JP2001028627A - 回線交換機および端末装置 - Google Patents

回線交換機および端末装置

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JP2001028627A
JP2001028627A JP11200062A JP20006299A JP2001028627A JP 2001028627 A JP2001028627 A JP 2001028627A JP 11200062 A JP11200062 A JP 11200062A JP 20006299 A JP20006299 A JP 20006299A JP 2001028627 A JP2001028627 A JP 2001028627A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ISDN交換機で信号を加入者に折り返すループバ
ックテストを、加入者端末から起動可能とする。 【解決手段】データ端末4より、特殊番号を着番号とし
て指定した発呼要求をTA3に投入すると、TA3は指定さ
れた着番号を含めた呼設定をISDN交換機1に送信し、IS
DN交換機1との間にBチャネルの設定を受ける。一方、I
SDN交換機は、呼設定に着番号として特殊番号が含まれ
ている場合には、自身とTA3との間にBチャネルを設定
し、設定したBチャネルで受け取った信号を、そのま
ま、そのBチャネルに折り返して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線交換網におけ
る、交換機と加入者端末間で生じた障害箇所切り分けの
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、統合デジタル通信網(ISDN)
において加入者の端末装置が行う通信に障害が生じた場
合、そので原因となっていた障害箇所の切り分けは、い
ま、加入者の端末装置(TE2)が端末アダプタ(TA)を介
して網終端装置(NT1: DSU)に接続された形態を例にと
り説明すると、次のようなループバックテストによって
行われてきた。
【0003】すなわち、ISDN交換機は、DSUにISDN交換
機方向のループバック動作を実行させ、ISDN交換機がDS
Uに対して送信した信号が正常にISDN交換機に戻ってき
たかどうかにより、ISDN交換機とDSU間の正常性を確認
する。一方、加入者はTE2よりTAに、TE2方向のループ
バック動作を実行させ、TE2がTAに対して送信した信号
が正常にTE2に戻ってきたかどうかをTE2において検証
することにより、TE2とTA間の正常性を確認する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した2つのループ
バックテストにより、ISDN交換機とDSU間、TE2とTA間
の正常性が確認できた場合、障害箇所は2つのループバ
ックテストにおいて正常性が検証されていないTAとDSU
間にあると推定することができる。しかし、TAとDSU間
が正常であっても、他の原因により障害が生じる場合も
あるので、ISDN交換機とDSU間、TE2とTA間の正常性が
確認できたとしてもTAとDSU間に障害箇所があると特定
することはできない。
【0005】すなわち、前述した2つのループバックテ
ストでは、障害箇所が、TAとDSU間に存在するのかしな
いのかを特定することはできない。
【0006】そこで、本発明は、交換機と加入者端末の
間に障害箇所が存在する場合に、その障害箇所を、より
きめ細やかに特定可能とすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、たとえば、加入者回線を収容し、加入者回線
間を接続する交換機であって、前記交換機は、加入者回
線に接続された端末装置から予め定めた特定の信号を受
信したか否かを判定する手段と、前記特定の信号を受信
したと判定された場合に、前記加入者回線から受信した
信号を当該加入者回線に折り返し送信する手段とを有す
ることを特徴とする交換機を提供する。
【0008】このような交換機によれば、端末装置よ
り、交換機における端末方向へのループバック動作を起
動することができるため、端末装置側において、端末装
置と交換機間の正常性を検証することができる。したが
って、前記従来の技術に係るループバックテストなどと
組み合わせることにより、よりきめ細やかに障害箇所を
特定することができるようになる。
【0009】また、前記課題達成のために、本発明は、
たとえば、交換機に収容される加入者回線に接続した端
末装置であって、接続した加入者回線を介して前記交換
機から予め定めた特定の信号を受信したか否かを判定す
る手段と、前記特定の信号を受信したと判定された場合
に、接続した加入者回線から受信した信号を当該加入者
回線に折り返し送信する手段とを有することを特徴とす
る端末装置を提供する。
【0010】このような端末装置によれば、交換機よ
り、端末装置における交換機方向へのループバック動作
を起動することができるため、交換機側において、端末
装置と交換機間の正常性を検証することができる。した
がって、前記従来の技術に係るループバックテストなど
と組み合わせることにより、よりきめ細やかに障害箇所
を特定することができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0012】図1に、本実施形態に係る通信システムの
構成を示す。
【0013】図中、7はISDNであり、中継伝送路8によ
り相互接続されたISDN交換機1と、網終端装置(DSU)6
とを含んでいる。また、2a、2bはISDN7の加入者の所
有する加入者設備であり、各々、DSU6が提供するユー
ザ・網インタフェースに接続した端末アダプタ(TA)3
と、TA3に接続したアナログ端末5とデータ端末4を有
している。
【0014】次に、図2にTA3と、DSU6と、ISDN交換
機1の構成を示す。
【0015】図示するようにDSU6は、ユーザ・網イン
タフェース上のレイヤ1インタフェースとISDN交換機1
およびDSU6間のレイヤ1インタフェースとの間の変換
を行うレイヤ1変換部61と、DSU6全体の動作を制御
するDSU制御部62とを有する。また、レイヤ1変換部
61は、ループバックセレクタ622を有している。
【0016】また、ISDN交換機1は、中継伝送路8との
信号の送受を処理する中継インタフェース部12、加入
者インタフェース部13、加入者インタフェース部13
と他ISDN交換機1間のBチャネルの回線接続を行うデジ
タルスイッチ部11、回線試験制御部14、回線接続制
御部15を有している。また、回線試験制御部14は、
ループバックセレクタ141を有している。
【0017】加入者インタフェース部13は、DSU6を
介して中継されるユーザ・網インタフェース上のレイヤ
2、レイヤ3を終端し、ユーザ・網インタフェース上に
設定されたBチャネルとデジタルスイッチ部11を接続
する。回線接続制御部15は、加入者インタフェース部
14を介してレイヤ3の呼制御メッセージを加入者設備
と送受しながら、中継インタフェース部12を介して、
他ISDN交換機1の回線接続制御部15と回線設定のため
の情報を送受し、デジタルスイッチ部11におけるBチ
ャネル回線の接続を制御する。
【0018】また、図示するように、TA3は、アナログ
端末5またはデータ端末4と信号を送受する端末インタ
フェース部31、ユーザ・網インタフェース上のレイヤ
2、レイヤ3の制御の行うDチャネル制御部32、ユー
ザ・網インタフェース上のBチャネルの制御を行うBチャ
ネル制御部33、ユーザ・網インタフェース上のレイヤ
1の制御を行うレイヤ1制御部34、全体制御部35を
有している。また、レイヤ1制御部34は、ユーザ・網
インタフェース上に信号を送信するドライバ部342、
ユーザ・網インタフェースから信号を受信するレシーバ
部341、レイヤ1フレーム処理部344、TA3内部の
符号とユーザ・インタフェース上の符号形式であるAMI
符号との間の信号の変換を行う信号変換部345、ルー
プバックセレクタ343、ループバックセレクタ346
を有している。
【0019】Dチャネル制御部32は、端末インタフェ
ース部31から全体制御部35を介して送られる、アナ
ログ端末5またはデータ端末4からの発呼、着呼の要求
を受け、受けた要求に従ってISDN交換機1と、レイヤ
2、レイヤ3メッセージを交換し、ISDN交換機1との間
にBチャネル回線を確立したり、解放したりする呼制御
を行う。
【0020】以下、このような通信システムにおいて、
アナログ端末5またはデータ端末4の行う通信に障害が
生じた場合に行う障害切り分け動作について説明する。
【0021】本実施形態では、4つのループバックテス
トによって障害箇所の切り分けを行う。以下、各ループ
バックテストについて説明する。
【0022】まず、DSU1においてISDN交換機1方向に
信号をループバックする第1のループバックテストにつ
いて説明する。なお、このループバックテストは、先に
従来の技術の欄で述べたDSUにおけるループバックによ
るテストである。
【0023】このループバックテストは、以下の手順に
より行われる。
【0024】まず、ISDN交換機1の回線試験制御部14
は、まず、所定のループ起動制御信号を加入者インタフ
ェース部13を介して、DSU6に送信する。これを受け
たDSU6では、レイヤ1変換部61を介してDSU制御部6
2がループ起動制御信号を識別する。そして、DSU制御
部62は、レイヤ1変換部61のループバックセレクタ
611を制御し、ISDN交換機1から受け取った信号をそ
のまま、ISDN交換機1に折り返すよう制御し、これによ
り、図3に示すような信号のループバック経路を確立す
る。この後、ISDN交換機1の回線試験制御部14は、加
入者インタフェース部13を介して、DSU6に適当なテ
スト信号を送信し、DSU6から折り返されたテスト信号
を加入者インタフェース部13を介して受け取り検証す
ることにより、ISDN交換機1とDSU間の障害の有無を判
定する。
【0025】次に、TA3においてデータ端末4方向に信
号をループバックする第2のループバックテストについ
て説明する。なお、このループバックテストは、先に従
来の技術の欄で述べたTAにおけるループバックによるテ
ストである。
【0026】このループバックテストは、以下の手順に
より行われる。
【0027】まず、データ端末4より、TA3に信号の折
り返し命令を、たとえば、ATコマンドなどにより投入す
る。この折り返し命令は、端末インタフェース部31を
介して全体制御部35に送られ識別される。折り返し命
令を識別した全体制御部35は、レイヤ1制御部24の
ループパックセレクタ343を、信号変換部345から
受信した信号をそのまま信号変換部345に折り返すよ
う制御制御し、これにより、図4に示すような信号のル
ープバック経路を確立する。この後、データ端末4は、
TA3に適当なテスト信号を送信し、TA3から折り返され
たテスト信号を受け取り検証することにより、データ端
末4とTA3間の障害の有無を判定する。
【0028】さて、以上の2つのループバックテストに
よれば先に述べたように、ISDN交換機1とDSU6間、デ
ータ端末4とTA3間のテストを行うことができるが、DS
U6とTA3間のテストを行うことができないため、これ
ら2つのループバックテスト結果が正常であった場合に
は、障害箇所を特定することができない。たとえば、DS
U6とTA3間の線路やTA3のドライバ部341やレシー
バ部342に障害がある場合にも、これらの箇所の障害
のために通信に障害が生じているのかどうかを確定的に
特定することができない。
【0029】そこで、本実施形態では、以下の、さらな
る2つのループバックテストを実現することにより、こ
れらと上記2つの従来よりのループバックテストとの組
み合わせにより、DSU6とTA3間に障害箇所があるのか
どうかを検証可能とする。
【0030】では、まず、第3のループバックテストに
ついて説明する。
【0031】この第3のループバックテストでは、ISDN
交換機1において、データ端末4方向に信号をループバ
ックする。
【0032】このループバックテストは、以下の手順に
より行われる。
【0033】まず、ユーザはデータ端末4より、予め定
めておいた特殊番号を着番号として指定した発呼要求を
ATコマンドなどによりTA3に投入する。TA3において、
端末インタフェース部31を介して発呼要求を受け取っ
た全体制御部35は、発呼をDチャネル制御部32に要
求する。発呼の要求を受けたDチャネル制御部32は、
レイヤ1制御部34を介して、図5に示す呼制御シーケ
ンスを、ISDN交換機1との間で実行する。
【0034】すなわち、まず、指定された着番号を着番
号として含めた呼設定メッセージSETUPをISDN交換機1
に送り、これに対して、ISDN交換機1より呼設定受付メ
ッセージCALL PROCを受け、その後、呼出メッセージALE
RTを受けたなら、全体制御部35、端末インタフェース
部31を介してデータ端末4に呼出中を通知する。そし
て、ISDN交換機1より接続メッセージCONENTを受けたな
ら、全体制御部35、端末インタフェース部31を介し
てデータ端末4に接続を通知する共に、レイヤ1制御部
32に、ISDN交換機1との間のBチャネルとBチャネル制
御部33との間の、Bチャネルのデータの中継を開始さ
せ、Bチャネル制御部33に、このISDN交換機1との間
のBチャネルで送受するデータを、端末インタフェース
部31を介してデータ端末と送受させることにより、IS
DN交換機1との間にBチャネルを設定する。一方、接続
を通知されたデータ端末4は、設定されたBチャネルで
送受するデータをTA1との間で送受する。
【0035】一方、ISDN交換機1では、TA3から呼設定
メッセージSETUPを加入者インタフェース部13を介し
て受け取った、回線接続制御部15は、呼設定メッセー
ジSETUP中の着番号が前述した特殊番号である場合に
は、前述した通常の回線接続制御は行わず、呼設定受付
メッセージCALL PROC、呼出メッセージALERT、接続メッ
セージCONENTを加入者インタフェース部13を介してTA
3に送り、TA3との間にBチャネルを設定する。また、
回線試験制御部14のループバックセレクタ131を制
御し、加入者インタフェース部13を介して、設定した
Bチャネルを介してTA3から受信したデータを、そのま
ま加入者インタフェース部13を介して、設定したBチ
ャネルに送信させることにより、図6に示すような信号
のループバック経路を確立する。この後、データ端末4
は、ISDN交換機1に適当なテスト信号を設定されたBチ
ャネルのデータとして送信し、ISDN交換機1で折り返さ
れたテスト信号をBチャネルのデータとして受け取り検
証することにより、データ端末4とISDN交換機1間の障
害の有無を判定する。
【0036】なお、ループバックテストの終了は、デー
タ端末4からの切断要求により起動され、TA3とISDN交
換機の間で行われる、設定したBチャネルを用いる呼の
通常の切断シーケンスにより行う。
【0037】次に、第4のループバックテストについて
説明する。
【0038】この第4のループバックテストでは、TA3
において、ISDN交換機1方向に信号をループバックす
る。
【0039】このループバックテストは、以下の手順に
より行われる。
【0040】まず、回線試験制御部14は、加入者イン
タフェース部13を介して、TA3に予め定めた特殊番号
を着番号として含めた呼設定メッセージSETUPを送る。
そして、これに対して、加入者インタフェース部13を
介してTA3より呼設定受付メッセージCALL PROCを受
け、その後、呼出メッセージALERT、接続メッセージCON
ENTを受けたなら、加入者インタフェース部13とTA3
との間にBチャネルを設定する。
【0041】一方、TA3からでは、ISDN交換機1呼設定
メッセージSETUPをレイヤ1制御部34を介して受け取
ったDチャネル制御部32は、呼設定メッセージSETUP中
の着番号が前述した特殊番号である場合には、通常の呼
制御を行わず、これを全体制御部35に通知する。通知
を受けた全体制御部35は、Dチャネル制御部32、レ
イヤ1制御部34を介して呼設定受付メッセージCALL P
ROC、呼出メッセージALERT、接続メッセージCONENTをIS
DN交換機1に送り、ISDN交換機1との間にBチャネルを
設定する。また、レイヤ1制御部24のループバックセ
レクタ346を制御し、加入者インタフェース部13を
介して、設定したBチャネルを介してISDN交換機1から
受信したデータを、そのまま設定したBチャネルに送信
させることにより、図7に示すような信号のループバッ
ク経路を確立する。
【0042】この後、回線試験制御部14は、加入者イ
ンタフェース部13を介して適当なテスト信号を設定し
たBチャネルのデータとして送信し、TA3で折り返され
たテスト信号をBチャネルのデータとして受け取り検証
することにより、TA3とISDN交換機1間の障害の有無を
判定する。
【0043】なお、ループバックテストの終了は、ISDN
交換機1からの切断要求により起動され、TA3とISDN交
換機の間で行われる、設定したBチャネルを用いる呼の
通常の切断シーケンスにより行う。
【0044】以上のように、本実施形態によれば、ISDN
交換機とDSU間、TAとデータ端末間のループバックテス
トによる正常性の検証に加えて、ISDN交換機とデータ端
末間、ISDN交換機とTA間のループバックテストによる正
常性の検証も行うことができる。したがって、ISDN交換
機とDSU間、TAとデータ端末間で正常性が確認された場
合に、ISDN交換機とデータ端末間、もしくは、ISDN交換
機とTA間で正常性が確認できなかった場合には、DSUとT
A間に障害箇所があると特定することができる。
【0045】また、本実施形態によれば、第3のループ
バックテストもしくは第2、第3のループバックテスト
を加入者側から実施させることができるので、これによ
り、加入者側設備のみならずISDNの一部を含む範囲にお
いて、障害箇所を加入者側のみである程度特定できるよ
うになる。また、逆に、第4のループバックテストもし
くは第1、第4のループバックテストをISDN交換機側か
ら実施させることができるので、これにより、ISDN内の
みなかず加入者側設備の一部を含む範囲において、障害
箇所をISDN交換機側のみで、ある程度特定できるように
なる。
【0046】また、ISDN交換機とデータ端末間のループ
バックテストは、着呼先を特殊番号とした通常の発呼に
より起動することができるので、データ端末より容易に
ループバックテストを行うことができるようになる。IS
DN交換機とTA間のループバックテストも同様である。
【0047】なお、以上の実施形態におけるISDN交換機
内、DSU内、TA内のループバックセレクタの位置、すな
わち、各装置内における折り返し箇所は、一例を示した
ものであり、その位置は任意でよい。また、アナログ端
末とデータ端末のうち、データ端末をループバックテス
トに用いる場合を例にとり説明したが、これはアナログ
端末をループバックテストに用いるように修正してもよ
い。
【0048】また、以上の実施形態では、加入者側設備
におけるループバックをTAで行う場合を例にとり説明し
たが、加入者側設備がTAを用いず端末装置(TE1)を直
接DSUに接続するような形態の者である場合には、加入
者側設備におけるループバックをTAで行ったのと同様
に、端末装置(TE1)で行うようにしてもよい。
【0049】また、以上の実施形態では、第3、第4の
ループバックテストの起動を着番号を特殊番号とした呼
設定メッセージにより行ったが、これは、たとえば、発
番号など、呼設定メッセージ中の他の情報要素を特殊番
号とすることにより行うように修正してもよい。また、
呼設定メッセージに代えて、他のメッセージを使用する
ようにしてもよい。
【0050】また、以上ではISDNへの適用を例にとり本
実施形態に係る通信システムを説明したが、たとえば、
ISDN交換機とデータ端末間のループバックテストは、他
の回線公衆網にも同様に適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、交換機
と加入者端末の間に障害箇所が存在する場合に、その障
害箇所を、よりきめ細やかに特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る通信システムの構成を
示したブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るISDN交換機、網終端装
置、端末アダプタの構成を示した図である。
【図3】本発明の実施形態に係る第1のループバックテ
ストにおける信号経路を示した図である。
【図4】本発明の実施形態に係る第2のループバックテ
ストにおける信号経路を示した図である。
【図5】本発明の実施形態に係る第3のループバックテ
スト開始時における通信シーケンスを示した図である。
【図6】本発明の実施形態に係る第3のループバックテ
ストにおける信号経路を示した図である。
【図7】本発明の実施形態に係る第4のループバックテ
ストにおける信号経路を示した図である。
【符号の説明】
1 ISDN交換機、2a、2b 加入者設備、3 端末アダ
プタ(TA)、4 データ端末、5 アナログ端末、6
網終端装置(DSU)、7 ISDN、11 デジタルスイッチ
部、12 中継インタフェース部、13 加入者インタ
フェース部、14回線試験制御部、15 回線接続制御
部、31 端末インタフェース部、32Dチャネル制御
部、33 Bチャネル制御部、34 レイヤ1制御部、
35 全体制御部、61 レイヤ1変換部、62 DSU
制御部、141 ループバックセレクタ、342 ドラ
イバ部、341 レシーバ部、343 ループバックセ
レクタ、344 レイヤ1フレーム処理部、345 信
号変換部、346 ループバックセレクタ、611 ル
ープバックセレクタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加入者回線を収容し、加入者回線間を接続
    する交換機であって、 前記交換機は、加入者回線に接続された端末装置から予
    め定めた特定の信号を受信したか否かを判定する手段
    と、 前記特定の信号を受信したと判定された場合に、前記加
    入者回線から受信した信号を当該加入者回線に折り返し
    送信する手段とを有することを特徴とする交換機。
  2. 【請求項2】回線番号が付与された加入者回線を収容
    し、収容した加入者回線に接続された端末装置からの発
    呼に伴い指定された着番号を回線番号として有する他の
    加入者回線に、前記収容した加入者回線を接続する交換
    機であって、 加入者回線に接続された端末装置からの発呼に伴い指定
    された着番号が、予め定めた特定の番号であるか否かを
    判定する手段と、 加入者回線に接続された端末装置からの発呼に伴い指定
    された着番号が、前記特定の番号であると判定された場
    合に、前記加入者回線から信号を受信し、受信した信号
    を当該加入者回線に折り返し送信する手段とを有するこ
    とを特徴とする交換機。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の交換機であって、 前記加入者回線はISDN回線であり、前記回線交換機はIS
    DN交換機であることを特徴とする交換機。
  4. 【請求項4】交換機に収容される加入者回線に接続した
    端末装置であって、 接続した加入者回線を介して前記交換機から予め定めた
    特定の信号を受信したか否かを判定する手段と、 前記特定の信号を受信したと判定された場合に、接続し
    た加入者回線から受信した信号を当該加入者回線に折り
    返し送信する手段とを有することを特徴とする端末装
    置。
  5. 【請求項5】交換機に収容される加入者回線に接続した
    端末装置であって、 接続した加入者回線への着呼時に、着呼に伴い指定され
    た着番号が、予め定めた特定の番号であるか否かを判定
    する手段と、 着呼に伴い指定された着番号が前記特定の番号であると
    判定された場合に、接続した加入者回線から信号を受信
    し、受信した信号を当該加入者回線に折り返し送信する
    手段とを有することを特徴とする端末装置。
  6. 【請求項6】請求項1または2記載の端末装置であっ
    て、 前記加入者回線はISDN回線であり、当該端末装置は、IS
    DN非対応装置をISDN回線に収容するための装置であるこ
    とを特徴とする端末装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011142541A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Nec Engineering Ltd インバンドループバック機能を有するネットワーク装置
JP2016134709A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 三菱電機株式会社 子局装置、通信システム、及び故障特定方法
JP2017175279A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 Necプラットフォームズ株式会社 障害診断装置、障害診断システムおよび障害診断方法

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