JPH0993152A - ダブルコンバージョンテレビチューナ - Google Patents

ダブルコンバージョンテレビチューナ

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JPH0993152A
JPH0993152A JP7246323A JP24632395A JPH0993152A JP H0993152 A JPH0993152 A JP H0993152A JP 7246323 A JP7246323 A JP 7246323A JP 24632395 A JP24632395 A JP 24632395A JP H0993152 A JPH0993152 A JP H0993152A
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JP
Japan
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signal
frequency
local oscillation
intermediate frequency
demodulator
Prior art date
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Application number
JP7246323A
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English (en)
Inventor
Michihiro Komatsu
道広 小松
Akira Takayama
昭 高山
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
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Priority to US08/717,865 priority patent/US6016170A/en
Priority to DE19639237A priority patent/DE19639237C2/de
Publication of JPH0993152A publication Critical patent/JPH0993152A/ja
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    • H—ELECTRICITY
    • H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03J—TUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J5/00—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner
    • H03J5/02—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with variable tuning element having a number of predetermined settings and adjustable to a desired one of these settings
    • H03J5/0245—Discontinuous tuning using an electrical variable impedance element, e.g. a voltage variable reactive diode, in which no corresponding analogue value either exists or is preset, i.e. the tuning information is only available in a digital form
    • H03J5/0272—Discontinuous tuning using an electrical variable impedance element, e.g. a voltage variable reactive diode, in which no corresponding analogue value either exists or is preset, i.e. the tuning information is only available in a digital form the digital values being used to preset a counter or a frequency divider in a phase locked loop, e.g. frequency synthesizer
    • H—ELECTRICITY
    • H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00—Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/16—Multiple-frequency-changing
    • H03D7/161—Multiple-frequency-changing all the frequency changers being connected in cascade
    • H—ELECTRICITY
    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00—Details of television systems
    • H04N5/44—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/50—Tuning indicators; Automatic tuning control

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数変換段の数を減らすことによって発振
器の数を減らし、局部発振信号相互間に生じるビート妨
害が少なく、回路構成部品が少なくて済み、製造コスト
を抑えたアナログ放送及びディジタル放送を受信可能な
ダブルコンバージョンテレビチューナを提供する。 【構成】 選局受信信号を第１中間周波数信号に周波数
変換して出力する第１周波数変換段４と、第１中間周波
信号を第２中間周波信号に周波数変換して出力する第２
周波数変換段５と、第２中間周波信号を復調するアナロ
グ信号復調器７及びディジタル信号復調段８とを備え、
第２周波数変換段５の局部発振信号周波数は、選局受信
信号のベースバンド信号がアナログ信号であるとき第１
周波数に、ディジタル信号であるとき第１周波数より高
い第２周波数にそれぞれ切り換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダブルコンバージョン
テレビチューナに係わり、特に、ベースバンド信号がア
ナログ信号またはディジタル信号であるテレビジョン放
送を選択的に受信する際に、ディジタル信号処理系の周
波数変換部を不要にし、ビート妨害等によるＳ／Ｎの劣
化や歪の発生を抑圧したダブルコンバージョンテレビチ
ューナに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年になって、マルチメディアの関連技
術が著しく発展したことにより、地上放送テレビジョ
ン、ケーブルテレビジョン（ＣＡＴＶ）、衛星放送テレ
ビジョン（ＢＳＴＶ）等の各種テレビジョン放送の分野
においては、ベースバンド信号として、アナログ信号を
用いるアナログ放送からディジタル信号を用いるディジ
タル放送への移行が進みつつある。
【０００３】ところで、かかるテレビジョン放送におい
て、ディジタル放送とアナログ放送との違いは、ベース
バンド信号の信号形式が異なっているだけでなく、変調
方式も異なっているもので、例えば、ディジタル放送
は、ＱＰＳＫ変調またはＱＡＭ変調等が用いられてい
る。このため、受信機のテレビチューナには、これらの
受信信号を復調するために、アナログ信号復調回路とデ
ィジタル信号復調回路を設けてあり、テレビチューナ
（受信機）として、ダブルコンバージョン方式のテレビ
チューナが用いられているものである。
【０００４】ここで、図４は、既知のダブルコンバージ
ョンテレビチューナの一例を示すブロック構成図であ
る。
【０００５】図４に示されるように、ダブルコンバージ
ョンテレビチューナ４１は、アンテナ入力端子４２と、
広帯域バンドパスフィルタ４３と、第１周波数変換段４
４と、第２周波数変換段４５と、分配器４６と、アナロ
グ信号復調器４７と、第３周波数変換段４８と、ディジ
タル信号復調器４９と、アナログ信号出力端子５０と、
ディジタル信号出力端子５１と、選局部（選局ボタン）
５２とからなっている。
【０００６】第１周波数変換段４４は、第１周波数混合
器５３と、第１発振器５４と、位相制御ループ（ＰＬ
Ｌ）５５と、第１中間周波信号選択用バンドパスフィル
タ５６とからなり、第２周波数変換段４５は、第２周波
数混合器５７と、第２発振器５８と、第２中間周波信号
選択用ローパスフィルタ５９とからなり、第３周波数変
換段４８は、第３周波数混合器６０と、第３発振器６１
と、ディジタル信号選択用ローパスフィルタ６２とから
なっている。
【０００７】そして、第１周波数変換段４４において、
第１周波数混合器５３は、第１入力端が広帯域バンドパ
スフィルタ４３を介してアンテナ入力端子４２に、第２
入力端が第１発振器５４の出力端に、出力端がバンドパ
スフィルタ５６を介して次続の第２周波数変換段４５に
おける第２周波数混合器５７の第１入力端にそれぞれ接
続されている。また、位相制御ループ５５は、入力端が
第１発振器５４の出力端に、出力端が第１発振器５４の
制御入力端に、制御入力端が選局部５２の出力端にそれ
ぞれ接続されている。
【０００８】第２周波数変換段４５において、第２周波
数混合器５７は、第２入力端が第２発振器５８の出力端
に、出力端がローパスフィルタ５９を介して次続の分配
器４６の入力端にそれぞれ接続されている。アナログ信
号復調器４７は、入力端が分配器４６の第１出力端に、
出力端がアナログ信号出力端子５０にそれぞれ接続され
ている。
【０００９】第３周波数変換段４８において、第３周波
数混合器６０は、第１入力端が分配器４６の第２出力端
に、第２入力端が第３発振器６１の出力端に、出力端が
ローパスフィルタ６２を介して次続のディジタル信号復
調器４９にそれぞれ接続されている。ディジタル信号復
調器４９は、入力端がローパスフィルタ６２の出力端
に、出力端がディジタル信号出力端子５１にそれぞれ接
続されている。
【００１０】前記構成によるダブルコンバージョンテレ
ビチューナ４１は、概略、次のように動作する。
【００１１】始めに、選局部（選局ボタン）５２を操作
して受信すべき所望のテレビジョン放送を選択すると、
その選択に対応し、位相制御ループ５５の出力電圧が変
化し、この出力電圧によって周波数制御される第１発振
器５４の第１局部発振信号の周波数が変化する。ここ
で、アンテナ入力端子４２にアンテナ（図示なし）で受
信した受信信号が加えられると、この受信信号は、広帯
域バンドパスフィルタ４３において不要な成分が除去さ
れた後、第１周波数変換段４４に供給される。第１周波
数変換段４４は、受信信号と第１局部発振信号とを周波
数混合し、周波数混合出力をバンドパスフィルタ５６に
供給する。バンドパスフィルタ５６は、受信信号の中か
ら選局部５２で選局した選局受信信号だけ、即ち、第１
中間周波数ｆIF1 に周波数変換された受信信号を第１中
間周波信号として抽出し、次続の第２周波数変換段４５
に供給する。
【００１２】次に、第２周波数変換段４５は、第１中間
周波信号と第２発振器５８が発生する固定周波数の第２
局部発振信号とを周波数混合し、周波数混合出力をロー
パスフィルタ５９に供給する。ローパスフィルタ５９
は、第２中間周波数ｆIF2 に周波数変換された選局受信
信号を第２中間周波信号として抽出し、次続の分配器４
６に供給する。分配器４６は、供給された第２中間周波
信号を２つに分配し、一方をアナログ信号復調器４７に
供給し、他方を第３周波数変換段４８に供給する。
【００１３】続いて、アナログ信号復調器４７は、供給
された第２中間周波信号のベースバンド信号がアナログ
信号であったとすれば、第２中間周波信号をアナログ復
調し、復調出力をアナログ信号出力端子５０に供給す
る。また、第３周波数変換段４８は、第２中間周波信号
と第３発振器６１が発生する第３局部発振信号とを周波
数混合し、周波数混合出力をローパスフィルタ６２に供
給する。ローパスフィルタ６２は、第３中間周波数ｆ
IF3 に周波数変換された選局受信信号を第３中間周波信
号として抽出し、次続のディジタル信号復調器４９に供
給する。このとき、ディジタル信号復調器４９は、供給
された第３中間周波信号のベースバンド信号がディジタ
ル信号であったとすれば、第３中間周波信号をディジタ
ル復調し、復調出力をディジタル信号出力端子５１に供
給するものである。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】前記既知のダブルコン
バージョンテレビチューナ４１は、第１周波数変換段４
４で選局受信信号の周波数をそれより高い周波数の第１
中間周波数ｆIF1 に周波数変換し、次いで、第２周波数
変換段４５で第１中間周波数ｆIF1 をそれより低い周波
数の第２中間周波数ｆIF2 に周波数変換し、ベースバン
ド信号がディジタル信号であるときは、その復調のた
め、第２中間周波数ｆIF2 よりもさらに低い周波数を必
要とすることから、第３周波数変換段４８で第２中間周
波数ｆIF2 をそれより低い周波数の第３中間周波数ｆ
IF3 に周波数変換している。
【００１５】このように、既知のダブルコンバージョン
テレビチューナ４１は、第１周波数変換段４４、第２周
波数変換段４５、第３周波数変換段４８の３つの周波数
変換段を必要とし、それに伴って、第１局部発振信号を
発生する第１発振器５４、第２局部発振信号を発生する
第２発振器５８、第３局部発振信号を発生する第３発振
器６１の３つの発振器を必要とすることから、これら第
１乃至第３局部発振信号相互間でビート妨害が発生し易
く、ビート妨害によってダブルコンバージョンテレビチ
ューナの受信性能を劣化させるという問題があり、ま
た、多くの回路構成部品を必要とすることから、ダブル
コンバージョンテレビチューナの製造コストが高いとい
う問題もある。
【００１６】本発明は、かかる問題点を除去するもの
で、その目的は、周波数変換段の数を減らしてビート妨
害を減らし、回路構成部品を減らして製造コストを抑え
たダブルコンバージョンテレビチューナを提供すること
にある。
【００１７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、選局受信信号を第１中間周波信号に周波
数変換して出力する第１周波数変換段と、前記第１中間
周波信号を第２中間周波信号に周波数変換して出力する
第２周波数変換段と、前記第２中間周波信号を復調する
復調段とを備え、前記選局受信信号は、ベースバンド信
号が２つの信号形式のいずれかのものからなっており、
前記第２周波数変換段の局部発振信号を、前記選局受信
信号のベースバンド信号の形式に応じて第１周波数また
は第２周波数に切り換える手段を備える。
【００１８】
【作用】前記手段によれば、第２周波数変換段に用いら
れる局部発振信号の周波数を、選局受信信号のベースバ
ンド信号の信号形式に応じて、例えば、ベースバンド信
号がアナログ信号であったとすれば、第１周波数に切り
換え、第２周波数変換段の出力に周波数ｆIF2Aからなる
第２中間周波信号を発生させ、一方、例えば、ベースバ
ンド信号がディジタル信号であったとすれば、第１周波
数よりも高い第２周波数に切り換え、第２周波数変換段
の出力に周波数ｆIF2Aより低い周波数ｆIF 2Dからなる第
２中間周波信号を発生させるようにしているので、ディ
ジタル放送の復調時に、既知のダブルコンバージョンテ
レビチューナのように、第３周波数変換段を用いて第２
中間周波信号の周波数ｆIF2Dをさらに低くする必要がな
くなり、第３周波数変換段を省ける。
【００１９】このように、前記手段によれば、第３周波
数変換段を省いたことで、局部発振信号を発生する発振
器の数を減らすことができるので、その分、局部発振信
号相互間に生じるビート妨害が減り、同時に、回路構成
部品の点数が少なくて済み、製造コストが安価になる。
【００２０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【００２１】図１は、本発明に係わるダブルコンバージ
ョンテレビチューナの第１の実施例の構成を示すブロッ
ク構成図である。
【００２２】図１に示されるように、本実施例によるダ
ブルコンバージョンテレビチューナ１は、アンテナ入力
端子２と、広帯域バンドパスフィルタ３と、第１周波数
変換段４と、第２周波数変換段５と、分配器６と、アナ
ログ信号復調器７と、ディジタル信号復調器８と、アナ
ログ信号出力端子９と、ディジタル信号出力端子１０
と、選局部（選局ボタン）１１とからなっている。
【００２３】第１周波数変換段４は、第１周波数混合器
１２と、第１発振器１３と、第１位相制御ループ（ＰＬ
Ｌ）１４と、第１中間周波信号選択用バンドパスフィル
タ１５とからなり、第２周波数変換段５は、第２周波数
混合器１６と、第２発振器１７と、第２位相制御ループ
（ＰＬＬ）１８と、第２中間周波信号選択用ローパスフ
ィルタ１９とからなっている。
【００２４】そして、第１周波数変換段４において、第
１周波数混合器１２は、第１入力端が広帯域バンドパス
フィルタ３を介してアンテナ入力端子２に、第２入力端
が第１発振器１３の出力端に、出力端がバンドパスフィ
ルタ１５を介して次続の第２周波数変換段５における第
２周波数混合器１６の第１入力端にそれぞれ接続されて
いる。また、第１位相制御ループ１４は、入力端が第１
発振器１３の出力端に、出力端が第１発振器１３の制御
入力端に、制御入力端が選局部１１の出力端にそれぞれ
接続されている。
【００２５】第２周波数変換段５において、第２周波数
混合器１６は、第２入力端が第２発振器１７の出力端
に、出力端がローパスフィルタ１９を介して次続の分配
器６の入力端にそれぞれ接続されている。第２位相制御
ループ１８は、入力端が第２発振器１７の出力端に、出
力端が第２発振器１７の制御入力端に、制御入力端が選
局部１１の出力端にそれぞれ接続されている。アナログ
信号復調器７は、入力端が分配器６の第１出力端に、出
力端がアナログ信号出力端子９にそれぞれ接続されてい
る。
【００２６】ディジタル信号復調器８は、入力端が分配
器６の第２出力端に、出力端がディジタル信号出力端子
１０にそれぞれ接続されている。このとき、第２発振器
１７は、第２位相制御ループ１８から供給される制御電
圧に対応して、選局受信信号のベースバンド信号がアナ
ログ信号である場合は、第１周波数の第２局部発振信号
を発生し、選局受信信号のベースバンド信号がディジタ
ル信号である場合は、第１周波数よりも高い第２周波数
の第２局部発振信号を発生するように切り換えられる。
【００２７】前記構成による本実施例のダブルコンバー
ジョンテレビチューナ１は、次のように動作する。
【００２８】始めに、選局部（選局ボタン）１１を操作
して受信すべき所望のテレビジョン放送を選択（以下、
これを受信信号選択という）し、同時に、その選択受信
信号のベースバンド信号の形式、即ち、アナログ信号で
あるかまたはディジタル信号であるかを選択（以下、こ
れを信号形式選択という）する。このとき、第１周波数
変換段４において、受信信号選択に対応して第１位相制
御ループ１４の出力電圧が変化し、この出力電圧によっ
て周波数制御される第１発振器１３の第１局部発振信号
の周波数が制御される。また、第２周波数変換段５にお
いて、信号形式選択に対応して第２位相制御ループ１８
の出力電圧が調整され、この出力電圧によって周波数制
御される第２発振器１７の第２局部発振信号の周波数が
制御されるが、その周波数は選局受信信号のベースバン
ド信号がアナログ信号である場合には第１周波数になる
ように制御され、選局受信信号のベースバンド信号がデ
ィジタル信号である場合には第１周波数より高い第２周
波数になるように制御される。
【００２９】ここで、アンテナ入力端子２にアンテナ
（図示なし）で受信した受信信号が加えられると、この
受信信号は、広帯域バンドパスフィルタ３において不要
な成分が除去された後、第１周波数変換段４に供給され
る。第１周波数変換段４は、受信信号と第１局部発振信
号とを周波数混合し、周波数混合出力をバンドパスフィ
ルタ１５に供給する。バンドパスフィルタ１５は、受信
信号の中から選局部１１で選局した選局受信信号だけ、
即ち、第１中間周波数ｆIF1 に周波数変換された受信信
号を第１中間周波信号として抽出し、次続の第２周波数
変換段５に供給する。
【００３０】次に、第２周波数変換段５は、第１中間周
波信号と第２発振器１７が発生する第１周波数（選局受
信信号のベースバンド信号がアナログ信号である場合）
または第２周波数（選局受信信号のベースバンド信号が
ディジタル信号である場合）の第２局部発振信号とを周
波数混合し、周波数混合出力をローパスフィルタ１９に
供給する。ローパスフィルタ１９は、第２中間周波数ｆ
IF2AまたはｆIF2Dに周波数変換された選局受信信号を第
２中間周波信号として抽出し、次続の分配器６に供給す
る。
【００３１】続いて、分配器６は、供給された第２中間
周波信号を２つに分配し、一方をアナログ信号復調器７
に供給し、他方をディジタル信号復調器８に供給する。
アナログ信号復調器７は、供給された第２中間周波信号
のベースバンド信号がアナログ信号であったとすれば、
第２中間周波信号をアナログ復調し、復調出力をアナロ
グ信号出力端子９に供給する。また、ディジタル信号復
調器８は、供給された第２中間周波信号のベースバンド
信号がディジタル信号であったとすれば、第２中間周波
信号をディジタル復調し、復調出力をディジタル信号出
力端子１０に供給する。
【００３２】このように、本実施例のダブルコンバージ
ョンテレビチューナ１は、選局受信信号のベースバンド
信号がアナログ信号であったとき、第２周波数変換段５
の第２発振器１７の発振周波数を第１周波数にし、第２
中間周波数ｆIF2Aの第２中間周波信号を出力させ、一
方、選局受信信号のベースバンド信号がディジタル信号
であったとき、第２周波数変換段５の第２発振器１７の
発振周波数を第１周波数より高い第２周波数にし、第２
中間周波数ｆIF2Aより低い第２中間周波数ｆIF2Dの第２
中間周波信号を出力させるようにしているので、ディジ
タル信号復調の際に第２中間周波信号の周波数さらにを
低くする必要がなく、既知のダブルコンバージョンテレ
ビチューナで用いられていた第３周波数変換段が不要で
ある。このため、それぞれの局部発振信号相互間で生じ
るビート妨害を低減して、受信性能の劣化を避けること
ができ、同時に、回路構成部品の点数が少なくて済み、
製造コストが安価である。
【００３３】次に、図２は、本発明に係わるダブルコン
バージョンテレビチューナの第２の実施例の構成を示す
ブロック構成図である。
【００３４】この第２の実施例と前述の第１の実施例と
の構成の違いは、第２周波数変換段５の第２発振器１７
の発振周波数を第１周波数または第２周波数のいずれか
に選択切替する手段、即ち、発振周波数選択手段に、第
１の実施例が選局部１１を用いて信号形式を選択するの
に対し、第２実施例が同期信号検出部２０及び切替信号
発生部２１を用いて信号形式を選択する点だけであっ
て、その他に、第２の実施例と第１の実施例との間には
構成上の違いはない。
【００３５】第２の実施例において、同期信号検出部２
０は、入力端がアナログ復調器７の出力端に、出力端が
切替信号発生部２１の入力端にそれぞれ接続され、切替
信号発生部２１は、出力端が第２周波数変換段５の第２
位相制御ループ１８の制御入力端に接続されているもの
である。なお、第２の実施例においては、第１の実施例
に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号
を付け、その説明を省略する。
【００３６】前記構成に係わる第２の実施例の動作及び
得られる効果は、基本的に、既に述べた第１の実施例の
動作と同じであり、得られる効果もほぼ同じであるの
で、第２の実施例の動作及び得られる効果についての詳
しい説明は、省略する。
【００３７】ただし、第２の実施例においては、選局受
信信号のベースバンド信号がアナログ信号であるとき、
同期信号検出部２０はアナログ信号復調器７で復調され
たアナログ信号中に含まれている同期信号を検出し、同
期信号の検出に対応して切替信号発生部２１は第２発振
器１７の局部発振信号を第１周波数に設定する切替信号
を出力し、その切替信号は第２位相制御ループ１８の制
御入力に供給されるので、第２発振器１７は第１周波数
の局部発振信号を発生するように切り換えられる。一
方、選局受信信号のベースバンド信号がディジタル信号
であるとき、ディジタル信号はアナログ信号復調器７で
復調されないことから、同期信号検出部２０は同期信号
を検出できず、同期信号の不検出に対応して切替信号発
生部２１は第２発振器１７の局部発振信号を第２周波数
に設定する切替信号を出力し、その切替信号は第２位相
制御ループ１８の制御入力に供給されるので、第２発振
器１７は第１周波数よりも高い第２周波数の局部発振信
号を発生するように切り換えられる。
【００３８】このように、本実施例によれば、アナログ
信号復調器７の出力端に得られる同期信号の有無により
自動的に第２発振器１７の局部発振信号を第１周波数ま
たは第２周波数に切り換えるようにしているので、放送
信号のベースバンド信号がアナログ信号からディジタル
信号への移行の途上にあって、ユーザーにとって選局受
信信号のベースバンド信号の形式が不明な場合であって
も、第２発振器１７の局部発振信号の周波数を、自動的
に選局受信信号のベースバンド信号の形式に対応した周
波数に切り換えることができるという効果がある。
【００３９】続く、図３は、本発明に係わるダブルコン
バージョンテレビチューナの第３の実施例の構成を示す
ブロック構成図である。
【００４０】この第３の実施例と前述の第１の実施例と
の構成の違いは、第２周波数変換段５の第２発振器１７
の発振周波数を第１周波数または第２周波数のいずれか
に選択切替する手段、即ち、発振周波数選択手段に、第
１の実施例が選局部１１を用いて信号形式を選択するの
に対し、第３実施例が選局受信信号毎に、そのベースバ
ンド信号の形式を記憶している記憶部２２を用いて信号
形式を選択する点だけであって、その他に、第３の実施
例と第１の実施例との間には構成上の違いはない。
【００４１】この場合、第３の実施例において、記憶部
２２は、入力端が選局部１１に、出力端が第２周波数変
換段５の第２位相制御ループ１８の制御入力にそれぞれ
接続されているものである。なお、第３の実施例におい
ても、第１の実施例に示された構成要素と同じ構成要素
については同じ符号を付け、その説明を省略する。
【００４２】前記構成に係わる第３の実施例の動作及び
得られる効果は、基本的に、既に述べた第１の実施例の
動作と同じであり、得られる効果もほぼ同じであるの
で、第３の実施例の動作及び得られる効果についての詳
しい説明は、省略する。
【００４３】ただし、第３の実施例においては、選局部
１１の操作により受信信号が選局されたとき、記憶部２
２からその選局受信信号に対応するベースバンド信号の
形式を読み出し、読み出した信号形式を第２周波数変換
段５の第２位相制御ループ１８の制御入力端に供給す
る。そして、読み出した信号形式がアナログ信号である
とき、第２位相制御ループ１８を介して第２発振器１７
の第２局部発振信号の周波数が第１周波数に切り換えら
れ、一方、読み出した信号形式がディジタル信号である
とき、同じく第２位相制御ループ１８を介して第２発振
器１７の第２局部発振信号の周波数が第１周波数よりも
高い第２周波数に切り換えられる。
【００４４】このように、本実施例によれば、選局受信
信号毎にそのベースバンド信号の形式を記憶部２２に予
め記憶させておき、選局受信信号が得られる度ごとに、
選局受信信号に対応したベースバンド信号の形式を記憶
部２２から読み出し、自動的に第２発振器１７の局部発
振信号を第１周波数または第２周波数に切り換えるよう
にしているので、ユーザーにとって選局受信信号のベー
スバンド信号の形式が不明な場合であっても、第２発振
器１７の局部発振信号の周波数を、自動的にその信号形
式に対応した周波数に切り換えることができるという付
加的な効果がある。
【００４５】なお、前述の第１乃至第３実施例のそれぞ
れにおいて、アナログ信号に対応した第２中間周波数ｆ
IF2Aとディジタル信号に対応した第２中間周波数ｆIF2D
の周波数の差をできるだけ小さく選ぶことが好ましく、
それにより第２発振器１７の局部発振信号を第１周波数
及び第２周波数の間で切り換えたとき、それら発振周波
数の変化率を小さくすることができ、第２発振器１７の
周波数の切り換えに際して特殊な構成や部品を必要とし
ないで実現可能になる。
【００４６】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、第２周波数変換段５に用いられる局部発振信号の
周波数を、選局受信信号のベースバンド信号の形式に応
じて、例えば、ベースバンド信号がアナログ信号であっ
たとすれば、第１周波数に切り換え、第２周波数変換段
５の出力端に周波数ｆIF2Aからなる第２中間周波信号を
発生させ、一方、例えば、ベースバンド信号がディジタ
ル信号であったとすれば、第１周波数よりも高い第２周
波数に切り換え、第２周波数変換段５の出力端に周波数
ｆIF2Aより低い周波数ｆIF2Dからなる第２中間周波信号
を発生させるようにしているので、ディジタル信号の復
調時に、既知のダブルコンバージョンテレビチューナの
ように、第３周波数変換段を用いて第２中間周波信号の
周波数ｆIF2Dをさらに低くする必要がなく、第３周波数
変換段が不要である。
【００４７】このように、本発明によれば、第３周波数
変換段が不要であることにより、局部発振信号を発生す
る発振器の数が少ないので、その分、局部発振信号相互
間に生じるビート妨害を抑えることができ、同時に、回
路構成部品の点数が少なくて済み、製造コストが安価で
あるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係わるダブルコンバージョンテレビチ
ューナの第１の実施例を示すブロック構成図である。
【図２】本発明に係わるダブルコンバージョンテレビチ
ューナの第２の実施例を示すブロック構成図である。
【図３】本発明に係わるダブルコンバージョンテレビチ
ューナの第３の実施例を示すブロック構成図である。
【図４】既知のダブルコンバージョンテレビチューナの
一例を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
１ ダブルコンバージョンテレビチューナ ２ アンテナ入力端子 ３ 広帯域バンドパスフィルタ ４ 第１周波数変換段 ５ 第２周波数変換段 ６ 分配器 ７ アナログ信号復調器 ８ ディジタル信号復調器 ９ アナログ信号出力端子 １０ ディジタル信号出力端子 １１ 選局部（選局ボタン） １２ 第１周波数混合器 １３ 第１発振器 １４ 第１位相制御ループ（ＰＬＬ） １５ バンドパスフィルタ １６ 第２周波数混合器 １７ 第２発振器 １８ 第２位相制御ループ（ＰＬＬ） １９ ローパスフィルタ ２０ 同期信号検出部 ２１ 切替信号発生部 ２２ 記憶部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 選局受信信号を第１中間周波信号に周波
    数変換して出力する第１周波数変換段と、前記第１中間
    周波信号を第２中間周波信号に周波数変換して出力する
    第２周波数変換段と、前記第２中間周波信号を復調する
    復調段とを備え、前記選局受信信号は、ベースバンド信
    号が２つの信号形式のいずれかのものからなっており、
    前記第２周波数変換段の局部発振信号を、前記選局受信
    信号のベースバンド信号の形式に応じて第１周波数また
    は第２周波数に切り換えることを特徴とするダブルコン
    バージョンテレビチューナ。
  2. 【請求項２】 前記第１周波数変換段は、第１局部発振
    信号を発振する第１発振器と、前記第１発振器と選局部
    に結合され、前記選局部の選局操作によって前記第１局
    部発振信号の周波数を制御する第１位相制御ループと、
    受信信号と第１局部発振信号とを混合する第１周波数混
    合器と、前記第１周波数混合器の出力信号中から第１中
    間周波信号を抽出する第１中間周波フィルタとからな
    り、前記第２周波数変換段は、前記受信信号のベースバ
    ンド信号の形式に応じて第１周波数または第２周波数の
    第２局部発振信号を選択的に発振する第２発振器と、前
    記第２発振器と発振周波数選択手段に結合され、前記発
    振周波数選択手段の選択により前記第２局部発振信号を
    第１周波数または第２周波数になるように制御する第２
    位相制御ループと、前記第１中間周波信号と前記第２局
    部発振信号とを混合する第２周波数混合器と、前記第２
    周波数混合器の出力から第２中間周波信号を抽出する第
    ２中間周波フィルタとからなり、前記復調段は、前記第
    ２中間周波信号を２つに分配する分配器と、前記分配器
    の一方の出力端に接続された第１復調器と、前記分配器
    の他方の出力端に接続された第２復調器とからなってい
    ることを特徴とする請求項１に記載のダブルコンバージ
    ョンテレビチューナ。
  3. 【請求項３】 前記ベースバンド信号の形式は、アナロ
    グ信号またはディジタル信号であり、前記第１復調器
    は、アナログ復調器であり、前記第２復調器は、ディジ
    タル復調器であることを特徴とする請求項２に記載のダ
    ブルコンバージョンテレビチューナ。
  4. 【請求項４】 前記発振周波数選択手段は、前記選局部
    であって、前記選局部において前記ベースバンド信号が
    アナログ信号である受信信号を選局したことにより、前
    記第２局部発振信号を前記第１周波数に切り換え、一
    方、前記ベースバンド信号がディジタル信号である受信
    信号を選局したことにより、前記第２局部発振信号を第
    ２周波数に切り換えることを特徴とする請求項２乃至３
    のいずれかに記載のダブルコンバージョンテレビチュー
    ナ。
  5. 【請求項５】 前記発振周波数選択手段は、アナログ復
    調器を構成する前記第１復調器の出力に接続された同期
    信号検出手段を備え、前記同期信号検出手段において同
    期信号が検出出力されたとき、前記第２局部発振信号を
    前記第１周波数に切り換え、一方、同期信号が検出出力
    されないとき、前記第２局部発振信号を前記第２周波数
    に切り換えることを特徴とする請求項２乃至３のいずれ
    かに記載のダブルコンバージョンテレビチューナ。
  6. 【請求項６】 前記発振周波数選択手段は、選局受信信
    号毎にベースバンド信号の形式を記憶している記憶手段
    を備え、前記選局部で受信信号が選局されたとき、前記
    記憶手段からその受信信号に対応するベースバンド信号
    の形式を読み出し、読み出した信号形式がアナログ信号
    であるとき、前記第２局部発振信号を前記第１周波数に
    切り換え、一方、読み出した信号形式がディジタル信号
    であるとき、前記第２局部発振信号を前記第２周波数に
    切り換えることを特徴とする請求項２乃至３のいずれか
    に記載のダブルコンバージョンテレビチューナ。
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