JP2518701Y2 - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JP2518701Y2
JP2518701Y2 JP1989041459U JP4145989U JP2518701Y2 JP 2518701 Y2 JP2518701 Y2 JP 2518701Y2 JP 1989041459 U JP1989041459 U JP 1989041459U JP 4145989 U JP4145989 U JP 4145989U JP 2518701 Y2 JP2518701 Y2 JP 2518701Y2
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thermal head
conductor
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flexible cable
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武 豊澤
昌治 中山
俊文 町田
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Graphtec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、記録紙上に熱的に記録を行うサーマルヘッ
ドに関する。
〔従来の技術〕
従来から、極めて広範な領域で使用されているサーマ
ルヘッドとして、第4図に示すサーマルヘッドがある。
このサーマルヘッドは、いわゆる交互リード方式と呼ば
れるもので、高密度記録が可能なことが知られている。
すなわち、この方式のサーマルヘッドは、1個の抵抗ス
トリップからなる発熱体列21を横切る互いに反対方向か
らのリード線22、23を交互に配置している。そして、こ
のリード線の一方は、記録データの印字のための駆動回
路(D,R,SRなど)に接続し、もう一方のリード線23側
は、A相コモンライン25とB相コモンライン26とに交互
に接続されている。A相コモンライン25またはB相コモ
ンライン26には、スイッチ31の接続切り換えにより、所
定時間間隔で発熱体列21を発熱させてドット記録を行う
ための電力が供給される。今、駆動回路のシフトレジス
タSRにライン12から記録データが供給され、ラッチ回路
R、ドライバ回路Dを経て、リード線22がそのストロー
ブ信号(ライン14)により所定時間オンし、さらに、A
相コモンライン25に電力が供給されているとすると、リ
ード線22とリード線23とではさまれた領域の発熱体27が
発熱し、その領域に対応する記録紙上にドット記録を行
うことができる。
このように、このサーマルヘッドは、リード線の実装
密度を上げることにより高密度記録が可能である。
なお、図中、24は逆流防止ダイオード、32は電源であ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、この種サーマルヘッドでは、数百〜数千の
発熱体ドットを形成し、かつ、これらのドットを極めて
高密度に実装する必要がある。そのため、これらの個々
の要素についても極めて小さくかつ精密に製作する必要
がある。例えば、第4図に示すコモンライン25、26につ
いては、1枚のフレキシブルケーブルを用いていた。こ
のフレキシブルケーブルを対応するリード線群23に圧接
し電気的接続を行っていた。
しかしながら、このような方式においては、サーマル
ヘッド基板上に形成されたリード線群すなわちサーマル
ヘッド基板の熱膨張率とこのフレキシブルケーブルの熱
膨張率をほぼ同一にする必要があるが、困難であった。
さらに、このフレキシブルケーブルにおいては、その
内部に形成された導体が極めて細い導体であるので、そ
の導体の抵抗率が高くなるという欠点があった。このフ
レキシブルケーブルの導体抵抗が高くなると、第4図に
示すようなサーマルヘッドにおいては、電源32から遠く
なればなるほど電圧降下が著しくなり、終端部の発熱体
ドットによる記録が薄くなってしまうという欠点があっ
た。このような電圧降下の弊害については、第4図に示
すように、いくつかの発熱体ドット群毎にグループ化
(DG1,DG2,DG3など)して、そのグループ毎に時分割し
て駆動する方法があったが、このような方法では、フレ
キシブルケーブルそれ自身の導体の電圧降下については
補償することができず、また、分割数が多くなるとその
分記録時間が長くなる欠点があった。
この考案は、これらの点に鑑みて成されたもので、特
にフレキシブルケーブルの伸縮およびその導体の抵抗の
増加を補償することができる方法を提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、この考案においては、 電力を供給するコモンラインがその内部に形成された
フレキシブルケーブルを複数設け、かつ、これらのフレ
キシブルケーブルの各導体を大容量の導体で結合したも
のである。
〔作用〕 フレキシブルケーブルを複数に分割して設けることに
より、このフレキシブルケーブルとサーマルヘッドとの
間に膨張率等の差が存在したとしても、その差を相対的
に低減させることができる。また、これらのフレキシブ
ルケーブルの内部の導体を接続するものとして、大容量
の導体を利用しているので、その分電圧降下を防止する
ことができる。
〔実施例〕
第1図は、本考案の1実施例を示す構成説明図で、本
考案に関わる要部のみを示している。
図において、41は第1のフレキシブルケーブル、42は
第2のフレキシブルケーブル、41A,41Bはそれぞれ第1
のフレキシブルケーブル41のA相,B相内部導体、42A,42
Bはそれぞれ第2のフレキシブルケーブル42のA相,B相
内部導体、51A,51Bはそれぞれ第1,第2のA相,B相大容
量導体であり、その他の符号は第4図と同等である。フ
レキシブルケーブルは、いくつかのリード線群23枚に複
数設けられ、それぞれのリード線群と圧接されている。
これらのフレキシブルケーブル41、42の内部導体41A,41
B,42Aおよび42Bは、大容量導体51A,51Bにより接続され
ている。
第2図および第3図は、本考案のそれぞれ他の実施例
に関わるもので、フレキシブルケーブルの内部導体群と
電力を供給する大容量導体との接続形式を異ならせたも
のである。
第2図の実施例に関わるものは、電力を供給するため
の大容量導体5と電源31を3個設け、それぞれの大容量
導体5がサーマルヘッド6の一端に圧接結合されている
複数のフレキシブルケーブル群41〜45に対し、それぞれ
1〜2個を駆動する。これらの大容量導体群5から分岐
されてそれぞれのフレキシブルケーブル41〜45の内部導
体に接続する分岐導体51〜55は、それぞれのフレキシブ
ルケーブルにおける内部導体のほぼ中央部(すなわち、
それぞれのフレキシブルケーブルが担うリード線群をほ
ぼ同数に分割する地点)に接続するよう構成されてい
る。電源を3個有し、それぞれの電源が1〜2個のフレ
キシブルケーブルの内部導体に結合しているので、第1
図装置に比較して十分余裕のある電源構成とすることが
できる。
第3図の実施例は、電力を供給する大容量導体5がサ
ーマルヘッド6のほぼ中央にあるフレキシブルケーブル
43の内部導体に接続し、このフレキシブルケーブル43に
隣接する他のフレキシブルケーブル群41,42,44,45に順
次接続させたものである。このように接続した場合に
は、従来に示す方法に比較してその電圧降下をほぼ半分
にすることが可能である。
〔考案の効果〕
以上、説明したように、本考案によれば、サーマルヘ
ッドの各発熱体ドット群に電力を供給するコモンライン
に関して複数のフレキシブルケーブルを用い、かつ、こ
れらのフレキシブルケーブルを大容量導体により接続す
るよう構成したので、サーマルヘッド基板またはフレキ
シブルケーブルの膨張率との違いによる弊害を効果的に
補償することができ、また、これらコモンラインによる
電圧降下を低減することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第3図は、それぞれ本考案に関わるサーマルヘ
ッドの実施例を示す説明図、第4図は、従来の一般的な
サーマルヘッドの1例を示す構成説明図である。 41〜45……フレキシブルケーブル 5、51〜55……大容量導体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に発熱体列が形成され、この発熱体
    列に対し両側から交互にリード線が接続され、一方側の
    リード線には駆動回路が接続され、他方側のリード線に
    は上記発熱体を発熱させるための電力を供給するコモン
    ラインが接続されたサーマルヘッドにおいて、 上記コモンラインは、複数のフレキシブルケーブルの内
    部導体として形成され、対応するサーマルヘッドの上記
    他方側のリード線に結合されており、かつ、上記複数の
    フレキシブルケーブルの内部導体が相互に大容量導体に
    より接続されるとともに上記大容量導体に電源が接続さ
    れてなるサーマルヘッド。
JP1989041459U 1989-04-07 1989-04-07 サーマルヘッド Expired - Fee Related JP2518701Y2 (ja)

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JPS59176068A (ja) * 1983-03-25 1984-10-05 Fujitsu Ltd サ−マルヘツド
JPS61168944U (ja) * 1985-04-08 1986-10-20
JP2523729Y2 (ja) * 1989-01-10 1997-01-29 ローム株式会社 プリントヘッド基板の配線構造

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