JPH0983990A - 光伝送装置 - Google Patents

光伝送装置

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JPH0983990A
JPH0983990A JP7232361A JP23236195A JPH0983990A JP H0983990 A JPH0983990 A JP H0983990A JP 7232361 A JP7232361 A JP 7232361A JP 23236195 A JP23236195 A JP 23236195A JP H0983990 A JPH0983990 A JP H0983990A
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switch
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NEC Cable Media Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ケーブルテレビ電話、テレビショッピング、テ
レビゲーム、VOD等の双方向通信サービスにおいて、
その伝送路を構成するケーブルや機器類の障害による通
信品質の劣化を極力回避する高信頼度の伝送システムの
構成を提案する。 【解決手段】上り光ファイバ10と下り光ファイバ9か
らなる光ファイバ対を1組または複数組含む環状の光ケ
ーブル11と、光ケーブルと結合するセンタ部13と、
1または複数のノード部14を備えた光伝送装置であっ
て、センタ部およびノード部で初期設定された光ファイ
バの経路で障害が発生したことを検知し、光ファイバの
経路を逆向きの経路に切り替える。センタ部13および
ノード部14の各光カプラ5はノード部とセンタ部間の
2つの異なる経路の伝送路損失が互いにほぼ均等となる
よう分配比率が設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、CATVに関し、
特に光・同軸ハイブリッド(HFC)伝送方式における
光伝送システムの高信頼度化を目的とした光伝送路の構
成に関する。
【従来の技術】従来、CATVシステムにおいては映像
の配信が主な目的であり、センタから映像信号が1本の
伝送線路から樹枝状に延びたの伝送路を通って配信され
る。従来のシステムでは、下りの伝送路は主に映像配信
と保守に使用される。しかし上りの伝送路は例えば自主
制作の映像中継や保守などが目的であるためあまり重要
視されていない。
【0001】一方、最近ケーブルテレビ電話、テレビシ
ョッピング、テレビゲーム、VOD等の双方向通信サー
ビスの商用化実験が活発に行われるようになり、ごく近
い将来にはこれらの通信サービスの実用化が予想されて
いる。このような通信サービスにおいては、伝送路を構
成するケーブルや機器類の障害による通信品質の劣化を
極力回避する高信頼度の伝送システムを構築することが
必須である。
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような双
方向通信サービスの伝送路を高信頼度化するための構成
についてはほんんど検討されていなかった。従来の樹枝
状伝送路構成またはHFCシステム用のスター型伝送路
構成では、通信サービスを導入した場合、最重要幹線で
ある光伝送線路に障害が発生した時、光ケーブルに接続
された1台または複数のノード(光送受信機)に影響を
与え、セル分割された配信区域内の一部あるいは大部分
のユーザーに対して、伝送品質劣化または停波という悪
影響をおよぼす。また、障害復旧には通常数日ないし数
週間と長期間が必要となり、修理期間中はサービスを停
止しなければならない。
【0002】本発明は、双方向通信サービスにおける光
伝送システムの高信頼度化を実現できる光伝送路の構成
を提供することを目的にする。
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の構成は、上り光ファイバと下り光ファイバ
からなる光ファイバ対を1組または複数組含む環状の光
ケーブルと、前記光ケーブル中の各光ファイバと結合す
るセンタ部と、前記光ケーブル中の光ファイバ対と結合
する1または複数のノード部を備えた光伝送装置であっ
て、(1)センタ部は、1または複数の光カプラと、1
または複数の光スイッチと、前記光カプラを介して下り
光ファイバと結合する下り光送信機と、前記光スイッチ
を介して上り光ファイバと結合する上り光受信機と、前
記下り光送信機および上り光受信機と光スイッチに結合
する第2の監視回路を備え、ノード部は、光カプラと、
光スイッチと、前記光スイッチを介して下り光ファイバ
と結合する下り光受信機と、前記光カプラを介して上り
光ファイバと結合する上り光送信機と、前記下り光受信
機および上り光送信機と光スイッチに結合する第1の監
視回路を備え、第1の監視回路は下り光受信機からの光
ファイバ障害信号を受け、または第2の監視回路からの
光スイッチ切り替え信号を受けてノード部の光スイッチ
を切り替える機能と、下り光受信機からの信号により光
スイッチ切り替え信号を上り光送信機へ送出する機能を
有し、第2の監視回路は上り光受信機からの光ファイバ
障害信号を受け、または第1の監視回路からの光スイッ
チ切り替え信号を受けてセンタ部の光スイッチを切り替
える機能と、上り光受信機からの信号により光スイッチ
切り替え信号を下り光送信機へ送出する機能を有し、各
光カプラはノード部とセンタ部間の2つの異なる経路の
伝送路損失が互いにほぼ均等となるよう分配比率が設定
されている構成と、(2)センタ部は、複数の光カプラ
と、第1の光カプラを介して下り光ファイバと結合する
下り光送信機と、第2の光カプラを介して上り光ファイ
バと結合する上り光受信機と、前記下り光送信機および
上り光受信機に結合する第2の監視回路を備え、ノード
部は、複数の光スイッチと、第1の光スイッチを介して
下り光ファイバと結合する下り光受信機と、第2の光ス
イッチを介して上り光ファイバと結合する上り光送信機
と、前記下り光受信機および上り光送信機に結合する第
1の監視回路を備え、第1の監視回路は下り光受信機か
らの光ファイバ障害信号を受け、または第2の監視回路
からの光スイッチ切り替え信号を受けてノード部の光ス
イッチを切り替える機能とを有し、第2の監視回路は上
り光受信機からの信号により光スイッチ切り替え信号を
下り光送信機へ送出する機能を有し、各光カプラはノー
ド部とセンタ部間の2つの異なる経路の伝送路損失が互
いにほぼ均等となるよう分配比率が設定されている構成
と、(3)センタ部は、1または複数の光カプラと、1
または複数の光スイッチと、前記光スイッチを介して下
り光ファイバと結合する下り光送信機と、前記光カプラ
を介して上り光ファイバと結合する上り光受信機と、前
記下り光送信機および上り光受信機と光スイッチに結合
する第2の監視回路を備え、ノード部は、光カプラと、
光スイッチと、前記光カプラを介して下り光ファイバと
結合する下り光受信機と、前記光スイッチを介して上り
光ファイバと結合する上り光送信機と、前記下り光受信
機および上り光送信機と光スイッチに結合する第1の監
視回路を備え、第1の監視回路は下り光受信機からの光
ファイバ障害信号を受け、または第2の監視回路からの
光スイッチ切り替え信号を受けてノード部の光スイッチ
を切り替える機能と、下り光受信機からの信号により光
スイッチ切り替え信号を上り光送信機へ送出する機能を
有し、第2の監視回路は上り光受信機からの光ファイバ
障害信号を受け、または第1の監視回路からの光スイッ
チ切り替え信号を受けてセンタ部の光スイッチを切り替
える機能と、上り光受信機からの信号により光スイッチ
切り替え信号を下り光送信機へ送出する機能を有し、各
光カプラはノード部とセンタ部間の2つの異なる経路の
伝送路損失が互いにほぼ均等となるよう分配比率が設定
されている構成と、(4)センタ部は、複数の光スイッ
チと、第1の光スイッチを介して下り光ファイバと結合
する下り光送信機と、第2の光スイッチを介して上り光
ファイバと結合する上り光受信機と、前記下り光送信機
および上り光受信機に結合する第2の監視回路を備え、
ノード部は、複数の光カプラと、第1の光カプラを介し
て下り光ファイバと結合する下り光受信機と、第2の光
カプラを介して上り光ファイバと結合する上り光送信機
と、前記下り光受信機および上り光送信機に結合する第
1の監視回路を備え、第1の監視回路は下り光受信機か
らの信号により光スイッチ切り替え信号を上り光送信機
へ送出する機能を有し、第2の監視回路は上り光受信機
からの光ファイバ障害信号を受け、または第1の監視回
路からの光スイッチ切り替え信号を受けてセンタ部の光
スイッチを切り替える機能とを有し、各光カプラはノー
ド部とセンタ部間の2つの異なる経路の伝送路損失が互
いにほぼ均等となるよう分配比率が設定されている構成
と、(5)センタ部は、光カプラと、前記光カプラを介
して下り光ファイバと結合する下り光送信機と、上り光
ファイバと結合する第1および第2の上り光受信機と第
2の監視回路からの信号により前記第1および第2の上
り光受信機を切り替えるスイッチと、前記下り光送信機
および第1および第2の上り光受信機と光スイッチに結
合する第2の監視回路を備え、ノード部は、光カプラ
と、上り光ファイバと前記光カプラを介して結合する上
り光送信機と、下り光ファイバと結合する第1および第
2の下り光受信機と、第1の監視回路からの信号により
前記第1および第2の下り光受信機を切り替えるスイッ
チと、前記上り光送信機および第1および第2の下り光
受信機と光スイッチに結合する第2の監視回路を備え、
第1の監視回路は下り光受信機からの光ファイバ障害信
号を受け、または第2の監視回路からの光スイッチ切り
替え信号を受けてノード部の光スイッチを切り替える機
能と、下り光受信機からの信号により光スイッチ切り替
え信号を上り光送信機へ送出する機能を有し、第2の監
視回路は上り光受信機からの光ファイバ障害信号を受
け、または第1の監視回路からの光スイッチ切り替え信
号を受けてセンタ部の光スイッチを切り替える機能と、
上り光受信機からの信号により光スイッチ切り替え信号
を下り光送信機へ送出する機能を有し、各光カプラはノ
ード部とセンタ部間の2つの異なる経路の伝送路損失が
互いにほぼ均等となるよう分配比率が設定されている構
成の各構成である。
【発明の実施の形態】次に、図1を参照して、本発明の
第1の実施例を説明する。光伝送路を構成する環状の光
ケーブル11をサービス提供エリア内に配置する。セン
タ部13の下り光送信機(FTX)1の出力を光カプラ
(CP)5を介して前記光ケーブル11の下り光ファイ
バ9に接続し、下り光ファイバ9の伝送路上の任意の点
で光スイッチ(SW)4を介してノード部の下り光受信
機(FRX)6に接続する。
【0003】センタ部では、光送信機(FTX)1と上
り光受信機(RRX)3はヘッドエンド装置12に接続
している。
【0004】また、ノード部14の上り光送信機(RT
X)8の出力を光カプラ(CP)5を介して上り光ファ
イバ10に接続し、上り光ファイバ10のセンタ部側の
点で光スイッチ(SW)4を介して上り光受信機(RR
X)3に接続する。
【0005】下り光受信機(FRX)6と上り光送信機
(RTX)8の間に、第1監視回路(SV1)7を配置
し、下り光送信機(FTX)1と上り光受信機(RR
X)3の間に第2の監視回路(SV2)2を配置する。
【0006】なお、下り光ファイバ9の下り光送信機
(FTX)1から下り光受信機(FRX)6に至る2つ
の異なる経路の各々の伝送路損失がほぼ均等となるよう
にセンタ部の光カプラ(CP)5の分配比率が設定され
ている。上りについても下りと同様に、上り光送信機
(RTX)8から上り光受信機(RRX)3に至る2つ
の異なる経路の各々の伝送路損失がほぼ均等となるよう
にノード部の光カプラ(CP)5の分配比率が設定され
ている。
【0007】下り光受信機(FRX)6は、受信信号の
有無を判断し、信号の低下または断のとき、下り障害警
報を第1の監視回路(SV1)7に発出する機能を有す
る。
【0008】第1の監視回路(SV1)7は下り障害警
報を受けて、または第2の監視回路(SV2)2から発
出される光スイッチ切替信号を受けて、ノード部光スイ
ッチ(SW)4を切り替える機能と、下り障害警報を光
スイッチ切替信号に変換し上り光送信機(RTX)8に
発出する機能を有する。
【0009】上り光受信機(RRX)3は、受信信号の
有無を判断し、信号の低下または断の時、上り障害警報
を第2の監視回路(SV2)に発出する機能を有する。
【0010】第2の監視回路(SV2)2は上り障害警
報を受けて、または第1の監視回路(SV1)7から発
出される光スイッチ切替信号を受けてセンタ部の光スイ
ッチ(SW)4を切り替える機能と、上り障害警報を光
スイッチ切替信号に変換し下り光送信機(FTX)に発
出する機能を有する。
【0011】また、第1および第2の監視回路7、2
は、最初の障害警報または光スイッチ切替信号を受けた
時から一定時間内は、次の障害警報または光スイッチ切
替信号を受けても動作をしない、即ちインヒビット機能
を備えている。
【0012】次に、本実施例の動作について図1を参照
して詳細に説明する。図1において、光スイッチ4を初
期設定した経路(ここでは上り、下り共に図1の上側の
光ケーブル11)に障害が発生する3つの場合について
説明する。 (1)下り光ファイバ9の障害時 下り光受信機(FRX)6は、下り光ファイバ9からの
受信信号の有無を判断し、信号の低下または断のとき、
下り障害警報を第1の監視回路(SV1)7に発出す
る。第1の監視回路(SV1)7は下り障害警報を受け
て、下り障害警報を光スイッチ切替信号に変換し上り光
送信機(RTX)8に発出した後、ノード部光スイッチ
(SW)4を初期設定と逆向き(本実施例では図1の下
側の光ケーブル)に切り替える。光スイッチ切替信号
は、上り光送信機(RTX)8ーノード部光カプラ(C
P)5ー上り光ファイバ10(図1の上側の光ケーブ
ル)ーセンタ部光スイッチ(SW)4ー上り光受信機
(RRX)3を経由して第2の監視回路(SV2)2へ
入力される。この監視回路2は光スイッチ切替信号を受
けてセンタ部側の光スイッチ(SW)4を初期設定と逆
向き(本実施例では図1の下側の光ケーブル)に切り替
える。
【0013】以上の動作により、図1において光ケーブ
ル11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路へ
の経路切替動作が完了する。 (2)上り光ファイバ10の障害時 上り光受信機(RRX)3は、上り光ファイバ10から
の受信信号の有無を判断し、信号の低下または断のと
き、上り障害警報を第2の監視回路(SV2)2に発出
する。第2の監視回路(SV2)2は上り障害警報を受
けて、上り障害警報を光スイッチ切替信号に変換し下り
光送信機(FTX)1に発出した後、センタ部側光スイ
ッチ(SW)4を初期設定と逆向き(本実施例では図1
の下側の光ケーブル)に切り替える。光スイッチ切替信
号は、下り光送信機(FTX)1ーセンタ部光カプラ
(CP)5ー下り光ファイバ9(図1の上側の光ケーブ
ル)ーノード部側光スイッチ(SW)4ー下り光受信機
(FRX)6を経由して第1の監視回路(SV1)7へ
入力される。第1の監視回路(SV1)7は光スイッチ
切替信号を受けてノード部光スイッチ(SW)4を初期
設定と逆向き(本実施例では図1の下側の光ケーブル)
に切り替える。
【0014】以上の動作により図1における光ケーブル
11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路への
経路切替動作が完了する。 (3)下り光ファイバ9および上り光ファイバ10の障
害時 下り光受信機(FRX)6は、下り光ファイバ9からの
受信信号の有無を判断し、信号の低下または断のとき、
下り障害警報を第1の監視回路(SV1)7に発出す
る。第1の監視回路(SV1)7は下り障害警報を受け
て、下り障害警報を光スイッチ切替信号に変換し上り光
送信機(RTX)8に発出した後、ノード部光スイッチ
(SW)4を初期設定と逆向き(本実施例では図1の下
側の光ケーブル)に切り替える。光スイッチ切替信号
は、上り光送信機(RTX)ーノード部光カプラ(C
P)5ー上り光ファイバ10(図1の上側の光ケーブ
ル)ーセンタ部光スイッチ(SW)4ー上り光受信機
(RRX)3を経由して第2の監視回路(SV2)2へ
入力される。上り光受信機(RRX)3は、上り光ファ
イバ10からの受信信号の有無を判断し、信号の低下ま
たは断のとき、上り障害警報を第2の監視回路(SV
2)2に発出する。第2の監視回路(SV2)2は上り
障害警報を受けて、上り障害警報を光スイッチ切替信号
に変換し下り光送信機(FTX)1に発出した後、セン
タ部側光スイッチ(SW)4を初期設定と逆向き(本実
施例では図1の下側の光ケーブル)に切り替える。光ス
イッチ切替信号は、下り光送信機(FTX)1ーセンタ
部光カプラ(CP)5ー下り光ファイバ9(図1の上側
の光ケーブル)ーノード部側光スイッチ(SW)4ー下
り光受信機(FRX)6を経由して第1の監視回路(S
V1)7へ入力される。
【0015】初期設定された下り光ファイバ9および上
り光ファイバ10の障害が全く同時に発生した場合、光
スイッチ切替信号は相手の監視回路に届かず、ノード部
の第1の監視回路(SV1)7はノード部光スイッチ
(SW)4を初期設定と逆向きに切り替え、同じくセン
タ部の第2の監視回路(SV2)2はセンタ部側光スイ
ッチ(SW)4を初期設定と逆向きに切り替える。
【0016】以上の動作により図1における光ケーブル
11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路への
経路切替動作が完了する。
【0017】しかしながら、上記(1)、(2)および
(3)の場合、第1の監視回路(SV1)7は、下り障
害警報または第2の監視回路(SV2)2からの光スイ
ッチ切替信号のいずれか早く着信する信号を受けてノー
ド部光スイッチ(SW)4を初期設定と逆向きに切り替
えた後の一定時間内は、障害警報または光スイッチ切替
信号を受けても動作を行わない。
【0018】同様に、第2の監視回路(SV2)2は、
上り障害警報または第1の監視回路(SV1)7からの
光スイッチ切替信号のいずれか早く着信する信号を受け
てセンタ部光スイッチ(SW)4を初期設定と逆向きに
切り替えた後、一定時間内は障害警報または光スイッチ
切替信号を受けても動作を行わない。
【0019】この理由は以下のとおりである。監視回路
は光送信機に光スイッチ切替信号を送出した後、光スイ
ッチを初期設定と逆向きに切り替えるが、その後さらに
相手から光スイッチ切替信号が入力し、光スイッチを再
び初期設定の向きに切り替えてしまう。このため監視回
路は最初に光スイッチを切り替えた後は一定時間動作を
止め、この伝送系において光スイッチ切り替え動作を停
止させ、光スイッチを最初に切り替えた向きに固定す
る。なお下りと上りの光ファイバの両方に障害が発生す
るとき、障害発生のタイミングその他の条件によって
は、相手からの光スイッチ切替信号が先に届くことがあ
る。この場合であっても、先に届いた信号により監視回
路は光スイッチを切り替える。
【0020】次に、図2を参照して、本発明の第2の実
施例を説明する。光伝送路を構成する環状の光ケーブル
11をサービス提供エリア内に配置する。センタ部13
の下り光送信機(FTX)1の出力を光カプラ(CP)
5を介して前記光ケーブル11の下り光ファイバ9に接
続し、下り光ファイバ9の伝送路上の任意の点で光スイ
ッチ(SW)4を介してノード部の下り光受信機(FR
X)6に接続する。
【0021】また、ノード部14の上り光送信機(RT
X)8の出力を光スイッチ(SW)5を介して上り光フ
ァイバ10に接続し、上り光ファイバ10のセンタ部側
の点で光カプラ(CP)4を介して上り光受信機(RR
X)3に接続する。
【0022】下り光受信機(FRX)6と上り光送信機
(RTX)8の間に、第1監視回路(SV1)7を配置
し、下り光送信機(FTX)1と上り光受信機(RR
X)3の間に第2の監視回路(SV2)2を配置する。
【0023】なお、下り光ファイバ9の下り光送信機
(FTX)1から下り光受信機(FRX)6に至る2つ
の異なる経路の各々の伝送路損失がほぼ均等となるよう
にセンタ部の光カプラ(CP)5の分配比率が設定され
ている。上りについても下りと同様に、上り光送信機
(RTX)8から上り光受信機(RRX)3に至る2つ
の異なる経路の各々の伝送路損失がほぼ均等となるよう
に、センタ部の光カプラ(CP)5の分配比率が設定さ
れている。
【0024】下り光受信機(FRX)6は、受信信号の
有無を判断し、信号の低下または断のとき、下り障害警
報を第1の監視回路(SV1)7に発出する機能を有す
る。
【0025】第1の監視回路(SV1)7は、下り障害
警報を受けて、または第2の監視回路(SV2)2から
発出される光スイッチ切替信号を受けて、2つのノード
部光スイッチ(SW)4を切り替える機能と光スイッチ
切替信号発出する機能を有する。
【0026】上り光受信機(RRX)3は、受信信号の
有無を判断し、信号の低下または断のとき、上り障害警
報を第2の監視回路(SV2)2に発出する機能を有す
る。
【0027】第2の監視回路(SV2)2は上り障害警
報を受けて、上り障害警報を光スイッチ切替信号に変換
し下り光送信機(FTX)に発出する機能を有する。
【0028】また、第1および第2の監視回路7、2
は、最初の障害警報または光スイッチ切替信号を受けた
時から一定時間内は、次の障害警報または光スイッチ切
替信号を受けても動作をしない、即ちインヒビット機能
を備えている。
【0029】次に、第2の実施例の動作について図2を
参照して詳細に説明する。図2において、光スイッチ4
を初期設定した経路(ここでは上り、下り共に図2の上
側の光ケーブル11)に障害が発生する3つの場合につ
いて説明する。 (1)下り光ファイバ9の障害時 下り光受信機(FRX)6は、下り光ファイバ9からの
受信信号の有無を判断し、信号の低下または断のとき、
下り障害警報を第1の監視回路(SV1)7に発出す
る。第1の監視回路(SV1)7は下り障害警報を受け
て、下り障害警報を光スイッチ切替信号に変換し上り光
送信機(RTX)8に発出した後、2つのノード部光ス
イッチ(SW)4を初期設定と逆向き(本実施例では図
2の下側の光ケーブル)に切り替える。
【0030】以上の動作により、図2において光ケーブ
ル11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路へ
の経路切替動作が完了する。 (2)上り光ファイバ10の障害時 上り光受信機(RRX)3は、上り光ファイバ10から
の受信信号の有無を判断し、信号の低下または断のと
き、上り障害警報を第2の監視回路(SV2)2に発出
する。第2の監視回路(SV2)2は上り障害警報を受
けて、上り障害警報を光スイッチ切替信号に変換し下り
光送信機(FTX)1に発出する。光スイッチ切替信号
は、下り光送信機(FTX)1ーセンタ部光カプラ(C
P)5ー下り光ファイバ9(図2の上側の光ケーブル)
ーノード部側光スイッチ(SW)4ー下り光受信機(F
RX)6を経由して第1の監視回路(SV1)7へ入力
される。第1の監視回路(SV1)7は光スイッチ切替
信号を受けて2つのノード部光スイッチ(SW)4を初
期設定と逆向き(本実施例では図2の下側の光ケーブ
ル)に切り替える。
【0031】以上の動作により図2における光ケーブル
11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路への
経路切替動作が完了する。 (3)下り光ファイバ9および上り光ファイバ10の障
害時 障害発生のタイミングに差がある場合、下り光受信機
(FRX)6は、下り光ファイバ9からの受信信号の有
無を判断し、信号の低下または断のとき、下り障害警報
を第1の監視回路(SV1)7に発出する。第1の監視
回路(SV1)7は下り障害警報を受けて、下り障害警
報を光スイッチ切替信号に変換し上り光送信機(RT
X)8に発出した後、2つのノード部光スイッチ(S
W)4を初期設定と逆向き(本実施例では図2の下側の
光ケーブル)に切り替える。
【0032】上り光受信機(RRX)3は、上り光ファ
イバ10からの受信信号の有無を判断し、信号の低下ま
たは断のとき、上り障害警報を第2の監視回路(SV
2)2に発出する。第2の監視回路(SV2)2は上り
障害警報を受けて、上り障害警報を光スイッチ切替信号
に変換し下り光送信機(FTX)1に発出する。光スイ
ッチ切替信号は、下り光送信機(FTX)1ーセンタ部
光カプラ(CP)5ー下り光ファイバ9(図2の上側の
光ケーブル)ーノード部側光スイッチ(SW)4ー下り
光受信機(FRX)6を経由して第1の監視回路(SV
1)7へ入力される。
【0033】ただし、第1の監視回路(SV1)7は、
下り障害警報を受けて、光スイッチ切替信号を発出し、
2つのノード部光スイッチ(SW)4を初期設定と逆向
きに切り替えた後の一定時間内は動作を行わない。また
第2の監視回路(SV2)2は、上述のとおり上り障害
警報を受けて光スイッチ切替信号を下り光送信機(FT
X)1に発出した後の一定時間内は動作を行わない。こ
の理由は前述の図1の場合と同様である。
【0034】同じく上記(1)、(2)の場合も、監視
回路は最初に障害警報または光スイッチ切替信号により
動作した後は一定所間動作しない。この理由も前述の図
1の場合と同様である。
【0035】初期設定された下り光ファイバ9および上
り光ファイバ10の障害が全く同時に発生した場合、光
スイッチ切替信号は相手の監視回路に届かず、ノード部
の第1の監視回路(SV1)7は、下り障害警報を受け
て2つのノード部光スイッチ(SW)4を初期設定と逆
向きに切り替える。
【0036】以上の動作により図2における光ケーブル
11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路への
経路切替動作が完了する。
【0037】次に、図3を参照して、本発明の第3の実
施例を説明する。光伝送路を構成する環状の光ケーブル
11をサービス提供エリア内に配置する。センタ部13
の下り光送信機(FTX)1の出力を光スイッチ(S
W)4を介して前記光ケーブル11の下り光ファイバ9
に接続し、下り光ファイバ9の伝送路上の任意の点で光
カプラ(CP)5を介してノード部の下り光受信機(F
RX)6に接続する。
【0038】また、ノード部14の上り光送信機(RT
X)8の出力を光スイッチ(SW)4を介して上り光フ
ァイバ10に接続し、上り光ファイバ10のセンタ部側
の点で光カプラ(CP)5を介して上り光受信機(RR
X)3に接続する。
【0039】下り光受信機(FRX)6と上り光送信機
(RTX)8の間に、第1監視回路(SV1)7を配置
し、下り光送信機(FTX)1と上り光受信機(RR
X)3の間に第2の監視回路(SV2)2を配置する。
【0040】なお、下り光ファイバ9の下り光送信機
(FTX)1から下り光受信機(FRX)6に至る2つ
の異なる経路の各々の伝送路損失がほぼ均等となるよう
にノード部の光カプラ(CP)5の分配比率が設定され
ている。上りについても下りと同様に、上り光送信機
(RTX)8から上り光受信機(RRX)3に至る2つ
の異なる経路の各々の伝送路損失がほぼ均等となるよう
にセンタ部の光カプラ(CP)5の分配比率が設定され
ている。
【0041】下り光受信機(FRX)6は、受信信号の
有無を判断し、信号の低下または断のとき、下り障害警
報を第1の監視回路(SV1)7に発出する機能を有す
る。
【0042】第1の監視回路(SV1)7は下り障害警
報を受けて、または第2の監視回路(SV2)2から発
出される光スイッチ切替信号を受けて、ノード部光スイ
ッチ(SW)4を切り替える機能と、下り障害警報を光
スイッチ切替信号に変換し上り光送信機(RTX)8に
発出する機能を有する。
【0043】上り光受信機(RRX)3は、受信信号の
有無を判断し、信号の低下または断のとき、上り障害警
報を第2の監視回路(SV2)に発出する機能を有す
る。
【0044】第2の監視回路(SV2)2は上り障害警
報を受けて、または第1の監視回路(SV1)7から発
出される光スイッチ切替信号を受けてセンタ部の光スイ
ッチ(SW)4を切り替える機能と、上り障害警報を光
スイッチ切替信号に変換し下り光送信機(FTX)1に
発出する機能を有する。
【0045】また、第1および第2の監視回路7、2
は、最初の障害警報または光スイッチ切替信号を受けた
時から一定時間内は、次の障害警報または光スイッチ切
替信号を受けても動作をしない、即ちインヒビット機能
を備えている。
【0046】次に、第3の実施例の動作について図3を
参照して詳細に説明する。図3において、光スイッチ4
を初期設定した経路(ここでは上り、下り共に図3の上
側の光ケーブル11)に障害が発生する3つの場合につ
いて説明する。 (1)下り光ファイバ9の障害時 下り光受信機(FRX)6は、下り光ファイバ9からの
受信信号の有無を判断し、信号の低下または断のとき、
下り障害警報を第1の監視回路(SV1)7に発出す
る。第1の監視回路(SV1)7は下り障害警報を受け
て、下り障害警報を光スイッチ切替信号に変換し上り光
送信機(RTX)8に発出した後、ノード部光スイッチ
(SW)4を初期設定と逆向き(本実施例では図3の下
側の光ケーブル)に切り替える。光スイッチ切替信号
は、上り光送信機(RTX)8ーノード部光スイッチ
(SW)4ー上り光ファイバ10(図3の上側の光ケー
ブル)ーセンタ部光カプラ(CP)5ー上り光受信機
(RRX)3を経由して第2の監視回路(SV2)2へ
入力される。この監視回路2は光スイッチ切替信号を受
けてセンタ部側の光スイッチ(SW)4を初期設定と逆
向き(本実施例では図3の下側の光ケーブル)に切り替
える。
【0047】以上の動作により、図3において光ケーブ
ル11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路へ
の経路切替動作が完了する。 (2)上り光ファイバ10の障害時 上り光受信機(RRX)3は、上り光ファイバ10から
の受信信号の有無を判断し、信号の低下または断のと
き、上り障害警報を第2の監視回路(SV2)2に発出
する。第2の監視回路(SV2)2は上り障害警報を受
けて、上り障害警報を光スイッチ切替信号に変換し下り
光送信機(FTX)1に発出した後、センタ部側光スイ
ッチ(SW)4を初期設定と逆向き(本実施例では図3
の下側の光ケーブル)に切り替える。光スイッチ切替信
号は、下り光送信機(FTX)1ーセンタ部光スイッチ
(SW)4ー下り光ファイバ9(図3の上側の光ケーブ
ル)ーノード部側光カプラ(CP)5ー下り光受信機
(FRX)6を経由して第1の監視回路(SV1)7へ
入力される。第1の監視回路(SV1)7は光スイッチ
切替信号を受けてノード部光スイッチ(SW)4を初期
設定と逆向き(本実施例では図3の下側の光ケーブル)
に切り替える。
【0048】以上の動作により図3における光ケーブル
11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路への
経路切替動作が完了する。 (3)下り光ファイバ9および上り光ファイバ10の障
害時 障害発生のタイミングに差がある場合を説明する。下り
光受信機(FRX)6は、下り光ファイバ9からの受信
信号の有無を判断し、信号の低下または断のとき、下り
障害警報を第1の監視回路(SV1)7に発出する。第
1の監視回路(SV1)7は下り障害警報を受けて、下
り障害警報を光スイッチ切替信号に変換し上り光送信機
(RTX)8に発出した後、ノード部光スイッチ(S
W)4を初期設定と逆向き(本実施例では図3の下側の
光ケーブル)に切り替える。光スイッチ切替信号は、上
り光送信機(RTX)8ーノード部光スイッチ(SW)
4ー上り光ファイバ10(図3の上側の光ケーブル)ー
センタ部光カプラ(CP)5ー上り光受信機(RRX)
3を経由して第2の監視回路(SV2)2へ入力され
る。上り光受信機(RRX)3は、上り光ファイバ10
からの受信信号の有無を判断し、信号の低下または断の
とき、上り障害警報を第2の監視回路(SV2)2に発
出する。第2の監視回路(SV2)2は上り障害警報を
受けて、上り障害警報を光スイッチ切替信号に変換し下
り光送信機(FTX)1に発出した後、センタ部側光ス
イッチ(SW)4を初期設定と逆向き(本実施例では図
3の下側の光ケーブル)に切り替える。光スイッチ切替
信号は、下り光送信機(FTX)1ーセンタ部光スイッ
チ(SW)4ー下り光ファイバ9(図3の上側の光ケー
ブル)ーノード部側光カプラ(CP)5ー下り光受信機
(FRX)6を経由して第1の監視回路(SV1)7へ
入力される。
【0049】初期設定された下り光ファイバ9および上
り光ファイバ10の障害が全く同時に発生した場合、光
スイッチ切替信号は相手の監視回路に届かず、ノード部
の第1の監視回路(SV1)7はノード部光スイッチ
(SW)4を初期設定と逆向きに切り替え、同じくセン
タ部の第2の監視回路(SV2)2はセンタ部側光スイ
ッチ(SW)4を初期設定と逆向きに切り替える。
【0050】以上の動作により図3における光ケーブル
11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路への
経路切替動作が完了する。
【0051】しかし、図3の場合も図1の例と同じよう
に、2つの監視回路は最初の信号により動作した後は一
定時間動作を止める。
【0052】次に、図4を参照して、本発明の第4の実
施例を説明する。光伝送路を構成する環状の光ケーブル
11をサービス提供エリア内に配置する。センタ部13
の下り光送信機(FTX)1の出力を光スイッチ(S
W)4を介して前記光ケーブル11の下り光ファイバ9
に接続し、下り光ファイバ9の伝送路上の任意の点で光
カプラ(CP)5を介してノード部の下り光受信機(F
RX)6に接続する。
【0053】また、ノード部14の上り光送信機(RT
X)8の出力を光カプラ(CP)5を介して上り光ファ
イバ10に接続し、上り光ファイバ10のセンタ部側の
点で光スイッチ(SW)4を介して上り光受信機(RR
X)3に接続する。
【0054】下り光受信機(FRX)6と上り光送信機
(RTX)8の間に、第1監視回路(SV1)7を配置
し、下り光送信機(FTX)1と上り光受信機(RR
X)3の間に第2の監視回路(SV2)2を配置する。
【0055】なお、下り光ファイバ9の下り光送信機
(FTX)1から下り光受信機(FRX)6に至る2つ
の異なる経路の各々の伝送路損失がほぼ均等となるよう
にノード部の光カプラ(CP)5の分配比率が設定され
ている。上りについても下りと同様に、上り光送信機
(RTX)8から上り光受信機(RRX)3に至る2つ
の異なる経路の各々の伝送路損失がほぼ均等となるよう
に、ノード部光カプラ(CP)5の分配比率が設定され
ている。
【0056】下り光受信機(FRX)6は、受信信号の
有無を判断し、信号の低下または断のとき、下り障害警
報を第1の監視回路(SV1)7に発出する機能を有す
る。
【0057】第1の監視回路(SV1)7は下り障害警
報を受けて、下り障害警報を光スイッチ切替信号に変換
し上り光送信機(RTX)8に発出する機能を有する。
上り光受信機(RRX)3は、受信信号の有無を判断
し、信号の低下または断のとき、上り障害警報を第2の
監視回路(SV2)2に発出する機能を有する。
【0058】第2の監視回路(SV1)2は上り障害警
報を受けて、または第1の監視回路(SV1)7から発
出される光スイッチ切替信号を受けて、2つのセンタ部
光スイッチ(SW)4を切り替える機能を有する。
【0059】また、第1および第2の監視回路7、2
は、最初の障害警報または光スイッチ切替信号を受けた
時から一定時間内は、次の障害警報または光スイッチ切
替信号を受けても動作をしない、即ちインヒビット機能
を備えている。
【0060】次に、第4の実施例の動作について図4を
参照して詳細に説明する。図4において、光スイッチ4
を初期設定した経路(ここでは上り、下り共に図4の上
側の光ケーブル11)に障害が発生する3つの場合につ
いて説明する。 (1)下り光ファイバ9の障害時 下り光受信機(FRX)6は、下り光ファイバ9からの
受信信号の有無を判断し、信号の低下または断のとき、
下り障害警報を第1の監視回路(SV1)7に発出す
る。第1の監視回路(SV1)7は下り障害警報を受け
て、下り障害警報を光スイッチ切替信号に変換し上り光
送信機(RTX)8に発出する。光スイッチ切替信号
は、上り光送信機(RTX)8ーノード部光カプラ5ー
上り光ファイバ10(図1の上側の光ケーブル)ーセン
タ部光スイッチ(SW)4ー上り光受信機(RRX)3
を経由して第2の監視回路(SV2)2へ入力される。
第2の監視回路(SV2)2は光スイッチ切替信号を受
けて2つのセンタ部光スイッチ(SW)4を初期設定と
逆向き(本実施例では図4の下側の光ケーブル)に切り
替える。
【0061】以上の動作により図4における光ケーブル
11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路への
経路切替動作が完了する。 (2)上り光ファイバ10の障害時 上り光受信機(RRX)3は、上り光ファイバ10から
の受信信号の有無を判断し、信号の低下または断のと
き、上り障害警報を第2の監視回路(SV2)2に発出
する。第2の監視回路(SV2)2は上り障害警報を受
けて、上り障害警報を光スイッチ切替信号に変換し下り
光送信機(FTX)1に発出した後、2つのセンタ部光
スイッチ(SW)4を初期設定と逆向き(本実施例では
図4の下側の光ケーブル)に切り替える。
【0062】以上の動作により、図4において光ケーブ
ル11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路へ
の経路切替動作が完了する。 (3)下り光ファイバ9および上り光ファイバ10の障
害時 まず障害発生のタイミングに差がある場合について説明
する。、下り光受信機(FRX)6は、下り光ファイバ
9からの受信信号の有無を判断し、信号の低下または断
のとき、下り障害警報を第1の監視回路(SV1)7に
発出する。第1の監視回路(SV1)7は下り障害警報
を受けて、下り障害警報を光スイッチ切替信号に変換し
上り光送信機(RTX)8に発出する。光スイッチ切替
信号は、上り光送信機(RTX)8ーノード部光カプラ
(CP)5ー上り光ファイバ10(図4の上側の光ケー
ブル)ーセンタ部側光スイッチ(SW)4ー上り光受信
機(RRX)3を経由して第2の監視回路(SV2)2
へ入力される。
【0063】上り光受信機(RRX)3は、上り光ファ
イバ10からの受信信号の有無を判断し、信号の低下ま
たは断のとき、上り障害警報を第2の監視回路(SV
2)2に発出する。第2の監視回路(SV2)2は上り
障害警報を受けて、上り障害警報を光スイッチ切替信号
に変換し下り光送信機(FTX)1に発出した後、2つ
のセンタ部光スイッチ(SW)4を初期設定と逆向き
(本実施例では図4の下側の光ケーブル)に切り替え
る。
【0064】ただし、第2の監視回路(SV2)2は、
上り障害警報8(または光スイッチ切替信号)を受けて
2つのセンタ部光スイッチ(SW)4を初期設定と逆向
きに切り替えた後の一定時間内は動作を行わない。また
第1の監視回路(SV1)7は、光スイッチ切替信号を
発出した後の一定時間内は動作を行わない。この理由は
前述の図1の場合と同様である。
【0065】同じく上記(1)、(2)の場合も、監視
回路は最初に障害警報または光スイッチ切替信号により
動作した後は動作しない。この理由も前述の図1の場合
と同様である。
【0066】初期設定された下り光ファイバ9および上
り光ファイバ10の障害が全く同時に発生した場合、光
スイッチ切替信号は相手の監視回路に届かず、センタ部
の第2の監視回路(SV2)2は、上り障害警報または
のいずれか早い信号を受けてセンタ部光スイッチ(S
W)4を初期設定と逆向きに切り替える。
【0067】以上の動作により図2における光ケーブル
11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路への
経路切替動作が完了する。
【0068】上記実施例ではセンタ部に対してノード部
が1つの場合であるが、ノード部は複数設置することが
できる。この場合、光ケーブル中に上り、下りの1対の
光ファイバを複数組配置し、センタにおいてノードの数
に対応した光スイッチ、光カプラを設ける。また複数の
ノードは上述の図1から図4のいずれかの構成すること
が望ましいが、ノード毎に図1から図4の異なる構成に
することも技術的には可能である。この際センタの監視
回路に複数の態様のノードに対応できる複数の機能を設
ける。
【0069】次に、図5を参照して、本発明の第5の実
施例を説明する。光伝送路を構成する環状の光ケーブル
11をサービス提供エリア内に配置する。センタ部13
の下り光送信機(FTX)1の出力を光カプラ(CP)
5を介して前記光ケーブル11の下り光ファイバ9に接
続し、下り光ファイバ9の伝送路上の任意の点でノード
部の第1の下り光受信機(FRXーA)18と第2の下
り光受信機(FRXーB)19に接続する。
【0070】センタ部では、光送信機(FTX)1とス
イッチ15はヘッドエンド装置12に接続している。
【0071】また、ノード部14の上り光送信機(RT
X)8の出力を光カプラ(CP)5を介して上り光ファ
イバ10に接続し、上り光ファイバ10のセンタ部側の
点で第1の上り光受信機(RRXーA)16と第2の上
り光受信機(RRXーB)17に接続する。
【0072】ノード側では、第1の下り光受信機(FR
X−A)18と第2の下り光受信機(FRX−B)19
は共に第1監視回路(SV1)7に接続し、またこれら
の光受信機はスイッチ15によって切り替えられる。ス
イッチは第1監視回路(SV1)7に接続している。第
2の下り光受信機(FRX−B)19は下り光ファイバ
に結合している。また、上り光送信機(RTX)8は第
1監視回路(SV1)7に接続している。センタ側で
は、第1の上り光受信機(RRX−A)16と第2の上
り光受信機(RRX−B)17は共に第2監視回路(S
V2)2に接続し、またこれらの光受信機はスイッチ1
5によって切り替えられる。スイッチ15は第2監視回
路(SV2)2に接続している。第1の上り光受信機
(RRX−A)16は上り光ファイバに結合している。
また、下り光送信機(FTX)1は第2監視回路(SV
2)2に接続している。
【0073】なお、下り光ファイバ9の下り光送信機
(FTX)1から第1の光受信機(FRXーA)18ま
たは第2の光受信機(FRXーB)19に至る2つの異
なる経路の各々の伝送路損失がほぼ均等となるようにセ
ンタ部の光カプラ(CP)5の分配比率が設定されてい
る。上りについても下りと同様に、上り光送信機(RT
X)8から第1上り光受信機(RRX−A)16または
第2上り光受信機(RRX−A)17に至る2つの異な
る経路の各々の伝送路損失がほぼ均等となるようにノー
ド部の光カプラ(CP)5の分配比率が設定されてい
る。
【0074】第1の下り光受信機(FRX−A)18
は、受信信号の有無を判断し、信号の低下または断のと
き、下り障害警報を第1の監視回路(SV1)7に発出
する機能を有する。
【0075】第1の監視回路(SV1)7は下り障害警
報を受けて、または第2の監視回路(SV2)2から発
出されるスイッチ切替信号を受けて、ノード部スイッチ
を第2の下り光受信機(FRX−B)19に切り替える
機能と、下り障害警報をスイッチ切替信号に変換し上り
光送信機(RTX)8に発出する機能を有する。
【0076】第2の上り光受信機(RRXーB)17
は、受信信号の有無を判断し、信号の低下または断の
時、上り障害警報を第2の監視回路(SV2)2に発出
する機能を有する。
【0077】第2の監視回路(SV2)2は上り障害警
報を受けて、または第1の監視回路(SV1)7から発
出されるスイッチ切替信号を受けてセンタ部のスイッチ
15を第1の上り光受信機(RRXーA)16に切り替
える機能と、上り障害警報をスイッチ切替信号に変換し
下り光送信機(FTX)1に発出する機能を有する。
【0078】また、第1および第2の監視回路7、2
は、最初の障害警報またはスイッチ切替信号を受けた時
から一定時間内は、次の障害警報またはスイッチ切替信
号を受けても動作をしない、即ちインヒビット機能を備
えている。
【0079】次に、本実施例の動作について図5を参照
して詳細に説明する。図5において、スイッチ15を初
期設定した経路(ここでは上り、下り共に図5の上側の
光ケーブル11)に障害が発生する3つの場合について
説明する。 (1)下り光ファイバ9の障害時 第1の下り光受信機(FRX−A)18は、下り光ファ
イバ9からの受信信号の有無を判断し、信号の低下また
は断のとき下り障害警報を第1の監視回路(SV1)7
に発出する。第1の監視回路(SV1)7は下り障害警
報を受けて、下り障害警報をスイッチ切替信号に変換
し、上り光送信機(RTX)8に発出した後、ノード部
スイッチ15を初期設定と逆向き(本実施例では図5の
下側の光ケーブル)に切り替える。スイッチ切替信号
は、上り光送信機(RTX)8ーノード部光カプラ(C
P)5ー上り光ファイバ10(図5の上側の光ケーブ
ル)ー第1の上り光受信機(RRXーA)16を経由し
て第2の監視回路(SV2)2へ入力される。この監視
回路2は、スイッチ切替信号を受けてセンタ部側のスイ
ッチ15を初期設定と逆向き(本実施例では図5の下側
の光ケーブル)に切り替える。
【0080】以上の動作により、図5において光ケーブ
ル11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路へ
の経路切替動作が完了する。 (2)上り光ファイバ10の障害時 第2の上り光受信機(RRXーB)17は、上り光ファ
イバ10からの受信信号の有無を判断し、信号の低下ま
たは断のとき、上り障害警報を第2の監視回路(SV
2)2に発出する。第2の監視回路(SV2)2は上り
障害警報を受けて上り障害警報をスイッチ切替信号に変
換し下り光送信機(FTX)1に発出した後、センタ部
側スイッチ15を初期設定と逆向き(本実施例では図5
の下側の光ケーブル)に切り替える。スイッチ切替信号
は、下り光送信機(FTX)1ーセンタ部光カプラ(C
P)5ー下り光ファイバ9(図5の上側の光ケーブル)
ー第1の下り光受信機(FRXーA)16を経由して第
1の監視回路(SV1)7へ入力される。第1の監視回
路(SV1)7はスイッチ切替信号を受けてノード部ス
イッチ15を初期設定と逆向き(本実施例では図5の下
側の光ケーブル)に切り替える。
【0081】以上の動作により図1における光ケーブル
11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路への
経路切替動作が完了する。 (3)下り光ファイバ9および上り光ファイバ10の障
害時 障害発生のタイミングに差がある場合を説明する。第1
の下り光受信機(FRXーA)18は、下り光ファイバ
9からの受信信号の有無を判断し、信号の低下または断
のとき、下り障害警報を第1の監視回路(SV1)7に
発出する。第1の監視回路(SV1)7は下り障害警報
を受けて、下り障害警報をスイッチ切替信号に変換し上
り光送信機(RTX)8に発出した後、ノード部スイッ
チ15を初期設定と逆向き(第2の下り光受信機19
側、すなわち本実施例では図5の下側の光ケーブル)に
切り替える。スイッチ切替信号は、上り光送信機(RT
X)8ーノード部光カプラ(CP)5ー上り光ファイバ
10(図5の上側の光ケーブル)ー第1の上り光受信機
(RRXーA)16を経由して第2の監視回路(SV
2)2へ入力される。第2の上り光受信機(RRXー
B)19は、上り光ファイバ10からの受信信号の有無
を判断し、信号の低下または断のとき、上り障害警報を
第2の監視回路(SV2)2に発出する。第2の監視回
路(SV2)2は上り障害警報を受けて上り障害警報を
スイッチ切替信号に変換し下り光送信機(FTX)1に
発出した後、センタ部側スイッチ15を初期設定と逆向
き(第2の上り光受信機17側、すなわち本実施例では
図5の下側の光ケーブル)に切り替える。スイッチ切替
信号は、下り光送信機(FTX)1ーセンタ部光カプラ
(CP)5ー下り光ファイバ9(図5の上側の光ケーブ
ル)ー第1の下り光受信機(FRXーA)18を経由し
て第1の監視回路(SV1)7へ入力される。
【0082】初期設定された下り光ファイバ9および上
り光ファイバ10の障害が全く同時に発生した場合、光
スイッチ切替信号は相手の監視回路に届かず、ノード部
の第1の監視回路(SV1)7はノード部スイッチ15
を初期設定と逆向きに(第1から第2の下り光受信機
に)切り替え、同じくセンタ部の第2の監視回路(SV
2)2はセンタ部側スイッチ15を初期設定と逆向き
(第1から第2の上り光受信機に)に切り替える。
【0083】以上の動作により図1における光ケーブル
11の障害を含む上側経路から障害のない下側経路への
経路切替動作が完了する。
【0084】しかしながら、上記(1)、(2)および
(3)の場合、第1の監視回路(SV1)7は、下り障
害警報または第2の監視回路(SV2)2からの光スイ
ッチ切替信号のいずれか早く着信する信号を受けてノー
ド部スイッチ15を初期設定と逆向きに切り替えた後の
一定時間内は、障害警報または光スイッチ切替信号を受
けても動作を行わない。
【0085】同様に、第2の監視回路(SV2)2は、
上り障害警報または第1の監視回路(SV1)7からの
スイッチ切替信号のいずれか早く着信する信号を受けて
センタ部スイッチ15を初期設定と逆向きに切り替えた
後、一定時間内は障害警報または光スイッチ切替信号を
受けても動作を行わない。
【0086】この理由は図1の例において説明したとお
りである。図5の例ではスイッチは電気的手段によるも
のを採用でき、コストの点で現在では光スイッチを用い
る場合よりメリットがある。
【0087】本発明はセンタとノードの構成に関するも
のであるが、1つのノードにはさらに各エリアに対応し
た1または複数の同軸伝送路系が結合している。同軸伝
送路系は複数のアンプを備え例えば数百世帯に映像配信
を行う。
【0088】同軸伝送路では上りでは10から50MH
z、下りでは70から550MHz(または750MH
zまで)の帯域が用いられる。上り光伝送路では10か
ら50MHz(多重化する場合は100から数百MH
z)の帯域、下り光伝送路では70から550MHz
(さらに750MHzまで)の帯域が用いられる。
【0089】監視装置はコンパレータなどを用いた公知
の装置が使用できる。光スイッチは公知の導波路型マト
リクススイッチ、磁気光学スイッチ、機械式光スイッチ
が使用できる。光カプラはハーフミラー型等の公知のカ
プラが使用できる。
【発明の効果】上述した構成にすることにより、光スイ
ッチを初期設定した経路に障害が発生し、受信信号が断
となったとき、光受信機は自動的に信号低下を検知し障
害警報を発出する。監視回路は障害警報を光スイッチ切
替信号に変換し転送するとともに、光スイッチを障害経
路から正常経路へ切り替える動作を行う。このため伝送
サービスの停波は光スイッチ切替動作に必要なごく短時
間とすることが可能であり、且つ、正常経路で運用しな
がら停波することなく障害経路を修理することができる
等、高信頼度の光伝送システムを構築できる。
【0090】また、障害経路と正常経路の光ケーブル長
が不均等であっても各々の伝送路の損失を光カプラの分
配損失の設定により均等にすることができるので、光ケ
ーブル経路を切り替えても伝送品質を損ねることなくサ
ービスを維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す構成図。
【図2】 本発明の第2の実施例を示す構成図。
【図3】 本発明の第3の実施例を示す構成図。
【図4】 本発明の第4の実施例を示す構成図。
【図5】 本発明の第5の実施例を示す構成図。
【符号の説明】
1 下り光送信機(FTX) 2 第2の監視回路(SV2) 3 上り光受信機(RRX) 4 光スイッチ(SW) 5 光カプラ(CP) 6 下り光受信機(FRX) 7 第1の監視回路(SV1) 8 上り光送信機(RTX) 9 下り光ファイバ 10 上り光ファイバ 11 光ケーブル 12 ヘッドエンド装置 13 センタ部 14 ノード部 15 スイッチ 16 第1の上り光受信機(RRX−A) 17 第2の上り光受信機(RRX−B) 18 第1の下り光受信機(FRX−A) 19 第2の下り光受信機(FRX−B)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上り光ファイバと下り光ファイバからな
    る光ファイバ対を1組または複数組含む環状の光ケーブ
    ルと、前記光ケーブル中の各光ファイバと結合するセン
    タ部と、前記光ケーブル中の光ファイバ対と結合する1
    または複数のノード部を備えた光伝送装置であって、 センタ部は、1または複数の光カプラと、1または複数
    の光スイッチと、前記光カプラを介して下り光ファイバ
    と結合する下り光送信機と、前記光スイッチを介して上
    り光ファイバと結合する上り光受信機と、前記下り光送
    信機および上り光受信機と光スイッチに結合する第2の
    監視回路を備え、 ノード部は、光カプラと、光スイッチと、前記光スイッ
    チを介して下り光ファイバと結合する下り光受信機と、
    前記光カプラを介して上り光ファイバと結合する上り光
    送信機と、前記下り光受信機および上り光送信機と光ス
    イッチに結合する第1の監視回路を備え、 第1の監視回路は下り光受信機からの光ファイバ障害信
    号を受け、または第2の監視回路からの光スイッチ切り
    替え信号を受けてノード部の光スイッチを切り替える機
    能と、下り光受信機からの信号により光スイッチ切り替
    え信号を上り光送信機へ送出する機能を有し、 第2の監視回路は上り光受信機からの光ファイバ障害信
    号を受け、または第1の監視回路からの光スイッチ切り
    替え信号を受けてセンタ部の光スイッチを切り替える機
    能と、上り光受信機からの信号により光スイッチ切り替
    え信号を下り光送信機へ送出する機能を有し、 各光カプラはノード部とセンタ部間の2つの異なる経路
    の伝送路損失が互いにほぼ均等となるよう分配比率が設
    定されていることを特徴とする光伝送装置。
  2. 【請求項2】 上り光ファイバと下り光ファイバからな
    る光ファイバ対を1組または複数組含む環状の光ケーブ
    ルと、前記光ケーブル中の各光ファイバと結合するセン
    タ部と、前記光ケーブル中の光ファイバ対と結合する1
    または複数のノード部を備えた光伝送装置であって、 センタ部は、複数の光カプラと、第1の光カプラを介し
    て下り光ファイバと結合する下り光送信機と、第2の光
    カプラを介して上り光ファイバと結合する上り光受信機
    と、前記下り光送信機および上り光受信機に結合する第
    2の監視回路を備え、 ノード部は、複数の光スイッチと、第1の光スイッチを
    介して下り光ファイバと結合する下り光受信機と、第2
    の光スイッチを介して上り光ファイバと結合する上り光
    送信機と、前記下り光受信機および上り光送信機に結合
    する第1の監視回路を備え、 第1の監視回路は下り光受信機からの光ファイバ障害信
    号を受け、または第2の監視回路からの光スイッチ切り
    替え信号を受けてノード部の光スイッチを切り替える機
    能とを有し、 第2の監視回路は上り光受信機からの信号により光スイ
    ッチ切り替え信号を下り光送信機へ送出する機能を有
    し、 各光カプラはノード部とセンタ部間の2つの異なる経路
    の伝送路損失が互いにほぼ均等となるよう分配比率が設
    定されていることを特徴とする光伝送装置。
  3. 【請求項3】 上り光ファイバと下り光ファイバからな
    る光ファイバ対を1組または複数組含む環状の光ケーブ
    ルと、前記光ケーブル中の各光ファイバと結合するセン
    タ部と、前記光ケーブル中の光ファイバ対と結合する1
    または複数のノード部を備えた光伝送装置であって、 センタ部は、1または複数の光カプラと、1または複数
    の光スイッチと、前記光スイッチを介して下り光ファイ
    バと結合する下り光送信機と、前記光カプラを介して上
    り光ファイバと結合する上り光受信機と、前記下り光送
    信機および上り光受信機と光スイッチに結合する第2の
    監視回路を備え、 ノード部は、光カプラと、光スイッチと、前記光カプラ
    を介して下り光ファイバと結合する下り光受信機と、前
    記光スイッチを介して上り光ファイバと結合する上り光
    送信機と、前記下り光受信機および上り光送信機と光ス
    イッチに結合する第1の監視回路を備え、 第1の監視回路は下り光受信機からの光ファイバ障害信
    号を受け、または第2の監視回路からの光スイッチ切り
    替え信号を受けてノード部の光スイッチを切り替える機
    能と、下り光受信機からの信号により光スイッチ切り替
    え信号を上り光送信機へ送出する機能を有し、 第2の監視回路は上り光受信機からの光ファイバ障害信
    号を受け、または第1の監視回路からの光スイッチ切り
    替え信号を受けてセンタ部の光スイッチを切り替える機
    能と、上り光受信機からの信号により光スイッチ切り替
    え信号を下り光送信機へ送出する機能を有し、 各光カプラはノード部とセンタ部間の2つの異なる経路
    の伝送路損失が互いにほぼ均等となるよう分配比率が設
    定されていることを特徴とする光伝送装置。
  4. 【請求項4】 上り光ファイバと下り光ファイバからな
    る光ファイバ対を1組または複数組含む環状の光ケーブ
    ルと、前記光ケーブル中の各光ファイバと結合するセン
    タ部と、前記光ケーブル中の光ファイバ対と結合する1
    または複数のノード部を備えた光伝送装置であって、 センタ部は、複数の光スイッチと、第1の光スイッチを
    介して下り光ファイバと結合する下り光送信機と、第2
    の光スイッチを介して上り光ファイバと結合する上り光
    受信機と、前記下り光送信機および上り光受信機に結合
    する第2の監視回路を備え、 ノード部は、複数の光カプラと、第1の光カプラを介し
    て下り光ファイバと結合する下り光受信機と、第2の光
    カプラを介して上り光ファイバと結合する上り光送信機
    と、前記下り光受信機および上り光送信機に結合する第
    1の監視回路を備え、 第1の監視回路は下り光受信機からの信号により光スイ
    ッチ切り替え信号を上り光送信機へ送出する機能を有
    し、 第2の監視回路は上り光受信機から信号を受け、または
    第1の監視回路からの光スイッチ切り替え信号を受けて
    センタ部の光スイッチを切り替える機能とを有し、 各光カプラはノード部とセンタ部間の2つの異なる経路
    の伝送路損失が互いにほぼ均等となるよう分配比率が設
    定されていることを特徴とする光伝送装置。
  5. 【請求項5】 上り光ファイバと下り光ファイバからな
    る光ファイバ対を複数組含む環状の光ケーブルと、前記
    光ケーブル中の各光ファイバと結合するセンタ部と、前
    記光ケーブル中の光ファイバ対と結合する複数のノード
    部を備えた光伝送装置であって、前記複数のノード部は
    請求項1、2、3または4のノード部の構成から選ばれ
    た互いに異なる構成を含んでいる光伝送装置。
  6. 【請求項6】 上り光ファイバと下り光ファイバからな
    る光ファイバ対を1組または複数組含む環状の光ケーブ
    ルと、前記光ケーブル中の各光ファイバと結合するセン
    タ部と、前記光ケーブル中の光ファイバ対と結合する1
    または複数のノード部を備えた光伝送装置であって、 センタ部は、光カプラと、下り光ファイバと前記光カプ
    ラを介して結合する下り光送信機と、上り光ファイバと
    結合する第1および第2の上り光受信機と、第2の監視
    回路からの信号により前記第1および第2の上り光受信
    機を切り替えるスイッチと、前記下り光送信機および第
    1および第2の上り光受信機とスイッチに結合する第2
    の監視回路を備え、 ノード部は、光カプラと、上り光ファイバと前記光カプ
    ラを介して結合する上り光送信機と、下り光ファイバと
    結合する第1および第2の下り光受信機と、第1の監視
    回路からの信号により前記第1および第2の下り光受信
    機を切り替えるスイッチと、前記上り光送信機および第
    1および第2の下り光受信機とスイッチに結合する第2
    の監視回路を備え、 第1の監視回路は下り光受信機からの光ファイバ障害信
    号を受け、または第2の監視回路からのスイッチ切り替
    え信号を受けてノード部のスイッチを切り替える機能
    と、下り光受信機からの信号によりスイッチ切り替え信
    号を上り光送信機へ送出する機能を有し、 第2の監視回路は上り光受信機からの光ファイバ障害信
    号を受け、または第1の監視回路からのスイッチ切り替
    え信号を受けてセンタ部のスイッチを切り替える機能
    と、上り光受信機からの信号によりスイッチ切り替え信
    号を下り光送信機へ送出する機能を有し、 各光カプラはノード部とセンタ部間の2つの異なる経路
    の伝送路損失が互いにほぼ均等となるよう分配比率が設
    定されていることを特徴とする光伝送装置。
  7. 【請求項7】 各ノード部にはそれぞれ1または複数の
    同軸伝送系が結合している請求項1、2、3、4、5ま
    たは6に記載の光伝送装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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