JPH10202947A - 光プリントヘッド - Google Patents

光プリントヘッド

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JPH10202947A
JPH10202947A JP1420197A JP1420197A JPH10202947A JP H10202947 A JPH10202947 A JP H10202947A JP 1420197 A JP1420197 A JP 1420197A JP 1420197 A JP1420197 A JP 1420197A JP H10202947 A JPH10202947 A JP H10202947A
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充弘 尾前
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度光プリンタヘッドを提供するため、
個別電極への配線作業性を高める。 【解決手段】 複数の発光部35を複数の群に分けると
ともに、群毎の発光部35に接続した複数の共通電極3
7a,37bと、異なる群に属する発光部35に接続し
た複数の個別電極38と、を設けて構成した発光素子3
と、この発光素子3を駆動する駆動回路(4,5,6,
7)を備える光プリントヘッド1において、前記駆動回
路は、複数の個別電極38を選択する第1の駆動部と、
前記複数の共通電極37a,37bを選択する第2の駆
動部を一体に設けた駆動用IC4を前記発光素子3に対
応して設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光プリンタなどの
光源として有用な光プリントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光プリントヘッドにおいて用いら
れる発光素子(アレイ)は、実公平6−48887号公
報に示すように、複数の発光部に1対1で対応させて個
別電極を素子表面側に設け、各発光部に共通の電極を素
子裏側に設けて構成しているので、1つの素子内で時分
割駆動することができなかった。時分割駆動することが
できないので、個別電極を発光部と同数設ける必要があ
り、発光部の高密度化が進むと、それに対応して個別電
極も高密度配置になる結果、駆動用ICとの接続が困難
になるという問題があった。
【0003】このような問題を解決するため、特開平6
−163980号公報において、時分割駆動可能な発光
素子が提案されている。すなわち、発光素子上の複数の
発光部をM(2〜3)の群に分け、群毎の発光部に接続
するようにM本の共通電極を設け、異なる群に属するM
個の発光部に接続した個別電極をN個設けることによっ
てM×N個の発光部を備える発光素子が提案されてい
る。この発光素子によれば、M本の共通電極を時分割的
に選択することによって個別電極の数を従来の1/Mに
削減することができるので、駆動用ICとの接続を容易
にすることができる。
【0004】図7は、前記公報にて提案されているよう
な時分割駆動対応型の発光素子を用いる場合に、従来の
ダイナミック駆動方式に基づいて想定される回路構成例
を示している。ここで、各発光素子100は、その表面
に設けた複数の発光部を2つの群に分け、各群に属する
複数の発光部に2本の共通電極を各々接続するととも
に、別々の群に属する1組の発光部に対して各々個別電
極を接続し、各個別電極を発光素子の片側に配置した構
造を前提としている。そして、この発光素子100に
は、個別電極の数と同じ端子を備える駆動用のIC20
0が1対1でワイヤボンド接続されるとともに、前記共
通電極の選択を行うための選択用IC300が2本のグ
ランドライン400を介して接続される。
【0005】同図に示すような回路構成によれば、L個
の発光素子100の各共通電極に接続した2本のグラン
ドライン400に流れる大電流を1つの共通電極選択用
IC300によって各々制御するため、このICは非常
に大きな電流に耐え得る比較的大きな構造のものとする
必要があり、構造の大型化につながるという問題があ
る。また、発光素子100の数を変更すれば、グランド
ライン400に流れる電流も変化するので、発光素子1
00の数に応じて共通電極選択用IC300の構造も変
更する必要が生じるため、共通電極選択用ICの汎用性
が欠ける等の問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高解像度の
光プリンタヘッドを提供することを課題の1つとする。
また、個別電極の低密度配置を可能とし、個別電極の配
線作業性を高めることができる光プリンタヘッドを提供
することを課題の1つとする。また、構造の大型化を防
止することを課題の1つとする。また、駆動用ICの汎
用性を高めることを課題の1つとする。また、従来のス
タティック方式の光プリンタヘッドの製造プロセスを利
用して製造可能な光プリンタヘッドを提供することを課
題の1つとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の発光部
を複数の群に分けるとともに、群毎の発光部に接続した
複数の共通電極と、異なる群に属する発光部に接続した
複数の個別電極と、を設けて構成した発光素子と、該発
光素子を駆動する駆動回路を備える光プリントヘッドに
おいて、前記駆動回路は、前記複数の個別電極を選択す
る第1の駆動部と、前記複数の共通電極を選択する第2
の駆動部を一体に設けた駆動用ICを前記発光素子に対
応して設けたことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、複数の発光部を複数の群
に分けるとともに、群毎の発光部に接続した複数の共通
電極と、異なる群に属する発光部に接続した複数の個別
電極と、を設けて構成した発光素子と、該発光素子を駆
動する駆動回路を備え、前記発光素子を一方向に複数配
列した光プリントヘッドにおいて、前記駆動回路は、前
記複数の個別電極を選択する第1の駆動部と、前記複数
の共通電極を選択する第2の駆動部を一体に設けた同一
構造の駆動用ICを複数備え、該複数の駆動用ICを前
記各発光素子に対応させて前記発光素子の配列方向と同
方向に配列したことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、複数の発光部を複数の群
に分けるとともに、群毎の発光部に接続した複数の共通
電極と、異なる群に属する発光部に接続した複数の個別
電極と、を設けて構成した発光素子と、該発光素子を駆
動する駆動回路を備える光プリントヘッドにおいて、前
記駆動回路は、前記複数の個別電極に対応した複数の個
別電極用端子と、該個別電極用端子を選択する第1の駆
動部と、前記複数の共通電極を選択するための共通電極
用端子と、該共通電極用端子を選択する第2の駆動部と
を一体に設けた駆動用ICを前記各発光素子に対応して
設けるとともに、前記共通電極と前記共通電極用端子間
の接続用配線を、前記個別電極と個別電極用端子間の接
続用配線と同方向に配置したことを特徴とする。
【0010】さらに本発明は、上記構成の光プリントヘ
ッドにおいて、所定の群に属する発光部と他の群に属す
る発光部の間に印字ラインと直交する方向の距離を設
け、この距離を、所定の群と他の群の間の点灯タイミン
グのズレに起因する印字ラインの段差を解消するように
あらかじめ計算された距離dに設定したことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面を参照
して説明する。まず図1(a),(b)を参照して同実
施例の光プリントヘッド1の構造について説明する。光
プリントヘッド1は、絶縁性基板2の上に複数、例えば
L=38個の発光素子3を一列に配列し、この発光素子
3の片側に隣接させて発光素子3を駆動するための駆動
用IC4を発光素子3と1対1で対応させて一列に配列
している。この例では、駆動用IC4を発光素子3の片
側に配列しているが、駆動用IC4を発光素子3の両側
に配列する場合は、発光素子3と駆動用IC4を1対2
の対応関係で配列すれば良い。発光素子3と駆動用IC
4間には、両者を接続するための配線5が施される。配
線5としては、金線等のワイヤボンド線による直接接続
構造、中継用のパターンを介在したワイヤボンド線によ
る間接的接続構造を用いることができるが、高密度のフ
レキシブル配線を異方性導電接着剤を用いて接続する構
造を用いることもできる。
【0012】基板2の上には、信号用、電力供給用の複
数本の配線パターン6を発光素子3の配列方向に沿って
延びるように形成している。駆動用IC4と配線パター
ン6の間には、前記配線5と同様の配線7を設けてい
る。これら駆動用IC4、配線5,7、配線パターン6
等は、発光素子3を駆動するための駆動回路を構成し、
これらを含む光プリントヘッド1の回路構成は、例えば
図2に示すような回路ブロック図で表される。
【0013】次に、発光素子3の構造を図3(a),
(b)を参照して説明する。同図(a)は発光素子3の
要部平面図、同図(b)は同図(a)の矢印に沿った断
面図である。尚、以下の説明や図面において、図番に付
したa,b,c,dの符号は、群を区別するものであ
る。同図において、30は全長約10mm、幅約2mm
程度のp型もしくは絶縁性の基板であり、Si,GaA
sオンSi,GaAs等から選択された半導体材料等で
構成するのが好ましい。この基板30の上には、基板3
0の幅方向に長いn型GaAs等のコンタクト層31
(31a,31b)を基板30の長さ方向に複数形成し
ている。基板30の一側部に位置する各コンタクト層3
1の上には、n型GaAlAs等のn型半導体層32
(32a,32b)とp型GaAlAs等のp型半導体
層33(33a,33b)とを積層して配置し、さらに
その上にp型GaAs等のコンタクト層34(34a,
34b)を積層配置している。このn型半導体層32と
p型半導体層33とのPN接合により複数、例えば19
2個の発光部35(35a,35b)を形成している。
この発光部35は、基板30の長さ方向に1列に配列し
ているが、後述するように千鳥配置にしたり、あるい
は、前記公報に記載のように2列以上の複数列に配置す
ることもできる。そして、コンタクト層34の上と基板
30の他側部寄りに位置するコンタクト層31の一部を
除いた表面には、Si34,SiO2などの絶縁層36
を形成し、その上に複数の共通電極37(37a,37
b)と複数の個別電極38を形成している。
【0014】共通電極37の数は、複数の発光部35を
複数の群(M群)に区分けする場合の群の数に応じて設
定され、ここでは192個の発光部35を交互に第1の
群に属する発光部35aと第2の群に属する発光部35
bのように2群に区分けする場合を例示しているので、
M=2に対応して2本の共通電極37aと37bを設け
ている。そして、共通電極37aと37bによって各群
の選択を行えるように、第1の群に属する発光部35a
に接続したコンタクト層31aを第1の共通電極37a
に接続し、第2の群に属する発光部35bに接続したコ
ンタクト層31bを第2の共通電極37bに接続してい
る。共通電極37とコンタクト層31の接続は、絶縁層
36に設けた選択用の孔39を介して行われる。
【0015】個別電極38は、異なる群に属する発光部
35aと35bを接続するように、この例では、隣接す
る2つの発光部35のコンタクト層34を接続するよう
に設けている。個別電極38の幅広部分は、ワイヤボン
ド用のパッド領域として機能する。個別電極38は、基
板30の長さ方向に沿って一列にN個、この例では96
個設けられる。発光素子3上の発光部35の総数は、M
×Nで表されるので、この例では192個となる。ここ
で、個別電極38の配列ピッチは、発光部35の配列ピ
ッチのM倍、この例では2倍に設定することができるの
で、個別電極38へワイヤボンド接続を行う場合などの
配線作業性を高めることができる。尚、発光素子3はL
個(38個)であるので、ヘッド1全体の発光部35の
数は、L×M×N=38×2×96=7296個とな
る。
【0016】上記のように構成された発光素子3は、共
通電極37aと37bのいずれかを選択することによっ
て、複数の群の内のいずれかの群に属する発光部35を
選択することができ、選択された群に属する複数の発光
部35の点灯状態は、個別電極38への通電状態によっ
て選択することができる。例えば、一方の共通電極37
aを選択すると、電流は、個別電極38、コンタクト層
34a、p型半導体層33a、n型半導体層32a、コ
ンタクト層31a、一方の共通電極37aを経て流れ、
その時の電流によって発光部35aが発光する。他方の
共通電極37bを選択すると、電流は、個別電極38、
コンタクト層34b、p型半導体層33b、n型半導体
層32b、コンタクト層31b、他方の共通電極37b
を経て流れ、その時の電流によって発光部35bが発光
する。
【0017】次に、上記駆動用IC4について、図4を
参照して説明する。図4は、1つの駆動用IC4の内部
回路構成を示している。従来のスタテック方式用のIC
と基本的に相違する部分は、個別電極選択用の第1駆動
部41に加えて、発光素子3の共通電極37を選択する
ための第2駆動部42を内蔵し、素子内時分割駆動を行
うことができる構成としたことである。以下詳細に説明
する。駆動用IC4は、従来のスタテック方式用ICと
同様に、複数の個別電極選択用端子DO1〜DO96と、これ
らに対応した個別電極選択用の第1駆動部41を備えて
いる。この第1の駆動部41は、点灯用信号の入力端子
SIからのシリアル信号をクロック信号CLOCK1に
従って取り込むシフトレジスタ(96ビット)43と、
選択信号SELとロード信号LOAD1の排他論理和出
力に基づいてこのシフトレジスタ43の並列出力信号を
取り込むラッチ回路44と、ストロ−ブ信号STBによ
ってラッチ回路44の各出力を選択的に出力するアンド
ゲート回路45と、定電流回路46からの電力供給を受
け、前記アンドゲート回路45からの信号に基づいて複
数の個別電極選択用端子DO1〜DO96の各々に所望の電力
を供給する電流駆動回路47とを備えている。
【0018】これに加えて、素子内時分割駆動を行うた
め、共通電極選択用の第2の駆動部42と、共通電極を
選択するための共通電極用端子CDO1,CDO2を備えてい
る。第2の駆動部42は、第1の駆動部41の作動タイ
ミング、例えばラッチ回路44へ信号をラッチするタイ
ミングに同期して動作するように設定された選択回路4
8と、この選択回路48の出力によって作動する共通駆
動回路49からなり、ラッチ回路44へ信号がラッチさ
れるタイミングに同期して共通電極用端子CDO1,CDO2を
交互に一方の電源電位、例えば接地電位(Vss)に接
続するように構成している。
【0019】前記各駆動用IC4は、上記のような回路
構成を備えた同一のICで構成され、図1に示すよう
に、上面の一方の側部に、前記複数の個別電極選択用端
子DO1〜DO96と共通電極選択用端子CDO1,CDO2を配置し、
上面の他側寄りに各種の信号端 子や電源端子を配列し
ている。そして、各駆動用IC4は同図に示すように、
対応する発光素子3と所定の間隔をもって発光素子3の
配列方向と同方向に一列に配列される。
【0020】この図に示すように、発光素子3の個別電
極38と駆動用IC4の個別電極用端子DO間の配線は、
従来のスタティック方式の場合と同様に、発光素子3の
配列方向と直交する方向に行われるが、従来のスタティ
ック方式の場合と大きく相違するのは、駆動用IC4が
共通電極選択用端子CDO1,CDO2を備え、これに接続する
共通電極用の配線5CDOも個別電極用の配線5DOと同方
向に配置したことである。ここで、一方の群に属する全
ての発光部35を点灯状態とし、1つの発光部に4mA
の電流を流す場合を考えると、その群に接続した共通電
極37を介して流れる電流は、4mA×96=384m
A程度となり、許容電流が1A程度の一般的なワイヤボ
ンド線を共通電極37への配線として利用することがで
きる。尚、この例では、余裕をもたせるため、共通電極
選択用端子CDO1,CDO2に対する配線5CDOとして各々2本
のワイヤボンド線を用いている。
【0021】このようにすることにより、従来のスタテ
ィック方式に対応した配線装置を用いた配線が可能とな
り、組立て装置の効率的な運用を行うことができる。
【0022】尚、共通電極37のいずれかが、発光部3
5に対して個別電極38の反対側に位置するように発光
素子3を構成した場合は、駆動用IC4から共通電極3
7への配線5を発光部35の上を通過するように配置す
ると、発光部35の遮光が発生する恐れがある。このよ
うな場合は、これを防ぐために、基板2の表面に発光素
子3の下を通過する補助配線パターンを形成し、この補
助配線パターンの一端に駆動用IC4からの共通電極用
の配線を接続し、補助配線パターンの他端に発光素子3
への共通電極用の配線を接続することによる補助配線パ
ターンを経由したワイヤボンド等の配線を行うことによ
って、駆動用IC4から共通電極37への配線5が発光
部35の光を遮らないように構成することもできる。
【0023】図2は、光プリントヘッド1の回路ブロッ
ク図を示している。各駆動用IC4は、各種の信号線や
電力供給線を有する配線パターン6に対して並列的に接
続されるとともに、点灯用のシリアル信号を次の駆動用
IC4に供給するように、駆動用IC4の信号出力端子
SOが隣接する次の駆動用IC4の信号入力端子SIに
接続されている。そして、各駆動用IC4は、クロック
信号に同期して送られてくるシリアル入力信号を順次受
け取るとともに、他のタイミング信号によって制御さ
れ、対応する発光素子3に対して、第1の共通電極37
aを選択して第1の群に属する複数の発光部35aの点
灯制御を行い、続いて、第2の共通電極37bを選択し
て第2の群に属する複数の発光部35bの点灯制御を行
うことにより、発光素子3内時分割駆動を行う。このよ
うな発光素子3内の時分割駆動が全ての発光素子3で一
斉に行われる結果、光プリントヘッド1の全発光部35
の内、第1の群に属する発光部35aが一斉に点灯制御
され、続いて第2の群に属する発光部35bが一斉に点
灯制御される。
【0024】上記のように、各発光素子3が素子内時分
割駆動に対応して構成され、各駆動用IC4が時分割駆
動するための第2駆動部42を内蔵し、駆動用IC4毎
に対応した発光素子3の時分割駆動を行う構成としてい
るので、駆動部42に加わる最大負荷は、対応する発光
素子3の1つの群に属する発光部35の数に基づき決定
される。その結果、従来のダイナミック駆動方式のよう
に時分割駆動用(共通電極選択用)の専用ICを用いて
全ての発光素子を対象とした時分割駆動を行う場合に比
べて、時分割駆動用の回路に加わる負荷を大幅に低減す
ることができる。そして、駆動用IC4の第2駆動部4
2は、小電流を制御することができる小型回路で構成す
ることができ、駆動用IC4を従来のスタテックタイプ
用のICと同等の形状で構成することができるので、全
体的な回路構成の小型化を達成することができる。
【0025】さらにまた、駆動用IC4毎にそれに対応
した発光素子3の時分割駆動を行う構成としているの
で、光プリントヘッド1の長さ変更に対応して発光素子
3の数を増減させる場合に、発光素子3の数の増減に対
応して駆動用IC4の数も容易に増減させることがで
き、回路設計の容易化に寄与することができる。すなわ
ち、従来のダイナミック駆動方式と同様の方式により、
共通端子選択用の専用ICを用いる場合に予想される専
用ICの大型化や、素子数増減に対応した専用ICの設
計変更の問題を回避することができる。
【0026】尚、上記実施例は、複数の発光部35を1
列に配置した発光素子3を時分割駆動するので、第1群
と第2群の発光部間の点灯タイミングのズレに起因して
印字ラインに若干の段差が生じるが、これを防ぐため
に、図5に示すように、第1群に属する発光部35aと
第2群に属する発光部35bを、発光部35の配列方向
(印字ライン方向)と直交する方向に対して所定距離d
隔てて配置してもよい。この距離dは、全発光部を点灯
させて1ラインの印字を行った場合に、前記段差が解消
されて1ランイが直線となるように、ヘッドの構造や、
感光ドラムの回転数等を考慮してあらかじめ計算して決
定される。
【0027】また、上記実施例は、発光素子3の片側に
駆動用IC4を配列する場合を示したが、発光素子3の
両側に駆動用IC4を配置することもできる。この場
合、駆動用IC4の両側配置に対応して、図1に示す発
光素子3と基本構造を同じにする素子の一部を変更し、
例えば図6に示すような発光素子3に構成することがで
きる。すなわち、発光部35を4つの群(図の左の発光
部から第1群35a、第2群35b、第3群35c、第
4群35d、第1群35a・・の順)に区分けし、第1
と第2の群に属する発光部35aと35bを選択するた
めの2つの共通電極37aと37bを発光素子3の一方
の側に配置するとともに、第1と第2の群に属する発光
部35aと35bに接続した個別電極38Aをその共通
電極37aと37bと同じ側に配置し、第3と第4の群
に属する発光部35cと35dを選択するための2つの
共通電極37cと37dを発光素子3の他方の側に配置
するとともに、第3と第4の群に属する発光部35cと
35dに接続した個別電極38Bをその共通電極と同じ
側に配置して構成することもできる。このように構成す
ることによって、個別電極38A,38Bの各ピッチを
図1に示す場合と同じに設定した場合は、発光素子3の
発光部35の配置密度を図1に示す場合に比べて2倍に
設定することができ、光プリンタヘッドの高解像度化を
図ることができる。
【0028】尚、本発明は、上記のように1つの発光素
子とその駆動用の1つ以上のICの組合わせ構造を1つ
の単位とし、この構造単位を発光部の配列方向と同方向
に複数配置した光プリントヘッドに好適であるが、これ
以外にも適用可能であり、例えば、前記1つの構造単位
を基本構造とする光プリントヘッドやそれに類する光学
装置に適用することもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、素子内時
分割駆動に対応した発光素子を用いることにより、発光
素子の個別電極の低密度配置、すなわち個別電極の長ピ
ッチ配置を可能とし、個別電極への配線作業性を高める
ことができる。その結果、発光部を高密度配置した場合
でも配線が容易になり、高解像度の光プリンタヘッドの
提供が可能となる。
【0030】また、発光素子に対応した駆動用ICによ
って発光素子内の時分割駆動を行うので、時分割駆動用
の専用の大型のICを設ける場合に比べて、駆動回路の
小型化を行うことができるとともに、駆動用ICに汎用
性を持たせることができたので、発光素子数の増減に対
応した駆動回路の変更も容易に行うことができる。
【0031】そしてまた、発光素子と駆動用IC間の共
通電極に対する配線方向を、個別電極への配線方向と同
方向に設定しているので、発光素子と駆動用IC間の配
線を、従来のスタティック方式光プリンタヘッドの製造
プロセスを有効に利用して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる光プリントヘッドの
要部平面図(a)と、側面図(b)である。
【図2】同実施例の回路ブロック図である。
【図3】同実施例の発光素子の要部平面図(a)と、断
面図(b)である。
【図4】同実施例の駆動用ICの回路ブロック図であ
る。
【図5】同実施例の発光素子の他の構成例を示す要部平
面図である。
【図6】同実施例の発光素子の他の構成例を示す要部平
面図である。
【図7】従来例を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 光プリントヘッド 3 発光素子 30 基板 31 コンタクト層 32 n型半導体層 33 p型半導体層 34 コンタクト層 35 発光部 37 共通電極 38 個別電極 4 駆動用IC 41 第1駆動部 42 第2駆動部 43 シフトレジスタ 44 ラッチ回路 47 電流駆動回路 48 選択回路 49 共通駆動回路 5 配線 6 配線パターン 7 配線 DO1 個別電極選択用端子 DO96 個別電極選択用端子 CDO1 共通電極用端子 CDO2 共通電極用端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光部を複数の群に分けるととも
    に、群毎の発光部に接続した複数の共通電極と、異なる
    群に属する発光部に接続した複数の個別電極と、を設け
    て構成した発光素子と、該発光素子を駆動する駆動回路
    を備える光プリントヘッドにおいて、前記駆動回路は、
    前記複数の個別電極を選択する第1の駆動部と、前記複
    数の共通電極を選択する第2の駆動部を一体に設けた駆
    動用ICを前記発光素子に対応して設けたことを特徴と
    する光プリントヘッド。
  2. 【請求項2】 複数の発光部を複数の群に分けるととも
    に、群毎の発光部に接続した複数の共通電極と、異なる
    群に属する発光部に接続した複数の個別電極と、を設け
    て構成した発光素子と、該発光素子を駆動する駆動回路
    を備え、前記発光素子を一方向に複数配列した光プリン
    トヘッドにおいて、前記駆動回路は、前記複数の個別電
    極を選択する第1の駆動部と、前記複数の共通電極を選
    択する第2の駆動部を一体に設けた同一構造の駆動用I
    Cを複数備え、該複数の駆動用ICを前記各発光素子に
    対応させて前記発光素子の配列方向と同方向に配列した
    ことを特徴とする光プリントヘッド。
  3. 【請求項3】 複数の発光部を複数の群に分けるととも
    に、群毎の発光部に接続した複数の共通電極と、異なる
    群に属する発光部に接続した複数の個別電極と、を設け
    て構成した発光素子と、該発光素子を駆動する駆動回路
    を備える光プリントヘッドにおいて、前記駆動回路は、
    前記複数の個別電極に対応した複数の個別電極用端子
    と、該個別電極用端子を選択する第1の駆動部と、前記
    複数の共通電極を選択するための共通電極用端子と、該
    共通電極用端子を選択する第2の駆動部とを一体に設け
    た駆動用ICを前記各発光素子に対応して設けるととも
    に、前記共通電極と前記共通電極用端子間の接続用配線
    を、前記個別電極と個別電極用端子間の接続用配線と同
    方向に配置したことを特徴とする光プリントヘッド。
  4. 【請求項4】 所定の群に属する発光部と他の群に属す
    る発光部の間に印字ラインと直交する方向の距離を設
    け、この距離を、所定の群と他の群の間の点灯タイミン
    グのズレに起因する印字ラインの段差を解消するように
    あらかじめ計算された距離dに設定したことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3記載の光プリントヘッド。
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