JPH098729A - 双方向光伝送装置 - Google Patents

双方向光伝送装置

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JPH098729A
JPH098729A JP7179638A JP17963895A JPH098729A JP H098729 A JPH098729 A JP H098729A JP 7179638 A JP7179638 A JP 7179638A JP 17963895 A JP17963895 A JP 17963895A JP H098729 A JPH098729 A JP H098729A
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JP
Japan
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optical
signal
terminals
input
lines
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JP7179638A
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English (en)
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Yozo Oko
洋三 大古
Hidekazu Kawashima
英一 川島
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CHUGOKU TSUSHIN NETWORK KK
Osaki Electric Co Ltd
Original Assignee
CHUGOKU TSUSHIN NETWORK KK
Osaki Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光線路の二重化を安価かつ簡易に図り、双方
向光通信の信頼性を高める。 【構成】 E/O変換器21の送信端Sから出力された
光信号は、2×1光カプラ41の一方の一端子に与えら
れる。光カプラ41はこの光信号を1×2光スイッチ4
2へ出力し、入力信号は光ファイバ線路43へ送出され
る。従って、入力信号は2×2光カプラ45の一方の一
端子に伝搬され、光カプラ45の他方の2つの端子から
出力される。O/E変換器26は受信端Rに伝えられた
信号を入力し、電気信号に戻して出力する。ここで、光
ファイバ線路43が断線すると、コントロール装置31
は1×2光スイッチ42の接続状態を切り換える。この
結果、信号は光ファイバ線路43に代えて光ファイバ線
路44に伝搬される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信線路が二重化さ
れて信頼度が高められた双方向光伝送装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、双方向光伝送装置としては、例え
ば図4に示す、光ファイバ線路を使用した双方向光通信
装置がある。この装置では、入力信号は、電気/光(E
/O)変換器1において電気信号から光信号に変換され
る。光信号に変換された入力信号は送信端Sから光ファ
イバ線路2へ送出され、光/電気(O/E)変換器3の
受信端Rに与えられる。このO/E変換器3は入力した
光信号を光電変換し、元の電気信号に戻して出力する。
また、O/E変換器3からE/O変換器1への送信は光
ファイバ線路4を使用して行われ、O/E変換器3の送
信端Sから送出された光信号は、光ファイバ線路4を介
してE/O変換器1の受信端Rに与えられる。
【0003】このような双方向光通信装置においては、
光ファイバ線路2,4が事故で断線した場合などに備
え、図5に示すように光ファイバ線路の二重化が図られ
ている。
【0004】すなわち、光ファイバ線路2,4にそれぞ
れ並列に光ファイバ線路5,6が敷設されている。従っ
て、光ファイバ線路2,4が断線しても、並設された光
ファイバ線路5,6がその代わりに用いられ、通信が停
止することが予防されている。この通信線路の切り換え
は、4台の1×2光スイッチ7〜10によって行われ
る。つまり、本線である光ファイバ線路2,4の断線
は、コントロール装置11に検出される。コントロール
装置11は、光ファイバ線路2または4の断線を検出す
ると、光スイッチ7,8または9,10を切り換え、予
備線である光ファイバ線路5または6を、E/O変換器
1およびO/E変換器3間に接続する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の双方向光伝送装置においては、光線路を切り換える
ための光スイッチ7〜10の部品価格が高価であり、ま
た、予備の光線路5,6を別途に2本必要とする。従っ
て、上記従来の構成の光伝送装置においては、製品価格
を低減することができなかった。また、4台の各光スイ
ッチ7〜10をコントロールするための制御部分が多
く、よって、多くの制御線および制御装置構成を必要と
する。従って、光スイッチ制御装置の布設に多くの時
間,労力および費用を必要とした。このため、光線路を
二重化して通信の信頼度を高めることは、限られた箇所
の重要な線路にしか施せなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、一方の1つの端子か
ら入力した光信号を他方の2つの端子のいずれか一方に
切り換えて出力する1×2光スイッチと、この光スイッ
チの他方の各端子に一端がそれぞれ接続された2本の光
線路と、これら各光線路の他端が一方の2つの端子にそ
れぞれ接続されこれら各端子から入力した光信号を結合
して他方の1つの端子から出力する2×1光分岐結合器
とをそれぞれ一対づつ備え、双方向光伝送装置を構成し
た。
【0007】また、一方の2つの端子から入力した光信
号を結合して他方の1つの端子から出力する2×1光分
岐結合器と、この光分岐結合器の出力を一方から入力し
て他方の2つの端子のいずれか一方に切り換えて出力す
る1×2光スイッチと、この光スイッチの他方の各端子
に一端がそれぞれ接続された2本の光線路と、これら各
光線路の他端が一方の2つの端子にそれぞれ接続されこ
れら各端子から入力した光信号を他方の2つの端子から
出力する2×2光分岐結合器とを備え、双方向光伝送装
置を構成した。
【0008】また、一方の2つの各端子から入力した光
信号を他方の2つの端子から出力する第1の2×2光分
岐結合器と、この光分岐結合器の他方の各端子に一端が
それぞれ接続された長さが等しいまたは信号波長の整数
倍長さが異なる2本の光線路と、これら各光線路の他端
が一方の2つの端子にそれぞれ接続されこれら各端子か
ら入力した光信号を他方の2つの端子から出力する第2
の2×2光分岐結合器とを備え、双方向光伝送装置を構
成した。
【0009】
【作用】一対備えられた一方の2本の光線路の各一端
に、1×2光スイッチに代えて2×1光分岐結合器が設
けられることにより、一方向側から入力された信号が、
光スイッチによっていずれの光線路に伝搬されて光分岐
結合器の2つのいずれの端子に伝えられても、伝搬信号
は必ず光分岐結合器の1つの端子から出力される。ま
た、一対備えられた他方の2本の光線路の各一端に、1
×2光スイッチに代えて2×1光分岐結合器が設けられ
ることにより、逆方向側から入力された信号は、この光
分岐結合器によっていずれの光線路にも伝搬され、光ス
イッチの一方の2つのいずれの端子にも伝えられる。よ
って、光スイッチの接続状態のいかんにかかわらず、伝
搬信号は必ずこの光スイッチの他方の1つの端子から出
力される。
【0010】また、光線路が2本とされ、一端に2×1
光分岐結合器および1×2光スイッチ、他端に2×2光
分岐結合器が設けられることにより、一方向側から入力
された信号は、2×1光分岐結合器を介して1台の1×
2光スイッチに伝えられる。この光スイッチは入力信号
をいずれか一方の光線路に伝搬し、入力信号は2×2光
分岐結合器の2つの端子のいずれか一方に伝えられる。
この2×2光分岐結合器はいずれの端子に信号が入力さ
れても、他方の2つの端子から伝搬信号を出力する。一
方、逆方向側から入力された信号は、2×2光分岐結合
器の一方の一端子に入力される。この2×2光分岐結合
器は入力信号を他方の2つの端子から出力し、入力信号
は2本の光線路の双方に伝搬される。従って、1×2光
スイッチはいずれの状態に接続が切り換えられていて
も、一方の2つの端子のいずれからか入力した信号を他
方の1つの端子から出力する。2×1光分岐結合器はこ
の伝搬信号を他方の2つの端子から出力する。
【0011】また、2本の光線路の両端に2×2光分岐
結合器がそれぞれ設けられることにより、一方の光分岐
結合器のいずれか一方の一端子に入力した光信号は、こ
の光分岐結合器の他方の2つの端子から出力され、入力
信号は2本の光線路の双方を伝搬する。伝搬した光信号
は、他方の光分岐結合器の一方の少なくとも一つの端子
に入力され、この光分岐結合器の他方の2つの端子から
出力される。
【0012】
【実施例】次に、本発明による双方向光伝送装置を光通
信線路の二重化に適用した場合について説明する。この
光通信は、第1種通信事業者によってポイント−トゥ−
ポイントで行われる。例えば、第1種通信事業者におけ
る伝送端局およびこの上位局間の光通信線路に使用され
る。伝送路にはシングルモード光ファイバが用いられ、
例えばDSU信号並びに音声信号がデジタル信号として
双方向に伝搬される。
【0013】図1は、本発明をこのような光通信線路に
適用した第1の実施例による双方向光伝送装置を示すブ
ロック図である。
【0014】ポイント−トゥ−ポイントの一端側にはE
/O変換器21および1×2光スイッチ22が設けられ
ている。E/O変換器21の送信端Sには、1×2光ス
イッチ22の一方の端子が光ファイバを介して接続され
ている。この1×2光スイッチ22は、一方の1つの端
子から入力した光信号を、他方の2つの端子のいずれか
一方に切り換えて出力する。また、これら他方の各端子
には2本の光ファイバ線路23,24の各一端がそれぞ
れ接続されている。これら各光ファイバ線路23,24
の他端は、2×1光分岐結合器(光カプラ)25の一方
の2つの各端子にそれぞれ接続されている。この2×1
光カプラ25は、一方の各端子から入力した光信号を結
合して他方の1つの端子から出力する。この他方の端子
は、光ファイバを介してO/E変換器26の受信端Rに
接続されている。これら2×1光カプラ25およびO/
E変換器26はポイント−トゥ−ポイントの他端側に設
けられている。
【0015】また、上記の1×2光スイッチ22、光フ
ァイバ線路23,24および2×1光カプラ25は、そ
れぞれ一対設けられている。つまり、E/O変換器21
の受信端RとO/E変換器26の送信端Sとの間に、も
う一組の1×2光スイッチ27、光ファイバ線路28,
29および2×1光カプラ30が設けられている。1×
2光スイッチ22,27はコントロール装置31によっ
て制御される。
【0016】このような装置構成において、一方向側の
双方向通信は次のように行われる。つまり、E/O変換
器21に入力された電気信号は光信号に変換され、送信
端Sから出力される。この出力信号は1×2光スイッチ
22を介して光ファイバ線路23に送出され、2×1光
カプラ25に伝搬される。2×1光カプラ25は入力し
た伝搬信号を他方の端子から出力し、O/E変換器26
の受信端Rに伝える。O/E変換器26は入力した光信
号を元の電気信号に変換し、出力する。一方、逆方向側
の双方向通信は次のように行われる。つまり、O/E変
換器26に入力された電気信号は光信号に変換され、送
信端Sから出力される。この出力信号は2×1光カプラ
30を介して光ファイバ線路28および29の双方に送
出され、1×2光スイッチ27の一方の2つの端子に伝
搬される。1×2光スイッチ27は光ファイバ線路28
に接続された端子から入力した伝搬信号を反対側の端子
から出力し、E/O変換器21の受信端Rに伝える。E
/O変換器21は入力した光信号を元の電気信号に変換
し、出力する。
【0017】ここで、何らかの原因で光ファイバ線路2
3が断線した場合を想定する。この断線は速やかにコン
トロール装置31に検出される。コントロール装置31
は、光ファイバ線路23の断線を検出すると、1×2光
スイッチ22に制御信号を送出し、光スイッチ22の接
続状態を切り換える。この切り換え制御により、E/O
変換器21から出力される信号は、光ファイバ線路23
に代えて光ファイバ線路24に送出されるようになる。
従って、E/O変換器21から出力される信号は、途絶
えることなくO/E変換器26に伝搬される。また、光
ファイバ線路28が断線した場合においても、コントロ
ール装置31は同様に1×2光スイッチ27の接続状態
を切り換える。この切り換え制御により、O/E変換器
26から出力される信号は、光ファイバ線路28に代え
て光ファイバ線路29を介して伝搬される。従って、O
/E変換器26から出力される信号も、途絶えることな
くE/O変換器21に伝搬される。
【0018】このように本実施例によれば、一対備えら
れた一方の2本の光ファイバ線路23,24の各一端
に、従来の1×2光スイッチに代えて2×1光カプラ2
5を設けることにより、一方向側から入力された信号
が、光スイッチ22によっていずれの光ファイバ線路2
3,24に伝搬されて光カプラ25の2つのいずれの端
子に伝えられても、伝搬信号は必ずこの光カプラ25の
1つの端子から出力される。また、一対備えられた他方
の2本の光ファイバ線路28,29の各一端に、従来の
1×2光スイッチに代えて2×1光カプラ30を設ける
ことにより、逆方向側から入力された信号は、この光カ
プラ30によっていずれの光ファイバ線路28,29に
も伝搬され、1×2光スイッチ27のいずれの端子にも
伝えられる。よって、光スイッチ27の接続状態のいか
んにかかわらず、伝搬信号は必ずこの光スイッチ27の
他方の1つの端子から出力される。
【0019】従って、本実施例によれば、光カプラ2
5,30が設けられた光線路側においては、従来の光ス
イッチ制御は不要になる。よって、本実施例においては
光スイッチの制御部分は従来に比較して半減する。この
ため、光スイッチ制御装置の布設に必要とされた多くの
時間,労力および費用が軽減される。しかも、高価な光
スイッチは光線路の一端側にしか使用されておらず、光
スイッチ部品の点数は従来に比較して半減し、これに代
えて安価な光カプラによって装置が構成されている。こ
の結果、双方向光伝送装置の製品価格は低減される。
【0020】次に、本発明を前述した光通信線路に適用
した第2の実施例による双方向光伝送装置について、図
2のブロック図を参照して説明する。
【0021】ポイント−トゥ−ポイントの一端側には、
E/O変換器21、2×1光カプラ41および1×2光
スイッチ42が設けられている。E/O変換器21の送
信端Sおよび受信端Rは、それぞれ光ファイバを介して
2×1光カプラ41の一方の各端子に接続されている。
この光カプラ41は、一方の2つの端子から入力した光
信号を結合して他方の1つの端子から出力する。1×2
光スイッチ42はこの出力を一方から入力し、他方の2
つの端子のいずれか一方に切り換えて出力する。この切
り換え制御はコントロール装置31によって行われる。
光スイッチ42の他方の各端子には2本の光ファイバ線
路43,44の各一端がそれぞれ接続されている。これ
ら光ファイバ線路43,44の各他端は、2×2光カプ
ラ45の一方の各端子にそれぞれ接続されている。この
2×2光カプラ45は、一方の各端子から入力した光信
号を他方の2つの端子から出力する。この他方の2つの
端子は、光ファイバを介してO/E変換器26の受信端
Rおよび送信端Sに接続されている。これら2×2光カ
プラ45およびO/E変換器26は、他方のポイント側
に設けられている。
【0022】このような装置構成において、一方向側の
双方向通信は次のように行われる。つまり、光電変換さ
れ、E/O変換器21の送信端Sから出力された光信号
は、2×1光カプラ41の一方の一端子に与えられる。
光カプラ41はこの光信号を1×2光スイッチ42へ出
力し、1×2光スイッチ42は入力信号を光ファイバ線
路43へ送出する。従って、入力信号は2×2光カプラ
45の一方の一端子に伝搬され、光カプラ45の他方の
2つの端子から出力される。O/E変換器26は受信端
Rに伝えられた信号を入力し、電気信号に戻して出力す
る。一方、逆方向側の双方向通信は次のように行われ
る。つまり、O/E変換器26の送信端Sから出力され
た光信号は、光カプラ45の一方の一端子に与えられ
る。光カプラ45はこの入力信号を他方の2つの端子か
ら出力する。従って、入力信号は光ファイバ線路43お
よび44の双方に送出され、1×2光スイッチ42の一
方の2つの端子に伝搬される。1×2光スイッチ42は
光ファイバ線路43に接続された端子から伝搬信号を入
力し、反対側の端子から出力する。2×1光カプラ41
はこの伝搬信号を一方の一端子から入力し、他方の2つ
の端子から出力する。E/O変換器21は受信端Rに伝
えられた信号を入力し、元の電気信号に戻して出力す
る。
【0023】ここで、何らかの原因で光ファイバ線路4
3が断線した場合を想定する。この断線は速やかにコン
トロール装置31に検出され、コントロール装置31は
1×2光スイッチ42の接続状態を切り換える。この切
り換え制御により、E/O変換器21から出力される信
号は、光ファイバ線路43に代えて光ファイバ線路44
に送出されるようになる。従って、E/O変換器21か
ら出力される信号は、途絶えることなくO/E変換器2
6に伝搬される。また、O/E変換器26から出力され
る信号も、光ファイバ線路44を介して途絶えることな
くE/O変換器21に伝搬される。
【0024】このように本実施例によれば、光伝送路を
光ファイバ線路43,44の2本とし、一端に2×1光
カプラ41および1×2光スイッチ42、他端に2×2
光カプラ45を設けることにより、一方向側から入力さ
れた信号は、2×1光カプラ41を介して1台の1×2
光スイッチ42に伝えられる。この光スイッチ42はコ
ントロール装置32によって制御され、信号はいずれか
一方の光線路43または44によって伝搬される。従っ
て、入力信号は2×2光カプラ45の2つの端子のいず
れか一方に伝えられる。2×2光カプラ45はいずれの
端子に信号が入力されても、他方の2つの端子から伝搬
信号を出力する。一方、逆方向側から入力された信号
は、2×2光カプラ45の一方の一端子に入力される。
2×2光カプラ45は入力信号を他方の2つの端子から
出力し、入力信号は2本の光ファイバ線路43,44の
双方に伝搬される。従って、1×2光スイッチ42はい
ずれの状態に接続が切り換えられていても、一方の2つ
の端子のいずれからか入力した信号を他方の1つの端子
から出力する。2×1光カプラ41はこの伝搬信号を他
方の2つの端子から出力する。
【0025】従って、一方向側からの入力信号は2×1
光カプラ41により、逆方向側からの入力信号は2×2
光カプラ45によって統合され、従来行き帰りの2系統
必要とされた信号系統は1系統にまとめられる。よっ
て、この第2実施例によれば、一ポイント側で1つの信
号系統の接続状態のみを制御すれば足りるようになる。
また、2×2光カプラ45が設けられた他方のポイント
側においては、2×2光カプラ45の一方のいずれの端
子に信号が入力されても、他方の2つの端子から信号が
出力される。よって、この他方のポイント側において
は、切り換え制御が不要になる。
【0026】このため、この第2実施例によれば、従来
の1系統分の線路は不要になり、光信号は2本の光ファ
イバ線路43,44のみによって伝搬される。さらに、
2×2光カプラ45が設けられた光線路側においては従
来の光スイッチ制御が不要であるため、光スイッチ制御
部分は大きく削減される。よって、光スイッチ制御装置
の布設に必要とされた多くの時間,労力および費用は、
前述の第1の実施例よりもさらに軽減される。しかも、
高価な光スイッチ部品は1点のみになり、さらに、2本
の通信線路が不要になるため、双方向光伝送装置の製品
価格はより低減される。
【0027】次に、本発明を前述した光通信線路に適用
した第3の実施例による双方向光伝送装置について、図
3のブロック図を参照して説明する。
【0028】ポイント−トゥ−ポイントの一端側には、
E/O変換器21および2×2光カプラ51が設けられ
ている。E/O変換器21の送信端Sおよび受信端R
は、それぞれ光ファイバを介してこの2×2光カプラ5
1の一方の各端子に接続されている。この2×2光カプ
ラ51は、一方の2つの各端子から入力した光信号を他
方の2つの端子から出力する。また、光カプラ51のこ
の他方の各端子には、2本の光ファイバ線路52,53
の各一端がそれぞれ接続されている。これら各光ファイ
バ線路52,53の長さは等しいか、または伝搬信号波
長の整数倍の長さだけ異なり、各線路を伝搬する信号に
位相差が生じないように設定されている。これら光ファ
イバ線路52,53の各他端は、2×2光カプラ54の
一方の2つの端子にそれぞれ接続されている。2×2光
カプラ54は、これら各端子から入力した光信号を他方
の2つの端子から出力する。この他方の2つの端子は、
光ファイバを介してO/E変換器26の受信端Rおよび
送信端Sにそれぞれ接続されている。これら2×2光カ
プラ54およびO/E変換器26は他方のポイント側に
設けられている。
【0029】このような装置構成において、一方向側の
双方向通信は次のように行われる。つまり、光電変換さ
れ、E/O変換器21の送信端Sから出力された光信号
は、2×2光カプラ51の一方の一端子に与えられる。
光カプラ51はこの光信号を他方の2つの端子から出力
する。従って、入力信号は、2本の光ファイバ線路5
2,53の双方に送出され、2×2光カプラ54の一方
の2つの各端子に伝搬される。光カプラ54は、各端子
から入力した信号を他方の2つの端子から出力する。O
/E変換器26は受信端Rに伝えられた信号を入力し、
電気信号に戻して出力する。一方、逆方向側の双方向通
信は次のように行われる。つまり、O/E変換器26の
送信端Sから出力された光信号は、光カプラ54の一方
の一端子に与えられる。光カプラ54はこの入力信号を
他方の2つの端子から出力する。従って、入力信号は、
同様に光ファイバ線路52および53の双方に送出さ
れ、2×2光カプラ51の一方の2つの各端子に伝搬さ
れる。この2×2光カプラ51は各端子から入力した信
号を他方の2つの端子から出力する。E/O変換器21
は受信端Rに伝えられた信号を入力し、元の電気信号に
戻して出力する。
【0030】ここで、何らかの原因で光ファイバ線路5
2が断線した場合を想定する。本実施例では双方向の光
通信ともに2本の光ファイバ線路52,53を用いて行
われているため、一方の光ファイバ線路52が断線して
も、残りの光ファイバ線路53により、E/O変換器2
1およびO/E変換器26間の通信は途絶えることなく
行われる。同様に光ファイバ線路53が断線した場合に
おいても、残りの光ファイバ線路52により、途絶える
ことなく双方向通信が行われる。
【0031】このように本実施例によれば、2本の光フ
ァイバ線路52,53の両端に2×2光カプラ51,5
4をそれぞれ設けることにより、一方の光カプラ51ま
たは54のいずれかの一方の一端子に入力した光信号
は、この光カプラ51または54の他方の2つの端子か
ら出力され、入力信号は2本の光ファイバ線路52,5
3の双方を伝搬する。伝搬した光信号は、他方の光カプ
ラ54または51の一方の少なくとも一つの端子に入力
され、この光カプラ54または51の他方の2つの端子
から出力される。
【0032】従って、本実施例では、信号は常に2本の
光ファイバ線路52,53を伝搬し、事故時には上記の
ように残りのいずれか一方の光ファイバ線路52または
53を伝搬する。このため、この第3実施例において
も、従来の1系統分の線路は不要になり、光信号は2本
の光ファイバ線路52,53のみで伝搬される。さら
に、光線路を切り換える従来の光スイッチ制御装置構成
は不要になる。よって、多くの時間,労力および費用を
必要とした従来の光スイッチ制御装置の布設は全く不要
になる。しかも、高価な光スイッチ部品は全く用いられ
ず、さらに、1系統分の線路も不要とされるため、双方
向光伝送装置の製品価格は前述の第2実施例の場合より
もさらに低減され、極めて安価になる。
【0033】なお、上記各実施例においては光カプラを
用いているため、光線路を伝搬する光信号のパワーはい
くぶんか減衰して受光量は減少するが、通信自体に影響
を受けることはない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
対備えられた各光線路の各一端に、1×2光スイッチに
代えて2×1光分岐結合器が設けられることにより、こ
の光分岐結合器が設けられた光線路側においては従来の
光スイッチ制御が不要になる。よって、光スイッチの制
御部分は減少する。
【0035】このため、光スイッチ制御装置の布設に必
要とされた多くの時間,労力および費用が軽減される。
しかも、高価な光スイッチ部品の点数が削減され、これ
に代えて安価な光分岐結合器によって装置が構成され
る。このため、双方向光伝送装置の製品価格は低減され
る。
【0036】また、光線路が2本とされ、一端に2×1
光分岐結合器および1×2光スイッチ、他端に2×2光
分岐結合器が設けられることにより、一方向側からの入
力信号は2×1光分岐結合器により、逆方向側からの入
力信号は2×2光分岐結合器によって統合され、従来2
系統必要とされた信号系統は1系統にまとめられる。従
って、2×1光分岐結合器が設けられた一方の光線路側
において、1つの信号系統の接続状態のみを制御すれば
足りるようになる。また、2×2光分岐結合器が設けら
れた他方の光線路側においては、2×2光分岐結合器の
一方のいずれの端子に信号が入力されても、他方の2つ
の端子から信号が出力される。よって、この光線路側に
おいては切り換え制御は不要になる。
【0037】このため、従来の1系統分の線路は不要に
なり、光信号は2本の通信線路のみで伝搬されるように
なる。さらに、2×2光分岐結合器が設けられた光線路
側においては従来の光スイッチ制御が不要であるため、
光スイッチ制御部分は大きく削減される。よって、光ス
イッチ制御装置の布設に必要とされた多くの時間,労力
および費用はさらに軽減される。しかも、高価な光スイ
ッチ部品の点数は大きく削減され、さらに、2本の通信
線路が不要になるため、双方向光伝送装置の製品価格は
より低減される。
【0038】また、2本の光線路の両端に2×2光分岐
結合器がそれぞれ設けられることにより、信号は常に2
本の光線路を伝搬し、事故時には残りのいずれか一方の
光線路を伝搬する。このため、従来の1系統分の線路は
不要になり、光信号は2本の通信線路のみで伝搬される
ようになる。さらに、光線路を切り換える従来の制御装
置構成は不要になる。従って、多くの時間,労力および
費用を必要とした従来の光スイッチ制御装置の布設は全
く不要になる。しかも、高価な光スイッチ部品は全く用
いられず、さらに、1系統分の線路も不要であるため、
双方向光伝送装置の製品価格はさらに低減される。
【0039】よって、本発明によれば、ごく限られた重
要な一部の通信線路ばかりでなく、より広い範囲の通信
線路について安価に二重化を図ることが可能になり、双
方向光通信の信頼性を全体的に高めることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による二重化された双方
向光伝送装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例による二重化された双方
向光伝送装置を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例による二重化された双方
向光伝送装置を示すブロック図である。
【図4】双方向光伝送装置の一般的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来の二重化された双方向光伝送装置を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
21…電気/光(E/O)変換器 26…光/電気(O/E)変換器 22,27,42…1×2光スイッチ 23,24,28,29,43,44,52,53…光
ファイバ線路 25,30,41…2×1光カプラ 31…コントロール装置 45,51,54…2×2光カプラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の1つの端子から入力した光信号を
    他方の2つの端子のいずれか一方に切り換えて出力する
    1×2光スイッチと、この光スイッチの他方の前記各端
    子に一端がそれぞれ接続された2本の光線路と、これら
    各光線路の他端が一方の2つの端子にそれぞれ接続され
    これら各端子から入力した光信号を結合して他方の1つ
    の端子から出力する2×1光分岐結合器とをそれぞれ一
    対づつ備えて構成された双方向光伝送装置。
  2. 【請求項2】 一方の2つの端子から入力した光信号を
    結合して他方の1つの端子から出力する2×1光分岐結
    合器と、この光分岐結合器の出力を一方から入力して他
    方の2つの端子のいずれか一方に切り換えて出力する1
    ×2光スイッチと、この光スイッチの他方の前記各端子
    に一端がそれぞれ接続された2本の光線路と、これら各
    光線路の他端が一方の2つの端子にそれぞれ接続されこ
    れら各端子から入力した光信号を他方の2つの端子から
    出力する2×2光分岐結合器とを備えて構成された双方
    向光伝送装置。
  3. 【請求項3】 一方の2つの各端子から入力した光信号
    を他方の2つの端子から出力する第1の2×2光分岐結
    合器と、この光分岐結合器の他方の前記各端子に一端が
    それぞれ接続された長さが等しいまたは信号波長の整数
    倍長さが異なる2本の光線路と、これら各光線路の他端
    が一方の2つの端子にそれぞれ接続されこれら各端子か
    ら入力した光信号を他方の2つの端子から出力する第2
    の2×2光分岐結合器とを備えて構成された双方向光伝
    送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009206565A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Nec Magnus Communications Ltd 光伝送システム、光伝送方法、光スイッチ装置、センター装置、光カプラ装置、加入者装置及び光通信システム
JP2013046230A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Oita Univ ダイバーシティ光伝送装置および方法
JP5342709B1 (ja) * 2013-06-25 2013-11-13 ミハル通信株式会社 光伝送システム

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