JPH088820A - ポイント・マルチポイント伝送方式 - Google Patents

ポイント・マルチポイント伝送方式

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Publication number
JPH088820A
JPH088820A JP6133456A JP13345694A JPH088820A JP H088820 A JPH088820 A JP H088820A JP 6133456 A JP6133456 A JP 6133456A JP 13345694 A JP13345694 A JP 13345694A JP H088820 A JPH088820 A JP H088820A
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JP
Japan
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transmission
transmission device
side transmission
reception unit
subscriber
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Application number
JP6133456A
Other languages
English (en)
Inventor
Norimoto Miki
準基 三鬼
Kiyomi Kumosaki
清美 雲▲崎▼
Seiichi Yamano
誠一 山野
Takaichi Watanabe
隆市 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH088820A publication Critical patent/JPH088820A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冗長系を持たない加入者側伝送装置をも接続
可能とするとともに、通信の信頼性を向上させる。 【構成】 局側伝送装置10に設けられた送受信部1
1,12に接続された光ファイバ200,220と、加
入者側伝送装置30に設けられた送受信部31,32に
接続された光ファイバ201,202、加入者側伝送装
置40に設けられた送受信部203,204に接続され
た光ファイバ203,204とを、光カプラ22で接続
してなる。この構成によれば、冗長系を持たない加入者
側伝送装置をも接続可能とすることができるとともに、
各伝送系を各々独立して切り替え可能とすることができ
る。各伝送系の構成要素は極めて少なく、切り替えられ
た伝送系が故障している確率は極めて低い。したがっ
て、通信の信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1:n(nは自然数)
の多重通信を行うポイント・マルチポイント伝送方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、1台の局側伝送装置と、この
装置に対向するn台の加入者側伝送装置とを、分岐接続
された光ファイバを介して接続してなる通信システムを
用いて、1:nの多重通信を行うポイント・マルチポイ
ント伝送方式が知られている。
【0003】図6は、従来のポイント・マルチポイント
伝送方式を適用した通信システムの構成例を示す図であ
り、この図では、図面が繁雑化するのを避けるために、
局側伝送装置10に接続される加入者側伝送装置を2台
(加入者側伝送装置30,40)としている。もちろ
ん、加入者側伝送装置を2台以上設けてシステムを拡張
することは容易である。なお、この図に示す通信システ
ムは、伝送媒体として光ファイバを用い、光ファイバ上
の加入者側伝送装置への分岐点には、光カプラを設置す
るものである。
【0004】図6において、局側伝送装置10は、対向
する加入者側伝送装置30,40との間で送受信を行う
送受信部11,12と、送信および受信信号の切替スイ
ッチ13,14と、送受信部11,12および切替スイ
ッチ13,14を制御する制御部15とからなる。一
方、加入者側伝送装置30は、対向する局側伝送装置1
0との間で送受信を行う送受信部31,32と、送信お
よび受信信号の切替スイッチ33,34と、送受信部3
1,32および切替スイッチ33,34を制御する制御
部35とからなる。この構成は、他の加入者側伝送装置
40にも共通する。
【0005】また、局側伝送装置10の送受信部11
は、光ファイバ200,201,202および光カプラ
22からなる分岐光伝送路を介して、加入者側伝送装置
30の送受信部31と、加入者側伝送装置40の送受信
部41とに接続されている。一方、局側伝送装置10の
送受信部12は、光ファイバ210,211,212お
よび光カプラ23からなる分岐光伝送路を介して、加入
者側伝送装置30の送受信部32と、加入者側伝送装置
40の送受信部42とに接続されている。
【0006】この図に示すように、通常状態では、局側
伝送装置10の切替スイッチ13,14、加入者側伝送
装置30の切替スイッチ33,34、および、加入者側
伝送装置40の切替スイッチ43,44は、全て端子a
側に設定されている。したがって、通常状態において
は、局側伝送装置10の送受信部11と、この送受信部
11に対向する、加入者側伝送装置30の送受信部31
および加入者側伝送装置40の送受信部41との間で、
光ファイバ200,201,202および光カプラ22
からなる分岐光伝送路を介して通信が行われる。
【0007】この際、局側伝送装置10の送受信部1
1、加入者側伝送装置30の送受信部31、加入者側伝
送装置40の送受信部41、光ファイバ200,20
1,202、および光カプラ22のうち、いずれかが故
障した場合、局側伝送装置10の切替スイッチ13,1
4が、制御部15の制御により、端子b側に切り替えら
れる。これと同時に、制御部35の制御により、加入者
側伝送装置30の切替スイッチ33,34が、制御部4
5の制御により、加入者側伝送装置40の切替スイッチ
43,44が、全て端子b側に切り替えられる。
【0008】これにより、局側伝送装置10の送受信部
12と、この送受信部12に対向する、加入者側伝送装
置30の送受信部32および加入者側伝送装置40の送
受信部42との間で、光ファイバ210,211,21
2および光カプラ23からなる分岐光伝送路を介して通
信が行われる。
【0009】次に、図7,図8を参照し、上記通信シス
テムにより実現されるポイント・マルチポイント伝送方
式による多重通信の様子を説明する。図7,図8は、従
来のポイント・マルチポイント伝送方式を説明するため
の図であり、双方向多重および加入者多重方式として時
分割多重を用いた場合の送受信ダイヤグラムの一例を示
している。これらの図に示すように、送受信繰り返し周
期T毎に、所定の手順で信号が送受される。
【0010】なお、図7は、局側伝送装置10の切替ス
イッチ13,14、加入者側伝送装置30の切替スイッ
チ33,34、および、加入者側伝送装置40の切替ス
イッチ43,44が、全て端子a側に設定されている通
常状態における送受信ダイヤグラムを示しており、図8
は、上記各スイッチ13,14,33,34,43,4
4が、全て端子b側に設定されている非通常状態におけ
る送受信ダイヤグラムを示している。
【0011】まず、図7を参照して、通常状態における
ポイント・マルチポイント伝送方式について説明する。
図7の送信期間TS では、網側から送信される加入者側
伝送装置30,40への伝送信号D1,D2が、局側伝
送装置10の入力ポートS1に入力される。このポート
S1に入力された伝送信号D1,D2は、切替スイッチ
13を介して、送受信部11へ入力される。
【0012】送受信部11において、伝送信号D1,D
2は、光信号に変換され、入出力ポートC11から光フ
ァイバ200へ出力される。出力された伝送信号D1,
D2は、光カプラ22で分岐され、光ファイバ201,
202を介して、それぞれ加入者側伝送装置30の入出
力ポートC31、および加入者側伝送装置40の入出力
ポートC41へ入力される。
【0013】加入者側伝送装置30の送受信部31で
は、受信した伝送信号D1,D2が電気信号に変換さ
れ、この電気信号から、自装置宛の伝送信号D1が取り
出される。ここで取り出された伝送信号D1は、切替ス
イッチ34を介して、出力ポートR3へ出力される。同
様に、加入者側伝送装置40の送受信部41では、受信
した伝送信号D3,D4を光−電気変換して得られた電
気信号から、自装置宛の伝送信号D2が取り出され、こ
の伝送信号D2が、切替スイッチ44を介して、出力ポ
ートR4へ出力される。
【0014】これに続いて、受信期間TR では、加入者
側伝送装置30,40から局側伝送装置10へ、伝送信
号U1,U2が送信される。加入者側伝送装置30の入
力ポートS3には、加入者側から送信される伝送信号U
1が入力され、切替スイッチ33を介して送受信部31
へ入力される。送受信部31において、伝送信号U1は
光信号に変換され、入出力ポートC31から光ファイバ
201へ出力される。
【0015】同様に、加入者側伝送装置40の入力ポー
トS4には、加入者側から送信される伝送信号U2が入
力され、切替スイッチ43を介して送受信部41へ入力
される。送受信部41において、伝送信号U2は光信号
に変換され、入出力ポートC41から光ファイバ202
へ出力される。ただし、図7からも明らかなように、加
入者側伝送装置30,40から局側伝送装置10への伝
送信号U1,U2は、各々が重ならないよう、予め設定
された時間位置に送出される。
【0016】伝送信号U1,U2は、光カプラ22で合
成され、光ファイバ200を介して、局側伝送装置10
の入出力ポートC11へ入力される。局側伝送装置10
の送受信部11において、伝送信号U1,U2は、光信
号から電気信号に変換され、切替スイッチ14を介し
て、出力ポートR1へ出力される。なお、説明が繁雑化
するのを避けるために、図7において、送受信伝送信号
の同期をとる同期フレーム、加入者側伝送装置の送信信
号位置指定およびスイッチ切り替えのための制御チャネ
ル、および光ファイバにおける伝播遅延時間の図示を略
した。
【0017】次に、図8を参照して、非通常状態におけ
るポイント・マルチポイント伝送方式について説明す
る。この図に示す送受信ダイヤグラムは、局側伝送装置
10の送受信部11、加入者側伝送装置30の送受信部
31、加入者側伝送装置40の送受信部41、光ファイ
バ200,201,202、および光カプラ22のう
ち、いずれかが故障し、局側伝送装置10の切替スイッ
チ13,14、加入者側伝送装置30の切替スイッチ3
3,34、加入者側伝送装置40の切替スイッチ43,
44が全てb側に切り替えられている場合のものであ
る。
【0018】この場合、局側伝送装置10の送受信部1
2と、局側伝送装置10に対向する加入者側伝送装置3
0の送受信部32,加入者側伝送装置40の送受信部4
2との間で、光ファイバ210,211,212および
光カプラ23からなる光伝送路を介して、スイッチ切り
替え前と同様に通信が行われる。この間、局側伝送装置
10の送受信部11、加入者側伝送装置30の送受信部
31、加入者側伝送装置40の送受信部41、光ファイ
バ200,201,202、および光カプラ22のう
ち、故障箇所の修理を実施する。このように、従来のポ
イント・マルチポイント方式によれば、故障修理期間に
おいても、故障していない伝送系による通信が可能であ
るため、故障修理のための不稼働時間が短縮され、通信
の信頼性が向上する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のポイント・マルチポイント伝送方式は、局側伝送装置
10の送受信部11、加入者側伝送装置30の送受信部
31、加入者側伝送装置40の送受信部41、光ファイ
バ200,201,202、および光カプラ22からな
る伝送系と、局側伝送装置10の送受信部12、加入者
側伝送装置30の送受信部32、加入者側伝送装置40
の送受信部42、光ファイバ210,211,212、
および光カプラ23からなる伝送系とを、局側伝送装置
10の切替スイッチ13,14、加入者側伝送装置30
の切替スイッチ33,34、および加入者側伝送装置4
0の切替スイッチ43,44を用いて、一括切り替えす
る方式である。
【0020】一般に、ポイント・マルチポイント伝送方
式では、一つの伝送系を構成する要素数が比較的多いた
め、切り替え先の伝送系を構成する要素が全て正常であ
る確率は相対的に低くなる。特に、加入者側伝送装置が
多数である場合、一つの伝送系を構成する要素が多数と
なり、一方の伝送系に故障が発生したことにより、他方
の伝送系に一括して切り替えても、切り替え先の伝送系
においても故障が発生しているという状況の発生確率が
高くなる。
【0021】このような理由により、正常に通信してい
た回線が、切り替えによって故障になる危険性があると
いう問題があった。すなわち、従来のポイント・マルチ
ポイント伝送方式では、一つの局側伝送装置に多数の加
入者側伝送装置が接続された場合、十分な通信の信頼性
を確保することが困難になるという欠点があった。
【0022】ところで、運用上、必ずしも高い信頼性が
要求されない通信システムにおいて、冗長系(同一区間
を接続する複数の伝送系)を具備しない加入者側伝送装
置を、局側伝送装置に接続する状況が想定される。しか
しながら、このような場合においても、従来のポイント
・マルチポイント伝送システムでは、各加入者側伝送装
置30,40において、局側伝送装置10の送受信部1
1,12それぞれに対応した送受信部31,32,4
1,42を設ける必要があった。すなわち、冗長系を持
たない加入者側伝送装置をシステムに接続することがで
きないという欠点があり、高信頼性が要求されない通信
システムを構築する場合にも、構築コストを低減するこ
とができない。
【0023】本発明は、上述した事情に鑑みて為された
ものであり、冗長系を持たない加入者側伝送装置をも接
続可能とするとともに、通信の信頼性を向上させること
ができるポイント・マルチポイント伝送方式を提供する
ことを目的としている。
【0024】
【問題点を解決するための手段】請求項1に記載のポイ
ント・マルチポイント伝送方式は、光ファイバを介して
互いに対向する1個の局側伝送装置とn(nは自然数)
個の加入者側伝送装置との間で1:nの多重通信を行う
ポイント・マルチポイント伝送方式において、前記局側
伝送装置に、これに対向する前記n個の加入者側伝送装
置への伝送信号を送信し、かつ、前記n個の加入者側伝
送装置からの伝送信号を受信する第1の送受信部を少な
くとも一つ備えるとともに、前記第1の送受信部が複数
である場合に、いずれか一つの前記第1の送受信部を選
択して通信可能とする切替スイッチと、該切替スイッチ
の切り替え制御を行う制御部とを備え、前記加入者側伝
送装置の各々に、これに対向する前記局側伝送装置への
伝送信号を送信し、かつ、前記局側伝送装置からの伝送
信号を受信する第2の送受信部を少なくとも一つ備える
とともに、前記第2の送受信部が複数である場合に、い
ずれか一つの前記第2の送受信部を選択して通信可能と
する切替スイッチと、該切替スイッチの切り替え制御を
行う制御部とを備え、前記第1の送受信部および前記第
2の送受信部の各々に光ファイバの一端を接続するとと
もに、前記第1の送受信部に接続した光ファイバの他端
と前記第2の送受信部に接続した光ファイバの他端とを
1個の光カプラを介して接続することを特徴としてい
る。
【0025】請求項2に記載のポイント・マルチポイン
ト伝送方式は、請求項1に記載のポイント・マルチポイ
ント伝送方式において、前記局側伝送装置は前記第1の
送受信部を二つ備えるとともに、前記複数の加入者側伝
送装置は前記第2の送受信部部を二つ備えることを特徴
としている。
【0026】請求項3に記載のポイント・マルチポイン
ト伝送方式は、請求項1または2いずれかに記載のポイ
ント・マルチポイント伝送方式において、前記局側伝送
装置に備える前記切替制御部は、通信中の前記第1の送
受信部、あるいは該第1の送受信部と前記光カプラを接
続する光ファイバが故障した場合に、通信可能な他の前
記第1の送受信部へ切り替えるよう前記切替スイッチを
制御するとともに、前記加入者側伝送装置に備える切替
制御部は、通信中の前記第2の送受信部、あるいは該第
2の送受信部と前記光カプラとを接続する光ファイバの
いずれかが故障した場合に、通信可能な他の前記第2の
送受信部へ切り替えるよう前記切替スイッチを制御する
ことを特徴としている。
【0027】
【作用】上記方式によれば、局側伝送装置からn(nは
自然数)個の加入者側伝送装置への伝送信号は、第1の
送受信部、この送受信部に接続された光ファイバ、光カ
プラ、この光カプラに光ファイバを介して接続された第
2の送受信部という経路で伝送される。逆に、ある加入
者側伝送装置から局側伝送装置への伝送信号は、当該加
入者側伝送装置に備えられた第2の送受信部、この送受
信部に接続された光ファイバ、光カプラ、この光カプラ
に光ファイバを介して接続された第1の送受信部という
経路で伝送される。
【0028】局側伝送装置には、第1の送受信部が少な
くとも一つ設けられ、各第1の送受信部と光カプラとが
光ファイバで接続されている。また、各加入者側伝送装
置には、第2の送受信部が少なくとも一つ設けられ、各
第1の送受信部と光カプラとが光ファイバで接続されて
いる。このため、局側伝送装置と光カプラとを接続する
伝送系、およびn個の加入者側伝送装置と光カプラとを
接続する伝送系は、それぞれ、一つ以上存在する。
【0029】ある伝送装置において、上記伝送系が複数
存在して冗長系を構成している場合、当該伝送装置の送
受信部、あるいはその送受信部を光カプラへ接続する光
ファイバが故障しても、制御部に制御される切替スイッ
チにより送受信部、すなわち、伝送系が切り替えられる
と、切り替えられた伝送系を介して、通信が可能とな
る。この際、各伝送装置における冗長系は、自装置から
光カプラまでであるため、各々独立して切り替え可能で
あり、切り替えられる伝送系は、極めて少ない要素で構
成される。このため、切り替えられた伝送系が故障して
いる確率は極めて低く、高信頼性の通信が可能となる。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。図1は、本発明の一実施例によるポイ
ント・マルチポイント伝送方式の通信システムの概略構
成を示すブロック図であり、この図において、図6と共
通する部分には、同一の符号が付されている。
【0031】図1に示す通信システムが、図6に示すも
のと異なる点は、光カプラ23を除去し、伝送信号を分
岐・結合する光カプラ22に、光ファイバ200,22
0,201,202,203,204を接続した点であ
る。これにより、局側伝送装置10の送受信部(第1の
送受信部)11,12、局側伝送装置10に対向する加
入者側伝送装置30の送受信部(第2の送受信部)3
1,32、加入者側伝送装置40の送受信部(第2の送
受信部)41,42は、光ファイバ200,220,2
01,202,203,204,および光カプラ22か
らなる分岐光伝送路を介して、それぞれ接続される。
【0032】図1に示す通信システムが通常状態である
場合には、局側伝送装置10の切替スイッチ13,1
4、加入者側伝送装置30の切替スイッチ33,34、
および加入者側伝送装置40の切替スイッチ43,44
は、全て端子a側に設定されており、局側伝送装置10
の送受信部11と、加入者側伝送装置30の送受信部3
1,加入者側伝送装置40の送受信部41との間で、光
ファイバ200,201,203,光カプラ22からな
る分岐光伝送路を介して通信が行われることになる。
【0033】上記通常状態において、局側伝送装置10
の送受信部11、または光ファイバ200が故障した場
合、制御部15が、局側伝送装置10の切替スイッチ1
3,14を端子b側に切り替えるよう制御する。これに
より、局側伝送装置10の送受信部12と、加入者側伝
送装置30の送受信部31,加入者側伝送装置40の送
受信部41との間で、光ファイバ220,201,20
3、および光カプラ22からなる分岐光伝送路を介し
て、通信が行われることになる。
【0034】また、加入者側伝送装置30の送受信部3
1、あるいは光ファイバ201が故障した場合、制御部
35が、切替スイッチ33,34を端子b側に切り替え
るよう制御する。これにより、加入者側伝送装置30
と、局側伝送装置10との通信は、送受信部32および
光ファイバ202を介して行われることになる。一方、
加入者側伝送装置40の送受信部41、あるいは光ファ
イバ203が故障した場合、制御部45が、切替スイッ
チ43,44を端子b側に切り替えるよう制御する。こ
れにより、加入者側伝送装置40と、局側伝送装置10
との通信は、送受信部42および光ファイバ204を介
して行われることになる。
【0035】このように、図1の通信システムでは、送
受信部、あるいはその送受信部を接続する光ファイバが
故障した場合に、故障が発生した冗長系のみを、他の局
側および加入者側の冗長系とは独立に切り替える。ここ
で、冗長系を切り替えるというのは、その冗長系におい
て、現在使用中の伝送系を、他の伝送系に切り替えるこ
とをいう。
【0036】以下、冗長系の切り替え制御について説明
する。ここでは、まず、加入者側伝送装置30の送受信
部31または光ファイバ201が故障した場合の切り替
え制御について説明する。もちろん、故障発生前は、通
常状態であったものとする。加入者側伝送装置30の送
受信部31または光ファイバ201が故障した場合、局
側伝送装置10の送受信部11において、時分割多重さ
れた加入者側伝送装置30,40からの受信信号のう
ち、加入者側伝送装置30からの伝送信号が「断」ある
いは「符号誤り多発」の状態になる。これに対して、加
入者側伝送装置40からの伝送信号は、正常に受信され
続ける。
【0037】制御部15は、加入者側伝送装置40から
の伝送信号が正常に受信され続けている状態において、
加入者側伝送装置30からの伝送信号が「断」あるいは
「符号誤り多発」の状態であることを検出すると、加入
者側伝送装置30に対する切り替え信号を、加入者側伝
送装置30への下り伝送信号に多重化して送信する。こ
のとき切替スイッチ13,14の切り替えは行わない。
【0038】また、加入者側伝送装置30において、送
受信部31に受信される局側伝送装置10からの伝送信
号が「断」あるいは「符号誤り多発」の状態になり、そ
の後、局側伝送装置10からの切り替え信号が、送受信
部32により受信される。送受信部32は、送信系が動
作していない場合でも、受信系は常時動作しているた
め、局側伝送装置10からの切り替え信号を受信できる
のである。
【0039】制御部35は、送受信部31に受信される
局側伝送装置10からの伝送信号が「断」あるいは「符
号誤り多発」の状態になり、その後、送受信部32によ
り局側伝送装置10からの切り替え信号が受信された場
合には、切替スイッチ33,34を制御し、端子b側に
設定する。この結果、加入者側伝送装置30の送受信部
32は、光ファイバ202,光カプラ22および光ファ
イバ200からなる分岐光伝送路を介して、局側伝送装
置10の送受信部11と接続され、両者の間で通信が行
われる。
【0040】なお、上述した切り替え制御は、加入者側
伝送装置40においても同様であり、送受信部41ある
いは光ファイバ203が故障した場合、上述した場合と
同様な制御が行われ、送受信部42は、光ファイバ20
4,光カプラ22および光ファイバ200からなる分岐
光伝送路を介して、局側伝送装置10の送受信部11と
接続される。
【0041】一方、局側伝送装置10の送受信部11あ
るいは光ファイバ200が故障した場合、局側伝送装置
10の送受信部11において、時分割多重された受信信
号で表される加入者側伝送装置30,40両方からの伝
送信号が「断」あるいは「符号誤り多発」の状態とな
る。制御部15は、加入者側伝送装置30,40両方か
らの伝送信号が「断」あるいは「符号誤り多発」である
ことを検出すると、切替スイッチ13,14の切り替え
を行う。なお、この際、各加入者側伝送装置30,40
に対して、切り替え信号が送信されることはない。
【0042】また、加入者側伝送装置30において、局
側伝送装置10からの伝送信号が「断」あるいは「符号
誤り多発」の状態となる。この際、送受信部31,32
の両方において、当該伝送信号が「断」あるいは「符号
誤り多発」の状態となるが、局側伝送装置10からの切
り替え信号は受信されない。制御部35は、送受信部3
1,32の両方で伝送信号が「断」あるいは「符号誤り
多発」の状態であり、かつ、局側伝送装置10からの切
り替え信号が受信されない場合、切替スイッチ33,3
4を切り替えない。
【0043】この結果、局側伝送装置10における切り
替え制御の後、送受信部12,光ファイバ220,光カ
プラ22,光ファイバ201,および送受信部31から
なる伝送系で通信が行われる。もちろん、加入者側伝送
装置40においても、上述した加入者側伝送装置30と
同様な制御が行われ、送受信部12,光ファイバ22
0,光カプラ22,光ファイバ203,および送受信部
41からなる伝送系で通信が行われる。
【0044】次に、上述した通信システムにおける通信
の様子を、図2〜図5を参照して説明する。図2〜図5
は、それぞれ、図1に示す通信システムにおける送受信
ダイヤグラムの一例を示す図であり、これらの図に示す
送受信ダイヤグラムは、上記通信システムにおいて、双
方向多重および加入者多重方式として時分割多重を適用
した場合のものである。なお、図2に示す送受信ダイヤ
グラムは、局側伝送装置10の切替スイッチ13,1
4、加入者側伝送装置30の切替スイッチ33,34、
および加入者側伝送装置40の切替スイッチ43,44
が、全て端子a側に設定されている通常状態で得られた
ものである。
【0045】この図から明かなように、局側伝送装置1
0と、加入者側伝送装置30,40とは、送信期間TS
および受信期間TR からなる送受信繰り返し周期T毎に
信号を送受する。送信期間TS では、まず、網側から送
信される加入者側伝送装置30,40への伝送信号D
1,D2が、局側伝送装置10の入力ポートS1に入力
される。この伝送信号D1,D2は、切替スイッチ13
を介して、送受信部11へ入力される。
【0046】送受信部11において、伝送信号D1,D
2は、光信号に変換され、入出力ポートC11から光フ
ァイバ200へ出力される。この送信号D1,D2は、
光カプラ22で分岐され、光ファイバ201,202,
203,204を介して、加入者側伝送装置30の入出
力ポートC31,C32、および加入者側伝送装置40
の入出力ポートC41,C42へ入力される。
【0047】加入者側伝送装置30の送受信部31で
は、受信した伝送信号が電気信号に変換され、この電気
信号から自装置宛の伝送信号D1が取り出される。ここ
で取り出された伝送信号D1は、切替スイッチ34を介
して、出力ポートR3へ出力される。これと同様に、加
入者側伝送装置40の送受信部41では、自装置宛の伝
送信号D2が取り出され、この伝送信号D2が、切替ス
イッチ44を介して出力ポートR4へ出力される。
【0048】一方、上述した送信期間TS に後続する受
信期間TR では、加入者側伝送装置30,40から局側
伝送装置10へ、伝送信号U1,U2が送信される。具
体的には、まず、加入者側から送信される伝送信号U1
が、加入者側伝送装置30の入力ポートS3、および切
替スイッチ33を介して、送受信部31へ入力される。
【0049】送受信部31では、伝送信号U1が光信号
に変換され、入出力ポートC31から光ファイバ201
へ出力される。同様に、加入者側伝送装置40の送受信
部41から、入力ポートS4から入力される伝送信号U
2を変換して得られた光信号が、入出力ポートC31を
介して、光ファイバ203へ出力される。上記伝送信号
U1,U2に対応する各光信号は、光カプラ22で合成
される。
【0050】光カプラ22で合成された光信号は、光フ
ァイバ200,220を介して、局側伝送装置10の入
出力ポートC11,C12へ入力される。局側伝送装置
10の送受信部11において、入力された光信号が電気
信号に変換され、切替スイッチ14を介して出力ポート
R1へ出力される。こうして、出力ポートR1へ伝送信
号D1,D2が出力される。
【0051】次に、局側伝送装置10の送受信部11あ
るいは光ファイバ200が故障している場合の通信の様
子を、図3を参照して説明する。図3には、制御部15
が、局側伝送装置10の切替スイッチ13,14を、端
子b側に切り替えた場合に得られた送受信ダイヤグラム
が示されている。すなわち、この図に示す送受信ダイヤ
グラムは、局側伝送装置10の送受信部12と、加入者
側伝送装置30の送受信部31,加入者側伝送装置40
の送受信部41との間で、光ファイバ220を介して通
信が行われる場合のものである。
【0052】図3に示すダイヤグラムが、図2に示すも
のと異なる点は、局側伝送装置10において、入出力ポ
ートC11で入出力されていた伝送信号が、入出力ポー
トC12で入出力されるようになった点である。局側伝
送装置10の送受信部11あるいは光ファイバ200が
故障した場合、局側伝送装置10の制御部15は、切替
スイッチ13,送受信部11,および光ファイバ200
を含む伝送系を、切替スイッチ14,送受信部12,お
よび光ファイバ200を含む伝送系に切り替える。この
ために、各伝送信号が、入出力ポートC12を介して入
出力されるのである。
【0053】次に、加入者側伝送装置30の送受信部3
1あるいは光ファイバ201が故障している場合の通信
の様子を、図4を参照して説明する。図4には、制御部
15が、加入者側伝送装置40の切替スイッチ33,3
4を、端子b側に切り替えた場合に得られた送受信ダイ
ヤグラムが示されている。すなわち、この図に示す送受
信ダイヤグラムは、加入者側伝送装置30の送受信部3
2と、局側伝送装置10の送受信部11との間で、光フ
ァイバ202を介して通信が行われる場合のものであ
る。
【0054】図4に示すダイヤグラムが、図2に示すも
のと異なる点は、受信期間TR において、すなわち、加
入者側伝送装置30が局側伝送装置10へ伝送信号U1
を送出する場合、入出力ポートC31から出力されてい
た伝送信号U1が、入出力ポートC32で出力されるよ
うになった点である。加入者側伝送装置30の送受信部
31あるいは光ファイバ201が故障した場合、加入者
側伝送装置30の制御部35は、切替スイッチ33,送
受信部31,および光ファイバ201を含む伝送系を、
切替スイッチ34,送受信部32,および光ファイバ2
02を含む伝送系に切り替える。このために、伝送信号
U1が、入出力ポートC12を介して出力されるのであ
る。
【0055】次に、加入者側伝送装置40の送受信部4
1あるいは光ファイバ203が故障している場合の通信
の様子を、図5を参照して説明する。図5には、制御部
15が、加入者側伝送装置40の切替スイッチ43,4
4を、端子b側に切り替えた場合に得られた送受信ダイ
ヤグラムが示されている。すなわち、この図に示す送受
信ダイヤグラムは、加入者側伝送装置40の送受信部4
2と、局側伝送装置10の送受信部11との間で、光フ
ァイバ204を介して通信が行われる場合のものであ
る。
【0056】図5に示すダイヤグラムが、図2に示すも
のと異なる点は、受信期間TR において、すなわち、加
入者側伝送装置40が局側伝送装置10へ伝送信号U2
を送出する場合、入出力ポートC41から出力されてい
た伝送信号U1が、入出力ポートC42で出力されるよ
うになった点である。加入者側伝送装置40の送受信部
41あるいは光ファイバ203が故障した場合、加入者
側伝送装置40の制御部45は、切替スイッチ43,送
受信部41,および光ファイバ203を含む伝送系を、
切替スイッチ44,送受信部42,および光ファイバ2
04を含む伝送系に切り替える。このために、伝送信号
U1が、入出力ポートC42を介して出力されるのであ
る。
【0057】なお、図3〜図5に示す送受信ダイヤグラ
ムに表される各伝送信号の具体的な送受信過程は、前述
した場合と同様であるため、その説明を省略する。この
ように、局側伝送装置10の制御部15と、加入者側伝
送装置30,40の制御部35,45とにより、故障が
生じた冗長系が、各々独立して切り替えられる。
【0058】以上説明したように、上述した一実施例で
は、局側伝送装置10、加入者側伝送装置30、および
加入者側伝送装置40において、各々の送受信部とその
送受信部に接続する光ファイバ毎に冗長系を構成し、送
受信部あるいはその送受信部を接続する光ファイバが故
障した場合に、故障が発生した冗長系のみを、他の局側
あるいは加入者側伝送装置の冗長系とは独立に切り替え
るようにしている。このため、各冗長系において少なく
とも片方の伝送系が正常であれば、通信が正常に行われ
る。したがって、通信の信頼性を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0059】また、本実施例では、光カプラの数を一つ
とすることができるため、通信システムの構成を簡素と
することができる。なお、光カプラが一つであるため、
光カプラ故障時は通信システムが機能しなくなるが、光
カプラは受動素子であり故障率が極めて低いため、本発
明のように、通信システム全体の不稼働率を議論する場
合には問題とならない。
【0060】さらに、本実施例では、光カプラが一つで
あり、局側伝送装置10の送受信部11,12のいずれ
が動作しても、光カプラ22から加入者側伝送装置側の
光ファイバへ信号が分配されるため、冗長系を持たない
加入者側伝送装置も接続可能である。なお、加入者側伝
送装置の数は、上記実施例に制限されるものではない。
また、上記実施例では、コスト面、信頼性の面、および
切替系の構成し易さの面において、実際の通信システム
に適したバランスを提供するために、各伝送装置におい
て、送受信部を最大で二つずつ設けるようにしたが、こ
れに限らず、各伝送装置の冗長系を、2つ以上の伝送系
から構成してもよい。
【0061】さらに、局側伝送装置10が備える送受信
部の数と、各加入者側伝送装置が備える送受信部の数
を、要求される信頼度に応じて各々独立に設定してもよ
い。これにより、高い信頼性が要求される場合には、送
受信部の数を多くし、経済性が要求される場合には、送
受信部の数を少なくすることができる。また、故障時の
波及度を考慮して、複数加入者の通信信号が多重化され
ている局側伝送装置10の送受信部の数を、各加入者側
伝送装置の送受信部の数よりも多くすることにより、伝
送系全体の信頼度をバランス良く高めることもできる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
局側伝送装置には、第1の送受信部が少なくとも一つ設
けられ、各第1の送受信部と光カプラとが光ファイバで
接続されている。また、各加入者側伝送装置には、第2
の送受信部が少なくとも一つ設けられ、各第1の送受信
部と光カプラとが光ファイバで接続されている。このた
め、局側伝送装置と光カプラとを接続する伝送系、およ
びn個の加入者側伝送装置と光カプラとを接続する伝送
系は、それぞれ、一つ以上存在する。
【0063】ある伝送装置において、上記伝送系が複数
存在して冗長系を構成している場合、当該伝送装置の送
受信部、あるいはその送受信部を光カプラへ接続する光
ファイバが故障しても、制御部に制御される切替スイッ
チにより送受信部、すなわち、伝送系が切り替えられる
と、切り替えられた伝送系を介して、通信が可能とな
る。この際、各伝送装置における冗長系は、自装置から
光カプラまでであるため、各々独立して切り替え可能で
あり、切り替えられる伝送系は、極めて少ない要素で構
成されることになる。したがって、切り替えられた伝送
系が故障している確率は極めて低く、通信の信頼性を向
上させることができるという効果がある。もちろん、上
述したように、光カプラまでの伝送系が一つであること
も可能であるため、冗長系を持たない加入者側伝送装置
を用いて通信システムを構成することができるという効
果もある。
【0064】さらに、局側伝送装置が備える第1の送受
信部の数と、加入者側伝送装置が備える第2の送受信部
の数を、要求される信頼度に応じて各々独立に定めるこ
とができる。これにより、高い信頼性が要求される場合
には、送受信部の数を多くし、経済性が要求される場合
には、送受信部の数を少なくすることができる。また、
故障時の波及度を考慮して、複数加入者の通信信号が多
重化されている第1の送受信部の数を、個別加入者に対
応する各加入者側伝送装置における第2の送受信部の数
よりも多くすることにより、伝送系全体の信頼度をバラ
ンス良く高めることができる。さらに、請求項2に記載
のポイント・マルチポイント伝送方式では、送受信部を
二つずつ設けるようにしたことにより、コスト面、信頼
性の面、および切替系の構成し易さの面において、実際
の通信に適したバランスで通信システムを構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるポイント・マルチポイ
ント伝送方式を適用した通信システムの概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】同システムの送受信ダイヤグラムの一例を示す
図である。
【図3】同システムの送受信ダイヤグラムの一例を示す
図である。
【図4】同システムの送受信ダイヤグラムの一例を示す
図である。
【図5】同システムの送受信ダイヤグラムの一例を示す
図である。
【図6】従来のポイント・マルチポイント伝送方式を適
用した通信システムの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図7】同システムの送受信ダイヤグラムの一例を示す
図である。
【図8】同システムの送受信ダイヤグラムの一例を示す
図である。
【符号の説明】
10 局側伝送装置 200,201,202,203,204,210,2
11,212,220光ファイバ 22,23 光カプラ 30,40 加入者側伝送
装置 11,12 送受信部(第
1の送受信部) 31,32,41,42 送受信部(第
2の送受信部) 13,14,33,34,43,44 切替スイッチ 15,35,45 制御部 S1,S3,S4 入力ポート R1,R3,R4 出力ポート C11,C12,C31,C32,C41,C42
入出力ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/44 12/28 29/14 H04L 11/00 340 9466−5K 11/20 C 9371−5K 13/00 311 (72)発明者 渡辺 隆市 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを介して互いに対向する1個
    の局側伝送装置とn(nは自然数)個の加入者側伝送装
    置との間で1:nの多重通信を行うポイント・マルチポ
    イント伝送方式において、 前記局側伝送装置に、これに対向する前記n個の加入者
    側伝送装置への伝送信号を送信し、かつ、前記n個の加
    入者側伝送装置からの伝送信号を受信する第1の送受信
    部を少なくとも一つ備えるとともに、前記第1の送受信
    部が複数である場合に、いずれか一つの前記第1の送受
    信部を選択して通信可能とする切替スイッチと、該切替
    スイッチの切り替え制御を行う制御部とを備え、 前記加入者側伝送装置の各々に、これに対向する前記局
    側伝送装置への伝送信号を送信し、かつ、前記局側伝送
    装置からの伝送信号を受信する第2の送受信部を少なく
    とも一つ備えるとともに、前記第2の送受信部が複数で
    ある場合に、いずれか一つの前記第2の送受信部を選択
    して通信可能とする切替スイッチと、該切替スイッチの
    切り替え制御を行う制御部とを備え、 前記第1の送受信部および前記第2の送受信部の各々に
    光ファイバの一端を接続するとともに、前記第1の送受
    信部に接続した光ファイバの他端と前記第2の送受信部
    に接続した光ファイバの他端とを1個の光カプラを介し
    て接続することを特徴とするポイント・マルチポイント
    伝送方式。
  2. 【請求項2】 前記局側伝送装置は前記第1の送受信部
    を二つ備えるとともに、前記複数の加入者側伝送装置は
    前記第2の送受信部部を二つ備えることを特徴とする請
    求項1に記載のポイント・マルチポイント伝送方式。
  3. 【請求項3】 前記局側伝送装置に備える前記切替制御
    部は、通信中の前記第1の送受信部、あるいは該第1の
    送受信部と前記光カプラを接続する光ファイバが故障し
    た場合に、通信可能な他の前記第1の送受信部へ切り替
    えるよう前記切替スイッチを制御するとともに、 前記加入者側伝送装置に備える切替制御部は、通信中の
    前記第2の送受信部、あるいは該第2の送受信部と前記
    光カプラとを接続する光ファイバのいずれかが故障した
    場合に、通信可能な他の前記第2の送受信部へ切り替え
    るよう前記切替スイッチを制御することを特徴とする請
    求項1または2いずれかに記載のポイント・マルチポイ
    ント伝送方式。
JP6133456A 1993-09-22 1994-06-15 ポイント・マルチポイント伝送方式 Pending JPH088820A (ja)

Priority Applications (3)

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JP6133456A JPH088820A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 ポイント・マルチポイント伝送方式
US08/308,498 US5539564A (en) 1993-09-22 1994-09-21 Point-to-multipoint optical transmission system
EP94114946A EP0644704A3 (en) 1993-09-22 1994-09-22 Point-to-multipoint optical transmission system

Applications Claiming Priority (1)

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JP6133456A JPH088820A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 ポイント・マルチポイント伝送方式

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JPH088820A true JPH088820A (ja) 1996-01-12

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JP6133456A Pending JPH088820A (ja) 1993-09-22 1994-06-15 ポイント・マルチポイント伝送方式

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JP (1) JPH088820A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013118634A (ja) * 2011-11-30 2013-06-13 Optomedia Technology Inc 光ファイバー伝送切換え装置及びその制御方法
US8615169B2 (en) 2008-08-26 2013-12-24 Mitsubishi Electric Corporation PON system and redundancy method
US10205998B2 (en) 1999-09-29 2019-02-12 Opentv, Inc. Enhanced video programming system and method utilizing user-profile information

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