JPH0987331A - 低結晶性エチレン系ランダム共重合体およびその組成 物 - Google Patents

低結晶性エチレン系ランダム共重合体およびその組成 物

Info

Publication number
JPH0987331A
JPH0987331A JP26796795A JP26796795A JPH0987331A JP H0987331 A JPH0987331 A JP H0987331A JP 26796795 A JP26796795 A JP 26796795A JP 26796795 A JP26796795 A JP 26796795A JP H0987331 A JPH0987331 A JP H0987331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene
random copolymer
copolymer
mol
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26796795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3633060B2 (ja
Inventor
Kenji Hasegawa
研二 長谷川
Fumio Tsutsumi
文雄 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP26796795A priority Critical patent/JP3633060B2/ja
Publication of JPH0987331A publication Critical patent/JPH0987331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3633060B2 publication Critical patent/JP3633060B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴムスポンジ材として力学特性、低温特性等
に優れる新規な低結晶性エチレン−α−オレフイン−非
共役ジエン系ランダム共重合体およびその加硫・架橋用
組成物を提供する。 【解決手段】 共重合体は、エチレン(A) 、プロピレン
(B) 、炭素数6〜12のα−オレフィン(C) および非共
役ジエン(D) の混合物を、バナジウム化合物と有機アル
ミニウム化合物からなる触媒系を用いて重合することに
より得られ、(1)(A) 含量60〜92モル%、(B) 含
量7.5〜39.5モル%、(C) 含量0.5〜10モル
%、(2)よう素価0.5〜50、(3)ムーニー粘度
(ML1+4,100℃) 10〜400、(4)結晶化度0〜
25%であることを特徴とする。組成物は、前記共重合
体と加硫剤および/または架橋剤とを含有してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低結晶性エチレン
系ランダム共重合体およびその組成物に関し、さらに詳
しくは低温特性に優れ、かつ力学特性等にも優れた低結
晶性エチレン−α−オレフイン−非共役ジエン系ランダ
ム共重合体およびその加硫・架橋用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、低結晶性のエチレン−プロピレン
−非共役ジエン共重合体ゴムは、耐熱性、耐オゾン性、
耐候性等に優れており、自動車のシール部材等の用途に
広く使用されている。しかし、近年における環境問題や
コストダウンといった要求から、自動車用ゴム部品を軽
量化することが望まれており、例えばゴムスポンジ材に
対しては、機械的強度や圧縮永久歪の改良が求められて
いる。ゴムスポンジ材の機械的強度を改良するために
は、ポリマー主鎖中にエチレン連鎖による結晶性を付与
する方法が提案されているが、この方法では低温特性に
悪影響を及ぼすことが多い。また、圧縮永久歪はポリマ
ー構造中のジエン成分の含量を高くすることにより改良
できるが、このような方法では機械的強度は改良され
ず、またその他の物性にも悪影響を及ぼすことがある。
そこで、ゴムスポンジ材に対して、機械的強度と圧縮永
久歪を改良し、他の物性においても満足できる材料の開
発が強く望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ゴム
スポンジ材として機械的強度、圧縮永久歪等の力学特性
が優れ、かつ低温特性にも優れる新規な低結晶性エチレ
ン系ランダム共重合体およびその加硫・架橋用組成物を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の重合触媒を
用い、従来のエチレン−プロピレン−非共役ジエン系共
重合体(EPDM)にさらに少量の高級α−オレフイン
を共重合させることにより、力学特性、低温特性等がさ
らに優れた共重合体が得られることを見い出し、本発明
を完成するに至った。本発明は、バナジウム化合物と有
機アルミニウム化合物からなる触媒系を用い、エチレン
(A) 、プロピレン(B) 、炭素数6〜12のα−オレフィ
ン(C) および非共役ジエン(D) の混合物を重合すること
により得られる共重合体であって、(1)成分(A) が6
0〜92モル%、成分(B) が7.5〜39.5モル%、
成分(C) が0.5〜10モル%の範囲にあり、(2)よ
う素価が0.5〜50の範囲にあり、(3)ムーニー粘
度(ML1+4, 100℃) が10〜400の範囲にあり、
(4)X線回析法で求めた結晶化度が0〜20%の範囲
にあることを特徴とする低結晶性エチレン−α−オレフ
イン−非共役ジエン系ランダム共重合体、並びに前記低
結晶性エチレン−α−オレフイン−非共役ジエン系ラン
ダム共重合体と加硫剤および/または架橋剤とを含有し
てなる組成物、を要旨とする。
【0005】本発明の低結晶性エチレン−α−オレフイ
ン−非共役ジエン系ランダム共重合体(以下、単に「エ
チレン系ランダム共重合体」という。)は、バナジウム
化合物と有機アルミニウム化合物からなる触媒系を用い
て得られる、エチレン、プロピレン、炭素数6〜12の
α−オレフィン(以下、「高級α−オレフイン」とい
う。)および非共役ジエンの共重合体からなる。本発明
のエチレン系ランダム共重合体中のエチレンの含量は、
60〜92モル%、好ましくは60〜85モル%の範
囲、プロピレンの含量は、7.5〜39.5モル%、好
ましくは15〜35モル%の範囲、高級α−オレフイン
の含量は、0.5〜10モル%、好ましくは1〜5モル
%、さらに好ましくは1〜2.9モル%の範囲にある。
本発明のエチレン系ランダム共重合体に使用される高級
α−オレフインとしては、具体的には、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテ
ン、1−ノネン、1−デセン、1−ドデセン等が挙げら
れ、好ましくは1−ヘキセン、1−オクテンが用いられ
る。これらの高級α−オレフィンは、単独でまたは2種
以上を混合して使用することができる。本発明のエチレ
ン系ランダム共重合体に使用される非共役ジエンとして
は、例えばEPDMに通常用いられる全ての非共役ジエ
ンを用いることができるが、具体的には、5−エチリデ
ン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1, 4
−ペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、1, 5−ヘキ
サジエン、1, 6−ヘプタジエン、4−メチル−1,4
−ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、
1, 7−オクタジエン、1, 8−ノナジエン、7−メチ
ル−1, 6−オクタジエン、1, 9−デカジエン、5−
ビニル−2−ノルボルネン、2,5−ノルボルナジエン
等が挙げられ、好ましくは5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン、ジシクロペンタジエンが用いられる。これらの
非共役ジエンは、単独でまたは2種以上を混合して使用
することができる。本発明のエチレン系ランダム共重合
体のよう素価は、0.5〜50、好ましくは5〜40の
範囲にある。本発明のエチレン系ランダム共重合体のム
ーニー粘度(ML1+4, 100℃) (以下、単に「ムーニー
粘度」という。)は、10〜400、好ましくは30〜
350の範囲にある。本発明のエチレン系ランダム共重
合体は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(G
PC)により求めたポリスチレン換算重量平均分子量
(Mw)が、通常、10万〜180万、好ましくは20
万〜150万の範囲にあり、また分子量分布Mw/Mn
(但し、Mnは数平均分子量)が、通常、2〜10、好
ましくは2.5〜6の範囲にある。さらに、本発明のエ
チレン系ランダム共重合体は低結晶性であり、そのX線
回折法より求めた結晶化度は、0〜20%、好ましくは
0〜10%の範囲にある。本発明のエチレン系ランダム
共重合体は、通常のEPDMに比べて、機械的強度、圧
縮永久歪等の力学特性に優れている特徴を有し、かつ低
温特性も優れている。
【0006】本発明のエチレン系ランダム共重合体は、
エチレン、プロピレン、高級α−オレフインおよび非共
役ジエンの混合物を、バナジウム化合物と有機アルミニ
ウム化合物からなる触媒系を用い、通常、不活性炭化水
素媒体中で重合することにより製造される。この重合反
応は、バッチ式でも連続式でも実施することができる。
前記不活性炭化水素媒体としては、具体的には、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン等の脂肪族
炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環族
炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素;クロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素等を挙
げられ、特に脂肪族炭化水素が好ましい。本発明のエチ
レン系ランダム共重合体を製造する際に用いられる触媒
系成分のうち、バナジウム化合物としては、例えばオキ
シ三塩化バナジウム、四塩化バナジウム、アルキルバナ
デート、オキシ三塩化バナジウムとアルコールとの反応
混合物(バナジウム化合物とアルコールとの反応モル比
は、通常、1/3〜1/1)、オキシ三塩化バナジウム
とアルコール以外の電子供与体との反応混合物(バナジ
ウム化合物と電子供与体との反応モル比は、通常、1/
3〜1/0.5)等が挙げられる。前記アルキルバナデ
ートとしては、例えばエチルバナデート、n−プロピル
バナデート、イソプロピルバナデート、n−ブチルバナ
デート、sec−ブチルバナデート、2−エチルヘキシ
ルバナデート等が挙げられ、オキシ三塩化バナジウムと
反応させるアルコールとしては、例えばエチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコー
ル、t−ブチルアルコール、2−エチルヘキシルアルコ
ール等が挙げられ、またオキシ三塩化バナジウムと反応
させるアルコール以外の電子供与体としては、例えばア
ミン類、ケトン類、エーテル類等が挙げられる。これら
のバナジウム化合物のうち、好ましくはオキシ三塩化バ
ナジウム、四塩化バナジウム、アルキルバナデート、オ
キシ三塩化バナジウムとアルコールとの反応混合物が用
いられる。
【0007】また、有機アルミニウム化合物としては、
例えば一般式Rn AlX(3-n) (式中、Rはアルキル基、
Xはハロゲン原子、nは1≦n≦3である。)で表され
るアルキルアルミニウムハライド化合物、アルキルアル
ミニウム化合物等を挙げることができる。前記アルキル
アルミニウムハライド化合物としては、例えばエチルア
ルミニウムジクロリド、ジエチルアルミニウムクロリ
ド、エチルセスキアルミニウムクロリド、イソブチルア
ルミニウムジクロリド、ジイソブチルアルミニウムクロ
リド、イソブチルセスキアルミニウムクロリド等が挙げ
られ、また前記アルキルアルミニウム化合物としては、
例えばトリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミ
ニウム等が挙げられる。これらの有機アルミニウム化合
物のうち、好ましくはエチルセスキアルミニウムクロリ
ドが用いられる。前記有機アルミニウム化合物は、単独
でまたは2種以上を混合して使用することができる。前
記触媒系におけるバナジウム化合物とアルミニウム化合
物とのモル比は、通常、1/200〜1/3、好ましく
は1/100〜1/4である。このような触媒系を用い
て得られる本発明のエチレン系ランダム共重合体は、ラ
ンダム性が良好で、低結晶性である特徴を有する。ま
た、前記触媒系を用いて重合を行う際に、水素を適当圧
力で導入することにより、得られる共重合体の分子量を
調節することができる。本発明のエチレン系ランダム共
重合体を製造する重合反応は、通常、約10〜100
℃、好ましくは20〜70℃の温度範囲で行われる。ま
た、共重合反応時の圧力は、通常、0kg/cm2 を越
え100kg/cm2 以下、好ましくは0kg/cm2
を越え50kg/cm2 以下の範囲である。
【0008】次に、本発明の組成物は、前述したエチレ
ン系ランダム共重合体と加硫剤および/または架橋剤
(以下、これらをまとめて「加硫・架橋剤」という。)
とを含有してなるものである。加硫・架橋剤としては、
例えば粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄
等の硫黄;塩化イオウ、セレン、テルル等の無機系加硫
剤;モルホリンジスルフィド、アルキルフェノールジス
ルフィド、チウラムジスルフィド類、ジチオカルバミン
酸塩等の含硫黄有機化合物;1,1−ジ−t−ブチルペ
ルオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、ジ
−t−ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、t
−ブチルクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,
5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、1,3−ビ
ス(t−ブチルペルオキシ−イソプロピル)ベンゼン等
の有機過酸化物類等が挙げられる。加硫・架橋剤の配合
量は、加硫・架橋剤の種類に応じて適宜選定されるが、
例えば、硫黄の場合、エチレン系ランダム共重合体10
0重量部に対して、通常、0.1〜10重量部、好まし
くは0.5〜5重量部の割合であり、また有機過酸化物
の場合、エチレン系ランダム共重合体100重量部に対
して、通常、0.1〜15重量部、好ましくは0.5〜
10重量部の割合である。加硫・架橋剤として硫黄を用
いる場合は、必要に応じて加硫促進剤、加硫促進助剤を
併用することができる。前記加硫促進剤としては、例え
ばヘキサメチレンテトラミン等のアルデヒドアンモニア
類;ジフェニルグアニジン、ジ(o−トリル)グアニジ
ン、o−トリルーピグアニド等のグアニジン類;チオカ
ルバニリド、ジ(o−トリル)チオウレア、N,N’−
ジエチルチオウレア、テトラメチルチオウレア、トリメ
チルチオウレア、ジラウリルチオウレア等のチオウレア
類;メルカプトベンゾチアゾ−ル、ジベンゾチアゾール
ジスルフィド、2−(4−モルフォリノチオ)ベンゾチ
アゾール、2−(2,4−ジニトロフェニル)−メルカ
プトベンゾチアゾ−ル、(N,N’−ジエチルチオカル
バモイルチオ)ベンゾチアゾール等のチアゾール類;N
−t−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、
N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスル
フェンアミド、N,N’−ジイソプロピル−2−ベンゾ
チアジルスルフェンアミド、N−シクロヘキシル−2−
ベンゾチアジルスルフェンアミド等のスルフェンアミド
類;テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチル
チウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフ
ィド、テトラメチルチウラムモノスルフィド、ジペンタ
メチレンチウラムテトラスルフィド等のチウラム類;ジ
メチルチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルチオカルバミン
酸亜鉛、ジ−n−ブチルチオカルバミン酸亜鉛、エチル
フェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカル
バミン酸ナトリウム、、ジメチルジチオカルバミン酸
銅、ジメチルチオカルバミン酸テルル、ジメチルチオカ
ルバミン酸鉄等のカルバミン酸塩類;ブチルチオキサン
トゲン酸亜鉛等のキサントゲン酸塩類等が挙げられる。
これらの加硫促進剤は、単独でまたは2種以上を混合し
て使用することができる。加硫促進剤の配合量は、エチ
レン系ランダム共重合体100重量部に対して、通常、
0.1〜20重量部、好ましくは0.2〜10重量部の
割合である。前記加硫促進助剤としては、例えば酸化マ
グネシウム、亜鉛華、リサージ、鉛丹、鉛白等の金属酸
化物;ステアリン酸、オレイン酸、ステアリン酸亜鉛等
の有機酸(塩)類が挙げられ、特に亜鉛華、ステアリン
酸が好ましい。これらの加硫促進助剤は、単独でまたは
2種以上を混合して使用することができる。加硫促進助
剤の配合量は、エチレン系ランダム共重合体100重量
部に対して、通常、0.5〜20重量部の割合である。
また、加硫・架橋剤として有機過酸化物を使用する場合
には、必要に応じて架橋助剤を併用することができる。
前記架橋助剤としては、例えば硫黄、ジペンタメチレン
チウラムテトラスルフィド等の硫黄化合物;エチレンジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレンジ(メタ)アクリ
レート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、トリ
アリルシアヌレート、メタフェニレンビスマレイミド、
トルイレンビスマレイミド等の多官能性モノマー;p−
キノンオキシム、p,p’−ベンゾイルキノンオキシム
等のオキシム化合物等が挙げられる。これらの架橋助剤
は、単独でまたは2種以上を混合して使用することがで
きる。架橋助剤の配合量は、エチレン系ランダム共重合
体100重量部に対して、通常、0.5〜20重量部の
割合である。
【0009】さらに、本発明の組成物には、所望によ
り、充填剤、軟化剤、発泡剤や、可塑剤、滑剤、粘着付
与剤、老化防止剤、紫外線吸収剤等の他の各種添加剤を
配合することもできる。前記充填剤としては、例えばS
RF、GPF、FEF、HAF、ISAF、SAF、F
T、MT等のカーボンブラック;微粒子ケイ酸、重質炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、クレー、タルク等の
無機充填剤;あるいはハイスチレン樹脂、クマロンイン
デン樹脂、フェノール樹脂、リグニン、変性メラニン樹
脂、石油樹脂等の有機充填剤が挙げられる。これらの充
填剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用すること
ができる。前記軟化剤としては、ゴムに通常用いられ
る、例えばアロマティック油、ナフテニック油、パラフ
ィン油等のプロセスオイル;ヤシ油等の植物油等が挙げ
られる。これらの軟化剤は、単独でまたは2種以上を混
合して使用することができる。前記発泡剤としては、炭
酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム、無水硝酸ナトリウ
ム等の無機発泡剤;ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフ
タルアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、p,p’
−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、3,
3’−ジスルホンヒドラジドジフェニルスルホン、アゾ
イソブチロニトリル、アゾビスホルムアミド等の有機発
泡剤が挙げられ、またこれらの発泡剤に共に、尿素系、
有機酸系、金属塩系等の発泡助剤を併用してもよい。こ
れらの発泡剤および発泡助剤は、それぞれ単独でまたは
2種以上を混合して使用することができる。また、本発
明の組成物には、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリ
ブタジエンゴム、スチレンーブタジエン共重合体、アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体、他のエチレン−α
−オレフィン−非共役ジエン共重合体、エチレン−α−
オレフィン共重合体、ブチルゴム、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等の他のゴムおよび/または樹脂の一種以上
を混合して使用することもできる。本発明の組成物を調
製する際には、従来から公知の混練機、押出機、加硫装
置等を用いることができる。本発明の組成物を調製する
際に使用される加硫・架橋剤、充填剤、軟化剤、発泡剤
等の配合方法、配合順序としては、特に限定されない
が、例えば、バンバリーミキサー等を用いて、エチレン
系ランダム共重合体、充填剤、軟化剤等を混合した後、
ロール等を用いて加硫・架橋剤、発泡剤、発泡助剤等を
加える方法が挙げられる。次に、通常の加硫ゴム製造に
供される手法に従い、例えば、本発明の組成物を金型内
に入れ、加熱して発泡、加硫を行うか、あるいは押出成
形機を用いて任意形状に成形したのち、加硫槽内で加熱
して加硫を行うことにより加硫ゴムを製造することがで
きる。本発明のエチレン系ランダム共重合体および組成
物は、各種電線の被覆材、電気絶縁部品、ルーフィン
グ、チューブ、ベルト、土木建築資材、ロール、スポン
ジ製品や、自動車部品としてウェザーストリップ、ラジ
エーターホース、ヒーターホース、ブレーキホース、プ
ロテクター、マフラーハンガー、ラジエーターパッキン
グ、ブレーキカップ、ランプ用パッキング、バンパー等
に好適に使用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施例および比較例によ
り、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、これ
らの実施例に限定されるものではない。実施例および比
較例中の測定・評価は、以下の方法により実施した。 (イ)プロピレン含量および高級α−オレフイン含量
(モル%)13 C−NMR法により測定した。 (ロ)よう素価 赤外線吸収スペクトル法により測定した。 (ハ)ムーニー粘度 JISK6300に準拠して、測定温度100℃、予熱
1分、測定4分にて測定した。 (ニ)MwおよびMw/Mn トリクロロベンゼン溶媒を使用し、135℃で、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測
定した。 (ホ)引張り試験 JISK6301に準拠して、3号型試験片を用い、測
定温度25℃、引張り速度500mm/分の条件で、引
張り強さTB(MPa)および引張り切断時伸びEB(%)
を測定した。 (ヘ)硬さ試験 JISK6301に準拠して、スプリング硬さ(JIS
−A硬度)を測定した。 (ト)圧縮永久歪試験 JISK6301に準拠して、100℃×70時間の条
件で測定した。 (チ)低温ねじり試験 JISK6301に準拠して、T2(℃)、T5
(℃)、T10(℃)を測定した。 (リ)結晶化度 X線回析法により測定した。
【0011】
【実施例】
実施例1 (エチレン系ランダム共重合体の合成)容量200リッ
トルのオートクレーブ反応器中で、n−ヘキサンを80
リットル/時、エチレンを200リットル/時、プロピ
レンを125リットル/時、1−ヘキセンを2.5リッ
トル/時、5−エチリデン−2−ノルボルネン(EN
B)を325ミリリットル/時、重合触媒として、エチ
ルアルミニウムセスキクロリドのヘキサン溶液をエチル
アルミニウムセスキクロリドとして3.5×10-3モル
/リットル・時、四塩化バナジウムのヘキサン溶液を四
塩化バナジウムとして6.8×10-4モル/リットル・
時の速度で供給し、気相部の水素濃度7.2モル%、温
度35℃、圧力6kg/cm2 、平均滞留時間0.75
時間の条件下で連続重合を行なった。反応器から取り出
した重合液に反応停止剤として少量の水を加え、n−ヘ
キサンを水蒸気蒸留により系外に除去したのち、乾燥し
て共重合体を得た。得られた共重合体は、エチレン含量
80モル%、プロピレン含量17モル%、1−ヘキセン
含量2.8モル%、よう素価12、ムーニー粘度92、
Mw46.3万、Mw/Mn2.9、結晶化度0%のエ
チレン系ランダム共重合体であった。 (組成物の調製と評価)前記エチレン系ランダム共重合
体を用い、表1に示された成分から加硫剤成分を除いた
各成分を、ラボプラストミル(内容量250ミリリット
ル)を用い、回転数60rpm、100℃で200秒間
混練りして、コンパウンドAを得た。その後、コンパウ
ンドAに加硫剤成分を加え、50℃に保持した10イン
チロールで5分間混練りして、コンパウンドBを得た。
次いで、このコンパウンドBを、170℃に加熱した熱
プレスにより、プレス圧150kgf/cm2 の圧力下
で15分加熱して、120×120×2mmの加硫シー
トおよび圧縮永久歪試験用サンプルを作製し、各種特性
を評価した。その結果、該共重合体を用いた組成物は、
機械的強度、圧縮永久歪等の力学特性および低温特性が
優れていた。評価結果を表2に示す。
【0012】実施例2 (エチレン系ランダム共重合体の合成)1−ヘキセンの
代わりに1−オクテンを用いた以外は、実施例1と同様
にして、共重合体を得た。この共重合体は、エチレン含
量79.7モル%、プロピレン含量17.5モル%、1
−オクテン含量2.8モル%、よう素価11.5、ムー
ニー粘度82、Mw37.4万、Mw/Mn3.0、結
晶化度0.3%のエチレン系ランダム共重合体であっ
た。 (組成物の調製と評価)前記エチレン系ランダム共重合
体を用いた以外は、実施例1と同様にして、コンパウン
ドAおよびコンパウンドBの調製、各種特性評価を行な
った。その結果、該共重合体を用いた組成物は、機械的
強度、圧縮永久歪等の力学特性および低温特性が優れて
いた。評価結果を表2に示す。
【0013】実施例3 (エチレン系ランダム共重合体の合成)1−ヘキセンの
代わりに1−デセンを用いた以外は、実施例1と同様に
して、共重合体を得た。この共重合体は、エチレン含量
80.1モル%、プロピレン含量17.4モル%、1−
デセン含量2.5モル%、よう素価11.5、ムーニー
粘度75、Mw34.3万、Mw/Mn3.0、結晶化
度0.3%のエチレン系ランダム共重合体であった。 (組成物の調製と評価)前記エチレン系ランダム共重合
体を用いた以外は、実施例1と同様にして、コンパウン
ドAおよびコンパウンドBの調製、各種特性評価を行な
った。その結果、該共重合体を用いた組成物は、機械的
強度、圧縮永久歪等の力学特性および低温特性が優れて
いた。評価結果を表2に示す。
【0014】実施例4 (エチレン系ランダム共重合体の合成)ENBの代わり
にジシクロペンタジエン(DCP)を用いた以外は、実
施例1と同様にして、共重合体を得た。この共重合体
は、エチレン含量80.1モル%、プロピレン含量17
モル%、1−ヘキセン含量2.9モル%、よう素価1
0.5、ムーニー粘度81.5、Mw38.7万、Mw
/Mn3.3、結晶化度0.5%のエチレン系ランダム
共重合体であった。 (組成物の調製と評価)前記エチレン系ランダム共重合
体を用いた以外は、実施例1と同様にして、コンパウン
ドAおよびコンパウンドBの調製、各種特性評価を行な
った。その結果、該共重合体を用いた組成物は、機械的
強度、圧縮永久歪等の力学特性および低温特性が優れて
いた。評価結果を表2に示す。
【0015】比較例1 (共重合体の合成)エチレンを200リットル/時、プ
ロピレンを150リットル/時の速度で供給し、1−ヘ
キセンを用いない以外は、実施例1と同様にして、共重
合体を得た。この共重合体は、エチレン含量78.5モ
ル%、プロピレン含量21.5モル%、よう素価12.
5、ムーニー粘度91.5、Mw37.0万、Mw/M
n2.6、結晶化度0.7%であった。 (組成物の調製と評価)前記共重合体を用いた以外は、
実施例1と同様にして、コンパウンドAおよびコンパウ
ンドBの調製、各種特性評価を行なった。その結果、該
共重合体を用いた組成物は、機械的強度、圧縮永久歪、
低温特性が全体的に不充分であった。評価結果を表2に
示す。
【0016】比較例2 (共重合体の合成)ENBの代わりにDCPを用いた以
外は、比較例1と同様にして、共重合体を得た。この共
重合体は、エチレン含量78.9モル%、プロピレン含
量21.1モル%、よう素価11.5、ムーニー粘度8
4、Mw37.2万、Mw/Mn2.7、結晶化度0.
8%であった。 (組成物の調製と評価)前記共重合体を用いた以外は、
実施例1と同様にして、コンパウンドAおよびコンパウ
ンドBの調製、各種特性評価を行なった。その結果、該
共重合体を用いた組成物は、機械的強度、圧縮永久歪、
低温特性が不充分であった。評価結果を表2に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【発明の効果】本発明のエチレン系ランダム共重合体
は、ゴムスポンジ材として、機械的強度、圧縮永久歪等
の力学特性、低温特性に優れている。したがって、本発
明のエチレン系ランダム共重合体およびその組成物は、
電子・電気部品、機械部品、土木建築資材、自動車部品
等の幅広い分野において、極めて好適に使用することが
できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バナジウム化合物と有機アルミニウム化
    合物からなる触媒系を用い、エチレン(A) 、プロピレン
    (B) 、炭素数6〜12のα−オレフィン(C)および非共
    役ジエン(D) の混合物を重合することにより得られる共
    重合体であって、(1)成分(A) が60〜92モル%、
    成分(B) が7.5〜39.5モル%、成分(C) が0.5
    〜10モル%の範囲にあり、(2)よう素価が0.5〜
    50の範囲にあり、(3)ムーニー粘度(ML1+4, 100
    ℃) が10〜400の範囲にあり、(4)X線回析法で
    求めた結晶化度が0〜20%の範囲にあることを特徴と
    する低結晶性エチレン−α−オレフイン−非共役ジエン
    系ランダム共重合体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の低結晶性エチレン−α−
    オレフイン−非共役ジエン系ランダム共重合体と加硫剤
    および/または架橋剤とを含有してなる組成物。
JP26796795A 1995-09-22 1995-09-22 低結晶性エチレン系ランダム共重合体およびその組成物 Expired - Fee Related JP3633060B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26796795A JP3633060B2 (ja) 1995-09-22 1995-09-22 低結晶性エチレン系ランダム共重合体およびその組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26796795A JP3633060B2 (ja) 1995-09-22 1995-09-22 低結晶性エチレン系ランダム共重合体およびその組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0987331A true JPH0987331A (ja) 1997-03-31
JP3633060B2 JP3633060B2 (ja) 2005-03-30

Family

ID=17452085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26796795A Expired - Fee Related JP3633060B2 (ja) 1995-09-22 1995-09-22 低結晶性エチレン系ランダム共重合体およびその組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3633060B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000198820A (ja) * 1997-11-12 2000-07-18 Sumitomo Chem Co Ltd プロピレン系共重合体及び熱可塑性樹脂組成物
WO2004083299A1 (ja) * 2003-03-18 2004-09-30 Mitsui Chemicals, Inc. エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体からなるペレット、熱可塑性エラストマーの製造方法、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体からなるペレットの製造方法
US7691845B2 (en) 2004-08-11 2010-04-06 Cambridge Enterprise Limited Anti-inflammatory agents
EP2279741A2 (en) 2003-12-01 2011-02-02 Cambridge Enterprise Ltd. Caprolactams and their use as anti-inflammatory agents

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000198820A (ja) * 1997-11-12 2000-07-18 Sumitomo Chem Co Ltd プロピレン系共重合体及び熱可塑性樹脂組成物
JP4595140B2 (ja) * 1997-11-12 2010-12-08 住友化学株式会社 熱可塑性樹脂組成物
WO2004083299A1 (ja) * 2003-03-18 2004-09-30 Mitsui Chemicals, Inc. エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体からなるペレット、熱可塑性エラストマーの製造方法、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体からなるペレットの製造方法
JPWO2004083299A1 (ja) * 2003-03-18 2006-06-22 三井化学株式会社 エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体からなるペレット、熱可塑性エラストマーの製造方法、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体からなるペレットの製造方法
EP2279741A2 (en) 2003-12-01 2011-02-02 Cambridge Enterprise Ltd. Caprolactams and their use as anti-inflammatory agents
US7691845B2 (en) 2004-08-11 2010-04-06 Cambridge Enterprise Limited Anti-inflammatory agents
US8497261B2 (en) 2004-08-11 2013-07-30 Cambridge Enterprise Limited 3-aminocaprolactam compounds for treating inflammatory disorders

Also Published As

Publication number Publication date
JP3633060B2 (ja) 2005-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0718362B1 (en) Ethylene-alpha-olefin-non-conjungated diene copolymer rubber composition
US8426522B2 (en) Copolymer rubber composition, rubber foamed product, and automotive sealant
EP0704484B1 (en) Ethylene-alpha-olefin-non-conjugated diene copolymer rubber composition
US5646224A (en) Rubber composition
JP2000256423A (ja) エチレン系共重合体ゴムおよびその組成物
JP3582184B2 (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム 組成物
JP3191592B2 (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム組成物
JP3633060B2 (ja) 低結晶性エチレン系ランダム共重合体およびその組成物
JPH09169878A (ja) エチレン系共重合体ゴム組成物
JP3582176B2 (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム 組成物
JP3605916B2 (ja) エチレン系共重合体油展ゴム組成物
JP3605913B2 (ja) エチレン系共重合体組成物
JP3579942B2 (ja) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合ゴム 組成物
JPH08337619A (ja) エチレン・α−オレフィン・非共役ジエン共重合体ゴム
JP3903825B2 (ja) エチレン系共重合ゴム組成物、スポンジ用ゴム組成物およびスポンジ製品
JP3876466B2 (ja) ウェザーストリップ用ゴム組成物
JPH11286568A (ja) スポンジ用ゴム組成物
JP3744087B2 (ja) シール材用ゴム組成物
JP3598618B2 (ja) エチレン系共重合体組成物
JP3711621B2 (ja) ゴムロール用エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム組成物
JP3632251B2 (ja) 低結晶性エチレン系ランダム共重合体およびその組成物
JPH10130435A (ja) ゴムロール用組成物
JP3852174B2 (ja) 防振ゴム用ゴム組成物
JPH11217455A (ja) スポンジ用ゴム組成物
JP2000072936A (ja) ロール用ゴム組成物、およびシール材用ゴム組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041220

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees