JPH0992510A - 半固定可変抵抗器 - Google Patents

半固定可変抵抗器

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Publication number
JPH0992510A
JPH0992510A JP24723495A JP24723495A JPH0992510A JP H0992510 A JPH0992510 A JP H0992510A JP 24723495 A JP24723495 A JP 24723495A JP 24723495 A JP24723495 A JP 24723495A JP H0992510 A JPH0992510 A JP H0992510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
variable resistor
resistance
semi
slider
Prior art date
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Pending
Application number
JP24723495A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Nishimoto
巧 西本
Koji Ono
耕治 尾野
Atsushi Sugawara
淳 菅原
Masataka Miura
誠貴 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0992510A publication Critical patent/JPH0992510A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電子機器の回路調整に使用される半固定
可変抵抗器に関し、小形でありながら機械的特性および
電気的特性の安定した半固定可変抵抗器を提供すること
を目的とする。 【構成】 摺動子9をエンドレス回転としながら抵抗体
22の絶縁部に径方向の溝部24を設け、摺動接点部9
Aが抵抗被膜1や銀系被膜を絶縁部に引きずり伸ばして
も溝部24で遮断すると共に、摺動接点部9Aが絶縁部
にくると溝部24にはまり込んで生じるクリック感によ
り感知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器の回路調
整に使用される小形の半固定可変抵抗器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の半固定可変抵抗器を図5〜図8に
より説明する。
【0003】図5は、略円形絶縁基板の表面に抵抗被膜
1を塗付した抵抗基板2に対して、その両端部に銀系被
膜3を介して接続端子4A,4Bをかしめ接続した状態
を示すものであり、この状態のものを、図6に示すよう
に、成形樹脂製ケース5にインサート成形して抵抗被膜
1を円形に露出させると共に、端子4A,4Bの脚部を
ケース5の側面から突出させて抵抗体6として製作して
いた。
【0004】一方、図7に示すように、端子7付きカバ
ー8の中心孔に摺動子9を重ねて配し、その中心部に成
形樹脂製操作つまみ10をアウトサート成形して、つま
み10を回転操作することにより摺動子9がカバー8と
接触導通しながら回転するようにした回転接点体11を
別途製作し、図8に示すように、上記の抵抗体6と組合
わせることにより摺動子9の接点部9Aが抵抗被膜1に
弾接し、カバー8の脚部8A先端を折曲げることによっ
て半固定可変抵抗器として完成していた。
【0005】この半固定可変抵抗器の動作は、つまみ1
0を回転操作することにより、抵抗体6の両端部の端子
4Aまたは4Bと摺動子9と導通した端子7の間の抵抗
値が変化するものである。
【0006】そして、抵抗被膜1に弾接する摺動子9の
接点部9Aの回転摺動範囲は、操作つまみ10の外周に
設けられた突部10Aがカバー8の上面に設けられた二
ヶ所の切起し部12A,12Bに当接して回転止め部を
構成することにより規制されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子機器の小形
・高密度化に伴い、使用される電子部品も小形品が要求
されるようになっていた。
【0008】しかし、半固定可変抵抗器の場合、上記従
来の構成をそのまま小形化すると、回転止め部を構成す
るつまみ外周の突部10Aおよびカバーの切起し部12
A,12Bが小さくなることにより回転止め強度が弱く
なってしまう。
【0009】一方、半固定可変抵抗器は、調整設定した
抵抗値が振動等で変動しないように回転トルクを大きく
する必要があるため、小形化しても回転トルクは小さく
できないので回転止め強度と回転トルクとの差(余裕)
が小さくなり、従って、調整中に誤って回転止め部を破
損する危険性が高くなってしまう。
【0010】この対策として、上記の回転止め部を無く
してつまみ10すなわち摺動子9の回転をエンドレス回
転とすることが考えられるが、そうすると、摺動子9の
接点部9Aが抵抗体6の抵抗被膜1の無い成形樹脂の絶
縁部13上も摺動することになり、回転を繰返すことに
よって、図9に示すように、接点部9Aが抵抗基板2の
抵抗被膜1や銀系被膜3を絶縁部13の軌跡14上に引
きずり伸ばしてこの部分の絶縁抵抗を低下させ、極端な
場合には抵抗体の端子4A,4B間の抵抗値を変化させ
るという不具合があった。
【0011】本発明は以上のような従来の課題を解決す
るものであり、摺動子が回転摺動を繰返しても絶縁部の
絶縁抵抗が低下しない、電気特性の安定した小形の半固
定可変抵抗器を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半固定可変抵抗
器は、小形化に対する上記の課題を解決するために、回
転止め部を無くしてつまみすなわち摺動子をエンドレス
回転にすると共に、抵抗体の絶縁部の一部に径方向の溝
部を設けるものである。
【0013】
【作用】したがって本発明によれば、摺動子の接点部が
抵抗基板の抵抗被膜や端部の銀系被膜を引きずり伸ばし
ても、溝部を越えて伸びることはないので、抵抗体の接
続端子間の抵抗値を変化させることはない。
【0014】
【実施例】本発明の半固定可変抵抗器の一実施例を図1
〜図4により説明する。
【0015】本実施例において、前述の従来例で説明し
た構成部分と同じ部分については、同一の符号を付して
説明する。
【0016】図1に示す半固定可変抵抗器において、2
は従来例と同様の表面に抵抗被膜1を塗布して両端部に
銀系被膜3を塗った抵抗基板で、その両端部に接続端子
4A,4Bがかしめ接続されている点も従来例と同様で
あり、これを図2に示すように、成形樹脂製ケース21
にインサート成形して抵抗被膜1を露出させた抵抗体2
2として製作し、ケース21の側面から端子4A,4B
の脚部を突出させることも従来例と同様であるが、この
抵抗体22の抵抗被膜1と同一平面で、その両端部間に
位置する成形樹脂面の絶縁部23の中央には径方向に溝
部24が設けられている。
【0017】一方、端子25付きカバー26の中心に摺
動子9を重ねて配し、その中心部に成形樹脂製操作つま
み27をアウトサート成形し、つまみ27と摺動子9が
共回りするようにした回転接点体28は、図3にも示す
ように、回転止め部を構成する部分を有していない。
【0018】そして、従来例と同様に、抵抗体22と回
転接点体28を組合わせて、カバー26の脚部26A先
端を折曲げることにより半固定可変抵抗器として完成す
る。
【0019】この半固定可変抵抗器の動作は、つまみ2
7を回転操作することによって、従来例と同様に、抵抗
体22の両端部の端子4Aまたは4Bと回転接点体28
の端子25の間の抵抗値が変化するが、抵抗被膜1に弾
接する摺動子9の接点部9Aの回転摺動範囲は、回転止
め部が無いのでエンドレスである。
【0020】従って、接点部9Aが抵抗被膜1の部分を
外れて絶縁部23にくる場合もあるが、その場合は、図
4の部分断面図に示すように、接点部9Aは絶縁部23
に設けた溝部24に入り込むので、つまみ27を回転操
作している人の手にクリック感として伝わり、摺動子9
の接点部9Aが絶縁部23にあることが判る。
【0021】そして、この状態から更に、少し強い力で
つまみ27を回転させることによって、接点部9Aは絶
縁部23の溝部24から脱出して銀系被膜3上、そして
抵抗被膜1上に戻る。
【0022】また、摺動子9の接点部9Aが繰返し抵抗
被膜1から銀系被膜3を通って絶縁部23に入り込む
と、抵抗被膜1や銀系被膜3を引きずり伸ばすが、その
範囲は絶縁部23の溝部24の縁までで遮断され、溝2
4の中に入り込むことはない。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、操作つまみがエンドレス回転する構成であっても摺
動接点が絶縁域に入るとクリック感により明確に感知で
き、小形でありながら破損し難く、回転による抵抗値変
化も生じ難いという、機械的特性および電気的特性の安
定した半固定可変抵抗器を実現することができる、実用
的価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の半固定可変抵抗器の一実施例の
平面図 (b)同側断面図
【図2】(a)同要部である抵抗体の平面図 (b)同側断面図
【図3】(a)同要部である回転接点体の平面図 (b)同側断面図
【図4】同要部である抵抗体絶縁部の部分断面図
【図5】(a)接続端子付き抵抗基板の平面図 (b)同正面図
【図6】(a)従来の半固定可変抵抗器の要部である抵
抗体の平面図 (b)同側断面図
【図7】(a)同要部である回転接点体の平面図 (b)同側断面図
【図8】(a)同平面図 (b)同側断面図
【図9】同要部である抵抗体絶縁部の絶縁抵抗低下現象
を説明する平面図
【符号の説明】
1 抵抗被膜 2 抵抗基板 3 銀系被膜 4A,4B 接続端子 9 摺動子 9A 接点部 21 成形樹脂製ケース 22 抵抗体 23 絶縁部 24 溝部 25 端子 26 カバー 26A 脚部 27 操作つまみ 28 回転接点体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 誠貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状の円形抵抗域ならびに絶縁域を表
    面に形成し、かつこの絶縁域の一部に径方向の溝部を設
    けた抵抗体と、この抵抗体の表面に弾接して回転摺動す
    る摺動接点からなる半固定可変抵抗器。
  2. 【請求項2】 摺動接点を回転摺動して摺動接点と抵抗
    体の絶縁域に設けた溝部が係合する際に、クリック節度
    を生じるようにした請求項1記載の半固定可変抵抗器。
JP24723495A 1995-09-26 1995-09-26 半固定可変抵抗器 Pending JPH0992510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24723495A JPH0992510A (ja) 1995-09-26 1995-09-26 半固定可変抵抗器

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JP24723495A JPH0992510A (ja) 1995-09-26 1995-09-26 半固定可変抵抗器

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JPH0992510A true JPH0992510A (ja) 1997-04-04

Family

ID=17160456

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JP24723495A Pending JPH0992510A (ja) 1995-09-26 1995-09-26 半固定可変抵抗器

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