JPH0987945A - ジェットルームの停止装置 - Google Patents

ジェットルームの停止装置

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JPH0987945A
JPH0987945A JP26491395A JP26491395A JPH0987945A JP H0987945 A JPH0987945 A JP H0987945A JP 26491395 A JP26491395 A JP 26491395A JP 26491395 A JP26491395 A JP 26491395A JP H0987945 A JPH0987945 A JP H0987945A
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JP
Japan
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weft
loom
signal
value
transfer speed
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Pending
Application number
JP26491395A
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English (en)
Inventor
Masahiko Horibe
雅彦 堀部
Shinichi Nakamura
真一 中村
Yoshimi Wada
好美 和田
Osamu Ito
修 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Nissan Texsys Co Ltd
Original Assignee
Nissan Texsys Co Ltd
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緯糸が2本同時に緯入れされてしまうことを
防止することを目的とする。 【構成】 緯糸WFが2本同時に緯入れされるようにな
ると、緯糸フィーラー25からの緯糸信号に基づいて測
定している緯糸の移送速度が遅くなるので制御回路26
より緯糸の移送速度が織機1サイクル中で一定比率を占
めるよう主ノズル14へ供給する噴射流体の圧力を増加
するよう電子レギュレータ17に制御信号を出力する。
これにより、主ノズル14から噴射する流速が増速して
緯糸移送速度が増加する。この制御信号を比較回路にお
いて2本緯入れに相当するしきい値と比較し、このしき
い値を越えた場合織機停止信号を出力して電磁ブレーキ
42を作動させて織機を停止し、欠点織物の製織を中断
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジェットルームにおい
て意に反して緯糸が2本同時に緯入れされることが継続
したときに、それを早期に発見して不良反の製織継続を
中断するジェットルームの停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】緯糸の移送速度を測定し、その速度が織
機1サイクル中の一定部分を占めるように織機主軸の回
転数或いは緯入れ用流体の流れを変更して移送速度を制
御し、移送速度の低下や上昇によって織機1サイクル中
に占める比率が変化することにより、緯糸が経糸に引掛
かったりして織機が停止したり、緯糸が弛んだりして織
物品質を低下させないようにする技術は、例えば特開昭
56−96938号により知られている。
【0003】
【発明が解決しようする課題】ジェットルーム、例えば
エアジェットルームにおいて連続運転しているときに緯
糸の性状が暫時変化、例えば緯糸の太さが細い状態から
太い状態に変化した場合を例にとり、前記の技術を更に
詳細に説明する。
【0004】一般的にエアジェットルームにあっては、
噴射空気の圧力と噴射タイミングが一定であれば、緯糸
の単位長当たりの重量が重いほど、すなわち、太い糸ほ
ど供給する空気圧力を高くしたり噴射期間を長くし、緯
糸に付与する搬送力を大きくする必要がある。
【0005】このため、前記例の場合は緯糸の太さが増
すにつれ一定の圧力と噴射タイミングでは緯糸の移送速
度が低下してしまうため、緯糸太さの変化に合わせて噴
射空気の圧力を増加させ、もって緯糸に作用する搬送力
を増加させて移送速度が一定になるようにしている。
【0006】ところで、前述のように緯糸の性状が変化
してもその変化後の性状に合わせて緯入れ条件を変更す
る装置を有するエアジェットルームにあっては、織機の
停止を回避したり織物品質を低下させないようにする効
果を有する反面、次のような不都合があることが解っ
た。
【0007】すなわち、従来より給糸体交換毎の織機停
止を回避するため、給糸体の終端と次の給糸体の先端と
を結んでおく、所謂ピックテール結びが行われている。
近年は更なる省力化のため、給糸体の補給回数を減少で
きるよう織機の給糸体スタンドに保持する給糸体数を多
くすることが行われている。ところで、給糸体スタンド
は、織機フレームから突出させたり側方床面に立設して
あるので、寸法が大きくなり過ぎると設置床面積を増加
したり、操作性が阻害されることから、小面積で多くの
給糸体を保持できるスタンドが求められている。
【0008】このため、自ずと給糸体の間隔が狭くな
り、場合によっては使用中の給糸体から引き出されてい
る緯糸が隣接する給糸体のピックテール部に接触し、更
に絡み付くことがある。これにより、現在引き出されて
いる緯糸に連れられて隣接する給糸体から引き出されて
一緒に緯入れされてしまうことがある。なお、この場
合、引き出されている給糸体の終端側は引き出されない
ため切断してしまう。
【0009】このように2本の緯糸が一つの開口に緯入
れされると、織物欠点になるので早期に織機を停止し、
織物の修復と緯糸の絡み付きを解消せねばならない。し
かし、前述のように緯糸の移送速度を検出してそれが所
定値を外れた場合、緯入れ条件を変更し、もって移送速
度を一定にする装置が装着されていると、2本一緒に緯
入れされた場合は、緯糸が太くなった場合に相当し、緯
糸の移送速度が遅くなるため、噴射流体の圧力を高くし
て移送速度を一定に戻すよう作用する。
【0010】これがため、噴射流体の圧力が変更されて
緯糸の移送速度が所定値に戻されるため、緯入れミスが
生じ難く連続運転されてしまい、欠点織物を連続して製
織してしまうという大きな問題がある。
【0011】本発明は前述の問題に鑑みてなされたもの
で、緯糸の移送速度を測定しその移送速度が織機1サイ
クルに対し一定比率を占めるよう織機主軸の回転数或い
は移送速度を制御する制御信号を出力するジェットルー
ムにおいて、2本緯入れになったことを検知して織機を
停止し、もって欠点織物の連続製織を中断することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的を達
成するため、緯糸の移送速度を測定し、その移送速度が
織機1サイクルに対し一定比率を占めるよう織機主軸の
回転数或いは移送速度を制御する制御信号を出力するジ
ェットルームにおいて、前記制御信号と予め設定された
しきい値とを比較し、前記しきい値を越えたときに織機
停止信号を出力する比較回路と、前記織機停止信号を受
けて織機を停止する織機停止装置とを設けたものであ
る。
【0013】
【作用】この構成によれば、2本緯入れが発生すると緯
糸の移送速度が遅くなるため、移送速度が織機1サイク
ルに対し一定比率を占めるよう、例えば主ノズルへ供給
する噴射流体の圧力を増加する。これにより、主ノズル
から噴射する流体の流速及び空気密度が増加するため、
緯糸に付与する牽引力が増して移送速度が高くなる。そ
して移送速度が織機1サイクルに対し一定比率を占める
ようになるまで供給圧力を増加するよう制御信号を出力
するが、この制御信号を比較回路において2本緯入れに
相当するしきい値と比較し、このしきい値を越えた場合
織機停止信号を出力して織機を停止し、欠点織物の製織
を中断する。
【0014】
【実施例】図1において、1は緯糸貯留装置であって、
回転軸2、その一端部に静止状態に保持したドラム3、
回転軸1から突出した回転腕4、ドラム3の周面に対し
入、退出する係止体5、係止体5を駆動する電磁アクチ
ュエータ6、とよりなっている。7は給糸体ホルダーで
あり、そのホルダー7の同円上に等間隔で垂立した保持
棒8A、8B、8C、8Dに給糸体9A、9B、9C、
9Dの中心部の保持孔を嵌合して保持させてある。そし
て、給糸体8Aの終端を給糸体8Bの始端と、給糸体8
Bの終端を給糸体8Cの始端と、給糸体8Cの終端を給
糸体8Dの始端とそれぞれ結んで、一本化してある。給
糸体8Aから引き出した緯糸WFは、回転軸2内の導糸
孔(図示せず)から回転腕4を通ってドラム3に巻き付け
られる。
【0015】10は緯糸WFの巻き戻し検出器であっ
て、ドラム3の周囲を旋回する緯糸WFを検出し、緯糸
信号CYを係止体5の制御回路11に出力する。図2を
参照してこの制御回路11を説明すると、モーター21
によりベルト22を介して回転駆動される織機の主軸1
2に取り付けられたシャフトエンコーダ13からの主軸
角度信号TIと、前記巻き戻し検出器10からの緯糸信
号CYと、巻き戻し基準角度設定器28の設定値CYP
をI/O35を介してCPU36に受け、ROM37に
記憶されている予め設定された主軸角度信号TIを受け
たとき引き出し信号ONをI/O38を介してアンプ1
2に出力する。このアンプ12はこのON信号を増幅し
て電磁アクチュエータ6を作動させ、係止体5をドラム
周面から引き出す。さらに、緯糸センサ10からの緯糸
信号CYを受けて、係止体5の引き出し後緯糸信号CY
の回数が所定数例えば3回をカウントしたら突入信号O
FFを出力し、電磁アクチュエータ6を前記と逆方向に
励磁して係止体5をドラム3の周面に突入させる。すな
わち、緯糸WFがドラム3周りを3回転した後係止体5
をドラム3周面に突入させて4回転目で係止体5で係止
することにより、ドラム4回巻きで緯入れ1回分の緯糸
WFの長さになるようにしてある。なお、29はRAM
である。
【0016】図1に戻り、14は主ノズル、15は緯糸
案内溝16を有する筬であり、図外のスレソードに保持
されてそれと一体的に揺動するようになっている。圧力
空気は図外の圧力空気供給源から配管20の途中に介在
しているレギュレータ17、空気タンク18、電磁三方
弁19を介して主ノズル14に供給される。電磁弁19
は緯入れ制御回路26からの開信号により開弁し、閉信
号により閉弁する。緯入れ制御回路26を図3を参照し
て説明すると、シャフトエンコーダ13からの角度信号
TIと、緯糸フィーラー25からの緯糸信号Fと緯糸到
達基準角度設定器27でのプリセット値PARがI/O
39を介してCPU40に入力される。CPU40の出
力は1/O41を介してアンプ30に出力され、電子レ
ギュレータ17を指示圧力に設定する。また、アンプ3
1の出力は電磁バルブ19を開閉駆動する。また、アン
プ43を介して電磁ブレーキ42が駆動される。32は
ROM、33はRAMである。制御回路26はシャフト
エンコーダ13からの角度信号TIが予め設定された所
定角度になると電磁弁19に開信号を出力し、別の所定
角度になると閉信号を出力する。
【0017】図1に戻り、光学式の緯糸フィーラ25は
緯糸案内溝16に面して配設してあり、筬15と一体的
に揺動し、緯糸WFの先端が前方の緯糸案内溝16に達
すると緯糸信号Fを出力する。制御回路26はこの緯糸
信号Fを受け、この緯糸信号Fの発信された時点をシャ
フトエンコーダ13からの主軸角度TIに置き換えて緯
糸到達タイミング信号Tを出力する。
【0018】緯入れ制御回路26は、この緯糸到達タイ
ミング信号Tを受けてレギュレータ17の設定圧力を演
算し、必要な場合は調整信号を出力する。電磁ブレーキ
42は主軸12に取り付けられ、本発明の織機停止装置
を構成している。
【0019】次にこの実施例の作用を図4のフローチャ
ートを参照して説明する。なお、SPは織機起動後緯糸
到達タイミング信号Tのサンプリングを行わないピック
数であり、本実施例では3ピックに設定してある。ΣP
はピック数の合計、ΣTは緯糸到達タイミング信号Tと
基準到達タイミング信号T0との差の累計、LMは累計
差基準値であり、この例では100に設定してある。V
は電磁レギュレータ17の圧力指示値であり、従前の圧
力指示値vと、その圧力指示値を累積差基準値LMをΣ
Pで除した数値の加算値、STDは1本緯入れ時の圧力
指示値の最大値よりもやや大きく設定した異常判断のし
きい値、すなわち1本の緯糸の最大太さでの緯入れでは
有り得ない圧力指示値、換言すれば2本の緯糸が一緒に
緯入れされている場合にのみ出力される値である。
【0020】まず、ステップS1ではSP、ΣT、ΣP
がリセットされそれぞれ0になる。次いでステップS2
では織機の運転スイッチ(図示せず)がONか否かを判定
し、OFFの場合はステップ3にてサンプリングを行わ
ないピック数SPをクリヤして後、前記ステップS2の
運転スイッチONの判定を繰り返す。
【0021】ステップS2で運転スイッチがONである
ことを判定するとステップS4に移る。なお、織機の運
転開始時は制御回路26からの電子レギュレータ17へ
の電圧指示値はプリセッタ(図示せず)で設定された初期
値v、例えば3Σ/cm2になる値になっている。
【0022】ステップS4では主軸12の回転信号、具
体的にはシャフトエンコーダ13からの主軸角度信号T
Iの0度信号が3回、すなわちSPが3になったか否か
を判定し、至らない場合はステップS5において前記0
度信号の有無を判定し、0度信号を受けたときにステッ
プS6においてSPに1を加算し、SPが3回になるま
でステップS2、S4、S5、S6を繰り返す。このよ
うにSPが3になるまでは次のステップに移らないよう
にしたのは、織機の運転立ち上がり時は緯糸の飛走が不
安定であるため、その不安定な状態でのデーターを爾後
の制御に用いないためである。ステップS4でSPが3
以上になったことを判定するとステップS7に進む。ス
テップS7では緯糸フィーラー25が緯入れピック毎に
最初に緯糸WFを検出した時点のシャフトエンコーダ1
3からの主軸角度信号TIを緯糸到達タイミング信号T
として読み込んで、基準到達タイミング信号T0と比較
し、その差をΣTとして累積する。例えば基準信号T0
を240゜に設定し、実際の緯糸到達タ4イミング信号
Tが252゜であった場合は、ΣTとして12が累積さ
れる。また、緯糸到達タイミング信号Tの読み込み毎に
p+1を実行してピック数合計ΣPを演算する。この前
述の例の場合、pは0であるからΣPは1になる。
【0023】次いでステップS8では緯糸到達タイミン
グ差累積値ΣTとプラス側累積差基準値+LMとを比較
する。この時点ではΣTが12であるため累積差基準値
+LMの100よりも小さいためステップS9に移る。
ステップS9では、マイナス側累積差基準値−LMと比
較し、すなわちΣTの12は−100よりも大きいので
ステップS2に戻る。
【0024】次の製織サイクルにおいて、ステップS7
において緯糸到達タイミング信号Tが235゜であった
場合は、基準値T0との差が−5゜であるので、ΣTは
12−5で7になり、ΣPは1+1で2になる。そして
ΣTはプラス側基準値+LMよりも小さく、マイナス側
基準値−LMよりも大きいので再びステップS2に戻
る。
【0025】以降、前述のステップが繰り替えされ、例
えばピック数合計ΣPが10で緯糸到達タイミング差累
計ΣTが110になったとすると、ステップS8におい
てプラス側累積差基準値+LMの100よりも大きいと
判定されるのでステップS10に移る。
【0026】ステップS10では初期値vに前記v、す
なわち3(Σ/cm2)をΣPの10で除した値0.3を
加算して新たな空気圧指示値3.3を出力する。次いで
ステップS11において空気圧指示値Vを異常値のしき
い値STDと比較する。例えばSTDを4.2に予めプ
リセットしてある場合は、前記指示値Vはそれよりも小
さいのでステップS12に移る。ステップS11で指示
値Vがしきい値STDよりも大きい場合、すなわち緯糸
WFが隣接するピックテール部の緯糸と絡んで2本緯入
れの状態になったときにはステップS13において停止
信号を出力してモータ21への給電を停止すると共に電
磁ブレーキ42を作動させ、織機を停止すると共に警報
を出力したり、異常を表示する。このステップS11が
本発明の比較回路に相当する。これにより、2本同時に
緯入れされているときに早期に検出して織機を停止し、
欠点織布の製織を中止することができる。
【0027】ステップS12では前記指示値Vがプリセ
ットされている上限値UV、例えば4よりも大きいかど
うかを判定する。大きい場合はステップS14に移り、
前記指示値Vを予め設定されている上限値Vu、例えば
4にセットしてステップS14に進む。ステップS12
において空気圧指示値VがUVよりも小さい場合もステ
ップS15に進む。ステップS15では新たな指示値V
がアンプ30を介して電子レギュレータ17へ出力され
る。これにより、主ノズル14に供給される空気が増圧
するため、緯入れ時に主ノズル14から噴出する空気流
の流速が増速され、緯糸WFの飛走速度が増加して緯糸
到達タイミングが早くなり、それを表す緯糸到達タイミ
ング信号Tも小さくなる。
【0028】ステップS15においては更に前記空気圧
指示値Vを表示し、さらに到達タイミング差累計ΣT及
びピック数合計ΣPを0にリセットする。また、ピック
数合計ΣPが10で緯糸到達タイミング差累計ΣTが−
110になったとすると、ステップ9においてマイナス
側累積差基準値−LMの−100よりも小さいと判定さ
れるので、ステップS16に移る。ステップS16では
初期値vに前記v、すなわち3をΣPの10で除した値
0.3を減算して新たな指示値2.7をVとして出力す
る。次いでステップS17において空気圧指示値Vがプ
リセットされている下限値LV、例えば2よりも大きい
かどうかを判定する。この場合は2よりも大きいのでス
テップS14に進む。
【0029】空気圧指示値Vが下限値LVよりも小さい
場合はステップS18に進み、前記指示値Vは予め設定
されている下限値Vl、例えば2で出力される。これに
より、主ノズル14に供給される空気が減圧されるた
め、緯入れ時に主ノズル14から噴出する空気流の流速
が減速し、以て緯糸9の飛走速度が減速して緯糸到達タ
イミングが遅くなり、それを表す緯糸到達タイミング信
号Tも大きくなる。
【0030】なお、上記の実施例の空気圧指示値Vを、
所定回数分の緯糸到達タイミング信号の平均値を求め、
この緯糸到達タイミング平均値を予め設定された基準値
と比較し、それよりも遅い場合は所定値を加算した新た
な空気圧指示値として出力し、逆に基準値よりも早い場
合は、所定値を減算した新たな空気圧指示値として出力
してもよい。
【0031】さらに、上記実施例では主ノズルへの供給
空気圧力を変更することにより緯糸の飛走速度を調整
し、織機1サイクル中に占める緯入れ時間が一定の比率
になるようにしたが、緯糸飛走速度に代えて織機の作動
速度、すなわち織機主軸の回転速度を調整することによ
り織機1サイクル中に占める緯入れ時間が一定の比率に
なるようにしてもよい。具体的には、織機主軸12を駆
動するモータ21をインバータにより駆動するようにす
ればよい。上記実施例において比較回路はソフトウエア
にて構成したが、図4のフローチャートの機能を全うす
るよう公知の論理回路を組み合わせて構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は、緯糸の移送速度を測定し、そ
の移送速度が織機1サイクルに対し一定比率を占めるよ
う織機主軸の回転数或いは移送速度を制御する制御信号
を出力するジェットルームにおいて、前記制御信号と予
め設定されたしきい値、すなわち2本緯入れのときに出
力されるであろう制御信号値とを比較し、制御信号が2
本緯入れの値になったときに織機停止信号を出力して織
機を停止するようにしたので、2本緯入れになったとき
に直ぐさま停止して欠点織物の製織を中断することがで
きるという効果がある。
【0033】また、本発明によれば糸種の異なる給糸
体、例えば使用中の糸種よりも太い糸種の給糸体を誤っ
て補給してしまった場合にも、主ノズルへの供給空気圧
の制御信号がしきい値よりも大きくなるから織機を停止
することができ、もって欠点織物の製織を中断すること
ができる。このように給糸体の補給ミスを検出する場合
は、細い糸種の場合も考慮せねばならないので、細糸の
しきい値、すなわち製織中の糸種では有り得ない細糸の
場合の制御信号の値を第二のしきい値として設定し、こ
の第二のしきい値と制御信号とを比較して制御信号の方
が小さかった場合に織機停止信号を出力するようにすれ
ばよい。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概要図。
【図2】図1の制御回路11と関連装置との関係を示す
ブロック図。
【図3】図1の制御回路26と関連装置との関係を示す
ブロック図。
【図4】図1の実施例の作動のフローチャート。
【符号の説明】
12 主軸 13 シャフトエンコーダ 14 主ノズル 15 筬 16 緯糸案内溝 17 電子レギュレータ 18 空気タンク 19 電磁バルブ 20 配管 25 緯糸フィーラー 26 制御回路 42 電磁ブレーキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 好美 東京都三鷹市下連雀5丁目3番1号 日産 テクシス株式会社内 (72)発明者 伊藤 修 東京都三鷹市下連雀5丁目3番1号 日産 テクシス株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯糸の移送速度を測定し、その移送速度
    が織機1サイクルに対し一定比率を占めるよう織機主軸
    の回転数或いは移送速度を制御する制御信号を出力する
    ジェットルームにおいて、 前記制御信号と予め設定されたしきい値とを比較し、前
    記しきい値を越えたときに織機停止信号を出力する比較
    回路と、 前記織機停止信号を受けて織機を停止する織機停止装置
    とを設けたことを特徴とするジェットルームの停止装
    置。
JP26491395A 1995-09-19 1995-09-19 ジェットルームの停止装置 Pending JPH0987945A (ja)

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