JP3269803B2 - スイッチ付回転可変抵抗器 - Google Patents

スイッチ付回転可変抵抗器

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JP3269803B2 JP14966198A JP14966198A JP3269803B2 JP 3269803 B2 JP3269803 B2 JP 3269803B2 JP 14966198 A JP14966198 A JP 14966198A JP 14966198 A JP14966198 A JP 14966198A JP 3269803 B2 JP3269803 B2 JP 3269803B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C10/00Adjustable resistors
    • H01C10/30Adjustable resistors the contact sliding along resistive element
    • H01C10/32Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving in an arcuate path
    • H01C10/36Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving in an arcuate path structurally combined with switching arrangements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ付回転可
変抵抗器に関し、特に全体の厚さが2mm程度の超薄型
の回転可変抵抗器に対応しつつスイッチの入/切操作に
際しクリック音(「カチッ」という音)が発生するスイ
ッチ付可変抵抗器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スイッチ付回転可変抵抗器は、抵抗値可
変のための可変抵抗機構とスイッチ入/切という電気的
接触・非接触を行うスイッチ機構の2つの機構を併せ持
つ点に特徴がある。
【0003】そして、従来のスイッチ付回転可変抵抗器
は、上記2つの機構を2段に重ね合わせた構造となって
おり、可変抵抗機構のみからなる通常の回転可変抵抗器
(ボリューム)よりはサイズが多少とも大きくなってい
るのが一般である。
【0004】また、単なる可変回転抵抗器の構造に加え
てスイッチ機構にはバネ(ねじりコイルバネ等)や接点
となる金属片が配設されるので、必然的に使用部品点数
が増えて組立が複雑となり、結果的に製造コストも大幅
に上昇するのが常である。
【0005】この点、電子機器は軽薄短小の傾向が著し
くカードラジオ、携帯ステレオカセットレコーダ、低周
波治療器といった小型・薄型の電子機器に用いる回転可
変抵抗器も厚さが2mmを切る超薄型の回転可変抵抗器
が用いられるようになってきている。最近ではこの超薄
型の回転可変抵抗器にスイッチを付加する要請が高くな
っているが、現在のところ超薄型の回転可変抵抗器にス
イッチ付きのものは未だ無かった。
【0006】上記超薄型の回転可変抵抗器の構造例を概
説すると、図13の分解斜視図に示されるように、一方
主面2(表面)に抵抗材料として炭素粉末、膠着剤とし
て油状フェノール樹脂及び溶剤を混合した抵抗液を塗布
印刷して所定の形状、例えば300度の回転角まで描か
れた同心円状の抵抗体3とし、且つ導体4を同じく同心
円状に印刷し、この抵抗体3の両端部から銀ペイント等
の印刷導体5、6にて導出されてターミナル端子8A、
8Bに接続され、導体4は直接に裏面に配された接続端
子8C(樹脂基板1の外形状と合わせた金属板7と一
体)に電気的に接続された構造の樹脂基板1(例えばフ
ェノール積層板)と、前記樹脂基板1の抵抗体3と導体
4に当接しつつ摺動する摺動子9を樹脂基板側の主面1
3に配設するとともに前記樹脂基板1の一方主面2(表
面)に回動自在に中心15Aを軸着された円盤状のツマ
ミ15と、から構成されている。
【0007】上記超薄型の回転可変抵抗器20は全体の
厚さが1.7mm〜1.9mmまで薄く設計されてい
る。尚、ツマミ15の直径は12mm程度である。
【0008】現在では上記構造に加えて抵抗体3を同心
円状に複数形成して摺動子9を2個付けた2連の超薄型
の回転可変抵抗器も製品化されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の超薄型の回転可変抵抗器20の厚さをそのままに且
つコスト上昇を抑えつつスイッチ機構を設けることは従
来の手法では困難であることは明らかであろう。蓋し裏
面側に付加的にスイッチ機構を設けることは厚さの増
大、組立工程の複雑化を招きコスト上昇となってしまう
のである。
【0010】そこで新たな超薄型の回転可変抵抗器に適
応する簡素な(部品点数の増加が少なく、組立工程の増
大もない)スイッチ機構が必要となっている。
【0011】そしてスイッチ機構として必要不可欠な点
として、ツマミを回している操作者が確実にスイッチが
入切されたことを知る手応えの感触と「カチッ」という
クリック音で感知できる機構を備えていることが重要と
なる。
【0012】また、コスト削減の観点からスイッチ機構
の付加によるコスト上昇は可及的に抑えることが強く要
請される。
【0013】この点、上記要請に応える超薄型のスイッ
チ付回転可変抵抗器として、本願出願人が先に発明した
特願平9−120396号の明細書に記載されたスイッ
チ付回転可変抵抗器は上記要請に応える構造である。
【0014】このスイッチ付回転可変抵抗器の構造を図
4〜図8を基に以下詳述する。
【0015】図4は上記スイッチ付回転可変抵抗器の構
造を説明するための斜視図である。図5は上記スイッチ
付回転可変抵抗器に使用するツマミの樹脂基板側の主面
を表す平面図である。図6は主面に塗布印刷された抵抗
体と導体を表す樹脂基板の平面図である(ターミナル端
子は未装着)。図7は金属板の平面図である。図8は上
記スイッチ付回転可変抵抗器の側面図である。
【0016】先ず、スイッチ付回転可変抵抗器30は、
抵抗体3Aと導体4Cないし導体4A、4Bが一方主面
22に同心円状に塗布印刷されるとともに周辺部に配設
された複数のターミナル端子28A〜28Eに電気的に
接続され、さらに所定箇所に小孔25が穿設された構造
の樹脂基板21(図6参照)と、前記樹脂基板21の抵
抗体3Aと導体4C、及び導体4Aと4Bに各々当接し
つつ摺動する互いに絶縁された可変抵抗用とスイッチ用
の2個の摺動子29A、29Bを樹脂基板側の主面33
に配設するとともに前記樹脂基板21の一方主面22に
回動自在に中心Zを軸着した円盤状のツマミ35(図5
参照)と、前記樹脂基板21の他方の主面23(図4で
は見えない裏側)に当着されるとともに前記小孔25の
位置に相対する一部分が樹脂基板方向に弾性変形する構
造の金属板32(図7参照)と、前記樹脂基板21の小
孔25に配設された該小孔よりも小さく樹脂基板1の厚
さよりも大きい直径の小球31と、からなり、さらに前
記ツマミ35の回転停止位置における前記樹脂基板の小
孔の位置に相対するツマミ周辺部に2つの近接する凹部
37、38が設けられて前記ツマミ35が回転停止位置
にまで回転もしくは回転停止位置から反対方向へ回転さ
れるに伴って前記樹脂基板21の小孔25に配された小
球31が前記金属板32によってツマミ35側へ付勢さ
れつつ前記2つの凹部37、38に続けて2度押入され
る構成となっている。
【0017】上記ツマミ35の回転停止位置において
は、小球31は凹部38直下に位置して金属板32によ
って下から上へ(樹脂基板側へ)付勢されていて凹部3
8の中へ一部押入れられている状態である。この時、ス
イッチ用の摺動子29Bはその導体4Aとの接点αが離
れた状態(図4のxの位置)に至っており、スイッチ用
のターミナル端子28Cと28Dとの間は不通、即ちオ
フの状態になっている。
【0018】また、全体の寸法は、最大縦17mm,横
14mmで、厚さHは1.8mm程度となり、スイッチ
付きとして全体の寸法が前述のスイッチ無しの回転可変
抵抗器20と比して増大する部分は殆ど無い。
【0019】また、使用部材についてはスイッチ付きと
して新たに付加される部材は小球31(直径1mm程度
のクロームメッキされた鋼球)のみであり、組立工程に
おける追加は上記小球31の配設のみでコスト上昇も殆
どないと言える。
【0020】次に、上記スイッチ付回転可変抵抗器30
のスイッチ機構におけるクリック音の発生のメカニズム
について説明すると、図9〜図12は上記ツマミ35と
樹脂基板21、小球31、金属板32の弾性変形部分3
2Aとの関係を示す拡大断面図であるが、図9中で凹部
38は例えば単純な垂直面からなる矩形状の断面であ
り、凹部37は斜面37aを有する楔形状の断面となっ
ている。そして、太矢印の方向(オン状態からオフする
方向)へとツマミ35が回転すると、図10のように先
ず小球31が凹部37に金属板の弾性変形部分32Aの
弾性力fで付勢されて押入されて凹部37に傾斜面37
aに沿って押し込み、続けて図11のようにツマミを矢
印方向へ回すと小球31は凹部37から出て図12のよ
うに次の凹部38に押入されクリック音が生じる。回転
停止位置(図12のように小球31が凹部38に押入さ
れている状態でスイッチがオフしている状態)から逆に
回すと、小球31は凹部38から出て凹部37に押入さ
れ、この時クリック音が生じる。上記のように凹部3
7、38が2個近接して配設されていることにより、オ
ンからオフとオフからオンの双方で必ずクリック音が発
生する。蓋し、凹部が1個のみだとオンからオフの場合
にはクリック音が発生するがオフからオンの場合には単
に小球31が凹部から出るのみなのでクリック音は発生
しないのである。
【0021】しかしながら、上記スイッチ付回転可変抵
抗器30では、確かな手応えとクリック音を得るために
新たに付加した小球31が独立であって、樹脂基板21
の小孔25内にツマミ35と金属板32とで挟持されて
いるだけなので、ツマミ35の経時変形や組立加工時等
の際の熱変形または衝撃によって小球31が隙間から離
脱してしまう恐れがあり、信頼性に問題があることが本
願出願人の試作において判明した。
【0022】また、組立時にも微小な小球31は取扱い
に細心の注意が必要であり、作業効率が悪いという問題
があった。
【0023】また、クリック音は聞こえるものの、僅か
の凹部の段差で発生させる構造なので必然的に小さな音
であり、実用上は可及的により大きな音となることが望
ましいことは言うまでもない。
【0024】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、スイッチ付回転可変抵抗器の更なる信頼性の向上
と、スイッチ入/切の際により大きなクリック音を発生
させることを目指した新規なスイッチ機構を有するスイ
ッチ付回転可変抵抗器を提供するものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、 (1)抵抗体と導体が一方主面に同心円状に塗布印刷さ
れるとともに周辺部に配設された複数のターミナル端子
に電気的に接続され、さらに所定箇所に小孔が穿設され
た構造の樹脂基板と、前記樹脂基板の抵抗体ないし導体
に当接しつつ摺動する互いに絶縁された可変抵抗用とス
イッチ用の2個の摺動子を樹脂基板側の主面に配設する
とともに前記樹脂基板の一方主面に回動自在に中心を軸
着された円盤状のツマミと、前記樹脂基板の他方の主面
に当着されるとともに前記小孔の位置に相対する一部分
が樹脂基板方向に弾性変形する構造の金属板と、前記金
属板の弾性変形部分に前記樹脂基板の小孔を通して前記
ツマミの裏面に付勢されつつ当接する小球と、からな
り、且つ前記ツマミの回転停止位置における前記樹脂基
板の小孔の位置に相対するツマミ周辺部に2つの近接す
る凹部が設けられた構成であり、前記ツマミが回転停止
位置にまで回転もしくは回転停止位置から反対方向へ回
転されるに伴って前記樹脂基板の小孔を通して前記小球
が前記金属板によってツマミ裏面側へ付勢されつつ前記
2つの凹部に続けて2度押入される構成のスイッチ付回
転可変抵抗器において、前記小球に代えて前記金属板の
弾性変形部分に植設されるとともに前記樹脂基板の小孔
を通して前記ツマミの裏面に当接する略半球面状頭頂部
を備えた突起片を備え、前記突起片が前記金属板の弾性
変形部分によってツマミ裏面側へ付勢されつつ前記2つ
の凹部に続けて2度押入される構成を特徴とするスイッ
チ付回転可変抵抗器を提供する。
【0026】(2)また、上記(1)のスイッチ付回転
可変抵抗器における前記突起片が前記金属板の弾性変形
部分に遊びの可動範囲を持って緩やかに植設されている
ことを特徴とするスイッチ付回転可変抵抗器を提供す
る。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明に係るスイッチ付回転可変
抵抗器の実施の形態を図面を用いて詳述する。なお、前
述の図4〜図12に示されるスイッチ付回転可変抵抗器
30と同等の部材については同符号を用いることとす
る。
【0028】図1は本発明の請求項1に係るスイッチ付
回転可変抵抗器の構造を説明するための斜視図である。
図2は同スイッチ付回転可変抵抗器の側面図である。図
3はツマミと樹脂基板、突起片43、金属板の弾性変形
部分との関係を示す拡大断面図である。
【0029】図1の斜視図から明らかなように、スイッ
チ付回転可変抵抗器50の構造は前述のスイッチ付回転
可変抵抗器30と殆ど同じである。唯一相違点として、
小球に代えて前記金属板32の弾性変形部分32Aに植
設されるとともに前記樹脂基板21の小孔25を通して
前記ツマミ35の裏面に当接する略半球面状頭頂部43
Aを備えた突起片43(所謂ダボである)を裏側よりカ
シメることによって弾性変形部分32Aから離脱しない
ように植設した構成を特徴とし、前述のスイッチ付回転
可変抵抗器30の小球31と同様に、前記突起片43が
前記金属板32の弾性変形部分32Aによってツマミ裏
面側へ付勢されつつ2つの凹部37、38に続けて2度
押入される構成を特徴とする。
【0030】また、本発明の請求項2に係るスイッチ付
回転可変抵抗器では、上記構造に加えて、前記突起片4
3が前記金属板32の弾性変形部分32Aに遊びの可動
範囲を持って緩やかに植設されていることを特徴とす
る。なお、上記突起片43は例えば硬質の合成樹脂製や
金属製であり、その略半球面状頭頂部43Aは小球31
と同様のクリック音発生の作用効果を有する。
【0031】図3に示されるように、ツマミ35の裏面
の周辺部分に近接する2つの凹部37、38を設けたこ
とによって、前記金属板32の弾性変形部分32Aに植
設された略半球面状頭頂部43Aを備える突起片43が
樹脂基板21に配された小孔25を通して凹部37、3
8の段差を瞬間に越えることになり、その時クリック音
が発生する。このクリック音は右回転方向及び左回転方
向の双方、換言すればスイッチの入/切の際に共に発生
する。
【0032】また、前記突起片43は金属板の弾性変形
部分32Aに植設されているので、離脱することがなく
小球を使用したスイッチ付回転可変抵抗器30よりも信
頼性が格段に向上する。
【0033】さらに、加えて突起片43が多少の遊び
(完全に固定するのではなく、略半球面状頭頂部43A
が少し前後左右にぐらつく程度)の可動範囲を持って緩
やかに植設されている場合は、凹部37、38の段差を
一方へ押止抑圧された状態から解放されて瞬間的により
速く越えるので、完全に固定されている場合よりも大き
なクリック音が発生する。また必然的に小球31よりも
容積が大きくなるので段差越え時のクリック音も大きく
なるのである。この際、小球31の場合よりも確かなス
イッチ入/切の感触が得ることができる。
【0034】主要部材についてはスイッチ付回転可変抵
抗器30と同様である。即ち、ツマミ35は樹脂製であ
り、概ね直径14mm、周辺部の厚さが0.9mmで、
ツマミの外周は60乃至80山のギザギザが付いてい
る。ツマミの周辺部に設けられた凹部37、38は深さ
が0.3mm、長さ1〜2mm程度である。樹脂基板2
1は材質は従前と同様のガラスエポキシ樹脂やフェノー
ル樹脂等であり、抵抗体3A、導体4C、4A、4Bも
従前と同じである。寸法は概ね縦14mm、横11m
m、厚さ0.4mmである。尚、図3に示されるように
抵抗体3Aと導体4C、4A、4Bが同心円状に塗布印
刷され、抵抗体3Aと導体4Cは端部にて導体に接続さ
れ、導体4A、4Bはそのまま延出されて各々周辺部に
導出されている。金属板32は図4に示されるような平
面形状の厚さ0.3mm程度の多少の弾性を有する所謂
シールド板であり、周辺に配された突起41a・・によ
って樹脂基板21に装着される。この金属板32には前
記樹脂基板21の小孔25の位置に相対する一部分が腕
のように伸びていて自身の弾性によりバネ性が付与され
て樹脂基板方向に弾性変形する弾性変形部分32Aが延
設された構造である。この弾性変形部分32Aは多少樹
脂基板方向に曲げて小孔25内の突起片43を押圧する
ことが好ましいであろう。摺動子29A、29Bは厚さ
0.1mm程度の金属箔であり、接点となるブラシ先端
が適度な圧力で抵抗体ないし導体に接触するように折曲
形状にプレス抜きされており、ツマミ35の樹脂基板側
の主面33に嵌設固定されている(図4参照)。
【0035】尚、念のために付言すれば、上記スイッチ
付回転可変抵抗器50の全体の寸法、形状並びに各部材
の寸法、形状は種々の設計が想定されるものであり、上
記実施の形態に記載されたものに限定されないことは勿
論である。
【0036】以上詳述したように、本発明のスイッチ付
回転可変抵抗器はそのスイッチ機構が超薄型化/小型化
に即応し、特に信頼性が高く、組立も容易であり、確実
なスイッチの入/切の感触と大きなクリック音が得られ
るという誠に有用な発明であることは理解されよう。
【0037】
【発明の効果】本発明に係るスイッチ付回転可変抵抗器
は上記のように構成されているため、以下に記載するよ
うな効果を有する。
【0038】(1)クリック音がスイッチの入/切操作
の際に共に発生するのでスイッチ操作が確かな手応えと
ともにクリック音で確認できるという優れた効果を有す
る。
【0039】(2)クリック発生の機構が簡単で且つ信
頼性が高いという優れた効果を有する。
【0040】(3)部品点数の増加も少なく、組立が容
易であって低コストにできるという優れた効果を有す
る。
【0041】(4)特に請求項2に記載のスイッチ付回
転可変抵抗器は大きなクリック音を発生させることがで
きるので、スイッチの入/切の確認がより確実になると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスイッチ付回転可変抵抗器の構
造を説明するための分解斜視図である。
【図2】 本発明に係るスイッチ付回転可変抵抗器の側
面図である。
【図3】 本発明に係るスイッチ付回転可変抵抗器のツ
マミと樹脂基板、突起片、金属板の弾性変形部分との関
係を示す拡大断面図である。
【図4】 先の出願に係るスイッチ付回転可変抵抗器の
構造を説明するための分解斜視図である。
【図5】 上記スイッチ付回転可変抵抗器に使用するツ
マミの樹脂基板側の主面を表す平面図である。
【図6】 上記スイッチ付回転可変抵抗器に使用する樹
脂基板の平面図である(ターミナル端子は未装着)。
【図7】 上記スイッチ付回転可変抵抗器に使用する金
属板の平面図である。
【図8】 上記スイッチ付回転可変抵抗器の側面図であ
る。
【図9】 上記スイッチ付回転可変抵抗器のツマミと樹
脂基板、小球、金属板の弾性変形部分とのスイッチがオ
ン状態での関係を示す拡大断面図である。
【図10】 同オン状態での小球が楔形状の凹部に押入
した状態を示す拡大断面図である。
【図11】 同クリック音の発生する直前の状態を示す
拡大断面図である。
【図12】 同オフ状態での関係を示す拡大断面図であ
る。
【図13】 従来の超薄型の回転可変抵抗器の構造例を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1、21 樹脂基板 3、3A 抵抗体 4C、4A、4B 導体 8A・・、28A・・ ターミナル端子 9、29A、29B 摺動子 15、35 ツマミ 20 超薄型の回転可変抵抗器 25 小孔 30、50 スイッチ付回転可変抵抗器 31 小球 32 金属板 32A 弾性変形部分 37、38 凹部 37a 斜面 43 突起片 43A 略球面状頭頂部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 10/00 - 10/50 H01H 19/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗体と導体が一方主面に同心円状に塗
    布印刷されるとともに周辺部に配設された複数のターミ
    ナル端子に電気的に接続され、さらに所定箇所に小孔が
    穿設された構造の樹脂基板と、前記樹脂基板の抵抗体な
    いし導体に当接しつつ摺動する互いに絶縁された可変抵
    抗用とスイッチ用の2個の摺動子を樹脂基板側の主面に
    配設するとともに前記樹脂基板の一方主面に回動自在に
    中心を軸着された円盤状のツマミと、前記樹脂基板の他
    方の主面に当着されるとともに前記小孔の位置に相対す
    る一部分が樹脂基板方向に弾性変形する構造の金属板
    と、前記金属板の弾性変形部分に前記樹脂基板の小孔を
    通して前記ツマミの裏面に付勢されつつ当接する小球
    と、からなり、且つ前記ツマミの回転停止位置における
    前記樹脂基板の小孔の位置に相対するツマミ周辺部に2
    つの近接する凹部が設けられた構成であり、前記ツマミ
    が回転停止位置にまで回転もしくは回転停止位置から反
    対方向へ回転されるに伴って前記樹脂基板の小孔を通し
    て前記小球が前記金属板によってツマミ裏面側へ付勢さ
    れつつ前記2つの凹部に続けて2度押入される構成のス
    イッチ付回転可変抵抗器において、前記小球に代えて前
    記金属板の弾性変形部分に植設されるとともに前記樹脂
    基板の小孔を通して前記ツマミの裏面に当接する略半球
    面状頭頂部を備えた突起片を備え、前記突起片が前記金
    属板の弾性変形部分によってツマミ裏面側へ付勢されつ
    つ前記2つの凹部に続けて2度押入される構成を特徴と
    するスイッチ付回転可変抵抗器。
  2. 【請求項2】 前記突起片が前記金属板の弾性変形部分
    遊びの可動範囲を持って緩やかに植設されていることを
    特徴とする請求項1に記載のスイッチ付回転可変抵抗
    器。
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