JPH0990609A - レジストパターンの形成方法および成形品の形成方法 - Google Patents

レジストパターンの形成方法および成形品の形成方法

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JPH0990609A
JPH0990609A JP7244898A JP24489895A JPH0990609A JP H0990609 A JPH0990609 A JP H0990609A JP 7244898 A JP7244898 A JP 7244898A JP 24489895 A JP24489895 A JP 24489895A JP H0990609 A JPH0990609 A JP H0990609A
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ray
forming
alkali
resist
acid
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JP7244898A
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English (en)
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Masaki Esashi
正喜 江刺
Satoru Watanabe
知 渡辺
Kimiyasu Sano
公康 佐野
Hideki Chiba
秀貴 千葉
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明のX線リソグラフィは、アルカリ現像
性、厚膜解像性、剥離性、メッキ液のぬれ性、耐メッキ
液性等の耐薬品性、密着性等に優れ、特にマイクロマシ
ンの形成に好適に用いることができる。 【解決手段】 アルカリ可溶性樹脂および多価(メタ)
アクリレートを含有するX線レジストを塗布し、塗膜を
形成し、パターンを有するマスクを介してX線を照射
し、アルカリ現像液で現像することを特徴とするX線リ
ソグラフィによるレジストパターンの形成方法を提供す
るものである。また、X線リソグラフィによるレジスト
パターンの形成、メッキによる金属層の形成、レジスト
パターン剥離による金属鋳型の形成、金属鋳型を用いた
射出成形による成形品の形成の工程によって成形品を形
成する成形品の形成方法を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、X線リソグラフ
ィによるレジストパターンの形成に関し、さらに詳細に
は、アルカリ可溶性樹脂および多価(メタ)アクリレー
トを含有するX線レジストを用いたX線リソグラフィに
よるレジストパターンの形成に関する。
【0002】また、アルカリ可溶性樹脂および多価(メ
タ)アクリレートを含有するX線レジストを用いたX線
リソグラフィ、メッキによる金属層の形成、レジストパ
ターン剥離による金属鋳型の形成および前記金属鋳型を
用いた射出成形による成形品の形成の工程によって成形
品を形成する方法に関する。さらに詳しくは、X線レジ
ストを用いたX線リソグラフィにより、厚さが数十〜数
百μmのマイクロ構造体を形成し、次いでメッキ操作を
伴う工程を含む成形品の形成方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、X線リソグラフィにおけるX線レ
ジストとして、X線の照射部分の樹脂が化学変化し、現
像液に対する親和性が増大し、現像によってX線照射部
分が除去されるポジ型のX線レジストを用いたX線リソ
グラフィが主流である。この様なポジ型のX線レジスト
としては、例えば、PMMA(ポリメチルメタクリレー
ト)、MMA(メチルメタクリレート)、重合開始剤、
架橋剤を含むPMMA系レジスト組成物が知られてい
る。
【0004】前記PMMA系レジスト組成物から形成さ
れるレジストパターンは、解像度に優れ、得られるパタ
ーン形状の精度が高いという特徴を有するが、PMMA
系レジスト組成物を用いたX線リソグラフィは、 煩雑な方法で、PMMAの熱硬化物の塗膜を形成しな
ければ成らず、 X線照射(以下、「X線露光」という。)における必
要照射量が大きく、 その現像に長時間を要する という欠点があった。
【0005】例えば「高分子」43巻564頁(199
4年)、「LIGAプロセス」には、前記PMMA系レ
ジスト組成物を用いたレジストパターンの形成は、具体
的に、前記PMMA系レジスト組成物を基板上に流延
し、次いで、カバーガラス板で押さえたまま加熱し、重
合硬化させ、さらに重合による内部緊張を除去するため
に110℃で1時間加熱した後、15℃/時間の速度で
冷却を行い、カバーガラス板を取り除き、所定の厚さに
研磨し切断し、フィルム状の硬化塗膜を得、続いて硬化
塗膜にX線を照射し現像することで、レジストパターン
が形成されることが記載されている。しかし、X線の照
射量は少なくとも4000J/cm2 必要であり、さら
に現像は、現像液温度35℃で、400〜600分も要
する。
【0006】また、前記X線リソグラフィの用途として
は、マイクロマシンの形成がある。ここで、マイクロマ
シンとは、主にμm単位の大きさで構成される機械要素
であり、微細な作業あるいは狭い空間内での作業を可能
とする高度な機能を有した微細な機械や機器の総称であ
る。これらはサイズが微少であることから、医療・バイ
オ分野や工業分野における微細作業、狭所作業への利用
をはじめとして、新たなマイクロサイズの環境を創り出
すこと等様々な応用が期待されている。
【0007】このようなマイクロマシンを作成する方法
としては、X線レジストを加工物表面に塗布し、X線リ
ソグラフィ技術によって塗膜をパターニングし、これを
マスクとして化学エッチング、電解エッチング又は電気
メッキを主体とするエレクトロフォーミング技術の単
独、あるいは組み合わせにより各種精密部品を製造する
技術を利用したLIGAプロセスがある。
【0008】ここで「LIGA」とは、ドイツ語でLi
thographie(リソグラフィー)、Galva
noformung(電着成形)、Abformung
(成形)の略で、1980年頃にドイツで開発された技
術を称するものである。
【0009】このLIGAプロセスによるマイクロマシ
ン製造は、例えば (i)導電性の基板上に、アクリル樹脂(PMMA)を
主成分とするX線レジストからなる、厚さが数十〜数百
μmのX線感応性レジスト塗膜を形成し、次いで金等の
重金属からなるX線の吸収体でパターンが形成されたマ
スクを介し、シンクロトロン放射のX線(以下、「SO
R光」という。)をX線感応性レジスト塗膜に照射、露
光し、現像して、パターンを有するX線感応性レジスト
塗膜の構造体を形成する工程、(前記、「Lithog
raphie(リソグラフィー)」の工程) (ii)次に、全体をメッキ液に浸し、前記パターンを有
するX線感応性レジスト塗膜の構造体が基板上にない領
域上に、電気メッキでニッケル、銅、金等を堆積し、電
着層を形成し、前記パターンを有するX線感応性レジス
ト塗膜の構造体を剥離操作によって基板上から除去する
ことにより、基板と前記電着層からなるパターンを有す
る鋳型基板を製造する工程、(前記、「Galvano
formung(電着成形)」の工程) (iii )続いて、前記鋳型基板を射出成形の鋳型として
用い、射出成形によりプラスチックからなる成形品を製
造する工程、(前記、「Abformung(成形)」
の工程) からなる工程を行う製造法がある。
【0010】前記マイクロマシン製造法により、1回の
フォトリソグラフィにより形成された金属の鋳型から複
数個のマイクロマシン製品を作製することが可能とな
る。
【0011】しかしながら、前記、成形品形成のフォト
リソグラフィ工程において、X線レジストとしてPMM
A系レジスト組成物を用いる場合、レジスト特性が良好
であるが、均一な塗膜形成が困難であり、X線照射量に
対する低感度、現像の煩雑さ、および低いスループット
が問題であった。
【0012】そこで、均一で所望の膜厚の塗膜を形成す
るのに適している回転塗布法で数百μm塗布でき、より
低照射量でパターン形成が可能(高感度)であり、なお
かつ、短時間で現像処理が可能なX線レジストの開発が
待たれている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、所望
の、例えば数百μmの膜厚の塗膜を均一に形成すること
ができ、より少ないX線の照射量でパターン形成が可能
(高感度)であり、なおかつ、短時間で現像処理が可能
なX線リソグラフィを用いたレジストパターンの形成方
法を提供するものである。
【0014】本発明の他の目的は、アルカリ現像性、厚
膜解像性、残膜率、剥離性、メッキ液のぬれ性、耐メッ
キ液性等の耐薬品性、密着性等に優れ、特にマイクロマ
シンの形成に好適に用いることができる、X線リソグラ
フィを用いたレジストパターンの形成方法および成形品
の形成方法を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、アル
カリ可溶性樹脂および多価(メタ)アクリレートを含有
するX線レジストを塗布し、塗膜を形成し、パターンを
有するマスクを介してX線を照射し、アルカリ現像液で
現像することを特徴とするX線リソグラフィによるレジ
ストパターンの形成方法を提供するものである。
【0016】第2に、本発明は、(i)X線リソグラフ
ィによるレジストパターンの形成、(ii)メッキによる
金属層の形成、(iii )レジストパターン剥離による金
属鋳型の形成、(iv)前記、金属鋳型を用いた射出成形
による成形品の形成の工程によって成形品を形成する方
法において、アルカリ可溶性樹脂および多価(メタ)ア
クリレートを含有するX線レジストを用いることを特徴
とする成形品の形成方法を提供するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0018】(1)X線レジスト 本発明のX線リソグラフィに使用されるX線レジスト
は、アルカリ可溶性樹脂および多価(メタ)アクリレー
ト並びに必要に応じて各種添加剤および溶媒を含有す
る。
【0019】アルカリ可溶性樹脂 前記アルカリ可溶性樹脂は、例えばアルカリ可溶性を樹
脂に付与する置換基を有するモノマーとその他のモノマ
ーを共重合することによって得られる共重合体を例示す
ることができる。この様な共重合体は、特に、前記アル
カリ可溶性を樹脂に付与する置換基を有するラジカル重
合性モノマー(以下、「モノマー(a)」という。)と
アルキル基を有するラジカル重合性モノマー(以下、
「モノマー(b)という。)および必要に応じて他のラ
ジカル重合性モノマー(以下、「モノマー(c)」とい
う。)とを、溶媒中でラジカル共重合することにより得
ることができる。
【0020】前記アルカリ可溶性を樹脂に付与する置換
基としては、例えば水酸基、カルボキシル基、スルホン
酸基等を挙げることができ、特にカルボキシル基が好ま
しい。
【0021】前記モノマー(a)としては、例えばアク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸
類;マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン
酸、イタコン酸等のジカルボン酸類;2−サクシノロイ
ルエチル(メタ)アクリレート、2−マレイノロイルエ
チル(メタ)アクリレート、2−フタロイルエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヘキサヒドロフタロイルエチル
(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸誘導体類
等を挙げることができる。
【0022】これらのモノマーは、アルカリ可溶性樹脂
のアルカリ可溶性の程度を制御する目的で、単独でもし
くは2種以上組み合わせて使用できる。特にメタクリル
酸および2−ヘキサヒドロフタロイルエチルメタアクリ
レートが好ましく、メタクリル酸と2−ヘキサヒドロフ
タロイルエチルメタアクリレートの併用が好ましい。
【0023】アルカリ可溶性樹脂中に占めるモノマー
(a)から生じる繰り返し単位の割合は、10〜50重
量%であり、好ましくは20〜40重量%である。後述
する本発明のアルカリ現像条件での使用時に、モノマー
(a)から生じる繰り返し単位の割合が少なくとも10
重量%以上であれば、アルカリ現像後に膜残りを生じる
ことはなく、十分な解像度が得られ、また、多くとも5
0重量%以下であれば、現像時の膜減りが少なく、良好
なパターンが得られる。
【0024】前記モノマー(b)はアルキル基を有する
ラジカル重合性モノマーであり、特に環状アルキル基を
有しかつカルボキシル基を有しないラジカル重合性モノ
マーが好ましい。この様なモノマー(b)としては、例
えばシクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−メチル
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタ
ニルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)ア
クリレート等を挙げることができる。これらのモノマー
は、アルカリ可溶性樹脂のアルカリ可溶性の程度を制御
する目的で、単独でもしくは2種以上組み合わせて使用
できる。特に、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレー
トが好ましい。
【0025】アルカリ可溶性樹脂中に占めるモノマー
(b)から生じる繰り返し単位の割合は、20〜60重
量%であり、好ましくは30〜50重量%である。モノ
マー(b)から生じる繰り返し単位が少なくとも20重
量%以上であると、充分な共重合体の分子量が得られ、
X線感応性レジストの塗布膜厚が50μm以上の塗膜形
成が容易であり、多くとも60重量%以下であれば、得
られる共重合体の溶媒に対する溶解性が良好であり、X
線感応性レジストの塗布性が良好である。
【0026】前記必要に応じて共重合されるモノマー
(c)は、モノマー(a)又はモノマー(b)以外のラ
ジカル重合性の化合物であり、共重合体の機械的特性を
適度にコントロールする目的で使用される。モノマー
(c)としては、例えば(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル類、(メタ)アクリル酸アリールエステル類、ジ
カルボン酸ジエステル類、芳香族ビニル類、共役ジオレ
フィン類、ニトリル基含有重合性化合物、塩素含有重合
性化合物、アミド結合含有重合性化合物、脂肪酸ビニル
類等を挙げることができる。具体的には、例えばメチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリ
レート、t−ブチル(メタ)アクリレート、イソプロピ
ル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル;フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸アリール
エステル;マレイン酸ジエチル、フマル酸ジエチル、イ
タコン酸ジエチル等のジカルボン酸ジエステル;スチレ
ン、α−メチルスチレン、m−メチルステレン、p−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、p−メトキシスチレン
等の芳香族ビニル類;1,3−ブタジエン、イソプレ
ン、1、4ージメチルブタジエン等の共役ジオレフィン
類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリ
ル基含有重合性化合物、塩化ビニル、塩化ビニリデン等
の塩素含有重合性化合物;アクリルアミド、メタクリル
アミド等のアミド結合含有重合性化合物;酢酸ビニル等
の脂肪酸ビニル類を挙げることができる。
【0027】これらの化合物は単独で又は2種以上組み
合わせて用いることができ、特に、スチレン、1,3−
ブタジエンが好ましい。
【0028】アルカリ可溶性樹脂中に占めるモノマー
(c)から生じる繰り返し単位の割合は、0〜40重量
%であり、好ましくは5〜35重量%である。モノマー
(c)から生じる繰り返し単位が、多くとも40重量%
以下であれば、得られるX線感応性レジストの塗膜の強
度が良好である。
【0029】アルカリ可溶性樹脂の重合溶媒としては、
例えばメタノール、エタノール、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、プロピレングリコール等のアル
コール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エ
ーテル類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエ
チルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエー
テル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコー
ルのアルキルエーテル類;エチレングリコールエチルエ
ーテルアセテート、ジエチレングリコールエチルエーテ
ルエーテルアセテート、プロピレングリコールエチルエ
ーテルアセテート等の多価アルコールのアルキルエーテ
ルアセテート類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン、4−ヒドロキシ−4−メ
チル−2−ペンタノン、ジアセトンアルコール等のケト
ン類;酢酸エチル、酢酸ブチル、2−ヒドロキシプロピ
オン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン
酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エ
チル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2
−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、3−メトキ
シプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチ
ル、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプ
ロピオン酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステ
ル類を挙げることができる。
【0030】これらのうち、環状エーテル類、多価アル
コールのアルキルエーテル類、多価アルコールのアルキ
ルエーテルアセテート類、ケトン類、エステル類が好ま
しい。
【0031】また、アルカリ可溶性樹脂の重合触媒とし
ては、通常のラジカル重合開始剤が使用でき、例えば
2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−ア
ゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,
2′−アゾビス−(4−メトキシ−2−ジメチルバレロ
ニトリル)等のアゾ化合物;ベンゾイルペルオキシド、
ラウロイルペルオキシド、t−ブチルペルオキシピバレ
ート、1,1′−ビス−(t−ブチルペルオキシ)シク
ロヘキサン等の有機過酸化物および過酸化水素等を挙げ
ることができる。
【0032】有機過酸化物をラジカル重合開始剤に使用
する場合、還元剤を組み合わせてレドックス型の開始剤
としても良い。多価(メタ)アクリレート 本発明における多価(メタ)アクリレートとは、X線の
照射によって重合又は架橋し得る多官能性の化合物であ
り、少なくとも2個のエチレン性不飽和二重結合を有す
るアクリレート化合物およびメタアクリレート化合物
(以下、「多価(メタ)アクリレート」という。)を挙
げることができる。
【0033】前記多価(メタ)アクリレートとしては、
例えば2個のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物
であるビス(メタ)アクリル酸エステル化合物、3個の
エチレン性不飽和二重結合を有する化合物であるトリス
(メタ)アクリル酸エステル化合物、4個以上のエチレ
ン性不飽和二重結合を有する化合物である多価(メタ)
アクリル酸エステル化合物等を挙げることができる。
【0034】具体的には、例えば、アロニックスM−2
10、同M−240、同M−245、同M−6100、
同M−6200、同M−6250、同M−6300、同
M−6400、同M−6500、同M−309、同M−
310、同M−400、同M−7100、同M−803
0、同M−8060、同M−8100、同M−9050
(東亜合成化学工業(株)製);KAYARAD R−
551、同R−712、同HDDA、同NPGDA、同
TPDGA、同PEG400DA、同MANDA、同H
X−220、同HX−620、同TMPTA、同DPC
A−20、同DPCA−30、同DPCA−60、同D
PCA−120(日本化薬(株)製);R−604(日
本化薬(株)製);V260、V312、V335H
P、V−295、V−300、V−360、V−GP
T、V−3PA、V−400(大阪有機化学工業(株)
製)等を挙げることができる。
【0035】これら多価(メタ)アクリレートのうち、
アロニックスM−7100、M−8030、M−806
0、M−8100、M−9050が好ましく、特にアロ
ニックスM−8060が好ましい。
【0036】前記多価(メタ)アクリレートは単独で又
は2種以上用いてもよく、アルカリ可溶性樹脂に対する
使用割合は、アルカリ可溶性樹脂100重量部に対して
多価(メタ)アクリレートが30〜150重量部、好ま
しくは40〜100重量部である。多価(メタ)アクリ
レートの使用割合が、少なくとも30重量部以上である
と、X線照射に対する充分な感度を有し、一方、多くと
も150重量部以下であれば、アルカリ可溶性樹脂殿相
溶性性が良く、塗膜形成後の塗膜表面に膜荒れを生じる
ことはない。
【0037】さらに必要に応じて、1個のエチレン性不
飽和二重結合を有する化合物を前記多価(メタ)アクリ
レートの一部を置き換えて使用することができる。この
様な1個のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物と
しては、例えば前記モノマー(a)、モノマー(b)お
よびモノマー(c)を例示することができる。
【0038】具体的には、マレイン酸ジメチル、マレイ
ン酸ジエチル、アロニックスM−101、同M−10
2、同M−111、同M−113)、同M−114、同
M−117(東亜合成化学工業(株)製)、KAYAR
AD R−564、同TC−110S、同TC−120
S〔以上、日本化薬(株)製〕、V−158、V−23
11〔以上、大阪有機化学工業(株)製〕等を挙げるこ
とができる。
【0039】さらに本発明のX線感応性レジストは、前
記アルカリ可溶性樹脂および多価(メタ)アクリレート
に加えて、さらに必要に応じて下記の各種添加剤および
溶媒を含有することができる。
【0040】各種添加剤 本発明のX線感応性レジストには、プレベーク時の熱か
ぶりによる現像性の低下を抑えるために熱重合禁止剤を
添加することができる。
【0041】前記熱重合禁止剤としては、ピロガロー
ル、ベンゾキノン、ヒドロキノン、メチレンブルー、t
ert−ブチルカテコール、モノベンジルエーテル、メ
チルヒドロキノン、アミルキノン、アミロキシヒドロキ
ノン、n−ブチルフェノール、フェノール、ヒドロキノ
ンモノプロピルエーテル、4,4′−[1−〔4−(1
−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエチル)フ
ェニル〕エチリデン]ジフェノール、1,1,3−トリ
ス(2,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−3
−フェニルプロパン等を挙げることができる。これら熱
重合禁止剤の使用量は、アルカリ可溶性樹脂100重量
部に対して好ましくは5重量部以下である。
【0042】また、本発明のX線レジストには、塗布
性、消泡性、レベリング性を向上する目的で界面活性剤
を配合することもできる。
【0043】前記界面活性剤としては、例えばBM−1
000、BM−1100(BM ケミー社製)、メガフ
ァックF142D、同F172、同F173、同F18
3(大日本インキ化学工業(株)製)、フロラードFC
−135、同FC−170C、同FC−430、同FC
−431(住友スリーエム(株)製)、サーフロンS−
112、同S−113、同S−131、同S−141、
同S−145(旭硝子(株)製)、SH−28PA、同
−190、同−193、SZ−6032、SF−842
8(東レシリコーン(株)製)等の名称で市販されてい
るフッ素系界面活性剤を使用することができる。これら
の界面活性剤の使用量は、アルカリ可溶性樹脂100重
量部に対して好ましくは5重量部以下である。
【0044】さらに、本発明のX線レジストには、基板
との接着性を向上させるために接着助剤を使用すること
もできる。
【0045】前記接着助剤としては、カルボキシル基、
メタクリロイル基、イソシアネート基、エポキシ基等の
反応性置換基を有する官能性シランカップリング剤を例
示することができる。このような接着助剤としては、例
えばトリメトキシシリル安息香酸、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−イソシアナート
プロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン等を挙げることが
できる。接着助剤の使用割合は、アルカリ可溶性樹脂1
00重量部当たり20重量部以下が好ましい。
【0046】また、本発明のX線レジストには、アルカ
リ現像液に対する溶解性の微調整を行うために、カルボ
ン酸化合物を添加することもできる。
【0047】前記カルボン酸化合物としては、例えば酢
酸、プロピオン酸、n−酪酸、iso−酪酸、n−吉草
酸、iso−吉草酸、安息香酸、けい皮酸等のモノカル
ボン酸;乳酸、2−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ酪
酸、サリチル酸、m−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロ
キシ安息香酸、2−ヒドロキシけい皮酸、3−ヒドロキ
シけい皮酸、4−ヒドロキシけい皮酸、5−ヒドロキシ
イソフタル酸、シリンギン酸等のヒドロキシモノカルボ
ン酸;シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
マレイン酸、イタコン酸、ヘキサヒドロフタル酸、フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、1,2−シクロヘ
キサンジカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリ
カルボン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、シクロ
ペンタンテトラカルボン酸、ブタンテトラカルボン酸、
1,2,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸等の多価
カルボン酸;無水イタコン酸、無水コハク酸、無水シト
ラコン酸、無水ドデセニルコハク酸、無水トリカルバニ
ル酸、無水マレイン酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無
水メチルテトラヒドロフタル酸、無水ハイミック酸、
1,2,3,4,−ブタンテトラカルボン酸、シクロペ
ンタンテトラカルボン酸二無水物、無水フタル酸、無水
ピロメリット酸、無水トリメリット酸、無水ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸、エチレングリコールビス無水ト
リメリテート、グリセリントリス無水トリメリテート等
の酸無水物を挙げることができる。
【0048】本発明のX線レジストには、耐熱性、硬度
等を向上させる目的で、エポキシ化合物を配合すること
ができる。このようなエポキシ化合物としては、相溶性
に影響がない限り限定されるものではないが、好ましく
は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノールノボ
ラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂、環状脂肪族エポキシ樹脂、グリシジルエステル
型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、複
素環式エポキシ樹脂、ポリグリシジルメタクリレートを
挙げることができる。これらの中で特に好ましくは、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂等
である。これらエポキシ化合物の使用割合は、アルカリ
可溶性樹脂100重量部に対して好ましくは100重量
部以下である。
【0049】さらに、本発明のX線レジストには、必要
に応じて、充填材、着色剤、粘度調整剤等を添加するこ
ともできる。
【0050】前記充填材としては、シリカ、アルミナ、
タルク、ベントナイト、ジルコニウムシリケート、粉末
ガラス等を挙げることができる。
【0051】また、前記着色剤としては、アルミナ白、
クレー、炭酸バリウム、硫酸バリウム等の体質顔料;亜
鉛華、鉛白、黄鉛、鉛丹、群青、紺青、酸化チタン、ク
ロム酸亜鉛、ベンガラ、カーボンブラック等の無機顔
料;ブリリアントカーミン6B、パーマネントレッド6
B、パーマネントレッドR、ベンジジンイエロー、フタ
ロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等の有機顔
料;マゼンタ、ローダミン等の塩基性染料;ダイレクト
スカーレット、ダイレクトオレンジ等の直接染料、ロー
セリン、メタニルイエロー等の酸性染料等が挙げられ
る。
【0052】さらに前記粘度調整剤としては、ベントナ
イト、シリカゲル、アルミニウム粉末等を挙げることが
できる。
【0053】これらの添加剤は、本発明のX線レジスト
の本質的な特性を損なわない範囲限り任意の使用割合で
使用できるが、好ましくは、X線レジスト100重量部
に対して、前記充填剤、着色剤並びに粘度調整剤が50
重量%以下である。
【0054】溶媒 本発明のX線レジストには、前記アルカリ可溶性樹脂お
よび多価(メタ)アクリレート並びに必要に応じて使用
される各種添加剤を均一に混合する目的で有機溶媒をさ
らに添加することができる。
【0055】前記溶媒としては、アルカリ可溶性樹脂お
よび多価(メタ)アクリレートを均一に溶解させること
ができ、また各成分と反応しないものが用いられる。こ
の様な溶媒としては、アルカリ可溶性樹脂を重合する際
に用いられる重合溶媒と同様の溶媒を用いることがで
き、さらに、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチ
ルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−
メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ベンジルエ
チルエーテル、ジヘキシルエーテル、アセトニルアセト
ン、イソホロン、カプロン酸、カプリル酸、1−オクタ
ノール、1−ノナノール、ベンジルアルコール、酢酸ベ
ンジル、安息香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マレイン
酸ジエチル、γ−ブチロラクトン、炭酸エチレン、炭酸
プロピレン、フェニルセロソルブアセテート等の高沸点
溶媒を添加することもできる。
【0056】これらの溶媒の中で、溶解性、各成分との
反応性および塗膜の形成のしやすさから、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル等の多価アルコールのアルキルエーテル
類;エチルセロソルブアセテート等の多価アルコールの
アルキルエーテルアセテート類;3−エトキシプロピオ
ン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、2−ヒ
ドロキシプロピオン酸エチル等のエステル類;ジアセト
ンアルコール等のケトン類が好適である。上記溶媒の使
用量は、用途、塗布方法に応じて適時決めることができ
る。
【0057】X線レジストの調製方法 本発明のX線レジストは、各種添加剤として、充填材、
顔料を添加しない場合には、通常の方法で混合、撹拌し
て、調製されるするだけでよく、各種添加剤として、充
填材、顔料を添加する場合には、特に、ディゾルバー、
ホモジナイザー、3本ロールミル等の分散機を用い分
散、混合させるのが好ましい。また、必要に応じて、メ
ッシュ、メンブレンフィルター等を用いてろ過するのが
好ましい。 (2)X線リソグラフィ 次に本発明のX線リソグラフィについて説明する。
【0058】本発明のX線リソグラフィは、 X線レジストの塗膜を形成し、(塗膜の形成) パターンを有するマスクを介してX線を照射し、(X
線露光) アルカリ現像液で現像する、(現像) 工程により、レジストパターンを形成する。
【0059】1.塗膜の形成:本発明において、前記X
線レジストを所定の被処理基板上に塗布し、必要に応じ
て、加熱により溶媒を除去することによって、所望の塗
膜、例えば50〜300μmの膜厚の塗膜を形成するこ
とができる。被処理基板上への塗布方法は特に限定され
ず、スピンコート法、ロールコート法、スクリーン印刷
法、アプリケーター法、カーテンコート法等の方法を採
用することができるが、特に均一な塗膜を形成できるス
ピンコート法を採用することができる。
【0060】なお、本発明のX線レジストの塗膜の乾燥
条件は、組成物中の各成分の種類、配合割合、塗布膜厚
等によって異なるが、通常は70〜120℃で5〜20
分間程度であり、好ましくは80〜100℃である。乾
燥条件が、70℃以上で5分以上の乾燥を行えば、現像
時においても基板に対する密着性は充分であり、また1
20℃以下で20分以下の乾燥条件であれば、望ましく
ない熱かぶりによる解像度の低下は生じない。
【0061】2.X線露光:前記1.により得られた塗
膜に所定のパターンのマスクを介して、X線、特に、シ
ンクロトロン放射光によるX線を照射することにより、
必要な部分のみ光硬化させることできる。マスクは、金
等のX線を透過させない金属膜からなるマスクが使用さ
れX線の照射量は、X線レジスト中の各成分の種類、配
合量、乾燥膜厚によって異なるが、例えば膜厚25μm
の場合、少なくとも50mJ/cm2以上の照射量によ
り良好なパターン形状の塗膜が形成できる。
【0062】3.現像:X線照射後の現像方法として
は、アルカリ性水溶液を現像液として用い、X線が照射
されなかった未硬化部分を溶解、除去し、X線照射部分
のみ残存させる。
【0063】現像液としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウ
ム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水、エチルアミ
ン、n−プロピルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プ
ロピルアミン、トリエチルアミン、メチルジエチルアミ
ン、ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエ
チルアンモニウムヒドロキシド、ピロール、ピペリジ
ン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウン
デセン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−
ノネン等のアルカリ類の水溶液を使用することができ
る。また上記アルカリ類の水溶液にメタノール、エタノ
ール等の水溶性有機溶媒や界面活性剤を適当量添加した
水溶液を現像液として使用することもできる。
【0064】現像時間は、X線レジストの各成分の種
類、配合割合、組成物の乾燥膜厚によって異なるが、通
常1〜20分間であり、また現像の方法は液盛り法、デ
ィッピング法、パドル法、スプレー現像法等のいずれで
も良い。
【0065】特に、現像後は、現像後リンスを行うこと
ができ、例えば純水、有機溶剤、界面活性剤水溶液等の
流水洗浄を行うことができる。特に純水による流水洗浄
の後、界面活性剤水溶液、炭化水素、フッ素系炭化水素
等による洗浄を行うのが好ましい。洗浄時間は、30〜
90秒間程度行えば良い。リンス後、乾燥することもで
きる。
【0066】4.後処理:本発明のX線レジストは、前
記X線照射のみで十分に硬化させることができるが、加
熱によってさらに硬化を進めることにより、塗膜強度等
の物性を改良することができる。
【0067】この場合の加熱の方法としては、ホットプ
レート、オーブン等の加熱装置を用いて、所定の温度例
えば100〜200℃で所定の時間、例えばホットプレ
ート上なら5〜60分間、オーブン中では30〜90分
間加熱処理をさせればよい。この後処理によって、さら
に良好な特性を有するパターン状の硬化物を得ることが
できる。
【0068】前記のとおり、本発明のX線リソグラフィ
によって、煩雑な塗膜形成のプロセス、多大なX線露光
の必要照射量、長時間の現像プロセスを要するという欠
点がなく、所望の膜厚の塗膜を均一に形成するのに適し
ている回転塗布法を用いて数百μmの塗膜が塗布でき、
より低照射量でパターン形成が可能(高感度)であり、
なおかつ、短時間で現像処理が可能なX線リソグラフィ
が可能である。
【0069】(3)成形品の形成方法 次に本発明の成形品の形成方法について説明する。
【0070】本発明の成形品の形成方法は、 (i)X線リソグラフィによるレジストパターンの形
成、(X線リソグラフィ) (ii)メッキによる金属層の形成、(メッキ処理) (iii )レジストパターン剥離による金属鋳型の形成、
(剥離処理) (iv)前記、金属鋳型を用いた射出成形による成形品の
形成、(成形工程) の工程によってなされる。
【0071】A.X線リソグラフィ 基板上に前記X線リソグラフィによるレジストパターン
の形成を行う。基板は電着メッキによるメッキ処理を行
う場合、導電性の基板か、非導電性の基板上に導電性
層、例えば金属層を形成した基板である。
【0072】B.メッキ処理:前記X線リソグラフィに
おける後処理を行い、硬化したX線レジストのパターン
を有する基板を、メッキ用の各種メッキ液に浸漬して行
う。特に電気メッキの場合は、電気メッキ用の各種メッ
キ液に浸漬し、所望のメッキ厚となるように電流値およ
び通電時間を設定して、電気メッキを行う。
【0073】前記メッキ液としては、例えばミクロファ
ブAu100(田中貴金属(株)製)、ソルダロンNF
(日本リーロナール(株)製)等を挙げることができ
る。
【0074】C.剥離処理:メッキを施した基板から、
硬化したX線レジスト塗膜を剥離する。剥離方法として
は、50〜80℃の撹拌中の剥離液に該基板を5〜30
分間浸漬することによって本発明の組成物による硬化膜
を剥離することができる。使用する剥離液としては、テ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルア
ンモニウムヒドロキシド等の第4級アンモニウム塩、又
は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデ
セン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノ
ネン等のアルカリ類とジメチルスルホキシドと水の混合
溶液を使用することができる。D.成形工程: 前記、剥離処理によって、基板上にパタ
ーンを有する金属層が形成された基板が得られる。この
基板を、例えば射出成形の金属鋳型とし、射出成形によ
り成形品を形成する。
【0075】射出成形は、通常の方法を採用することが
でき、樹脂としては、例えばPMMA(ポリメチルメタ
クレート)を挙げることができ、射出時の温度は170
〜200℃である。
【0076】本発明の、成形品の形成は、前記の本発明
のX線リソグラフィを用いたX線リソグラフィにより金
属鋳型を作成したものを使用するので、金属鋳型の作成
のスループットが高く、また微細パターンの鋳型が作成
できるので、マイクロマシン等の微細な成形品の形成が
可能である。
【0077】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。また、
特に記載の無い限り、部は重量部、%は重量%を示す。
【0078】アルカリ可溶性樹脂の合成 1)合成例1 ドライアイス/メタノール還流器の付いたフラスコを窒
素置換した後、重合開始剤として2,2′−アゾビスイ
ソブチロニトリル4.0gと、溶媒としてジエチレング
リコールジメチルエーテル100.0gおよびジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル50.0gを仕込み、
重合開始剤が溶解するまで撹拌した。引き続いて、モノ
マーとして、メタクリル酸20.0g、2−ヘキサヒド
ロフタロイルエチルメタアクリレート15.0g、ジシ
クロペンタニルメタクリレート45.0g、スチレン1
5.0g、1,3−ブタジエン5.0gを仕込んだ後、
ゆるやかに撹拌を始めた。その後、溶液の温度を80℃
に上昇させ、この温度で4時間重合反応を行った。その
後、反応生成物を多量のメタノールに滴下して反応物を
凝固させた。この凝固物を水洗後、凝固物と同重量のテ
トラヒドロフランに再溶解し、多量のメタノールで再度
凝固させた。この再溶解−凝固操作を計3回行った後、
得られた凝固物を40℃で48時間真空乾燥し、共重合
体1を得た。
【0079】2)合成例2 溶媒として、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル15
0.0g、モノマーとして、メタクリル酸25.0g、
2−ヘキサヒドロフタロイルエチルメタクリレート1
0.0g、ジシクロペンタニルメタクリレート50.0
g、スチレン10.0gおよび1,3−ブタジエン5.
0gとした以外は、合成例1と同様に重合を行い、共重
合体2を得た。
【0080】3)合成例3 溶媒として、ジアセトンアルコール150.0g、モノ
マーとして、アクリル酸15.0g、2−ヘキサヒドロ
フタロイルエチルメタクリレート25.0g、ジシクロ
ペンタニルメタクリレート40.0g、スチレン10.
0gおよび1,3−ブタジエン10.0gとした以外は
合成例1と同様に重合を行い、共重合体3を得た。
【0081】4)合成例4 溶媒として、3−エトキシプロピオン酸エチル150.
0g、モノマーとして、メタクリル酸30g、2−ヘキ
サヒドロフタロイルエチルメタクリレート10.0g、
ジシクロペンタニルメタクリレート40.0g、スチレ
ン10.0gおよび1,3−ブタジエン10.0gとし
た以外は、合成例1と同様に重合を行い、共重合体4を
得た。
【0082】5)合成例5 溶媒として、3−メトキシプロピオン酸メチル150.
0g、モノマーとして、メタクリル酸25g、2−ヘキ
サヒドロフタロイルエチルメタクリレート7.5g、ジ
シクロペンタニルメタクリレート47.5g、スチレン
10.0gおよび1,3−ブタジエン10.0gとした
以外は、合成例1と同様に共重合体5を得た。
【0083】6)合成例6(比較合成例) 溶媒として、3−メトキシプロピオン酸メチル150.
0g、モノマーとして、メタクリル酸20.0g、2−
ヘキサヒドロフタロイルエチルメタクリレート15.0
g、スチレン50.0gおよび1,3−ブタジエン1
5.0gとした以外は、合成例1と同様に重合を行い、
共重合体6を得た。
【0084】実施例1 (1)X線レジストの調製 アルカリ可溶性樹脂として、合成例1で得られた共重合
体1の粉末10.0gを、3−メトキシプロピオン酸メ
チル10.0gに溶解し、多価アクリレートとしてアロ
ニックスM8060(東亜合成化学工業(株)製)4.
0g、接着助剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン0.05g、界面活性剤としてBM−10
00(BM ケミー社製)0.03gおよび熱重合禁止
剤として1,1,3−トリス(2,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)−3−フェニルプロパン0.2g
を溶解し、3本ロールミルで混練し均一組成物とした。
X線レジストの組成を表1に示す。
【0085】(2)特性の評価 解像性の評価 金が蒸着された基板上にスピンナーを用いて、前記X線
レジストを1000rpmにて10秒間塗布した後、9
0℃で5分間ホットプレート上でプレベークして、膜厚
100μmの塗膜を形成した。プレベーク後の塗布性
(塗膜の均一性)を評価するために、基板上の任意の3
点の膜厚を測定した。3点の膜厚のバラツキ(最大値と
最小値の差)が5μm以下の場合を「○」、5〜10μ
mの場合を「△」、10μmを越える場合を「×」とし
た。ただし100μmの膜厚が得られない場合、適宜ス
ピンナーの回転数を変えて膜形成を行い、以後の評価を
進めた。シリコン(Si)の支持枠にチッ化シリコン
(SiN)のメンブレンが付き、その上にタンタル(T
a)の吸収体パターンが形成されたものをマスクとして
用い、0.4J/cm2 の照射量でシンクロトロンによ
るX線露光を行った。次いで、室温(20〜25℃)に
て0.5%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水
溶液に10分間浸漬させてX線未照射部分を現像によっ
て除去した。この後、超純水にて流水洗浄し、炭化水素
系有機溶剤でリンスした後、乾燥を行い、所望のレジス
トパターンを得た。これを光学顕微鏡および走査型電子
顕微鏡を用いて解像度を測定した。得られたパターンの
膜厚/線幅の比(アスペクト比)が10以上の場合を
「○」、5〜10の場合を「△」、5未満の場合を
「×」と判定した。また、現像後の膜厚を測定し、残膜
率(%)を求めた。ここで、残膜率とは、現像後の膜厚
をプレベーク後の膜厚で除して、100をかけた値であ
る。残膜率が90以上の場合を「○」、80〜90の場
合を「△」、80未満の場合を「×」と判定した。結果
を表2に示す。
【0086】耐メッキ液性 で得られたパターン状硬化物を有する基板を、100
℃で5分間ホットプレート上で加熱し試験体とした。そ
の後、メッキ液に60℃で60分間試験体を浸漬した
後、流水洗浄し、被処理試験体を得た。なお、メッキ液
としてはミクロファブAu100(田中貴金属(株)
製)(以下、「メッキ液A」という)又はソルダロンN
F(日本リーロナール(株)製)(以下、「メッキ液
B」という)を用いた。走査型電子顕微鏡を用いて、パ
ターン状硬化物の状態を観察し、メッキ液耐性を評価し
た。結果を表2に示す。パターン状硬化物の状態が良好
な場合を「○」で示し、パターン状硬化物にクラック等
の異常が生じた場合を「×」で示した。
【0087】メッキ性 メッキは、前記メッキ液A又はメッキ液Bを用い、電流
値1〜10A/100cm2 、室温下90分間通電して
行い、メッキ終了後のパターン状硬化物のメッキ液に対
する濡れ性および基板との密着性を評価した。結果を表
2に示す。メッキ液に対する濡れ性評価は、基板内でメ
ッキが均一に行われた場合を「○」で示し、メッキが不
均一に行われた場合を「×」で示した。基板との密着性
評価は、メッキ液がパターン状硬化物と基板との間にし
み込んでいない場合を「○」で示し、メッキ液がパター
ン状硬化物と基板との間にしみ込んでいる場合を「×」
で示した。
【0088】剥離性 で得られたメッキを施した基板から、パターン状硬化
物を剥離するために、50℃にて撹拌中の剥離液(0.
5%テトラメチルアンモニウムヒドロキシドのジメチル
スルフォキシド溶液)に該試験体を10分間浸漬してパ
ターン状硬化物を剥離し、基板上に形成されたメッキ部
分を光学顕微鏡および走査型電子顕微鏡で観察した。結
果を表2に示す。パターン状硬化物の残さが認められな
かった場合を「○」で示し、残さが認められた場合を
「×」で示した。
【0089】成形品の形成(転写性) 前記、金属のパターンを有する基板を成形の金型として
成形品の形成を以下の手順により行った。離型剤を塗布
したポリイミドフィルム上に、厚さ1mmのPMMAシ
ートをのせ、さらに前記金型をパターンを有する面をP
MMAシート側に設置し、次いで170℃で10kg/
cm2 の圧力下、5分間熱プレスした。圧力を加えたま
ま、100℃まで放冷し、圧力を加えるのをやめてさら
に80℃まで放冷した後、金型からPMMAシートを分
離した。光学顕微鏡および走査型電子顕微鏡で観察し
た。PMMAシート表面に金型のパターンが転写された
ものを「○」、転写が不充分であったものを「△」、転
写できなかったものを「×」として表2に示した。
【0090】実施例2〜14および比較例1〜4 表1に示したアルカリ可溶性樹脂および多価(メタ)ア
クリレートとして表1に記載のものを用いた以外は実施
例1と同様にして、実施例2〜14および比較例1〜4
の組成物を調製した。次いで各組成物を用いて実施例1
と同様にして特性の評価を行った。評価結果を表2に示
した。
【0091】比較例1、2は多価(メタ)アクリレート
の配合量が20および160重量部であり、本願発明の
通常の使用割合である30〜150重量部の範囲とは異
なる。
【0092】比較例3、4はアルカリ可溶性樹脂に共重
合体6を使用しており、共重合体6には本願発明のアル
カリ可溶性樹脂に用いているモノマー(b)が含有され
ていない。
【0093】(比較参考例)PMMAの反応混合物(P
MMAのMMA溶液で、重合開始剤、架橋剤を含むRo
hm社の製品)を基板上に注ぎ、ガラス板で押さえ、1
10℃で1時間重合硬化させ、15℃/時間の速度で冷
却した。その後、実施例1と同様にシンクロトロンによ
るX線照射(0.4J/cm2 、4,000J/cm
2 )を行った後、エタノール、オキサジン、アミノエタ
ノール、水の混合液を用いて現像温度35℃で400分
の現像を行った。その後の評価は実施例1と同様に行っ
た。
【0094】
【表1】
【0095】
【表2】
【0096】
【発明の効果】本発明のX線リソグラフィによるレジス
トパターンの形成方法および成形品の形成におけるX線
リソグラフィは、簡単な塗膜形成のプロセス、少ないX
線露光の照射量、短時間の現像プロセスによってパター
ンを形成することができ、特に、所望の膜厚の塗膜を均
一に形成するのに適している回転塗布法を用いて数百μ
mの塗膜が塗布でき、より低照射量でパターン形成が可
能(高感度)であり、なおかつ、短時間で現像処理が可
能なレジストパターンの形成およびそのX線リソグラフ
ィを用いた成形品の形成方法ができる。
【0097】すなわち、本発明のX線リソグラフィは、
アルカリ現像性、厚膜解像性、剥離性、メッキ液のぬれ
性、耐メッキ液性等の耐薬品性、密着性等に優れ、特に
マイクロマシンの形成に好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23C 14/04 C23C 14/04 B G03F 7/027 502 G03F 7/027 502 7/20 503 7/20 503 // B29L 31:00 (72)発明者 千葉 秀貴 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ可溶性樹脂および多価(メタ)
    アクリレートを含有するX線レジストの塗膜を形成し、
    パターンを有するマスクを介してX線を照射し、アルカ
    リ現像液で現像することを特徴とするX線リソグラフィ
    によるレジストパターンの形成方法。
  2. 【請求項2】 アルカリ可溶性樹脂が、カルボキシル基
    を有するアルカリ可溶性樹脂である請求項1に記載のX
    線リソグラフィによるレジストパターンの形成方法。
  3. 【請求項3】 リソグラフィにおける露光光源が、シン
    クロトロン放射のX線である請求項1に記載のX線リソ
    グラフィによるレジストパターンの形成方法。
  4. 【請求項4】 (i)X線リソグラフィによるレジスト
    パターンの形成、 (ii)メッキによる金属層の形成、 (iii )レジストパターン剥離による金属鋳型の形成、 (iv)前記、金属鋳型を用いた射出成形による成形品の
    形成 の工程によって成形品を形成する方法において、 アルカリ可溶性樹脂および多価(メタ)アクリレートを
    含有するX線レジストを用いることを特徴とする成形品
    の形成方法。
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