請求項15】 前記判断手段は、周波数チャネルのキ
    ャリアレベルに基づいて使用可能か使用不能かを判断す
    ることを特徴とする請求項14記載の無線通信システ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記キャリアレベルが所定レベル以下
    の場合に使用可能とすることを特徴とする請求項15記
    載の無線通信システム。
  17. 【請求項17】 使用不能な周波数チャネルがあった場
    合にその履歴を記憶する記憶手段を更に備え、 前記入換手段は、前記履歴を参照して前記他の周波数チ
    ャネルを選択することを特徴とする請求項14記載の無
    線通信システム。
  18. 【請求項18】 前記入換手段は、前記他の周波数チャ
    ネルを使用可能な周波数チャネルから選択することを特
    徴とする請求項17記載の無線通信システム。
  19. 【請求項19】 前記使用可能な周波数チャネルの数が
    周波数チャネルの切り替えに必要な数に不足する場合
    に、前記使用不能な周波数チャネルを一度使用した周波
    数チャネルに置き替えて使用する置替手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項18記載の無線通信システム。
  20. 【請求項20】 前記置替手段は、一度使用した周波数
    チャネルに順に置き替えて使用することを特徴とする請
    求項19記載の無線通信システム。
  21. 【請求項21】 前記周波数チャネルを判断する所定の
    タイミングは、前記交換機又は無線端末において、所定
    の時間毎、電源投入時、通信開始時、及びアイドル時か
    ら選ばれることを特徴とする請求項14乃至20のいず
    れか1つに記載の無線通信システム。
  22. 【請求項22】 前記周波数チャネルの切り替えは、ス
    ペクトル拡散方式の周波数ホッピングであることを特徴
    とする請求項14乃至21のいずれか1つに記載の無線
    通信システム。
  23. 【請求項23】 前記周波数ホッピングの複数のパター
    ンが、同一時間には互いに隣接した周波数とならないよ
    うに選択するホッピングパターン作成手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項22記載の無線通信システム。
  24. 【請求項24】 前記ホッピングパターン作成手段は、
    前記周波数を隣接した周波数を含まない複数のグループ
    に分け、同一時間には同一グループ内の周波数を使用す
    ることにより、ホッピングパターンが互いに隣接した周
    波数とならないように選択することを特徴とする請求項
    23記載の無線通信システム。
  25. 【請求項25】 公衆回線を収容する交換機と前記交換
    機と無線通信する無線端末とから構成され、所定のタイ
    ミングで周波数チャネルを切り替える無線通信システム
    において、 交換機と無線端末とが周波数チャネルの切り替えパター
    ンを共有する場合に、 周波数ホッピングの複数のパターンが、同一時間には互
    いに隣接した周波数とならないように選択するホッピン
    グパターン作成手段を備えることを特徴とする無線通信
    システム。
  26. 【請求項26】 前記ホッピングパターン作成手段は、
    前記周波数を隣接した周波数を含まない複数のグループ
    に分け、同一時間には同一グループ内の周波数を使用す
    ることにより、ホッピングパターンが互いに隣接した周
    波数とならないように選択することを特徴とする請求項
    25記載の無線通信システム。
  27. 【請求項27】 公衆回線を収容する交換機と前記交換
    機と無線通信する無線端末とから構成され、所定のタイ
    ミングで周波数チャネルを切り替える無線通信システム
    において、 交換機と無線端末とが周波数チャネルの切り替えパター
    ンを共有する場合に、 前記交換機が、所定のタイミングで、周波数チャネルが
    使用可能か使用不能かを判断する判断手段と、使用不能
    は周波数チャネルがあった場合、該使用不能な周波数チ
    ャネルを他の周波数チャネルと入れ換える入換手段とを
    備えることを特徴とする無線通信システム。
  28. 【請求項28】 公衆回線を収容する交換機と前記交換
    機と無線通信する無線端末とから構成され、所定のタイ
    ミングで周波数チャネルを切り替える無線通信システム
    において、 交換機と無線端末とが周波数チャネルの切り替えパター
    ンを共有する場合に、 前記無線端末が、所定のタイミングで、周波数チャネル
    が使用可能か使用不能かを判断する判断手段を備え、 前記交換機が、使用不能は周波数チャネルがあった場
    合、該使用不能な周波数チャネルを他の周波数チャネル
    と入れ換える入換手段を備えることを特徴とする無線通
    信システム。
  29. 【請求項29】 公衆回線を収容する交換機と前記交換
    機と無線通信する無線端末とから構成され、所定のタイ
    ミングで周波数チャネルを切り替える無線通信システム
    に使用される交換機であって、 無線端末と周波数チャネルの切り替えパターンを共有
    し、 所定のタイミングで、周波数チャネルが使用可能か使用
    不能かを判断する判断手段と、 使用不能は周波数チャネルがあった場合、該使用不能な
    周波数チャネルを他の周波数チャネルと入れ換える入換
    手段とを備えることを特徴とする交換機。
  30. 【請求項30】 公衆回線を収容する交換機と前記交換
    機と無線通信する無線端末とから構成され、所定のタイ
    ミングで周波数チャネルを切り替える無線通信システム
    で使用される無線端末であって、 交換機と周波数チャネルの切り替えパターンを共有し、 所定のタイミングで、周波数チャネルが使用可能か使用
    不能かを判断する判断手段と、 使用不能は周波数チャネルがあった場合、該使用不能な
    周波数チャネルを前記交換機に報知する報知手段とを備
    えることを特徴とする無線端末。
  31. 【請求項31】 公衆回線を収容する交換機と前記交換
    機と無線通信する無線端末とから構成され、所定のタイ
    ミングで周波数チャネルを切り替える無線通信システム
    における無線交換方法を制御するコンピュータ可読のプ
    ログラムを記憶するコンピュータ可読メモリであって、 所定のタイミングで、周波数チャネルが使用可能か使用
    不能かを判断し、使用不能な周波数チャネルがあった場
    合、該使用不能な周波数チャネルを他の周波数チャネル
    と入れ換える周波数選択モジュールと、 周波数ホッピングの複数のパターンが、同一時間には互
    いに隣接した周波数とならないように選択するホッピン
    グパターン作成モジュールとを含むことを特徴とするコ
    ンピュータ可読メモリ。
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