JP2854540B2 - ケーブルテレビシステム - Google Patents

ケーブルテレビシステム

Info

Publication number
JP2854540B2
JP2854540B2 JP15880595A JP15880595A JP2854540B2 JP 2854540 B2 JP2854540 B2 JP 2854540B2 JP 15880595 A JP15880595 A JP 15880595A JP 15880595 A JP15880595 A JP 15880595A JP 2854540 B2 JP2854540 B2 JP 2854540B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
uninterruptible power
voltage
signal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15880595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08331540A (ja
Inventor
良明 大山
一夫 榎原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Nippon Antenna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Antenna Co Ltd filed Critical Nippon Antenna Co Ltd
Priority to JP15880595A priority Critical patent/JP2854540B2/ja
Publication of JPH08331540A publication Critical patent/JPH08331540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2854540B2 publication Critical patent/JP2854540B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無停電電源装置の電源
の監視を行えるケーブルテレビシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】地上波を用いるテレビ放送にあっては、
特にテレビ電波が伝播中に高層ビル等により反射され、
複数の伝播経路を介して受信点にテレビ電波が到達され
るようになる。このように、同一の受信点への伝播経路
が複数存在すると、一般にその伝播経路長が異なるため
に、受信されるテレビ電波の伝播遅延時間が異なるよう
になる。このため、例えば電波経路が2経路ある時は電
波遅延時間に応じて画像のずれた2重の受信画面となっ
てしまうようになる。さらに、3経路以上の伝播経路数
が存在すると、その経路数に応じた多重画面とされて極
めて見づらい画面となり、著しい場合は同期が乱れて画
面が流れてしまうようになる。すなわち、いわゆるゴー
スト障害が生じた画面となる。
【0003】このように、ゴースト障害の生じている画
面は非常に見ずらいため、ゴースト障害を起こしている
地域の受信障害を改善する必要がある。このために、良
好に受信できる場所に設置したアンテナにより受信され
たテレビ信号を、増幅して同軸ケーブル等の有線ネット
ワークシステムにより各ユーザに分配することが行われ
ている。このシステムは、ケーブルテレビ(CATV)
システムといわれているが、ゴースト障害を改善できる
だけではなく、マルチメディア等の双方向通信を行うこ
とができるものである。
【0004】このCATVシステムの構成の一例を図3
に示す。この図において、センター装置200にはCA
TVヘッドエンド装置201と監視装置202とが備え
られており、両者は混合器203を介して伝送ケーブル
に接続されている。CATVヘッドエンド装置201に
は、CS/BSアンテナで受信されて中間周波数信号
(IF)に変換されたCS/BS−IF信号と、UHF
アンテナで受信されたUHFテレビ信号、およびVHF
アンテナで受信されたVHFテレビ信号とが入力されて
それぞれの信号が所定レベルになるよう増幅されたり、
ゴーストの除去処理等が行われる。そして、各テレビ信
号は混合されて混合器203に送出されている。また、
監視装置202は、CATVシステムにおける幹線等の
伝送ケーブルを介してセンター装置200まで上ってき
た監視信号を受信して双方向中継増幅器および無停電電
源装置の動作を監視している。
【0005】センター装置200から送出されたテレビ
信号は同軸ケーブル等からなる伝送ケーブルを介して伝
送されるが、伝送ケーブルに所定間隔で設けられた双方
向幹線分岐増幅器(TBA)204,205や双方向幹
線分配増幅器(TDA)206等で増幅・等化されなが
ら、テレビ信号は伝送ケーブルを伝送していく。また、
双方向幹線分岐増幅器(TBA)204,205から分
岐されたテレビ信号は、複数の分岐器で直接分岐された
り、双方向延長増幅器(EA)で増幅・等化された後、
複数の分岐器で分岐される。また、双方向幹線分配増幅
器(TDA)206から分配された一つのテレビ信号は
分配増幅器(BA)207で増幅・等化され、さらに分
配増幅器(BA)207において分配されたテレビ信号
が複数の分岐器で分岐される。
【0006】さらに、双方向幹線分配増幅器(TDA)
206において分配された他の一つのテレビ信号は、双
方向幹線分岐増幅器208,209で増幅されて伝送ケ
ーブルをさらに伝送していくと共に、双方向幹線分岐増
幅器208,209において分岐されたテレビ信号は複
数の分岐器で直接分岐されたり、双方向延長増幅器(E
A)213で増幅・等化された後、複数の分岐器で分岐
される。さらにまた、双方向幹線分配増幅器(TDA)
206で増幅・等化されたさらに他の一つのテレビ信号
は、伝送ケーブルを伝送して分配器210により分配さ
れて、分配された信号はそれぞれ幹線分岐増幅器21
1,212で増幅・等化される。増幅・等化されたテレ
ビ信号は複数に分岐され、分岐信号はさらに複数の分岐
器で分岐される。このようにして分岐器において分岐さ
れた多数のテレビ信号が、各加入者に供給されるように
なる。
【0007】ところで、双方向幹線分岐増幅器(TB
A)、双方向幹線分配増幅器(TDA)、分配増幅器
(BA)、双方向延長増幅器(EA)等の双方向中継増
幅器には、双方向中継増幅器を動作させるためにそれぞ
れ無停電電源装置から電源が供給されている。これらの
無停電電源装置にはバッテリが内蔵されて、供給される
商用電源が停電した時に、バッテリから双方向中継増幅
器に電源を供給するようにして無停電化を図っている。
また、センター装置200はCATVシステムに備えら
れているこれらの無停電電源装置において、商用電源が
停電となったか否か等を監視するようにしている。
【0008】このため、無停電電源装置からのアラーム
信号を、その無停電電源装置が電源を供給している双方
向中継増幅器が受けて、幹線や分岐幹線等の伝送ケーブ
ルを上るよう伝送させている。このアラーム信号は、ス
テータスユニットで処理されてセンター装置200まで
上り、センター装置200の監視装置202がこれを受
信して、各無停電電源装置の停電状況等を監視してい
る。
【0009】また、CATVシステムにおいて良質なテ
レビ信号を加入者に届けるためには、伝送路の双方向中
継増幅器の状態を良質に保つ必要がある。このため、伝
送路を監視するシステムとしてステータスモニタシステ
ムが知られている。このステータスモニタシステムは、
中継増幅器の状態を監視し、異常を即座に検知し、復旧
処置のための情報を提示するものとして用いられる。
【0010】このようなステータスモニタシステムの概
略構成を図4に示す。この図において、センター装置2
00には、ステータスユニット224,225,・・・
を順次指定して、指定されたステータスユニットからの
送信を待つ伝送制御手順のポーリングを行うことによ
り、双方向中継増幅器の監視を行う中央処理装置(CP
U)221と、ポーリングにより返送された各ステータ
スユニットからの監視データが表示されるディスプレイ
222と、故障箇所の履歴等をプリントするプリンタ2
20と、データの送受信を行うように変調器、復調器、
インタフェース等と備えるRFモデム223が備えられ
ている。これらは図3においては監視装置202として
示されている。
【0011】また、双方向中継増幅器内にはステータス
ユニット224,225,・・・がそれぞれ内蔵され、
センター装置200からの指定を受けて、自己の監視デ
ータをセンター装置200に返送している。このように
構成されたステータスモニタシステムの基本的な監視項
目は、中継増幅器のAC電圧、DC電圧、パイロットレ
ベル等であり、この場合の監視方式には2値監視方式と
アナログ値監視方式がある。2値監視方式は正常/異常
の動作を識別する方式であり、アナログ値監視方式は電
圧や信号レベルの絶対値を監視する方式であり、アナロ
グ値を符号化してディジタル値としてもよい。
【0012】次に、ステータスモニタシステムにおい
て、無停電電源供給装置の監視を行う監視方法について
説明する。図5はアラーム機能を有する無停電電源装置
の回路図であり、入力端子に商用電源(A.C100
V)が供給され、スイッチS0を閉じることにより電源
トランスT1の第1巻線に商用電源が供給される。この
電源トランスT1の第2巻線からはA.C100Vが
A.C60Vに降圧されて出力され、この出力電圧は出
力コネクタFT.1から、双方向中継増幅器に動作電源
として供給されるよう出力される。この場合、接点S1
は閉じていると共に、接点S2および接点S3は開いて
いる。したがって、停電動作検知回路106は動作して
おらず、接点S6は開いているので、出力コネクタFT
2からはハイインピーダンスの「H」レベルが出力され
る。
【0013】ここで、商用電源が停電すると、停電した
ことがリレー等からなる停電検知手段101により検知
され、接点S1が反転して開くと共に、接点S2および
接点S3も反転して閉じるようになる。すると、バッテ
リ(BT)109からの直流電圧が接点S2を介して電
源トランスT1の第3巻線に印加される。同時に接点S
3が閉じて発振回路103が動作し、この発振回路10
3の出力によりスイッチング回路が動作されることによ
り、前記バッテリ109からの直流電圧は周期的に断続
されて第3巻線に印加されるようになる。これにより、
第2巻線にA.C60Vの交流電圧が誘起されて出力コ
ネクタFT.1から出力されるようになる。すなわち、
インバータ動作が開始されて、交流の出力電圧がバッテ
リ109から生成されるようになる。
【0014】また、停電の回数を計数する停電動作回数
計104、停電の時間を計数する停電動作時間計105
が動作を開始する、これらの装置の計数値はバッテリ1
09の交換時期を示すパラメータとされる。さらに、停
電動作を検知して出力コネクタFT.2に「L」レベル
のアラーム信号を出力する停電動作検知回路106も動
作するようになる。なお、無停電電源回路において、A
RR1,ARR2は落雷等のサージを吸収するためのア
レスタ、CB1は入力ブレーカ、CB3は出力ブレー
カ、CB2はバッテリブレーカ、PL1は商用電源入力
時に点灯するパイロットランプ、PL2は出力電圧が出
力されている時に点灯するパイロットランプ、Cはノイ
ズを除去するコンデンサ、ZNRはサージ等を吸収する
バリスタである。
【0015】このような構成の無停電電源装置150の
出力コネクタFT.1に、図6に示すように双方向中継
増幅器151に接続された給電線が接続されると共に、
出力コネクタFT.2にアラーム線が接続される。この
アラーム線の他方は双方向中継増幅器151内に装着さ
れたステータスユニットに接続される。これにより、ス
テータスユニットは無停電電源装置が商用電源動作を行
っているか、バッテリ動作を行っているかを判別するア
ラーム信号を受けることができると共に、給電線の電圧
を検出してAC電圧値を得、中継増幅器内部の電源の出
力電圧を検出してDC電圧値を得るようにしている。ス
テータスユニットはこのようにして得た各監視項目のデ
ータを接続されている伝送ケーブルを介してセンター装
置200へ送信する。これにより、センター装置200
は各双方向中継増幅器の監視および無停電電源装置の監
視を行うことができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記したステータスモ
ニタシステムは、CATVシステムの信頼性を向上する
手段として既設のCATVシステムにもしだいに採用さ
れつつある。この場合、前記したステータスモニタシス
テムを既設のCATVシステムに導入するには、センタ
ー装置200における監視装置202を新設すると共
に、双方向中継増幅器にステータスユニットを新たに装
着すればよい。しかしながら、双方向中継増幅器はステ
ータスユニットを装着できる構造とされているが、双方
向中継増幅器に電源を供給している無停電電源装置に停
電動作検知回路が備えられていない図7に示すようなア
ラーム機能を有しないタイプの無停電電源装置(以下、
タイプA無停電源源装置と記す。)が、CATVシステ
ム内に使用されている場合がある。
【0017】この図に示すタイプA無停電電源装置は、
停電動作検知回路を備えていないため、図8に示すよう
にタイプA無停電電源装置160と双方向中継増幅器1
51間には給電線しか接続することができず、動作状況
を示すアラーム信号をタイプA無停電電源装置160か
ら取り出して、双方向中継増幅器151内に装着された
ステータスユニットからアラーム用のデータを送信する
ことができない。従って、タイプA無停電電源装置16
0からアラーム信号を得て、ステータスユニットから送
信するためには、タイプA無停電電源装置160をアラ
ーム機能付きの図5に示すようなタイプの無停電電源装
置(以下、タイプB無停電電源装置と記す。)に交換す
る必要がある。この場合には、新規機材投入による設備
費が増大すると云う問題点がある。しかも、交換したタ
イプA無停電電源装置は廃棄するかあるいは保守用とす
るしかない。
【0018】また、既設の図7に示すタイプA無停電電
源装置に改造を施してアラーム機能を付加することが考
えられる。この場合には、アラーム機能を搭載、および
アラーム端子を設けるための大幅な改造費および改造時
間が必要になると云う問題点がある。また、タイプA無
停電電源装置を電柱等から取りはずしたり、再度取り付
けると云う煩雑な工事が必要となる。さらに、前記した
いずれの方法においても、タイプA無停電電源装置は約
40〜50kgにもなるように重量があるものであり、
一般に柱上に取り付けられているため、重量物に対する
高所作業が必要となり、工事費がかさむことになる。さ
らにまた、工事に時間を要することからシステムの停波
時間が長く、改造台数が多い場合、工事にかかる日数が
増加することになる。
【0019】そこで、本発明はタイプA無停電電源装置
に短時間で行える改造を施すだけで、アラーム信号を中
継増幅器に送ることのできるケーブルテレビシステム
提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決しようとする手段】上記目的を達成するた
めに、本発明のケーブルテレビシステムは、テレビ信号
の送信元となるセンター装置からの伝送ケーブルの途中
に双方向中継増幅器が複数配置されており、該双方向中
継増幅器に電源を供給する複数の無停電電源装置を備え
るケーブルテレビシステムにおいて、前記複数の無停電
電源装置の内の、電源監視信号を送出する機能を有して
いない第1無停電電源装置毎に対して、該第1無停電電
源装置の電源監視信号を作成する手段が設けられてお
り、該電源監視信号を作成する手段は、前記第1無停電
電源装置に入力される商用電源電圧を検出した第1検出
信号と、該第1無停電電源装置から出力される供給電圧
を検出した第2検出信号とから前記電源監視信号を作成
して、前記双方向中継増幅器および前記伝送ケーブルを
介して前記センター装置へ、前記電源監視信号を送るよ
うにしたものである。また、前記電源監視信号を作成す
る手段が、前記第1無停電電源装置に外付けされるよう
にしたものである。
【0021】
【作用】本発明によれば、入力される商用電源の電圧を
検出して商用電源動作を検知し、入力される商用電源の
電圧の検出、および出力される電圧を検出してバッテリ
動作を検知するようにしたので、タイプA無停電電源装
置の改造をほとんど行うことなくアラーム信号を中継増
幅器に送ることができるようになる。従って、システム
の停波時間を短くすることができると共に、改造コスト
を大幅に削減することができる。
【0022】
【実施例】本発明のケーブルテレビシステムにおける電
源監視信号を送出する機能を有していない双方向中継増
幅器と無停電電源装置との構成の一例を図1に示す。
の図において、アラームBOX1は本発明のケーブルテ
レビシステムに付加されたものであり、タイプA無停電
電源装置2に外付けされている。タイプA無停電電源装
置2は前記図7に示す回路とされ、停電動作検知回路す
なわちアラーム機能を備えていないものである。双方向
中継増幅器3は前記したステータスユニットが備えられ
ており、給電線10によりタイプA無停電電源装置2と
接続されていると共に、アラーム線13によりアラーム
BOX1と接続されている。
【0023】タイプA無停電電源装置2を図7に示す回
路を参照しながら説明すると、入力端子に商用電源
(A.C100V)が供給されており、スイッチS0を
閉じることにより電源トランスT1の第1巻線に商用電
源が供給される。この電源トランスT1の第2巻線から
はA.C100VがA.C60Vに降圧されて出力さ
れ、出力コネクタFTから双方向中継増幅器3に動作電
源として供給されるよう出力される。この場合、接点S
1は閉じていると共に、接点S2および接点S3は開い
ている。
【0024】ここで、商用電源が停電すると、停電した
ことがリレー等からなる停電検知手段101により検知
され、接点S1が反転して開くと共に、接点S2および
接点S3も反転して閉じるようになる。すると、バッテ
リ(BT)109からの直流電圧が接点S2を介して電
源トランスT1の第3巻線に印加される。同時に接点S
3が閉じて発振回路103が動作し、この発振回路10
3の出力によりスイッチング回路が周期的に動作される
ことにより、前記バッテリ109からの直流電圧は周期
的に断続されて第3巻線に印加されるようになる。これ
により、第2巻線に例えば約A.C60Vの交流電圧が
誘起されて出力コネクタFTから出力されるようにな
る。すなわち、インバータ動作が開始されて、バッテリ
109の直流電圧が交流に変換されて、その交流電圧が
出力電圧として出力コネクタFTから出力されるように
なる。
【0025】また、停電の回数を計数する停電動作回数
計(TC)104、停電の時間を計数する停電動作時間
計(FC)105が動作を開始する、これらの装置の計
数値はバッテリ109の交換時期を示すパラメータとさ
れる。なお、バッテリ109は第4巻線の電圧を直流電
圧に変換してフローティング充電されているが、この制
御は充電・過電圧保護回路108により行われている。
また、バッテリ109の過放電を防止するために過放電
保護回路107が設けられている。
【0026】このような回路とされたタイプA無停電電
源装置2の商用電源の入力側から、図7に破線で示すよ
うに1次側電圧が取り出される。さらに、同図の給電出
力コネクタFTが備えられている出力側から、破線で示
すように2次側電圧が取り出されている。取り出された
1次側電圧は、図1に示すライン11によりアラームB
OX1に入力され、取り出された2次側電圧は、図1に
示すライン12によりアラームBOX1に入力される。
アラームBOX1は1次側電圧を検出して、商用電源の
停電を検知し、2次側電圧を検出して、出力電圧が出力
されていることを検知する。これにより、商用電源動作
か、バッテリ動作かを判別して判別結果に応じたアラー
ム信号を生成してアラーム線13に送出する。
【0027】このアラームBOX1の構成の一例を図2
(a)に示す。この図において、一次電圧検出部20は
1次側電圧入力の電圧を検出して、商用電源の停電を検
出するが、例えば商用電源が停電されていない時に
「H」レベルの信号を判定回路22に出力し、商用電源
が停電の時に「L」レベルの信号を判定回路22に出力
している。また、二次電圧検出部21は2次側電圧入力
の電圧を検出して、電圧が出力されているか否かを検出
するが、電圧が出力されている時に「H」レベルの信号
を判定回路22に出力し、電圧が出力されていない時に
「L」レベルの信号を判定回路22に出力している。
【0028】判定回路22は、2つの検知信号を受けて
アラーム信号を生成するが、例えばアンド回路とされて
いる。すると、商用電源が停電されておらず、給電電圧
が2次側電圧として出力されている時に、判定回路22
は「H」レベルを出力し、商用電源が停電されて、給電
電圧が2次側電圧として出力されている時に、判定回路
22は「L」レベルを出力する。すると、商用電源動作
時には「H」レベルの出力となり、バッテリ動作時には
「L」レベルの出力となるので、この信号をアラーム信
号としてアラーム線13を介して双方向中継増幅器3に
送るようにすれば、タイプA無停電電源装置2の動作を
監視するアラーム信号を、ステータスユニットで処理し
てセンター装置200まで伝送することができるように
なる。
【0029】次に、アラームBOX1の具体的な回路の
一例を図2(b)に示す。この図において、リレー(R
Y1)30はA.C100Vで動作する交流リレーであ
り、ライン11を通じて商用電源である1次側電圧入力
の電圧が動作電圧として供給されている。このため、商
用電源が供給されていると駆動されて、その常閉リレー
接点30−1が開くようになる。また、商用電源が停電
するとリレー30が駆動されず接点30−1が閉じるよ
うになる。すなわち、リレー30は前記した一次電圧検
出部20として動作する。また、リレー(RY2)31
はA.C60Vで動作する交流リレーであり、タイプA
無停電電源装置2のA.C60Vの給電出力電圧がライ
ン12を通じて供給されているため、リレー接点30−
1が閉じている時に出力電圧が供給されると、リレー3
1が駆動されて常開リレー接点31−1は閉じるように
なる。また、リレー接点30−1が開いている時に給電
出力電圧が供給された場合は、リレー31が駆動されな
いため、リレー接点31−1は開いたままとなる。すな
わち、リレー31は前記した二次電圧検出部21と判定
回路22の複合動作を行う。
【0030】このように、商用電源が停電しておらず、
給電電圧がタイプA無停電電源装置2から出力されてい
る時は、アラームBOX1の出力コネクタFTからハイ
インピーダンスの「H」レベルの信号が出力され、商用
電源が停電しており、給電電圧がタイプA無停電電源装
置2から出力されている時は、アラームBOX1の出力
コネクタFTから「L」レベルの信号が出力されること
になる。すなわち、出力コネクタFTから「H」レベル
が出力された時は、商用電源動作、出力コネクタFTか
ら「L」レベルが出力された時はバッテリ動作であると
判別することができる。従って、出力コネクタFTより
引き出されたアラーム線13を双方向中継増幅器3に備
えられたステータスユニットに接続することにより、ア
ラームBOX1から送出されたアラーム機能がないタイ
プA無停電電源装置2のアラーム信号を伝送することが
できるようになる。
【0031】以上説明したように、本発明のケーブルテ
レビシステムにおいては、既設のアラーム機能を備えて
いないタイプA無停電電源装置に簡単な構成の外付けの
アラームBOXを接続するだけでアラーム機能を有させ
ることができる。このため、タイプA無停電電源装置を
交換する必要がなくなる。また、そのための作業も小型
・軽量のアラームBOXの設置作業、およびタイプA無
停電電源装置の商用電源端子と出力側給電端子にライン
を接続する接続作業だけでよいので、短時間で行える簡
単な作業となる。なお、アラームBOX内の回路はリレ
ーによる回路に替えて、電子回路による回路で実現する
こともできる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、入力される商用電源の電圧を検出して商用電源動作
を検知し、入力される商用電源の電圧の検出、および出
力側給電電圧を検出してバッテリ動作を検知するように
したので、タイプA無停電電源装置の改造をほとんど行
うことなくアラーム信号を中継増幅器に送ることができ
るようになる。従って、システムの停波時間を短くする
ことができると共に、改造コストを大幅に削減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブルテレビシステムにおける電源
監視信号を送出する機能を有していない双方向中継増幅
器と無停電電源装置との構成の一例を示す図である。
【図2】本発明のケーブルテレビシステムに用いるアラ
ームBOXの構成を示す図である。
【図3】ケーブルテレビシステムの構成例を示す図であ
る。
【図4】ステータスモニタシステムを説明するための構
成図である。
【図5】アラーム機能を備えているタイプB無停電電源
装置の回路例を示す図である。
【図6】アラーム機能を備えているタイプB無停電電源
装置と双方向中継増幅器との接続関係を示す図である。
【図7】アラーム機能を備えていないタイプA無停電電
源装置の回路例を示す図である。
【図8】アラーム機能を備えていないタイプA無停電電
源装置と双方向中継増幅器との接続関係を示す図であ
る。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ信号の送信元となるセンター装
    置からの伝送ケーブルの途中に双方向中継増幅器が複数
    配置されており、該双方向中継増幅器に電源を供給する
    複数の無停電電源装置を備えるケーブルテレビシステム
    において、 前記複数の無停電電源装置の内の、電源監視信号を送出
    する機能を有していない第1無停電電源装置毎に対し
    て、該第1無停電電源装置の電源監視信号を作成する手
    段が設けられており、該電源監視信号を作成する手段
    は、前記第1無停電電源装置に入力される商用電源電圧
    を検出した第1検出信号と、該第1無停電電源装置から
    出力される供給電圧を検出した第2検出信号とから前記
    電源監視信号を作成して、前記双方向中継増幅器および
    前記伝送ケーブルを介して前記センター装置へ、前記電
    源監視信号を送るようにしたことを特徴とするケーブル
    テレビシステム
  2. 【請求項2】前記電源監視信号を作成する手段が、前記
    第1無停電電源装置に外付けされることを特徴とする請
    求項1記載のケーブルテレビシステム
JP15880595A 1995-06-02 1995-06-02 ケーブルテレビシステム Expired - Fee Related JP2854540B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15880595A JP2854540B2 (ja) 1995-06-02 1995-06-02 ケーブルテレビシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15880595A JP2854540B2 (ja) 1995-06-02 1995-06-02 ケーブルテレビシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08331540A JPH08331540A (ja) 1996-12-13
JP2854540B2 true JP2854540B2 (ja) 1999-02-03

Family

ID=15679748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15880595A Expired - Fee Related JP2854540B2 (ja) 1995-06-02 1995-06-02 ケーブルテレビシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2854540B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2127145B1 (es) * 1997-06-30 1999-11-16 Inelcom Ingenieria Electronica Equipo supervisor de red coaxial de distribucion de television.
JP5248345B2 (ja) * 2009-01-21 2013-07-31 日本アンテナ株式会社 光受信端末
JP7280572B2 (ja) * 2020-04-10 2023-05-24 株式会社Kts 監視システム及び監視サーバ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08331540A (ja) 1996-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8244123B2 (en) System and method for optical transmission
JP2854540B2 (ja) ケーブルテレビシステム
KR100866366B1 (ko) Hfc 망 관리 시스템
JP2000341175A (ja) 映像伝送装置及び監視システム
JP2859177B2 (ja) 光伝送装置
JP2011146055A (ja) Catvセキュリティシステム及びセキュリティアダプター
KR100942281B1 (ko) 랙형 서버 시스템의 자동 전원 분배 장치
JP4564745B2 (ja) Ftthシステムにおける入力切替え機能付き加入者用onu
JP5320158B2 (ja) 再送信システム
JP5367467B2 (ja) 再送信システム
JP7500375B2 (ja) リモコンシステム
JP5404304B2 (ja) 再送信システム
JP3850110B2 (ja) 双方向catvシステム
JP2525235Y2 (ja) Catvシステム
KR100950741B1 (ko) 안정적인 전원공급이 가능한 전원중첩영상전송 시스템
JP4608080B2 (ja) Catvシステム
JP2010124053A (ja) Cctvシステム
JP2650827B2 (ja) 線路状態監視方式
JPS6040069Y2 (ja) Catvシステムの集中監視装置
JPS6040070Y2 (ja) Catvシステムの集中監視装置
JPH03259636A (ja) 伝送装置の障害発生時の検出/切替方式
JPS6271340A (ja) 回線監視装置
JP3395697B2 (ja) 支線系ディジタル無線通信監視システム
JP2020028127A (ja) 棟内共聴装置
JP4027784B2 (ja) 映像表示システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081120

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081120

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091120

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091120

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101120

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111120

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111120

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees