JPH0986040A - 感熱記録体 - Google Patents
感熱記録体Info
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- JPH0986040A JPH0986040A JP7244565A JP24456595A JPH0986040A JP H0986040 A JPH0986040 A JP H0986040A JP 7244565 A JP7244565 A JP 7244565A JP 24456595 A JP24456595 A JP 24456595A JP H0986040 A JPH0986040 A JP H0986040A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】地肌カブリが少なく、しかも記録感度および記
録像の耐熱性、耐光性、耐水性に優れた感熱記録体を提
供することにある。 【解決手段】ロイコ染料と呈色剤を含有する記録層を設
けた感熱記録体において、記録層中に、2,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホンおよび2−(2’−ヒドロ
キシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールとを
含有させ、更に1,1,3−トリス(2−メチル−4−
ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタンまた
は1−〔α−メチル−α−(p−ヒドロキシフェニル)
エチル〕−4−〔α’,α’−ビス(p−ヒドロキシフ
ェニル)エチル〕ベンゼンの少なくとも一種を含有させ
た感熱記録体。
録像の耐熱性、耐光性、耐水性に優れた感熱記録体を提
供することにある。 【解決手段】ロイコ染料と呈色剤を含有する記録層を設
けた感熱記録体において、記録層中に、2,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホンおよび2−(2’−ヒドロ
キシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールとを
含有させ、更に1,1,3−トリス(2−メチル−4−
ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタンまた
は1−〔α−メチル−α−(p−ヒドロキシフェニル)
エチル〕−4−〔α’,α’−ビス(p−ヒドロキシフ
ェニル)エチル〕ベンゼンの少なくとも一種を含有させ
た感熱記録体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロイコ染料と呈色
剤との発色反応を利用した感熱記録体に関し、記録感度
および記録像の耐熱性、耐光性、耐水性に優れた感熱記
録体に関するものである。
剤との発色反応を利用した感熱記録体に関し、記録感度
および記録像の耐熱性、耐光性、耐水性に優れた感熱記
録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロイコ染料と有機または無機の呈色剤と
の発色反応を利用し、熱により両物質を接触させて記録
像を得るようにした感熱記録体はよく知られている。か
かる感熱記録体は比較的安価であり、また記録機器がコ
ンパクトで、且つその保守も容易な為、ファクシミリや
各種計算機等の記録媒体としてのみならず巾広い分野に
おいて使用されている。
の発色反応を利用し、熱により両物質を接触させて記録
像を得るようにした感熱記録体はよく知られている。か
かる感熱記録体は比較的安価であり、また記録機器がコ
ンパクトで、且つその保守も容易な為、ファクシミリや
各種計算機等の記録媒体としてのみならず巾広い分野に
おいて使用されている。
【0003】例えばその利用分野の1つとして、小売店
等のPOS(Point of sales) システム化の拡大に伴っ
て、感熱記録体を商品等の表示用ラベルとして使用する
ケースが増大している。商品に貼られたラベル用感熱記
録体は、一般に記録像の保存安定性が充分ではなく、経
時的に褪色してしまう問題がある。特に高温条件下や、
水中の条件下では比較的短時間のうちに記録像が消失し
てしまうため、その改善が強く要請されている。
等のPOS(Point of sales) システム化の拡大に伴っ
て、感熱記録体を商品等の表示用ラベルとして使用する
ケースが増大している。商品に貼られたラベル用感熱記
録体は、一般に記録像の保存安定性が充分ではなく、経
時的に褪色してしまう問題がある。特に高温条件下や、
水中の条件下では比較的短時間のうちに記録像が消失し
てしまうため、その改善が強く要請されている。
【0004】更に、記録速度の高速化と相まって、感熱
記録体の記録感度を高めるために、記録層中に低融点の
熱可融性物質(増感剤)を添加する提案がされている
が、低融点の熱可融性物質の添加により記録感度は高ま
るが、地肌カブリが発生し易くなり、特に記録像の耐熱
保存性が低下する問題がある。記録像の耐熱保存性を改
良するために、例えば3−ジ(n−ブチル)アミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオランに2種類の低融点の
可融性物質の添加(特開平1−281983)が提案さ
れているが、記録像の保存性に問題がある。
記録体の記録感度を高めるために、記録層中に低融点の
熱可融性物質(増感剤)を添加する提案がされている
が、低融点の熱可融性物質の添加により記録感度は高ま
るが、地肌カブリが発生し易くなり、特に記録像の耐熱
保存性が低下する問題がある。記録像の耐熱保存性を改
良するために、例えば3−ジ(n−ブチル)アミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオランに2種類の低融点の
可融性物質の添加(特開平1−281983)が提案さ
れているが、記録像の保存性に問題がある。
【0005】また、記録像の保存性に優れ、しかも地肌
カブリの少ない感熱記録材料として2,4’−ジヒドロ
キシジフェニルスルホンおよびシュウ酸ジ−p−クロロ
ベンジルエステル、或いはシュウ酸ジ−p−メチルベン
ジルエステルを用いることが特開平6−1069号公報
に記載され、特開平6−127124号公報には2,
4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンとヒンダ−ドフ
ェノ−ルを用いた感熱記録体が記録像の耐水性に優れ、
更に特開平5−139031号公報には増感剤としてシ
ュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステルとシュウ酸ジ−
p−クロロベンジルエステルを併用した感熱記録材料が
記録感度に優れていることが記載されているが、記録像
の保存性に優れたものが得られていないのが現状であ
る。
カブリの少ない感熱記録材料として2,4’−ジヒドロ
キシジフェニルスルホンおよびシュウ酸ジ−p−クロロ
ベンジルエステル、或いはシュウ酸ジ−p−メチルベン
ジルエステルを用いることが特開平6−1069号公報
に記載され、特開平6−127124号公報には2,
4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンとヒンダ−ドフ
ェノ−ルを用いた感熱記録体が記録像の耐水性に優れ、
更に特開平5−139031号公報には増感剤としてシ
ュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステルとシュウ酸ジ−
p−クロロベンジルエステルを併用した感熱記録材料が
記録感度に優れていることが記載されているが、記録像
の保存性に優れたものが得られていないのが現状であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、地肌
カブリが少なく、しかも記録感度および記録像の耐熱
性、耐光性、耐水性に優れた感熱記録体を提供すること
にある。
カブリが少なく、しかも記録感度および記録像の耐熱
性、耐光性、耐水性に優れた感熱記録体を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロイコ染料と
呈色剤とを含有する記録層を設けた感熱記録体におい
て、記録層中に、2,4’−ジヒドロキシジフェニルス
ルホンおよび2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾールとを含有させ、更に1,
1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シ
クロヘキシルフェニル)ブタンまたは1−〔α−メチル
−α−(p−ヒドロキシフェニル)エチル〕−4−
〔α’,α’−ビス(p−ヒドロキシフェニル)エチ
ル〕ベンゼンの少なくとも一種を含有させることにより
上記の課題が解決されると共に、完成されるに至った。
呈色剤とを含有する記録層を設けた感熱記録体におい
て、記録層中に、2,4’−ジヒドロキシジフェニルス
ルホンおよび2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾールとを含有させ、更に1,
1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シ
クロヘキシルフェニル)ブタンまたは1−〔α−メチル
−α−(p−ヒドロキシフェニル)エチル〕−4−
〔α’,α’−ビス(p−ヒドロキシフェニル)エチ
ル〕ベンゼンの少なくとも一種を含有させることにより
上記の課題が解決されると共に、完成されるに至った。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、ロイコ染料と呈色剤と
を含有する記録層を設けた感熱記録体において、記録層
中に、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンなる
特定の呈色剤と2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチル
フェニル)ベンゾトリアゾールなる特定の紫外線吸収剤
とを含有させると共に、更に1,1,3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニ
ル)ブタンまたは1−〔α−メチル−α−(p−ヒドロ
キシフェニル)エチル〕−4−〔α’,α’−ビス(p
−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼンなる特定の保
存性改良剤の少なくとも一種を含有させることを特徴と
するもので、かかる特定の呈色剤と特定の紫外線吸収剤
を併用することにより、地肌カブリの発生が少なく、し
かも記録像の耐光性と共に記録感度が著しく改良され、
更に特定の保存性改良剤を併用することにより記録像の
耐水性が改良される。
を含有する記録層を設けた感熱記録体において、記録層
中に、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンなる
特定の呈色剤と2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチル
フェニル)ベンゾトリアゾールなる特定の紫外線吸収剤
とを含有させると共に、更に1,1,3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニ
ル)ブタンまたは1−〔α−メチル−α−(p−ヒドロ
キシフェニル)エチル〕−4−〔α’,α’−ビス(p
−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼンなる特定の保
存性改良剤の少なくとも一種を含有させることを特徴と
するもので、かかる特定の呈色剤と特定の紫外線吸収剤
を併用することにより、地肌カブリの発生が少なく、し
かも記録像の耐光性と共に記録感度が著しく改良され、
更に特定の保存性改良剤を併用することにより記録像の
耐水性が改良される。
【0009】本発明の感熱記録体において、ロイコ染料
と特定の呈色剤、ロイコ染料と特定の増感剤、およびロ
イコ染料と特定の保存性改良剤との使用比率については
特に限定されるものではないが、一般にロイコ染料10
0重量部に対して特定の呈色剤を100〜700重量
部、好ましくは150〜500重量部、特定の紫外線吸
収剤を10〜700重量部、好ましくは50〜500重
量部、特定の保存性改良剤を1〜500重量部、好まし
くは10〜300重量部の範囲で調節するのが望まし
い。
と特定の呈色剤、ロイコ染料と特定の増感剤、およびロ
イコ染料と特定の保存性改良剤との使用比率については
特に限定されるものではないが、一般にロイコ染料10
0重量部に対して特定の呈色剤を100〜700重量
部、好ましくは150〜500重量部、特定の紫外線吸
収剤を10〜700重量部、好ましくは50〜500重
量部、特定の保存性改良剤を1〜500重量部、好まし
くは10〜300重量部の範囲で調節するのが望まし
い。
【0010】記録層に含有されるロイコ染料としては特
に限定されるものではなく、各種公知のものが使用でき
る。かかるロイコ染料の具体的としては、例えば3,3
−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチル
アミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−メチ
ルフェニル)−3−(4−ジメチルアミノフェニル)−
6−ジメチルアミノフタリド、3−(N−エチル−N−
p−トリル)アミノ−7−N−メチルアニリノフルオラ
ン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフル
オラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジメチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル7アニリ
ノフルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−7−(o
−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−
(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−
7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−n−
プロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−p−ジメチルアミノフェニルアミノ−5,7−
ジメチルフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル
−7−m−トルイジノフルオラン、3−(N−n−ヘキ
シル−N−エチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−(N−エチル−N−イソブチル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−p−エトキシアニリノフル
オラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(3’−トリフ
ルオロメチルフェニル)アミノフルオラン、3,3−ビ
ス〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチ
ルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,
6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1−
(4−メトキシフェニル)−1−(4−ピロリジノフェ
ニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラ
クロロフタリド、3−p−(p−ジメチルアミノアニリ
ノ)アニリノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−p−(p−クロロアニリノ)アニリノ−6−メチル−
7−クロロフルオラン、3,6−ビス(ジメチルアミ
ノ)フルオレン−9−スピロ−3’−(6’−ジメチル
アミノ)フタリド等が挙げられる。勿論、これらに限定
されるものではなく、また必要に応じて二種以上を併用
することもできる。
に限定されるものではなく、各種公知のものが使用でき
る。かかるロイコ染料の具体的としては、例えば3,3
−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチル
アミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−メチ
ルフェニル)−3−(4−ジメチルアミノフェニル)−
6−ジメチルアミノフタリド、3−(N−エチル−N−
p−トリル)アミノ−7−N−メチルアニリノフルオラ
ン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフル
オラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジメチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル7アニリ
ノフルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−7−(o
−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−
(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−
7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−n−
プロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−p−ジメチルアミノフェニルアミノ−5,7−
ジメチルフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル
−7−m−トルイジノフルオラン、3−(N−n−ヘキ
シル−N−エチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−(N−エチル−N−イソブチル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−p−エトキシアニリノフル
オラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(3’−トリフ
ルオロメチルフェニル)アミノフルオラン、3,3−ビ
ス〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチ
ルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,
6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1−
(4−メトキシフェニル)−1−(4−ピロリジノフェ
ニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラ
クロロフタリド、3−p−(p−ジメチルアミノアニリ
ノ)アニリノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−p−(p−クロロアニリノ)アニリノ−6−メチル−
7−クロロフルオラン、3,6−ビス(ジメチルアミ
ノ)フルオレン−9−スピロ−3’−(6’−ジメチル
アミノ)フタリド等が挙げられる。勿論、これらに限定
されるものではなく、また必要に応じて二種以上を併用
することもできる。
【0011】上記の如きロイコ染料と共に呈色剤として
2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンを使用する
ものであるが、本発明の所望の効果を損なわない限りに
おいて、他の公知の呈色剤を併用することもできる。か
かる呈色剤の具体例としては、例えば4,4’−イソプ
ロピリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキシリデ
ンジフェノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−メチルペンタン、4,4’−ジヒドロキシジ
フェニルスルフィド、ヒドロキノンモノベンジルエーテ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−
イソプロポキシジフェニルスルホン、ビス(3−アリル
−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、4−ヒドロキシ
−4’−メチルジフェニルスルホン、4−ヒドロキシフ
ェニル−4’−ベンジルオキシフェニルスルホン、3,
4−ジヒドロキシフェニル−4’−メチルフェニルスル
ホン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−
フェニルエタン、1,4−ビス〔α−メチル−α−
(4’−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン、1,
3−ビス〔α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニ
ル)エチル〕ベンゼン、ジ(4−ヒドロキシ−3−メチ
ルフェニル)スルフィド、2,2’−チオビス(3−te
rt−オクチルフェノール)等のフェノール性化合物、
N,N’−ジ−m−クロロフェニルチオウレア等のチオ
尿素化合物、N−(p−トルエンスルホニル)カルバモ
イル酸p−クミルフェニルエステル、N−(p−トルエ
ンスルホニル)カルバモイル酸p−ベンジルオキシフェ
ニルエステル、N−(o−トルオイル)−p−トルエン
スルホアミド、N−(p−トルエンスルホニル)−N’
−(p−トリル)尿素等の分子内に−SO2 NH−結合
を有するもの、p−クロロ安息香酸亜鉛、4−〔2−
(p−メトキシフェノキシ)エチルオキシ〕サリチル酸
亜鉛、4−〔3−(p−トリルスルホニル)プロピルオ
キシ〕サリチル酸、5−〔p−(2−p−メトキシフェ
ノキシエトキシ)クミル〕サリチル酸亜鉛等の芳香族カ
ルボン酸の亜鉛塩などが挙げられる。
2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンを使用する
ものであるが、本発明の所望の効果を損なわない限りに
おいて、他の公知の呈色剤を併用することもできる。か
かる呈色剤の具体例としては、例えば4,4’−イソプ
ロピリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキシリデ
ンジフェノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−メチルペンタン、4,4’−ジヒドロキシジ
フェニルスルフィド、ヒドロキノンモノベンジルエーテ
ル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−
イソプロポキシジフェニルスルホン、ビス(3−アリル
−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、4−ヒドロキシ
−4’−メチルジフェニルスルホン、4−ヒドロキシフ
ェニル−4’−ベンジルオキシフェニルスルホン、3,
4−ジヒドロキシフェニル−4’−メチルフェニルスル
ホン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−
フェニルエタン、1,4−ビス〔α−メチル−α−
(4’−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン、1,
3−ビス〔α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニ
ル)エチル〕ベンゼン、ジ(4−ヒドロキシ−3−メチ
ルフェニル)スルフィド、2,2’−チオビス(3−te
rt−オクチルフェノール)等のフェノール性化合物、
N,N’−ジ−m−クロロフェニルチオウレア等のチオ
尿素化合物、N−(p−トルエンスルホニル)カルバモ
イル酸p−クミルフェニルエステル、N−(p−トルエ
ンスルホニル)カルバモイル酸p−ベンジルオキシフェ
ニルエステル、N−(o−トルオイル)−p−トルエン
スルホアミド、N−(p−トルエンスルホニル)−N’
−(p−トリル)尿素等の分子内に−SO2 NH−結合
を有するもの、p−クロロ安息香酸亜鉛、4−〔2−
(p−メトキシフェノキシ)エチルオキシ〕サリチル酸
亜鉛、4−〔3−(p−トリルスルホニル)プロピルオ
キシ〕サリチル酸、5−〔p−(2−p−メトキシフェ
ノキシエトキシ)クミル〕サリチル酸亜鉛等の芳香族カ
ルボン酸の亜鉛塩などが挙げられる。
【0012】本発明では記録層中に、更に紫外線吸収剤
として2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾールを含有させることにより、記録
像の耐光性と共に、地肌カブリが少なく、しかも記録感
度が著しく高められられる効果が得られるが、本発明の
所望の効果を損なわない限りにおいて、各種公知の増感
剤を併用することもでき、かかる増感剤の具体例として
は、例えばエチレンビスステアリン酸アミド、N−ベン
ゾイルステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、メチ
レンビスステアリン酸アミド、テレフタル酸ジベジル、
p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、1,2−ジ(4
−メトキシフェノキシ)エタン、1,2−ジ(3−メチ
ルフェノキシ)エタン、1,2−ジ(4−クロロフェノ
キシ)エタン、1−(4−メトキシフェノキシ)−2−
(3−メチルフェノキシ)エタン、1,4−ジ(フェニ
ルチオ)ブタン、p−アセトトルイジド、p−アセトフ
ェネチジド、N−アセトアセチル−p−トルイジン、p
−ジ(ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、1−イソプロ
ピルフェニル−2−フェニルエタン、2−ナフチルヘン
ジルエーテル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステ
ル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、シュウ
酸ジベンジルエステル等が例示される。
として2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾールを含有させることにより、記録
像の耐光性と共に、地肌カブリが少なく、しかも記録感
度が著しく高められられる効果が得られるが、本発明の
所望の効果を損なわない限りにおいて、各種公知の増感
剤を併用することもでき、かかる増感剤の具体例として
は、例えばエチレンビスステアリン酸アミド、N−ベン
ゾイルステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、メチ
レンビスステアリン酸アミド、テレフタル酸ジベジル、
p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、1,2−ジ(4
−メトキシフェノキシ)エタン、1,2−ジ(3−メチ
ルフェノキシ)エタン、1,2−ジ(4−クロロフェノ
キシ)エタン、1−(4−メトキシフェノキシ)−2−
(3−メチルフェノキシ)エタン、1,4−ジ(フェニ
ルチオ)ブタン、p−アセトトルイジド、p−アセトフ
ェネチジド、N−アセトアセチル−p−トルイジン、p
−ジ(ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、1−イソプロ
ピルフェニル−2−フェニルエタン、2−ナフチルヘン
ジルエーテル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステ
ル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、シュウ
酸ジベンジルエステル等が例示される。
【0013】記録像の耐水性を高めるために保存性改良
剤として1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタンまたは1−
〔α−メチル−α−(p−ヒドロキシフェニル)エチ
ル〕−4−〔α’,α’−ビス(p−ヒドロキシフェニ
ル)エチル〕ベンゼンの少なくとも一種を含有させるも
のであるが、本発明の所望の効果を損なわない限りにお
いて、他の各種公知の保存性改良を併用することもで
き、かかる保存性改良剤の具体例としては、例えば2,
2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフ
ェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−
tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−
メチル−6−tert−ブチルフェノール)、1,1,3−
トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチ
ルフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル
フェニル)プロパン等のヒンダードフェノール化合物、
1,4−ジグリシジルオキシベンゼン、4,4’−ジグ
リシジルオキシジフェニルスルホン、4−ベンジルオキ
シ−4’−(2−メチルグリシジルオキシ)ジフェニル
スルホン、テレフタル酸ジグリシジル、クレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂等のエポキシ
化合物、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレン
ジアミン、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert
−ブチルフェニル)ホスフェイトのナトリウムまたは多
価金属塩、ビス(4−エチレンイミノカルボニルアミノ
フェニル)メタン等が挙げられる。
剤として1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタンまたは1−
〔α−メチル−α−(p−ヒドロキシフェニル)エチ
ル〕−4−〔α’,α’−ビス(p−ヒドロキシフェニ
ル)エチル〕ベンゼンの少なくとも一種を含有させるも
のであるが、本発明の所望の効果を損なわない限りにお
いて、他の各種公知の保存性改良を併用することもで
き、かかる保存性改良剤の具体例としては、例えば2,
2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフ
ェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−
tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−
メチル−6−tert−ブチルフェノール)、1,1,3−
トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチ
ルフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル
フェニル)プロパン等のヒンダードフェノール化合物、
1,4−ジグリシジルオキシベンゼン、4,4’−ジグ
リシジルオキシジフェニルスルホン、4−ベンジルオキ
シ−4’−(2−メチルグリシジルオキシ)ジフェニル
スルホン、テレフタル酸ジグリシジル、クレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂等のエポキシ
化合物、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレン
ジアミン、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert
−ブチルフェニル)ホスフェイトのナトリウムまたは多
価金属塩、ビス(4−エチレンイミノカルボニルアミノ
フェニル)メタン等が挙げられる。
【0014】これらのロイコ染料、呈色剤、増感剤およ
び保存性改良剤などを含む記録層用塗液は、一般に水を
分散媒体とし、ボールミル、アトライター、サンドミル
などの攪拌・粉砕機によりロイコ染料、呈色剤、増感剤
および保存性改良剤を一緒にまたは別々に分散し、接着
剤などを添加して調製される。
び保存性改良剤などを含む記録層用塗液は、一般に水を
分散媒体とし、ボールミル、アトライター、サンドミル
などの攪拌・粉砕機によりロイコ染料、呈色剤、増感剤
および保存性改良剤を一緒にまたは別々に分散し、接着
剤などを添加して調製される。
【0015】接着剤の具体例としては、例えばデンプン
類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ア
ラビアガム、ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポ
リビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリビニル
アルコール、ケイ素変性ポリビニルアルコール、ジイソ
ブチレン・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・無水
マレイン酸共重合体塩、エチレン・アクリル酸共重合体
塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・ブタ
ジエン共重合体エマルジョン、尿素樹脂、メラミン樹
脂、アミド樹脂、ポリウレタン樹脂等の少なくとも一種
が、記録層の全固形分に対して5〜30重量%程度の範
囲で配合される。
類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ア
ラビアガム、ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポ
リビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリビニル
アルコール、ケイ素変性ポリビニルアルコール、ジイソ
ブチレン・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・無水
マレイン酸共重合体塩、エチレン・アクリル酸共重合体
塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・ブタ
ジエン共重合体エマルジョン、尿素樹脂、メラミン樹
脂、アミド樹脂、ポリウレタン樹脂等の少なくとも一種
が、記録層の全固形分に対して5〜30重量%程度の範
囲で配合される。
【0016】また、記録層用塗液中には必要に応じて各
種の助剤を添加することができ、例えばジオクチルスル
ホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、ラウリルアルコール硫酸エステルナトリウ
ム、脂肪酸金属塩等の分散剤、ステアリン酸亜鉛、ステ
アリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバ
ロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等のワッ
クス類、消泡剤、着色染料、顔料等が適宜添加される。
種の助剤を添加することができ、例えばジオクチルスル
ホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、ラウリルアルコール硫酸エステルナトリウ
ム、脂肪酸金属塩等の分散剤、ステアリン酸亜鉛、ステ
アリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバ
ロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等のワッ
クス類、消泡剤、着色染料、顔料等が適宜添加される。
【0017】顔料としては、例えばカオリン、クレー、
炭酸カルシウム、焼成クレー、焼成カオリン、酸化チタ
ン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土等の無機顔
料やスチレンマイクロボール、ナイロンパウダー、ポリ
エチレンパウダー、尿素・ホルマリン樹脂フィラー、生
デンプン粒子等の有機顔料等が挙げられる。
炭酸カルシウム、焼成クレー、焼成カオリン、酸化チタ
ン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土等の無機顔
料やスチレンマイクロボール、ナイロンパウダー、ポリ
エチレンパウダー、尿素・ホルマリン樹脂フィラー、生
デンプン粒子等の有機顔料等が挙げられる。
【0018】本発明の感熱記録体は、記録層上に可塑剤
や油等の薬品に対する記録像の保存性、或いは記録適性
を改良する目的で保護層を設けることもでき、保護層を
形成するための保護層用塗液の調製方法については特に
限定するものではなく、一般に水を分散媒体とし、デン
プン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイ
ン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、カルボキシ
変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリ
ビニルアルコール、珪素変性ポリビニルアルコール等の
接着剤とカオリン、軽質炭酸カルシウム、微粒子シリカ
等の顔料とを混合、攪拌して調製される。
や油等の薬品に対する記録像の保存性、或いは記録適性
を改良する目的で保護層を設けることもでき、保護層を
形成するための保護層用塗液の調製方法については特に
限定するものではなく、一般に水を分散媒体とし、デン
プン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイ
ン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、カルボキシ
変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリ
ビニルアルコール、珪素変性ポリビニルアルコール等の
接着剤とカオリン、軽質炭酸カルシウム、微粒子シリカ
等の顔料とを混合、攪拌して調製される。
【0019】更に、保護層用塗液中には、必要に応じて
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエチ
レンワックス、カルナバロウ、パラフィンワックス、エ
ステルワックス等の滑剤、ジオクチルスルホコハク酸ナ
トリウム等の界面活性剤(分散剤、湿潤剤)、消泡剤、
カリミョウバンや酢酸アルミニウム等の水溶性多価金属
塩等の各種助剤を適宜添加することもできる。また、耐
水性を一層向上させるためにグリオキザ−ル、ホウ酸、
ジアルデヒドデンプン、エポキシ系化合物等の硬化剤を
併用することもできる。
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエチ
レンワックス、カルナバロウ、パラフィンワックス、エ
ステルワックス等の滑剤、ジオクチルスルホコハク酸ナ
トリウム等の界面活性剤(分散剤、湿潤剤)、消泡剤、
カリミョウバンや酢酸アルミニウム等の水溶性多価金属
塩等の各種助剤を適宜添加することもできる。また、耐
水性を一層向上させるためにグリオキザ−ル、ホウ酸、
ジアルデヒドデンプン、エポキシ系化合物等の硬化剤を
併用することもできる。
【0020】記録層および保護層の形成方法については
特に限定されず、例えばエアーナイフコーティング、バ
リバーブレードコーティング、ピュアーブレードコーテ
ィング、ロッドブレードコーティング、ショートドウェ
ルコーティング、カーテンコーティング、ダイコーティ
ング等の適当な塗布方法により記録層用塗液を支持体上
に塗布・乾燥した後、更に保護層用塗液を記録層上に塗
布・乾燥する等の方法で形成される。なお、支持体とし
ては、紙、プラスチックフィルム、合成紙、不織布、金
属蒸着物等のうちから適宜選択して使用される。また、
記録層用塗液の塗布量は乾燥重量で2〜12g/m2 、
好ましくは3〜10g/m2 程度、保護層用塗液の塗布
量は乾燥重量で0.5〜15g/m2 、好ましくは1.
0〜8g/m2 程度の範囲で調節される。
特に限定されず、例えばエアーナイフコーティング、バ
リバーブレードコーティング、ピュアーブレードコーテ
ィング、ロッドブレードコーティング、ショートドウェ
ルコーティング、カーテンコーティング、ダイコーティ
ング等の適当な塗布方法により記録層用塗液を支持体上
に塗布・乾燥した後、更に保護層用塗液を記録層上に塗
布・乾燥する等の方法で形成される。なお、支持体とし
ては、紙、プラスチックフィルム、合成紙、不織布、金
属蒸着物等のうちから適宜選択して使用される。また、
記録層用塗液の塗布量は乾燥重量で2〜12g/m2 、
好ましくは3〜10g/m2 程度、保護層用塗液の塗布
量は乾燥重量で0.5〜15g/m2 、好ましくは1.
0〜8g/m2 程度の範囲で調節される。
【0021】なお、必要に応じて感熱記録体の裏面側に
も保護層を設け、一層保存性を高めたり、強光沢を持た
せることも可能である。さらに、支持体に下塗層を設け
たり、各層塗抹後にスーパーカレンダー掛け等の平滑化
処理を施したり、あるいは記録体裏面に粘着剤処理を施
して粘着ラベルに加工したり、再湿接着剤層をもうけた
り、磁気記録層や印刷用塗被層さらには熱転写記録層を
設けるなど、感熱記録体製造分野における各種の公知技
術が必要に応じて付加し得るものである。
も保護層を設け、一層保存性を高めたり、強光沢を持た
せることも可能である。さらに、支持体に下塗層を設け
たり、各層塗抹後にスーパーカレンダー掛け等の平滑化
処理を施したり、あるいは記録体裏面に粘着剤処理を施
して粘着ラベルに加工したり、再湿接着剤層をもうけた
り、磁気記録層や印刷用塗被層さらには熱転写記録層を
設けるなど、感熱記録体製造分野における各種の公知技
術が必要に応じて付加し得るものである。
【0022】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、例中の部および%は、特に断らない限りそれぞれ重
量部および重量%を示す。
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、例中の部および%は、特に断らない限りそれぞれ重
量部および重量%を示す。
【0023】実施例1 A液調製 2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール40部、ポリビニルアルコール〔日本合
成化学(株)製、ゴ−セランL−3266〕の10%水
溶液40部、および水20部からなる組成物を縦型サン
ドミル〔アイメックス(株)製〕にて、粒径1.3μm
になるまで分散した。
ゾトリアゾール40部、ポリビニルアルコール〔日本合
成化学(株)製、ゴ−セランL−3266〕の10%水
溶液40部、および水20部からなる組成物を縦型サン
ドミル〔アイメックス(株)製〕にて、粒径1.3μm
になるまで分散した。
【0024】B液調製 3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン10部、メチルセルロースの5%水溶液5
部および水40部からなる組成物をサンドミルで平均粒
子径が1μmになるまで粉砕した。
ノフルオラン10部、メチルセルロースの5%水溶液5
部および水40部からなる組成物をサンドミルで平均粒
子径が1μmになるまで粉砕した。
【0025】 C液調製 2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン30部、メ
チルセルロースの5%水溶液5部および水70部からな
る組成物をサンドミルで平均粒子径が2μmになるまで
粉砕した。
チルセルロースの5%水溶液5部および水70部からな
る組成物をサンドミルで平均粒子径が2μmになるまで
粉砕した。
【0026】 D液調製 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−シクロヘキシルフェニル)ブタン30部、メチルセル
ロースの5%水溶液5部および水55部からなる組成物
をサンドミルで平均粒子径が1μmになるまで粉砕し
た。
−シクロヘキシルフェニル)ブタン30部、メチルセル
ロースの5%水溶液5部および水55部からなる組成物
をサンドミルで平均粒子径が1μmになるまで粉砕し
た。
【0027】 記録層の形成 A液34部、B液75部、C液122部、D液28部、
ポリビニルアルコールの10%水溶液170部、グリオ
キザールの40%水溶液3部および水酸化アルミニウム
4部を混合攪拌して得られた塗液を、44g/m2 の上
質紙の片面に乾燥後の塗布量が5g/m2 となるように
塗布乾燥して記録層を形成した。
ポリビニルアルコールの10%水溶液170部、グリオ
キザールの40%水溶液3部および水酸化アルミニウム
4部を混合攪拌して得られた塗液を、44g/m2 の上
質紙の片面に乾燥後の塗布量が5g/m2 となるように
塗布乾燥して記録層を形成した。
【0028】 保護層の形成 アセトアセチル基変性ポリビニルアルコールの10%水
溶液195部、平均粒子径1.0μmの水酸化アルミニ
ウム40部、カオリン〔商品名:UW−90、EMC社
製〕10部、ステアリン酸亜鉛の30%分散液16部、
濃度30%の硬化剤〔商品名:PA−800、日本PM
C社製〕0.7部および水100部からなる組成物を混
合攪拌して得られた保護層用塗液を、記録層上に乾燥後
の塗布量が4g/m2 となるように塗布乾燥して保護層
を形成した後、スーパーカレンダー処理を行い感熱記録
体を得た。
溶液195部、平均粒子径1.0μmの水酸化アルミニ
ウム40部、カオリン〔商品名:UW−90、EMC社
製〕10部、ステアリン酸亜鉛の30%分散液16部、
濃度30%の硬化剤〔商品名:PA−800、日本PM
C社製〕0.7部および水100部からなる組成物を混
合攪拌して得られた保護層用塗液を、記録層上に乾燥後
の塗布量が4g/m2 となるように塗布乾燥して保護層
を形成した後、スーパーカレンダー処理を行い感熱記録
体を得た。
【0029】実施例2 D液調製において、1,1,3−トリス(2−メチル−
4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン
30部の代わりに1−〔α−メチル−α−(p−ヒドロ
キシフェニル)エチル〕−4−〔α’,α’−ビス(p
−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン30部を用い
た以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン
30部の代わりに1−〔α−メチル−α−(p−ヒドロ
キシフェニル)エチル〕−4−〔α’,α’−ビス(p
−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン30部を用い
た以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0030】実施例3 B液調製において、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン10部の代わりに3−
(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン10部を用いた以外は、実施例1と同
様にして感熱記録体を得た。
メチル−7−アニリノフルオラン10部の代わりに3−
(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン10部を用いた以外は、実施例1と同
様にして感熱記録体を得た。
【0031】比較例1 記録層の形成において、A液を用いなかった以外は、実
施例1と同様にして感熱記録体を得た。
施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0032】比較例2 記録層の形成において、D液を用いなかった以外は、実
施例1と同様にして感熱記録体を得た。
施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0033】比較例3 A液調製において、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール40部の代わりに
1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン40部を
用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。
チルフェニル)ベンゾトリアゾール40部の代わりに
1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン40部を
用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。
【0034】比較例4 C液調製において、2,4’−ジヒドロキシジフェニル
スルホン30部の代わりに、4,4’−イソプロピリデ
ンジフェノール30部を用いた以外は、実施例1と同様
にして感熱記録体を得た。
スルホン30部の代わりに、4,4’−イソプロピリデ
ンジフェノール30部を用いた以外は、実施例1と同様
にして感熱記録体を得た。
【0035】比較例5 D液調製において、1,1,3−トリス(2−メチル−
4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン
30部の代わりに、2,2’−メチレンビス(4,6−
ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフェイトのナトリウム
塩30部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記
録体を得た。
4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン
30部の代わりに、2,2’−メチレンビス(4,6−
ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフェイトのナトリウム
塩30部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記
録体を得た。
【0036】かくして得られた感熱記録体について以下
の評価試験を行い、その結果を〔表1〕に記載した。 〔評価〕
の評価試験を行い、その結果を〔表1〕に記載した。 〔評価〕
【0037】〔発色性〕感熱記録評価機〔商品名:TH
−PMD、大倉電気社製〕を用い、印加エネルギー0.50
mJ/dotにて各感熱記録体を発色させ、得られた記
録像の発色濃度をマクベス濃度計〔RD−914型、マ
クベス社製〕でビジュアルモードにて測定し、結果を表
に記載した。
−PMD、大倉電気社製〕を用い、印加エネルギー0.50
mJ/dotにて各感熱記録体を発色させ、得られた記
録像の発色濃度をマクベス濃度計〔RD−914型、マ
クベス社製〕でビジュアルモードにて測定し、結果を表
に記載した。
【0038】〔耐光性〕上記〔発色性〕で記録後の感熱
記録体の地肌部の初期濃度とキセノンフェードメーター
(スガ試験機社製)で14時間(キセノンアーク)照射
した後の地肌部の濃度をマクベス濃度計(ブルーフィル
ター使用)で測定した。
記録体の地肌部の初期濃度とキセノンフェードメーター
(スガ試験機社製)で14時間(キセノンアーク)照射
した後の地肌部の濃度をマクベス濃度計(ブルーフィル
ター使用)で測定した。
【0039】〔耐高熱性〕上記〔発色性〕で記録後の感
熱記録体を、80℃中に24時間放置した後の発色濃度
と地肌部濃度をマクベス濃度計(ビジュアルモード)に
て測定し、耐高熱性を評価した。
熱記録体を、80℃中に24時間放置した後の発色濃度
と地肌部濃度をマクベス濃度計(ビジュアルモード)に
て測定し、耐高熱性を評価した。
【0040】〔耐水性〕上記〔発色性〕で記録後の感熱
記録体を、20℃の水道水に24時間浸漬放置した後の
発色濃度をマクベス濃度計(ビジュアルモード)にて測
定し、耐水性を評価した。
記録体を、20℃の水道水に24時間浸漬放置した後の
発色濃度をマクベス濃度計(ビジュアルモード)にて測
定し、耐水性を評価した。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】〔表1〕に示されているように、本発明
は地肌カブリが少なく、しかも記録感度および記録像の
耐熱性、耐光性、耐水性に優れた効果が得られた感熱記
録体であった。
は地肌カブリが少なく、しかも記録感度および記録像の
耐熱性、耐光性、耐水性に優れた効果が得られた感熱記
録体であった。
Claims (1)
- 【請求項1】支持体上にロイコ染料と呈色剤とを含有す
る記録層を設けた感熱記録体において、記録層中に、
2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンおよび2−
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾールとを含有させ、更に1,1,3−トリス(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニ
ル)ブタンまたは1−〔α−メチル−α−(p−ヒドロ
キシフェニル)エチル〕−4−〔α’,α’−ビス(p
−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼンの少なくとも
一種を含有させたことを特徴とする感熱記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7244565A JPH0986040A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 感熱記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7244565A JPH0986040A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 感熱記録体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0986040A true JPH0986040A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17120615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7244565A Pending JPH0986040A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 感熱記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0986040A (ja) |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP7244565A patent/JPH0986040A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040224 |