JPH0985977A - サーマルヘッド - Google Patents
サーマルヘッドInfo
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- JPH0985977A JPH0985977A JP26913595A JP26913595A JPH0985977A JP H0985977 A JPH0985977 A JP H0985977A JP 26913595 A JP26913595 A JP 26913595A JP 26913595 A JP26913595 A JP 26913595A JP H0985977 A JPH0985977 A JP H0985977A
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- electrodes
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 4
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical group [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤボンディングのためのランド間スペー
スを大きくしてリード電極の配置間隔を狭めて高解像度
のサーマルヘッドを製造する。 【構成】 帯状抵抗帯の両側に駆動ICを設け、この駆
動ICと帯状抵抗帯とを接続する電極リードを1個おき
に振り分け配置した。
スを大きくしてリード電極の配置間隔を狭めて高解像度
のサーマルヘッドを製造する。 【構成】 帯状抵抗帯の両側に駆動ICを設け、この駆
動ICと帯状抵抗帯とを接続する電極リードを1個おき
に振り分け配置した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、感熱記録装置等に使
用されるサーマルヘッドに関するもので、特にそのリー
ド線構造の改善に関する。
用されるサーマルヘッドに関するもので、特にそのリー
ド線構造の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなサーマルヘッドとしては、従
来図6及び図7に示された構成を有するものがあった。
このサーマルヘッドは、いわゆる交互リード方式サーマ
ルヘッドと呼ばれるものである。以下、この従来のサー
マルヘッドについて図面に基づき説明する。
来図6及び図7に示された構成を有するものがあった。
このサーマルヘッドは、いわゆる交互リード方式サーマ
ルヘッドと呼ばれるものである。以下、この従来のサー
マルヘッドについて図面に基づき説明する。
【0003】図6及び図7に示すように、このサーマル
ヘッドは基板上に形成される帯状抵抗体10と、第1リ
ードとしてのA相電力を供給する複数のA相電極11
と、第2リードとしてのB相電力を供給する複数のB相
電極12と、発熱信号を供給する第3リードとしての複
数の個別電極13を備えている。また、複数のドライバ
ーIC20及び逆流防止用ダイオード群からなる複数の
ダイオードアレー30をも備えている。
ヘッドは基板上に形成される帯状抵抗体10と、第1リ
ードとしてのA相電力を供給する複数のA相電極11
と、第2リードとしてのB相電力を供給する複数のB相
電極12と、発熱信号を供給する第3リードとしての複
数の個別電極13を備えている。また、複数のドライバ
ーIC20及び逆流防止用ダイオード群からなる複数の
ダイオードアレー30をも備えている。
【0004】各A相電極11は、それぞれA相電力源に
接続されるとともに所定の間隔で帯状抵抗体10に接続
する。また、各B相電極12は、それぞれB相電力源に
接続されるとともに各A相電極11のほぼ中間位置に配
置され帯状抵抗体10に接続する。さらに、それぞれの
個別電極13は、ドライバーIC20に接続されるとと
もに各A相及びB相電極のそれぞれ中間位置に配置され
帯状抵抗体10に接続する。
接続されるとともに所定の間隔で帯状抵抗体10に接続
する。また、各B相電極12は、それぞれB相電力源に
接続されるとともに各A相電極11のほぼ中間位置に配
置され帯状抵抗体10に接続する。さらに、それぞれの
個別電極13は、ドライバーIC20に接続されるとと
もに各A相及びB相電極のそれぞれ中間位置に配置され
帯状抵抗体10に接続する。
【0005】今、図7のドライバーIC20のシフトレ
ジスタの左から4番目のレジスタに印字オンデータが保
持され、A相電力源が作用しているとする。シフトレジ
スタの4番目のオンデータはラッチ回路を経て左から4
番目のナンドゲートに付与される。これにより、ストロ
ーブ信号が規定する時間だけ左から2番目のA相電極1
1から左から4番目の個別電極13に電流が生じる。し
たがって、符号aで示す帯状抵抗体10の発熱区画(帯
状抵抗体領域)が発熱する。
ジスタの左から4番目のレジスタに印字オンデータが保
持され、A相電力源が作用しているとする。シフトレジ
スタの4番目のオンデータはラッチ回路を経て左から4
番目のナンドゲートに付与される。これにより、ストロ
ーブ信号が規定する時間だけ左から2番目のA相電極1
1から左から4番目の個別電極13に電流が生じる。し
たがって、符号aで示す帯状抵抗体10の発熱区画(帯
状抵抗体領域)が発熱する。
【0006】同様にA相電力源に代えて、B相電力源を
作用させたときには、発熱区画bが発熱する。このよう
に、このサーマルヘッドでは、A相電極群11とB相電
極群12とを交互に作用させていくことで各相各電極と
各個別電極との間を発熱領域とすることができ高解像度
のサーマルヘッドを実現できる利点がある。
作用させたときには、発熱区画bが発熱する。このよう
に、このサーマルヘッドでは、A相電極群11とB相電
極群12とを交互に作用させていくことで各相各電極と
各個別電極との間を発熱領域とすることができ高解像度
のサーマルヘッドを実現できる利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
構造では、より高解像度のサーマルヘッドを構成しよう
とする場合、以下の理由により困難な点があった。すな
わち、図6に示すように、一般に電流供給のためのリー
ドについては十分に細いパターンを形成することができ
るが、ドライバーIC20またはダイオードアレー30
とのワイヤボンディングのためのランド14については
ある程度の大きさが必要であった。そのため、より高解
像度のサーマルヘッドを設計する場合、ランド14の配
置に十分な考慮を払う必要があった。
構造では、より高解像度のサーマルヘッドを構成しよう
とする場合、以下の理由により困難な点があった。すな
わち、図6に示すように、一般に電流供給のためのリー
ドについては十分に細いパターンを形成することができ
るが、ドライバーIC20またはダイオードアレー30
とのワイヤボンディングのためのランド14については
ある程度の大きさが必要であった。そのため、より高解
像度のサーマルヘッドを設計する場合、ランド14の配
置に十分な考慮を払う必要があった。
【0008】例えば、一般にサーマルヘッドのランド1
4の配置は、図6に示すように千鳥状の2列配置となっ
ている。これを3列配置等にし、各リードをランド14
をぬうようにパターン化することも可能ではあるが、複
雑なパターンとなるとともにサーマルヘッドの縦方向の
長さを大きくせざるを得ないという欠点があった。この
発明は、この点を改善するために成されたものである。
4の配置は、図6に示すように千鳥状の2列配置となっ
ている。これを3列配置等にし、各リードをランド14
をぬうようにパターン化することも可能ではあるが、複
雑なパターンとなるとともにサーマルヘッドの縦方向の
長さを大きくせざるを得ないという欠点があった。この
発明は、この点を改善するために成されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、この発明で
は、帯状抵抗体10と、この帯状抵抗体10に接続する
とともに該帯状抵抗体10の延びる方向に所定の間隔で
配置された複数の第1リード11と、上記帯状抵抗体1
0に接続するとともに上記それぞれの第1リード11の
それぞれの中間位置に配置された複数の第2リード12
と、上記各第1リード11及び第2リード12のそれぞ
れ中間位置に配置される複数の第3リード13とからな
り、第1リード11と第3リード13間及び第2リード
12と第3リード13間にそれぞれのリードを介して電
流を供給することにより、第1、第3リード間及び第
2、第3リード間のそれぞれの帯状抵抗体領域を発熱さ
せるサーマルヘッドにおいて、上記複数の第1リード1
1及び上記複数の第2リード12を、上記帯状抵抗体1
0を挟んでそれぞれ一方側及び他方側に配置し、上記複
数の第3リード13を交互に一方側及び他方側に配置し
た。
は、帯状抵抗体10と、この帯状抵抗体10に接続する
とともに該帯状抵抗体10の延びる方向に所定の間隔で
配置された複数の第1リード11と、上記帯状抵抗体1
0に接続するとともに上記それぞれの第1リード11の
それぞれの中間位置に配置された複数の第2リード12
と、上記各第1リード11及び第2リード12のそれぞ
れ中間位置に配置される複数の第3リード13とからな
り、第1リード11と第3リード13間及び第2リード
12と第3リード13間にそれぞれのリードを介して電
流を供給することにより、第1、第3リード間及び第
2、第3リード間のそれぞれの帯状抵抗体領域を発熱さ
せるサーマルヘッドにおいて、上記複数の第1リード1
1及び上記複数の第2リード12を、上記帯状抵抗体1
0を挟んでそれぞれ一方側及び他方側に配置し、上記複
数の第3リード13を交互に一方側及び他方側に配置し
た。
【0010】
【作用】この発明では、サーマルヘッドとしてダイオー
ドアレー30を必要としないものを用い、従来ダイオー
ドアレーを用いる際に必要であったスペースにドライバ
ーIC20側のランド等を配置するようにした。これに
より、従来一方側に配置していたリードやランドの半分
を他の側にも配置できるので、さらなる高解像度が可能
である。
ドアレー30を必要としないものを用い、従来ダイオー
ドアレーを用いる際に必要であったスペースにドライバ
ーIC20側のランド等を配置するようにした。これに
より、従来一方側に配置していたリードやランドの半分
を他の側にも配置できるので、さらなる高解像度が可能
である。
【0011】
【実施例】以下、本発明について、図面の実施例装置を
参照して説明する。図1〜図5はそれぞれ本発明の実施
例に関わるもので、図1は本発明の1実施例に関わるリ
ードパターンの一例を示す説明図、図2は図1のリード
パターンを有したサーマルヘッドの第1の電気的構成例
を示す説明図、図3は図2のサーマルヘッドの駆動説明
図、図4は図1のリードパターンを有したサーマルヘッ
ドの第2の電気的構成例を示す説明図、図5は図1のリ
ードパターンを有するサーマルヘッドの構成斜視図であ
る。
参照して説明する。図1〜図5はそれぞれ本発明の実施
例に関わるもので、図1は本発明の1実施例に関わるリ
ードパターンの一例を示す説明図、図2は図1のリード
パターンを有したサーマルヘッドの第1の電気的構成例
を示す説明図、図3は図2のサーマルヘッドの駆動説明
図、図4は図1のリードパターンを有したサーマルヘッ
ドの第2の電気的構成例を示す説明図、図5は図1のリ
ードパターンを有するサーマルヘッドの構成斜視図であ
る。
【0012】図1に示すように、このサーマルヘッドで
はサーマルヘッド基板上に各リードパターンが形成され
る。中央には、発熱抵抗体からなる帯状抵抗帯10が一
直線状に形成されている。この帯状抵抗帯10とほぼ平
行にA相電極11の一直線状の共通電極部及びB相電極
12の一直線状の共通電極部がそれぞれこの帯状抵抗体
10を挟んだ両側に配置形成されている。
はサーマルヘッド基板上に各リードパターンが形成され
る。中央には、発熱抵抗体からなる帯状抵抗帯10が一
直線状に形成されている。この帯状抵抗帯10とほぼ平
行にA相電極11の一直線状の共通電極部及びB相電極
12の一直線状の共通電極部がそれぞれこの帯状抵抗体
10を挟んだ両側に配置形成されている。
【0013】A相電極11の共通電極部からは、帯状抵
抗帯10に接続する等間隔に配置された個々のA相電極
11(第1リード)が延出されている。同様に、B相電
極12の共通電極部からは、帯状抵抗帯10に接続する
等間隔に配置された個々のB相電極12(第2リード)
が延出されている。なお、これらの個々のA相電極11
及び個々のB相電極12は互いに相手側の個々の電極の
中央位置に配置される構成となっている。
抗帯10に接続する等間隔に配置された個々のA相電極
11(第1リード)が延出されている。同様に、B相電
極12の共通電極部からは、帯状抵抗帯10に接続する
等間隔に配置された個々のB相電極12(第2リード)
が延出されている。なお、これらの個々のA相電極11
及び個々のB相電極12は互いに相手側の個々の電極の
中央位置に配置される構成となっている。
【0014】複数のドライバーIC20は、この図1の
サーマルヘッドでは、A相電極11とB相電極12のそ
れぞれの共通電極部の内側にほぼ平行に配置される。す
なわち、このサーマルヘッドに用いられる複数のドライ
バーICは、帯状抵抗体10の両側にそれぞれ振り分け
られてほぼ同数順次一直線状に配置される構成を有して
いる。
サーマルヘッドでは、A相電極11とB相電極12のそ
れぞれの共通電極部の内側にほぼ平行に配置される。す
なわち、このサーマルヘッドに用いられる複数のドライ
バーICは、帯状抵抗体10の両側にそれぞれ振り分け
られてほぼ同数順次一直線状に配置される構成を有して
いる。
【0015】各側のドライバーIC20からは個別電極
13(第3リード)が帯状抵抗帯10と接続するよう設
けられている。これら各側の各個別電極13はそれぞれ
同一の作用をなす等価なものであり、それぞれ帯状抵抗
帯10に接続する各A相電極及び各B相電極の互いの中
間位置となるよう形成されるものである。そして、これ
らの個別電極13は1個おきに一方側及び他方側に振り
分けられている。
13(第3リード)が帯状抵抗帯10と接続するよう設
けられている。これら各側の各個別電極13はそれぞれ
同一の作用をなす等価なものであり、それぞれ帯状抵抗
帯10に接続する各A相電極及び各B相電極の互いの中
間位置となるよう形成されるものである。そして、これ
らの個別電極13は1個おきに一方側及び他方側に振り
分けられている。
【0016】さらに、この実施例装置では、A相電極1
1及びB相電極12の各共通電極部に接続して電力を供
給する電源接続端子がそれぞれ設けられている。また、
これらの各共通電極部の外側には各側に順次配置された
ドライバーICに必要な信号を供給するための複数のラ
ンドが順次配置され、ワイヤボンディングにより対応す
るドライバーICと接続される構成を有している。
1及びB相電極12の各共通電極部に接続して電力を供
給する電源接続端子がそれぞれ設けられている。また、
これらの各共通電極部の外側には各側に順次配置された
ドライバーICに必要な信号を供給するための複数のラ
ンドが順次配置され、ワイヤボンディングにより対応す
るドライバーICと接続される構成を有している。
【0017】図2は、以上のリードパターンを有したサ
ーマルヘッドの電気的構成例の一例を示す構成ブロック
図である。この電気構成は、A相電極11に印字に必要
な電力を与えるためこのA相電極11を電力源に接続す
るA相駆動時にはB相電極12を補助源に、これとは逆
にB相駆動時にはA相電極11を補助源に接続するよう
にしたものである。
ーマルヘッドの電気的構成例の一例を示す構成ブロック
図である。この電気構成は、A相電極11に印字に必要
な電力を与えるためこのA相電極11を電力源に接続す
るA相駆動時にはB相電極12を補助源に、これとは逆
にB相駆動時にはA相電極11を補助源に接続するよう
にしたものである。
【0018】今、図2に示すように、このサーマルヘッ
ドがA相駆動状態にあり、また補助源の電圧が電力源の
電圧より低い場合を考える。ドライバーIC20のシフ
トレジスタの左から4番目のレジスタに印字オン信号が
入力され駆動されたとすると、左から2番目のA相電極
11から左から4番目の個別電極13に向けて電流i1
が流れて本来印字すべき発熱区画aを発熱させる。
ドがA相駆動状態にあり、また補助源の電圧が電力源の
電圧より低い場合を考える。ドライバーIC20のシフ
トレジスタの左から4番目のレジスタに印字オン信号が
入力され駆動されたとすると、左から2番目のA相電極
11から左から4番目の個別電極13に向けて電流i1
が流れて本来印字すべき発熱区画aを発熱させる。
【0019】この場合において、上記のような本来の電
流i1の他に左から2番目のB相電極12から左から4
番目の個別電極13に向かう補助源に基づく電流i2
と、印字すべき発熱区画(ここでは区画a)以外の発熱
区画に接続するA相電極11から隣接するB相電極12
に向かう電力源と補助源との電位差に基づく電流i3と
が生じる。そして、この際、印字すべき発熱区画以外の
発熱区画に対するこれらi2、i3の電流によるエネル
ギー付与を、印字すべき発熱区画に与えられる電流i1
によるエネルギー付与に比べて十分に小さくすることが
望ましい。
流i1の他に左から2番目のB相電極12から左から4
番目の個別電極13に向かう補助源に基づく電流i2
と、印字すべき発熱区画(ここでは区画a)以外の発熱
区画に接続するA相電極11から隣接するB相電極12
に向かう電力源と補助源との電位差に基づく電流i3と
が生じる。そして、この際、印字すべき発熱区画以外の
発熱区画に対するこれらi2、i3の電流によるエネル
ギー付与を、印字すべき発熱区画に与えられる電流i1
によるエネルギー付与に比べて十分に小さくすることが
望ましい。
【0020】この実施例装置では、補助源による電流i
2と電力源による電流i3が同一の大きさとなるよう構
成している。すなわち、各発熱区画の抵抗値rを同一と
みなし、電力源の電圧をV、補助源の電圧をeとした
時、i2=i3であり、e/r=(V−e)/2r、e
=V/3となる。したがって、この図2の例では補助源
の電圧を電力源の電圧の3分の一としている。
2と電力源による電流i3が同一の大きさとなるよう構
成している。すなわち、各発熱区画の抵抗値rを同一と
みなし、電力源の電圧をV、補助源の電圧をeとした
時、i2=i3であり、e/r=(V−e)/2r、e
=V/3となる。したがって、この図2の例では補助源
の電圧を電力源の電圧の3分の一としている。
【0021】そして、この場合において印字すべき発熱
区画aに与えられる印字エネルギーは、(V/e・V/
e)/r、すなわち(V・V/er)であり、その他の
発熱区画に与えられる発熱エネルギーは、1/9・(V
・V/er)となる。すなわち、この実施例において
は、印字に関わる発熱区画に与えられるエネルギーとそ
の他のそれぞれの発熱区画に与えられるエネルギーとの
比を9:1にすることができる。このような回路構成を
採用することにより制御のマージンを大きくすることが
できる。
区画aに与えられる印字エネルギーは、(V/e・V/
e)/r、すなわち(V・V/er)であり、その他の
発熱区画に与えられる発熱エネルギーは、1/9・(V
・V/er)となる。すなわち、この実施例において
は、印字に関わる発熱区画に与えられるエネルギーとそ
の他のそれぞれの発熱区画に与えられるエネルギーとの
比を9:1にすることができる。このような回路構成を
採用することにより制御のマージンを大きくすることが
できる。
【0022】図3は、この図2に示したサーマルヘッド
の駆動動作を説明するためのタイミング図である。A相
電極には電力源からの電力と補助源からの電力とが交互
に供給される。同様に、B相電極にも同じく電力源から
の電力と補助源からの電力が交互に供給されている。こ
れらの各電極には一方の電極が電力源から電力が供給さ
れているときには他方の電極には補助源からの電力が供
給される構成となっている。
の駆動動作を説明するためのタイミング図である。A相
電極には電力源からの電力と補助源からの電力とが交互
に供給される。同様に、B相電極にも同じく電力源から
の電力と補助源からの電力が交互に供給されている。こ
れらの各電極には一方の電極が電力源から電力が供給さ
れているときには他方の電極には補助源からの電力が供
給される構成となっている。
【0023】A相電極に電力源からの電力が供給される
前段においては、図2のCLKが動作し、ドライバーI
C20のシフトレジスタにシフトパルスSPを付与す
る。このシフトパルスSPと同期してA相電極に接続す
る発熱区画に対応するA相データが順次シフトレジスタ
に書き込まれていく。そして、図2のラッチからラッチ
パルスLPが発せられるとともにほぼ同時にストローブ
信号が発せられA相の印字が行われる。
前段においては、図2のCLKが動作し、ドライバーI
C20のシフトレジスタにシフトパルスSPを付与す
る。このシフトパルスSPと同期してA相電極に接続す
る発熱区画に対応するA相データが順次シフトレジスタ
に書き込まれていく。そして、図2のラッチからラッチ
パルスLPが発せられるとともにほぼ同時にストローブ
信号が発せられA相の印字が行われる。
【0024】A相の印字が完了すると、A相電極及びB
相電極に対する電力源と補助源の接続切換動作が行われ
る。そして、B相に電力源、A相に補助源からの電力を
供給する前段でB相の印字データをセットする。そし
て、各電極に各電力を供給するとともにラッチパルスL
P及びストローブ信号を付与してB相電極に接続する発
熱区画に関するB相駆動が行われる。図3に示すよう
に、以上の動作を繰り返し行わせながら印字すべき感熱
記録媒体を移動させることにより所望の画像を作成する
ことができる。
相電極に対する電力源と補助源の接続切換動作が行われ
る。そして、B相に電力源、A相に補助源からの電力を
供給する前段でB相の印字データをセットする。そし
て、各電極に各電力を供給するとともにラッチパルスL
P及びストローブ信号を付与してB相電極に接続する発
熱区画に関するB相駆動が行われる。図3に示すよう
に、以上の動作を繰り返し行わせながら印字すべき感熱
記録媒体を移動させることにより所望の画像を作成する
ことができる。
【0025】図4は、図2のサーマルヘッドとは異なる
電気構成例に関わるものである。この実施例装置の図2
のものと異なる点は、駆動相ではない他の相に補助源を
接続する代わりに接地するようにしたものである。この
構成によれば、印字すべき発熱区画aには電流i1が、
発熱区画b以外のその他の発熱区画には電流i4が流れ
る。印字すべき発熱区画bには電流は流れない。
電気構成例に関わるものである。この実施例装置の図2
のものと異なる点は、駆動相ではない他の相に補助源を
接続する代わりに接地するようにしたものである。この
構成によれば、印字すべき発熱区画aには電流i1が、
発熱区画b以外のその他の発熱区画には電流i4が流れ
る。印字すべき発熱区画bには電流は流れない。
【0026】電流i1の大きさを(V/r)とすると、
電流i4の大きさは(V/2r)となる。したがって、
印字すべき発熱区画とこの発熱区画の非駆動相側に隣接
する発熱区画以外の発熱区画にそれぞれ与えられるエネ
ルギーの比は4:1となる。先の実施例に比較して制御
マージンが小さくなる他は同等に駆動することができ
る。
電流i4の大きさは(V/2r)となる。したがって、
印字すべき発熱区画とこの発熱区画の非駆動相側に隣接
する発熱区画以外の発熱区画にそれぞれ与えられるエネ
ルギーの比は4:1となる。先の実施例に比較して制御
マージンが小さくなる他は同等に駆動することができ
る。
【0027】図5は、この発明に関わるリードパターン
を持つサーマルヘッドの構成斜視図である。図6の従来
のリードパターンを持つサーマルヘッドに比べてランド
14間のスペースを広くとることができる。したがっ
て、サーマルヘッドの副走査方向の幅を大きくすること
なく、より密なリード配置を行うことが可能になり高解
像度のサーマルヘッドを製造することができる。
を持つサーマルヘッドの構成斜視図である。図6の従来
のリードパターンを持つサーマルヘッドに比べてランド
14間のスペースを広くとることができる。したがっ
て、サーマルヘッドの副走査方向の幅を大きくすること
なく、より密なリード配置を行うことが可能になり高解
像度のサーマルヘッドを製造することができる。
【0028】
【発明の効果】以上、この発明によれば、サーマルヘッ
ドの帯状抵抗帯の両側にドライバーICを配置し、この
ドライバーICと帯状抵抗帯を接続するリードを両側に
振り分け設置したので、高解像度のサーマルヘッドを容
易に構成できる。
ドの帯状抵抗帯の両側にドライバーICを配置し、この
ドライバーICと帯状抵抗帯を接続するリードを両側に
振り分け設置したので、高解像度のサーマルヘッドを容
易に構成できる。
【図1】図1は、本発明に関わるサーマルヘッドのリー
ドパターンの一例を示す構成説明図である。
ドパターンの一例を示す構成説明図である。
【図2】図2は、図1のリードパターンを持つサーマル
ヘッドの電気的構成の一例を示す説明図である。
ヘッドの電気的構成の一例を示す説明図である。
【図3】図3は、図2のサーマルヘッドの駆動を示すタ
イミング図である。
イミング図である。
【図4】図4は、図1のリードパターンを持つサーマル
ヘッドの別の電気的構成を示す説明図である。
ヘッドの別の電気的構成を示す説明図である。
【図5】図5は、本発明に関わるサーマルヘッドの構成
斜視図である。
斜視図である。
【図6】図6は、従来のサーマルヘッドの構成斜視図で
ある。
ある。
【図7】図7は、図6のサーマルヘッドの電気的構成図
である。
である。
10:帯状抵抗帯 20:ドライバーIC 11:A相電極 12:B相電極 13:個別電極
Claims (1)
- 【請求項1】帯状抵抗体10と、この帯状抵抗体10に
接続するとともに該帯状抵抗体10の延びる方向に所定
の間隔で配置された複数の第1リード11と、上記帯状
抵抗体10に接続するとともに上記それぞれの第1リー
ド11のそれぞれの中間位置に配置された複数の第2リ
ード12と、上記各第1リード11及び第2リード12
のそれぞれ中間位置に配置される複数の第3リード13
とからなり、第1リード11と第3リード13間及び第
2リード12と第3リード13間にそれぞれのリードを
介して電流を供給することにより、第1、第3リード間
及び第2、第3リード間のそれぞれの帯状抵抗体領域を
発熱させるサーマルヘッドにおいて、 上記複数の第1リード11及び上記複数の第2リード1
2を、上記帯状抵抗体10を挟んでそれぞれ一方側及び
他方側に配置し、 上記複数の第3リード13を交互に一方側及び他方側に
配置したことを特徴とするサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26913595A JPH0985977A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | サーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26913595A JPH0985977A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | サーマルヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0985977A true JPH0985977A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17468185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26913595A Pending JPH0985977A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | サーマルヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0985977A (ja) |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP26913595A patent/JPH0985977A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |