JPH0986338A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JPH0986338A
JPH0986338A JP7245847A JP24584795A JPH0986338A JP H0986338 A JPH0986338 A JP H0986338A JP 7245847 A JP7245847 A JP 7245847A JP 24584795 A JP24584795 A JP 24584795A JP H0986338 A JPH0986338 A JP H0986338A
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airbag
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inflator
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Masayuki Shirakawa
正幸 白川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要のない範囲へのエアバッグ袋体の展開を
抑制する。 【解決手段】 エアバッグ装置18は、5つのエアバッ
グユニット20、22、24、26、28で構成されて
おり、各エアバッグユニットはそれぞれインフレータと
エアバッグ袋体とを備えている。各インフレータ、運転
席14のスライド位置検出センサ34、操舵角検出セン
サ42はインフレータ作動制御装置32に接続されてい
る。車体10の前端左右部には加速度センサ46、48
が配設されており、これらのセンサ46、48はインフ
レータ作動制御装置32に接続されている。インフレー
タ作動制御装置32は各センサの情報に基づいて複数の
エアバッグ袋体のうちの必要なエアバッグ袋体を展開制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の車両のエ
アバッグ装置に係り、特にエアバッグ袋体の展開状態を
制御可能なエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】状来、自動車のステアリング又はインス
トルメントパネルに取り付けられるエアバッグ装置で
は、車両急減速時にエアバッグ袋体を膨張させてステア
リング又はインストルメントパネルと乗員との間に介在
させるようになっている。
【0003】例えば、図11に示されるエアバッグ装置
では、助手席70の前方のインストルメントパネル内に
2つのインフレータ72、74を有するエアバッグ装置
76が配設されている。これらのインフレータ72、7
4はそれぞれ制御装置78に接続されており、車体に所
定値以上の加速度が作用した場合に、制御装置78から
の信号により、インフレータ72とインフレータ74を
それぞれ作動させ、エアバッグ袋体80の展開状態を制
御するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなエアバッグ装置においては、助手席70に着座した
乗員82のシートポジション等の乗車状態の変化を考慮
して、乗車状態が変化しても乗員82を確実に保持する
ように、エアバッグ袋体80の展開範囲を広く設定して
いる。従って、エアバッグ袋体80の容積が大きくな
り、且つ、エアバッグ袋体80を瞬時に展開させるイン
フレータ72、74のガス噴出量も多くなっている。
【0005】このため、このエアバッグ装置が作動した
場合には、乗員82の乗車状態によっては、必要のない
範囲にまで、エアバッグ袋体80が展開することにな
り、無駄が多い。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、必要のない範
囲へのエアバッグ袋体の展開を抑制することができるエ
アバッグ装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、衝突によってエアバッグ袋体が展開するエアバッグ
装置において、衝突を検出する衝突検出手段と、乗員の
乗車状態と車両の衝突形態とのうちの少なくとも何方か
一方を検出する乗車状態・衝突形態検出手段と、複数の
小袋から成るエアバッグ袋体と、前記衝突検出手段によ
って衝突を検出すると前記乗車状態・衝突形態検出手段
からの情報に基づいて前記複数の小袋のうちの必要な小
袋を展開制御するための制御手段と、を備えたことを特
徴としている。
【0008】従って、衝突検出手段によって衝突が検出
されると、制御手段は乗車状態・衝突形態検出手段から
の乗車状態・衝突形態情報に基づいて、エアバッグ袋体
を構成する複数の小袋のうちの必要な小袋を展開制御す
る。
【0009】請求項2記載の本発明は、衝突によってエ
アバッグ袋体が展開するエアバッグ装置において、衝突
を検出する衝突検出手段と、複数の小袋から成るエアバ
ッグ袋体と、該エアバッグ袋体が設けられたステアリン
グと、該ステアリングの操舵状態を検出する操舵状態検
出手段と、該操舵状態検出手段によって検出された情報
に基づいて前記複数の小袋のうち必要な小袋を展開制御
するための制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0010】従って、衝突検出手段によって衝突が検出
されると、制御手段は操舵状態検出手段によって検出さ
れたステアリングの操舵情報に基づいて、複数の小袋の
うちの必要な小袋を展開制御する。
【0011】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
エアバッグ装置において、運転者の運転状態と車両の衝
突形態とのうちの少なくとも何方か一方を検出する運転
状態・衝突形態検出手段を備え、前記制御手段が前記運
転状態・衝突形態検出手段の情報と前記操舵状態検出手
段の情報とに基づいて前記小袋のうち必要な小袋を展開
制御することを特徴としている。
【0012】従って、衝突検出手段によって衝突が検出
されると、制御手段は運転状態・衝突形態検出手段の情
報と操舵状態検出手段の情報とに基づいて、複数の小袋
のうちの必要な小袋を展開制御する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のエアバッグ装置の一実施
形態を図1〜図8に従って説明する。
【0014】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印UPは車体上方方向を示す。図1に示される如く、本
実施形態の車体10では車室内12の運転席14の車体
前方に配置されたステアリングホイール16にエアバッ
グ装置18が内蔵されており、車両衝突時に運転席14
に着座した運転者とステアリングホイール16との間に
エアバッグ袋体を展開するようになっている。
【0015】図4に示される如く、エアバッグ装置18
は、5つのエアバッグユニット20、22、24、2
6、28で構成されており、メインエアバッグユニット
20がステアリングホイール16の略中央部に配設され
ている。メインエアバッグユニット20の上下には、上
エアバッグユニット22と下エアバッグユニット24と
が配設されており、メインエアバッグユニット20の左
右には、左エアバッグユニット26と右エアバッグユニ
ット28とが配設されている。
【0016】図5に示される如く、各エアバッグユニッ
トはそれぞれインフレータ20A、22A、24A、2
6A、28Aと、エアバッグ装置18のエアバッグ袋体
を構成する小袋としてのエアバッグ袋体20B、22
B、24B、26B、28Bとを備えている。エアバッ
グ袋体20Bは、ステアリングホイール16の略中央部
に正面視で円形状に展開する様になっており、エアバッ
グ袋体20Bを中心に、各エアバッグ袋体22B、24
B、26B、28Bが夫々エアバッグ袋体20Bの上下
左右に展開するようになっている。
【0017】また、各インフレータ20A、22A、2
4A、26A、28Aには、ガス発生物質が充填され、
ガス発生物質には着火手段が設けられており、ガス発生
物質が着火手段を介して着火されて燃焼を開始しする
と、発生したガスによって、折り畳まれた状態で収納さ
れた各エアバッグ袋体が膨出し、ステアリングホイール
16の外周部を構成するエアバッグカバー部を破って車
室内へ展開するようになっている。
【0018】図2に示される如く、エアバッグ装置18
の各インフレータは、インストルメントパネル30の裏
側に配設された制御手段としてのインフレータ作動制御
装置32に接続されている。
【0019】図3に示される如く、インフレータ作動制
御装置32は、乗車状態判定回路32A、車両の衝突形
態判定回路32B、論理回路32C及びゲート回路32
Dを備えており、後述する所定の条件の下で、エアバッ
グ装置18の各インフレータを作動するようになってい
る。
【0020】図2に示される如く、運転席14は、シー
トポジションとしてのスライド位置が調整可能となって
おり、乗車状態・衝突形態検出手段としての、スライド
位置検出センサ34が設けられている。また、スライド
位置検出センサ34はインフレータ作動制御装置32に
接続されている。
【0021】また、ステアリングコラム40には操舵状
態検出手段としての操舵角検出センサ42が設けられて
おり、この操舵角検出センサ42はインフレータ作動制
御装置32に接続されている。
【0022】図1に示される如く、車体10の前端右側
部には、衝突検出手段としての右側加速度センサ46が
配設されており、車体10の前端左側部には、衝突検出
手段としての左側加速度センサ48が配設されている。
また、これらのセンサ46、48はそれぞれインフレー
タ作動制御装置32に接続されており、インフレータ作
動制御装置32とで衝突形態検出手段を構成している。
【0023】次に、本実施形態の作用を図6〜図8のフ
ローチャートに基づいて説明する。図6に示される如
く、本実施形態では、インフレータ作動制御装置32
は、スライド位置検出センサ34から運転席14の車両
前後方向の位置、例えば、図2に示される如く、運転席
14より前方に設定した基準点P1からの距離Lをシー
トポジションLとして読み取る(ステップ100)。
【0024】次に、読み取ったシートポジションLと基
準のシートポジションL0とを比較し、シートポジショ
ンLが基準のシートポジションL0より長いか否かの判
定を行う(ステップ102)。
【0025】シートポジションLが基準のシートポジシ
ョンL0より長いと判定された場合には、インフレータ
20A、22A、24Aを作動可能状態とする。具体的
には、インフレータ20A、22A、24Aと接続され
た各ゲート回路をオープン状態にする(ステップ10
4)。
【0026】一方、シートポジションLが基準のシート
ポジションL0より長くないと判定された場合には、イ
ンフレータ20A、24Aを作動可能状態とする。具体
的には、インフレータ20A、24Aと接続された各ゲ
ート回路をオープン状態にする(ステップ106)。
【0027】また、図7に示される如く、本実施形態で
は、インフレータ作動制御装置32は、操舵角検出セン
サ42からステアリングホイール16の操舵角θ(図4
参照)を読み取る(ステップ120)。
【0028】次に、読み取った操舵角θが、予め決めた
操舵角範囲θ1、θ2、θ3のどの範囲にあるかを判定
する(ステップ122)。
【0029】読み取った操舵角θが、操舵角範囲θ1内
にあると判定された場合には、インフレータ20A、2
4Aを作動可能状態とする。具体的には、インフレータ
20A、24Aと接続された各ゲート回路をオープン状
態にする(ステップ124)。
【0030】また、読み取った操舵角θが、操舵角範囲
θ2内にあると判定された場合には、インフレータ20
A、28Aを作動可能状態とする。具体的には、インフ
レータ20A、28Aと接続された各ゲート回路をオー
プン状態にする(ステップ126)。
【0031】また、読み取った操舵角θが、操舵角範囲
θ3内にあると判定された場合には、インフレータ20
A、26Aを作動可能状態とする。具体的には、インフ
レータ20A、26Aと接続された各ゲート回路をオー
プン状態にする(ステップ128)。
【0032】図8に示される如く、本実施形態では、イ
ンフレータ作動制御装置32は、右側加速度センサ46
からセンサ信号を受信すると(ステップ200)、受信
した信号から、加速度αRが所定値より大きいか否かを
判定する(ステップ202)。
【0033】加速度αRが所定値より大きいと判定され
た場合には、タイマRをスタートし(ステップ20
4)、フラグRをオンしてフラグLをオフする(ステッ
プ206)。
【0034】次に、フラグRがオンしているか否かを判
定し(ステップ208)、フラグRがオンしていると判
定した場合には次の処理(ステップ210)を行う。
【0035】以上の処理は、左側加速度センサ48にお
いても同様に行い(ステップ220〜ステップ22
8)、フラグLがオンしていると判定した場合には次の
処理(ステップ230)を行う。
【0036】ステップ210では、タイマLの時間TL
を計測する。次に、時間TLが所定の基準時間TSより
長いか否かを判定し(ステップ240)、時間TLが所
定の基準時間TSより長いと判定された場合、即ち、右
オフセットの衝突と判定された場合には、インフレータ
20A、24A、28Aを作動可能状態とする。具体的
には、インフレータ20A、24A、28A と接続さ
れた各ゲート回路をオープン状態にする(ステップ24
2)、その後、フラグRをオフする(ステップ24
4)。
【0037】一方、ステップ230では、タイマRの時
間TRを計測する。次に、時間TRが所定の基準時間T
Sより長いか否かを判定し(ステップ250)、時間T
Rが所定の基準時間TSより長いと判定された場合、即
ち、左オフセットの衝突と判定された場合には、インフ
レータ20A、24A、26Aを作動可能状態とする。
具体的には、インフレータ20A、24A、26A と
接続された各ゲート回路をオープン状態にする(ステッ
プ252)、その後、フラグLをオフする(ステップ2
54)。
【0038】ステップ240で時間TLが所定の基準時
間TSより長くないと判定された場合と、ステップ25
0で時間TRが所定の基準時間TSより長くないと判定
された場合、即ち、オフセットなしの衝突と判定された
場合には、インフレータ20A、24Aを作動可能状態
とする。具体的には、インフレータ20A、24Aと接
続された各ゲート回路をオープン状態にする(ステップ
260)、その後、フラグRとフラグLをオフする(ス
テップ262)。
【0039】従って、本実施形態のエアバッグ装置で
は、車両が衝突した場合に、インフレータ作動制御装置
32は、エアバッグ装置18を作動させるが、この時、
各インフレータ20A、22A、24A、26A、28
Aのうち、ゲート回路がオープン状態にあるインフレー
タのみが作動する。
【0040】例えば、シートポジションLが基準のシー
トポジションL0より長くなく、操舵角θが操舵角範囲
θ1内にあり、且つオフセットなしの衝突と判定された
場合には、インフレータ20A、24Aのみが作動し、
エアバッグ袋体20B、24Bのみが展開する。
【0041】一方、シートポジションLが基準のシート
ポジションL0より長く、操舵角θが操舵角範囲θ2内
にあり、且つ左オフセットの衝突と判定された場合に
は、全てのインフレータ20A、22A、24A、26
A、28Aが作動し、全てのエアバッグ袋体20B、2
2B、24B、26B、28Bが展開する。
【0042】このため、本実施形態のエアバッグ装置で
は、乗員を保護するために必要なエアバッグ袋体のみを
瞬時に効率良く展開することができ、必要のない範囲へ
のエアバッグ袋体の展開を抑制することができる。
【0043】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【0044】例えば、図1に示される如く、本発明を助
手席15のインストルメントパネル50内に設けられた
助手席エアバッグ装置52に適用しても良い。この場合
には、助手席エアバッグ装置52をメインエアバッグユ
ニット20と、上下左右のエアバッグユニット22、2
4、26、28で構成する。また、後席用のエアバッグ
装置に適用しても良い。
【0045】また、図2に示される如く、運転席14
に、スライド位置検出センサ34の他に、乗車状態・衝
突形態検出手段としての前後バーチカル位置検出センサ
36及びリクラインニング角度検出センサ38を設け、
これらの各センサ36、38もそれぞれインフレータ作
動制御装置32に接続し、スライド位置検出センサ34
の信号にこれらの各センサ36、38からの信号も含め
て乗員の乗車状態を判定し、各インフレータ20A、2
2A、24A、26A、28Aのゲート回路を制御して
も良い。
【0046】また、チルト角検出センサ43及びテレス
コストローク検出センサ44を設け、これらの各センサ
43、44もそれぞれインフレータ作動制御装置32に
接続し、スライド位置検出センサ34の信号にこれらの
各センサ43、44からの信号も含めて乗員の乗車状態
を判定し、各インフレータ20A、22A、24A、2
6A、28Aのゲート回路を制御しても良い。
【0047】さらに、本実施形態では、エアバッグ装置
18を、それぞれインフレータとエアバッグ袋体とを備
えた5つのエアバッグユニットで構成したが、これに代
えて図9に示される如く、1つのインフレータ60を、
中央部60A、上部60B、下部60C、左部60D、
右部60Eの5つに壁61により分割すると共に、図1
0に示される如く、1つのエアバッグ袋体62を、中央
部62A、上部62B、下部62C、左部62D、右部
62Eの5つに壁64により分割しても良い。この場合
には、インフレータ60の各部60A、60B、60
C、60D、60Eには、それぞれガス発生物質と着火
手段が設けられており、インフレータ作動制御装置によ
って、各ガス発生物質がそれぞれの着火手段を介して別
々に着火されて燃焼し、それに対応するエアバッグ袋体
62の各部62A、62B、62C、62D、62Eが
展開するようになっている。
【0048】要するに、本発明においては、乗員の乗車
位置、或いは乗員の座高、乗員の姿勢等の乗車状態、ス
テアリング位置、ステアリング操舵角、車両の衝突形態
等を考慮し、衝突時、乗員を保護するのに必要なエアバ
ッグ袋体のみが展開されるものであれば良い。なお、乗
員の座高、乗員の姿勢等の情報は、画像認識等により読
み込むようにする。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、衝突によって
エアバッグ袋体が展開するエアバッグ装置において、衝
突を検出する衝突検出手段と、乗員の乗車状態と車両の
衝突形態とのうちの少なくとも何方か一方を検出する乗
車状態・衝突形態検出手段と、複数の小袋から成るエア
バッグ袋体と、衝突検出手段によって衝突を検出すると
乗車状態・衝突形態検出手段からの情報に基づいて複数
の小袋のうちの必要な小袋を展開制御するための制御手
段と、を備えた構成としたので、必要のない範囲へのエ
アバッグ袋体の展開を抑制することができるという優れ
た効果を有する。
【0050】請求項2記載の本発明は、衝突によってエ
アバッグ袋体が展開するエアバッグ装置において、衝突
を検出する衝突検出手段と、複数の小袋から成るエアバ
ッグ袋体と、エアバッグ袋体が設けられたステアリング
と、ステアリングの操舵状態を検出する操舵状態検出手
段と、操舵状態検出手段によって検出された情報に基づ
いて複数の小袋のうち必要な小袋を展開制御するための
制御手段と、を備えた構成としたので、必要のない範囲
へのエアバッグ袋体の展開を抑制することができるとい
う優れた効果を有する。
【0051】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
エアバッグ装置において、運転者の運転状態と車両の衝
突形態とのうちの少なくとも何方か一方を検出する運転
状態・衝突形態検出手段を備え、制御手段が運転状態・
衝突形態検出手段の情報と操舵状態検出手段の情報とに
基づいて複数の小袋のうち必要な小袋を展開制御するの
で、請求項2記載の効果に加えて、運転状態と衝突形態
を考慮して必要なエアバッグ袋体を展開制御できるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置が適
用された車体の一部を示す斜め後方から見た斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置が適
用された車体の一部を示す概略側面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置の制
御手段を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置が適
用されたステアリングホイールを示す概略平面図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置のエ
アバッグ袋体が展開した状態を示す概略平面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置の乗
車状態判定制御を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置の操
舵状態判定制御を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置のエ
アバッグ袋体展開制御を示すフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施形態に係るエアバッグ装置が
適用されたステアリングホイールを示す概略平面図であ
る。
【図10】本発明の他の実施形態に係るエアバッグ装置
のエアバッグ袋体が展開した状態を示す概略平面図であ
る。
【図11】従来の実施形態に係るエアバッグ装置が適用
された車体の一部を示す概略側面図である。
【符号の説明】
16 ステアリングホイール 18 エアバッグ装置 20 メインエアバッグユニット 22 上エアバッグユニット 24 下エアバッグユニット 26 左エアバッグユニット 28 右エアバッグユニット 20B エアバッグ袋体(小袋) 22B エアバッグ袋体(小袋) 24B エアバッグ袋体(小袋) 26B エアバッグ袋体(小袋) 28B エアバッグ袋体(小袋) 32 インフレータ作動制御装置(制御手段) 34 スライド位置検出センサ(乗車状態・衝突形態
検出手段) 36 前後バーチカル位置検出センサ(乗車状態・衝
突形態検出手段) 38 前後バーチカル位置検出センサ(乗車状態・衝
突形態検出手段) 42 操舵角検出センサ(操舵状態検出手段) 46 右側加速度センサ(衝突検出手段、衝突形態検
出手段) 48 左側加速度センサ(衝突検出手段、衝突形態検
出手段) 52 助手席エアバッグ装置 62 エアバッグ袋体 62A 中央部 62B 上部 62C 下部 62D 左部 62E 右部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衝突によってエアバッグ袋体が展開する
    エアバッグ装置において、衝突を検出する衝突検出手段
    と、乗員の乗車状態と車両の衝突形態とのうちの少なく
    とも何方か一方を検出する乗車状態・衝突形態検出手段
    と、複数の小袋から成るエアバッグ袋体と、前記衝突検
    出手段によって衝突を検出すると前記乗車状態・衝突形
    態検出手段からの情報に基づいて前記複数の小袋のうち
    の必要な小袋を展開制御するための制御手段と、を備え
    たことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 衝突によってエアバッグ袋体が展開する
    エアバッグ装置において、衝突を検出する衝突検出手段
    と、複数の小袋から成るエアバッグ袋体と、該エアバッ
    グ袋体が設けられたステアリングと、該ステアリングの
    操舵状態を検出する操舵状態検出手段と、該操舵状態検
    出手段によって検出された情報に基づいて前記複数の小
    袋のうち必要な小袋を展開制御するための制御手段と、
    を備えたことを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 運転者の運転状態と車両の衝突形態との
    うちの少なくとも何方か一方を検出する運転状態・衝突
    形態検出手段を備え、前記制御手段が前記運転状態・衝
    突形態検出手段の情報と前記操舵状態検出手段の情報と
    に基づいて前記複数の小袋のうち必要な小袋を展開制御
    することを特徴とする請求項2記載のエアバッグ装置。
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Cited By (8)

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