JPH098831A - 通信制御方法および装置 - Google Patents

通信制御方法および装置

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JPH098831A
JPH098831A JP7149072A JP14907295A JPH098831A JP H098831 A JPH098831 A JP H098831A JP 7149072 A JP7149072 A JP 7149072A JP 14907295 A JP14907295 A JP 14907295A JP H098831 A JPH098831 A JP H098831A
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泰 岡本
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Communication Control (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性があり伝送効率がよくかつ安価な通信
制御方法および装置を提供する。 【構成】 ノードが複数個伝送路に接続され、各通信制
御装置間でデータを送受する通信制御装置において:送
信側ノードは、送信データ列(4)を含む通信フレーム
を送信し、受信側ノードは、受信した通信フレームを解
読し、受信データとしてストアし、通信フレームにエラ
ーがないと判断したときには、そのストアした受信デー
タ中の前記送信データ列(4)に対応する受信データを
そのまま返信データ列(肯定信号)(6)として送信側
ノードに返信するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信制御方法および装置
に関するものであり、より詳細には、受信側ノードにお
いて、受信信号にエラーがない場合、受信信号そのもの
を送信側ノードに返信する通信制御方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図24は従来の通信制御装置を使用する
LANシステムの一例を示す図である。図24を用い
て、従来の通信制御装置を使用するLANシステムを説
明する。図24のLANシステムの伝送路10にはノー
ドA、B、C、D、Eの5つのノードが接続される。ノ
ードAは通信制御装置1000、外部制御装置13、制
御系29から構成される。他のノードB、ノードC、ノ
ードD、ノードEも同様に通信制御装置、外部制御装
置、制御系から構成される。
【0003】図25は従来の通信フレームフォーマット
の一例である。この通信フレームフォーマットは、通信
の開始を示す開始信号1、送信先を示す相手アドレス
2、送信元を示す自己アドレス3、通信すべきデータの
領域を示す送信データ列4、送信データの終了を示す送
信データ終了信号5と、および送信側の送信信号に対す
るエラーの検出の有無を受信側から送信側に返信する肯
定/非肯定信号66と通信フレームの終了を示す通信終
了信号7で構成される。領域8は送信側が送出する信号
であり、領域9は受信側が送出する信号である。従来は
この肯定/非肯定信号66には自ノードに割り付けられ
ている自己アドレスを肯定信号として返信し、非肯定の
場合は返信しないように構成されていた。また別の方法
としては肯定/非肯定信号66には肯定(エラー無し)
の場合「1」、非肯定(エラーあり)の場合「0」のよ
うに、1ビットのみを返送するように構成されるシステ
ムもある。
【0004】この通信フレームフォーマットを使った通
信方法について図25,図27を用いて説明する。図2
7は従来の通信制御装置1000の概略図を示す図であ
る。図27において、29は制御系を示し、例えば、こ
のシステムが自動車に応用される場合は、この制御系
は、窓ガラスの開閉、エンジンの制御、ワイパの駆動等
の物理系から構成される。または物理系を制御する系で
ある。13は外部制御装置を示し、この外部制御装置
は、制御系29で発生された制御信号を処理し、または
制御系29を駆動するための制御信号を発生するCPU
等で構成される。1000は通信制御装置を示し、CP
Uと他のノードのCPUとの間で通信を行うための装置
である。
【0005】外部制御装置13はライン13aを介して
通信制御装置内の外部制御装置インタフェース部100
6に接続される。外部制御装置13は、制御系29から
送信要求、例えば、「ワイパを駆動せよ」との要求が生
じた場合、ライン13aを介して外部制御装置インタフ
ェース部に送信要求を発し、例えば、「ワイパを駆動せ
よ」との送信データを通信制御装置に転送する。転送さ
れた送信データは外部制御装置インタフェース部とライ
ン1009を介して送信バッファレジスタ1003に書
込まれる。書込まれた送信データはライン1010を介
して送信制御部1001に入力される。送信制御部10
01はこの送信データを対象に通信フレームに組み立て
送信信号1014としてドライバ11を介して伝送路1
0に送出する。
【0006】次に受信動作について説明する。伝送路と
接続される他ノードのレシーバ12より受信される、例
えば、「ワイパを駆動せよ」との受信信号1015は受
信制御部1002に入力される。受信制御部1002は
受信信号の通信フレームフォーマット中の相手アドレス
2と外部制御装置13より自己アドレスレジスタ100
5に予め書込まれている自己アドレスデータと比較し、
比較結果が一致した場合、受信処理に移行する。受信制
御部1002はライン1011を介して受信バッファレ
ジスタ1004に受信データを書込む。受信制御部10
02が受信エラーを検出しなかった場合、ライン102
4を介して送信制御部1001に返信データ列を送信す
るように指示する。送信制御部1001はライン100
8を介して接続される自己アドレスレジスタ1005に
格納されるデータを対象に返信データ列を組み立て送信
ノードに返信する。またエラーの検出されなかった受信
バッファレジスタ内の受信データはライン1012を介
して接続される外部制御装置インタフェース部を介して
外部制御装置13に読み出される。
【0007】図26は従来の通信フレームフォーマット
の他の例を示す図である。この通信フレームフォーマッ
トは、通信の開始を示す開始信号1、伝送路に接続され
る複数のノードに同時にデータを送信することを示す同
報コード信号67、送信元を示す自己アドレス3、通信
すべきデータの領域を示す送信データ列4、送信データ
の終了を示す送信データ終了信号5、および送信側の送
信信号に対するエラーの検出の有無を受信側から送信側
に返信する肯定/非肯定信号68と通信フレームの終了
を示す通信終了信号7で構成される。領域8は送信側が
送出する信号であり領域9は受信側が送出する信号であ
る。この例では、マスタノードAより送信される通信フ
レームを全てのスレーブノードB,C,D,Eが受信し
処理を行う。
【0008】肯定/非肯定信号列68は68b,68
c,68d,68eの領域に分けられており、各領域の
データはノードB,C,D,Eに対応する肯定/非肯定
信号である。受信側は、エラーがない場合は、各ノード
に割り付けられている自己アドレスを領域68b〜68
dを介して肯定信号を返信し、エラーがある場合は肯定
信号を返信しないように構成されていた。別の方法とし
て、エラーがない場合は、「1」を肯定/非肯定信号と
して送信し、エラーが有る場合は「0」を肯定/非肯定
信号として送信する方法もある。
【0009】図28は、従来の通信制御装置を使用する
LANシステムの他の例を示す図である。図29は従来
技術の通信制御装置1100の他の構成を示す図であ
る。図28のLANシステムの伝送路10にはノード
A、B、C、D、Eの5つのノードが接続される。ノー
ドA,B,Cは通信制御装置1000、外部制御装置1
3、制御系29から構成される。他のノードD、ノード
Eは外部制御装置13が無く、通信制御装置1100、
制御系1200で構成される。
【0010】図28のシステムにおいて、図25の通信
フレームフォーマットを用いた通信方法について図2
5,図29を用いて説明する。ここでは、図28のノー
ドAからノードDにデータが送信される場合を例に説明
する。送信側の動作は図27で説明した場合と同じであ
るので省略する。
【0011】次に受信動作について説明する。伝送路1
0と接続されるレシーバ12より受信される、例えば、
「ワイパを駆動せよ」との受信信号1215は受信制御
部1202に入力される。受信制御部1202は受信信
号の相手アドレス2と自己アドレスレジスタ1205に
予め設定される自己アドレスデータと比較し、比較結果
が一致した場合、受信処理に移行する。受信制御部は1
211を介して受信バッファレジスタ1204に受信デ
ータを書込む。受信制御部1202が受信エラーを検出
しなかった場合、ライン1224を介して送信制御部1
201に返信データ列を送信するように指示する。
【0012】送信制御部1201はライン1208を介
して接続される自己アドレスレジスタ1205に格納さ
れるデータによって返信データ列を組み立て送信ノード
に返信する。またエラーの検出されなかった受信バッフ
ァレジスタ内の受信データはライン1212を介して接
続される制御系インタフェース部を介して、制御系の1
206cまたは1206dの出力に接続された物理系、
例えば、ワイパを駆動する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図25
および図26に示される従来の通信フレームフォーマッ
トを用いた通信制御装置においては、もし、受信側の通
信制御装置のエラー検出機能が故障していた場合、受信
側は本来エラーが含まれている通信フレームにおいても
正常受信として処理する。この場合、受信側は肯定/非
肯定信号によって肯定信号を送信側に返信するため、送
信側は受信側が正常に受信できたものと判断してしま
う。その結果、システム全体の誤動作につながってしま
う弊害があった。
【0014】また、上述のような誤動作を防止するため
に、受信データについて本来このようなデータは受信し
ないはずである等のチェックをするプログラムが受信側
の外部制御装置(主にマイコン)が有していたとして
も、全てをチェックすることは不可能であり、完全に誤
動作を防止することは不可能であった。
【0015】さらに、仮にチェックプログラムにて不具
合を検出した場合においても、送信側に再度通信フレー
ムを組み立て、先の通信は正常に受信されていないこと
を送信する必要が生じ、そのために制御プログラムが複
雑になり、かつ伝送路に本来通信すべきデータ以外のデ
ータが通信されるため伝送効率が悪くなる弊害があっ
た。
【0016】さらに、図28に示すような外部制御装置
を有しないノードD,E等の場合、チェックプログラム
を走らせるCPUを有していないので、ハードウエアで
この種のチェックを実現するとした場合は通信制御装置
が複雑となり高価な通信制御装置になってしまう弊害が
あった。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような問
題点を解決するための通信制御装置および通信方法を提
供するものである。
【0018】本発明の通信制御装置を有するノードが複
数個伝送路に接続され、各通信制御装置間でデータを送
受する通信制御方法は:送信側ノードは、送信データ列
(4)を含む通信フレームを送信し、受信側ノードは、
受信した通信フレームを解読し、受信データとしてスト
アし、通信フレームにエラーがないと判断したときに
は、そのストアした受信データ中の送信データ列(4)
に対応する受信データをそのまま返信データ列(肯定信
号)(6)として送信側ノードに返信するステップから
構成される。
【0019】本発明の通信制御装置を有するノードが複
数個伝送路に接続され、各通信制御装置間でデータを送
受する通信制御方法は:送信側ノードは、送信データ列
(4)を含む通信フレームを送信し、受信側ノードは、
受信した通信フレームを解読し、受信データとしてスト
アし、通信フレームにエラーがないと判断したときに
は、そのストアした受信データ中の送信データ列(4)
に対応する受信データをそのまま返信データ列(肯定信
号)(6)として送信側ノードに返信し、送信側ノード
は返信されてきた返信データ列(6)と自己の送出した
送信データ列(4)とを比較し、一致した場合、再度受
信側ノードに送信ノード肯定信号(16)を返信し、こ
の送信ノード肯定信号(16)を受け取った受信側ノー
ドは受信データを有効として処理するステップから構成
される。
【0020】本発明のそれぞれ制御系および通信制御装
置を有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送
路に接続され、マスタノードと複数のスレーブノードの
通信制御装置間でデータを送受する通信制御方法におい
て:送信側マスタノードは、各スレーブノードに対応し
た領域を有する送信データ列(35)を含む通信フレー
ムを送信し、受信側スレーブノードは、受信した通信フ
レームを解読し、送信データ列(35)に対応する受信
データ列の自己スレーブノードに対応したデータのみを
受信データとしてストアし、通信フレームにエラーがな
いと判断したときには、そのストアした受信データをそ
のまま返信データ列(肯定信号)(36)として送信側
ノードに返信し、送信側マスタノードは返信されてきた
返信データ列(36)と自己の送出した送信データ列
(35)とを各スレーブノード対応に比較し、その比較
結果が一致した場合、スレーブノードに割り当てられた
領域に送信ノード肯定信号(37)を返信し、この送信
ノード肯定信号(37)を受け取った受信側スレーブノ
ードは自己宛の受信データを有効として処理し、 この
送信ノード肯定信号(37)を受け取らなかった受信側
スレーブノードは受信した送信データ列(35)中の自
己スレーブノードに対応した領域のデータを無効として
処理するステップから構成される。
【0021】本発明の通信制御方法における受信側スレ
ーブノードは、受信した通信フレームにエラーがあると
判断したときには、受信バッファレジスタにストアされ
た自己に割り当てられている領域のデータに対して反転
したデータを返信データ列(肯定信号)(36)として
送信側マスタノードに返信するステップから構成され
る。
【0022】本発明の通信制御方法の受信側スレーブノ
ードは、受信した通信フレームにエラーがあると判断し
たときには、各スレーブノード対応に受信エラー検出の
有無を示す識別領域を有する受信バッファレジスタ中の
自己に割り当てられた識別領域に識別ビットを立て、受
信バッファレジスタにストアされた自己に割り当てられ
ている領域のデータおよび識別ビットを返信データ列
(肯定信号)(36)として送信側マスタノードに返信
するステップから構成される。
【0023】本発明のそれぞれ制御系および通信制御装
置を有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送
路に接続され、マスタノードと複数のスレーブノードの
通信制御装置間でデータを送受する通信制御方法におい
て:送信側マスタノードは、各スレーブノードに対応し
たデータ領域およびそのデータが有効であるか無効であ
るかを示すと有効無効領域を有する送信データ列(3
5)を含む通信フレームを送信し、受信側スレーブノー
ドは、受信した通信フレームを解読し、送信データ列
(35)に対応する受信データ列中の自己スレーブノー
ドに対応した受信データおよび有効無効データのみをス
トアし、通信フレームにエラーがないと判断したときに
は、そのストアした受信データおよび有効無効データを
そのまま返信データ列(肯定信号)(36)として送信
側マスタノードに返信し、送信側マスタノードは返信さ
れてきた返信データ列(36)と自己の送出した送信デ
ータ列(35)とを各スレーブノード対応に比較し、そ
の比較結果が一致した場合、スレーブノードに割り当て
られた領域に送信ノード肯定信号(37)を返信し、こ
の送信ノード肯定信号(37)を受け取った受信側スレ
ーブノードは、有効無効領域のデータが有効であること
を示す場合は自己宛の受信データを有効とし、有効無効
領域のデータが無効であることを示す場合は自己宛の受
信データを無効として処理するステップから構成され
る。
【0024】本発明の受信側スレーブノードは、受信し
た通信フレームにエラーがあると判断したときには、受
信バッファレジスタにストアされた自己に割り当てられ
ている領域のデータに対して反転したデータを返信デー
タ列(肯定信号)(36)として送信側マスタノードに
返信するステップから構成される。
【0025】本発明の受信側スレーブノードは、受信し
た通信フレームにエラーがあると判断したときには、各
スレーブノード対応に受信エラー検出の有無を示す識別
領域を有する受信バッファレジスタ中の自己に割り当て
られた識別領域に識別ビットを立て、受信バッファレジ
スタにストアされた自己に割り当てられている領域のデ
ータおよび識別ビットを返信データ列(肯定信号)(3
6)として送信側マスタノードに返信するステップから
構成される。
【0026】本発明のそれぞれ制御系および通信制御装
置を有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送
路に接続され、マスタノードと複数のスレーブノードの
通信制御装置間でデータを送受する通信制御方法におい
て:送信側スレーブノードは、各スレーブノードに対応
したデータ領域およびスレーブ側識別領域を有する送信
データ列(51)を含む通信フレームを、各スレーブノ
ードのいずれかのノードが送信を開始した場合、他のス
レーブノードは、送信を開始したスレーブノードに追従
して送信データ列(51)中の自己スレーブノードに対
応した領域のデータおよび識別データをマスタノードに
送信し、受信側マスタノードは、受信した通信フレーム
を解読し、通信フレームにエラーがないと判断したとき
には、各スレーブノードに対応した肯定信号(52)を
送信側スレーブノードに返信し、返信されてきた肯定信
号(52)を受け取った送信側スレーブノードは、マス
タノード宛の送信が完了したと判断するステップから構
成される。
【0027】本発明の通信制御方法のスレーブ側識別領
域はスレーブノードが送信を行ったことを示すフラッグ
を有し、受信マスタノードは、スレーブノードからの送
信データ列(51)にスレーブノードが送信を行ったこ
とを示す領域に識別フラッグが立っているスレーブノー
ドに対してのみ肯定信号を返信するステップから構成さ
れる。
【0028】本発明の通信制御装置を有するノードが複
数個伝送路に接続され、各通信制御装置間でデータを送
受する通信制御装置において:送信側ノードとして動作
するに必要な;送信データをストアする送信バッファレ
ジスタと、その送信バッファレジスタにストアされた送
信データを通信フレームに組み立てて送信する送信制御
部とを有し、受信側ノードとして動作するに必要な;受
信した通信フレームを解読し、通信フレームのエラーの
有無を判断する受信制御部と、その受信制御部で解読し
たデータを受信データとしてストアする受信バッファレ
ジスタと、その受信制御部が受信した通信フレームにエ
ラーがないと判断したときには、その受信バッファレジ
スタにストアした受信データをそのまま返信データ列
(肯定信号)として送信側ノードに返信する送信制御部
とから構成される。
【0029】本発明の通信制御装置を有するノードが複
数個伝送路に接続され、各通信制御装置間でデータを送
受する通信制御装置において:送信側ノードとして動作
するに必要な;送信データをストアする送信バッファレ
ジスタと、受信側から受信した返信データ列をストアす
る返信データ列バッファと、その送信バッファレジスタ
の内容と返信データ列バッファの内容とを比較する比較
手段と、送信バッファレジスタにストアされた送信デー
タを通信フレームに組み立てて送信し、および比較手段
での比較結果が一致した場合、受信側ノードに送信ノー
ド肯定信号を返信する送信制御部とを有し、受信側ノー
ドとして動作するに必要な;受信した通信フレームを解
読し、通信フレームのエラーの有無を判断し、および送
信ノードからの送信ノード肯定信号を受け取ったときに
受信データを有効として処理する受信制御部と、受信制
御部で解読したデータを受信データとしてストアする受
信バッファレジスタと、受信制御部が受信した通信フレ
ームにエラーがないと判断したときには、受信バッファ
レジスタにストアした受信データをそのまま返信データ
列(肯定信号)として送信側ノードに返信する送信制御
部とから構成される。
【0030】本発明のそれぞれ制御系および通信制御装
置を有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送
路に接続され、送出されるデータは優先ビットと非優先
ビットで構成され、データが衝突した場合、優先ビット
が伝送路に送出される伝送路制御方式の伝送路を用い
て、マスタノードと複数のスレーブノードの通信制御装
置間でデータを送受する通信制御装置において:送信側
マスタノードは;各スレーブノード宛の送信データをス
トアする送信バッファレジスタと、受信側スレーブノー
ドから受信した返信データ列をストアする返信データ列
バッファと、送信バッファレジスタの内容と返信データ
列バッファの内容とを各スレーブノード対応に比較する
比較手段と、送信バッファレジスタにストアされた各ス
レーブノードに対応した領域を含む送信データを通信フ
レームに組み立てて送信し、および比較手段での比較結
果が一致したスレーブノードに対し、受信側スレーブノ
ードに対応した領域に送信ノード肯定信号を返信する送
信制御部とを有し、受信側スレーブノードは;受信した
通信フレームを解読し、通信フレームのエラーの有無を
判断し、および送信マスタノードからの送信ノード肯定
信号を受け取ったときに受信データを有効として処理す
る受信制御部と、その受信制御部で解読したデータの内
自己スレーブノードに対応した領域はそのままストア
し、他のスレーブノードに対応した領域は非優先ビット
を挿入してストアする受信バッファレジスタと、受信制
御部が受信した通信フレームにエラーがないと判断した
ときには、受信バッファレジスタにストアした受信デー
タをそのまま返信データ列(肯定信号)として送信側ノ
ードに返信する送信制御部とから構成される。
【0031】本発明の通信制御装置の受信側スレーブノ
ードは、受信した通信フレームにエラーがあると判断し
たときには、受信バッファレジスタに自己スレーブノー
ドに対応する領域のデータを反転してストアし、他のス
レーブノードに対応した領域は非優先ビットを挿入する
ように構成される。
【0032】本発明の通信制御装置の受信バッファレジ
スタは、各スレーブノード対応に受信エラー検出の有無
を示す識別領域と自己スレーブノードに対応するデータ
領域を有し、受信側スレーブノードは、受信した通信フ
レームにエラーがあると判断したときには、受信バッフ
ァレジスタに自己スレーブノードに対応する識別領域に
識別ビットを立て、他のスレーブノードに対応したデー
タ領域および識別領域は非優先ビットを挿入するように
構成される。
【0033】本発明のそれぞれ制御系および通信制御装
置を有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送
路に接続され、送出されるデータは優先ビットと非優先
ビットで構成され、データが衝突した場合、優先ビット
が伝送路に送出される伝送路制御方式の伝送路を用い
て、マスタノードと複数のスレーブノードの通信制御装
置間でデータを送受する通信制御装置において:送信側
マスタノードは;各スレーブノード宛の送信データをス
トアする送信バッファレジスタと、受信側スレーブノー
ドから受信したデータ領域と有効無効領域とを有する返
信データ列をストアする返信データ列バッファと、送信
バッファレジスタの内容と返信データ列バッファの内容
とを各スレーブノード対応に比較する比較手段と、送信
バッファレジスタにストアされた各スレーブノードに対
応した領域を含む送信データを通信フレームに組み立て
て送信し、および比較手段での比較結果が一致したスレ
ーブノードに対し、受信側スレーブノードに対応した領
域に送信ノード肯定信号を返信する送信制御部とを有
し、受信側スレーブノードは;受信した通信フレームを
解読し、通信フレームのエラーの有無を判断し、および
送信マスタノードからの送信ノード肯定信号を受け取っ
たときに受信データを有効とし、有効無効領域のデータ
が無効であることを示す場合は自己宛の受信データを無
効として処理する受信制御部と、受信制御部で解読した
データの内自己スレーブノードに対応した領域の受信デ
ータおよび有効無効データはそのままストアし、他のス
レーブノードに対応した領域は非優先ビットを挿入して
ストアする受信バッファレジスタと、受信制御部が受信
した通信フレームにエラーがないと判断したときには、
受信バッファレジスタにストアした受信データをそのま
ま返信データ列(肯定信号)として送信側ノードに返信
する送信制御部とを有するように構成される。
【0034】本発明の通信制御装置の受信側スレーブノ
ードは、受信した通信フレームにエラーがあると判断し
たときには、受信バッファレジスタに自己スレーブノー
ドに対応する領域のデータを反転してストアし、他のス
レーブノードに対応した領域は非優先ビットを挿入する
ように構成される。
【0035】本発明の通信制御装置の受信バッファレジ
スタは、各スレーブノード対応に受信エラー検出の有無
を示す識別領域と自己スレーブノードに対応するデータ
領域を有し、受信側スレーブノードは、受信した通信フ
レームにエラーがあると判断したときには、受信バッフ
ァレジスタに自己スレーブノードに対応する識別領域に
識別ビットを立て、他のスレーブノードに対応したデー
タ領域および識別領域は非優先ビットを挿入するように
構成される。
【0036】本発明のそれぞれ制御系および通信制御装
置を有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送
路に接続され、送出されるデータは優先ビットと非優先
ビットで構成され、データが衝突した場合、優先ビット
が伝送路に送出される伝送路制御方式の伝送路を用い
て、マスタノードと複数のスレーブノードの通信制御装
置間でデータを送受する通信制御装置において:送信側
スレーブノードは;各スレーブノードに対応したマスタ
ノード宛の送信データおよびスレーブ側識別領域とをス
トアし、他のスレーブノードに対応した領域は非優先ビ
ットを挿入してストアする送信バッファレジスタと、各
スレーブノードのいずれかのノードが送信を開始したこ
とを検出する手段と、受信側マスタノードからの肯定信
号を受信したときに正常に送信できたことを判断する受
信制御部を有し、送信要求が発した場合、送信バッファ
レジスタにストアされた各スレーブノードに対応した領
域を含む送信データを通信フレームに組み立てて送信
し、また受信制御部で他のスレーブノードのいずれかの
ノードが送信を開始したことを検出した場合、送信バッ
ファレジスタにストアされた各スレーブノードに追従し
て送信する送信制御部とを有し、受信側マスタノード
は;受信した通信フレームを解読し、通信フレームのエ
ラーの有無を判断する受信制御部と、受信制御部で解読
した受信データおよびスレーブノード識別データをスト
アする受信バッファレジスタと、受信制御部が受信した
通信フレームにエラーがないと判断したときには、送信
側スレーブノードからの受信データ中、スレーブノード
識別データにフラグが立っているスレーブノードにのみ
各スレーブノードに対応した肯定信号領域に肯定信号を
発し返信する送信制御部と、を有するように構成され
る。
【0037】本発明の通信制御装置のスレーブノードの
送信バッファレジスタはスレーブノードが送信を行った
ことを示す領域を有するように構成される。
【0038】
【作用】本発明の通信制御装置を有するノードが複数個
伝送路に接続され、各通信制御装置間でデータを送受す
る通信制御方法においては:送信側ノードは、送信デー
タ列(4)を含む通信フレームを送信し、受信側ノード
は、受信した通信フレームを解読し、受信データとして
ストアし、通信フレームにエラーがないと判断したとき
には、そのストアした受信データ中の送信データ列
(4)に対応する受信データをそのまま返信データ列
(肯定信号)(6)として送信側ノードに返信する。
【0039】本発明の通信制御装置を有するノードが複
数個伝送路に接続され、各通信制御装置間でデータを送
受する通信制御方法においては:送信側ノードは送信デ
ータ列(4)を含む通信フレームを送信し、受信側ノー
ドは受信した通信フレームを解読し、受信データとして
ストアし、通信フレームにエラーがないと判断したとき
には、そのストアした受信データ中の送信データ列
(4)に対応する受信データをそのまま返信データ列
(肯定信号)(6)として送信側ノードに返信し、送信
側ノードは返信されてきた返信データ列(6)と自己の
送出した送信データ列(4)とを比較し、一致した場
合、再度受信側ノードに送信ノード肯定信号(16)を
返信し、この送信ノード肯定信号(16)を受け取った
受信側ノードは受信データを有効として処理する。
【0040】本発明のそれぞれ制御系および通信制御装
置を有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送
路に接続され、マスタノードと複数のスレーブノードの
通信制御装置間でデータを送受する通信制御方法におい
ては:送信側マスタノードは、各スレーブノードに対応
した領域を有する送信データ列(35)を含む通信フレ
ームを送信し、受信側スレーブノードは、受信した通信
フレームを解読し、送信データ列(35)に対応する受
信データ列の自己スレーブノードに対応したデータのみ
を受信データとしてストアし、通信フレームにエラーが
ないと判断したときには、そのストアした受信データを
そのまま返信データ列(肯定信号)(36)として送信
側ノードに返信し、送信側マスタノードは返信されてき
た返信データ列(36)と自己の送出した送信データ列
(35)とを各スレーブノード対応に比較し、その比較
結果が一致した場合、スレーブノードに割り当てられた
領域に送信ノード肯定信号(37)を返信し、この送信
ノード肯定信号(37)を受け取った受信側スレーブノ
ードは自己宛の受信データを有効として処理し、この送
信ノード肯定信号(37)を受け取らなかった受信側ス
レーブノードは受信した送信データ列(35)中の自己
スレーブノードに対応した領域のデータを無効として処
理する。
【0041】本発明の通信制御方法における受信側スレ
ーブノードは、受信した通信フレームにエラーがあると
判断したときには、受信バッファレジスタにストアされ
た自己に割り当てられている領域のデータに対して反転
したデータを返信データ列(肯定信号)(36)として
送信側マスタノードに返信する。
【0042】本発明の通信制御方法の受信側スレーブノ
ードは、受信した通信フレームにエラーがあると判断し
たときには、各スレーブノード対応に受信エラー検出の
有無を示す識別領域を有する受信バッファレジスタ中の
自己に割り当てられた識別領域に識別ビットを立て、受
信バッファレジスタにストアされた自己に割り当てられ
ている領域のデータおよび識別ビットを返信データ列
(肯定信号)(36)として送信側マスタノードに返信
する。
【0043】本発明のそれぞれ制御系および通信制御装
置を有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送
路に接続され、マスタノードと複数のスレーブノードの
通信制御装置間でデータを送受する通信制御方法は:送
信側マスタノードは、各スレーブノードに対応したデー
タ領域およびそのデータが有効であるか無効であるかを
示すと有効無効領域を有する送信データ列(35)を含
む通信フレームを送信し、受信側スレーブノードは、受
信した通信フレームを解読し、送信データ列(35)に
対応する受信データ列中の自己スレーブノードに対応し
た受信データおよび有効無効データのみをストアし、通
信フレームにエラーがないと判断したときには、そのス
トアした受信データおよび有効無効データをそのまま返
信データ列(肯定信号)(36)として送信側マスタノ
ードに返信し、送信側マスタノードは返信されてきた返
信データ列(36)と自己の送出した送信データ列(3
5)とを各スレーブノード対応に比較し、その比較結果
が一致した場合、スレーブノードに割り当てられた領域
に送信ノード肯定信号(37)を返信し、この送信ノー
ド肯定信号(37)を受け取った受信側スレーブノード
は、有効無効領域のデータが有効であることを示す場合
は自己宛の受信データを有効とし、有効無効領域のデー
タが無効であることを示す場合は自己宛の受信データを
無効として処理する。
【0044】本発明の通信制御方法の受信側スレーブノ
ードは、受信した通信フレームにエラーがあると判断し
たときには、受信バッファレジスタにストアされた自己
に割り当てられている領域のデータに対して反転したデ
ータを返信データ列(肯定信号)(36)として送信側
マスタノードに返信する。
【0045】本発明の通信制御方法の受信側スレーブノ
ードは、受信した通信フレームにエラーがあると判断し
たときには、各スレーブノード対応に受信エラー検出の
有無を示す識別領域を有する受信バッファレジスタ中の
自己に割り当てられた識別領域に識別ビットを立て、受
信バッファレジスタにストアされた自己に割り当てられ
ている領域のデータおよび識別ビットを返信データ列
(肯定信号)(36)として送信側マスタノードに返信
する。
【0046】本発明のそれぞれ制御系および通信制御装
置を有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送
路に接続され、マスタノードと複数のスレーブノードの
通信制御装置間でデータを送受する通信制御方法は:送
信側スレーブノードは、各スレーブノードに対応したデ
ータ領域およびスレーブ側識別領域を有する送信データ
列(51)を含む通信フレームを、各スレーブノードの
いずれかのノードが送信を開始した場合、他のスレーブ
ノードは、送信を開始したスレーブノードに追従して送
信データ列(51)中の自己スレーブノードに対応した
領域のデータおよび識別データをマスタノードに送信
し、受信側マスタノードは、受信した通信フレームを解
読し、通信フレームにエラーがないと判断したときに
は、各スレーブノードに対応した肯定信号(52)を送
信側スレーブノードに返信し、返信されてきた肯定信号
(52)を受け取った送信側スレーブノードは、マスタ
ノード宛の送信が完了したと判断する。
【0047】本発明の通信制御方法のスレーブ側識別領
域は、スレーブノードが送信を行ったことを示すフラッ
グを有し、受信マスタノードは、スレーブノードからの
送信データ列(51)にスレーブノードが送信を行った
ことを示す領域に識別フラッグが立っているスレーブノ
ードに対してのみ肯定信号を返信する。
【0048】本発明の通信制御装置を有するノードが複
数個伝送路に接続され、各通信制御装置間でデータを送
受する通信制御装置は:送信側ノードにおいては;送信
側ノードとして動作するに必要な送信バッファレジスタ
は送信データをストアし、送信制御部は送信バッファレ
ジスタにストアされた送信データを通信フレームに組み
立てて送信し、受信側ノードにおいては;受信側ノード
として動作するに必要な受信制御部は受信した通信フレ
ームを解読し、通信フレームのエラーの有無を判断し、
受信バッファレジスタは、受信制御部で解読したデータ
を受信データとしてストアし、送信制御部が受信制御部
は受信した通信フレームにエラーがないと判断したとき
には、受信バッファレジスタにストアした受信データを
そのまま返信データ列(肯定信号)として送信側ノード
に返信する。
【0049】本発明の通信制御装置を有するノードが複
数個伝送路に接続され、各通信制御装置間でデータを送
受する通信制御装置は:送信側ノードにおいては;送信
側ノードとして動作するに必要な送信バッファレジスタ
は送信データをストアし、返信データ列バッファは受信
側から受信した返信データ列をストアし、比較手段は、
送信バッファレジスタの内容と返信データ列バッファの
内容とを比較し、送信制御部は、送信バッファレジスタ
にストアされた送信データを通信フレームに組み立てて
送信し、および比較手段での比較結果が一致した場合、
受信側ノードに送信ノード肯定信号を返信し、受信側ノ
ードにおいては;受信側ノードとして動作するに必要な
受信制御部は受信した通信フレームを解読し、通信フレ
ームのエラーの有無を判断し、その送信データ列にエラ
ーがあったか否かを判断し、および送信ノードからの送
信ノード肯定信号を受け取ったときに受信データを有効
として処理し、受信バッファレジスタは、受信制御部で
解読したデータを受信データとしてストアし、送信制御
部は、受信制御部が受信した通信フレームにエラーがな
いと判断したときには、受信バッファレジスタにストア
した受信データをそのまま返信データ列(肯定信号)と
して送信側ノードに返信する。
【0050】本発明のそれぞれ制御系および通信制御装
置を有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送
路に接続され、送出されるデータは優先ビットと非優先
ビットで構成され、データが衝突した場合、優先ビット
が伝送路に送出される伝送路制御方式の伝送路を用い
て、マスタノードと複数のスレーブノードの通信制御装
置間でデータを送受する通信制御装置は:送信側マスタ
ノードにおいては;送信バッファレジスタは各スレーブ
ノード宛の送信データをストアし、返信データ列バッフ
ァは受信側スレーブノードから受信した返信データ列を
ストアし、比較手段は、送信バッファレジスタの内容と
返信データ列バッファの内容とを各スレーブノード対応
に比較し、送信制御部は、送信バッファレジスタにスト
アされた各スレーブノードに対応した領域を含む送信デ
ータを通信フレームに組み立てて送信し、および比較手
段での比較結果が一致したスレーブノードに対し、受信
側スレーブノードに対応した領域に送信ノード肯定信号
を返信し、受信側スレーブノードにおいては;受信制御
部は、受信した通信フレームを解読し、通信フレームの
エラーの有無を判断し、および送信マスタノードからの
送信ノード肯定信号を受け取ったときに受信データを有
効として処理し、受信バッファレジスタは、受信制御部
で解読したデータの内自己スレーブノードに対応した領
域はそのままストアし、他のスレーブノードに対応した
領域は非優先ビットを挿入してストアし、送信制御部は
受信制御部が受信した通信フレームにエラーがないと判
断したときには、受信バッファレジスタにストアした受
信データをそのまま返信データ列(肯定信号)として送
信側ノードに返信する。
【0051】本発明の通信制御装置の受信側スレーブノ
ードは、受信した通信フレームにエラーがあると判断し
たときには、受信バッファレジスタに自己スレーブノー
ドに対応する領域のデータを反転してストアし、他のス
レーブノードに対応した領域は非優先ビットを挿入す
る。
【0052】本発明の通信制御装置の受信バッファレジ
スタは、各スレーブノード対応に受信エラー検出の有無
を示す識別領域と自己スレーブノードに対応するデータ
領域を有し、受信側スレーブノードは、受信した通信フ
レームにエラーがあると判断したときには、受信バッフ
ァレジスタに自己スレーブノードに対応する識別領域に
識別ビットを立て、他のスレーブノードに対応したデー
タ領域および識別領域は非優先ビットを挿入する。
【0053】本発明のそれぞれ制御系および通信制御装
置を有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送
路に接続され、送出されるデータは優先ビットと非優先
ビットで構成され、データが衝突した場合、優先ビット
が伝送路に送出される伝送路制御方式の伝送路を用い
て、マスタノードと複数のスレーブノードの通信制御装
置間でデータを送受する通信制御装置は:送信側マスタ
ノードにおいては;送信バッファレジスタは、各スレー
ブノード宛の送信データをストアし、返信データ列バッ
ファは、受信側スレーブノードから受信したデータ領域
と有効無効領域とを有する返信データ列をストアし、比
較手段は、送信バッファレジスタの内容と返信データ列
バッファの内容とを各スレーブノード対応に比較し、送
信制御部は、送信バッファレジスタにストアされた各ス
レーブノードに対応した領域を含む送信データを通信フ
レームに組み立てて送信し、および比較手段での比較結
果が一致したスレーブノードに対し、受信側スレーブノ
ードに対応した領域に送信ノード肯定信号を返信し、受
信した通信フレームを解読し、通信フレームのエラーの
有無を判断し、および送信マスタノードからの送信ノー
ド肯定信号を受け取ったときに受信データを有効とし、
有効無効領域のデータが無効であることを示す場合は自
己宛の受信データを無効として処理する受信制御部と、
受信側スレーブノードにおいては;受信制御部は、受信
した通信フレームを解読し、通信フレームのエラーの有
無を判断し、および送信マスタノードからの送信ノード
肯定信号を受け取ったときに受信データを有効とし、有
効無効領域のデータが無効であることを示す場合は自己
宛の受信データを無効として処理し、受信バッファレジ
スタは、受信制御部で解読したデータの内自己スレーブ
ノードに対応した領域の受信データおよび有効無効デー
タはそのままストアし、他のスレーブノードに対応した
領域は非優先ビットを挿入してストアし、送信制御部
は、受信制御部が受信した通信フレームにエラーがない
と判断したときには、受信バッファレジスタにストアし
た受信データをそのまま返信データ列(肯定信号)とし
て送信側ノードに返信する。
【0054】本発明の通信制御装置の受信側スレーブノ
ードは、受信した通信フレームにエラーがあると判断し
たときには、受信バッファレジスタに自己スレーブノー
ドに対応する領域のデータを反転してストアし、他のス
レーブノードに対応した領域は非優先ビットを挿入す
る。
【0055】本発明の通信制御装置の受信バッファレジ
スタは、各スレーブノード対応に受信エラー検出の有無
を示す識別領域と自己スレーブノードに対応するデータ
領域を有し、受信側スレーブノードは、受信した通信フ
レームにエラーがあると判断したときには、受信バッフ
ァレジスタに自己スレーブノードに対応する識別領域に
識別ビットを立て、他のスレーブノードに対応したデー
タ領域および識別領域は非優先ビットを挿入する。
【0056】本発明のそれぞれ制御系および通信制御装
置を有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送
路に接続され、送出されるデータは優先ビットと非優先
ビットで構成され、データが衝突した場合、優先ビット
が伝送路に送出される伝送路制御方式の伝送路を用い
て、マスタノードと複数のスレーブノードの通信制御装
置間でデータを送受する通信制御装置は:送信側スレー
ブノードにおいては;送信バッファレジスタは、各スレ
ーブノードに対応したマスタノード宛の送信データおよ
びスレーブ側識別領域とをストアし、他のスレーブノー
ドに対応した領域は非優先ビットを挿入してストアし、
受信制御部は各スレーブノードのいずれかのノードが送
信を開始したことを検出する手段と、受信側マスタノー
ドからの肯定信号を受信したときに正常に送信できたこ
とを判断し、送信制御部は、送信要求が発した場合、送
信バッファレジスタにストアされた各スレーブノードに
対応した領域を含む送信データを通信フレームに組み立
てて送信し、また受信制御部で他のスレーブノードのい
ずれかのノードが送信を開始したことを検出した場合、
送信バッファレジスタにストアされた各スレーブノード
に追従して送信し、受信側マスタノードにおいては;受
信制御部は受信した通信フレームを解読し、通信フレー
ムのエラーの有無を判断し、受信バッファレジスタは受
信制御部で解読した受信データおよびスレーブノード識
別データをストアし、通信制御部は受信制御部が受信し
た通信フレームにエラーがないと判断したときには、送
信側スレーブノードからの受信データ中、スレーブノー
ド識別データにフラグが立っているスレーブノードにの
み各スレーブノードに対応した肯定信号領域に肯定信号
を発し返信する。
【0057】本発明の通信制御装置のスレーブノードの
送信バッファレジスタは、スレーブノードが送信を行っ
たことを示す領域を有する。
【0058】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の一実施例の通信制御装置1
00に用いられる通信フレームフォーマットを示す図で
ある。図2は実施例1の通信制御装置100の概略図を
示す図である。以下に、図1、2を用いて本発明の実施
例を説明する。
【0059】図1において、通信フレームフォーマット
は、通信の開始を示す開始信号1、送信先を示す相手ア
ドレス2、送信元を示す自己アドレス3、通信すべきデ
ータの領域を示す送信データ列4、送信データの終了を
示す送信データ終了信号5、受信側が送信側からの送信
信号に対しエラーを検出しない場合に受信側が送信側に
返信する返信データ列6、および通信フレームの終了を
示す通信終了信号7から構成される。1〜5までは送信
側が送出する信号、9は受信側が送信する信号である。
本発明においては、受信側が返信する返信データ列6に
は、受信側の受け取ったデータそのものが返信される。
つまり返信データ列6と送信データ列4は同じデータと
なる。
【0060】図2は実施例1の通信制御装置100の概
略を示す図である。図2を用いて実施例1の構成と動作
について説明する。最初に送信動作について説明する。
外部制御装置13はライン13aを介して通信制御装置
100内の外部制御装置インタフェース部106に接続
される。外部制御装置13は、制御系29から、例え
ば、「ワイパを駆動せよ」との送信要求が生じた場合、
ライン13aを介して外部制御装置インタフェース部1
06に送信要求を発し、送信データを通信制御装置10
0に転送する。転送された送信データは外部制御装置イ
ンタフェース部106とライン109を介して送信バッ
ファレジスタ103に書込まれる。書込まれた送信デー
タはライン110を介して送信制御部101に入力され
る。送信制御部101はこの送信データをもとに通信フ
レームを組み立てて、ライン114上でドライバ11を
介して送信信号として伝送路10に送出する。
【0061】次に受信動作について説明する。伝送路1
0と接続されるレシーバ12より受信される受信信号1
15は受信制御部102に入力される。受信制御部10
2は受信信号の相手アドレス2と自己アドレスレジスタ
105に外部制御装置13より予め書込まれている自己
アドレスと比較し、比較結果が一致した場合、受信処理
に移行する。受信制御部102はライン111を介して
受信バッファレジスタ104に受信データを書込む。受
信制御部102が受信エラーを検出しなかった場合、ラ
イン124を介して送信制御部101に返信データ列を
送信側に返信するよう指示する。送信制御部101はラ
イン113を介して受信バッファ104に格納されたデ
ータを基に返信データ列を組み立て返信する。またエラ
ーの検出されなかった場合は、受信バッファレジスタ内
の受信データはライン112および外部制御装置インタ
フェース部106を介して外部制御装置13に読み出さ
れる。
【0062】図3は送信制御部101と受信制御部10
2の詳細ブロックを示す図である。図3を用いて、送信
制御部と受信制御部における詳細動作について説明を加
える。まず、送信動作について説明する。図示されてい
ない送信バッファレジスタ103に送信データが書込み
完了されたことを示す送信バッファフル信号118は送
信制御シーケンスコントロール部122に入力される。
この信号118を受けることによって送信制御部101
は起動がかかる。ライン122aに送出されるセレクタ
制御信号によって送信データセレクタ119は送信バッ
ファレジスタアドレス制御部116によって制御される
送信バッファの送信バッファ読み出しアドレス信号11
6aで指定されるアドレスに格納される送信データ11
0を選択する。選択された送信データはライン119a
を介してパラレルデータからシリアルデータに変換する
シフトレジスタ120(以降、P/Sシフトレジスタと
呼ぶ)に入力される。P/Sシフトレジスタによりシリ
アルデータに変換された送信データは送信フレーム組み
立て手段121にライン120aを介して入力される。
送信フレーム組み立て手段121は入力された送信デー
タに開始信号1等を付加して通信フレームを組み立て、
送信信号114として伝送路に送出する。
【0063】次に受信動作について説明する。受信信号
115は受信フレーム解読手段123に入力される。受
信フレーム解読手段123によってライン108上の自
己アドレスデータと入力受信信号上の相手アドレス2と
比較し、比較結果が一致すれば、受信フレームとして受
信処理に移行する。受信フレーム解読手段123によっ
てデコードされたライン123b上のシリアル受信デー
タはシリアルデータからパラレルデータに変換するシフ
トレジスタ125(以降、S/Pシフトレジスタと呼
ぶ)に入力される。受信バッファレジスタアドレス制御
部126は、受信制御シーケンスコントロール部124
から送出されるライン124e上の受信バッファレジス
タアドレス制御信号を受けてパラレルデータに変換され
た受信データ111を書込むべき受信バッファ内レジス
タのアドレスを決定する。そして受信制御シーケンスコ
ントロール部124からの受信バッファ書込み制御信号
124dによって受信データ111は受信バッファレジ
スタ104に書込まれる。
【0064】また、受信制御シーケンスコントロール部
124はライン123a上に受信フレーム解読手段12
3からの受信信号の状態を示す信号を受けて、送信制御
部101に124a〜cに示す制御信号を出力する。ラ
イン124a上の制御信号は通信フレームの送信データ
終了信号5を検出した時に出力される。送信制御シーケ
ンスコントロール部122は、このライン124a上の
制御信号を受信すると、送信データセレクタ119が受
信バッファレジスタ104からの受信データ113を選
択するようにライン122aを介して指示する。受信フ
レーム解読手段123が受信データにエラーを検出しな
かった場合、受信制御シーケンスコントロール部124
は、ライン124bを介して送信制御シーケンスコント
ロール部122に返信データ送出制御信号を出力する。
送信制御部101内の受信バッファ読み出しアドレス制
御部117から受信バッファ読み出しアドレス信号11
7aが出力される。この受信バッファ読み出しアドレス
信号117aによって受信データ113が送信データセ
レクタ119を介して返信データとしてP/Sシフトレ
ジスタ120に入力されシリアルデータに変換される。
そのシリアルデータは送信フレーム組み立て手段121
により返信データとしてエンコードされライン114を
介して返信データ列として伝送路10に送出される。
【0065】(実施例2)図4は本発明の第2の実施例
の通信フレームフォーマットを示す図である。図5は第
2の実施例の通信制御装置200の概略を示す図であ
る。図4、図5を用いて本発明の第2の実施例を説明す
る。
【0066】図4の通信フレームフォーマットは、通信
の開始を示す開始信号1、送信先を示す相手アドレス
2、送信元を示す自己アドレス3、通信すべきデータの
領域を示す送信データ列4、送信データの終了を示す送
信データ終了信号5、受信側が送信側からの送信信号に
対しエラーを検出しない場合に受信側が送信側に返信す
る返信データ列6、通信フレームの終了を示す通信終了
信号15、送信ノード肯定信号16、および通信フレー
ムの終了を示す通信終了信号7から構成される。領域8
および18の領域は送信側が送出する信号、領域17は
受信側が送信する信号である。本発明においては、受信
側が返信する返信データ列6には、受信側が受け取った
データそのものが返信される。つまり返信データ列6と
送信データ列4は同じデータとなる。また、送信ノード
肯定信号16は送信側で返信データ列6と送信データ列
4が一致した場合、送信ノードから受信ノードに向けて
送信される肯定信号である。
【0067】図5は第2の実施例の通信制御装置200
の概略を示す図である。以下に図5を用いて第2の実施
例の構成と動作について説明する。外部制御装置13は
ライン13aを介して通信制御装置内の外部制御装置イ
ンタフェース部206に接続される。外部制御装置13
は、制御系から、たとえば、「ワイパを駆動せよ」との
送信要求を受信した場合、ライン13aを介して外部制
御装置インタフェース部206に送信要求を発し、送信
データを通信制御装置200に転送する。転送された送
信データは外部制御装置インタフェース部と206を介
して送信バッファレジスタ203に書込まれる。書込ま
れた送信データはライン210を介して送信制御部20
1に入力される。送信制御部201はこの送信データを
基にして通信フレームを組み立ててライン214上に送
出し、ドライバ11を介して送信信号として伝送路10
に送出される。
【0068】次に受信動作について説明する。伝送路1
0と接続されるレシーバ12より受信されるライン21
5上の受信信号は受信制御部202に入力される。受信
制御部202は受信信号の相手アドレス2と自己アドレ
スレジスタ205に予め外部制御装置から書込まれてい
る自己アドレスと比較し、比較結果が一致した場合、受
信処理に移行する。受信制御部202はライン211を
介して受信バッファレジスタ204に受信データを書込
む。受信制御部202が受信エラーを検出しなかった場
合、受信制御部202は、返信データ列6の領域を用い
て送信側に返信するようライン224を介して送信制御
部201に指示する。送信制御部201はライン213
を介して受信バッファ204に格納されるデータを基に
して返信データ列を組み立てて、返信データ列6の領域
を用いて送信側に返信する。
【0069】次に返信された返信データ列6に対する送
信ノード側の動作について説明する。送信ノード側は返
信された返信データ列6を受信制御部202を介してラ
イン211で接続される返信データバッファレジスタ2
27に返信データを書込む。受信制御部204に接続さ
れる送信バッファレジスタ203のデータと返信データ
バッファレジスタ227のデータとをそれぞれライン2
29とライン228を介して受信制御部204で比較
し、その比較結果をライン224を介して送信制御部2
01に伝える。送信バッファレジスタ203のデータと
返信データバッファレジスタ227のデータとの比較結
果が一致した場合、送信制御部201は肯定信号として
送信ノード肯定信号16を受信ノードに対して送信す
る。この例では自己アドレスに設定されるデータを肯定
信号として送信している。
【0070】また、受信ノードは、送信ノードからの送
信ノード肯定信号16を受信した場合、受信バッファレ
ジスタ204内の受信データをライン212を介して外
部制御装置インタフェース部206に送出し、外部制御
装置インタフェース部206は外部制御装置13にデー
タを送出する。
【0071】図6を用いて送受信制御部の動作を更に詳
細に説明する。図6は送信制御部201と受信制御部2
02の詳細ブロックを示す図である。まず、送信動作に
ついて説明する。送信バッファレジスタ203に送信デ
ータが書込み完了されたことを示す送信バッファフル信
号218は送信制御シーケンスコントロール部222に
入力される。この信号を受け送信制御部201は起動が
かかる。ライン222a上のセレクタ制御信号によって
送信データセレクタ219は送信バッファレジスタアド
レス制御部216からライン216a上に送信バッファ
読み出しアドレスを送信し、送信バッファレジスタ20
3に格納された送信データ210を選択する。選択され
た送信データはライン219aを介してP/Sシフトレ
ジスタ220に入力される。P/Sシフトレジスタ22
0によってシリアルデータに変換された送信データはラ
イン220aを介して送信フレーム組み立て手段221
に入力される。送信フレーム組み立て手段221は入力
された送信データに開始信号等を付加して通信フレーム
を組み立て、ライン214上の送信信号として伝送路1
0に送出する。
【0072】次に受信動作について説明する。ライン2
15上の受信信号は受信フレーム解読手段223に入力
される。受信フレーム解読手段223によってライン2
08上の自己アドレスデータと入力受信信号の相手アド
レス2とを比較し、その比較結果が一致すれば、受信フ
レームとして受信処理に移行する。受信フレーム解読手
段223によってデコードされたライン223b上のシ
リアル受信データはS/Pシフトレジスタ225に入力
される。また受信制御シーケンスコントロール部224
から出力されるライン224e上の受信/返信データバ
ッファレジスタのアドレス制御信号を受けて、受信/返
信データバッファレジスタアドレス制御部226はパラ
レルデータに変換された受信データ211を書き込むべ
き受信バッファレジスタ内のアドレスを226aを介し
て決定する。そして受信制御シーケンスコントロール部
224からのライン224d上の受信/返信データ書込
み制御信号によって、受信データは受信バッファレジス
タ204に書込まれる。
【0073】また、受信制御シーケンスコントロール部
224は、受信フレーム解読手段223からの受信信号
の状態を示す信号をライン223a上に受けて、送信制
御部201にライン224a〜224cを介して制御信
号を送出する。通信フレームの送信データ終了信号5を
検出した時にライン224a上に制御信号が送出され、
この制御信号を受けて送信制御シーケンスコントロール
部222は、受信バッファレジスタからのライン213
上の受信データを送信データセレクタ219が選択する
ようライン222aに制御信号を送出する。
【0074】受信制御シーケンスコントロール部224
は受信データにエラーを検出しなかった場合、ライン2
24b上に返信データ送出制御信号を発する。送信制御
部201内の受信バッファ読み出しアドレス制御部21
7からライン217a上に受信バッファ読み出しアドレ
ス信号が送出され、ライン213上の受信データは、送
信データセレクタ219を介して返信データとしてP/
Sシフトレジスタ220に入力されシリアルデータに変
換される。このシリアルデータは、送信フレーム組み立
て手段221により返信データとしてエンコードされラ
イン214を介して返信データ列として送出される。
【0075】次に返信された返信データ列6に対する送
信ノードの動作について説明する。送信ノードにおいて
は、返信された返信データ列6は、受信信号として受信
フレーム解読手段223に入力される。受信フレーム解
読手段223によってデコードされたライン223b上
のシリアル返信データは、S/Pシフトレジスタ225
に入力される。また、受信/返信データバッファレジス
タアドレス制御部226は、受信制御シーケンスコント
ロール部224からライン224e上に受信/返信デー
タバッファレジスタのアドレス制御信号を受けて、パラ
レルデータに変換された返信データを書込むべき返信デ
ータバッファレジスタのアドレスをライン226a上に
送出する。この返信データは、受信制御シーケンスコン
トロール部224から送出されたライン224d上の受
信/返信バッファ書込み制御信号によって返信データバ
ッファレジスタ227に書込まれる。
【0076】返信データを全て返信データバッファレジ
スタ227に書込んだ後、比較部230は返信データバ
ッファレジスタ227からデータと送信バッファレジス
タ203のデータとをそれぞれライン228とライン2
29を介して比較し、その比較結果をライン230aを
介して受信制御シーケンスコントロール部224に送出
する。受信制御シーケンスコントロール部224は、比
較結果が一致した時、ライン224cを介して送信制御
シーケンスコントロール部222に送信肯定信号を送出
する。この送信肯定信号により送信制御シーケンスコン
トロール部222は、送信データセレクタ219にライ
ン208上の自己アドレスを選択するようにライン22
2aに制御信号を送出する。自己アドレスレジスタ20
5に格納されるデータが送信データセレクタ219を介
してP/Sシフトレジスタに入力されシリアルデータに
変換される。送信フレーム組み立て手段221により自
己アドレスレジスタのデータはエンコードされライン2
14を介して送信ノード肯定信号として送出される。
【0077】また、送信ノードからの送信ノード肯定信
号16を受信した場合、受信フレーム解読手段223は
その情報をライン223aを介して受信制御シーケンス
コントロール部224に伝える。受信制御シーケンスコ
ントロール部224はこの受信データを正常に受信処理
できたことを検出して、受信データ有効信号224fを
外部制御装置インタフェース部206に発する。この信
号を受けて外部制御装置インタフェース部206は受信
バッファレジスタ204内の受信データをライン212
を介して読みだし、ライン13aを介して接続されてい
る外部制御装置に受信データを送出する。
【0078】(実施例3)本発明の第3の実施例の通信
制御装置を使用するLANシステムについて図7を用い
て説明する。第3の実施例のシステムにおいては、伝送
路10に5つのノードが接続される。このシステムを主
に制御するノードをノードAとする。ノードAは通信制
御装置24、外部制御装置13、制御系29で構成され
る。ノードAをマスタノードと呼ぶ。ノードB、ノード
C、ノードD、ノードEはそれぞれ通信制御装置25,
26,27,28と制御系30,31,32,33で構
成される。これらのノードをスレーブノードと呼ぶ。
【0079】図8は本発明の第3の実施例の通信フレー
ムフォーマットである。この通信フレームフォーマット
は、通信の開始を示す開始信号1、マスタノードからス
レーブノードへの送信を示すコード信号34、送信元つ
まりマスタノードを示す自己アドレス3、通信すべきデ
ータの領域を示す送信データ列35、送信データの終了
を示す送信データ終了信号5、送信側の送信信号に対し
受信側でエラーを検出しない場合に返信する返信データ
列36、返信データ列の終了を示す返信データ列終了信
号15、送信ノード肯定信号37および通信フレームの
終了を示す通信終了信号7で構成される。領域8および
領域37の領域は送信側が送出する信号である。領域3
6は受信側が送出する信号である。この第3の実施例の
システムにおいては、通信フレームは、マスタノードA
より送信され、スレーブノードB,C,D,Eの全てが
この通信フレームを受信して受信処理を行うように構成
される。
【0080】送信データ列35は35b,35c,35
d,35eの領域に分けられており、それぞれのデータ
はスレーブノードB,C,D,Eが受信するデータに対
応付けられている。返信データ列36は36b,36
c,36d,36eの領域に分けられておりスレーブノ
ードB,C,D,Eの返信データに対応付けられてい
る。また、各スレーブノードは送信データ列に割付られ
た領域に対し受信データそのものを返信する。つまり返
信データ列36と送信データ列35は同じデータとな
る。また、送信ノード肯定信号37は、送信側で返信デ
ータ列36と送信データ列35が一致した場合に送信ノ
ードから受信ノードに向けて送出される肯定信号であ
る。
【0081】まずマスタノ−ドAの送信動作の詳細につ
いて図11を用いて説明する。外部制御装置13より送
信データが外部制御装置インタフェース部406を介し
て送信バッファレジスタ403に送信データが書込まれ
る。外部制御装置インタフェース部406は書込みを完
了した後、書込み完了されたことを示す送信バッファフ
ル信号をライン418を介して送信制御シーケンスコン
トロール部422に送出する。この送信バッファフル信
号を受け、送信制御部401は起動がかかる。送信デー
タセレクタ419は、ライン422a上のセレクタ制御
信号によって送信バッファレジスタ403からのライン
410上の送信データを選択し、ライン419aを介し
てP/Sシフトレジスタ420に送出する。シリアルデ
ータに変換された送信データは、P/Sシフトレジスタ
420からライン420aを介して送信フレーム組み立
て手段421に入力される。送信フレーム組み立て手段
421は入力された送信データに開始信号1およびマス
タノードからスレーブノードへの送信を示すコード信号
34等を付加して通信フレームを組み立て、ライン41
4を介して送信信号として伝送路10に送出する。
【0082】図9はスレーブノードの通信制御装置25
〜28の構成を示す図である。ここでは、図9は、例え
ば、図7のLANシステム上のスレーブノードCを示
す。ノードCの制御系390はスイッチ390a,39
0bとアクチュエータ390c,390dから構成さ
れ、それぞれライン306a,306b,306c,3
06dを介して制御系インタフェース部306に接続さ
れる。
【0083】図9を用いて図7に示すマスタノードAか
らの通信フレームをスレーブノードCが受信した時のス
レーブノードの動作について説明する。ライン315上
の受信信号は受信フレーム解読手段323に入力され
る。受信フレーム解読手段323によってマスタからス
レーブへの送信を示すコード信号34を検出した場合、
受信制御部302は、受信処理に移行する。受信フレー
ム解読手段323によってデコードされたライン323
b上のシリアル受信データはS/Pシフトレジスタ32
5に入力される。パラレルデータに変換されたライン3
11上の受信データは、受信制御シーケンスコントロー
ル部324からのライン324d上の受信/返信バッフ
ァ書込み制御信号によって受信バッファレジスタ304
に書込まれる。
【0084】自己アドレスレジスタ305には、外部端
子391よりスレーブノードCを示す0100のデータ
が設定される。受信バッファレジスタ304は、このデ
ータにより304cに示す領域のみが有効とされ他の領
域はリセットされ0が挿入される。つまり、図8の送信
データ列35の00011011のデータ中の35cの
データ01のみが有効となる。この時点で受信バッファ
レジスタ304に格納されるデータは00010000
となる。
【0085】また、受信制御シーケンスコントロール部
324は、受信フレーム解読手段323からライン32
3a上に受信信号の状態を示す信号を受けて、送信制御
部301の送信制御シーケンスコントロール部322に
ライン324a〜324cを介して制御信号を送出す
る。受信フレーム解読手段323が通信フレームの送信
データ終了信号5を検出した時に、受信制御シーケンス
コントロール部324からライン324a上に制御信号
が送出され、この制御信号により送信制御シーケンスコ
ントロール部322は送信データセレクタ319に受信
バッファレジスタ304内の受信データをライン313
を介して選択するように、ライン322a上に制御信号
を送出する。受信制御シーケンスコントロール部324
は受信データにエラーを検出しなかった場合は、ライン
324b上に返信データ送出制御信号を送出する。ライ
ン313上の受信データが送信データセレクタ319を
介して返信データとしてP/Sシフトレジスタ320に
入力されシリアルデータに変換される。このシリアルデ
ータは、送信フレーム組み立て手段により返信データと
してエンコードされ、ライン314を介して返信データ
列として送出される。この時のノードCが返信するデー
タ列は、00010000である。
【0086】他のスレーブノードB,D,Eも上記説明
と同様な動作を行い。ノードBは送信データ列の35
b、ノードDは送信データ列の35d、ノードEは送信
データ列の35eを受信有効データとし、返信するデー
タ列は図10に示すようにノードBは0000000
0、ノードDは00001000、ノードEは0000
0011となる。各ノードの伝送路10はワイヤードO
R接続されており、優先ビットは1、非優先ビットは0
となる。つまり複数のノードが同時にデータを送出した
場合、ビット1を送出したノードのデータ(ビット)が
優先ビットとして伝送路に送出される。この通信例で
は、ノードB,C,D,Eが同時に返信データ列を伝送
路に送出しているが、伝送路10上の返信データ列36
は00011011となる。
【0087】次に返信された返信データ列36に対する
マスタノードAの動作について図11を用いて説明す
る。マスタノードAにおいては、返信された返信データ
列36は、受信信号として受信フレーム解読手段423
に入力される。受信フレーム解読手段423によってデ
コードされたライン423b上のシリアル返信データは
S/Pシフトレジスタ425に入力される。またパラレ
ルデータに変換されたライン411上の返信データは受
信制御シーケンスコントロール部424からライン42
6b上の返信バッファ書込み制御信号によって返信デー
タバッファレジスタ427に書込まれる。返信データを
全て返信データバッファレジスタに書込んだ後、比較部
430は返信データバッファレジスタ427のデータと
送信バッファレジスタ403のデータをそれぞれライン
428およびライン429を介して比較して、その比較
終了信号をライン430aを介して受信制御シーケンス
コントロール部424に送出する。
【0088】受信制御シーケンスコントロール部424
は、比較終了信号が発せられた時、ライン424cを介
して送信制御シーケンスコントロール部422に送信肯
定信号を送出する。この送信肯定信号により、送信制御
シーケンスコントロール部422は、送信データセレク
タ419に比較部の比較結果のデータ430bを選択す
るように、ライン422aを介して制御信号を送出す
る。比較結果のデータ430bが送信データセレクタ4
19を介してP/Sシフトレジスタ420に入力され、
シリアルデータに変換される。送信フレーム組み立て手
段421によって、比較結果のデータはエンコードさ
れ、ライン414を介して送信ノード肯定信号として送
出される。比較部430が出力する比較結果のデータ4
30bは、図8の通信フレームフォーマットの35bと
36b、35cと36c、35dと36d、35eと3
6eの比較結果に対応付けられ、比較結果が一致した場
合、それぞれ”1”となる。この例では、全てのスレー
ブノードの返信した返信データ列が送信バッファレジス
タのデータと一致したのでマスタノードの送信ノード肯
定信号37は1111となる。
【0089】次に図9を用いてマスタノードAからの送
信ノード肯定信号37を受信したスレーブノードの動作
について説明する。受信制御部302内の受信フレーム
解読手段323はその情報を323aを介して受信制御
シーケンスコントロール部324に送出する。受信制御
シーケンスコントロール部324は送信ノード肯定信号
37中、自ノードに割り当てられている肯定ビット、こ
の例ではb1が1であることを検出し、この受信データ
を正常に受信処理できたことを示す制御信号をライン3
24fを介して外部制御系インタフェース部に送出す
る。
【0090】制御系インタフェース部306はライン3
24f上の制御信号により自己アドレスレジスタ305
からのデータによって受信処理の対象とされる304c
のデータを有効として、306c,306dに出力す
る。ここで306cは”L”、306dは”H”とな
る。この結果、制御系390内のアクチュエータ390
cは駆動されず、390dは駆動される。すなわち、例
えば、アクチュエータ390dが、例えば、「ワイパ」
の場合には、マスタノードAからの指示に従ってそのワ
イパが駆動されることになる。
【0091】(実施例4)実施例3ではスレーブノード
B,C,D,Eが全てマスタノードAの通信フレームに
対し受信エラーを検出しなかった例を説明したが、実施
例4ではスレーブノードが受信エラーを検出した場合に
ついて説明する。図12は実施例4の受信エラーが検出
された場合の通信例を示す通信フレームである。ここで
使用される通信フレームフォーマットにおいては、通信
の開始を示す開始信号1から通信フレーム終了信号7ま
での構成は実施例3と同様である。この通信フレームに
おいて、スレーブノードCが受信エラーを検出した場合
について説明する。
【0092】返信データ列36は36b,36c,36
d,36eの領域に分けられており、スレーブノード
B,C,D,Eからの返信データに対応付けられてい
る。図12の例では、エラーを検出したスレーブノード
Cは、送信データ列に割付られた領域の受信データを反
転したデータを返信し、エラーを検出しなかったスレー
ブノードB,D,Eは送信データ列に割付られた領域の
受信データそのものを返信する。この例ではノードCの
みエラーを検出しているので、送信データ列35cの受
信データ01に対し反転した10を返信データ列36c
の領域を用いて返信し、ノードB,D,Eはエラーを検
出しなかったので、それぞれ送信データ列35b,35
d、35eの領域の受信データ00,10,11に対し
そのままのデータ00,10,11を36b,36d、
36eの領域を用いて返信する。この結果、返信データ
列36のデータは00101011となる。
【0093】図9、図13を用いてスレーブノードCの
詳細動作について説明する。ライン315上の受信信号
は受信フレーム解読手段323に入力される。受信フレ
ーム解読手段323が、マスタからスレーブへの送信を
示すコード信号34を検出すると受信処理に移行する。
受信フレーム解読手段323によってデコードされたラ
イン323b上のシリアル受信データはS/Pシフトレ
ジスタ325に入力される。パラレルデータに変換され
たライン311上の受信データは、受信制御シーケンス
コントロール部324から送出されたライン324d上
の受信/返信バッファ書込み制御信号によって受信バッ
ファレジスタ304に書込まれる。
【0094】自己アドレスレジスタ305には、外部端
子391よりスレーブノードCを示す0100のデータ
が設定される。このデータにより受信バッファレジスタ
304は領域304cのみ有効とされ他の領域はリセッ
トされ0が挿入される。つまり、図8の送信データ列3
5の00011011のデータ中の35cのデータ01
のみ有効となる。この時点で受信バッファレジスタ30
4に格納されるデータは00010000となる。
【0095】また、受信制御シーケンスコントロール部
324は、受信フレーム解読手段323からライン32
3aを介して受信信号の状態を示す信号を受けて、送信
制御部301にライン324a〜324cを介して制御
信号を送出する。ライン324a上の制御信号は、通信
フレームの送信データ終了信号5を検出した時に送出さ
れる。この制御信号により送信制御シーケンスコントロ
ール部322は、ライン322aを介して信号を送信デ
ータセレクタ319に送出する。この信号によって、送
信データセレクタ319は、受信バッファレジスタ30
4内の受信データをライン313を介して選択する。ま
た、受信フレーム解読手段323はこの受信データのエ
ラー検出の有無をライン323cを介して送信データセ
レクタ319に送出する。この例ではエラーを検出した
場合は、ライン323cは”H”となる。受信制御シー
ケンスコントロール部324はライン324b上に返信
データ送出制御信号を発する。
【0096】受信エラーを検出した信号323cが入力
された場合の送信データセレクタ319の動作について
図13を用いて説明する。送信データセレクタ部319
内の350,351,352,354で示される送信デ
ータセレクタ0,1,2,3は全く同じ構成であり、そ
の動作についてはブロック351で示される送信データ
セレクタ1を用いて説明する。送信バッファレジスタの
データビットD2と受信バッファレジスタのデータビッ
トD2、ライン322a上のセレクト信号が送信データ
セレクタ1内の2AND−ORゲート351aに接続さ
れる。返信データ列返信期間はライン322a上の送信
データセレクタ制御信号が”H”、受信バッファセレク
ト信号322bが”H”、送信バッファセレクト信号3
22cが”L”となり、受信バッファレジスタ304の
データビットD2のデータがの2AND−ORゲート3
51aから出力される。その出力は次段のEX−NOR
ゲート351cに入力される。ここでEX−NORゲー
トの他方の入力は反転制御部358内のNANDゲート
355の出力に接続される。この出力信号が”H”の時
はEX−NORゲートから351aのデータがそのまま
ライン319a2に出力され、出力信号が”L”の時は
351aのデータを反転した信号が出力される。つまり
EX−NORゲートの反転制御部358内のNANDゲ
ート355からの入力が”H”であれば受信バッファレ
ジスタのデータビットD2のデータがそのままライン3
19a2に出力され、”L”であれば、反転データが出
力される。送信データセレクタ1内の351b,351
dも同様の動作であり、NANDゲート355の出力
が”H”であれば受信バッファレジスタのデータビット
D3のデータがそのままライン319a3に出力さ
れ、”L”であれば、反転データが出力される。
【0097】反転制御部358には自己アドレスレジス
タ305のデータ0100がライン308上を介して入
力されており、NANDゲート354,356,357
の出力は常に”H”となる。つまり、ライン319a
0,319a1,319a4,319a5,319a
6,319a7には、受信バッファレジスタ304のデ
ータビットD0,D1,D4,D5,D6,D7のデー
タがそのまま出力される。反転制御部内のNANDゲー
ト355の出力はライン323b上の受信エラーディテ
クト信号が”H”(エラー検出時)の時”L”となり、
ライン319a2,319a3のEX−NOR出力は、
受信バッファレジスタ304のデータビットD2,D3
のデータの反転データが出力される。この例では、受信
バッファレジスタ304のデータD0〜D7は0001
0000であるので、送信データセレクタ319の出力
D0〜D7は00100000となりD2,D3が反転
される。
【0098】またライン322a上の送信バッファセレ
クト制御信号が”L”の時は送信バッファセレクト信号
322cが”H”受信バッファセレクト信号322c
が”L”となり反転制御部358の出力は全て”H”で
あるので、送信バッファレジスタ303のデータD0〜
D7がそのまま出力される。
【0099】返信すべき、送信データセレクタの出力D
0〜D7(00100000)は返信データとしてP/
Sシフトレジスタ320に入力されシリアルデータに変
換される。その後送信フレーム組み立て手段により返信
データとしてエンコードされライン314を介して返信
データ列として送出される。この時のノードCが返信す
るデータ列は、00100000である。
【0100】この実施例では他のスレーブノードB,
D,Eは受信エラーを検出していないので、各ノードが
返信する返信データ列はそれぞれ00000000、0
0001000、00000011であり、伝送路上の
返信データ列は図12の返信データ列36に示すように
00101011となる。
【0101】次に返信された返信データ列36に対する
マスタノードAの動作について図11を用いて説明す
る。マスタノードAにおいては、返信された返信データ
列36は、受信信号として受信フレーム解読手段402
に入力される。受信フレーム解読手段423によってデ
コードされたライン423b上のシリアル返信データは
S/Pシフトレジスタ425に入力される。パラレルデ
ータに変換されたライン411上の返信データは、受信
制御シーケンスコントロール部424からのライン42
6b上の返信バッファ書込み制御信号によって、返信デ
ータバッファレジスタ427に書込まれる。返信データ
を全て返信データバッファレジスタ427に書込んだ
後、比較部430は返信データバッファレジスタ427
のデータと送信バッファレジスタのデータとをそれぞれ
ライン428とライン429を介して比較し、比較終了
信号をライン430aを介して受信制御シーケンスコン
トロール部424に伝える。
【0102】受信制御シーケンスコントロール部424
は比較終了信号が発せられた時、ライン424cを介し
て送信制御シーケンスコントロール部422に送信肯定
信号を送出する。送信制御シーケンスコントロール部4
22は、この送信肯定信号を受信すると、比較部430
からの比較結果のデータ430bを送信データセレクタ
419が選択するようにライン422aに信号を送出す
る。比較結果のデータ430bは送信データセレクタ4
19を介してP/Sシフトレジスタに入力され、シリア
ルデータに変換される。比較結果のデータは、送信フレ
ーム組み立て手段によりエンコードされライン414を
介して送信ノード肯定信号として送出される。比較部4
30が出力する比較結果のデータ430bは図12中の
送受信データ列35bと36b、35cと36c、35
dと36d、35eと36eの比較結果に対応付けられ
ており、比較結果が一致した場合”1”となる。この例
では35cと36cが一致しないので、マスタノードか
らの送信ノード肯定信号37は1011となる。
【0103】次に図9を用いてマスタノードAからの送
信ノード肯定信号37を受信したスレーブノードCの動
作について説明する。受信制御部302内の受信フレー
ム解読手段323は受信した送信ノード肯定信号37を
ライン323aを介して受信制御シーケンスコントロー
ル部324に伝える。受信制御シーケンスコントロール
部324は、送信ノード肯定信号37中で自己に割り当
てられている肯定ビット、この例ではb1が0であるこ
とを検出し、受信データを正常に受信処理できなかった
ことを示す制御信号をライン324fを介して制御系イ
ンタフェース部306に送出する。制御系インタフェー
ス部306は、ライン324f上の制御信号によって、
自己アドレスレジスタ305のデータに基づいて受信処
理の対象とされる304cのデータを無効とする。
【0104】(実施例5)実施例4では返信データ列に
エラーを検出したスレーブノードは送信データ列に割付
られた受信処理対象領域に対し受信データを反転したデ
ータを、エラーを検出しなかったスレーブノードは送信
データ列に割付られた受信処理対象領域に対し受信デー
タそのものを返信する例を説明した。実施例5では、図
14に示すような通信フレームフォーマットを用いて各
スレーブノードが返信する返信データにエラーの有無を
示すビットを1ビット付加して、返信データ列36を構
成するシステムを説明する。第5の実施例における、通
信フレームフォーマットでは、たとえば、スレーブノー
ドCのみがエラーを検出している例を示し、受信した送
信データ列01にエラーの検出を示すビット1を付加し
て、返信データ列36を形成する。他のスレーブノード
B,D,Eは受信した送信データ列にエラー検出をしな
かったことを示すビット0を付加している。この結果返
信データ列は、返信データ列36に示すように、000
011100110となる。
【0105】図15は第5の実施例のスレーブノードの
通信制御装置の構成を示す図である。ここでは、具体的
には、図7のLANシステム上のスレーブノードCの場
合を例にとって説明する。スレーブノードCの制御系5
90(図7では31に対応)はスイッチ590a,59
0bとアクチュエータ590c,590dから構成され
ており、それぞれライン506a,506b,506
c,506dを介して制御系インタフェース部506に
接続される。
【0106】図15を用いてマスタノードAからの通信
フレームを受信したスレーブノードCの動作について説
明する。受信信号515は受信フレーム解読手段523
に入力される。受信フレーム解読手段523によってマ
スタからスレーブへの送信を示すコード信号34を検出
した場合、受信処理に移行する。受信フレーム解読手段
523によってデコードされたライン523b上のシリ
アル受信データはS/Pシフトレジスタ525に入力さ
れる。パラレルデータに変換されたライン511上の受
信データは、受信制御シーケンスコントロール部524
から送信されたライン524d上の受信バッファ書込み
制御信号によって受信バッファレジスタ504中の領域
D0〜D7に書込まれる。
【0107】外部端子591より自己アドレスレジスタ
505にスレーブノードCを示す0100のデータが設
定される。この0100の各ビットはスレーブノード
B、C、D、Eに対応するものであり、この図15はス
レーブノードCを表しているので第2ビットのみが1に
設定されている。このデータにより受信バッファレジス
タ504は504cに示す領域(D2,D3)のみ有効
となり、他の領域(D0,D1,D5〜D7,)はリセ
ット状態(すなわち、0)になる。つまり図14の送信
データ列35の00011011のデータ中の35cの
部分のデータ01のみ有効となる。この時点で受信バッ
ファレジスタに格納されるデータD0〜D7は0001
0000となる。受信フレーム解読手段523によって
受信エラーが検出された場合、ライン523dは”H”
となる。550はエラービット付加部であり、ライン5
23dは各ANDゲート550a,550b,550
c,550dに接続される。ANDゲートの他方の入力
は自己アドレスレジスタ505の各ビットに接続され
る。ここで自己アドレスレジスタのデータは0100で
あるので、エラービット付加部550の出力E0,E
2,E3は0に固定される。受信フレーム解読手段52
3で受信エラーが検出された場合、ライン523dは”
H”となるのでANDゲート550bの出力E1は1と
なる。従って、エラービットを含めた受信バッファレジ
スタ504のデータは000011000000とな
る。
【0108】また,受信制御シーケンスコントロール部
524は、受信フレーム解読手段523からの受信信号
の状態を示す信号をライン523aを介して受け、ライ
ン524a〜524cを介して送信制御部501中の送
信制御シーケンスコントロール部522に制御信号を送
出する。ライン524a上の信号は、通信フレームの送
信データ終了信号5を検出した時に送出され、この信号
を受信すると、送信制御シーケンスコントロール部52
2は、ライン522aを介して送信データセレクタ51
9に制御信号を送出し、受信バッファレジスタ504か
らエラービットが付加されたライン513上の受信デー
タを選択するよう指示する。受信制御シーケンスコント
ロール部524はライン524bを介して送信制御シー
ケンスコントロール部522に返信データ送出制御信号
を送出する。ライン513上の受信データが送信データ
セレクタ519を介して返信データとしてP/Sシフト
レジスタに入力され、シリアルデータに変換される。送
信フレーム組み立て手段は、返信データとしてエンコー
ドされた返信データ列をライン514を介して伝送路1
0に送出する。この時、ノードCが返信する返信データ
列は、000011000000である。
【0109】他のスレーブノードB,D,Eも上記説明
と同様な動作を行う。ノードBは送信データ列の35
b、ノードDは送信データ列の35d、ノードEは送信
データ列の35eを有効データとし、返信する返信デー
タ列は、ノードBでは000000000000、ノー
ドDでは000000100000、ノードEでは00
0000000110となる。伝送路10はワイヤード
OR接続されるため、図14に示すように、返信データ
列36は000011100110となる。
【0110】次に返信された返信データ列36を受信し
たマスタノードAの動作について図16を用いて説明す
る。マスタノードAは返信された返信データ列36を受
信信号として受信フレーム解読手段623に受信する。
受信フレーム解読手段623によってデコードされたラ
イン623b上のシリアル返信データはS/Pシフトレ
ジスタ625に入力される。パラレルデータに変換され
たライン611上の返信データは受信制御シーケンスコ
ントロール部624の返信バッファ書込み制御信号62
6bによって返信データバッファレジスタ627書込ま
れる。返信データバッファレジスタ627が返信データ
を全て返信データバッファレジスタ627に書込んだ
後、比較部630は、返信データバッファレジスタ62
7のデータと送信バッファレジスタのデータとをライン
628およびライン629と介して比較し、比較終了信
号をライン630aを介して受信制御シーケンスコント
ロール部624に送出する。
【0111】ここで比較される返信データバッファレジ
スタ627のデータはD0〜D7であり、エラービット
E0〜E3は含まれていない。受信制御シーケンスコン
トロール部は比較終了信号が発せられた時、ライン62
4cを介して送信制御シーケンスコントロール部622
に送信肯定信号を送出する。送信制御シーケンスコント
ロール部622は、送信データセレクタ619が送信肯
定信号によって比較部630で比較された比較結果のデ
ータ630bを選択するようにライン622aを介して
送信データセレクタ619に制御信号を送出する。比較
結果のデータ630bは送信データセレクタ619を介
してP/Sシフトレジスタ620に入力され、シリアル
データに変換される。P/Sシフトレジスタ620は、
送信フレーム組み立て手段により比較結果のデータはエ
ンコードされライン614を介して送信ノード肯定信号
として伝送路10に送出される。比較部630が出力す
る比較結果のデータ630bは、図14に示される通信
フレームフォーマット中の35bと36b、35c、と
36c、35dと36d、35eと36eの比較結果に
対応付けられ、較結果が一致した場合、出力信号は”
1”となる。つまり、この送信ノード肯定信号列は受信
側スレーブノードCはエラーを検出したが、返信データ
列は、返信側マスタノードの送信したデータと一致した
ので、スレーブノードCはこの受信データを有効として
処理してよいことを意味している。
【0112】次に図15を用いてマスタノードAからの
送信ノード肯定信号37を受信したスレーブノードCの
動作について説明する。受信制御部502内の受信フレ
ーム解読手段523はその送信ノード肯定信号37の情
報をライン523aを介して受信制御シーケンスコント
ロール部524に伝える。受信制御シーケンスコントロ
ール部524は送信ノード肯定信号37中、自己に割り
当てられている肯定ビット、この例ではb1が1である
ことを検出し、受信エラーを検出したがこの受信データ
は有効であると判断し、正常受信を示す制御信号をライ
ン524fを介して制御系インタフェース部506に送
出する。
【0113】制御系インタフェース部506はライン5
24f上の制御信号により自己アドレスレジスタのデー
タによって受信処理の対象である受信バッファレジスタ
504cのデータを有効として、ライン506c,50
6dに出力する。ここで506cは”L”、506dは
論理”H”となる。この結果、制御系590内のアクチ
ュエータ590cは駆動されず、590dは駆動され
る。
【0114】(実施例6)図17は本発明の第6の実施
例で使用される通信フレームフォーマットを示す図であ
る。この通信フレームフォーマットは、通信の開始を示
す開始信号1、マスタノードからスレーブノードへの送
信を示すコード信号34、送信元つまりマスタノードを
示す自己アドレス3、通信すべきデータの領域を示す送
信データ列35、送信データの終了を示す送信データ終
了信号5、受信側が送信側の送信信号に対しエラーを検
出しない場合に返信する返信データ列36、返信データ
列の終了を示す返信データ列終了信号15、送信ノード
肯定信号37および通信フレームの終了を示す通信終了
信号7から構成される。この通信フレームフォーマット
はマスタノードAより送信され、全てのスレーブノード
B,C,D,Eがこの通信フレームを受信する場合に用
いられる。
【0115】送信データ列35は、それぞれスレーブノ
ードB,C,D,Eが受信するデータ35b,35c,
35d,35eとそのデータを有効とするか無効とする
かの有効無効ビット35b2,35c2,35d2,3
5e2の領域から構成される。返信データ列36は、各
スレーブノードB,C,D,Eの送信データ列に対応し
受信データそのものを返信する領域である。つまり、返
信データ列36と送信データ列35は同じデータとな
る。また送信ノード肯定信号37は送信側で返信データ
列36と送信データ列35が一致した場合、送信ノード
から送信される受信ノードに向けての肯定信号である。
【0116】まずマスタノードAの送信動作について図
19を用いて説明する。外部制御装置13より送出され
た送信データは、外部制御装置インタフェース部160
6を介して送信バッファレジスタ1603に書込まれ
る。ここで送信バッファレジスタ1603に書込まれる
送信データは図17に示される送信データ列中の35
b,35b2,35c,35c2,35d,35d2,
35e,35e2である。第6の実施例においては、送
信データ列(35b,35b2,35c,35c2,3
5d,35d2,35e,35e2)の内容が(001
010101111)であるデータが書込まれた場合に
ついて説明する。また本実施例では上記の有効無効ビッ
ト35b2,35c2,35d2,35e2は1が有効
ビット、0が無効ビットを意味する。
【0117】外部制御装置インタフェース部1606は
書込み完了後、書込み完了されたことを示すライン16
18上の送信バッファフル信号は送信制御シーケンスコ
ントロール部1622に送出される。この送信バッファ
フル信号を受け送信制御部1601は起動がかかる。ラ
イン1622a上のセレクタ制御信号によって送信デー
タセレクタ1619は、送信バッファレジスタ1603
から送出されるライン1610上の送信データを選択す
る。その選択された送信データは、ライン1619aを
介してP/Sシフトレジスタ1620に送出される。P
/Sシフトレジスタ1620によりシリアルデータに変
換された送信データはライン1620aを介して送信フ
レーム組み立て手段1621に入力される。送信フレー
ム組み立て手段1621は、通信フレームフォーマット
中の送信データに開始信号1およびマスタからスレーブ
への送信を示すコード信号34等を付加して送信データ
列を組み立て、ライン1614を介してその送信データ
列を伝送路10に送出する。
【0118】図18は本発明の第6の実施例のスレーブ
ノードの通信制御装置25〜28の構成を示す図であ
る。ここではスレーブノードCの動作について説明す
る。図18において、ライン715上の受信信号は受信
フレーム解読手段723に入力される。受信フレーム解
読手段723がマスタからスレーブへの送信を示すコー
ド信号34を検出した場合、受信受信処理に移行する。
受信フレーム解読手段723によってデコードされたラ
イン723b上のシリアル受信データはS/Pシフトレ
ジスタ725に入力される。パラレルデータに変換され
たライン711上の受信データは、受信制御シーケンス
コントロール部724から送信されるライン724d上
の受信バッファ書込み制御信号によって受信バッファレ
ジスタ704に書込まれる。
【0119】外部端子791から自己アドレスレジスタ
705にスレーブノードCを示す0100のデータが設
定される。このデータにより受信バッファレジスタ70
4はライン704cに示す領域のみ有効とし他の領域は
リセットされる。つまり、図17の送信データ列35の
001010101111のデータ中の35cおよび3
5c2のデータ010のみ有効となり、他の35b,3
5b2,35d,35d2,35e,35e2のデータ
は0が挿入される。従って、受信バッファレジスタ70
4に格納されるデータは000010000000とな
る。受信バッファレジスタ704に格納されるデータ中
で有効/無効を示すY0〜Y3のデータと自己アドレス
レジスタ791のデータは、有効/無効検出部760に
入力される。この実施例においては、Y0〜Y3のデー
タが0000であるために、有効/無効検出部760の
出力は0となり、ライン760a上に無効を示す信号が
出力され、受信制御シーケンスコントロール部724に
入力される。
【0120】受信制御シーケンスコントロール部724
は、受信フレーム解読手段723からライン723a上
の受信信号の状態を示す信号を受けて、ライン724a
〜ライン724cを介して送信制御部701中の送信制
御シーケンスコントロール部722に制御信号を送出す
る。ライン724aは通信フレームの送信データ終了信
号5を検出した時に発せられる。この制御信号により送
信制御シーケンスコントロール部722は、ライン72
2aを介して信号を送信データセレクタ719に送出
し、送信データセレクタ719がライン713を介して
受信バッファレジスタ704内の受信データを選択する
よう指示する。受信制御シーケンスコントロール部72
4は、ライン724bを介して返信データ送出制御信号
を送出する。ライン713上の受信データが送信データ
セレクタを介して返信データとしてP/Sシフトレジス
タ720に入力され、シリアルデータに変換される。送
信フレーム組み立て手段は、シリアルデータを返信デー
タとしてエンコードし、ライン714を介して返信デー
タ列として伝送路10に送出する。この時、スレーブノ
ードCがマスタノードAに返信する返信データ列36
は、000010000000である。
【0121】他のスレーブノードB,D,Eも上記説明
と同様な動作を行い。ノードBは送信データ列の35
b、ノードDは送信データ列の35d、ノードEは送信
データ列の35eを有効データとし、各スレーブノード
B,D,Eが返信するデータ列は0010000000
00、00000010100、0000000001
11となる。伝送路10はワイヤードOR接続されるた
め、マスタノードAが受信する返信データ列36は00
1010101111となる。
【0122】次に返信された返信データ列36に対する
マスタノードAの動作について図19を用いて説明す
る。図19は第6の実施例のマスタノードAの通信制御
装置24の構成を示す図である。図19のマスタノード
Aにおいて、返信された返信データ列36は、受信信号
として受信フレーム解読手段1623に入力される。受
信フレーム解読手段1623によってデコードされたラ
イン1623b上のシリアル返信データはS/Pシフト
レジスタ1625に入力される。パラレルデータに変換
されたライン1611上の返信データは、受信制御シー
ケンスコントロール部1624から送出されるライン1
626b上の返信バッファ書込み制御信号によって返信
データバッファレジスタ1627に書込まれる。返信デ
ータを全て返信データバッファレジスタ1627に書込
んだ後、比較部1630は返信データバッファレジスタ
1627のデータと送信バッファレジスタ1603のデ
ータとをそれぞれライン1629および1628とを介
して比較し、比較終了信号をライン1630aを介して
受信制御シーケンスコントロール部に送出する。
【0123】受信制御シーケンスコントロール部162
4は、比較終了信号が発せられた時、ライン1624c
を介して送信制御シーケンスコントロール部1622に
送信肯定信号を送出する。送信制御シーケンスコントロ
ール部1622は、この送信肯定信号により、送信デー
タセレクタ1619が比較部1630から送出されるラ
イン1630b上の比較結果を選択するようにライン1
622aを介して制御信号を送出する。送信データセレ
クタ1619は、比較結果のデータをP/Sシフトレジ
スタ1620に送出し、P/Sシフトレジスタ1620
はその比較結果のデータをシリアルデータに変換する。
送信フレーム組み立て手段は、比較部1630からの比
較結果のデータ1630bをエンコードし、ライン16
14を介して送信ノード肯定信号37として伝送路10
を介してスレーブノードに送出される。比較部1630
が出力する比較結果データ1630bは、送受信データ
列(35b+35b2)と(36b+36b2)、(3
5c+35c2)と(36c+36c2)、(35d+
35d2)と(36d+36d2)、(35e+35e
2)と(36e+36e2)の比較結果であり、比較結
果が一致した場合、論理”1”となる。この例では、全
てのスレーブノードの返信した返信データ列が送信バッ
ファレジスタ1603のデータと一致するので、マスタ
ノードAからの送信ノード肯定信号37は1111とな
る。
【0124】次にマスタノードAからの送信ノード肯定
信号37を受信したスレーブノードCの動作について説
明する。図18において、受信制御部702内の受信フ
レーム解読手段723は、その情報をライン723aを
介して受信制御シーケンスコントロール部724に伝え
る。受信制御シーケンスコントロール部724は送信ノ
ード肯定信号37中の自己に割り当てられている肯定ビ
ット、この例ではb1が1であることを検出するが、有
効/無効検出部760で検出された無効信号が受信制御
シーケンスコントロール部724に入力されるため、こ
の受信データを正常に受信処理できたことを示すライン
724f上の制御信号は外部制御系インタフェース部に
送出されない。よってこの通信データは無効となり、制
御系インタフェース706に接続される制御系790は
通信前の状態のままとなる。
【0125】(実施例7)本発明のスレーブノードの送
信について実施例7で説明する。図20は本発明の第7
の実施例のスレーブノードが送信する時に使用する通信
フレームフォーマットを示す図である。この通信フレー
ムフォーマットは、通信の開始を示す開始信号1、スレ
ーブノードの送信を示すコード信号50、通信すべきデ
ータの領域を示す送信データ列51、送信データの終了
を示す送信データ終了信号5と、マスタノードの返信す
る肯定信号52および通信フレームの終了を示す通信終
了信号7で構成される。
【0126】図20の送信データ列51は51b,51
c,51d,51eと51b2,51c2,51d2,
51e2の領域に分けられており、それぞれのデータは
スレーブノードB,C,D,Eが送信するデータに対応
付けられている。マスタノードAの肯定信号52には各
スレーブノードに対してビットが割り付けられており、
この例ではb0がノードB、b1がノードC、b2がノ
ードD、b3がノードEに送出される肯定信号である。
【0127】次に、図7に示されるスレーブノ−ドCが
マスタノードAに送信を開始した場合の動作について図
20、図21を用いて説明する。図21は本発明の第7
の実施例のスレーブノードCの通信制御装置26の構成
を示す図である。スレーブノードCの制御系890はス
イッチ890a,890bとアクチュエータ890c,
890dで構成されており、ライン806a,806
b,806c,806dを介して制御系インタフェース
部806に接続される。
【0128】スレーブノ−ドCの制御系890のスイッ
チ890aをオンした場合の送信動作について説明す
る。スイッチ890aがオンしたとの情報はライン80
6aを介して制御系インタフェース部806に入力され
る。この情報に基づき制御系インタフェース部806は
送信バッファレジスタ803に送信データを書込む。ス
イッチ806a,806bのオン、オフの状態はD0,
D1に書込まれ、スイッチの変化の有無はD2に書込ま
れる。この例では、スイッチ806aはオン、806b
はオフであるので、D0=1、D1=0、そしてスイッ
チが変化したのでD2=1となる。ここで送信バッファ
レジスタ803は自己アドレスレジスタ805のデータ
(0100)がライン805aを介して入力されてい
る。図21に示すように、送信バッファレジスタ803
中の803b,803d,803eの領域はリセットさ
れ0が挿入されており、領域803cの領域のみ書込み
可能となっている。制御系インタフェース部806は、
送信バッファレジスタ803に送信データを書込み終了
後、送信データ書込み完了されたことを示す送信バッフ
ァフル信号をライン806fを介して送信制御シーケン
スコントロール部822に発する。
【0129】この信号を受け、送信制御部801は起動
がかかる。送信データセレクタ819は、ライン822
a上のセレクタ制御信号によって送信バッファレジスタ
803から送出されるライン810上の送信データを選
択し、ライン819aを介してP/Sシフトレジスタ8
20に入力される。P/Sシフトレジスタ820により
シリアルデータに変換された送信データはライン820
aを介して送信フレーム組み立て手段821に入力され
る。送信フレーム組み立て手段821は入力送信データ
に開始信号1とスレーブ送信を示すコード信号50等を
付加して通信フレームを組み立て、ライン814を介し
て伝送路10に送出する。この時スレーブノードCが送
信する送信データ列は図20の26に示すように000
101000000である。
【0130】次にノードC以外の、例えば、スレーブノ
ードDの動作について図22を用いて説明する。スレー
ブノードDのスイッチ990aオン、スイッチ990b
はオフになっており、このデータは既にマスタノードに
通信済みである。このため送信バッファレジスタ903
の領域903dは100になっている。903b,90
3c,903eの領域は自己アドレスレジスタ905の
データが0010であるためリセットされ0が挿入され
る。このために送信バッファレジスタ903のデータは
図22の27に示すように000000100000と
なっている。
【0131】スレーブノードCの送出した通信フレーム
はライン915を介して受信信号としてスレーブノード
Dの受信フレーム解読手段923に入力される。受信フ
レーム解読手段923は、スレーブ送信を示すコード信
号50を検出した場合、ライン923aを介して受信制
御シ−ケンスコントロ−ル部924にこの情報を伝え
る。受信制御シ−ケンスコントロ−ル部924は、ライ
ン924dを介して送信制御シ−ケンスコントロ−ル部
922に起動をかける。送信制御シ−ケンスコントロ−
ル部922から送出されるライン922a上のセレクタ
制御信号によって、送信データセレクタ919は送信バ
ッファレジスタ903から送出されるライン910上の
送信データを選択する。送信データセレクタ919は、
ライン919aを介してその送信データをP/Sシフト
レジスタ920に送出する。P/Sシフトレジスタ92
2は、シリアルデータに変換された送信データをライン
920aを介して送信フレーム組み立て手段921に入
力する。送信フレーム組み立て手段921は、入力され
た送信データから通信データを組み立て、ライン914
を介して送信信号として伝送路10に送出する。この
時、ノードDが送信する送信データ列は図20の27に
示すように000000100000である。
【0132】スレーブノードB,EもスレーブノードD
と同様に動作する。スレーブノードBのスイッチ990
a、990bは共にオフされており、スレーブノードE
のスイッチ990a、990bは共にオンになっている
と仮定すると(図示されていない)、スレーブノード
B,Eの送出する送信データ列51は、図20の25,
28に示すように000000000000、0000
00000110となる。伝送路10はワイヤードOR
接続されるため伝送路10上の送信データ列は図20の
送信データ列51に示すように00010110011
0となる。
【0133】次に、スレーブノードからの送信に対する
マスタノードAの受信動作について図23を用いて説明
する。図23は第7の実施例のマスタノードの通信制御
装置24の構成を示す図である。図23において、受信
信号2615は受信フレーム解読手段2623に入力さ
れる。マスタノードAは、スレーブノードから送信され
た送信データ列51を受信フレーム解読手段2623に
受信する。受信フレーム解読手段2623によってデコ
ードされたライン2623b上のシリアル送信データは
S/Pシフトレジスタ2625に入力される。受信フレ
ーム解読手段2623によってスレーブからマスタへの
送信を示すコード信号50を検出した場合、スレーブノ
ードから送られてきた受信フレームとして受信処理に移
行する。またパラレルデータに変換された受信データ2
611は、受信制御シーケンスコントロール部2624
からのライン2626a上の受信バッファ書込み制御信
号によって、受信データバッファレジスタ2604に書
込まれる。
【0134】受信データを全て受信バッファレジスタ2
604に書込んだ後、受信制御シーケンスコントロール
部2624は、受信エラーを検出しなかったと判断した
場合、ライン2624aを介して送信制御シーケンスコ
ントロール部2622に受信エラーを検出しなかった旨
の情報を与える。送信制御シーケンスコントロール部2
622はそれぞれライン2622aおよびライン262
2bを介して送信データセレクタ2619および送信フ
レーム組み立て手段2621に制御信号を送出し、肯定
信号を返信するための起動を行う。ここでb0はノード
B、b1はノードC、b2はノードD、b3はノードE
に送出される肯定信号である。本実施例では受信エラー
を検出しなかった場合の肯定信号は論理”1”としてい
るので、この場合、肯定信号52は1111となる。
【0135】またエラーを検出しなかった旨の情報が、
ライン2626fを介して外部制御装置インタフェース
部2606に伝えられる。外部制御装置インタフェース
部2606は外部制御装置13にライン13aを介して
受信バッファレジスタ2604の受信データを送出す
る。
【0136】マスタノードAは受信したデータにエラー
を検出しなかった場合、スイッチが変化したために送信
してきたノードにのみ肯定信号を返信する。図20の肯
定信号52のb0はノードB、b1はノードC、b2は
ノードD、b3はノードEに対する領域である。マスタ
ノードAは、例えば、スレーブノードCのスイッチが変
化したことを送信データ列より検出し肯定信号52をス
レーブノードに返信する。この場合、肯定信号は010
0となる。
【0137】第7の実施例においては、スレーブノード
は送信バッファレジスタのデータに対して送信データを
組み立て送信することを説明したが、送信バッファレジ
スタと受信バッファレジスタのデータを送信データとし
て送出する構成することもできる。この場合にも同様の
効果が得られる。
【0138】第1の実施例〜第6の実施例の返信データ
列に受信データと自己アドレスデータ双方を返信データ
として返信する構成とすることもできる。この場合にも
同様の効果が得られる。
【0139】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、送信側ノードは、送信データ列を含む通信フレーム
を送信し、受信側ノードは、受信した通信フレームを解
読し、受信データとしてストアし、通信フレームにエラ
ーがないと判断したときには、そのストアした受信デー
タ中の送信データ列に対応する受信データをそのまま返
信データ列(肯定信号)として送信側ノードに返信する
ので、送信側ノードで受信側ノードが受信したデータを
チェックすることが可能である。さらに受信側ノードの
エラー検出機能が故障し常に肯定信号を返信する場合に
も送信ノード側で確認できるので通信システム全体での
通信の信頼性が向上する。
【0140】さらに、本発明によれば、送信側ノード
は、送信データ列を含む通信フレームを送信し、受信側
ノードは、受信した通信フレームを解読し、受信データ
としてストアし、通信フレームにエラーがないと判断し
たときには、そのストアした受信データ中の送信データ
列に対応する受信データをそのまま返信データ列(肯定
信号)として送信側ノードに返信し、送信側ノードは、
返信されてきたデータ列と送信した送信データ列とを比
較して一致した場合再度、受信側ノードに送信ノード肯
定信号を返信するようにしたので、送信側ノードで受信
側ノードが受信したデータを送信したデータと比較しチ
ェックすることが可能である。さらに受信側ノードのエ
ラー検出機能が故障し常に返信データ列(肯定信号)を
返信する場合にも送信ノード側で確認できる。さらに受
信側ノードは送信側ノードの返信データ列と送信データ
列の比較結果による送信ノード肯定信号の内容で最終的
に受信処理の判断を実施するので通信システム全体での
通信の信頼性が向上する。
【0141】さらに、本発明によれば、送信側マスタノ
ードは、各スレーブノードに対応した領域を有する送信
データ列を含む通信フレームを送信し、受信側スレーブ
ノードは、受信した通信フレームを解読し、送信データ
列に対応する受信データ列中の自己スレーブノードに対
応したデータのみを受信データとしてストアし、通信フ
レームにエラーがないと判断したときには、そのストア
した受信データをそのまま返信データ列(肯定信号)と
して送信側ノードに返信し、送信側マスタノードは返信
されてきた返信データ列と送信した送信データ列とを各
スレーブノード対応に比較して一致した場合再度、各受
信側スレーブノードに対応した領域に送信ノード肯定信
号を返信し、この送信ノード肯定信号を受け取らなかっ
た受信側スレーブノードは受信した送信データ列中の自
己スレーブノードに対応した領域のデータを無効として
処理するようにしたので、送信側マスタノードで受信側
スレーブノードが受信したデータを送信したデータと比
較しチェックすることが可能である。さらに受信側スレ
ーブノードのエラー検出機能の故障し常に返信データ列
(肯定信号)を返信する場合にも返信マスタノード側で
確認できる。さらに受信側スレーブノードは送信側マス
タノードの返信データ列と送信データ列の比較結果によ
る送信ノード肯定信号の内容で最終的に受信処理の判断
を実施するので通信システム全体での通信の信頼性が向
上する。さらに同一通信フレームで複数のノードに通信
が可能であるため、通信効率がよい。さらに、スレーブ
ノード側は外部制御装置を必要としないので、信頼性の
高い通信システムが安価に構成できる。
【0142】さらに、本発明によれば、受信側スレーブ
ノードは、受信した自己あての通信フレームにエラーが
あると判断したときには、受信バッファレジスタにスト
アされた自己に割り当てられているデータに対して反転
したデータを返信データ列として送信側マスタノードに
返信するので、送信側マスタノードは受信側スレーブノ
ードが受信エラーを検出したことが、認識できる。
【0143】さらに、本発明によれば、受信側スレーブ
ノードは、受信した自己あての通信フレームにエラーが
あると判断したときには、各受信側スレーブノード対応
に受信エラー検出の有無を示す識別領域に識別ビットを
立て、受信バッファレジスタにストアされた自己に割り
当てられている領域のデータおよび識別ビットを返信デ
ータ列として送信側マスタノードに返信するので、送信
側マスタノードは受信側スレーブノードが受信エラーを
検出したことが、認識できる。さらに、送信側マスタノ
ードで受信側スレーブノードが受信したデータを送信し
たデータと比較しチェックすることが可能である。さら
に受信側スレーブノードのエラー検出機能が故障し常に
エラーを検出する場合にも送信マスタノード側で確認で
き、さらに受信側スレーブノードは送信側マスタノード
の識別ビットを含まない返信データ列と送信データ列の
比較結果による送信ノード肯定信号の内容で最終的に受
信処理の判断を実施するので、通信システム全体での通
信の信頼性が向上する。さらにエラーを検出した受信側
スレーブノードも送信ノード肯定信号が返信されてくれ
ば受信処理可能となるので再度、送信側マスタノードが
通信フレームを送出する必要が無く通信効率がよくな
る。さらに同一通信フレームで複数のノードに通信が可
能であるため、通信効率がよい。さらに、スレーブノー
ド側は外部制御装置を必要としないので、信頼性の高い
通信システムが安価に構成できる。
【0144】さらに、本発明によれば、送信側マスタノ
ードは、各スレーブノードに対応したデータ領域および
そのデータが有効であるか無効であるかを示す有効無効
領域を有する送信データ列を含む通信フレームを送信
し、受信側スレーブノードは、受信した通信フレームを
解読し、送信データ列に対応する受信データ列中の自己
スレーブノードに対応した受信データおよび有効無効デ
ータのみをストアし、通信フレームにエラーがないと判
断したときには、そのストアした受信データおよび有効
無効データをそのまま返信データ列(肯定信号)として
送信側マスタノードに返信し、送信側マスタノードは返
信されてきた返信データ列と送信した送信データ列とを
各スレーブノード対応に比較して一致した場合再度、各
受信側スレーブノードに対応した領域に送信ノード肯定
信号を返信し、この送信ノード肯定信号を受け取らなか
った受信側スレーブノードは受信した送信データ列中の
自己スレーブノードに対応した領域のデータを無効とし
て処理するようにしたので、送信側マスタノードは複数
の受信側スレーブノードの内、送信データを送る必要の
ある受信側スレーブノードにのみデータを通信すること
が可能である。また、他の受信側スレーブノードの状態
を記憶しておき、送信データを作成する必要は無く、さ
らに送信側マスタノードで受信側スレーブノードが受信
したデータを送信したデータと比較しチェックすること
が可能である。さらに受信側スレーブノードのエラー検
出機能の故障し常に返信データ列(肯定信号)を返信す
る場合にも送信マスタノード側で確認できる。さらに受
信側スレーブノードは有効ビットが立っていた場合に置
いても送信側マスタノードの返信データ列と送信データ
列の比較結果による送信ノード肯定信号の内容で最終的
に受信処理の判断を実施するので通信システム全体での
通信の信頼性が向上する。さらに受信側スレーブノード
は有効ビットが立っていない場合に置いては送信側マス
タノードの返信データ列と送信データ列の比較結果によ
らず受信処理を行わないため、受信バッファレジスタの
内容は変更されず現状態を維持することが可能である。
さらに同一通信フレームで複数のノードに通信が可能で
あるため、通信効率がよい。さらに、スレーブノード側
は外部制御装置を必要としないので、信頼性の高い通信
システムが安価に構成できる。
【0145】さらに、本発明によれば、送信側スレーブ
ノードは、各スレーブノードに対応したデータ領域およ
び状態の変化により送信したか否かを示すスレーブ側識
別領域を有する送信データ列を含む通信フレームを、各
スレーブノードのいずれかのノードが送信を開始した場
合、他のスレーブノードは、送信を開始したスレーブノ
ードに追従して送信データ列中の自己スレーブノードに
対応した領域のデータおよび識別データをマスタノード
に送信し、受信側マスタノードは、受信した通信フレー
ムを解読し、通信フレームにエラーがないと判断したと
きには、各スレーブノードに対応した肯定信号を送信側
スレーブノードに返信し、返信されてきた肯定信号を受
け取った送信側スレーブノードは、マスタノード宛の送
信が完了したと判断するので、受信側マスタノードは、
複数の送信側スレーブノードのうちどのスレーブノード
が状態が変化し通信してきたか認識可能である。さら
に、状態の変化していないスレーブノードの現時点の状
態も同一通信フレームで確認可能ある。さらに、送信側
スレーブノードは、受信側マスタノードの肯定信号の内
容で正常に送信できたか判断するので、通信の信頼性が
向上する。さらに、スレーブノード側は外部制御装置を
必要としないので、信頼性の高い通信システムが安価に
構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の通信制御装置に用いられ
る通信フレームフォーマットを示す図である。
【図2】 第1の実施例の通信制御装置100の概略を
示す図である。
【図3】 送信制御部101と受信制御部102の詳細
ブロックを示す図である。
【図4】 本発明の通信フレームフォーマットを示す図
である。
【図5】 第2の実施例の通信制御装置200の概略を
示す図である。
【図6】 送信制御部201と受信制御部202のブロ
ック図を示す図である。
【図7】 第3の実施例の通信制御装置を使用するLA
Nシステムの一例を示す図である。
【図8】 本発明の第3の実施例の通信フレームフォー
マットを示す図である。
【図9】 第3の実施例のスレーブノードの通信制御装
置300の構成を示す図である。
【図10】 第3の実施例の返信データ列を示す図であ
る。
【図11】 第3の実施例のマスタノードの通信制御装
置400の構成を示す図である。
【図12】 本発明の第4の実施例の通信フレームフォ
ーマットを示す図である。
【図13】 本発明の第4の実施例の送信データセレク
タ部の構成を示す図である。
【図14】 本発明の第5の実施例の通信フレームフォ
ーマットを示す図である。
【図15】 第5の実施例のスレーブノードの通信制御
装置25〜28の構成を示す図である(スレーブノード
C)。
【図16】 第5の実施例のマスタノードの通信制御装
置24の構成を示す図である。
【図17】 本発明の第6の実施例の通信フレームフォ
ーマットを示す図である。
【図18】 本発明の第6の実施例のスレーブノードの
通信制御装置25〜28の構成を示す図である(スレー
ブノードC)。
【図19】 第6の実施例のマスタノードの通信制御装
置24の構成を示す図である。
【図20】 本発明の第7の実施例のスレーブノードが
送信する時に使用する通信フレームフォーマットを示す
図である。
【図21】 本発明の第7の実施例のスレーブノードの
通信制御装置25〜28の構成を示す図である(スレー
ブノードC)。
【図22】 本発明の第7の実施例のスレーブノードの
通信制御装置25〜28の構成を示す図である(スレー
ブノードD)。
【図23】 第7の実施例のマスタノードの通信制御装
置24の構成を示す図である。
【図24】 従来の通信制御装置を使用するLANシス
テムの一例を示す図である。
【図25】 従来の通信フレームフォーマットの一例を
示す図である。
【図26】 従来の通信フレームフォーマットの他の例
を示す図である。
【図27】 従来技術の通信制御装置1000の概略を
示す図である。
【図28】 従来の通信制御装置を使用するLANシス
テムの他の例を示す図である。
【図29】 従来技術の通信制御装置1100の概略を
示す図である。
【符号の説明】
10 伝送路 11 ドライバ 12 レシーバ 13 外部制御装置 25,26,27,28,100,200,1000
通信制御装置 29,30,31,32,33 制御系 101,201,301,401,501,601,7
01,801 送信制御部 102,202,302,402,501,602,7
01,802 受信制御部 103,203,303,403,703,1603
2603 送信バッファレジスタ 104,204,304,404,704,1604,
2604 受信バッファレジスタ 227,427,627,1627 返信データバッフ
ァレジスタ 430、630、1630 比較部 1 開始信号 2 相手アドレス 3 自己アドレス 4 送信データ列 5 送信データ終了信号 6 返信データ列 7 通信終了信号 16 送信ノード肯定信号 66 肯定/非肯定信号

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信制御装置を有するノードが複数個伝
    送路に接続され、各通信制御装置間でデータを送受する
    通信制御方法において:送信側ノードは、送信データ列
    (4)を含む通信フレームを送信し、 受信側ノードは、受信した通信フレームを解読し、受信
    データとしてストアし、通信フレームにエラーがないと
    判断したときには、そのストアした受信データ中の前記
    送信データ列(4)に対応する受信データを、そのまま
    返信データ列(肯定信号)(6)として、送信側ノード
    に返信することを特徴とする通信制御方法。
  2. 【請求項2】 通信制御装置を有するノードが複数個伝
    送路に接続され、各通信制御装置間でデータを送受する
    通信制御方法において:送信側ノードは、送信データ列
    (4)を含む通信フレームを送信し、 受信側ノードは、受信した通信フレームを解読し、受信
    データとしてストアし、通信フレームにエラーがないと
    判断したときには、そのストアした受信データ中の前記
    送信データ列(4)に対応する受信データをそのまま返
    信データ列(肯定信号)(6)として送信側ノードに返
    信し、 送信側ノードは返信されてきた返信データ列(6)と自
    己の送出した送信データ列(4)とを比較し、一致した
    場合、再度受信側ノードに送信ノード肯定信号(16)
    を返信し、 この送信ノード肯定信号(16)を受け取った受信側ノ
    ードは受信データを有効として処理することを特徴とす
    る通信制御方法。
  3. 【請求項3】 それぞれ制御系および通信制御装置を有
    するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送路に接
    続され、マスタノードと複数のスレーブノードの通信制
    御装置間でデータを送受する通信制御方法において:送
    信側マスタノードは、各スレーブノードに対応した領域
    を有する送信データ列(35)を含む通信フレームを送
    信し、 受信側スレーブノードは、受信した通信フレームを解読
    し、送信データ列(35)に対応する受信データ列の自
    己スレーブノードに対応したデータのみを受信データと
    してストアし、通信フレームにエラーがないと判断した
    ときには、そのストアした受信データをそのまま返信デ
    ータ列(肯定信号)(36)として送信側ノードに返信
    し、 送信側マスタノードは返信されてきた返信データ列(3
    6)と自己の送出した送信データ列(35)とを各スレ
    ーブノード対応に比較し、前記の比較結果が一致した場
    合、スレーブノードに割り当てられた領域に送信ノード
    肯定信号(37)を返信し、 この送信ノード肯定信号(37)を受け取った受信側ス
    レーブノードは自己宛の受信データを有効として処理
    し、この送信ノード肯定信号(37)を受け取らなかっ
    た受信側スレーブノードは受信した送信データ列(3
    5)中の自己スレーブノードに対応した領域のデータを
    無効として処理することを特徴とする通信制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の通信制御方法において:
    受信側スレーブノードは、受信した通信フレームにエラ
    ーがあると判断したときには、受信バッファレジスタに
    ストアされた自己に割り当てられている領域のデータに
    対して反転したデータを返信データ列(肯定信号)(3
    6)として送信側マスタノードに返信することを特徴と
    する通信制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の通信制御方法において:
    受信側スレーブノードは、受信した通信フレームにエラ
    ーがあると判断したときには、各スレーブノード対応に
    受信エラー検出の有無を示す識別領域を有する受信バッ
    ファレジスタ中の自己に割り当てられた識別領域に識別
    ビットを立て、受信バッファレジスタにストアされた自
    己に割り当てられている領域のデータおよび識別ビット
    を返信データ列(肯定信号)(36)として送信側マス
    タノードに返信することを特徴とする通信制御方法。
  6. 【請求項6】 それぞれ制御系および通信制御装置を有
    するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送路に接
    続され、マスタノードと複数のスレーブノードの通信制
    御装置間でデータを送受する通信制御方法において:送
    信側マスタノードは、各スレーブノードに対応したデー
    タ領域およびそのデータが有効であるか無効であるかを
    示す有効無効領域を有する送信データ列(35)を含む
    通信フレームを送信し、 受信側スレーブノードは、受信した通信フレームを解読
    し、送信データ列(35)に対応する受信データ列中の
    自己スレーブノードに対応した受信データおよび有効無
    効データのみをストアし、通信フレームにエラーがない
    と判断したときには、そのストアした受信データおよび
    有効無効データをそのまま返信データ列(肯定信号)
    (36)として送信側マスタノードに返信し、 送信側マスタノードは返信されてきた返信データ列(3
    6)と自己の送出した送信データ列(35)とを各スレ
    ーブノード対応に比較し、前記の比較結果が一致した場
    合、スレーブノードに割り当てられた領域に送信ノード
    肯定信号(37)を返信し、 この送信ノード肯定信号(37)を受け取った受信側ス
    レーブノードは、有効無効領域のデータが有効であるこ
    とを示す場合は自己宛の受信データを有効とし、有効無
    効領域のデータが無効であることを示す場合は自己宛の
    受信データを無効として処理することを特徴とする通信
    制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の通信制御方法において:
    受信側スレーブノードは、受信した通信フレームにエラ
    ーがあると判断したときには、受信バッファレジスタに
    ストアされた自己に割り当てられている領域のデータに
    対して反転したデータを返信データ列(肯定信号)(3
    6)として送信側マスタノードに返信することを特徴と
    する通信制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の通信制御方法において:
    受信側スレーブノードは、受信した通信フレームにエラ
    ーがあると判断したときには、各スレーブノード対応に
    受信エラー検出の有無を示す識別領域を有する受信バッ
    ファレジスタ中の自己に割り当てられた識別領域に識別
    ビットを立て、受信バッファレジスタにストアされた自
    己に割り当てられている領域のデータおよび識別ビット
    を返信データ列(肯定信号)(36)として送信側マス
    タノードに返信することを特徴とする通信制御方法。
  9. 【請求項9】 それぞれ制御系および通信制御装置を有
    するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送路に接
    続され、マスタノードと複数のスレーブノードの通信制
    御装置間でデータを送受する通信制御方法において:送
    信側スレーブノードは、各スレーブノードに対応したデ
    ータ領域およびスレーブ側識別領域を有する送信データ
    列(51)を含む通信フレームを、各スレーブノードの
    いずれかのノードが送信を開始した場合、他のスレーブ
    ノードは、送信を開始したスレーブノードに追従して送
    信データ列(51)中の自己スレーブノードに対応した
    領域のデータおよび識別データをマスタノードに送信
    し、 受信側マスタノードは、受信した通信フレームを解読
    し、通信フレームにエラーがないと判断したときには、
    各スレーブノードに対応した肯定信号(52)を送信側
    スレーブノードに返信し、 返信されてきた肯定信号(52)を受け取った送信側ス
    レーブノードは、マスタノード宛の送信が完了したと判
    断することを特徴とする通信制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の通信制御方法におい
    て:前記スレーブ側識別領域はスレーブノードが送信を
    行ったことを示すフラッグを有し、受信マスタノード
    は、スレーブノードからの送信データ列(51)にスレ
    ーブノードが送信を行ったことを示す領域に識別フラッ
    グが立っているスレーブノードに対してのみ肯定信号を
    返信することを特徴とする通信制御方法。
  11. 【請求項11】 通信制御装置を有するノードが複数個
    伝送路に接続され、各通信制御装置間でデータを送受す
    る通信制御装置において:送信側ノードでは;送信デー
    タをストアする送信バッファレジスタと、 前記送信バッファレジスタにストアされた送信データを
    通信フレームに組み立てて送信する送信制御部とを有
    し、 受信側ノードでは;受信した通信フレームを解読し、通
    信フレームのエラーの有無を判断する受信制御部と、 前記受信制御部で解読したデータを受信データとしてス
    トアする受信バッファレジスタと、 前記受信制御部が受信した通信フレームにエラーがない
    と判断したときには、前記受信バッファレジスタにスト
    アした受信データをそのまま返信データ列(肯定信号)
    として送信側ノードに返信する送信制御部とを有するこ
    とを特徴とする通信制御装置。
  12. 【請求項12】 通信制御装置を有するノードが複数個
    伝送路に接続され、各通信制御装置間でデータを送受す
    る通信制御装置において:送信側ノードでは;送信デー
    タをストアする送信バッファレジスタと、 受信側から受信した返信データ列をストアする返信デー
    タ列バッファと、 前記送信バッファレジスタの内容と前記返信データ列バ
    ッファの内容とを比較する比較手段と、 前記送信バッファレジスタにストアされた送信データを
    通信フレームに組み立てて送信し、および前記比較手段
    での比較結果が一致した場合、受信側ノードに送信ノー
    ド肯定信号を返信する送信制御部とを有し、 受信側ノードでは;受信した通信フレームを解読し、通
    信フレームのエラーの有無を判断し、および送信ノード
    からの送信ノード肯定信号を受け取ったときに受信デー
    タを有効として処理する受信制御部と、 前記受信制御部で解読したデータを受信データとしてス
    トアする受信バッファレジスタと、 前記受信制御部が受信した通信フレームにエラーがない
    と判断したときには、前記受信バッファレジスタにスト
    アした受信データをそのまま返信データ列(肯定信号)
    として送信側ノードに返信する送信制御部と、を有する
    ことを特徴とする通信制御装置。
  13. 【請求項13】 それぞれ制御系および通信制御装置を
    有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送路に
    接続され、送出されるデータは優先ビットと非優先ビッ
    トで構成され、データが衝突した場合、優先ビットが伝
    送路に送出される伝送路制御方式の伝送路を用いて、マ
    スタノードと複数のスレーブノードの通信制御装置間で
    データを送受する通信制御装置において:送信側マスタ
    ノードは;各スレーブノード宛の送信データをストアす
    る送信バッファレジスタと、 受信側スレーブノードから受信した返信データ列をスト
    アする返信データ列バッファと、 前記送信バッファレジスタの内容と前記返信データ列バ
    ッファの内容とを各スレーブノード対応に比較する比較
    手段と、 前記送信バッファレジスタにストアされた各スレーブノ
    ードに対応した領域を含む送信データを通信フレームに
    組み立てて送信し、および前記比較手段での比較結果が
    一致したスレーブノードに対し、受信側スレーブノード
    に対応した領域に送信ノード肯定信号を返信する送信制
    御部とを有し、 受信側スレーブノードは;受信した通信フレームを解読
    し、通信フレームのエラーの有無を判断し、および送信
    マスタノードからの送信ノード肯定信号を受け取ったと
    きに受信データを有効として処理する受信制御部と、 前記受信制御部で解読したデータの内自己スレーブノー
    ドに対応した領域はそのままストアし、他のスレーブノ
    ードに対応した領域は非優先ビットを挿入してストアす
    る受信バッファレジスタと、 前記受信制御部が受信した通信フレームにエラーがない
    と判断したときには、前記受信バッファレジスタにスト
    アした受信データをそのまま返信データ列(肯定信号)
    として送信側ノードに返信する送信制御部と、を有する
    ことを特徴とする通信制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の通信制御装置におい
    て:受信側スレーブノードは、受信した通信フレームに
    エラーがあると判断したときには、前記受信バッファレ
    ジスタに自己スレーブノードに対応する領域のデータを
    反転してストアし、他のスレーブノードに対応した領域
    は非優先ビットを挿入する通信制御装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の通信制御装置におい
    て:前記受信バッファレジスタは、各スレーブノード対
    応に受信エラー検出の有無を示す識別領域と自己スレー
    ブノードに対応するデータ領域を有し、 受信側スレーブノードは、受信した通信フレームにエラ
    ーがあると判断したときには、前記受信バッファレジス
    タに自己スレーブノードに対応する前記識別領域に識別
    ビットを立て、他のスレーブノードに対応したデータ領
    域および識別領域は非優先ビットを挿入する通信制御装
    置。
  16. 【請求項16】 それぞれ制御系および通信制御装置を
    有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送路に
    接続され、送出されるデータは優先ビットと非優先ビッ
    トで構成され、データが衝突した場合、優先ビットが伝
    送路に送出される伝送路制御方式の伝送路を用いて、マ
    スタノードと複数のスレーブノードの通信制御装置間で
    データを送受する通信制御装置において:送信側マスタ
    ノードは;各スレーブノード宛の送信データをストアす
    る送信バッファレジスタと、 受信側スレーブノードから受信したデータ領域と有効無
    効領域とを有する返信データ列をストアする返信データ
    列バッファと、 前記送信バッファレジスタの内容と前記返信データ列バ
    ッファの内容とを各スレーブノード対応に比較する比較
    手段と、 前記送信バッファレジスタにストアされた各スレーブノ
    ードに対応した領域を含む送信データを通信フレームに
    組み立てて送信し、および前記比較手段での比較結果が
    一致したスレーブノードに対し、受信側スレーブノード
    に対応した領域に送信ノード肯定信号を返信する送信制
    御部とを有し、 受信側スレーブノードは;受信した通信フレームを解読
    し、通信フレームのエラーの有無を判断し、および送信
    マスタノードからの送信ノード肯定信号を受け取ったと
    きに受信データを有効とし、有効無効領域のデータが無
    効であることを示す場合は自己宛の受信データを無効と
    して処理する受信制御部と、 前記受信制御部で解読したデータの内自己スレーブノー
    ドに対応した領域の受信データおよび有効無効データは
    そのままストアし、他のスレーブノードに対応した領域
    は非優先ビットを挿入してストアする受信バッファレジ
    スタと、 前記受信制御部が受信した通信フレームにエラーがない
    と判断したときには、前記受信バッファレジスタにスト
    アした受信データをそのまま返信データ列(肯定信号)
    として送信側ノードに返信する送信制御部と、を有する
    ことを特徴とする通信制御装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の通信制御装置におい
    て:受信側スレーブノードは、受信した通信フレームに
    エラーがあると判断したときには、前記受信バッファレ
    ジスタに自己スレーブノードに対応する領域のデータを
    反転してストアし、他のスレーブノードに対応した領域
    は非優先ビットを挿入する通信制御装置。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の通信制御装置におい
    て:前記受信バッファレジスタは、各スレーブノード対
    応に受信エラー検出の有無を示す識別領域と自己スレー
    ブノードに対応するデータ領域を有し、 受信側スレーブノードは、受信した通信フレームにエラ
    ーがあると判断したときには、前記受信バッファレジス
    タに自己スレーブノードに対応する前記識別領域に識別
    ビットを立て、他のスレーブノードに対応したデータ領
    域および識別領域は非優先ビットを挿入する通信制御装
    置。
  19. 【請求項19】 それぞれ制御系および通信制御装置を
    有するマスタノードと複数のスレーブノードが伝送路に
    接続され、送出されるデータは優先ビットと非優先ビッ
    トで構成され、データが衝突した場合、優先ビットが伝
    送路に送出される伝送路制御方式の伝送路を用いて、マ
    スタノードと複数のスレーブノードの通信制御装置間で
    データを送受する通信制御装置において:送信側スレー
    ブノードは;各スレーブノードに対応したマスタノード
    宛の送信データおよびスレーブ側識別領域とをストア
    し、他のスレーブノードに対応した領域は非優先ビット
    を挿入してストアする送信バッファレジスタと、 各スレーブノードのいずれかのノードが送信を開始した
    ことを検出する手段と、受信側マスタノードからの肯定
    信号を受信したときに正常に送信できたことを判断する
    受信制御部を有し、 送信要求が発した場合、前記送信バッファレジスタにス
    トアされた各スレーブノードに対応した領域を含む送信
    データを通信フレームに組み立てて送信し、また前記受
    信制御部で他のスレーブノードのいずれかのノードが送
    信を開始したことを検出した場合、前記送信バッファレ
    ジスタにストアされた各スレーブノードに対応した領域
    を含む送信データを通信フレームに組み立てて他の送信
    を開始したスレーブノードに追従して送信する送信制御
    部とを有し、 受信側マスタノードは;受信した通信フレームを解読
    し、通信フレームのエラーの有無を判断する受信制御部
    と、 前記受信制御部で解読した受信データおよびスレーブノ
    ード識別データをストアする受信バッファレジスタと、 前記受信制御部が受信した通信フレームにエラーがない
    と判断したときには、送信側スレーブノードからの受信
    データ中、前記スレーブノード識別データにフラグが立
    っているスレーブノードにのみ各スレーブノードに対応
    した肯定信号領域に肯定信号を発し返信する送信制御部
    と、を有することを特徴とする通信制御装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の通信制御装置におい
    て:前記スレーブノードの送信バッファレジスタはスレ
    ーブノードが送信を行ったことを示す領域を有すること
    を特徴とする通信制御装置。
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