JPH0985886A - 鋼板パネル製造における圧着方法及び圧着装置 - Google Patents

鋼板パネル製造における圧着方法及び圧着装置

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JPH0985886A
JPH0985886A JP7281098A JP28109895A JPH0985886A JP H0985886 A JPH0985886 A JP H0985886A JP 7281098 A JP7281098 A JP 7281098A JP 28109895 A JP28109895 A JP 28109895A JP H0985886 A JPH0985886 A JP H0985886A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鋼板と補強ボードとの未圧着域を小さくするこ
と。 【解決手段】裏面周縁に立上げ部2bを有する鋼板2の
裏面に、立上げ部2bの高さ寸法より小さい厚みの補強
ボード3を接着剤4で接合し、接着剤4の硬化前に、鋼
板2と補強ボード3を上下の成形ロール11,9で圧着
する鋼板パネル製造における圧着方法において、補強ボ
ード3に接する補強ボード側成形ロール11をバツクア
ツプロール12で支持すると共に、補強ボード側成形ロ
ール11の外径D3寸法をバツクアツプロール12の外
径D4寸法より小さくすることにより、鋼板2と補強ボ
ード3との圧着を立上げ部2bの近傍まで行うことこと
により、未圧着域Cを小さくすることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板に補強ボード
を接着して鋼板パネルを製造する際に用いる、鋼板と補
強ボードとの圧着方法及び圧着装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板パネル1は、ユニツトバスルームの
壁及び天井等を構築するときに用いられるものであつ
て、図7に示す如く、裏面周縁に立上げ部2b,2b,
2c,2cを有する鋼板2の裏面2aに、立上げ部2
b,2cの高さ寸法Hより小さい厚みTの補強ボード3
を接着剤4で接合したものである。鋼板2は、基材鋼板
の両面に溶融亜鉛メツキを施し、表面を塩化ビニール樹
脂層で被覆したものが用いられる。補強ボード3は、石
膏ボード等が用いられる。
【0003】この鋼板パネル1の製造工程には、接着剤
4が硬化する前に、接合した鋼板2と補強ボード3を圧
着して両者の接合を確実にする圧着工程がある。従来の
圧着工程は、図5及び図6に示す如く、搬送コンベア
5,6の間に圧着装置7を配設した設備を用い、前後方
向に沿って搬送されて来る鋼板パネル1を圧着装置7に
備えた上下の成形ロール8,9で圧着して行う。上方の
成形ロール8は、搬送されて来る鋼板パネル1の立上げ
部2b,2bを押し潰さないように、昇降するようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、成形ロール
8,9は、圧着しているときのロールに撓み変形が生じ
ないように、外径D1,D2が200〜300mm程度
の大径のものを用い、ロール幅方向全域で均一加圧でき
るようにしてある。しかし、補強ボード3に接する補強
ボード側成形ロール8が大径のときには、図6に示す如
く、鋼板パネル1の前後の立上げ部2bに成形ロール8
を接近させても、成形ロール8の圧接個所Aから立上げ
部2bまでの距離Bが大きくなるため、補強ボード3の
前後端寄りに大面積の未圧着域Bが形成される。そのた
め、従来の圧着工程で得た鋼板パネル1は、この大面積
の未圧着域Bから鋼板2と補強ボード3とが剥離し、剥
離が伝播することによりパネル強度を極端に低下させる
ことがあつた。
【0005】そこで、本発明のうち請求項1の発明は、
未圧着域を小さくすることができる鋼板パネル製造にお
ける補強ボードの圧着方法の提供を目的とする。また、
請求項2の発明は、未圧着域を小さくすることができる
鋼板パネルの圧着装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、裏面周縁に立上げ部を有する鋼板の裏面に、該
立上げ部の高さ寸法より小さい厚みの補強ボードを接着
剤で接合し、接着剤の硬化前に、鋼板と補強ボードを上
下の成形ロールで圧着する鋼板パネル製造における圧着
方法において、前記補強ボードに接する補強ボード側成
形ロールをバツクアツプロールで支持すると共に、補強
ボード側成形ロールの外径寸法をバツクアツプロールの
外径寸法より小さくすることにより、鋼板と補強ボード
との圧着を前記立上げ部の近傍まで行うことを特徴とす
る鋼板パネル製造における圧着方法である。
【0007】請求項2記載の本発明の要旨は、鋼板パネ
ル搬送通路の下方に鋼板側成形ロールを配設すると共
に、鋼板パネル搬送通路の上方に補強ボード側成形ロー
ルを配設して両成形ロールを離接自在とした鋼板パネル
の圧着装置において、補強ボード側成形ロールの上方
に、補強ボード側成形ロールを支持するバツクアツプロ
ールが配設され、補強ボード側成形ロールの外径寸法を
バツクアツプロールの外径寸法より小さくしたことを特
徴とする鋼板パネルの圧着装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る鋼板パネル製
造における圧着方法及び圧着装置を図1乃至図4に示す
実施の形態に基づいて説明する。図1は圧着装置の中間
省略した右側面図、図2は圧着装置の中間省略した正面
図、図3及び図4は主要部を拡大した右側面図である。
本発明における改良点は、図3及び図4に示す如く、鋼
板パネル1の補強ボード3に接する補強ボード側成形ロ
ール11を上方のバツクアツプロール12で支持すると
共に、補強ボード側成形ロール11の外径寸法D3(例
えば、D3=20〜30mm)をバツクアツプロール1
2の外径寸法D4(例えば、D4=200〜300m
m)より小さくすることにより、鋼板2と補強ボード3
との圧着を立上げ部2bの近傍まで行うようにし、未圧
着域Cを小さくしたことである。バツクアツプロール1
2は、補強ボード3を圧接するときに、反力を受ける補
強ボード側成形ロール11が撓まないように、補強ボー
ド側成形ロール11の外周面に接してバツクアツプする
ためのものである。
【0009】圧着装置10は、図1及び図2に示す如
く、鋼板パネル搬送通路Rを形成する搬送コンベア5,
6と、搬送コンベア5,6の間における搬送通路Rの下
方に配設した鋼板側成形ロール9と、鋼板パネル搬送通
路Rの上方に配設した補強ボード側成形ロール11と、
補強ボード側成形ロール11を支持すると共に補強ボー
ド側成形ロール11と一体に昇降するバツクアツプロー
ル12と、補強ボード側成形ロール11及びバツクアツ
プロール12を昇降させる昇降装置13とを備えてい
る。昇降装置13は、左右の固定フレーム14,14に
昇降自在に案内させたスライダー15,15と、スライ
ダー15,15を昇降させるエアーシリンダ等からなる
昇降具16,16とを備えている。前記鋼板側成形ロー
ル9は、搬送コンベア5,6と同期して回転駆動するよ
うにしてある。
【0010】該昇降装置13は、スライダー15,15
にバツクアツプロール12を回転自在に軸支すると共
に、スライダー15,15にブラケツト17,17を介
して補強ボード側成形ロール11を回転自在に軸支して
ある。ブラケツト17は、下半外周面17a(図2参
照)を補強ボード側成形ロール11より小径に形成して
補強ボード3に接触しないようにしてあると共に、厚み
Gを薄くすることにより、左右両側の未圧着域E,Eを
小さくしてある。補強ボード側成形ロール11は、ブラ
ケツト16の厚みGを薄くするために、その両端内部に
軸受け部18,18を形成してある。昇降装置13は、
通常は上昇操作して補強ボード側成形ロール11を上方
で待機させ、補強ボード側成形ロール11の下方を鋼板
パネル1が通過できるようにしてある。
【0011】圧着装置10は、昇降装置13を上昇待機
させた状態下で搬送されて来る鋼板パネル1の前側の立
上げ部2bが圧着始端位置J(図3参照)に到達したこ
とを検知器(図示省略)で検知して搬送を停止させ、次
に昇降装置13を降下操作して補強ボード側成形ロール
11を補強ボード3に圧接させ、続けて搬送コンベア
5,6及び鋼板側成形ロール9を駆動させながら補強ボ
ード3と鋼板2とを圧着させると共に、鋼板パネル1の
後側の立上げ部2bが圧着終端位置K(図4参照)に到
達したことを検知器(図示省略)で検知して搬送を停止
させ、最後に昇降装置13を上昇操作した後に搬送コン
ベア5,6及び鋼板側成形ロール9を駆動させて鋼板パ
ネル1を搬出するように制御するシーケンス回路を備え
ている。ここで、圧着始端位置J(図3参照)とは、降
下した補強ボード側成形ロール11が鋼板パネル1の前
側の立上げ部2bに可能な限り接近した位置を言う。更
に、圧着終端位置K(図4参照)とは、降下した補強ボ
ード側成形ロール11が鋼板パネル1の後側の立上げ部
2bに可能な限り接近した位置を言う。
【0012】なお、前記圧着装置10のシーケンス回路
は、降下操作した補強ボード側成形ロール11で補強ボ
ード3と鋼板2とを圧着させた状態下で、圧着始端位置
Jと圧着終端位置Kとの間で鋼板パネル1を往復移動さ
せるように回路構成して、圧着操作回数を増やして圧着
を確実なものとすることもある。更に、圧着装置10
は、補強ボード側成形ロール11及びバツクアツプロー
ル12を昇降させる構造以外に、図示は省略したが、補
強ボード側成形ロール11及びバツクアツプロール12
を昇降させることなく、鋼板側成形ロール9及び搬送コ
ンベア5,6を昇降させて、圧着始端位置Jと圧着終端
位置Kとの間で、補強ボード側成形ロール11と上昇し
た鋼板側成形ロール9とで補強ボード3と鋼板2とを圧
着させるように構成することも可能である。
【0013】前記圧着装置10を用いて行う鋼板パネル
製造における圧着方法は、曲げ剛性の大きなバツクアツ
プロール12で支持した補強ボード側成形ロール11の
外径寸法D3を小径とすることができるため、鋼板2と
補強ボード3との圧着を立上げ部2bの近傍まで行うこ
とが可能となり、未圧着域Cの面積を従来の未圧着域B
(図6参照)に比べ1/10乃至1/15とすることが
できる。その結果、圧着装置10を用いて圧着した鋼板
パネル1は、未圧着域C,Cが小面積であるため、鋼板
2と補強ボード3とが未圧着域Cから剥離することがな
くなり、強度的に優れたものとなる。
【0014】
【発明の効果】以上、詳述の如く、本発明に係る鋼板パ
ネル製造における圧着方法及び圧着装置は、鋼板と補強
ボードとの未圧着域を小さくすることができるため、強
度的に優れた鋼板パネルが得られる優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼板パネル製造における圧着方法
及び圧着装置の実施の形態を示すものであつて、圧着装
置の中間省略した右側面図である。
【図2】同圧着装置の中間省略した正面図である。
【図3】同圧着装置の主要部を拡大した右側面図であ
る。
【図4】同圧着装置の主要部を拡大した右側面図であ
る。
【図5】従来の圧着装置の中間省略した右側面図であ
る。
【図6】従来の圧着装置の主要部を拡大した右側面図で
ある。
【図7】鋼板パネルを示すものであつて、(A)は中間
省略した裏面図、(B)は(A)のイ−イ線における拡
大断面図、(C)は(A)のロ−ロ線における拡大断面
図である。
【符号の説明】
1…鋼板パネル 2…鋼板 2a…裏面 2b…立上げ部 3…補強ボード 4…接着剤 10…圧着装置 11…補強ボード側成形ロール 12…バツクアツプロール R…鋼板パネル搬送通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面周縁に立上げ部を有する鋼板の裏面
    に、該立上げ部の高さ寸法より小さい厚みの補強ボード
    を接着剤で接合し、接着剤の硬化前に、鋼板と補強ボー
    ドを上下の成形ロールで圧着する鋼板パネル製造におけ
    る圧着方法において、前記補強ボードに接する補強ボー
    ド側成形ロールをバツクアツプロールで支持すると共
    に、補強ボード側成形ロールの外径寸法をバツクアツプ
    ロールの外径寸法より小さくすることにより、鋼板と補
    強ボードとの圧着を前記立上げ部の近傍まで行うことを
    特徴とする鋼板パネル製造における圧着方法。
  2. 【請求項2】 鋼板パネル搬送通路の下方に鋼板側成形
    ロールを配設すると共に、鋼板パネル搬送通路の上方に
    補強ボード側成形ロールを配設して両成形ロールを離接
    自在とした鋼板パネルの圧着装置において、補強ボード
    側成形ロールの上方に、補強ボード側成形ロールを支持
    するバツクアツプロールが配設され、補強ボード側成形
    ロールの外径寸法をバツクアツプロールの外径寸法より
    小さくしたことを特徴とする鋼板パネルの圧着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112078221A (zh) * 2020-09-11 2020-12-15 金巧蒙 一种强化复合地板制造方法

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