JPH0997926A - 自己走査型発光装置 - Google Patents

自己走査型発光装置

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JPH0997926A
JPH0997926A JP25482995A JP25482995A JPH0997926A JP H0997926 A JPH0997926 A JP H0997926A JP 25482995 A JP25482995 A JP 25482995A JP 25482995 A JP25482995 A JP 25482995A JP H0997926 A JPH0997926 A JP H0997926A
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誠治 大野
Yukihisa Kusuda
幸久 楠田
Shunsuke Otsuka
俊介 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板上にスイッチ素子と発光素子とが
別個の島に形成された発光装置の動作速度を向上させ
る。 【解決手段】 スイッチ素子のゲート電極4a1 は、負
荷抵抗RL を経て電源電圧VGKラインに接続されてい
る。また、スイッチ素子のP形半導体層23a上には、
電極8aが設けられている。発光素子のP形半導体層2
1a上にはアノード電極2bが設けられ、アノード電極
2bは、書き込み信号Sinラインに接続されている。ま
た、N形半導体層22b上にはゲート電極4bが設けら
れ、P形半導体層23b上には電極8bが設けられてい
る。スイッチ素子のゲート電極4a2と発光素子のゲー
ト電極4bとは、配線6により相互に接続され、スイッ
チ素子の電極8aと発光素子の電極8bとは、配線10
により相互に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフトレジスタと
発光素子アレイとよりなる自己走査型発光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多数個の発光素子を同一基板上に集積し
た発光素子アレイはその駆動用ICと組み合わせて光プ
リンタ等の書き込み用光源として利用されている。本発
明者らは発光素子アレイの構成要素としてPNPN構造
を持つ発光サイリスタに注目し、発光点の自己走査が実
現できることを既に特許出願(特開平1−238962
号、特開平2−14584号、特開平2−92650
号、特開平2−92651号)し、光プリンタ用光源と
して実装上簡便となること、発光素子ピッチを細かくで
きること、コンパクトな自己走査型発光装置を作製でき
ること等を示した。
【0003】さらに本発明者らは、スイッチ素子アレイ
をシフトレジスタとして、発光素子アレイと分離した構
造の自己走査型発光装置を提案している(特開平2−2
63668号)。
【0004】図1に、この自己走査型発光装置の等価回
路図を示す。この自己走査型発光装置は、シフトレジス
タを構成するスイッチ素子アレイT(−1)〜T
(2)、書き込み用発光素子アレイL(−1)〜L
(2)からなる。隣接するスイッチ素子のゲート電極間
は、ダイオードを用いて接続している。スイッチ素子の
各アノード電極は交互に転送クロックφ1 ,φ2 ライン
に接続されている。スイッチ素子のゲート電極G-1〜G
1 は、書き込み用発光素子のゲートにも接続される。書
き込み用発光素子のアノード電極には、書き込み信号S
inが加えられている。
【0005】いま、スイッチ素子T(0)がオン状態に
あるとすると、ゲート電極G0 の電圧は、電源電圧VGK
(ここでは5ボルトとする)より低下し、ほぼ零ボルト
となる。したがって、書き込み信号Sinの電圧が、PN
接合の拡散電位(約1ボルト)以上であれば、発光素子
L(0)を発光状態とすることができる。
【0006】これに対し、ゲート電極G-1は約5ボルト
であり、ゲート電極G1 は約1ボルト(ダイオードD0
の順方向立上り電圧)となる。したがって、発光素子L
(−1)の書き込み電圧は約6ボルト、発光素子L
(1)の書き込み電圧は約2ボルトとなる。これから、
発光素子L(0)のみに書き込める書き込み信号Sin
電圧は、1〜2ボルトの範囲となる。発光素子L(0)
がオン、すなわち発光状態に入ると、書き込み信号Sin
ラインの電圧は約1ボルトに固定されてしまうので、他
の発光素子が選択されてしまう、というエラーは防ぐこ
とができる。
【0007】発光強度は書き込み信号Sinに流す電流量
で決められ、任意の強度にて画像書き込みが可能とな
る。また、発光状態を次の発光素子に転送するために
は、書き込み信号Sinラインの電圧を一度零ボルトまで
おとし、発光している発光素子をいったんオフにしてお
く必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の自己走
査型発光装置は、1対をなす1つのスイッチ素子と1つ
の発光素子とを基板上に1つの島に作製するタイプのも
の(以下、タイプAという)と、1対をなす1つのスイ
ッチ素子と1つの発光素子とを基板上に別個の島に作製
するタイプのもの(以下、タイプBという)とがある。
【0009】図2,図3に、タイプAの自己走査型発光
装置の構造を示す。図2は、発光装置のスイッチ素子と
発光素子とを示す概略平面図、図3はその概略断面図で
ある。図3の断面構造図に示すように、N形半導体基板
1上に、N形半導体層24、P形半導体層23、N形半
導体層22、P形半導体層21a,21bの各層が形成
されている。
【0010】P形半導体層21aはスイッチ素子のアノ
ード層を構成し、P形半導体層21bは発光素子のアノ
ード層を構成している。スイッチ素子のアノード層21
a上にはアノード電極2aが、発光素子のアノード層2
1b上にはアノード電極2bがそれぞれ設けられてい
る。また、半導体層22上には、スイッチ素子のゲート
電極4が設けられている。図示しないが、半導体層1の
裏面にはカソード電極が設けられ、接地されている。
【0011】スイッチ素子のゲート電極4は、負荷抵抗
L を経て電源電圧VGKラインに接続され、ゲート電極
間はダイオードDにより接続され、スイッチ素子のアノ
ード電極2aは、交互に転送クロックφ1 ,φ2 ライン
に接続され、発光素子のアノード電極2bは書き込み信
号Sinラインに接続されている。
【0012】図4,図5に、タイプBの発光装置の構造
を示す。図4は、発光装置のスイッチ素子と発光素子と
を示す概略平面図、図5はその概略断面図である。図5
の断面構造図に示すように、N形半導体基板1上に、N
形半導体層24a,24b、P形半導体層23a,23
b、N形半導体層22a,22b、P形半導体層21
a,21bがそれぞれ積層され、2つの島に形成されて
いる。一方の島はスイッチ素子を、他方の島は発光素子
を構成する。
【0013】スイッチ素子のアノード層であるP形半導
体層21a上にはアノード電極2aが設けられ、アノー
ド電極2aは、交互に転送クロックφ1 ,φ2 ラインに
接続されている。転送クロックφ1 ,φ2 ラインを間に
挟むようにして、スイッチ素子の半導体層22a上に2
個のゲート電極4a1 ,4a2 を設ける。これらゲート
電極4a1 と4a2 とは、下側のN形半導体層22aを
介して電気的に接続されている。
【0014】スイッチ素子のゲート電極4a1 は、負荷
抵抗RL を経て電源電圧VGKラインに接続されている。
スイッチ素子のゲート電極4a2 と発光素子のゲート電
極4bとは、配線6により相互に接続される。そして、
発光素子のアノード電極2bは、書き込み信号Sinライ
ンに接続されている。図示しないが、半導体層1の裏面
にはカソード電極が設けられ、接地されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図2,図3に示したタ
イプAの構造の発光装置では、スイッチ素子がオンした
とき、アノード電極からカソード電極に向かって電流が
流れるが、図3の点線矢印で示すように、発光素子側に
も電流が拡がって流れる。その結果、発光素子は擬似オ
ン状態になる。この状態では、発光素子のN形半導体層
22は零電位に引っぱられる。この擬似オン状態で書き
込み信号Sin(1V)が到来すると、発光素子は、ダイ
オードのように動作する。すなわち、図6(a)に示す
ように、ターンオンすると発光素子のP形半導体層21
(アノード層)は、0Vから1Vに立上って保持され、
ターンオフすると0Vに戻る。
【0016】一方、タイプBの発光装置では、スイッチ
素子と発光素子とは、2つの島に分離されているので、
スイッチ素子がオンしても擬似オン状態になることはな
い。したがって、 書き込み信号Sinが到来し、発光素子
がターンオンするとき、半導体層中にはキャリアが無い
からある程度電流が流れないとターンオンしない。この
ため図6に示すように、タイプBの発光装置では、タイ
プAの発光装置に比べてターンオン時間が大きくなる。
すなわち、タイプBの発光装置はタイプBの発光装置に
比べて動作速度が遅くなる。
【0017】本発明の目的は、タイプBの発光装置であ
っても、タイプAの発光装置と同様の動作速度を実現す
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1導電形半
導体基板上に、第1導電形半導体層を介して/介さず
に、第2導電形半導体層(第3層),第1導電形半導体
層(第2層),第2導電形半導体層(第1層)がこの順
に積層されてなるサイリスタ素子であって、転送動作の
ためのしきい電圧またはしきい電流の制御電極を第1導
電形半導体層(第2層)上に有するスイッチ素子を複数
個配列し、各スイッチ素子の前記制御電極をその近傍に
位置する少なくとも1つのスイッチ素子の制御電極に、
接続用抵抗または電気的に一方向性を有する電気素子を
介して接続するとともに、各スイッチ素子に電源ライン
を負荷抵抗を介して前記制御電極に接続し、かつ各スイ
ッチ素子の第2導電形半導体層(第1層)上の電源電極
にクロックラインを接続して形成したスイッチ素子アレ
イと、前記第1導電形半導体基板上に、第1導電形半導
体層を介して/介さずに、第2導電形半導体層(第3
層),第1導電形半導体層(第2層),第2導電形半導
体層(第1層)がこの順に積層され、かつ前記積層され
た半導体層内部で生ずる光が外部に取り出されるように
構成されているサイリスタ素子であって、しきい電圧ま
たはしきい電流の制御電極を第1導電形半導体層(第2
層)上に有する発光素子を複数個配列した発光素子アレ
イとを備え、前記発光素子アレイの各制御電極を対応す
る前記スイッチ素子の制御電極と配線により接続し、各
発光素子の第2導電形半導体層(第1層)上の信号電極
に発光のための電流を印加するラインを接続した自己走
査型発光装置において、前記スイッチ素子の第2導電形
半導体層(第3層)上に接続電極を設け、前記発光素子
の第2導電形半導体層(第3層)上に接続電極を設け、
前記発光素子の接続電極を対応する前記スイッチ素子の
接続電極と配線により接続した、ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に示す実施例では、N形半導
体基板に、N形半導体層,P形半導体層,N形半導体
層,P形半導体層の順で積層された構造を例に説明する
が、本発明は、P形半導体基板に、P形半導体層、N形
半導体層、P形半導体層、N形半導体層の順で積層され
た構造を用い、電圧の極性を逆にすることにより適用で
きる。
【0020】また、以下の実施例では、半導体基板上
に、この半導体基板と同一導電形の半導体層を積層して
あるが、これは半導体基板表面に直接PN(あるいはN
P)接合を形成すると、その形成した半導体層の結晶性
の悪さから、デバイスとしての特性が劣化する傾向があ
るためである。つまり、基板表面に結晶層をエピタキシ
ャル成長される場合、基板表面近傍層の結晶性が、結晶
層がある一定以上に成長した後の結晶性に比べて、悪く
なっており、このため、一旦半導体基板と同一の半導体
層を形成してから、PN(あるいはNP)接合を形成す
ると、上述した問題は解決できるからである。
【0021】
【実施例1】本発明の第1実施例の自己走査型発光装置
を、図7,図8を参照して説明する。
【0022】図7は、タイプBの発光装置の概略平面
図、図8はその概略断面図である。図8の断面構造図に
示すように、N形半導体基板1上に、N形半導体層24
a,24b、P形半導体層23a,23b、N形半導体
層22a,22b、P形半導体層21a,21bがそれ
ぞれ積層され、2つの島に形成されている。一方の島は
スイッチ素子を、他方の島は発光素子を構成する。それ
ぞれの島は、メサ構造をしており、3回のメサ・エッチ
ングを行うことにより、図示のような構造を作製する。
【0023】スイッチ素子のP形半導体層21a上には
アノード電極2aが設けられ、アノード電極2aは、交
互に転送クロックφ1 ,φ2 ラインに接続されている。
転送クロックφ1 ,φ2 ラインを間に挟むようにして、
スイッチ素子の半導体層22a上に2個のゲート電極4
1 ,4a2 を設ける。これらゲート電極4a1 と4a
2 とは、下側のN形半導体層22aを介して電気的に接
続されている。
【0024】スイッチ素子のゲート電極4a1 は、負荷
抵抗RL を経て電源電圧VGKラインに接続されている。
また、スイッチ素子のP形半導体層23a上には、電極
8aが設けられている。
【0025】一方、発光素子のP形半導体層21a上に
はアノード電極2bが設けられ、アノード電極2bは、
書き込み信号Sinラインに接続されている。また、N形
半導体層22b上にはゲート電極4bが設けられ、P形
半導体層23b上には電極8bが設けられている。
【0026】スイッチ素子のゲート電極4a2 と発光素
子のゲート電極4bとは、配線6により相互に接続さ
れ、スイッチ素子の電極8aと発光素子の電極8bと
は、配線10により相互に接続される。
【0027】図示しないが、半導体層1の裏面にはカソ
ード電極が設けられ、接地されている。
【0028】本実施例によれば、スイッチ素子のP形半
導体層23aと発光素子のP形半導体層23bとは、配
線10により互いに接続されているので、タイプAの発
光装置と同様の構造となるので、タイプA相当の高速化
が図れる。
【0029】ここで、タイプAの発光装置とタイプBの
発光装置とを比べた場合、タイプBのものはスイッチ素
子と発光素子がそれぞれの島に分離されており、構造設
計に自由度があるので、実際の製品としては、タイプB
のものが作りやすいという利点がある。
【0030】
【実施例2】本実施例は、本発明を適用できる、複数の
発光素子を同時に発光できるようにした自己走査型発光
装置である。この自己走査型発光装置の等価回路図を図
9に、その概略平面図を図10に示す。
【0031】図1の回路と異なるのは、発光素子を3つ
ずつのブロックとし、1ブロック内の発光素子は1つの
スイッチ素子によって制御し、かつ1ブロック内の発光
素子にそれぞれ別々の書き込み信号ラインSin1,Sin
2,Sin3を接続して、発光素子の発光を制御した点で
ある。図中、発光素子L1 (−1),L2 (−1),L
3 (−1)、発光素子L1 (0),L2 (0),L
3 (0)、発光素子L1 (−1),L2 (−1),L3
(−1)等が、ブロック化された発光素子を示してい
る。
【0032】図10は、図7と基本的には同じであり、
1つの島に発光素子が3個設けられている点のみ異な
る。P形半導体層21a(1),21a(2),21a
(3)上には、アノード電極2b(1),2b(2),
2b(3)がそれぞれ設けられ、これらアノード電極に
は、書き込み信号ラインSin1,Sin2,Sin3
にそれぞれ接続されている。
【0033】動作は図1の回路と同じで、1素子ずつS
inによって発光が書き込まれていたものが、同時に複数
書き込まれ発光し、それがブロックごとに転送するよう
になったものである。
【0034】いま、LEDプリンタ等の一般的に知られ
る光プリンタ用の光源として、この発光装置を用いるこ
とを考えると、A4の短辺(約21cm)相当のプリン
トを16ドット/mmの解像度で印字するためには約3
400ビットの発光素子が必要になる。
【0035】図1で説明した自己走査型発光装置では、
発光しているポイントは常に一つで、この発光の強度を
変化させて画像を書き込むことになる。これを用いて光
プリンタを形成すると、通常使用されている光プリンタ
用LEDアレイ(これは画像を書き込むポイントに位置
するLEDが、同時に発光するよう駆動ICによって制
御されている)に比べ、画像書き込み時に3400倍の
輝度が必要となり、発光効率が同じならば3400倍の
電流を流す必要がある。ただし発光時間は、逆に通常の
LEDアレイに比べ1/3400となる。
【0036】しかし発光素子は、一般的に電流が増える
と加速度的に寿命が短くなる傾向があり、いくらデュー
ティが1/3400とはいえ従来のLEDプリンタに比
べ、寿命が短くなってしまうという問題点を持ってい
た。
【0037】しかしながら本実施例によると、ビット総
数が同じ条件で比較すると、この例では1ブロックに3
素子が入っているため、図1の発光装置に比べて1素子
の発光時間は3倍となる。したがって、オン状態の発光
素子に流す電流は1/3でよく、図1の発光装置に比べ
長寿命化することが可能である。
【0038】本実施例では、1ブロックに3素子が含ま
れる場合を例示したが、この素子数が大きいほうが書き
込み電流が小さくて済み、さらに長寿命化をはかること
ができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
対をなす1つのスイッチ素子と1つの発光素子とを基板
上に別個の島に作製するタイプの自己走査型発光装置で
あっても、1対をなす1つのスイッチ素子と1つの発光
素子とを基板上に1つの島に作製するタイプの自己走査
型発光装置と同様の動作速度を実現することが可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自己走査型発光装置の等価回路図であ
る。
【図2】タイプAの自己走査型発光装置を説明するため
の概略平面図である。
【図3】図2の自己走査型発光装置の概略断面図であ
る。
【図4】タイプBの自己走査型発光装置を説明するため
の概略平面図である。
【図5】図5の自己走査型発光装置の概略断面図であ
る。
【図6】タイプAの自己走査型発光装置とタイプBの自
己走査型発光装置のターンオン時間を説明するための図
である。
【図7】本発明の実施例1の自己走査型発光装置の概略
平面図である。
【図8】本発明の実施例1の自己走査型発光装置の概略
断面図である。
【図9】本発明の実施例2の自己走査型発光装置の等価
回路図である。
【図10】本発明の実施例2の自己走査型発光装置の概
略平面図である。
【符号の説明】
1 N形半導体基板 2 アノード電極 4 ゲート電極 6,10 配線 8 電極 21,23 P形半導体層 22,24 N形半導体層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電形半導体基板上に、第1導電形半
    導体層を介して/介さずに、第2導電形半導体層(第3
    層),第1導電形半導体層(第2層),第2導電形半導
    体層(第1層)がこの順に積層されてなるサイリスタ素
    子であって、転送動作のためのしきい電圧またはしきい
    電流の制御電極を第1導電形半導体層(第2層)上に有
    するスイッチ素子を複数個配列し、各スイッチ素子の前
    記制御電極をその近傍に位置する少なくとも1つのスイ
    ッチ素子の制御電極に、接続用抵抗または電気的に一方
    向性を有する電気素子を介して接続するとともに、各ス
    イッチ素子に電源ラインを負荷抵抗を介して前記制御電
    極に接続し、かつ各スイッチ素子の第2導電形半導体層
    (第1層)上の電源電極にクロックラインを接続して形
    成したスイッチ素子アレイと、 前記第1導電形半導体基板上に、第1導電形半導体層を
    介して/介さずに、第2導電形半導体層(第3層),第
    1導電形半導体層(第2層),第2導電形半導体層(第
    1層)がこの順に積層され、かつ前記積層された半導体
    層内部で生ずる光が外部に取り出されるように構成され
    ているサイリスタ素子であって、しきい電圧またはしき
    い電流の制御電極を第1導電形半導体層(第2層)上に
    有する発光素子を複数個配列した発光素子アレイとを備
    え、 前記発光素子アレイの各制御電極を対応する前記スイッ
    チ素子の制御電極と配線により接続し、各発光素子の第
    2導電形半導体層(第1層)上の信号電極に発光のため
    の電流を印加するラインを接続した自己走査型発光装置
    において、 前記スイッチ素子の第2導電形半導体層(第3層)上に
    接続電極を設け、 前記発光素子の第2導電形半導体層(第3層)上に接続
    電極を設け、 前記発光素子の接続電極を対応する前記スイッチ素子の
    接続電極と配線により接続した、ことを特徴とする自己
    走査型発光装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自己走査型発光装置におい
    て、 前記スイッチ素子の前記制御電極は、2個の独立した制
    御電極に分割され、前記2個の独立した制御電極の一方
    が、対応する発光素子の制御電極に前記配線により接続
    されている自己走査型発光装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の自己走査型発光装
    置において、 前記1個の発光素子に対し、対応するスイッチ素子の数
    は複数個であり、これら複数個のスイッチ素子のそれぞ
    れに別個の電流印加ラインを設け、これら複数個のスイ
    ッチ素子を同時に発光させるようにした、自己走査型発
    光装置。
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Cited By (5)

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