JP2001309035A - 加入者発着信試験方法および装置 - Google Patents

加入者発着信試験方法および装置

Info

Publication number
JP2001309035A
JP2001309035A JP2000127411A JP2000127411A JP2001309035A JP 2001309035 A JP2001309035 A JP 2001309035A JP 2000127411 A JP2000127411 A JP 2000127411A JP 2000127411 A JP2000127411 A JP 2000127411A JP 2001309035 A JP2001309035 A JP 2001309035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subscriber
test
circuit
line
call
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000127411A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Harasaki
和彦 原崎
Takashi Kakiwaki
隆 垣脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp, NEC Communication Systems Ltd filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000127411A priority Critical patent/JP2001309035A/ja
Publication of JP2001309035A publication Critical patent/JP2001309035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局と遠隔局加入者装置が、V5.2通信回
線を利用して局間接続されている場合、親局と遠隔局加
入者装置間が共通の試験用インタフェースを持たなくて
もよい加入者発着信試験方法および装置を提供する。 【解決手段】 親局間2Mデジタル回線で接続されてい
るCEPT規定のV5.2通信回線を中継線として、親
局12と遠隔局加入者収容装置13とが接続されるネッ
トワークにおける加入者発着信試験方法であって、V
5.2の発着信手順により、発信側の擬似加入者から着
信側の加入者の電話番号に発信し、通話用の音声チャネ
ルを使って2Mデジタル回線を介しての試験用通信を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、加入者発着信試
験方法および装置に関し、特に、ヨーロッパ郵便電気通
信主管庁会議(european conferenc
e on posts and telecommun
ications administration:C
EPT)内のヨーロッパ電気通信標準協会(europ
ean telecommunication sta
ndards institute:ETSI)で規定
されているV5.2通信回線により接続された親局と遠
隔局加入者装置間の、加入者発着信試験方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加入者インタフェース装置に複数
収容されている加入者回線の各々を選択的に試験するに
際し、加入者インタフェース装置内に予め設けられてい
る予備加入者回路を試験用加入者回路として使用しつ
つ、試験対象としての加入者回線に対し各種試験が加入
者回線試験装置で行われるようにした加入者回線試験方
法が知られている(特開平8−46688号公報参
照)。
【0003】この加入者回線試験方法により、加入者回
線試験装置内に試験用加入者回路を設けることなく、加
入者回線の各々に対し選択的に試験を行うことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加入者回線試験方法を、親局と遠隔局加入者装置間がV
5.2通信回線を使用して接続されている場合に、製造
会社の異なる親局と遠隔局加入者装置に対し適用しよう
とすると、特に、親局側にも専用の試験用インタフェー
スが必要とされるため、親局側で接続される遠隔局加入
者装置の多種多様化による対応に、支障を来たしてしま
う。
【0005】また、加入者発着信試験のための試験用イ
ンタフェースを備えた親局は存在せず、親局間2Mデジ
タル回線を介しての試験ができなかったため、加入者に
対するサービスの提供が不充分であった。
【0006】また、親局と遠隔局加入者装置が、V5.
2通信回線を利用して局間接続されている場合、親局に
対してV5.2の規定に沿ったものであればどんな遠隔
局加入者装置でも接続されるという点から、固有の試験
装置を親局に持っても、遠隔局加入者装置側はそれに対
応した装置でなければ試験できなかった。
【0007】そのため、親局側には、遠隔局加入者装置
に対して固有の試験インタフェースを持っていたとして
も、試験できない装置があることが想定される。これ
は、V5.2通信回線の普及が初期段階であることから
生じる、試験用インタフェース仕様の種類の多様性によ
っても影響を受ける可能性がある。
【0008】この発明の目的は、親局と遠隔局加入者装
置が、V5.2通信回線を利用して局間接続されている
場合、親局と遠隔局加入者装置間が共通の試験用インタ
フェースを持たなくてもよい加入者発着信試験方法およ
び装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る加入者発着信試験方法は、親局間2
Mデジタル回線で接続されているCEPT規定のV5.
2通信回線を中継線として、親局と遠隔局加入者収容装
置とが接続されるネットワークにおける加入者発着信試
験方法であって、V5.2の発着信手順により、発信側
の擬似加入者から着信側の加入者の電話番号に発信し、
通話用の音声チャネルを使って2Mデジタル回線を介し
ての試験用通信を行うことを特徴している。
【0010】上記構成を有することにより、親局間2M
デジタル回線で接続されているCEPT規定のV5.2
通信回線を中継線として、親局と遠隔局加入者収容装置
とが接続されるネットワークにあって、V5.2の発着
信手順により、発信側の擬似加入者から着信側の加入者
の電話番号に発信し、通話用の音声チャネルを使って2
Mデジタル回線を介しての試験用通信を行い、加入者発
着信試験を行う。これにより、親局と遠隔局加入者装置
が、V5.2通信回線を利用して局間接続されている場
合、親局と遠隔局加入者装置間が共通の試験用インタフ
ェースを持たなくてもよい。
【0011】また、この発明に係る加入者発着信試験装
置により、上記加入者発着信試験方法を実現することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0013】図1は、この発明の一実施の形態に係るア
ナログ加入者発着信試験システムの構成を示すブロック
図である。図1に示すように、加入者発着信試験システ
ム10は、CEPT規定のV5.2通信回線を中継線と
して接続された、遠隔局加入者装置11と親局12を有
しており、V5アクセスネットワークにおける加入者発
着信試験を行うことができる。
【0014】遠隔局加入者装置11は、複数の加入者収
容装置13(13a,13bの2個のみ図示)と、この
加入者収容装置13に、遠隔局内2Mデジタル回線14
(14a,14bの2本のみ図示)を介して接続された
回線終端装置15とを有している。
【0015】遠隔局加入者装置11には、加入者回線1
6(16a,16bの2本のみ図示)を介し、複数の加
入者17(17a,17bの2者のみ図示)が接続され
ているものとする。親局12は、遠隔局加入者装置11
に、親局間2Mデジタル回線18を介して接続されてい
る。
【0016】回線終端装置15は、タイムスイッチ1
9、回線終端制御装置20、試験制御端末21、トーン
送信機22、及びトーン受信機23を有し、親局間2M
デジタル回線18により親局12と、遠隔局内2Mデジ
タル回線14により加入者収容装置13と、それぞれ接
続される。トーン送信機22及びトーン受信機23は、
通信回線の導通試験を行なうためのものである。
【0017】図2は、図1の加入者収容装置の構成を示
すブロック図である。図2に示すように、各加入者収容
装置13は、加入者収容制御回路24、複数の加入者1
7に対応して設けられた、複数のテストリンク切換スイ
ッチ25、複数の加入者収容回路26、及び複数の疑似
加入者回路27を有している。
【0018】即ち、加入者収容装置13aの加入者収容
制御回路24aは、遠隔局内2Mデジタル回線14aを
介してタイムスイッチ19に接続される(図1参照)と
共に、加入者収容回路26a1,…,26an及び擬似
加入者回路27a1,…,27anに接続される。テス
トリンク切換スイッチ25a1,…,25anは、加入
者収容回路26a1,…,26anからのリンクを、加
入者17a1,…,17an或いは擬似加入者回路27
a1,…,27anに切り換え可能に接続される。
【0019】同様に、加入者収容装置13bの加入者収
容制御回路24bは、遠隔局内2Mデジタル回線14b
を介してタイムスイッチ19に接続される(図1参照)
と共に、加入者収容回路26b1,…,26bn及び擬
似加入者回路27b1,…,27bnに接続される。テ
ストリンク切換スイッチ25b1,…,25bnは、加
入者収容回路26b1,…,26bnからのリンクを、
加入者17b1,…,17bn或いは擬似加入者回路2
7b1,…,27bnに切り換え可能に接続される。
【0020】図3は、図2の加入者収容制御回路の構成
を示すブロック図である。ここでは、一例として、加入
者収容制御回路24aについて説明する。図3に示すよ
うに、加入者収容制御回路24aは、加入者収容スイッ
チ28、複数の加入者17に対応して設けられた、複数
のプロトコル識別回路29、複数のV5プロトコル制御
部30、及び複数の試験制御プロトコル制御部31を有
する。
【0021】加入者収容スイッチ28は、遠隔局内2M
デジタル回線14aを介してタイムスイッチ19に接続
され(図1参照)、タイムスイッチ19からのV5プロ
トコル及び試験制御プロトコル信号内のLayer 3
addressを識別し、加入者毎に割り当てられそ
れぞれ該当するプロトコル識別回路29a1,…,29
anの選択と送信、及び応答信号のタイムスイッチ19
への送信を行なう。
【0022】プロトコル識別回路29a1,…,29a
nでは、受信した信号がV5プロトコルであれば、V5
プロトコル制御部30a1,…,30anへの送信、及
び応答信号の加入者収容スイッチ28への送信を行な
い、受信した信号が試験制御プロトコルであれば、試験
制御プロトコル制御部31a1,…,31anへの送
信、及び応答信号の加入者収容スイッチ28への送信を
行なう。
【0023】V5プロトコル制御部30a1,…,30
anは、加入者収容回路26a1,…,26anに接続
し、V5プロトコルによる加入者17a1,…,17a
nへの制御を行ない、試験制御プロトコル制御部31a
1,…,31anは、擬似加入者回路27a1,…,2
7anに接続し、加入者発着信試験での擬似加入者回路
27a1,…,27anの制御を行なう。
【0024】図4は、図2の擬似加入者回路の構成を示
すブロック図である。ここでは、一例として、擬似加入
者回路27aについて説明する。図4に示すように、擬
似加入者回路27aは、オンフック(On−hook)
・オフフック(Off−hook)回路32、ダイヤル
発信回路33、テストリンク制御回路34、ダイヤルト
ーン検出回路35、リングバックトーン検出回路36、
及びリンガー検出回路37を有する。
【0025】この擬似加入者回路27aは、加入者収容
制御回路24aから試験制御プロトコルを受信した際の
オンフック要求・オフフック要求による制御、及びオフ
フック時のローカルループ(Local Loop)
を、オンフック・オフフック回路32により行ない、テ
ストリンク切換スイッチ25aを介して加入者収容回路
26aと接続する。また、ダイヤル要求を受信すると、
ダイヤル発信回路33により着信側加入者の電話番号へ
の発信を行ない、テストリンク設定要求及びテストリン
ク解除要求を受信すると、テストリンク制御回路34に
よりテストリンク切換スイッチ25aの切換制御を行な
う。
【0026】オンフック・オフフック回路32がオフフ
ック状態のとき、ダイヤルトーン検出回路35では、ダ
イヤルトーン検出時にダイヤルトーン検出を、リングバ
ックトーン検出回路36では、リングバックトーン検出
時にリングバックトーン検出を、加入者収容制御回路2
4aに対しそれぞれ通知する。また、オンフック・オフ
フック回路32がオンフック状態のとき、リンガー検出
回路37では、リンガー検出時にリンガー検出を、加入
者収容制御回路24aに対し通知する。
【0027】次に、上述したアナログ加入者発着信試験
システム10による遠隔局加入者装置の加入者発着信試
験動作を説明する。
【0028】図5〜図8は、図1のアナログ加入者発着
信試験システムによる加入者発着信試験の動作を示すシ
ーケンス図(その1〜4)である。図中、擬似加入者回
路(a)、加入者収容回路(a)、加入者収容制御回路
(a)は、発信側の加入者収容装置内の回路であり、擬
似加入者回路(b)、加入者収容回路(b)、加入者収
容制御回路(b)は、着信側の加入者収容装置内の回路
である。また、タイムスイッチ、トーン送信機、トーン
受信機、回線終端制御装置、及び試験制御端末は、回線
終端装置に収容されている。以上の装置に親局を加えた
システムのシーケンス制御により、加入者発着信試験が
可能となる。
【0029】加入者発着信試験を行うための各加入者1
7a,17bは、それぞれ各加入者収容装置13a,1
3bに接続する。各加入者収容装置13a,13bは、
同一の回線終端装置15に接続され、回線終端装置15
と各加入者収容装置13a,13bは、それぞれV5.
2規定による遠隔局内2Mデジタル回線14a,14b
を介して接続されている(図1参照)。
【0030】図5〜図8に示すように、試験制御端末2
1は、試験開始コマンドを回線終端制御装置20に送信
し、回線終端制御装置20は、試験制御プロトコル[テ
ストリンク設定]を、タイムスイッチ19を介して、発
信側の加入者収容装置13a及び着信側の加入者収容装
置13b内の加入者収容回路26a,26bに送る。
【0031】加入者収容回路26aは擬似加入者回路2
7aに、加入者収容回路26bは擬似加入者回路27b
に、それぞれテストリンク設定を行い、擬似加入者回路
27aはテストリンク切換スイッチ25aを、擬似加入
者回路27bはテストリンク切換スイッチ25bを、そ
れぞれテストリンク設定にする。
【0032】これにより、加入者収容回路26aは、テ
ストリンク切換スイッチ25aを介して擬似加入者回路
27aに、加入者収容回路26bは、テストリンク切換
スイッチ25bを介して擬似加入者回路27bに、それ
ぞれ接続された状態となり、各加入者収容制御回路24
a,24bは、試験制御プロトコル[テストリンク設定
応答]を回線終端制御装置20に送る。
【0033】回線終端制御装置20は、発信側の加入者
収容制御回路24aと着信側の加入者収容制御回路24
bから、試験制御プロトコル[テストリンク設定応答]
を受信したことを確認し、試験制御プロトコル[発信要
求]を、発信側の加入者収容制御回路24aに送信す
る。
【0034】これにより、擬似加入者回路27aは、オ
ンフック・オフフック回路32にオフフック要求を行な
い、加入者収容回路26aは、加入者収容制御回路24
aに発信要求を行ない、加入者収容制御回路24aは、
タイムスイッチ19を介し、V5.2のPSTN(pu
blic switched telephonene
twork)及びBCC(block check c
haracter)プロトコルのアナログ発信手順によ
り、親局12との間で通話路を接続する。
【0035】発信側の擬似加入者回路27a内のダイヤ
ルトーン検出回路35が、ダイヤルトーンを検出する
と、加入者収容制御回路24aでは試験制御プロトコル
[ダイヤルトーン検出]を回線終端制御回路32に送信
し、回線終端制御装置20は、試験制御プロトコル[ダ
イヤル要求]に着信側の加入者17bの電話番号を付与
し、発信側の加入者収容制御回路24aに送信する。
【0036】これにより、擬似加入者回路27a内のダ
イヤル発信回路33から、ダイヤルパルスによるダイヤ
ル発信を行なうことにより、加入者収容制御回路24a
では、親局12から、V5.2PSTNプロトコルのダ
イヤル発信手順により着信側の加入者17bに発信させ
る。
【0037】着信側の加入者収容制御回路24bでは、
V5.2PSTN及びBCCプロトコルのアナログ着信
手順による着信で、加入者収容回路26bからリンガー
トーンを送出することにより、擬似加入者回路27b内
のリンガー検出回路37においてリンガーを検出し、加
入者収容制御回路24bから、試験制御プロトコル[リ
ンガー検出]を回線終端制御装置20に送信する。
【0038】これにより、回線終端制御装置20は、試
験制御プロトコル[着信応答要求]を着信側の加入者収
容制御回路24bに送信し、擬似加入者回路27ba内
のオンフック・オフフック回路32に、オフフック要求
を行ない、加入者収容制御回路24bから、回線終端制
御装置20に試験制御プロトコル[着信応答通知]の送
信を行ない、発信側の擬似加入者回路27aと着信側の
擬似加入者回路27baの間で、V5.2BCCによる
通話路が接続される。
【0039】回線終端制御装置20は、タイムスイッチ
19に対し、試験制御プロトコル[トーン送信機パス設
定]により、遠隔局内2Mデジタル回線14aの発信側
の加入者収容装置13aへの送信パスを、トーン送信機
22にパス接続する。同じく、試験制御プロトコル[ト
ーン受信機パス設定]により、遠隔局内2Mデジタル回
線14bの着信側の加入者収容装置13bからの受信パ
スを、トーン受信機23にパス接続する。
【0040】これらのパス接続により、トーン送信機2
2からの試験トーンが、タイムスイッチ19を経て発信
側の擬似加入者回路27aで折り返され、再びタイムス
イッチ19を経て親局12を経由し、更に、タイムスイ
ッチ19を経て着信側の擬似加入者回路27bで折り返
され、再びタイムスイッチ19を経てトーン受信機23
で試験トーンを検出する。これにより、試験制御プロト
コル[トーン受信確認通知]を、タイムスイッチ19を
介して回線終端制御装置20に送信し、導通結果を通知
する。
【0041】回線終端制御装置20は、試験制御プロト
コル[切断要求]を発信側の加入者収容制御回路24a
と着信側の加入者収容制御回路24bに送信し、擬似加
入者回路27a,27b内のオンフック・オフフック回
路32に、オンフック要求を行なう。これにより、加入
者収容制御回路24a,24bは、V5.2PSTN及
びBCCプロトコルのアナログ切断手順によって切断を
行なう。
【0042】回線終端制御装置20は、試験制御プロト
コル[テストリンク解除]を発信側の加入者収容回路2
4a及び着信側の加入者収容回路24bに送信し、擬似
加入者回路27a,27b内のテストリンク制御回路3
4に、テストリンク解除要求を行なう。これにより、テ
ストリンク切換スイッチ25aを加入者回線16a側
に、テストリンク切換スイッチ25bを加入者回線16
b側にそれぞれ設定し、テストリンク解除状態にする。
【0043】回線終端制御装置20は、加入者収容制御
回路24a,24bからの試験制御プロトコル[テスト
リンク解除応答]を受信することにより、試験制御端末
21に対し試験結果通知を行なう。
【0044】従って、親局間2Mデジタル回線18によ
り親局12に接続された遠隔局加入者装置11を介し
て、加入者17aの加入者収容装置13aと加入者17
bの加入者収容装置13bの間での、加入者発着信試験
を行うことができる。
【0045】図9は、この発明に係る加入者発着信試験
における試験制御プロトコルのデータ構造を示す説明図
である。
【0046】図9に示すように、試験制御プロトコル3
8は、試験制御プロトコル識別子(Protocol
discriminator)によりV5プロトコルで
あると識別し、レイヤ3アドレス(Layer 3 a
ddress)により試験対象加入者を識別する。
【0047】また、試験制御メッセージタイプ(Mes
sage type)により、試験制御メッセージの送
信元・送信先及びメッセージの種類の識別が行なわれ、
試験制御メッセージタイプが[ダイヤル要求]の場合に
限り、電話番号設定エリア(Other inform
ation element)が有効となり、着信側加
入者の電話番号が設定される。
【0048】試験制御メッセージタイプは、以下に示す
ようなものがある。(a)回線終端制御装置→加入者収
容制御回路の場合、例えば、テストリンク設定要求、発
信要求、ダイヤル要求、着信応答要求、切断要求、テス
トリンク解除要求等であり、(b)加入者収容制御回路
→回線終端制御装置の場合、例えば、テストリンク設定
応答、ダイヤルトーン検出、リンガー検出、リングバッ
クトーン検出、着信応答通知、テストリンク解除応答等
であり、(c)回線終端制御装置→タイムスイッチの場
合、例えば、トーン送信機パス設定、トーン受信機パス
設定、トーン送信機パス解除、トーン受信機パス解除等
であり、(d)トーン受信機→回線終端制御装置の場
合、例えば、トーン受信確認通知等である。
【0049】以上の試験制御プロトコルにより、試験制
御プロトコルでの要求及び応答、通知情報が設定され、
加入者発着信試験の試験制御が可能となる。
【0050】即ち、この発明に係るアナログ加入者発着
信試験システム10は、親局間2Mデジタル回線で接続
されているCEPT規定のV5.2通信回線を中継線と
して、親局と遠隔局加入者収容装置とが接続されるネッ
トワークにあって、複数の加入者を収容し遠隔局内2M
デジタル回線により回線終端装置に接続する加入者収容
装置と、前記回線終端装置において、複数の前記加入者
収容装置をタイムスイッチにより収容し、前記親局間2
Mデジタル回線により前記親局と接続し、加入者発着信
試験の開始指示及び結果表示を行なう試験制御端末と、
試験の制御を行なう回線終端制御機能(回線終端制御装
置)と、試験時に導通試験を行なうトーン送信機とトー
ン受信機を備えている。
【0051】また、前記加入者収容装置の加入者収容制
御回路は、前記回線終端装置の前記タイムスイッチと前
記遠隔局内2Mデジタル回線により接続し、V5プロト
コル及び試験制御プロトコルの送受信を行ない、収容す
る加入者毎に備えられているプロトコル識別回路によ
り、加入者側との呼処理によるV5プロトコルの送受信
を行なうV5プロトコル制御部と、試験制御プロトコル
の送受信を行なう試験制御プロトコル制御部とに接続
し、V5プロトコル制御部は加入者収容回路に、試験制
御プロトコル制御部は擬似加入者回路に接続し、前記加
入者収容回路は加入者回線と前記擬似加入者回路との通
話路の切換をテストリンク切換スイッチにより行なう構
成となる。
【0052】更に、前記試験制御端末からの試験開始コ
マンドにより前記回線終端制御機能により、前記擬似加
入者回路を前記テストリンク切換スイッチを介し前記加
入者収容回路に引き込み前記回線終端制御機能からの該
試験制御プロトコルにより発信側の前記擬似加入者回路
内のダイヤル発信回路により着信側加入者の電話番号に
発信し、着信側の前記擬似加入者回路にて着信制御を行
なうことにより通話路の接続を行ない、前記回線終端制
御機能からの該試験制御プロトコルにより前記タイムス
イッチより前記トーン送信機と前記トーン受信機に通話
路の切換を行なうことにより、前記トーン送信機からの
試験トーンを前記遠隔局内2Mデジタル回線より発信側
加入者の前記擬似加入者回路で折返され、前記親局間2
Mデジタル回線により前記親局を介し着信側加入者の前
記擬似加入者回路で折返され前記トーン受信機で試験ト
ーンの受信を確認する導通試験を行なうことにより加入
者の発信試験及び着信試験、更に通話路の導通試験を行
なう。
【0053】従って、発信側擬似加入者回路と着信側擬
似加入者回路にテストリンク設定を行ない、テストリン
ク切換スイッチをテストリンク設定状態にし、発信側擬
似加入者回路に、着信側加入者の電話番号により発信
し、試験を行う加入者間でのV5.2発信及び着信手順
と、接続された通信パスによる導通確認を行なうことに
よる、加入者発着信試験が可能となる。
【0054】よって、回線終端制御機能により、V5.
2の発着信手順にて発信側擬似加入者回路内のダイヤル
発信回路から着信側加入者の電話番号に発信を行い、着
信側擬似加入者回路に着信し、本来通話に使用するため
の音声チャネルを使って、2Mデジタル回線を介しての
試験用通信を行うことを可能とする。その後、遠隔局内
2Mデジタル回線及び親局間2Mデジタル回線を介し
て、試験用トーンの送信と受信による導通試験を行う。
これにより、特に、親局側と遠隔局加入者装置との間
で、試験用に共通のインタフェース装置を必要とせず
に、試験が可能となる。
【0055】このように、この発明によれば、試験制御
端末21、回線終端制御装置20、トーン送信機22、
トーン受信機23、及びタイムスイッチ19を有する回
線終端装置15と、加入者収容制御回路24、加入者収
容回路26、擬似加入者回路27、及びテストリンク切
換スイッチ25を有する加入者収容装置13とからなる
遠隔局加入者装置11により、親局12内に専用の試験
用インタフェース装置を用いること無く、V5.2通信
回線により一般の音声チャネルを使って、加入者間での
発着信試験を容易に行うことができる。
【0056】また、通常の通話で用いられる音声チャネ
ルを使用するために、試験方法の簡易化、信頼性の向上
及び保守性の向上が見込まれ、更に、今後大量に導入さ
れる各種の遠隔局加入者装置11に対応して、一律に適
用することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、親局間2Mデジタル回線で接続されているCEPT
規定のV5.2通信回線を中継線として、親局と遠隔局
加入者収容装置とが接続されるネットワークにあって、
V5.2の発着信手順により、発信側の擬似加入者から
着信側の加入者の電話番号に発信し、通話用の音声チャ
ネルを使って2Mデジタル回線を介しての試験用通信を
行い、加入者発着信試験を行うので、親局と遠隔局加入
者装置が、V5.2通信回線を利用して局間接続されて
いる場合、親局と遠隔局加入者装置間が共通の試験用イ
ンタフェースを持たなくてもよい。
【0058】また、この発明に係る加入者発着信試験装
置により、上記加入者発着信試験方法を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るアナログ加入者
発着信試験システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の加入者収容装置の構成を示すブロック図
である。
【図3】図2の加入者収容制御回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】図2の擬似加入者回路の構成を示すブロック図
である。
【図5】図1のアナログ加入者発着信試験システムによ
る加入者発着信試験の動作を示すシーケンス図(その
1)である。
【図6】図1のアナログ加入者発着信試験システムによ
る加入者発着信試験の動作を示すシーケンス図(その
2)である。
【図7】図1のアナログ加入者発着信試験システムによ
る加入者発着信試験の動作を示すシーケンス図(その
3)である。
【図8】図1のアナログ加入者発着信試験システムによ
る加入者発着信試験の動作を示すシーケンス図(その
4)である。
【図9】この発明に係る加入者発着信試験における試験
制御プロトコルのデータ構造を示す説明図である。
【符号の説明】
10 加入者発着信試験システム 11 遠隔局加入者装置 12 親局 13,13a,13b 加入者収容装置 14,14a,14b 遠隔局内2Mデジタル回線 15 回線終端装置 16,16a,16b 加入者回線 17,17a,17b 加入者 18 親局間2Mデジタル回線 19 タイムスイッチ 20 回線終端制御装置 21 試験制御端末 22 トーン送信機 23 トーン受信機 24,24a,24b 加入者収容制御回路 25,25a,25b テストリンク切換スイッチ 26,26a,26b 加入者収容回路 27,27a,27b 疑似加入者回路 28 加入者収容スイッチ 29,29a プロトコル識別回路 30,30a V5プロトコル制御部 31,31a 試験制御プロトコル制御部 32 オンフック・オフフック回路 33 ダイヤル発信回路 34 テストリンク制御回路 35 ダイヤルトーン検出回路 36 リングバックトーン検出回路 37 リンガー検出回路 38 試験制御プロトコル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 垣脇 隆 東京都港区三田一丁目4番28号 日本電気 通信システム株式会社内 Fターム(参考) 5K019 AC04 AC09 BA01 BA05 BA52 BA61 BB11 CC02 CC12 CC14 CC15 CC16 5K042 AA03 BA07 DA11 EA02 FA01 FA03 LA01 MA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親局間2Mデジタル回線で接続されている
    CEPT規定のV5.2通信回線を中継線として、親局
    と遠隔局加入者収容装置とが接続されるネットワークに
    おける加入者発着信試験方法であって、 V5.2の発着信手順により、発信側の擬似加入者から
    着信側の加入者の電話番号に発信し、通話用の音声チャ
    ネルを使って2Mデジタル回線を介しての試験用通信を
    行うことを特徴とする加入者発着信試験方法。
  2. 【請求項2】加入者側との呼処理による、V5プロトコ
    ルの送受信及び試験制御プロトコルの送受信を行ない、 前記加入者側と前記擬似加入者側との通話路の切り換え
    を行なうことを特徴とする請求項1に記載の加入者発着
    信試験方法。
  3. 【請求項3】前記試験制御プロトコルにより、前記発信
    側から着信側の加入者の電話番号に発信し、 前記着信側で着信制御を行なうことにより通話路の接続
    を行ない、 前記試験制御プロトコルにより通話路の切り換えを行っ
    て、試験トーンを前記遠隔局内2Mデジタル回線から前
    記発信側の加入者の前記擬似加入者側で折り返し、前記
    親局間2Mデジタル回線から前記親局を介して前記着信
    側の加入者の前記擬似加入者側で折り返し、 前記試験トーンの受信を確認する導通試験を行なうこと
    を特徴とする請求項2に記載の加入者発着信試験方法。
  4. 【請求項4】親局間2Mデジタル回線で接続されている
    CEPT規定のV5.2通信回線を中継線として、親局
    と遠隔局加入者収容装置とが接続されるネットワークに
    おける加入者発着信試験装置であって、 V5.2の発着信手順により、発信側の擬似加入者側か
    ら着信側の加入者の電話番号に発信し、通話用の音声チ
    ャネルを使って2Mデジタル回線を介しての試験用通信
    の制御を行う回線終端装置を有することを特徴とする加
    入者発着信試験装置。
  5. 【請求項5】前記回線終端装置は、 前記遠隔局加入者収容装置を収容するタイムスイッチ
    と、 加入者発着信試験の開始指示及び結果表示を行なう試験
    制御端末と、 前記加入者発着信試験の制御を行う回線終端制御装置
    と、 試験時に導通試験を行なうトーン送信機及びトーン受信
    機とを有することを特徴とする請求項4に記載の加入者
    発着信試験装置。
  6. 【請求項6】前記遠隔局加入者収容装置は、 遠隔局内2Mデジタル回線を介して前記タイムスイッチ
    に接続される加入者収容制御回路と、 前記加入者収容制御回路に接続される複数の加入者収容
    回路と、 前記加入者収容制御回路に接続される複数の疑似加入者
    回路と、 複数の加入者に対応して設けられ、前記加入者収容回路
    からのリンクを加入者或いは前記擬似加入者回路に切り
    換え可能に接続される複数のテストリンク切換スイッチ
    とを有することを特徴とする請求項5に記載の加入者発
    着信試験装置。
  7. 【請求項7】前記加入者収容制御回路は、 前記タイムスイッチからのV5プロトコル及び試験制御
    プロトコル信号内のLayer 3 addressを
    識別し、加入者毎に割り当てられそれぞれ該当するプロ
    トコル識別回路の選択と送信、及び応答信号の前記タイ
    ムスイッチへの送信を行なう加入者収容スイッチと、 前記加入者収容回路に接続され、V5プロトコルによる
    加入者への制御を行なう複数のV5プロトコル制御部
    と、 前記擬似加入者回路に接続され、加入者発着信試験での
    前記擬似加入者回路の制御を行なう複数の試験制御プロ
    トコル制御部とを有することを特徴とする請求項6に記
    載の加入者発着信試験装置。
JP2000127411A 2000-04-27 2000-04-27 加入者発着信試験方法および装置 Pending JP2001309035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000127411A JP2001309035A (ja) 2000-04-27 2000-04-27 加入者発着信試験方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000127411A JP2001309035A (ja) 2000-04-27 2000-04-27 加入者発着信試験方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001309035A true JP2001309035A (ja) 2001-11-02

Family

ID=18637008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000127411A Pending JP2001309035A (ja) 2000-04-27 2000-04-27 加入者発着信試験方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001309035A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5903626A (en) Diagnostic device for troubleshooting remote digital feature phones
US7020488B1 (en) Communications unit, system and methods for providing multiple access to a wireless transceiver
US6175620B1 (en) Compatibility between a telephone service with server and a calling line identification service
WO1996013948A1 (en) Fixed subscriber loop radio communications apparatus and system
US5901202A (en) Method for initiating a telephone call on a remote line
JP2001309035A (ja) 加入者発着信試験方法および装置
US6640318B1 (en) Continuity testing in communication networks
JP3249422B2 (ja) 電話回線接続器
KR100710937B1 (ko) 통신 시스템의 연결상태 테스트
JP3234698B2 (ja) Isdn交換機および端末
JP2864198B2 (ja) 局間共通線接続方式
JP2001028627A (ja) 回線交換機および端末装置
JP3142040B2 (ja) Isdn端末装置
KR100206304B1 (ko) 내부 호 처리가 가능한 원격가입자 수용장치 및 그 제어방법
JP2917965B2 (ja) V5通信回線における遠隔局加入者装置試験方法
JP3141750B2 (ja) ボタン電話装置
JP2001177643A (ja) 情報通知系サービス試験方式及びその装置
JPH07307794A (ja) インターフェース識別子試験方法及び装置
JPH0654081A (ja) 総合サービスディジタル網通信装置
JP3425758B2 (ja) 識別呼び出しの試験方法
JP2534007B2 (ja) 着信制御装置および着信制御方法
JPS60121865A (ja) ステツプコ−ル方式
JPH0637893A (ja) Isdn加入者回路の試験方式
KR19990058069A (ko) 교환기에서 아날로그 가입자를 위한 발신번 전송방법
JP2000068949A (ja) 無線基地局装置試験システムと装置試験システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040427