JPH0991612A - ディスク装置及びサーボパルス発生方法 - Google Patents

ディスク装置及びサーボパルス発生方法

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JPH0991612A
JPH0991612A JP7240001A JP24000195A JPH0991612A JP H0991612 A JPH0991612 A JP H0991612A JP 7240001 A JP7240001 A JP 7240001A JP 24000195 A JP24000195 A JP 24000195A JP H0991612 A JPH0991612 A JP H0991612A
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JP
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servo
area
disk
pulse
data
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JP7240001A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Ichikawa
靖彦 市川
Yuu Kasebayashi
祐 加瀬林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポップコーンノイズ等、何らかの要因でサーボ
領域が検知できない場合でもサーボパルスが発生できる
ようにする。 【解決手段】ディスクの目的とする面のサーボ領域を対
応するヘッドを通して検知するステップS1と、このス
テップS1で目的面のサーボ領域が検知された場合には
(ステップS2)、そのサーボ領域検知に応じてサーボ
パルスを発生するステップS3と、ステップS1で目的
面のサーボ領域が検知されなかった場合には(ステップ
S2)、目的面とは反対の面のサーボ領域を対応するヘ
ッドを通して検知し(ステップS5)、そのサーボ領域
の検知により(ステップS6)サーボパルスを発生する
ステップS7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同心円状の多数の
トラックが両面に形成され、各トラックには、複数のサ
ーボ領域が各トラックに渡って放射状に設定されている
ディスクを備えたディスク装置及び同装置におけるサー
ボパルス発生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディスク装置に搭載される記録
媒体としてのディスクの両面には、同心円状の多数のト
ラックが形成されている。そして、各トラックには、デ
ィスクの中心から各トラックに渡って位置決め制御等に
用いられる(サーボ情報を持つ)複数のサーボ領域が放
射状に等間隔で記録されている。また、サーボ領域が属
するデータ領域(サーボセクタのデータ領域)には、例
えばID部とデータ部からなる複数のデータセクタが設
定される。このような様子を、1トラック(の一部)に
ついて図4(a)に示す。この図4(a)から明らかな
ように、データセクタによっては、サーボ領域により前
後にスプリット(分離)しているものもある(図の例で
は、データセクタ2)。また、各サーボセクタのデータ
領域内の先頭セクタの(該当するサーボ領域に対する)
位置は、各サーボセクタ毎に異なる。このため、ディス
ク装置の不揮発性メモリには、各サーボセクタ毎のデー
タセクタ数、該当サーボセクタ内のサーボ領域と先頭デ
ータセクタとのオフセット、データセクタ間隔等のパラ
メータが格納されている。
【0003】ここで、図4(a)に示すトラックのセク
タ2、即ちサーボ領域によりスプリットされているセク
タ2をライトする場合について、図4(b),(c)を
参照して説明する。
【0004】まず、ディスク装置では、その目的セクタ
2が存在するディスク面側のヘッドを通して各サーボ領
域(のサーボ情報)を検知し、そのサーボ領域検知に応
じて図4(b)に示すようにサーボパルスを発生する。
そして、このサーボパルスを基準として、該当するサー
ボセクタ内の各データセクタのID部を読み取る(サー
チ)ためのリードゲートを同図4(b)に示すようにセ
ットする。もし、目的セクタ2のID部をサーチして目
的セクタ2を認識すると、磁気ディスク装置では、同図
4(b)に示すようにライトゲートをセットして、目的
セクタ2に対するデータの書き込みを開始する。
【0005】目的セクタ2は上記したようにスプリット
している。このため磁気ディスク装置では、セクタ2に
所定数のデータを書き込んだ後、同図4(b)に示すよ
うにライトゲートをクリアする。そして磁気ディスク装
置では、目的セクタ2が存在するディスク面側のヘッド
を通して、当該セクタ2をスプリットしているサーボ領
域をサーチする。そして、このサーボ領域を認識して同
図4(b)に示すようにサーボパルスが発生すると、セ
クタ2の残りの領域に残りのデータを書き込むためにラ
イトゲートを再びセットする。このようにして、サーボ
領域によりスプリットされたセクタ2へのデータ書き込
みが行われる。
【0006】ところが、ライトゲートがクリアされる
と、主としてヘッド自体に起因して、ポップコーンノイ
ズと称されるノイズが発生することがある。このノイズ
の発生は、ライトゲートがクリアされて(ヘッドに流れ
る電流が遮断されて)も、ヘッドの磁化の状態が微視的
にみると元に戻らない部分(即ち磁化反転している部
分)が存在することにより起きる。このため、ある時間
を経過すれば、この部分も元の状態に戻る。
【0007】しかし、上記のようにサーボ領域によりス
プリットされているセクタへのライト時には、ライトゲ
ートをクリアした直後にサーボ領域をサーチしなければ
ならないことから、そのタイミングがポップコーンノイ
ズの発生タイミングと一致する。このため、サーボ領域
をサーチするときに、ポップコーンノイズによりサーボ
領域を認識できない場合があり得る。勿論、ポップコー
ンノイズ以外の要因でサーボ領域を認識できないことも
ある。
【0008】さて、ポップコーンノイズ等の要因でサー
ボ領域が認識できない場合には、図4(c)に示すよう
にサーボパルスが発生しないことから、ライトゲートは
セットできずセクタ2に対するライト動作はエラーとな
る。
【0009】従来、このようなエラーが発生した場合、
リトライを行って再度目的セクタ2をライトすることに
より対処していた。また、(ライトゲートのクリア直後
に)ポップコーンノイズが発生しても(サーボ領域のサ
ーチに)影響しないように、例えばセクタ2のスプリッ
ト前のデータ部(セクタ2の前半部)とサーボ領域の間
に特殊な領域(冗長領域)を設けるようにディスクフォ
ーマットを設計する方法もあった。
【0010】また、従来は、IDサーチ(リード)の場
合や、スプリットのセクタのデータリードの場合にも、
何らかの要因で直前のサーボ領域が検知できない場合に
は、リトライを行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来
は、ポップコーンノイズ等の何らかの要因でサーボ領域
(のサーボ情報)が検知できず、したがってサーボパル
スが発生しないでライトエラーとなった場合には、ライ
トのリトライを行っていた。しかし、ライトのリトライ
による対処では、パフォーマンスの低下は免れないとい
う問題があった。また、この対処の仕方では、ポップコ
ーンノイズを防止するという根本対策となっていないた
め、場合によっては、リトライで当該エラーを救えない
こともあった。
【0012】一方、データ領域とサーボ領域の間に更に
特殊な領域をとるという方法は、全体の容量を減らすと
いう欠点があった。その他、サーボ領域が検知できない
場合のリードのリトライについても、ライトのリトライ
と同様にパフォーマンスの低下を招いていた。
【0013】また、サーボパルスを疑似的に発生させる
方法もあるが、連続したサーボパルス抜け(即ち連続し
たサーボ領域検知失敗)には対応できず、位置決め精度
が不安定になる可能性があった。
【0014】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ポップコーンノイズ等、何らかの要因で
サーボ領域が検知できない場合でも、他方のディスク面
のサーボ領域の検知によりサーボパルスを発生すること
でエラーを防止でき、容量減少を招くようなデータ領域
とサーボ領域のギャップの拡大やパフォーマンス低下を
招くようなリトライ等の対策を不要とするディスク装置
およびサーボパルス発生方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクの目
的とする面のサーボ領域と、他方の面のサーボ領域と
を、それぞれ対応する面側のヘッドを通して検知するた
めのサーボ領域検知手段と、このサーボ領域検知手段に
より目的面のサーボ領域が検知された場合にはそのサー
ボ領域検知に応じてサーボパルスを発生し、目的面のサ
ーボ領域が検知されなかった場合には、他方の面のサー
ボ領域検知に応じてサーボパルスを発生するサーボパル
ス発生手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】ここで、サーボ領域検知手段によるサーボ
領域検知動作は、まずディスクの目的とする面のサーボ
領域を対応するヘッドを通して検知し、目的面のサーボ
領域が検知できなかった場合だけ、目的面とは反対の面
のサーボ領域を対応するヘッドを通して検知するという
ように段階的に行っても、両面のサーボ領域の検知を同
時に行っても構わない。
【0017】上記の構成において、ポップコーンノイズ
等の何らかの要因により、目的面のサーボ領域が目的面
側のヘッドを通して検知されなかった場合には、その反
対面側のヘッドを通して行われる反対面のサーボ領域の
検知に応じてサーボパルスが発生される。ここで、反対
面側のヘッドはその直前まではリード/ライト(特にラ
イト)に用いられていないことから、ポップコーンノイ
ズ等が発生する虞はなく、また目的面のサーボ領域自体
に要因があって検知できない場合に、反対面のサーボ領
域も検知できない確率は極めて少ない。
【0018】このため、目的面のサーボ領域は検知され
なくても、反対面のサーボ領域が検知される確率は極め
て高く、反対面のサーボ領域を対応するヘッドを通して
検知することで、確実にサーボパルスを発生することが
可能となり、ポップコーンノイズ等に起因するサーボ領
域検知失敗に伴うエラー発生を防止することができる。
【0019】なお、ディスクの両面では、対応するサー
ボ領域間の記録位置のずれや、両側のヘッドの位置ずれ
等により、対応するサーボ領域の検知タイミングにずれ
がないとは限らない。このため、例えばディスク装置の
製造段階で、ディスクの両面の検知タイミングのずれΔ
tを計測して、そのずれΔtを前記したパラメータと共
に不揮発性メモリに格納しておき、このΔtをもとにサ
ーボパルスの発生タイミングを補正するとよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係
る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0021】磁気ディスク装置に装着されたHDA10
は、記録媒体としてのディスク11と、このディスク1
1の一方の面(ディスク面)11aへのデータ書き込み
(データ記録)及び当該ディスク面11aからのデータ
読み出し(データ再生)に用いられるヘッド12aと、
ディスク11の他方の面(ディスク面)11bへのデー
タ書き込み(データ記録)及び当該ディスク面11bか
らのデータ読み出し(データ再生)に用いられるヘッド
12bと、ディスク11を高速回転するスピンドルモー
タ(SPM)13と、キャリッジ(ヘッド移動機構)1
4を駆動することでヘッド12a,12bをディスク1
1の半径方向に移動させるボイスコイルモータ(VC
M)15と、後述するヘッドIC18とを有している。
【0022】ディスク11の両面には同心円状の多数の
トラックが形成され、各トラックには、複数のサーボ領
域が各トラックに渡って中心から放射状に等間隔で記録
されている。サーボ領域間はデータ領域となっている。
そして、1つのサーボ領域とそれに続く1つのデータ領
域とで1つのサーボセクタが構成されている。各サーボ
セクタのデータ領域には、例えば図4(a)に示したよ
うにID部とデータ部からなる複数のデータセクタが設
定される。このデータセクタの中には、サーボ領域によ
って前後にスプリットされているものもある。
【0023】サーボ領域は、信号の振幅が安定するため
に一定の周波数のデータが記録されたAGC安定化領域
(振幅AGC領域)、イレーズとサーボセクタ番号を示
すサーボセクタデータが記録されたサーボセクタデータ
領域、シリンダ番号(シリンダアドレス)を示すシリン
ダデータが記録されたシリンダデータ領域及び位置情報
(シリンダデータの示すシリンダ内の位置誤差)を波形
の振幅で示すためのデータであるバースト信号(バース
トデータ)が記録されたバースト領域等、周知の領域を
有する。バースト信号は、トラック中心を基準として半
トラックずれた位置に記録された位相の異なる2つの位
置誤差信号を有する。また、サーボセクタデータ領域内
のサーボセクタデータ(サーボセクタ番号)の先頭に
は、データの始まりを示すと共にサーボパルス生成に用
いられる特定パターン(サーボセクタパターン)が付加
されている。
【0024】SPM(スピンドルモータ)13は、当該
SPM13に制御電流を流して当該SPM13を駆動す
るためのSPMドライバ16に接続され、VCM(ボイ
スコイルモータ)15は、当該VCM15に制御電流を
流して当該VCM15を駆動するためのVCMドライバ
17に接続されている。この制御電流の値(制御量)
は、CPU(マイクロプロセッサ)21の計算処理で決
定され、アナログ値で与えられる。
【0025】ヘッド12a,12bは例えばフレキシブ
ルプリント配線板(FPC)に実装されたヘッドIC1
8と接続されている。このヘッドIC18は、ヘッド1
2a,12bで読み取られたアナログ出力を増幅するヘ
ッドアンプ181を有する。
【0026】ヘッドIC18はリード/ライトIC19
と接続されている。このリード/ライトIC19は、ヘ
ッドIC18内のヘッドアンプ181で増幅されたアナ
ログ出力(ヘッド12a,12bのリード信号)を入力
し、データ再生動作に必要な信号処理、例えばアナログ
出力からNRZのデータに変換するための信号処理を行
う。リード/ライトIC19はまた、データ記録動作に
必要な信号処理、例えばHDC(ディスクコントロー
ラ)26から送られてきたNRZデータ(ライトデー
タ)を変調してディスク11に書き込むデータ(例えば
2−7、1−7変調データ)に変換するための信号処理
も行う。
【0027】リード/ライトIC19はまた、上記した
通常のユーザデータの記録再生処理と共に、ヘッド位置
決め制御等のサーボ処理に必要なサーボ領域の情報(サ
ーボ情報)の再生処理(ヘッド12a,12bからのリ
ード信号を対象とするパルスピーク検出によりデータパ
ルスを抽出する処理と、当該リード信号のピークをサン
プルホールドしてバースト信号を含むアナログ信号を出
力する処理)を実行する。
【0028】リード/ライトIC19はサーボ処理に必
要な信号処理を実行するサーボ処理回路20と接続され
ている。このサーボ処理回路20は、リード/ライトI
C19からのデータパルス(に含まれているサーボ情
報)からシリンダデータ(シリンダ番号)、サーボセク
タデータ(サーボセクタ番号)等を抽出復号するデコー
ド機能を有する。また、サーボ処理回路20は、リード
/ライトIC19からのデータパルス(に含まれている
サーボ情報)からサーボセクタパターンを検出してサー
ボパルス(サーボセクタパルス)を発生する機能も有す
る。
【0029】CPU21は、例えばワンチップのマイク
ロプロセッサである。このCPU21は、サーボ処理回
路20と共にヘッド位置決め制御を実行するサーボ処理
システム(ヘッド位置決め制御機構)を構成しており、
サーボ処理回路20で抽出されたシリンダデータを当該
サーボ処理回路20から読み取り、リード/ライトIC
19からバースト信号のピークホールド信号を読み、現
在位置を計算する。CPU21は、ヘッド位置決め制御
以外に、サーボ処理回路20で抽出されたサーボセクタ
データ等を用いてHDC26を制御することによるリー
ド/ライトデータの転送制御も行う。CPU21は更
に、ディスク11の目的ディスク面でサーボ領域が検知
できなかった場合に、サーボ処理回路20を通して目的
面側のヘッドから反対面側のヘッドに切り替えて反対面
側のサーボ領域の検知処理を行わせる制御も行う。
【0030】CPU21には、サーボ処理により得られ
る制御量、即ちSPMドライバ16によりSPM13に
流すべき電流の値を表すデータをアナログデータに変換
して当該SPMドライバ16に出力するD/Aコンバー
タ22と、VCMドライバ17によりVCM15に流す
べき電流の値を表すデータをアナログデータに変換して
当該VCMドライバ17に出力するD/Aコンバータ2
3とが接続されている。
【0031】CPU21にはまた、ROM等の不揮発性
メモリ25が接続されている。この不揮発性メモリ25
には、CPU21の制御プログラムの他、各サーボセク
タ毎のデータセクタ数、該当サーボセクタ内のサーボ領
域と先頭データセクタとのオフセット、データセクタ間
隔等のパラメータ(のテーブル)が予め格納されてい
る。また、不揮発性メモリ25には、ディスク11の両
面の同一サーボセクタ番号のサーボセクタ(のサーボ領
域)間の(ディスク11の定常回転時における)検知タ
イミングのずれ(オフセット)Δtが予め格納されるオ
フセット設定領域251が確保されている。このオフセ
ットΔtの値は、例えばディスク面11a側のサーボ領
域の検知タイミングを基準とした場合のディスク面11
b側の対応サーボ領域の検知タイミングのずれを符号付
き(ここでは、時間的に進んでいる場合には負、遅れて
いる場合には正)で示すもので、ディスク装置の製造段
階で計測されたものである。
【0032】なお、ディスク11がCDR(Constant D
ensity Recording)方式(のフォーマット)を適用する
場合には、即ちディスク11上が複数のゾーンに分割さ
れ、各ゾーン毎に構成データセクタ数が異なるCDR方
式を適用する場合には、上記のパラメータは、各ゾーン
別に、各サーボセクタ毎に格納される。
【0033】ディスクコントローラ(HDC)26はホ
スト装置と磁気ディスク装置とのインタフェースをな
し、主としてリード/ライトデータの転送を司る。また
HDC26は、サーボ処理回路20によって発生される
サーボパルスを基準として各データセクタのID部やデ
ータ部をリードするためのリードゲート(信号)や、デ
ータ部をライトするためのライトゲート(信号)を不揮
発性メモリ25に格納されている上記パラメータに従っ
て発生する。
【0034】次に、本実施形態における動作を図2のフ
ローチャートを参照して説明する。今、ヘッド12bが
位置しているディスク面11b側の図3(b)に示すよ
うなあるトラックへのシーク(位置決め)動作が終了
し、当該トラックのデータセクタ2にデータをライトす
るものとする。
【0035】この場合、CPU21は、目的データセク
タ2のデータセクタ番号と、当該データセクタ2が属す
るサーボセクタのサーボセクタ番号をHDC26内にセ
ットする。そしてCPU21は、ディスク面(目的ディ
スク面)11b側のヘッド12bを用いたサーボ情報の
読み取りをサーボ処理回路20を通して行わせる(ステ
ップS1)。
【0036】すると、ヘッド12bにより、ディスク面
11bの図3(b)に示したトラックの記録情報が読み
取られる。ヘッド12bによりディスク面11bから読
み取られたアナログ出力はヘッドIC18で増幅されて
リード/ライトIC19に供給される。
【0037】リード/ライトIC19内では、ヘッドI
C18で増幅されたアナログ出力(ヘッド12bからの
リード信号)から、パルスピーク検出によりデータパル
スを抽出する。また、リード/ライトIC19内では、
ヘッドIC18で増幅されたアナログ出力のピークをサ
ンプルホールドすることで、(位置情報である)バース
ト信号を含むアナログ信号を出力する。このバースト信
号を含むアナログ信号はCPU21に送られ、ヘッドの
トラック中心に対する位置誤差がゼロになるように制御
するのに用いられる(シーク動作の場合)。この制御に
ついては、本発明に直接関係しないため説明を省略す
る。
【0038】さて、リード/ライトIC19により抽出
されたデータパルスはサーボ処理回路20に送られる。
サーボ処理回路20は、このデータパルスを入力して、
当該データパルスからサーボ領域(のサーボ情報)に含
まれているサーボセクタパターンを検出する。また、サ
ーボ処理回路20は、当該データパルスをデコードし
て、サーボセクタパターンに後続するサーボセクタデー
タ(サーボセクタ番号)等を抽出復号する。そしてサー
ボ処理回路20は、復号したサーボセクタデータ等のエ
ラーチェック(サーボ情報の復号誤りのチェック)を行
う。
【0039】もし、サーボセクタパターンが検出でき、
且つサーボ情報の復号誤りがなかったならば、即ちサー
ボ領域が正常に検知できたならば(ステップS2)、サ
ーボ処理回路20はサーボパルスを発生するための次の
ように処理を行う(ステップS3)。
【0040】まずサーボ処理回路20は、設定されたタ
イマ値をカウントすることによりサーボパルスを発生す
るタイマ回路(図示せず)を有している。通常、このタ
イマ値にはサーボセクタ間の時間間隔(サーボ領域間の
時間間隔)T(実際には、検知時間の遅れ分を差し引い
た値)が用いられる。サーボ処理回路20は、サーボ領
域が正常に検知される毎にタイマ回路を起動して、次の
サーボ領域に対応するサーボパルスを発生させる。
【0041】この場合、HDC26においては、[従来
の技術]の欄で図4を参照して述べたように、当該サー
ボパルスを基準にして、該当するサーボセクタ内の各デ
ータセクタのID部を読み取るためのリードゲートをセ
ットしたりすることができる。また、正常に検知できた
サーボ情報が、目的データセクタ2をスプリットしてい
るサーボ領域の1つ前のサーボ領域のサーボ情報である
ならば、その検知タイミングよりほぼ時間T後に発生さ
れる当該サーボパルスを基準にして、目的データセクタ
2のスプリット後のデータ部(データセクタ2の後半
部)にライトするためのライトゲートをセットしたりす
ることもできる。
【0042】これに対し、エラーがあったならば、例え
ば目的データセクタ2のスプリット前のデータ部へのラ
イトが終わってライトゲートをクリアしたことに起因し
て、図2(d)に示すようにポップコーンノイズが発生
した結果、目的データセクタ2をスプリットしているサ
ーボ領域の情報が正常に検知できずにエラーとなったな
らば(ステップS2)、サーボ処理回路20はタイマ回
路の再起動を控えてCPU21にエラーを通知する。
【0043】CPU21はサーボ処理回路20からエラ
ー通知を受けると、使用するヘッドを目的ディスク面1
1b側のヘッド12bからそれとは反対のディスク面1
1a側のヘッド12aにサーボ処理回路20を通して切
り替えさせ(ステップS4)、その目的ディスク面11
bとは反対側のヘッド12aを用いたサーボ情報の読み
取りを行わせる(ステップS5)。
【0044】すると、ヘッド12aにより、ディスク面
11aの図3(a)に示したトラックの記録情報が読み
取られる。ヘッド12aにより読み取られたアナログ出
力はヘッドIC18を介してリード/ライトIC19に
供給される。リード/ライトIC19では、ヘッド12
aにより読み取られたアナログ出力からデータパルスを
抽出し、サーボ処理回路20では、このデータパルスか
らサーボセクタパターンを含むサーボ情報を抽出する。
そしてサーボ処理回路20では、サーボセクタパターン
を含むサーボ情報のエラーチェックが行われる。
【0045】ここで、目的ディスク面11bとは反対側
のヘッド12aは、ステップS4でのヘッド切り替え時
まではリード/ライト(特にライト)に用いられていな
いことから、ポップコーンノイズ等が発生する虞はな
い。また目的ディスク面11b側のサーボ領域自体に要
因があって正常に検知できなかった場合でも、反対のデ
ィスク面11a側のサーボ領域が同時に検知できない確
率は極めて少ない。
【0046】さて、目的ディスク面11bとは反対のデ
ィスク面11a側のヘッド12aを用いたサーボ情報の
読み取りの結果、当該情報が正常に検知できた場合には
(ステップS6)、サーボ処理回路20はこのディスク
面11aのサーボ領域の検知タイミングをもとに、目的
ディスク面11bのサーボ領域に対応したサーボパルス
を発生するための処理をタイマ回路を用いて行う(ステ
ップS7)。
【0047】即ちサーボ処理回路20は、不揮発性メモ
リ25のオフセット設定領域251に設定されているΔ
t、即ちディスク面11a側とディスク面11b側の同
一サーボセクタ番号のサーボセクタ(のサーボ領域)間
の(ディスク11の定常回転時における)検知タイミン
グのずれ(オフセット)Δtを上記のタイマ値Tに加え
たT+Δtを新たなタイマ値としてタイマ回路に設定
し、当該タイマ回路を起動する。
【0048】これにより、正常に検知されるディスク面
11aのサーボ領域を基準としながら、目的ディスク面
11bのサーボ領域のタイミングに一致したサーボパル
スが発生される。この結果、HDC26では、目的デー
タセクタ2のスプリット後のデータ部(データセクタ2
の後半部)にライトするためのライトゲートをセットし
たりすることもできる。
【0049】なお、ディスク面11bのサーボ領域の検
知タイミングをもとに、ディスク面11aのサーボ領域
に対応したサーボパルスを発生する際には、T−Δtを
新たなタイマ値としてタイマ回路に設定すればよい。
【0050】以上の実施形態では、ディスクの目的とす
る面のサーボ領域を対応するヘッドを通して検知し、目
的面のサーボ領域が検知できなかった場合だけ、目的面
とは反対の面のサーボ領域を対応するヘッドを通して検
知する場合について説明したが、これに限るものではな
い。例えば、両面のサーボ領域の検知を同時に行い、両
方のサーボ領域が正常に検知された場合には、目的面の
サーボサーボ領域の検知によりサーボパルスを発生し、
目的面のサーボ領域の検知に失敗した場合には、反対面
の他方のサーボ領域の検知に応じてサーボパルスを発生
するようにしても構わない。また、サーボパルスの発生
機能を例えばHDC26に持たせてもよい。
【0051】また、以上の実施形態では、磁気ディスク
装置について説明したが、本発明は、光磁気ディスク装
置など、複数のサーボ領域が各トラックに渡って放射状
に記録されているディスクを備えたディスク装置一般に
適用可能である。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ポ
ップコーンノイズ等、何らかの要因でサーボ領域が検知
できない場合でも、目的ディスク面とは逆のディスク面
側のヘッドを通して当該逆のディスク面側のサーボ領域
が検知されることにより、サーボパルスを発生するよう
にしているため、エラーを防止でき、容量減少を招くよ
うなデータ領域とサーボ領域のギャップの拡大やパフォ
ーマンス低下を招くようなリトライ等の対策を不要とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】同実施形態において、目的ディスク面側のヘッ
ド12bを通してサーボ領域が正常に検知できなかった
場合に、他方のディスク面側のヘッド12aを通してサ
ーボ領域を検知することで目的ディスク面のサーボ領域
に対応したサーボパルスが発生される様子を示す図。
【図4】目的ディスク面側のヘッド12bを通してサー
ボ領域が正常に検知できた場合と検知できなかった場合
の相違を説明するための図。
【符号の説明】
11…ディスク、 12a,12b…ヘッド、 18…ヘッドIC、 19…リード/ライトIC、 20…サーボ処理回路、 21…CPU、 25…不揮発性メモリ、 26…HDC(ハードディスクコントローラ)、 251…オフセット設定領域。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状の多数のトラックが両面に形成
    され、各トラックには、複数のサーボ領域が各トラック
    に渡って放射状に設定されているディスクと、このディ
    スクのリード/ライトを行うための、当該ディスクの両
    面に設けられた一対のヘッドとを備えたディスク装置に
    おいて、 前記ディスクの目的とする面のサーボ領域と、他方の面
    のサーボ領域とを、それぞれ対応する前記ヘッドを通し
    て検知するためのサーボ領域検知手段と、 このサーボ領域検知手段により前記目的面のサーボ領域
    が検知された場合にはそのサーボ領域検知に応じて前記
    サーボパルスを発生し、前記目的面のサーボ領域が検知
    されなかった場合には、他方の面のサーボ領域検知に応
    じて前記サーボパルスを発生するサーボパルス発生手段
    とを具備し、 前記サーボパルス発生手段により発生されたサーボパル
    スに応じてリード/ライトのタイミングを決定すること
    を特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 同心円状の多数のトラックが両面に形成
    され、各トラックには、複数のサーボ領域が各トラック
    に渡って放射状に設定されているディスクと、このディ
    スクのリード/ライトを行うための、当該ディスクの両
    面に設けられた一対のヘッドとを備えたディスク装置に
    おけるサーボパルス発生方法であって、 前記ディスクの目的とする面のサーボ領域を対応する前
    記ヘッドを通して検知する第1の段階と、 この第1の段階で前記目的面のサーボ領域が検知された
    場合にはそのサーボ領域検知に応じて前記サーボパルス
    を発生する第2の段階と、 前記第1の段階で前記目的面のサーボ領域が検知されな
    かった場合には、前記目的面とは反対の面のサーボ領域
    を対応する前記ヘッドを通して検知し、そのサーボ領域
    の検知により前記サーボパルスを発生する第3の段階と
    を具備し、 前記第2の段階または前記第3の段階で発生されたサー
    ボパルスに応じてリード/ライトのタイミングを決定す
    るようにしたことを特徴とするサーボパルス発生方法。
  3. 【請求項3】 同心円状の多数のトラックが両面に形成
    され、各トラックには、複数のサーボ領域が各トラック
    に渡って放射状に設定されているディスクと、このディ
    スクのリード/ライトを行うための、当該ディスクの両
    面に設けられた一対のヘッドとを備えたディスク装置に
    おけるサーボパルス発生方法であって、 前記ディスクの目的とする面のサーボ領域と、他方の面
    のサーボ領域とを、それぞれ対応する前記ヘッドを通し
    て同時に検知する第1の段階と、 この第1の段階で前記目的面のサーボ領域が検知された
    場合にはそのサーボ領域検知に応じて前記サーボパルス
    を発生し、前記目的面のサーボ領域が検知されなかった
    場合には、他方の面のサーボ領域検知に応じて前記サー
    ボパルスを発生する第2の段階とを具備し、 前記第2の段階で発生されたサーボパルスに応じてリー
    ド/ライトのタイミングを決定するようにしたことを特
    徴とするサーボパルス発生方法。
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