JPH0987690A - 高密度粒状洗浄剤組成物 - Google Patents

高密度粒状洗浄剤組成物

Info

Publication number
JPH0987690A
JPH0987690A JP24299995A JP24299995A JPH0987690A JP H0987690 A JPH0987690 A JP H0987690A JP 24299995 A JP24299995 A JP 24299995A JP 24299995 A JP24299995 A JP 24299995A JP H0987690 A JPH0987690 A JP H0987690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
silicate
detergent composition
crystalline
granular detergent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24299995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3198035B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Murakami
泰寛 村上
Hitoshi Tanimoto
均 谷本
Hiromitsu Hayashi
宏光 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP24299995A priority Critical patent/JP3198035B2/ja
Publication of JPH0987690A publication Critical patent/JPH0987690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3198035B2 publication Critical patent/JP3198035B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬度の高い水を用いて洗濯を行った場合でも
結晶性アルミノ珪酸ナトリウム由来の水不溶物が生成せ
ず、洗濯衣料への水不溶物の付着の問題が生じない高密
度粉末洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 a)アルキルベンゼンスルホン酸塩、ア
ルキル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩及びα−ス
ルホ脂肪酸エステル塩から選ばれる少なくとも一種のア
ニオン界面活性剤、b)エチレンオキサイド平均付加モ
ル数が4〜10であるポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、c)アルミノ珪酸ナトリウム、d)結晶性珪酸塩及
びe)非晶性珪酸ナトリウムをそれぞれ特定割合で含有
する粒子であって、該粒子中の揮発分が6重量%以下で
ある粒子からなる高密度粒状洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水不溶物の発生が低
減され且つ優れた洗浄力を示す高密度粒状洗浄剤組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粉末洗剤は噴霧乾燥法により低密
度品が主流であったが、近年、洗剤の輸送、消費者の持
ち運びや置き場所等の便宜性から小型化された高密度洗
剤への要望が高まってきた。高密度洗剤は、高密度化さ
れるが故に、従来の低密度洗剤にはない問題がある。最
も重要な問題は、低密度洗剤に比べて溶解性が劣るとい
う点であり、この問題を解決するために多くの研究がな
されてきた。例えば、特開昭61−246300号公報
には、オレフィンスルホン酸塩を含有する界面活性剤
と、アルカリ珪酸ナトリウム1〜15重量%及びアルカリ
珪酸カリウムを界面活性剤に対して 1.5〜50重量%含有
させた高嵩密度洗浄組成物が開示されており、また特公
平1−10039号公報には、界面活性剤、水溶性かつ
結晶性の無機塩類、有機2価金属イオン捕捉剤及びアル
カリ性無機塩(炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム等が好
ましい)を含有してなる高嵩密度粒状洗浄剤組成物が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの研究により溶
解性の問題は徐々に解決されており、最近の高密度洗剤
の普及には目ざましいものがある。しかし、洗剤を比較
的高い硬度(例えば、6°DH) の洗濯水を使用して洗
濯した場合の結晶性アルミノ珪酸塩由来の水不溶物の衣
類への残留には触れられておらず、この点に関しては十
分なものとは言えない。即ち、高密度洗剤は、従来の低
密度洗剤に比べて界面活性剤及び結晶性アルミノ珪酸塩
の量を多くして無機塩を必要最小限に減らしている。無
機塩の含有率の低下及びゼオライト含有率の増加は溶解
性を低下させるため、上記したように、この問題を改善
する試みが数多くなされてきた。しかしながら、従来の
方法によって得られた洗剤を、比較的硬度の高い水を用
いた洗濯に使用した場合、結晶性アルミノ珪酸塩由来の
水不溶物が生成され、洗濯衣料へ水不溶物が付着し、好
ましくない。従って、従来の高密度洗剤では結晶性アル
ミノ珪酸塩由来の水不溶物の生成抑制が未だ十分なもの
とは言えず、何らかの改善が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、a)アニオン界面活性剤として、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、α−オレフィンスル
ホン酸塩及びα−スルホ脂肪酸エステル塩から選ばれる
少なくとも一種、b)ノニオン界面活性剤として、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、c)アルミノ珪酸ナ
トリウム、d)結晶性珪酸塩及びe)結晶性珪酸塩をそ
れぞれ特定の割合で含有する高密度粒子であって、且つ
該粒子の特定乾燥条件での揮発分の量を限定することに
より、保存後に比較的高い硬度の洗濯水を使用して洗濯
した場合でも、高密度洗浄剤組成物の衣料への結晶性ア
ルミノ珪酸ナトリウム由来の水不溶物の付着が著しく改
善され、且つ洗浄性が大幅に向上することを見出し、本
発明を完成した。
【0005】即ち本発明は、 a)アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、
α−オレフィンスルホン酸塩及びα−スルホ脂肪酸エス
テル塩から選ばれる少なくとも一種のアニオン界面活性
剤 5〜40重量% b)エチレンオキサイド平均付加モル数が4〜10である
ポリオキシエチレンアルキルエーテル 1〜15重量% d)結晶性珪酸塩 0.5〜10重量% c)アルミノ珪酸ナトリウム 10〜40重量% e)結晶性珪酸塩との配合比率が、結晶性珪酸塩/非晶
性珪酸ナトリウム=1/5〜5/1である非晶性珪酸ナ
トリウム を含有し、前記a)成分とb)成分の重量比が、a)/
b)=10/1〜2/1である粒子からなる高密度粒状洗
浄剤組成物であって、該粒子中の揮発分が6重量%以下
であることを特徴とする高密度粒状洗浄剤組成物を提供
するものである。ここで、「高密度」とは、嵩密度が
0.5g/cm3 以上のものを言う。
【0006】本発明に用いられる界面活性剤は、特定の
アニオン界面活性剤a)とノニオン界面活性剤b)であ
る。a)成分であるアニオン界面活性剤としては、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、α−オレ
フィンスルホン酸塩及びα−スルホ脂肪酸エステル塩か
ら選ばれる少なくとも一種が用いられ、組成物中に5〜
40重量%配合される。アニオン界面活性剤の配合量が40
重量%を超えるとアニオン界面活性剤により洗剤粒子の
粉末物性が低下し、製造性が悪化するため好ましくな
く、また5重量%未満では洗浄性が不十分となる。ま
た、b)成分であるノニオン界面活性剤としては、エチ
レンオキサイド平均付加モル数が4〜10であるポリオキ
シエチレンアルキルエーテルが組成物中に1〜15重量
%、好ましくは3〜10重量%配合される。エチレンオキ
サイド平均付加モル数が4未満或いは10を超えると、ノ
ニオン界面活性剤の親水・疎水のバランスが不適当とな
るため洗浄性が不十分になる。また、ノニオン界面活性
剤の配合量が15重量%を超えると洗剤粒子の接着性が大
幅に増加し、比較的低温で湿度の低い状態で放置してお
いてもペーストを形成するので好ましくなく、また1重
量%未満では洗浄性が不十分となる。
【0007】本発明において、アニオン界面活性剤a)
とノニオン界面活性剤b)は、両者の重量比が、a)/
b)=10/1〜2/1、好ましくは8/1〜3/1とな
るような配合比率において特に効果的である。この重量
比は揮発分の量を目的の範囲とするために10/1以下が
好ましく、また、粉末流動性の面から2/1以上が好ま
しい。
【0008】なお、本発明においては、界面活性剤とし
てこれらのアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤以
外にも本発明の効果を損なわない範囲で、その他の界面
活性剤を配合してもよい。本発明の洗浄剤組成物に配合
できる界面活性剤は洗浄剤に一般的に使用されているも
のでよく、前記a)成分以外のアニオン界面活性剤、前
記b)成分以外のノニオン界面活性剤、両性界面活性
剤、陽イオン界面活性剤などが挙げられる。
【0009】a)成分以外のアニオン界面活性剤として
は、通常、洗浄剤に配合されるものであれば何れも使用
でき、限定されない。具体的には、アルキルまたはアル
ケニルエーテル硫酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、アルカン
スルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又は
アルケニルエーテルカルボン酸塩、アミノ酸型界面活性
剤、N−アシルアミノ酸型界面活性剤、アルキル又はア
ルケニルリン酸エステル又はその塩が例示される。
【0010】また、b成分以外のノニオン界面活性剤と
しては、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、高級脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレン
オキサイド付加物、シュークロース脂肪酸エステル、ポ
リエチレングリコール脂肪酸アルキルエステル、アルキ
ルグルコシド、アルキルグルコースアミド、脂肪酸グリ
セリンモノエステル、アルキルアミンオキサイド等が挙
げられる。特に下記のノニオン界面活性剤が好ましい。 (1) 平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、1〜30モル
のエチレンオキサイドを付加したポリオキシエチレンア
ルキルエーテル。 (2) 平均炭素数9〜12のアルキル基を有し、1〜25モル
のエチレンオキサイドを付加したアルキルフェニルエー
テル。 (3) 下記一般式で表されるアルキルグリコシド。 R(OC2H4)xGy (式中、R は炭素数9〜14のアルキル基、X は0〜2の
数、G はグルコース、フラクトース、マルトース又はス
クロース残基、y は1〜4、好ましくは1,2〜3の数
である。) 本発明のc)成分は、結晶性及び/又は非晶性アルミノ
珪酸ナトリウムであり、組成物中に10〜40重量%、好ま
しくは10〜30重量%配合される。アルミノ珪酸ナトリウ
ムを40重量%を越えて配合すると、アルミノ珪酸ナトリ
ウム由来の水不溶物が生成しやすい。しかしながら、ア
ルミノ珪酸ナトリウム含有量が10重量%未満の場合は、
洗浄性(特に、比較的高い硬度)低下するため好ましく
ない。
【0011】アルミノ珪酸ナトリウムとしては、結晶性
アルミノ珪酸ナトリウム、非晶性アルミノ珪酸ナトリウ
ムを挙げることができ、具体的には次式で示される結晶
性アルミノ珪酸ナトリウムが挙げられる。 x'(Na2O)・Al23・y'(SiO2)・w'(H2O) (式中、x',y',w' は各成分のモル数を表わし、一般
的には、 0.7≦x'≦1.5 、 0.8≦y'≦6、w'は任意
の定数である。) これらの中で、特に次の一般式で示されるものが好まし
い。 Na2O・Al23・ySiO2・wH2O (式中、yは1.8 〜3.0 、wは1〜6の数を表わす。) 更に、非晶性アルミノ珪酸ナトリウムとしては、下記一
般式(1)で表される非晶性アルミノ珪酸ナトリウムに
は吸油能を有するものがあり、非イオン性界面活性剤を
使用する粉末洗浄剤組成物の場合において好ましいビル
ダーである。 a(Na2O)・Al23・b(SiO2)・c(H2O) (1) 〔式中、a,b,cは各成分のモル数を表し、0.7 ≦a
≦2.0 、 0.8≦b<4、cは任意の正数である。〕 特に次の一般式(2) Na2O・Al23・m(SiO2)・c(H2O) (2) 〔ここで、mは 1.8〜3.2 、cは1〜6の数を表す。〕
で表されるものが好ましい。本発明で使用可能な高吸油
性且つ高イオン交換能を有する前記非晶性アルミノ珪酸
ナトリウムの製法は、例えばSiO2とNa2Oのモル比
がSiO2/Na2O=1.0〜4.0であり、H2OとNa2
のモル比がH2O/Na2O=12〜200 である珪酸アルカ
リ金属塩水溶液に、Na2OとAl23のモル比がNa2
O/Al23= 1.0〜2.0 であり、H2OとNa2Oのモ
ル比がH2O/Na2O= 6.0〜500 である低アルカリア
ルミン酸ナトリウム塩水溶液を15〜60℃、好ましくは30
〜50℃の温度のもとで強攪拌下に添加する。また、アル
ミン酸ナトリウム塩水溶液に珪酸ナトリウム塩水溶液を
添加してもよい。次いで生成した白色沈澱物スラリーを
70〜100℃、好ましくは90〜100℃の温度で10分以上10時
間以下、好ましくは5時間以下加熱処理し、その後濾
過、洗浄、乾燥することにより有利に得ることができ
る。この方法によりイオン交換能100CaCO3 mg/g以
上、吸油能 200ml/100 g以上の非晶性アルミノ珪酸ナ
トリウム吸油性担体を容易に得ることができる(特開昭
62−191417号公報、特開昭62−191419号公報参照)。
【0012】本発明のd)成分は結晶性珪酸塩であり、
0.1 重量%分散液において11以上のpHを示し、優れた
アルカリ能を示す。また、1リットルのイオン交換水に
結晶性珪酸塩 0.1gを添加した後、3分間攪拌を行い、
珪酸塩を十分に溶解もしくは分散させた後の溶液のpH
が11以上であり、更にこの溶液に 0.1規定の塩酸を添加
していきpHが10になるまでの量が少なくとも3ml以上
であるようなアルカリ緩衝能を示すものである。かかる
結晶性珪酸塩は平均粒径 100μm以下、好ましくは80μ
m以下の粒径を有し、組成物中に 0.5〜10重量%、好ま
しくは2〜8重量%配合される。結晶性珪酸塩の平均粒
径が 100μmを超えると、洗浄水中の金属イオンとの接
触が低下し、洗浄水を軟化させる作用が弱く、十分な洗
浄性が得られず、好ましくない。ここで「粒径」なる用
語は、通常の分析技術、例えば、走査電子顕微鏡を利用
する顕微鏡測定法によって測定されるときの所定の結晶
性珪酸塩の平均粒径を意味する。
【0013】本発明に用いられる結晶性珪酸塩として
は、SiO2/M2O(但し、Mはアルカリ金属を表
す。)が 1.5〜2.6 であるものが用いられる。一方、前
記従来技術で述べた特許公報に用いられる結晶性珪酸塩
は、SiO2/Na2O比(S/N比)が 1.9〜4.0 であ
るが、本発明においては洗浄力の面からS/N比が 2.6
以下がよく、また粉末物性の面からS/N比が1.5 以上
がよい。
【0014】本発明に用いられる結晶性珪酸塩のうち、
好ましくは次の組成を有するものが例示される。 xM2O・ySiO2・zMemn・wH2O (1) (式中、Mは周期律表のIa族元素、MeはIIa、II
b、 IIIa、IVaもしくはVIII族元素から選ばれる1種
または2種以上の組合せを示し、y/x=1.5〜2.6 、
z/x=0.01〜1.0 、n/m=0.5 〜2.0 、w=0〜20
である。) M2O・x'SiO2・y'H2O (2) (式中、Mはアルカリ金属を表し、x'=1.5〜2.6、y'
=0〜20である。) まず、上記の組成の結晶性珪酸塩について説明する。
一般式(1)において、Mは周期律表のIa族元素から
選ばれ、Ia族元素としてはNa、K等が挙げられる。
これらは単独であるいは例えばNa2OとK2Oとが混合
してM2O成分を構成していてもよい。Meは周期律表
のIIa,IIb,IIIa,IVaまたはVIII族元素から選ばれ、例え
ばMg、Ca、Zn、Y、Ti、Zr、Fe等が挙げら
れる。これらは特に限定されるものではないが、資源及
び安全上の点から好ましくはMg、Caである。また、
これらは単独であるいは2種以上混合していてもよく、
例えばMgO、CaOなどが混合してMemn成分を構
成していてもよい。また、本発明における結晶性珪酸塩
においては、水和物であってもよく、この場合の水和量
はw=0〜20の範囲である。
【0015】また、一般式においてy/xが 1.5〜2.6
であり、好ましくは 1.5〜2.2 である。y/xが 1.5未
満では、ケーキング性などの洗浄剤組成物組成物の粉末
物性に悪影響を及ぼす。y/xが 2.6を越えると、洗浄
力が低下する。z/xは0.01〜1.0 であり、好ましくは
0.02〜0.9 である。z/xが0.01未満では耐水溶性が不
十分であり、1.0 を越えるとイオン交換能が低くなり、
イオン交換体として不十分である。x,y,zは前記の
y/xおよびz/xに示されるような関係であれば、特
に限定されるものではない。なお、前記のようにxM2
Oが例えばx'Na2O・x”K2Oとなる場合は、xは
x'+x”となる。このような関係は、zMemn成分
が2種以上のものからなる場合におけるzにおいても同
様である。また、n/m=0.5 〜2.0 は、当該元素に配
位する酸素イオン数を示し、実質的には0.5 、1.0 、1.
5 、2.0 の値から選ばれる。
【0016】本発明における結晶性珪酸塩は、前記の一
般式に示されるようにM2O、SiO2 、Memnの三
成分よりなっている。したがって、本発明における結晶
性珪酸塩を製造するには、その原料として各成分が必要
になるが、本発明においては特に限定されることなく公
知の化合物が適宜用いられる。例えば、M2O成分、M
mn成分としては、各々の当該元素の単独あるいは複
合の酸化物、水酸化物、塩類、当該元素含有鉱物が用い
られる。具体的には例えば、M2O成分の原料として
は、NaOH、KOH、Na2CO3、K2CO3、Na2
SO4等が、Memn 成分の原料としては、CaC
3、MgCO3、Ca(OH)2、Mg(OH)2、MgO、
ZrO2 、ドロマイト等が挙げられる。SiO2 成分と
してはケイ石、カオリン、タルク、溶融シリカ、珪酸ソ
ーダ等が用いられる。
【0017】本発明における結晶性珪酸塩の調製方法
は、目的とする結晶性珪酸塩のx,y,zの値となるよ
うに所定の量比で上記の原料成分を混合し、通常、 300
〜1500℃、好ましくは 500〜1000℃、さらに好ましくは
600 〜 900℃の範囲で焼成して結晶化させる方法が例示
される。この場合、加熱温度が 300℃未満では結晶化が
不十分で耐水溶性に劣り、1500℃を越えると粗大粒子化
しイオン交換能が低下する。加熱時間は通常 0.1〜24時
間である。このような焼成は、通常、電気炉、ガス炉等
の加熱炉で行う事ができる。
【0018】本発明における結晶性珪酸塩は、イオン交
換容量として少なくとも100 CaCO3 mg/g以上、好
ましくは 200〜600 CaCO3 mg/gを有するものであ
り、本発明におけるイオン捕捉能を有する物質の一つで
ある。
【0019】また、水へのSi溶出量はSiO2 換算で
通常 110mg/g以下であり、実質的に水に不溶である。
なお、本発明において実質的に水に不溶であるとは、試
料2gをイオン交換水 100g中に加え、25℃で30分攪拌
した場合におけるSi溶出量がSiO2 換算で通常 110
mg/gより少ないものをいうが、本発明においては、10
0mg/g以下のものが、本効果を満たす上でより好まし
い。
【0020】本発明において、結晶性珪酸塩は、その平
均粒径が、 0.1〜50μmであることが好ましく、より好
ましくは1〜40μm、更に好ましくは10〜30μmであ
る。この範囲において速いイオン交換の発現速度が得る
ことができる。また、この範囲未満であると、比表面積
の増大により、吸湿性ならびに吸CO2 性が増大し、品
質の劣化が著しい傾向がある。尚、ここでいう平均粒径
とは、粒度分布のメジアン径である。
【0021】このような平均粒径及び粒度分布を有する
結晶性珪酸塩は、振動ミル、ハンマーミル、ボールミ
ル、ローラーミル等の粉砕機を用い、粉砕することによ
って調製することができる。
【0022】次に、前記の組成の結晶性珪酸塩につい
て説明する。この結晶性珪酸塩は、一般式(2) M2O・x'SiO2・y'H2O (2) (式中、Mはアルカリ金属を表し、x'=1.5〜2.6、y'
=0〜20である。)で表されるものであるが、一般式
(2)中のx'、y'が1.7≦x'≦2.2、y'=0のものが
好ましく、陽イオン交換能が 100〜400 CaCO3 mg/
gのものが使用でき、本発明におけるイオン捕捉能を有
する物質の一つである。
【0023】かかる結晶性珪酸塩は、特開昭60−22
7895号公報にその製法が記載されており、一般的に
は無定形のガラス状珪酸ソーダを 200〜1000℃で焼成し
て結晶性とすることによって得られる。合成方法の詳細
は例えば Phys. Chem. Glasses. 7, 127-138(1966)、Z.
Kristallogr., 129, 396-404(1969)等に記載されてい
る。また、この結晶性珪酸塩は例えばヘキスト社より商
品名「Na-SKS-6」(δ−Na2Si2O5)として、粉末状、顆
粒状のものが入手できる。本発明において、の組成の
結晶性珪酸塩は、の組成のものと同様に、平均粒径
が、 0.1〜50μmであることが好ましく、より好ましく
は1〜40μm、更に好ましくは10〜30μmである。
【0024】本発明において、前記およびの組成の
結晶性珪酸塩は、それぞれ単独であるいは2種以上を併
用して用いることができる。
【0025】本発明の他の必須成分は、非晶性珪酸ナト
リウムであり、非晶性珪酸ナトリウムは組成物中に1〜
25重量%、好ましくは5〜20重量%配合され、且つ結晶
性珪酸塩との配合比率が、結晶性珪酸塩/非晶性珪酸ナ
トリウム=1/5〜5/1となるように配合される。非
晶性珪酸ナトリウムの配合量が25重量%を超えるとアル
ミノ珪酸ナトリウム由来の水不溶分が生成しやすい。こ
の原因は明らかではないが、珪酸塩と洗濯使用水中のカ
ルシウム等が反応して生成する珪酸カルシウム、又は水
酸化カルシウム等の水酸化物といった種々の組成物が沈
澱が、アルミノ珪酸ナトリウム間のバインダーとして作
用するためと推測される。しかしながら、非晶性珪酸ナ
トリウムの配合量が1重量%未満の場合は、洗浄力が低
下するため好ましくない。更に、結晶性珪酸塩と非晶性
珪酸ナトリウムとを特定の比率で配合することで、比較
的高い硬度の水を用いた場合の洗浄性を格段に向上させ
ることができる。結晶性珪酸塩/非晶性珪酸ナトリウム
の重量比が1/5未満では高硬度の洗濯水を用いた場合
の洗浄性が低下し、また5/1を超えると長期の保存に
おいて結晶性珪酸塩の結晶構造の一部が崩壊、溶出し、
アルミノ珪酸ナトリウム間のバインダーとして作用する
ため、アルミノ珪酸ナトリウム由来の水不溶分が生成し
やすくなり、好ましくない。非晶性珪酸ナトリウムはS
iO2/Na2O=1.5 〜2.6 であるものが好ましく、JI
S 1号シリケート、JIS 2号シリケートがそれに対応す
る。
【0026】本発明の高密度粒状洗浄剤組成物には、一
般的なその他の洗剤ビルダーを配合することができる。
ビルダーとしては、ポリアクリル酸塩、マレイン酸とア
クリル酸又はオレフィンとのコポリマー及びポリアセタ
ールカルボキシレートが好ましく、これらは、組成物中
に 0.5〜10重量%、好ましくは2〜8重量%配合され
る。ポリアクリル酸塩、マレイン酸とアクリル酸又はオ
レフィン(例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン
等)とのコポリマー及びポリアセタールカルボキシレー
トの少なくとも1種を 0.5〜10重量%配合することが好
ましい。また、ビルダーとしては、ソーダ灰等の炭酸
塩、硫酸塩、亜硫酸塩、珪酸塩、トリポリリン酸塩、ピ
ロリン酸塩、オルソリン酸塩等の無機ビルダー、クエン
酸塩、オキシジコハク酸塩、ニトリロトリ酢酸塩等の有
機ビルダーが挙げられる。また、EDTA等の有機キレ
ート剤等を添加することができる。また、酵素を配合す
ることもでき、具体的にはプロテアーゼ、セルラーゼ、
アミラーゼ、リパーゼ等が挙げられる。更に、粉末物性
を高めるためにポリエチレングリコールや色移り防止の
ためにポリビニルピロリドンを添加してもよい。その他
の微量成分としては、通常の香料、シリカやシリコーン
のような抑泡剤、ビフェニル型蛍光増白剤もしくはスチ
ルベン型蛍光増白剤又はそれらを併用した蛍光増白剤、
ケーキング防止剤、すすぎ助剤を配合できる。また、本
発明の洗浄剤組成物には、漂白剤組成物を添加すること
ができる。漂白剤組成物は、過炭酸ソーダ、過ほう酸ソ
ーダ、好ましくは過炭酸ソーダ及び種々の漂白活性化剤
等で構成される。
【0027】上記a)〜e)成分及び必要に応じて配合
される任意成分を含有する本発明の高密度洗剤粒子は、
揮発分が6重量%以下、好ましくは5重量%以下であ
る。本発明において「揮発分」とは、105 ℃で2時間乾
燥した場合の重量減分のことであり、大半は水分である
と考えられる。洗剤中の水分は界面活性剤やビルダー等
に結晶水として取り込まれる他に、自由水として存在す
る。本発明者らは、本発明のようなアニオン界面活性剤
を特定量含有し且つアルカリ度の高い結晶性珪酸塩を含
有する高密度洗剤粒子においては、結晶性アルミノ珪酸
ナトリウム等に含まれる結晶水は特に問題にならない
が、特定の条件において揮発する水分については水不溶
物の生成に影響を及ぼすことを見出した。すなわち、揮
発分が6重量%を超える場合は、水不溶物が生成する傾
向を示し、場合によっては洗浄力が低下する。揮発分が
6重量%以下の高密度洗剤粒子を得るためには、製造時
に水分をあまり持ち込まないようにする必要があり、例
えば噴霧乾燥粒子やその他洗剤生地中の水分量を減らし
たり、造粒時のバインダーは水以外のものを使用した
り、また攪拌造粒機の温度を高めに、好ましくは40℃以
上に調整する等の方法が挙げられる。なお、洗剤粒子の
高嵩密度化は、特開昭61−69897 号公報、特開昭61−69
899 号公報、特開昭61−69900 号公報、特開平5−2092
00号明細書に記載の方法を用いることができる。また、
得られた洗剤粒子は、ゼオライト等の水不溶性物質で被
覆することが好ましい。
【0028】本発明の洗浄剤組成物の平均粒子径は、好
ましい粉末物性を得るために 200〜1000μm であること
が望ましい。また、本発明の洗浄剤組成物の嵩密度は0.
5 〜1.0 g/cm3 、好ましくは 0.6〜0.9 g/cm3 程度
である。
【0029】
【発明の効果】本発明の高密度粒状洗浄剤組成物は、洗
浄剤組成物配合物中のアルミノ珪酸ナトリウム由来の水
不溶物が少なく、衣類への付着、残留を激減でき、且つ
高硬度の洗濯水を使用した場合の洗浄性を大きく向上さ
せることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、実施例をもって本発明をさ
らに詳述するが、本発明は以下の実施例をもって限定さ
れるものではない。
【0031】実施例1 <洗浄剤組成物の調製>表1,2の本発明品及び比較品
は次の方法で調製した。表1,2に示された各組成のう
ち、ノニオン配合量の50重量%、結晶性アルミノ珪酸ナ
トリウム配合量の50重量%、結晶性珪酸塩及び酵素の全
配合量を除く成分を含む含水率50重量%のスラリーを調
製し、それを噴霧乾燥することで嵩密度0.26〜0.3g/cm
3 の粉末を得た。次にこれら粉末をハイスピードミキサ
ー(攪拌転動造粒機、深江工業株式会社製)に投入し、
結晶性アルミノ珪酸ナトリウムの配合量の20重量%、ノ
ニオン配合量の50重量%、残りのノニオン及び結晶性珪
酸塩の全配合量を加えて造粒し、更に、結晶性アルミノ
珪酸ナトリウムの配合量の20重量%を加えて造粒した
後、得られた粒子に残りの結晶性アルミノ珪酸ナトリウ
ムと酵素の全配合量を乾式混合することにより、嵩密度
0.7 〜0.78g/cm3 の高密度粒状洗浄剤組成物を得た。
得られた各高密度粒状洗浄剤組成物を500 mlのふた付き
ポリ容器に各250 g入れ、30℃で1ヶ月保存した後、下
記の方法で洗浄力試験、水不溶物の衣類への残留蓄積性
試験及び高密度粒状洗浄剤組成物中の揮発分の測定を行
なった。それらの結果を表1,2に示す。
【0032】なお、本実施例に用いた各成分を以下に詳
述する。 ・LAS−Na塩:直鎖アルキル(C10-13)ベンゼンスル
ホン酸ナトリウム ・AS−Na塩:アルキル硫酸ナトリウム(C12アルコー
ル50%及び C14アルコール50%の混合アルコールの硫酸
化物) ・AOS:α−オレフィン(C14-18)スルホン酸ナトリウ
ム ・α−SFE:α−スルホ脂肪酸(C14-16)メチルエステ
ルナトリウム塩 ・石鹸:牛脂(C14-18) 脂肪酸ナトリウム ・ノニオンA:ポリオキシエチレン(エチレンオキサイ
ド平均付加モル数=6)アルキル(C12-13)エーテル ・ノニオンB:ポリオキシエチレン(エチレンオキサイ
ド平均付加モル数=12)アルキル(C12-13)エーテル ・結晶性珪酸塩: SKS-6(ヘキスト社製の結晶性珪酸
塩、平均粒径120μm、125μm以上45%)をハンマーミ
ルで粉砕したもの(平均粒径40μm,125μm以上5%) ・非晶性珪酸ナトリウム:1号珪酸ナトリウム(東曹産
業(株)製、固形分44%) ・結晶性アルミノ珪酸ナトリウム:4A型ゼオライト、
平均粒子径3μm(ゼオビルダー(株)製) ・マレイン酸コポリマー:マレイン酸/アクリル酸=30
/70(モル比)、分子量60000,中和度80%のナトリウ
ム塩 ・ポリエチレングリコール:平均分子量10000 ・蛍光染料:チノパールCBS−X(チバガイギ社製)
とホワイテックスSA(住友化学(株)製)を1/1の
重量比で配合 ・酵素:セルラーゼK(特開昭63−264699号公報記載) 0.5% API−21(昭和電工(株)) 1.0% リポラーゼ100T(ノボ社) 0.5%。
【0033】<洗剤粒子中の揮発分の測定>表1,2の
組成物より酵素を除いた高密度洗剤粒子3gを送風定温
乾燥機(DK400 型、ヤマト科学社製)に入れ、105 ℃で
2時間乾燥した後の重量減分より揮発分の量を求めた。
【0034】<洗浄力試験> (人工汚染布の調製)下記組成の脂肪酸及びパラフィン
混合物 100重量部に対して、カーボンブラック5重量部
を混合したもの1kgを80リットルのテトラクロロエチレ
ンに溶解、分散し、金巾2023布をこの液に浸漬し、汚れ
を付着させた後、テトラクロロエチレンを乾燥除去す
る。これを10cm×10cmの大きさに裁断し、実験に供し
た。 オレイン酸 20重量% パルミチン酸 20重量% 液体及び固形パラフィン 60重量% (洗浄方法)ターゴトメーター(Terg-O-Tometer, 100r
pm) により上記の人工汚染布を使用し、本発明品及び比
較品を用いて下記条件で洗浄試験を実施し、洗浄率を算
出した。 浴比:1/60 水温:25℃ 洗浄時間:15分間 濯ぎ:水道水で5分 水の硬度:6°DH 洗浄剤組成物濃度:0.0667重量% (洗浄率の算出)原布及び洗浄前後の 550mμにおける
反射率を自記色彩計(島津製作所製)にて測定し、次式
によって洗浄率(D%)を算出した。 D(%)=〔(L2−L1)/(L0−L1)〕×100 L0:原布の反射率 L1:洗浄前汚染布の反射率 L2:洗浄後汚染布の反射率。
【0035】<衣類への残留蓄積性試験>洗濯の影響に
よる結晶性アルミノ珪酸ナトリウム由来の水不溶物の衣
料への残留蓄積性を評価するために図1(a)〜(c)
に示す洗濯機のモデルをステンレスで作製した。図1
(a)の八方に穴の開いた上部開放の筒1は全自動洗濯
機の内槽に相当し、図1(b)の筒2は洗濯機の外槽に
相当する。また、このモデルは筒2の下部に開けられた
半円の穴におけるゴム栓3の開閉により系内の排水を行
うものである。また、筒1の底の中心にスターラーピー
ス(7mm×40mm) を置き、回転(500rpm)させることによ
り水流を起こす。評価は次の要領で行った。予め、筒2
の重量を測定し(ゴム栓無し)、筒2の側面下部のゴム
栓3をし、20℃、硬度3°DHの水1リットルを筒1の
中心に2リットル/分の流速で注入する。その時、筒2
には、筒1の側面に開けられた穴より水が流出し、筒1
と筒2の水位が一致する。次にスターラーピースを回転
(500rpm) させ、水流を起こし、30秒後水流が安定した
時点で上記の方法で調製した洗浄剤組成物1gを筒1の
水面に投入し攪拌する。洗浄剤組成物投入より10分後ス
ターラーを停止すると同時に、筒2の側面のゴム栓を引
き抜き、洗浄剤組成物液を排出する。上記操作を 100回
繰り返した後、筒1を筒2から取り外し、筒2を 105℃
で2時間乾燥した後に、重量を測定し、水不溶分の残留
による重量増加分を求めた。その結果を表1〜2に示
す。更に、筒2の重量増加(g)と実際の洗濯における
衣料への水不溶分の付着、残留性の関係を以下に示す。
前述の洗濯機モデルによる試験は以下の条件で洗濯した
場合に相当する。 洗濯機:松下電器NA−F42Y5 洗濯衣料:黒布(混紡(ポリエステル/綿))=65/35
20枚 洗浄剤組成物:40g 洗濯コース:中水位(水量表示40リットル)で、洗濯9
分→濯ぎ2回→脱水3分→乾燥(30℃、40%RHで24時
間保存) 衣料乾燥後、黒布20枚のうち、10枚を任意に選択する。
その際の黒布への水不溶物付着及び残留性と筒2の重量
増加分との関係は以下の通りである。 <重量増加(g)> <黒布への付着、残留性> 0〜0.2 問題なし(付着物なし) 0.2〜0.4 若干付着あり 0.4〜0.6 付着物あり 0.6以上 付着残留物が多量にある 衣類への付着及び残留性は、重量増加が 0.4g以下であ
ることが望まれる。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で用いた洗濯機モデルの概略図である。
【符号の説明】 1…筒(内槽) 2…筒(外槽) 3…ゴム栓
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3:08)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)アルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
    キル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩及びα−スル
    ホ脂肪酸エステル塩から選ばれる少なくとも一種のアニ
    オン界面活性剤 5〜40重量% b)エチレンオキサイド平均付加モル数が4〜10である
    ポリオキシエチレンアルキルエーテル 1〜15重量% c)アルミノ珪酸ナトリウム 10〜40重量% d)結晶性珪酸塩 0.5〜10重量% e)結晶性珪酸塩との配合比率が、結晶性珪酸塩/非晶
    性珪酸ナトリウム=1/5〜5/1である非晶性珪酸ナ
    トリウムを含有し、前記a)成分とb)成分の重量比
    が、a)/b)=10/1〜2/1である粒子からなる高
    密度粒状洗浄剤組成物であって、該粒子中の揮発分が6
    重量%以下であることを特徴とする高密度粒状洗浄剤組
    成物。
  2. 【請求項2】 結晶性珪酸塩が、SiO2/M2O= 1.5
    〜2.6 (M:アルカリ金属)である請求項1記載の高密
    度粒状洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 結晶性珪酸塩が、下記一般式(1)で示
    される化合物である請求項1又は2記載の高密度粒状洗
    浄剤組成物。 xM2O・ySiO2・zMemn・wH2O (1) (式中、Mは周期律表のIa族元素、MeはIIa、II
    b、 IIIa、IVaもしくはVIII族元素から選ばれる1種
    または2種以上の組合せを示し、y/x=1.5〜2.6 、
    z/x=0.01〜1.0 、n/m=0.5 〜2.0 、w=0〜20
    である。)
  4. 【請求項4】 結晶性珪酸塩が、下記一般式(2)で示
    される化合物である請求項1又は2記載の高密度粒状洗
    浄剤組成物。 M2O・x'SiO2・y'H2O (2) (式中、Mはアルカリ金属を表し、x'=1.5〜2.6、y'
    =0〜20である。)
JP24299995A 1995-09-21 1995-09-21 高密度洗浄剤粒子 Expired - Fee Related JP3198035B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24299995A JP3198035B2 (ja) 1995-09-21 1995-09-21 高密度洗浄剤粒子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24299995A JP3198035B2 (ja) 1995-09-21 1995-09-21 高密度洗浄剤粒子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0987690A true JPH0987690A (ja) 1997-03-31
JP3198035B2 JP3198035B2 (ja) 2001-08-13

Family

ID=17097389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24299995A Expired - Fee Related JP3198035B2 (ja) 1995-09-21 1995-09-21 高密度洗浄剤粒子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3198035B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100317948B1 (ko) * 1999-06-01 2001-12-22 손 경 식 알킬벤젠설폰산마그네슘염을 함유하는 알카리성 액체세제 조성물

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100317948B1 (ko) * 1999-06-01 2001-12-22 손 경 식 알킬벤젠설폰산마그네슘염을 함유하는 알카리성 액체세제 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
JP3198035B2 (ja) 2001-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3217277B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP3187436B2 (ja) 衣料用高密度粒状洗剤組成物
JP3224546B2 (ja) 衣料用洗剤組成物
JP3810854B2 (ja) 高密度粉末洗剤組成物
JP3810847B2 (ja) 高密度粉末洗剤組成物
JP3513313B2 (ja) 衣料用高密度粒状洗剤組成物
JP3616234B2 (ja) 高密度粒状洗剤
JP3008266B2 (ja) 結晶性アルカリ金属ケイ酸塩顆粒の製造方法及び衣料用の高嵩密度粒状洗剤組成物
JPH09241678A (ja) 非イオン性高密度粒状洗剤組成物
JP3198035B2 (ja) 高密度洗浄剤粒子
JP3290373B2 (ja) 高密度粒状洗剤組成物
JP3187435B2 (ja) 衣料用粒状洗剤組成物
JP3359195B2 (ja) 高密度粒状洗浄剤組成物
JP3187437B2 (ja) 高密度粒状洗剤組成物
JP3221830B2 (ja) 高密度粒状洗剤組成物
JP3877808B2 (ja) 高密度粒状洗剤組成物
JPH06116599A (ja) 高嵩密度粒状洗剤組成物
JP3221831B2 (ja) 非イオン性高密度粒状洗剤組成物
JPH11302698A (ja) 高嵩密度粒状洗剤の製造方法
JPH1112593A (ja) 洗浄剤組成物
JP4498474B2 (ja) 高密度粒状洗剤組成物の製造方法
JP3676028B2 (ja) 洗浄剤組成物
WO1998013450A1 (fr) Composition de detergent
JP2000008081A (ja) 洗浄剤組成物
JPH10251685A (ja) 洗濯方法及び洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080608

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090608

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees