JP2009206565A - 光伝送システム、光伝送方法、光スイッチ装置、センター装置、光カプラ装置、加入者装置及び光通信システム - Google Patents

光伝送システム、光伝送方法、光スイッチ装置、センター装置、光カプラ装置、加入者装置及び光通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】定期的な保守点検を必要としない高信頼度の光伝送システムを提供する。
【解決手段】光送信器11の光信号piは、光スイッチ12を経て光信号padとして通常伝送路21へ送出され、伝送された光信号padは、光カプラ24を経て光信号pmとして加入者装置30の光受信器31へ送出されると共に、同光カプラ24で分岐されて分岐光pnとして出力される。分岐光pnは、光カプラ25で折り返し光pauと折り返し光pbuとに分岐される。折り返し光pauは通常伝送路21を経て光スイッチ12へ伝送され、折り返し光pbuが予備伝送路22を経て光スイッチ12へ伝送される。光スイッチ12では、通常伝送路21に障害などが発生することにより、折り返し光pauの受光レベルが第1の閾値よりも小さくなったとき、折り返し光pbuの受光レベルが第2の閾値以上であれば、光信号piが光信号pbdとして予備伝送路22へ送出される。
【選択図】図1

Description

この発明は、光伝送システム、光伝送方法、光スイッチ装置、センター装置、光カプラ装置、加入者装置、及び光通信システムに係り、たとえば、FTTH(Fiber To The Home )方式などによる光伝送路を冗長構成とした光伝送システム、光伝送方法、光スイッチ装置、センター装置、光カプラ装置、加入者装置、及び光通信システムに関する。
光伝送システムでは、伝送路として光ファイバが用いられ、信号が光の強弱に変換されて伝送される。すなわち、その送信端では、たとえば、電話、データ、ファクシミリなどの情報は、変換及び変調を行う送信回路で電気信号に置き換えられ、さらに電気/光変換回路(E/O変換回路)により光の強弱に変換されて、光ファイバケーブルに送出される。一方、受信端では、光ファイバケーブルから送られてきた光信号が光/電気変換回路(O/E変換回路)により電気信号に戻され、受信回路を経て元の各信号に戻される。
このような光伝送システムでは、送信端から下り伝送路として敷設された光ファイバケーブルが、外的要因により物理的損傷を受けることがある。この対策として、光伝送システムが、通常の光ファイバルートから予備の光ファイバルートに切り替える線路冗長システムとして構成されている。この光ファイバルートの切替えは、一般に、伝送路上又はサブセンタ局に設置された光スイッチ装置で受光レベルの異常が検知されることにより行われる。この場合、上記光ファイバケーブルの物理的損傷を光ファイバ自身で検出するために、受光レベルを検出する機能及び光伝送路を切り替える機能を上記光スイッチ装置に設ける必要があり、これらの機能を実現するには能動装置が必要となるが、能動装置は定期的な保守点検を必要とし、かつ部品としての信頼性が低い。このため、光伝送システム全体の構成が複雑かつ信頼性が低いという問題点がある。
この種の関連する技術としては、たとえば、特許文献1に記載されたCATV伝送ルートの冗長システムがある。
同文献の従来技術に記載された冗長システムでは、CATV(Community Antenna Television 、テレビ放送の共同受信設備)伝送ルートやHFC(Hybrid Fiber Coax 、光ファイバと同軸ケーブルとを組み合わせたケーブルテレビ設備)方式における光伝送ルート部分が、次のようにして冗長されている。すなわち、下り方向では、センター装置のE/O変換器から出力された光信号が光カプラで分岐されて下り通常ルート及び下り冗長ルートの双方で伝送され、ノード装置の2つのO/E変換器で個々に電気信号に変換される。また、上り方向では、ノード装置のE/O変換器から出力された上り光信号が同装置の光カプラで分岐されて上り通常ルート及び上り冗長ルートで伝送され、センター装置の2つのO/E変換器で個々に電気信号に変換される。
しかしながら、PON(Passive Optical Network 、増幅器などの能動部品を使わない光ネットワーク)システムなどのFTTH方式による伝送では、伝送路における下りO/E変換器及び上りE/O変換器が不要となるため、上記従来技術によるトポロジーのように光伝送ルートの受信側で冗長を行うためには、ノード装置に光SWなどを搭載して同光SWの受光レベルをモニタし、このモニタ結果に基づいて切替えを行う必要があり、伝送路上に能動装置を設ける必要がある。
また、上記特許文献1の実施例に記載された冗長システムでは、センター装置側に、光信号を出力するLD(レーザダイオード)と、上り光信号を電気信号に変換するO/E変換部と、上り電気信号を検波する検波部と、検波部での検波に基づいてLDの発振波長を切り替える波長制御部と、光信号が所定波長の場合は同光信号を下り通常ルートへ、それ以外の波長の場合は下り冗長ルートへ出力する下りルート切替え部とが設けられている。また、ノード装置側に、上り光信号を出力するLDと、光信号を電気信号に変換するO/E変換部と、O/E変換部へ入力される光信号のレベルをモニタする光モニタ部と、LDに入力されるキャリア波を発生する発振部と、光モニタ部でのモニタ結果に基づいて発振部をオン/オフ制御する発振制御部と、発振部のオン/オフに基づいてLDの発振波長を切り替える波長制御部と、上り光信号が所定波長の場合は同光信号を上り通常ルートへ、それ以外の波長である場合は上り冗長ルートへ出力する上りルート切替え部とが設けられている。また、上記下りルート切替え部と上りルート切替え部は、少なくとも一方が、WDM(Wavelength Division Multiplexing、波長分割多重)合分波器で構成されている。
また、特許文献2に記載された光伝送路切替システムでは、2つの光伝送装置間の光伝送路が常用伝送路と予備伝送路とによって二重化され、常用伝送路に障害が発生した場合に、予備伝送路を使用して双方向の通信が継続される。
また、特許文献3に記載された双方向光伝送装置では、E/O変換器に入力された電気信号が光信号に変換され、送信端から出力される。この出力信号は、1×2光スイッチを介して一方の光ファイバ線路に送出され、2×1光カプラに伝搬される。2×1光カプラは、入力した伝搬信号を他方の端子から出力し、O/E変換器の受信端に伝える。O/E変換器は、入力した光信号を電気信号に変換して出力する。何らかの原因で上記光ファイバ線路が断線した場合、この断線がコントロール装置で検出され、1×2光スイッチの接続状態が切り替えられる。これにより、E/O変換器の出力信号が他の光ファイバ線路に送出され、2×1光カプラを経てO/E変換器の受信端に伝搬される。
特開2003−304200号公報(第2頁、要約書、図2、図1) 特開2003−046413号公報(第2頁、図4) 特開平09−008729号公報(第3頁、図1)
しかしながら、上記各文献に記載された技術では、次のような問題点があった。
すなわち、特許文献1の実施例に記載された冗長システムでは、センター装置及びノード装置に能動装置を設ける必要がある他、下りルート切替え部及び上りルート切替え部がWDM合分波器で構成されているので、同冗長システムの構成が複雑かつ信頼性が低いという問題点がある。
特許文献2に記載された光伝送路切替システムでは、常用伝送路に障害が発生した場合、予備伝送路を使用して通信が継続されるが、この発明とは構成が異なる他、常用伝送路に発生した障害を検出する構成が不明である。
特許文献3に記載された双方向光伝送装置では、一方の光ファイバ線路に障害が発生した場合、他の光ファイバ線路を経て通信が継続されるが、この発明とは構成が異なる他、一方の光ファイバ線路に発生した障害を検出する構成が不明である。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、光伝送路が能動装置を用いずに構成され、定期的な保守点検を必要としない高信頼度の光伝送システム、光伝送方法、光スイッチ装置、センター装置、光カプラ装置、加入者装置、及び光通信システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、第1の光伝送路と、第2の光伝送路と、入力された光信号を前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路へ選択的に送出する光スイッチと、前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路を経て伝送された前記光信号を外部へ出力する光カプラとを有する光伝送システムに係り、前記光カプラは、前記光信号を外部へ送出すると共に、該光信号から分岐された折り返し光を出力する構成とされ、前記第1の光伝送路は、前記光信号を伝送すると共に前記折り返し光を伝送する構成とされ、前記光スイッチは、前記第1の光伝送路を経て伝送された前記折り返し光を受光し、該折り返し光の受光レベルが所定の閾値以上のときに前記光信号を前記第1の光伝送路へ送出する一方、前記折り返し光の受光レベルが前記閾値よりも小さいときに前記光信号を前記第2の光伝送路へ送出する構成とされていることを特徴としている。
この発明の第2の構成は、第1の光伝送路と、第2の光伝送路と、入力された光信号を前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路へ選択的に送出する光スイッチと、前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路を経て伝送された前記光信号を外部へ出力する光カプラとを有する光伝送システムに用いられる光伝送方法に係り、前記光カプラを、前記光信号を外部へ送出すると共に、該光信号から分岐された折り返し光を出力する構成とし、かつ、前記第1の光伝送路を、前記光信号を伝送すると共に前記折り返し光を伝送する構成としておき、前記光スイッチが、前記第1の光伝送路を経て伝送された前記折り返し光を受光し、該折り返し光の受光レベルが所定の閾値以上のときに前記光信号を前記第1の光伝送路へ送出する一方、前記折り返し光の受光レベルが前記閾値よりも小さいときに前記光信号を前記第2の光伝送路へ送出することを特徴としている。
この発明の構成によれば、光スイッチの後段が受動部品のみで構成されているので、能動部品を必要とせず、定期的な保守点検を不要にでき、比較的簡単な構成で信頼性の高い光伝送システムを構築できる。
光カプラが、光信号を光信号受信手段へ送出すると共に、同光信号から分岐された分岐光を出力する構成とされ、同光カプラから出力される分岐光を第1の折り返し光と第2の折り返し光とに分岐して出力する折り返し用光カプラが設けられている。また、第1の光伝送路は、光信号を伝送すると共に第1の折り返し光を伝送する構成とされ、第2の光伝送路が、光信号を伝送すると共に第2の折り返し光を伝送する構成とされている。そして、光スイッチが、第1の光伝送路を経て伝送された第1の折り返し光を受光すると共に第2の光伝送路を経て伝送された第2の折り返し光を受光し、同第1の折り返し光の受光レベルが所定の第1の閾値以上のときに光信号を第1の光伝送路へ送出する一方、同第1の折り返し光の受光レベルが第1の閾値よりも小さく、かつ第2の折り返し光の受光レベルが第2の閾値以上のときに光信号を第2の光伝送路へ送出する構成とされている光伝送システム及び該光伝送システムに用いられる光伝送方法を提供する。
また、この発明では、第1の光伝送路は、前記光信号を伝送すると共に折り返し光を伝送する多心光ファイバケーブルで構成されている。
また、この発明では、第1の光伝送路は、光信号を伝送すると共に第1の折り返し光を伝送する第1の多心光ファイバケーブルで構成され、第2の光伝送路は、光信号を伝送すると共に第2の折り返し光を伝送する第2の多心光ファイバケーブルで構成されている。
また、この発明では、光スイッチは、第1の光伝送路を経て伝送された折り返し光を電気信号に変換する光/電気変換部と、同電気信号が閾値以上のときにアクティブモードの制御信号を出力する一方、同電気信号が同閾値よりも小さいときにノンアクティブモードの制御信号を出力する制御部と、制御信号がアクティブモードのときに光信号を第1の光伝送路へ送出する一方、同制御信号がノンアクティブモードのときに同光信号を第2の光伝送路へ送出するスイッチ部とを備えている。
また、この発明では、光スイッチは、第1の光伝送路を経て伝送された第1の折り返し光を第1の電気信号に変換する第1の光/電気変換部と、第2の光伝送路を経て伝送された前記第2の折り返し光を第2の電気信号に変換する第2の光/電気変換部と、第1の電気信号が第1の閾値以上のときにアクティブモードの制御信号を出力する一方、同第1の電気信号が同第1の閾値よりも小さく、かつ同第2の電気信号が同第2の閾値以上のときにノンアクティブモードの制御信号を出力する制御部と、同制御信号がアクティブモードのときに光信号を第1の光伝送路へ送出する一方、同制御信号がノンアクティブモードのときに同光信号を第2の光伝送路へ送出するスイッチ部とを備えている。
また、この発明では、光スイッチ装置は、入力された光信号を第1の光伝送路又は第2の光伝送路に選択的に送出する光スイッチ部と、第3の光伝送路から入力された第1の光の受光レベルを検出し、該受光レベルに基づいて前記光スイッチ部を制御する制御部とを備えている。同制御部は、上記光スイッチ部に対し、上記受光レベルが所定の閾値以上のときに上記光信号を上記第1の光伝送路に送出させる一方、上記受光レベルが上記閾値よりも小さいときに上記光信号を上記第2の光伝送路に送出させる構成とされている。
また、この発明では、光スイッチ装置は、入力された光信号を第1の光伝送路又は第2の光伝送路に選択的に送出する光スイッチ部と、第3の光伝送路から入力された第1の戻り光の受光レベル及び第4の光伝送路から入力された第2の戻り光の受光レベルを検出し、上記各受光レベルに基づいて上記光スイッチ部を制御する制御部とを備えている。同制御部は、上記光スイッチ部に対し、上記第1の戻り光の受光レベルが所定の第1の閾値以上のときに上記光信号を上記第1の光伝送路に送出させる一方、上記第1の戻り光の受光レベルが上記第1の閾値よりも小さく、かつ上記第2の戻り光の受光レベルが所定の第2の閾値以上のときに上記光信号を上記第2の光伝送路に送出させる構成とされている。
また、この発明では、センター装置は、入力された送信電気信号を光信号に変換する電気/光信号変換部と、該電気/光信号変換部から入力された上記光信号を第1の光伝送路又は第2の光伝送路に選択的に送出する光スイッチ部と、第3の光伝送路から入力された第1の光の受光レベルを検出し、該受光レベルに基づいて上記光スイッチ部を制御する制御部とを備えている。同制御部は、上記光スイッチ部に対し、上記受光レベルが所定の閾値以上のときに上記光信号を上記第1の光伝送路に送出させる一方、上記受光レベルが上記閾値よりも小さいときに上記光信号を上記第2の光伝送路に送出させる構成とされている。
また、この発明では、センター装置は、入力された送信電気信号を光信号に変換する電気/光信号変換部と、同電気/光信号変換部から入力された上記光信号を第1の光伝送路又は第2の光伝送路に選択的に送出する光スイッチ部と、第3の光伝送路から入力された第1の戻り光の受光レベル及び第4の光伝送路から入力された第2の戻り光の受光レベルを検出し、上記各受光レベルに基づいて上記光スイッチ部を制御する制御部とを備えている。同制御部は、上記光スイッチ部に対し、上記第1の戻り光の受光レベルが所定の第1の閾値以上のときに上記光信号を上記第1の光伝送路に送出させる一方、上記第1の戻り光の受光レベルが上記第1の閾値よりも小さく、かつ上記第2の戻り光の受光レベルが所定の第2の閾値以上のときに上記光信号を上記第2の光伝送路に送出させる構成とされている。
また、この発明では、光カプラ装置は、第1の光伝送路から伝送される第1の光信号と第2の光伝送路から伝送される第2の光信号とを入力して受信光信号及び戻り光を出力する光カプラと、上記戻り光を第3の光伝送路に出力する戻り光出力手段とを備えている。
また、この発明では、光カプラ装置は、第1の光伝送路から伝送される第1の光信号と第2の光伝送路から伝送される第2の光信号とを入力して受信光信号及び戻り光を出力する第1のカプラと、上記戻り光を第1の戻り光と第2の戻り光とに分岐する第2のカプラと、上記第1の戻り光を第3の光伝送路に出力する第1の戻り光出力手段と、上記第2の戻り光を第4の光伝送路に出力する第2の戻り光出力手段とを備えている。
また、この発明では、加入者装置は、第1の光伝送路から伝送される第1の光信号と第2の光伝送路から伝送される第2の光信号とを入力して受信光信号及び戻り光を出力する光カプラと、上記戻り光を第3の光伝送路に出力する戻り光出力手段と、上記光カプラから出力される上記受信光信号を受信して受信電気信号に変換する光受信部とを備えている。
また、この発明では、加入者装置は、第1の光伝送路から伝送される第1の光信号と第2の光伝送路から伝送される第2の光信号とを入力して受信光信号及び戻り光を出力する第1のカプラと、上記戻り光を第1の戻り光と第2の戻り光とに分岐する第2のカプラと、上記第1の戻り光を第3の光伝送路に出力する第1の戻り光出力手段と、上記第2の戻り光を第4の光伝送路に出力する第2の戻り光出力手段と、上記第1の光カプラから出力される上記受信光信号を受信して受信電気信号に変換する光受信部とを備えている。
また、この発明では、光通信システムは、第1の光伝送路と、第2の光伝送路と、第3の光伝送路と、入力された送信電気信号を光信号に変換する電気/光信号変換部と、同電気/光信号変換部から入力された上記光信号を上記第1の光伝送路又は上記第2の光伝送路に選択的に送出する光スイッチ部と、上記第3の光伝送路から入力された第1の光の受光レベルを検出し、該受光レベルに基づいて上記光スイッチ部を制御する制御部と、上記第1の光伝送路から伝送される第1の光信号と第2の光伝送路から伝送される第2の光信号とを入力して受信光信号及び戻り光を出力する光カプラと、上記戻り光を上記第3の光伝送路に出力する戻り光出力手段と、上記光カプラから出力される上記受信光信号を受信して受信電気信号に変換する光受信部とを備えている。上記制御部は、上記光スイッチ部に対し、上記受光レベルが所定の閾値以上のときに上記光信号を上記第1の光伝送路に送出させる一方、上記受光レベルが上記閾値よりも小さいときに上記光信号を上記第2の光伝送路に送出させる構成とされている。
また、この発明では、光通信システムは、第1の光伝送路と、第2の光伝送路と、第3の光伝送路と、第4の光伝送路と、入力された送信電気信号を光信号に変換する電気/光信号変換部と、同電気/光信号変換部から入力された上記光信号を上記第1の光伝送路又は上記第2の光伝送路に選択的に送出する光スイッチ部と、上記第3の光伝送路から入力された第1の戻り光の受光レベル及び上記第4の光伝送路から入力された第2の戻り光の受光レベルを検出し、上記各受光レベルに基づいて上記光スイッチ部を制御する制御部と、上記第1の光伝送路から伝送される第1の光信号と上記第2の光伝送路から伝送される第2の光信号とを入力して受信光信号及び戻り光を出力する第1のカプラと、上記戻り光を第1の戻り光と第2の戻り光とに分岐する第2のカプラと、上記第1の戻り光を上記第3の光伝送路に出力する第1の戻り光出力手段と、上記第2の戻り光を上記第4の光伝送路に出力する第2の戻り光出力手段と、上記第1の光カプラから出力される上記受信光信号を受信して受信電気信号に変換する光受信部とを備えている。上記制御部は、上記光スイッチ部に対し、上記第1の戻り光の受光レベルが所定の第1の閾値以上のときに上記光信号を上記第1の光伝送路に送出させる一方、上記第1の戻り光の受光レベルが上記第1の閾値よりも小さく、かつ上記第2の戻り光の受光レベルが所定の第2の閾値以上のときに上記光信号を上記第2の光伝送路に送出させる構成とされている。
図1は、この発明の一実施例である光伝送システムの要部の構成及び同システムが用いられる環境を示す図である。
この例の環境では、同図に示すように、たとえば電話事業者などに設けられているセンター装置10に光伝送路20の入力側が接続され、同光伝送路20の出力側に、たとえばユーザ宅などに設けられている加入者装置30が接続されている。光伝送路20は、たとえば屋外に設けられ、通常伝送路21と、予備伝送路22と、クロージャ23とから構成されている。
通常伝送路21は、多心光ファイバケーブルで構成され、光信号padを伝送すると共に折り返し光pauを伝送する。予備伝送路22は、多心光ファイバケーブルで構成され、光信号pbdを伝送すると共に折り返し光pbuを伝送する。クロージャ23には、光カプラ24と、光カプラ25とが収納されている。光カプラ24は、2入力×1出力ポートタイプで構成されているが、通常使用する出力ポートに加え、他に終端されている空きポートを有している。この空きポートは、終端が外されることにより出力端子として用いられる。これにより、光カプラ24は、通常伝送路21を経て伝送された光信号pad又は予備伝送路22を経て伝送された光信号pbdを加入者装置30へ光信号pmとして送出すると共に、同光信号pad又は光信号pbdから分岐された分岐光pnを出力する。光カプラ25は、光カプラ24から出力される分岐光pnを折り返し光pauと折り返し光pbuとに分岐して出力する。
センター装置10には、光送信器11と、光スイッチ(光SW)12とが設けられている。光送信器11は、送信用の電気信号eiを光信号piに変換して送出する。光スイッチ12は、光送信器11から送出された光信号piを通常伝送路21又は予備伝送路22へ選択的に送出する。特に、この実施例では、光スイッチ12は、通常伝送路21を経て伝送された折り返し光pauを受光すると共に予備伝送路22を経て伝送された折り返し光pbuを受光し、同折り返し光pauの受光レベルが所定の第1の閾値以上のときに光信号piを光信号padとして通常伝送路21へ送出する一方、同折り返し光pauの受光レベルが上記第1の閾値よりも小さく、かつ同折り返し光pbuの受光レベルが所定の第2の閾値以上のときに光信号piを光信号pbdとして予備伝送路22へ送出する。上記第1の閾値は、通常伝送路21の良否を判定可能な値に設定され、また、上記第2の閾値は、予備伝送路22の良否を判定可能な値に設定されている。
加入者装置30は、光受信器31を有している。光受信器31は、光カプラ24から送出される光信号pmを受信用の電気信号ejに変換し、図示しない電話機などへ送出する。また、上記光スイッチ12及び光伝送路20により、光伝送システムが構成されている。
図2は、図1中の光スイッチ12の構成図である。
この光スイッチ12は、同図2に示すように、光/電気変換部(O/E)41と、光/電気変換部(O/E)42と、制御部43と、スイッチ部44とから構成されている。光/電気変換部41は、通常伝送路21を経て伝送された折り返し光pauを電気信号eaに変換する。光/電気変換部42は、予備伝送路22を経て伝送された折り返し光pbuを電気信号ebに変換する。制御部43は、電気信号eaが第1の閾値以上のときにアクティブモードの制御信号ctを出力する一方、同電気信号eaが同第1の閾値よりも小さく、かつ電気信号ebが第2の閾値以上のときにノンアクティブモードの制御信号ctを出力する。スイッチ部44は、制御信号ctがアクティブモードのときに光信号piを通常伝送路21へ光信号padとして送出する一方、同制御信号ctがノンアクティブモードのときに同光信号piを予備伝送路22へ光信号pbdとして送出する。
図3は、光スイッチ12の動作を説明するフローチャートである。
この図を参照して、この例の光伝送システムに用いられる光伝送方法の処理内容について説明する。
この光伝送システムでは、光送信器11から送出された光信号piは、光スイッチ12を経て光信号padとして通常伝送路21へ送出される。通常伝送路21を経て伝送された光信号padは、光カプラ24を経て光信号pmとして加入者装置30の光受信器31へ送出されると共に、同光カプラ24で分岐されて分岐光pnとして出力される。分岐光pnは光カプラ25で分岐され、同光カプラ25から折り返し光pauと折り返し光pbuとが出力される。
折り返し光pauは、通常伝送路21を経て光スイッチ12へ伝送され、また、折り返し光pbuが、予備伝送路22を経て光スイッチ12へ伝送される。光スイッチ12では、折り返し光pauが受光されると共に折り返し光pbuが受光され、同折り返し光pauの受光レベルが第1の閾値以上のとき、引き続き、光信号piが光信号padとして通常伝送路21へ送出される。一方、通常伝送路21に障害などが発生することにより、折り返し光pauの受光レベルが上記第1の閾値よりも小さくなったとき、折り返し光pbuの受光レベルが第2の閾値以上であれば、光信号piが光信号pbdとして予備伝送路22へ送出される。
この場合、光スイッチ12では、図3に示すように、通常伝送路21を経て伝送された折り返し光pauは、光/電気変換部41で電気信号eaに変換され(ステップA1、第1の光/電気変換処理)、また、予備伝送路22を経て伝送された折り返し光pbuが、光/電気変換部42で電気信号ebに変換される(ステップA2、第2の光/電気変換処理)。制御部43では、電気信号eaが第1の閾値以上のときにアクティブモードの制御信号ctが出力される一方、同電気信号eaが同第1の閾値よりも小さく、かつ電気信号ebが第2の閾値以上のときにノンアクティブモードの制御信号ctが出力される(ステップA3、モード制御処理)。スイッチ部44では、制御信号ctがアクティブモードのときに光信号piを光信号padとして通常伝送路21へ送出され(ステップA4a、光信号送出処理)、一方、同制御信号ctがノンアクティブモードのときに光信号piが光信号pbdとして予備伝送路22へ送出される(ステップA4b、光信号送出処理)。
予備伝送路22を経て伝送された光信号pbdは、光カプラ24を経て光信号pmとして加入者装置30の光受信器31へ送出されると共に、同光カプラ24で分岐されて分岐光pnとして出力される。
以上のように、この実施例では、光伝送システムが光スイッチ12及び光伝送路20により構成され、同光伝送路20が、通常伝送路21、予備伝送路22、クロージャ23内の光カプラ24及び光カプラ25の受動部品のみで構成され、能動部品を必要としないので、同光伝送路20の定期的な保守点検が不要となり、比較的簡単な構成で信頼性の高い光伝送システムが構築される。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、光カプラ25を省略し、光カプラ24からの分岐光pnを通常伝送路21を経て光/電気変換部41へ送出し、かつ、光/電気変換部42の電気信号ebを第2の閾値以上に設定することにより、予備伝送路22側の障害は検出されないが、上記実施例とほぼ同様の作用、効果が得られる(請求項1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21に対応)。また、制御部43の制御信号ctがノンアクティブモードのとき、すなわち、光信号piが光信号pbdとして予備伝送路22へ送出されるとき、たとえばLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)などの表示手段で表示するようにしても良い。これにより、通常伝送路21に障害が発生しても、保守担当者が速やかに保守作業に移ることができる。
この発明は、光信号に変換された情報を伝送する冗長構成の光伝送システム全般に適用できる。
この発明の一実施例である光伝送システムの要部の構成及び同システムが用いられる環境を示す図である。 図1中の光スイッチ12の構成図である。 光スイッチ12の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 センター装置
11 光送信器(光信号送信手段、電気/光信号変換部、センター装置の一部)
12 光SW(光スイッチ、光スイッチ部、光スイッチ装置の一部、センター装置の一部)
20 光伝送路(光伝送システムの一部)
21 通常伝送路(第1の光伝送路、第3の光伝送路)
22 予備伝送路(第2の光伝送路、第4の光伝送路)
23 クロージャ(戻り光出力手段、第1の戻り光出力手段、第2の戻り光出力手段、光カプラ装置の一部)
24 光カプラ(第1のカプラ、光カプラ装置の一部)
25 光カプラ(折り返し用光カプラ、第2のカプラ、戻り光出力手段、第1の戻り光出力手段、第2の戻り光出力手段、光カプラ装置の一部)
30 加入者装置
31 光受信器(光信号受信手段、光受信部、加入者装置の一部)
41 光/電気変換部(O/E)(光スイッチの一部)
42 光/電気変換部(O/E)(光スイッチの一部)
43 制御部(光スイッチの一部、光スイッチ装置の一部、センター装置の一部) 44 スイッチ部(光スイッチの一部)

Claims (22)

  1. 第1の光伝送路と、第2の光伝送路と、入力された光信号を前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路へ選択的に送出する光スイッチと、前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路を経て伝送された前記光信号を外部へ出力する光カプラとを有する光伝送システムであって、
    前記光カプラは、
    前記光信号を外部へ送出すると共に、該光信号から分岐された折り返し光を出力する構成とされ、
    前記第1の光伝送路は、
    前記光信号を伝送すると共に前記折り返し光を伝送する構成とされ、
    前記光スイッチは、
    前記第1の光伝送路を経て伝送された前記折り返し光を受光し、該折り返し光の受光レベルが所定の閾値以上のときに前記光信号を前記第1の光伝送路へ送出する一方、前記折り返し光の受光レベルが前記閾値よりも小さいときに前記光信号を前記第2の光伝送路へ送出する構成とされていることを特徴とする光伝送システム。
  2. 第1の光伝送路と、第2の光伝送路と、所定の光信号送信手段から送出された光信号を前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路へ選択的に送出する光スイッチと、前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路を経て伝送された前記光信号を所定の光信号受信手段へ送出する光カプラとを有する光伝送システムであって、
    前記光カプラは、
    前記光信号を前記光信号受信手段へ送出すると共に、該光信号から分岐された分岐光を出力する構成とされ、
    前記光カプラから出力される前記分岐光を第1の折り返し光と第2の折り返し光とに分岐して出力する折り返し用光カプラが設けられ、
    前記第1の光伝送路は、
    前記光信号を伝送すると共に前記第1の折り返し光を伝送する構成とされ、
    前記第2の光伝送路は、
    前記光信号を伝送すると共に前記第2の折り返し光を伝送する構成とされ、
    前記光スイッチは、
    前記第1の光伝送路を経て伝送された前記第1の折り返し光を受光すると共に前記第2の光伝送路を経て伝送された前記第2の折り返し光を受光し、前記第1の折り返し光の受光レベルが所定の第1の閾値以上のときに前記光信号を前記第1の光伝送路へ送出する一方、前記第1の折り返し光の受光レベルが前記第1の閾値よりも小さく、かつ前記第2の折り返し光の受光レベルが所定の第2の閾値以上のときに前記光信号を前記第2の光伝送路へ送出する構成とされていることを特徴とする光伝送システム。
  3. 前記第1の光伝送路は、
    前記光信号を伝送すると共に前記折り返し光を伝送する多心光ファイバケーブルで構成されていることを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。
  4. 前記第1の光伝送路は、
    前記光信号を伝送すると共に前記第1の折り返し光を伝送する第1の多心光ファイバケーブルで構成され、
    前記第2の光伝送路は、
    前記光信号を伝送すると共に前記第2の折り返し光を伝送する第2の多心光ファイバケーブルで構成されていることを特徴とする請求項2記載の光伝送システム。
  5. 前記光スイッチは、
    前記第1の光伝送路を経て伝送された前記折り返し光を電気信号に変換する光/電気変換部と、
    前記電気信号が前記閾値以上のときにアクティブモードの制御信号を出力する一方、該電気信号が該閾値よりも小さいときにノンアクティブモードの制御信号を出力する制御部と、
    前記制御信号がアクティブモードのときに前記光信号を前記第1の光伝送路へ送出する一方、該制御信号がノンアクティブモードのときに該光信号を前記第2の光伝送路へ送出するスイッチ部とを備えてなることを特徴とする請求項1又は3記載の光伝送システム。
  6. 前記光スイッチは、
    前記第1の光伝送路を経て伝送された前記第1の折り返し光を第1の電気信号に変換する第1の光/電気変換部と、
    前記第2の光伝送路を経て伝送された前記第2の折り返し光を第2の電気信号に変換する第2の光/電気変換部と、
    前記第1の電気信号が前記第1の閾値以上のときにアクティブモードの制御信号を出力する一方、該第1の電気信号が該第1の閾値よりも小さく、かつ前記第2の電気信号が前記第2の閾値以上のときにノンアクティブモードの制御信号を出力する制御部と、
    前記制御信号がアクティブモードのときに前記光信号を前記第1の光伝送路へ送出する一方、該制御信号がノンアクティブモードのときに該光信号を前記第2の光伝送路へ送出するスイッチ部とを備えてなることを特徴とする請求項2又は4記載の光伝送システム。
  7. 第1の光伝送路と、第2の光伝送路と、入力された光信号を前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路へ選択的に送出する光スイッチと、前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路を経て伝送された前記光信号を外部へ出力する光カプラとを有する光伝送システムに用いられる光伝送方法であって、
    前記光カプラを、前記光信号を外部へ送出すると共に、該光信号から分岐された折り返し光を出力する構成とし、かつ、前記第1の光伝送路を、前記光信号を伝送すると共に前記折り返し光を伝送する構成としておき、
    前記光スイッチが、前記第1の光伝送路を経て伝送された前記折り返し光を受光し、該折り返し光の受光レベルが所定の閾値以上のときに前記光信号を前記第1の光伝送路へ送出する一方、前記折り返し光の受光レベルが前記閾値よりも小さいときに前記光信号を前記第2の光伝送路へ送出することを特徴とする光伝送方法。
  8. 第1の光伝送路と、第2の光伝送路と、所定の光信号送信手段から送出された光信号を前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路へ選択的に送出する光スイッチと、前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路を経て伝送された前記光信号を所定の光信号受信手段へ送出する光カプラとを有する光伝送システムに用いられる光伝送方法であって、
    前記光カプラを、前記光信号を前記光信号受信手段へ送出すると共に、該光信号から分岐された分岐光を出力する構成とし、
    前記光カプラから出力される前記分岐光を第1の折り返し光と第2の折り返し光とに分岐して出力する折り返し用光カプラを設け、
    前記第1の光伝送路を、前記光信号を伝送すると共に前記第1の折り返し光を伝送する構成とし、かつ、前記第2の光伝送路を、前記光信号を伝送すると共に前記第2の折り返し光を伝送する構成としておき、
    前記光スイッチが、前記第1の光伝送路を経て伝送された前記第1の折り返し光を受光すると共に前記第2の光伝送路を経て伝送された前記第2の折り返し光を受光し、前記第1の折り返し光の受光レベルが所定の第1の閾値以上のときに前記光信号を前記第1の光伝送路へ送出する一方、前記第1の折り返し光の受光レベルが前記第1の閾値よりも小さく、かつ前記第2の折り返し光の受光レベルが所定の第2の閾値以上のときに前記光信号を前記第2の光伝送路へ送出することを特徴とする光伝送方法。
  9. 前記第1の光伝送路を、前記光信号を伝送すると共に前記折り返し光を伝送する多心光ファイバケーブルで構成することを特徴とする請求項7記載の光伝送方法。
  10. 前記第1の光伝送路を、前記光信号を伝送すると共に前記第1の折り返し光を伝送する第1の多心光ファイバケーブルで構成し、
    前記第2の光伝送路を、前記光信号を伝送すると共に前記第2の折り返し光を伝送する第2の多心光ファイバケーブルで構成することを特徴とする請求項8記載の光伝送方法。
  11. 前記光スイッチにより、
    前記第1の光伝送路を経て伝送された前記折り返し光を電気信号に変換する光/電気変換処理と、
    前記電気信号が前記閾値以上のときにアクティブモードの制御信号を出力する一方、該電気信号が該閾値よりも小さいときにノンアクティブモードの制御信号を出力するモード制御処理と、
    前記制御信号がアクティブモードのときに前記光信号を前記第1の光伝送路へ送出する一方、該制御信号がノンアクティブモードのときに該光信号を前記第2の光伝送路へ送出する光信号送出処理とを行うことを特徴とする請求項7又は9記載の光伝送方法。
  12. 前記光スイッチにより、
    前記第1の光伝送路を経て伝送された前記第1の折り返し光を第1の電気信号に変換する第1の光/電気変換処理と、
    前記第2の光伝送路を経て伝送された前記第2の折り返し光を第2の電気信号に変換する第2の光/電気変換処理と、
    前記第1の電気信号が前記第1の閾値以上のときにアクティブモードの制御信号を出力する一方、該第1の電気信号が該第1の閾値よりも小さく、かつ前記第2の電気信号が前記第2の閾値以上のときにノンアクティブモードの制御信号を出力するモード制御処理と、
    前記制御信号がアクティブモードのときに前記光信号を前記第1の光伝送路へ送出する一方、該制御信号がノンアクティブモードのときに該光信号を前記第2の光伝送路へ送出する光信号送出処理とを行うことを特徴とする請求項8又は10記載の光伝送方法。
  13. 入力された光信号を第1の光伝送路又は第2の光伝送路に選択的に送出する光スイッチ部と、
    第3の光伝送路から入力された第1の光の受光レベルを検出し、該受光レベルに基づいて前記光スイッチ部を制御する制御部とを備え、
    該制御部は、
    前記光スイッチ部に対し、前記受光レベルが所定の閾値以上のときに前記光信号を前記第1の光伝送路に送出させる一方、前記受光レベルが前記閾値よりも小さいときに前記光信号を前記第2の光伝送路に送出させる構成とされていることを特徴とする光スイッチ装置。
  14. 入力された光信号を第1の光伝送路又は第2の光伝送路に選択的に送出する光スイッチ部と、
    第3の光伝送路から入力された第1の戻り光の受光レベル及び第4の光伝送路から入力された第2の戻り光の受光レベルを検出し、前記各受光レベルに基づいて前記光スイッチ部を制御する制御部とを備え、
    該制御部は、
    前記光スイッチ部に対し、前記第1の戻り光の受光レベルが所定の第1の閾値以上のときに前記光信号を前記第1の光伝送路に送出させる一方、前記第1の戻り光の受光レベルが前記第1の閾値よりも小さく、かつ前記第2の戻り光の受光レベルが所定の第2の閾値以上のときに前記光信号を前記第2の光伝送路に送出させる構成とされていることを特徴とする光スイッチ装置。
  15. 入力された送信電気信号を光信号に変換する電気/光信号変換部と、
    該電気/光信号変換部から入力された前記光信号を第1の光伝送路又は第2の光伝送路に選択的に送出する光スイッチ部と、
    第3の光伝送路から入力された第1の光の受光レベルを検出し、該受光レベルに基づいて前記光スイッチ部を制御する制御部とを備え、
    該制御部は、
    前記光スイッチ部に対し、前記受光レベルが所定の閾値以上のときに前記光信号を前記第1の光伝送路に送出させる一方、前記受光レベルが前記閾値よりも小さいときに前記光信号を前記第2の光伝送路に送出させる構成とされていることを特徴とするセンター装置。
  16. 入力された送信電気信号を光信号に変換する電気/光信号変換部と、
    該電気/光信号変換部から入力された前記光信号を第1の光伝送路又は第2の光伝送路に選択的に送出する光スイッチ部と、
    第3の光伝送路から入力された第1の戻り光の受光レベル及び第4の光伝送路から入力された第2の戻り光の受光レベルを検出し、前記各受光レベルに基づいて前記光スイッチ部を制御する制御部とを備え、
    該制御部は、
    前記光スイッチ部に対し、前記第1の戻り光の受光レベルが所定の第1の閾値以上のときに前記光信号を前記第1の光伝送路に送出させる一方、前記第1の戻り光の受光レベルが前記第1の閾値よりも小さく、かつ前記第2の戻り光の受光レベルが所定の第2の閾値以上のときに前記光信号を前記第2の光伝送路に送出させる構成とされていることを特徴とするセンター装置。
  17. 第1の光伝送路から伝送される第1の光信号と第2の光伝送路から伝送される第2の光信号とを入力して受信光信号及び戻り光を出力する光カプラと、
    前記戻り光を第3の光伝送路に出力する戻り光出力手段とを備えてなることを特徴とする光カプラ装置。
  18. 第1の光伝送路から伝送される第1の光信号と第2の光伝送路から伝送される第2の光信号とを入力して受信光信号及び戻り光を出力する第1のカプラと、
    前記戻り光を第1の戻り光と第2の戻り光とに分岐する第2のカプラと、
    前記第1の戻り光を第3の光伝送路に出力する第1の戻り光出力手段と、
    前記第2の戻り光を第4の光伝送路に出力する第2の戻り光出力手段と
    を備えてなることを特徴とする光カプラ装置。
  19. 第1の光伝送路から伝送される第1の光信号と第2の光伝送路から伝送される第2の光信号とを入力して受信光信号及び戻り光を出力する光カプラと、
    前記戻り光を第3の光伝送路に出力する戻り光出力手段と、
    前記光カプラから出力される前記受信光信号を受信して受信電気信号に変換する光受信部とを備えてなることを特徴とする加入者装置。
  20. 第1の光伝送路から伝送される第1の光信号と第2の光伝送路から伝送される第2の光信号とを入力して受信光信号及び戻り光を出力する第1のカプラと、
    前記戻り光を第1の戻り光と第2の戻り光とに分岐する第2のカプラと、
    前記第1の戻り光を第3の光伝送路に出力する第1の戻り光出力手段と、
    前記第2の戻り光を第4の光伝送路に出力する第2の戻り光出力手段と、
    前記第1の光カプラから出力される前記受信光信号を受信して受信電気信号に変換する光受信部とを備えてなることを特徴とする加入者装置。
  21. 第1の光伝送路と、第2の光伝送路と、第3の光伝送路と、
    入力された送信電気信号を光信号に変換する電気/光信号変換部と、
    該電気/光信号変換部から入力された前記光信号を前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路に選択的に送出する光スイッチ部と、
    前記第3の光伝送路から入力された第1の光の受光レベルを検出し、該受光レベルに基づいて前記光スイッチ部を制御する制御部と、
    前記第1の光伝送路から伝送される第1の光信号と第2の光伝送路から伝送される第2の光信号とを入力して受信光信号及び戻り光を出力する光カプラと、
    前記戻り光を前記第3の光伝送路に出力する戻り光出力手段と、
    前記光カプラから出力される前記受信光信号を受信して受信電気信号に変換する光受信部とを備え、
    前記制御部は、
    前記光スイッチ部に対し、前記受光レベルが所定の閾値以上のときに前記光信号を前記第1の光伝送路に送出させる一方、前記受光レベルが前記閾値よりも小さいときに前記光信号を前記第2の光伝送路に送出させる構成とされていることを特徴とする光通信システム。
  22. 第1の光伝送路と、第2の光伝送路と、第3の光伝送路と、第4の光伝送路と、
    入力された送信電気信号を光信号に変換する電気/光信号変換部と、
    該電気/光信号変換部から入力された前記光信号を前記第1の光伝送路又は前記第2の光伝送路に選択的に送出する光スイッチ部と、
    前記第3の光伝送路から入力された第1の戻り光の受光レベル及び前記第4の光伝送路から入力された第2の戻り光の受光レベルを検出し、前記各受光レベルに基づいて前記光スイッチ部を制御する制御部と、
    前記第1の光伝送路から伝送される第1の光信号と前記第2の光伝送路から伝送される第2の光信号とを入力して受信光信号及び戻り光を出力する第1のカプラと、
    前記戻り光を第1の戻り光と第2の戻り光とに分岐する第2のカプラと、
    前記第1の戻り光を前記第3の光伝送路に出力する第1の戻り光出力手段と、
    前記第2の戻り光を前記第4の光伝送路に出力する第2の戻り光出力手段と、
    前記第1の光カプラから出力される前記受信光信号を受信して受信電気信号に変換する光受信部とを備え、
    前記制御部は、
    前記光スイッチ部に対し、前記第1の戻り光の受光レベルが所定の第1の閾値以上のときに前記光信号を前記第1の光伝送路に送出させる一方、前記第1の戻り光の受光レベルが前記第1の閾値よりも小さく、かつ前記第2の戻り光の受光レベルが所定の第2の閾値以上のときに前記光信号を前記第2の光伝送路に送出させる構成とされていることを特徴とする光通信システム。
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